「嘘、どうして! 見ちゃダメよ二人とも!」
 そこにゴーミンに連れられた、二人の弟が立っていた。
「姉貴……はぁはぁ……」
「これが、姉貴の……」
 いままで、何処かで無理矢理にされている事に対して諦めてしまっている自分がいる事も理解していたが、でも弟たちにまじまじと女性として最も隠しておきたい部分を見詰められていると恥ずかしさが溢れて来る。
「いやぁ……」
 こんな事をしている自分を見られる事、一緒に界賊として旅をしてきたのに女として見られてしまう事、そのすべてが恥ずかしかった。