「や……ああっ どうしたら!」
 震動は止まる事を知らず、快感は波の様に強く、弱く、安易に我慢をさせてくれない、しかも時折激痛迄与えてくれて、その瞬間に脳がバグっていく。
「ひぃん!!❤❤❤」
 激痛も快感の一種に変えられていく。
「私には理解できないが、そのピアスからの刺激で呼ばれてる方向が分かるとサヨが言っていたよ」
 サヨと同じように浣腸器に繋がっている管を外しながらそんな説明をしてくれる。
「そ……な❤……」
 自分でも何を言いたいのか分からないままに言葉を受け入れている。
「早く呼ばれている場所まで行かないと、それは止まらないよ」
 身体の向きをかえると、感覚的に脳に当たりの方向が伝わる、ズレると右だったり左だったり、言葉でもないし意味のあるい記号が浮かぶのでもない、ただそっちなのだと脳が訴えているだけなのだ。
「え……ええっく❤」
 ヒメノも寝室を出て呼ばれている方に歩き始めた。