「そうそう、そこに押し込むんだ……手術のときにはこの姉ちゃんに入れられるんだぞ」
「練習だね」
 ゴロゴロと下腹部が鳴る中で股を大きく開かされて、弛緩剤を塗り込んだカテーテルを尿道に押し込まれている。
「そ……そんな事を……してはぁ❤……」
 触れた場所から弛緩して、尿意どころか何処に押し当てられているのか感覚がなくなって行く。
「小夜先生、気持ち良いの?」
「え……」
「はっきり教えてやれよ大治小夜さんよぉ……好きなんだろ虐められるのが?」
 見透かされているわけじゃ無い、そう思い込まされようとしている。単なる意識誘導だ。
「はぁ❤」
 でも、浣腸されて必死に下半身を引き締めている最中に肉が引き攣る感覚が身体の奥へ鈍痛を伝えている。
「気持ち良さそうな顔してるじゃないかよ」
「本当だ」
 何を否定しても、顔に出ているというのは……