毎回の様に町中を誰にも見られない様に全裸で歩く、郊外に立つ老紳士の館に到着する事には全身は汗にまみれ、露出の怪しい感覚が身体中を興奮させている。
「ようこそおいで下さいました、私の正体を知ってもう来てくれないのかと思っておりましたよ」
 ヨコザ様に命じられれば来るしか無い事はこの男にも分かっていてのこの言葉だから嫌になる。
「差別はないわ」
 以前、見せられたこの男の身体、ジェラミーと同じように狭間の者だったことを知ったのは最近の話だ。
「素晴らしい心構え、安心して仕える事が出来ようというものです、我が女王」