「また今度ね、その時にちゃんと話をするから!」
 小夜から離れた日下くんは清々しい顔をして踵を返して手を振りながら走り去って行く。
「あ、またね……」
 最後はあっという間の出来事だった、まだまだ辛い下腹部がゴロゴロと音を立て始めているが彼の話も気になっていたのに、懐かしさを覚える暇のないほどの時間。
「男がいたとはな、知らなかったぜ。変態小夜」
 彼を見送る小夜の背後から、運転手が植え込みから現れる。
「そんなじゃ無いわ」
「そうか、牝の顔をしてたじゃねえか?」
 牝の顔なんて、それは全てお尻の穴を虐められているからだ。
「違います……」
「それはそうか、こんな淫乱な体じゃ普通の男とは付き合えないからな?」
 そう言われても仕方がない、懐かしい日下くんと顔を合わせているのに浣腸されてお尻の穴を嬲られて、何度も何度も連続で逝き狂ったのだから。
 ツツッーー
「あ❤」
 そう考えただけで、身体が反応してしまっていた。