「あれは浣腸液ですな」
「ま、まさか……あんな量の浣腸液など使用出来るわけがないじゃないの」
 ヒメノが言われるままに調合して来た液体を匂いを嗅ぐだけで彼は当ててしまった。
「何々、治療の為とは言っておりませんよ、ストレス解消に使用しているのでしょう?」
「ち、違うわ! 何で私が浣腸なんて!」
「やはり、ヒメノ様が使うモノでしたか」
 それはまんまと口を滑らされたのだった。