バサッ
「「おおおおお……」」
 ゴーミンによって、わざとらしく立たされると、小夜を囲む男達に胸に輝くピアスを見せつける。
「綺麗な肌に青いピアスが映えるぜ」
「ああ、この女が雌である証しなんだなぁ」
 勝手な事を口にしているはずの男達の言葉は、それ程現実から遠くない事を言い当てていてもしかしたら最初からグルなんじゃないかという不安を思い浮かばせる、小夜の心を蝕む為だけに仕掛けられているのではないかという不安がある。
「ん❤」
 そして、それは露出症としての小夜を作り上げる役に立っているのは、実のところ本当の様なのだった。