するり……
「あ、あああ……」
 ピアスの振動が全身を大きく揺さぶる最中に、背後からスカートが捲られる。
「お料理の途中ですよ」
 まるで、新しい食材を手に入れて、我慢しきれないようにシェフの声は上ずっている。
「最後までコースを楽しんで頂かないと」