ピューーーーーーー
「あく……何か思い出したの? ヨコザ様は」
 腰に力が入らず、必死に透明なケースに掴まりながら、記憶が戻っているのかを確認したかった。
「ああ、次は××液を追加して、混合比は~」
 ヨコザ様のことではなく、次の浣腸液用混合比を語る。
「こういう事は覚えているらしいな、この関係を続けていれば刺激で記憶を戻るんじゃねえか?」
「ヨコザ様……」
「帰って良いぜ、今日はお前が浣腸で苦しみ逝き狂う姿を見れただけで満足しちまった」
 今日一度もヨコザ様はヒメノの身体に触らなかったのだ。