ガクンッ
 ペタンッ
「あれれ?」
「降下体勢に入ってる、着陸するんだ」
「アニキが呼んでるって事だ」
「ちぃ姉貴調教はまた夜だな!」
「だな」
 勝手な事を言って着陸をサポート始めた二人の股間は、もう元通りに戻っていた。
「早く着替えないとアニキにバレちゃうぜ?」
「それともバレたい?」
 家族が崩壊してしまう、そう思うとフリントは打ち明けられないのだ、しかも……
「アニキの見えない所で」
「姉貴はすげぇ興奮してたしな!」
「そんな事」
「「早くしろよ」」
 何も否定できない、何も自由が無い界賊としてフリントは失格だった。