レストランフロアの端、大きな間仕切り版の陰に入ったところで……
「良くいらした、名医大治小夜先生」
 このレストランのシェフらしい人物が、小夜を待ち受けていた。
「は、……初めまして、ですわね?」
 ピアスの振動はとろ火で小夜の快感を舐める様なレベルに下げられている、それでも身体は時折軽く絶頂かされてガクガクと震える。
「はい、あなたのファンです」
 シェフの手には小夜のピアスをコントロールする為のリモコンが握られてた。
「では、始めましょう……良く私のレストランへお越しくださいました!」
 ようやく、ピアスの振動が止められた。