「お義母さん、買い物行ってきますね!」
「ああ、みっちゃんよろしくねぇ!」
カラフルの暖簾をこえて美都子は店外へ出る、ここの所平和な日常を送れていたことが油断になったのかもしれない。
「おばさん!」
「はい?」
そこで突然声をかけられてそちらを向いた先に、スマホの画面があった。
「あ……」
何かが徐々に身体を束縛して行く。
「はい捕獲成功」
子供たちは嬉しそうに笑うと美都子の衣服に手を伸ばしてきたのだった。