ようやく完結!



第8話「神は天にいまし、すべて世は事もなし」
「間に合わせて見せるわ!」
 個人用のタイムマシンに跨ってユウリは5年前に遡って行く。
「アイムちゃん!」
「桃さん?」
 ルカと作戦を敢行しなければいけない時にアイムを呼び止めたのは、丸尾桃・オーピンクだった。
「計画を止めようとは思わないわ、でもゴーミン達がいたおかげで生き延びた人も一日いることだけは忘れないでね」
 そう言われて思い浮かぶ牝奴隷にされたヒロインをアイムも知っていた。
「並行同位体……」
「分かってくれて嬉しい……その子たちの事を」
「分かっています……私も会いましたから……」
 そしてそれを見つめるゴーミンが……
「ほほう」
「って事で出番だぜ、フリントちゃん」
「ん……出番って!」
 更に物陰ではフリントが弟と立ったままSexしている。
「弟の希望で作っただろ?」
「あ、姉貴! あれしようぜ」
「いやよ! あれは嫌ぁ……」
 自分で改造はした、でもまだアップデートしていないものがあった。
「そんな事言って良いのかよ?」
「光博も始まったし、悪博も行っくよぉ!! んひぃ❤」
 キャンデリラが開会を宣言した瞬間にピアスが振動する。
「「おおおおおおおおおおおおお!!!!」」
「一人目の牝が到着だ!」
 シャキンッ!
「レンジャーキ―!」
「「ゴーカイチェンジ!」」
『ハァーーリケンジャァーーーーーー』
『マァーーーージレンジャーーーーー』
「ミッションスタートだ!」
 そして、りんねの錬金術が詠唱される。
「ルカさんだって幸せになる権利があるわ……」
 それは、桃と会ったアイム1人の決意だった。
「唱が聞こえる?」
「どこから?」
「え?」
「ちょっと……」
「ひぃいいいいいいいいひぃいいいいいんん❤❤❤❤」
「もう一匹行くぞ」
「え……はい……宇宙戦争を止めるのぉ……」
 しかし、そう覚悟を決めている最中に記憶が掠れていく。
「え?……なに?」 
「え? どうして?」
 錬金術はちゃんと発動したはずだった。
「こんなはずじゃ……」
 混乱はまだ始まったばかりだった……
「ひぎぃい!!!!」
 バチンッ!
 メリメリメリ……
「わたしぃ……ああ、何を産んでいるの……何でこんな事にぃ!」
 バチンッ!
「ひぎぃいいいいい!!!!」
 胸の先から感じた事のない激痛が何度も脳を焼く。
「え? なんで? 私の胸からミルクが溢れ飛んで」
 記憶に靄がかかり。
 バチンッ!
「ひい!」
 強烈な刺激で目が覚めたようになった時の自分の身体の状況がヨーコには理解出来なかった。
 バチンッ!
「きゃぁああ!!」
 記憶にない圧倒的な痛みが三点を襲って、ルカの変身を解いていく。
「え? なんで……私こんなと所で……」
 ガクガクとその場にしゃがみ込む。
「ピアスのアップデートトが完了したみたいだな」
 ゴーミンがルカの胸のピアスをコリコリと弄り出す。
「ゴーミン!」
「記憶&ピアス消し大作戦は失敗したみたいだな」
 ゴーミンが言う作戦にもちろんルカは覚えがない。
「はうぁ!!」
 ズドンッ!!
 次の瞬間、何かが振って来たかのように身体を走り抜ける。
「そうだ! 『悪博』で一網打尽にするんだった!」
 失われたはずの、ザンギャックTVの記憶が蘇ったのだった。
「あ……」
 霞んだ意識は激痛によって取り戻されていた。
「大丈夫?」
「あ、ありがとう……」
 そう、目の前にいるこの子に会いに来たのだけど……
 ズドンッ……
「「あ!!」」
 それは時を置かずに覚醒する。
「え? 何私の胸どうなってるの? いやぁああ溺れる胸でおぼれるぅ」
 バチンッ!
「ひぃいいいいん!!」
「あぐっ!」
 激しい胸の痛みに茉子は躓きそうになる。
「いったいこのピアスはなんなんだ!」
 必死に誰かを探していたはずなのだ。
「あれかな?」
 下層に降りて空間をみつけた所に大きな肌色の塊があった。
「こんなのいやぁ! 私は人間なの?」
『復』
 バンッ!!
 モヂカラが発動し、脂肪の塊が反応する。
 ズドンッ!
「「あ……」」
 その瞬間に記憶が回復した。
「ありがとう茉子ちゃん」
「いいえ……記憶を失うなんて想定になかったです」
 二人とも、自分たちの立場を思い出していた。
「なんか、久し振りに自分の足で立つ漢字だわずっと胸に乗っかってたから」
「ご苦労様でした」
「さっきのは?」
「上手く行ったようです……なんとか」
 それはちょっと前の事だった。
「時間だ起きろ! 起きろ!」
 ユウリが星川博士達の宇宙船に忍び込ませておいた目覚まし時計が動き出した。
『醒』
 の電子モジカラを発動させながら。
 それは惑星シャイン上で盛大に発動し……
 星川博士の宇宙船内マイクロ通信装置を利用して地球に『全人類催眠幸福作戦』を行おうとしていたシャイン星人が開いたマイクロ通信波に乗って……
 地球に対してそのまま『醒』のモジカラまで送り込み。
 受信機が設置された『光博』の会場へと……
 ズドンッと降り注いだのだった。
「さあ、こんな独裁は赦してはいけないわ!」
 勝手に眠らされていたシャイン星の一般人たちも眼を覚まして一気にクーデターという事になった。
「烈火大斬刀!!」
 ずばぁ!!!
「たくさん産んだんだよね……よく耐えてきたと思う……つらかったよね」
「避難させよう、姫の攻撃に巻き込まれちゃうわよ」
 美月を連れて美羽と茉子は一端離れる事になった。
『弾』
 バンッ!
「おわぁ!」
「ルカさん、大丈夫ですか?」
 モジカラでゴーミンんが弾かれると、ことはの声が聞こえる。
「シンケンイエロー」
「そう言うこと出来るなら、ピアスをさっさと外せよ」
 戦う気が無いのかと思える従順さだ。
「モジカラも天装術もゴーミンさんに研究されてて、ピアスと首輪は何も受け付けないんです……おそらくマジレンジャーさんの魔法も……」
「なんだよ、先に教えて置けよ」
「記憶消したらどっちにしろ同じじゃないですか、そうそう……天装術にも自分たち以外の記憶を消す術があるそうなんですが……」
「効かなかったのか?」
「はい」
 ドッカーーーーーーーーーーンッ
「うおっ!」
「きゃぁ」
 遠くのパビリオンが爆発していた。
「あれは?」
「姫がやってはります」
「よし、その気の奴がいて良かったぜ」
「はい」
 ルカは気合を入れ直す。
 バチンッ!
「うぐぅっ!」
 ただそんな事をそのまま許してくれる敵じゃ無かった。
「この痛みの中で姫は戦ってるのか……」
「シンケンジャーは伊達じゃないんで」
「宇宙海賊だってだ!」
 バチンッ
「ぐっ!」
 激しい痛みが連続で襲いかかって来る。
「こんな事で負けるかよ、ゴーカイチェンジ!」
『ゴーーーーカイジャーーー』
「爆発?」
 ビリビリとこの地下全体が震え、煙が立ち込め始めている。
「危険なんじゃない?」
「お店大丈夫かな?」
「小夜姉、どうするの?」
「決まってるじゃない、ひぎぃっ!」
 バチンッ!
「まずは避難誘導よ、私たちが現場にして死人なんか出さないんだから!」
「ああ……痛い痛いよ、これどうなってるの」
「ああ……私もBブロックの避難誘導行きます、バイトで避難口の誘導も覚えたんで」
 未来も率先してこの事態に対応し始めた。
「誰がやってるのよ……こんな危険な事」
『ファーイナルウェーーーーーーーーーーーーーーブ!!!』
「吹き飛べ!」
 最終モーションに入り天上を狙う。
「止めなさい!!」
 ドッカーーーン!!!!
「アブねぇ!」
 ルカの放ったファイナルウェーブは、キラメイピンクに当たって消えた。
 ドサッ……
 そして変身解除された小夜はルカの前で虫の息だった。
「何で出てくる!」
「『光博』には関係の無い一般の方が沢山来場されているのよ……床が抜けでもしたらどんな大惨事になるか」
「他所の犠牲は」
「なら、正義の戦隊の看板は下ろしてくださいね」
「私は、人を助けに行くので……これで」
「お前、何考えてるんだ」
 フラフラとルカの前を去る小夜、追いかけようとするルカだったが。
「ルカさんダメです!」
 がっちりとアイムにホールドされる。
「しかし……ぐぅ……この痛みに変えて他人の心配なのか?」
「分かったよ、ゴーミン達だけぶっ殺す」
「地震?」
 『光博』でのデモンストレーションテニス会場でも、異変は察知できていた。
「観客の避難を優先させた方が良いかな」
 あきらの決断は早かった。
「ぐぅう……ぐはぁ!」
 多勢に無勢で暫くして薫が無力化され。
「お仕置きが欲しかったのかな?」
「はぁはぁはぁ……」
 ルカもピアスの激痛に徐々に動きを削がれて、無力化された。
「さて、牝奴隷が勝手な事をしてくれたものだ」
「私たちを殺せないんだ、何時しっぺ返しをくらうのか怯えていればいい」
「生まれて来たことを公開するほどの凌辱を用意してやろう……」
「収まったかな?」
 姫たちの所に向かおうとした茉子と美羽は騒ぎが収まっている事を理解する。
「お前たちも破壊活動を行う気なら相手になるぞ」
 声が聞こえてくる。
「もう……良いわ」
 美羽はさっさと手を上げる。
「どうして?」
「なんかね……胸の重くない私って、違和感があるのよ…」
 不思議な答えだった。
「俺たちはお前たちが最も嫌い、最も望むものを与えてやるぞ」
 ゾクゾクッ……
「茉子~いるのか?」
 茉子もそうかもしれない、志葉の家で名誉市民に犯されながら障子の向こうを歩く丈瑠に気が付かれる事に怯えながらの日常に興奮している気がするのだ。
「ええ……私もここでは戦わないわ」
 茉子も美羽に続いていた。
「よし居たわ、その………よく耐え切ってきたね、私!」
 鞍馬袮音は自分を凌辱してくるスポンサーを名乗る男を振り切り反逆を企てる仲間を探していたのだ。
「ええ……私もここでは戦わないわ」
 しかし、そこで聞いたのは絶望の言葉だった。
 バチンッ
「ひぐぅうう!!❤❤ これ嫌ぁ これ嫌よぅ!!❤❤❤❤」
 バチンッ
「ひゃぁ!!!❤❤❤❤」
 パンパンパンパンッ!
 バチンッ
「いやぁ❤❤❤❤❤❤❤❤」
「やっぱり姉貴はこれが大好きだったな!」
 激痛と弟からのレイプと、全部で逝き狂うフリントだった。
「シャイン星の平和を取り戻す事に貢献できたことは地球の国防の一端を担う物として、誇りに思う所でもあります」
 暫くして、シャイン星での出来事を『光博』公表される、防衛組織の博覧会としてこれ以上は無い程のアピールだった。
「星川緑博士に一言頂きましょう」
 会場から拍手が湧き、マイクロ通信によってリアルタイムでシャイン星にいる緑が映し出された。
「えっと……」
「私なんかより、やっぱり母さんの方がキレイなのかしら?」
 目の前に男根を突き付けられながら、そんな事を数美はつぶやく。
「ん?」
 
「何言ってやがる、大量排卵と子宮内大量妊娠実験中だろうが、股開け!」
 口の中で、男根を潤すとそのまま数美の股を開かせる。
「非公認とか言うのは、どんなデカイモンスターも産むそうだ、負けないように数を産むんだぜ数美」
 これは望んだ世界ではない……でもここにしか居場所が無いのだ、脚光を浴びる母との違いに絶望していた。
「あ! お前こんな事して、ただで済むと思っているのか!?」
「べちゃ(分かって無いな)」
 パンパンパンッ
「ぶっ殺して……あっ」
 連続中出しで腰が砕ける。
「力が湧かない……」
「べちゃ(気が付いたか?)」
 何故か力が湧かない。
「何故だ……」
「ベチャ(人間になったって事だ……人間は俺たちに犯されても力を得ずに淫気を振りまくようになる)」
 確かにヨドンナの全身からぼやっと何かが出ている気がした。
「人間になったのか……長い道のりだったな……」
「べちゃ!(つまり、今日からはお前は俺たちの牝奴隷だぁ!)」
 一気に四本の男根がヨドンナに襲いかかる。
『ふごっ!』
 これが人間か……
『悪博』会場はあっという間に再建されて、前以上に牝奴隷たちが動員される事になった。
「このオーピンクの桃という女は、ずっとお尻からこうやって浣腸液を吐き出していないと気が狂うという!」
『光博』のステージが行われた後は、必ず『悪博』でのステージも入れられることになったられることになった。
「はむ……うぐぅ」
『光博』に来た修学旅行生は『悪博』に招かれ、『光博』で気に入った防衛隊関係のヒロインと性的なおもてなしを受ける事が出来た。
「さ~て、今度も当たるでしょうか?」
 メインステージでは、小夜が得意のビール当てをさせられていた。
「紙でパッケージを隠した、このビールを一缶入れてから品名を当ててくれますよぉ」
 キャンデリラの通る声が客席を通り抜ける。
「○○の生ビール」
「さてどうでしょう?」
「もう逆らうんじゃねぇぞ!」
 鞍馬袮音は再びスポンサーを名乗る男の元に戻されてショーに出演させられていた。
「は、ひゃい!」
 絶望と怒りの中彼女の中では、戦隊は人事られないという想いが膨らんでいく。
『ライダーなら絶対にあきらめたりしないのに……』
「おやおや? そこ似るのはアムさんじゃないですか?」
 見世物になる為にブラッドゲームのステージへ上がっていく。
「今日も恥ずかしい目に遭うのにねぇ」
「それはお互い様じゃないですか? ルカさん」
 アムは指でルカを誘うように待っていた。
『それでは観客の皆さまベットのお時間です、規定時間内にどちらがより多くの絶頂姿を我らの前に晒してくれるでしょう! 感度センサーや筋肉測定により機械的に判断しますので、回数までベット出来ます!』
 どうでもいい様な事を説明している。
「「わぁああああああああああああ!!!!」」
 観客は湧き『悪博』は今日も盛況だった。
「本日は500キロと参りましょう」
 男爵の家で大量浣腸はヒメノにとってあたり前の日課にされていた。
「奴隷王女様! お城から至急にとの連絡です」
「え?」
 バチンッ!!
「んひぃいいい!!❤❤❤❤」
 突如三点のピアスが激痛を与えてくる。
「え? これ変わってる……」
「バージョンアップされたという事でしょうな」
 またしても奴隷として逃げられなくされている。
「今日の浣腸はここ迄という事のようですな」
「は、オウジャクラウンが何物かに盗まれたと……」
「ギラったら何してるのよ! きっとこのまま六王国会議になるでしょうから、城に戻るわ」
 ヒメノは地球で起きている事など知る由もなく、次の目的のために動き始めた。
「はぁ……」
 もう、外にも行けない状況になった。
「まだ、耐えられるけど……」
 もう胸を隠せる服が無くなっていた『悪博』に呼び出されても、出掛ける事も出来ない、サイズもゆっくりと大きくなっている。
「会場に行く時は茉子ちゃんに探偵事務所に寄って貰うしかないわね」
「はぁ……はぁ❤❤……はぁ❤❤❤❤……」
 桃瀬レイは、もうどのくらいそうしているのかも分からなかった。
「ひひひひひ、女の子を舐めっるのって最高ぉ~」
 オンブオバケに抱えられ、その舌で全身を舐め回されているのだった。
「もう……もうぅうう❤❤❤❤!!!!! ああ……」
「もう終わりかぁ~」
 反応が悪くなるとオンブオバケは交換を要求する。
「連れて来た、今度はジュエルピンクの西条桜花だよ」
「可愛い女の子だから満足だよ、こっちに」
「え? 何? どうしてこんな所に私が……」
 桜花は事態が呑み込めない。
「君はゴーミンの牝奴隷なんだから、我々の命令は絶対だ、あのバケモノにこれから舐められまくるんだよ」
「いやぁああああああああああ……ああ❤❤……あああ❤❤」
 すぐに叫び声に艶が乗る、オンブオバケ自身も女性の泣かせ所をどんどん覚えている様だった。
「女の子は良いなぁ~ひひひひひ~最高だなぁ~」
「やぁ❤❤……ああ❤❤……逝っちゃうぅん❤❤❤❤」
「女の子を切らしたら暴れちゃうんだからねぇ~」





第7話「新しい歴史」
「狙ったとおりじゃないか」
「大臣。どうぞ式典会場へ」
 光博の開催にご満悦の元大臣は満足げだ。
「そうか」
 素直に彼は立ち上った。
「さて、語って貰わないといけないな」
 桃が『悪博』会場へ元国防大臣を連れて来た時に待っていたのはシンケンヒロインさん3人だった。
「何をする気だ、お前たち! ただで済むと思うなよ!」
「何を語っている、我らを自由に嬲るにはそれなりの代償があろう? いま払ってもらおうか?」
 薫は揺るがなかった。
「お前のちんけな話などは良い、知っていいる事を語れ」
「錬金!」
「真面目だねぇ~」
 ルカは目の前にずっと自分を凌辱する為のアイテムを作り続ける少女に話しかけた。
「話があるんだよ、聞かないか?」
「錬金術は、人を幸せにするんだろ? 手を貸せよ全部救って見せるから」
「え?……」
りんねにはその言葉に縋るしか無かった。
「行かないわ!」
 もちろん、記憶がある夢によって見せられた結果にしろ、それを受け入れるには袮音にも勇気が必要だ。
「こい、お前の使い方は決まったいる。」
「逃げ出そうとしたからな」
 簡単なスマホによって動画が録画されている。
「やめ……」
「お前の父親も観ているお前のサイトにアップしてやろう! この後のレイプ動画をな!」
「いやぁあああああああああああああああああ!!!!」
「ほら!」
「おい、水着を脱ぐな!」
 そう言われても仕方ないのだ。
「舐めさせてあげるわ、オンブオバケ!」
 姫丸桃香は約束していたのだ。
「前と違うようにしてみるといいと思うの」
 それは丸尾桃からの提案。
「それは……」
「全裸になるとか?」
 それは明確に違うかもしれないけど……
「正夢なのかも含めて未来が変えられる事への証明ね」
「んおおおおおおおおおお❤❤❤❤❤❤!!!!!!」
 長いベロでクンニされてあっという間に絶頂に昇り詰める。
 チキューで刻まれた淫紋は既に肉体内に消える程に成長してしまっている。
「ひぃいいいいいんん❤❤❤❤」
 結果として絶頂を続けさせられて、何も変わっていないように思えた。
「あ……」
 クタッと桃香が落ちた……それは……
「ロンダーズファミリーパビリオン?」
 ユウリもまた牝奴隷として、展示に協力させられることになっていた。
「良く来たな」
「え?」
「お前は邪魔だ、先に夢の中へ行って貰おうか」
「烈火大斬刀!!!」
『『縛』』
 ぱぁああああああん!!
「うお!」
「さて、喋って貰いましょうか?」
『喋』
「なんだ……これがモジカラ!」
 茉子の描いた『喋』のモジカラはヒッポリト星人・ガルムの口元に辿り着く。
「かつてシャイン星人はこのような機械で遠い第2銀河から鉄の爪を操り、地球を機械化しようとしていた、しかしジャッカーの抵抗により遠隔操作の機械を破壊され、地球への介入を断念していたのだが、この度地球から飛来した宇宙船を捕縛、マイクロウェーブ通信により、地球へ再介入し、全人類睡眠幸福作戦をはじめたのだ」
 ガルムが立体映像で見せるシャイン星人の通信機械を見上げながら話は続く。
「全人類催眠幸福作戦、だと……」
「人類は眠りの中で幸せな夢を観ながら生きる、星の運営は機械が全て行い人類の生存をサポートし続ける、シャイン星は、この作戦で全人類が幸せに眠っている。」
「そんな物が幸せだと!」
「他には?」
「ヒッポリトタールによって固めれば、眠っているのと同じ状況に出来るので、この作戦が上手く行くのか見学に来たわけだよ」
「他には?」
「スマートブレインや、他数社にこっそりと眠りに落す為のプログラムを提供した、この『悪博』内で無料提供される事になっている」
「そのアプリって?」
「睡眠波がマイクロウェーブに乗ってやって来るのさ……じゃあ、俺は帰るぜ、君たちの抵抗を楽しみに見学させてもらおう」
 自供してしまった以上これからはシャイン星人に味方できないから、撤退するという。
「もう、物事の始まりが見えたわね」
「うむ、ガルムを撤退させられたことは上出来じゃ、それにこれで作戦通り移行出来よう」
 薫がユウリを見つめる。
「少しばかり頼み事があるのじゃ」
「わたしに?」
「未来戦隊に……じゃな」
 そして、大切なそれはユウリの手に渡された。 
「『メスコントローラー』は装着された者の視床下部や脳下垂体に特殊な電磁波を照射し続けることにより、ホルモンの分泌を自由に操ることができるというスグレモノであった。」
 そう説明しながらバツラー兵が子宮内に何かを入れていく。
「3か月後の発表会へ向けて、どれだけきっちり排卵管理出来るかを数美の肉体を持って、ぎゃぁああああああ!」
「きゃぁ!」
 突如バツラー兵が切り倒される。
「な、なんてことを!」
「何か? そ奴等は敵であろう?」
 薫は何処吹く風だが数美は狼狽えてしまう。
「こんな事をしてもっと酷い事をされたら」
「安心せい、今より酷くはならんよ……なにせこいつらは共有財産である我ら牝奴隷を殺せない、が我らは違うぞ……敵だからな」
「姫! 目から鱗でした」
 感動していたのは、数美じゃなく茉子とことはだった。
「もう、姫ではない!」
「あ、そうだ数美さん!」
「あ、はい!」
 がっと手を掴まれる。
「聞いてますか? ご両親のロケットの事」
 数年前に宇宙平和のために旅立ったはず。
「いえ……」
「シャイン星人に捕まったらしいです、しかもシャイン星で」
「え?!」
「分かってるわねみんな!」
 ザ炎神と名付けられた、地球生まれのエロアイテム炎神達を勧誘して、なんとか『悪博』の外れの区画に集める事が出来た。
「美羽さ……前より胸大きくない? ディルディル!」
「あんたたちがここまで来る間中、嬲ったり吸ったり揉んだり搾乳したりしたからでしょ!」
「美羽が喜ぶからカンチョー」
「そんなわけ!」
 ああ、それは本当だと今の美羽には分かってしまう。
「良いわね、巨大戦は任せたからね」
 ザ炎神達はそれぞれの言葉で盛り上がっていた。
「お願いします!」
 大量チーズ作り場にやって来たりんねはもうミルクのタンクに固定されている深雪に頭を下げた。
「ゴーカイジャーにお願いされて来たのね」
 頭の中に二人の姿が頭に浮かぶ。
「私も錬金術師として、強力させてもらいます」
「良いわ、持って行きなさい……」
「ありがとうございます!」
「ひぃいいいいいい❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤!!!」
「お前動きが変だったな、何処へ行こうとしていた?」
 リンと合流する予定だった、しかし以前は外へ行けたのに今回はゴーミンに捕まり。
「いぐうぐぐぐうううううううううう❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤」
 連続搾乳絶頂に堕とされていた。
「あ……あの七海さん?」
 七海はジャカンジャパビリオンでの、息子のクラスメイト全員とアナルsexショーの準備中で、でも待ちきれない生徒がもうアナルを犯しはじめている所だった。
「あ、アイム……良いわよ持って行きなさい」
「何も言って無いですけど」
「分かるわよ、あとは任せたわ宇宙海賊」
「お前の予知夢の話は理解したぞ美月」
「くっ……ひぃいいいっ!!! 大きい……大きすぎる」
 シャチークは宇宙戦争に至る話を素直に聞いてくれた。
「宇宙戦争を止められるような強い怪人を産め、予定していた動物を止めて巨大異星生物を中心に産ませることにする、重妄想しろ!」
「あ! ああああああ!!!!」
 何がどうあっても美月のやる事は変わらない……
「早く行くよ! 瀬奈ちゃん」
 今日は『光博』に遊びに来る予定だった。ザンギャックTVからの命令も無く二人は自由だったからだ。
「うん、小夜姉!」
 でも二人で同じ予知夢を見た、一人の後輩の夢の中で夢に閉じ込められる夢を、瀬奈は途中で考えるのを止めていたが、一つだけ直観で分かっている事がある。
「「未来ちゃんに会おう!!」」
「『悪博』では牝奴隷である私たちは裸で動いた方が目立たないわ」
 入り口を見つけて地下部分へと移動する途中、小夜は着てきた服を脱ぎだす。
「そうだね」
 瀬奈もそれに倣う。
『悪博』では名誉市民と異星人、それに関係者は雄ばかりで牝奴隷は当然嬲られるだけなので服などいらないから……
「少し話があるのだけど、よろしい?」
 メインステージの裏で声をかける、『光博』に遅れる事半日『悪博』も開催宣言がなされるのだ。
「はい?」
「ちょっと聞きたいことがあるのよ……夢の中での話」
「夢の中?」
 小夜の問いかけにもちろん未来は明確な答えなど持ち合わせてはいないのだった。
「そろそろ時間ね、じゃあキャンデリラお願いしますね」
 香がメイン進行をキャンデリラに譲る。
「はい! じゃあ……」
「光博も始まったし、悪博も行っくよぉ!! んひぃ❤」
 キャンデリラが開会を宣言した瞬間にピアスが振動する。
「「おおおおおおおおおおおおお!!!!」」
「一人目の牝が到着だ!」
 シャキンッ!
「レンジャーキ―!」
「「ゴーカイチェンジ!」」
『ハァーーリケンジャァーーーーーー』
『マァーーーージレンジャーーーーー』
「ミッションスタートだ!」
 そして、りんねの錬金術が詠唱される。
「唱が聞こえる?」
「どこから?」
「え?」
「ちょっと……」
「ひぃいいいいいいいいひぃいいいいいんん❤❤❤❤」
「もう一匹行くぞ」
「え……はい……宇宙戦争を止めるのぉ……
「自分のハンドルを手放すな!」



第6話「『光博』開催」
「はい、今日から私がMCやらせて頂きま~す!」
 昨日までMCだった香さんが眠り姫になってしまったため未来がその立場を受け継ぐことになったのだ。
「最初は~」
「なんかお客さん減ってない?」
 ステージからの感覚は開園から知ってる。
「星に帰って軍隊の出動って事だろ?」
「え? 大変じゃないですか!」
「取りあえず穴を増やすために、茉子の穴を復活させないとな」
 ゴーミンは茉子の像を回収しに来ていた。
「あとはヒッポリトへの説得だな」
「そんな提案を受けるわけ無いだろう?」
「え?」
 ゴーミン達はゆっくりと像へと作り替えられていく。
「約束があるのだよ」
「マリーを手に入れた私は、ヒッポリトタールを無限に維持出来るのだからな」
 そう語る最中にもマリーのアナルからウルトラ族の腸液を回収している。
「あ……ああ……」
「世界のあり方は変わるのだ、シャイン星人によってな」
「あそこね」
 セーラービーナスが今だに眠らないで済んでいるのは群全以外の何者でない。
「はい」
 キュアフローラもそれに相槌をうつ。二人を含めて多くの戦士たちがかつてゴーミンよってピアスを装着されている。
「手を打って来たのかな?」
 スマートブレイン本社内では、取り囲むように現れた美少女戦士達の出現を予見していたように。
「全部登録してしまえ、そうすると動けなくなるという報告が来ている」
「「はい!」」
 写真が揃って彼女たちをアプリ内に登録していくのだった。
「あ……」
「セーラービーナス!」
 突如として意識を失っている。
「なんで!」
 もちろん、ビーナスだけではなく、側にいた仲間たちが次々に眠りに落ちていくのだった。
「あ……」
 そしてキュアフローラも眠りに堕ちていく中、その上空には遠い宇宙から侵略の為にやって来た宇宙艦隊が攻撃を始めていた。
「眠っていてもかまわないぜ、ほら孕め! 孕め!」
 眠ってしまった美月の身体は相変らずずっと犯され続けていた。
「多分上手くいかにと思うので……ちょっと止めてもらった方が……」
 シャチーク達も困惑していた。
「これを使うのよ!」
 ドンッ!
 酢覚ましい音を立てて並行世界間ゲートが開きその巨大な物体が出現する。
「うお!」
「天上天下唯我独尊システムⅢよ!」
「チキューでも、突然眠りに落ちる事が頻発してるらしいわおかしなアプリによってそれが行われてることまでは分かってるのよ!」
 フリントは決めつける様に語る。
「で?」
「こいつでそのアプリの根本サーバーにハックをかけるわ!」
「弥生ちゃん、必ず成功させるからね!」
 アミィの手の中には新しい獣電池がある、眠ってしまう直前に弥生から託されたものだ。
「準備は良いか、恐竜の衆」
 薫も一か八かの実験をしに来ていた。
「はい!」
『メザメソウル!!』
 それは普通の獣電池と違いリュウソウジャーの力が入っていた。
「起きて!」
 ショドウフォンをなれた手つきで動かしていく。
『覚醒』
「目覚めよ! 寝ていても誰も喜ばんぞ!」
「あ……」
 小夜だけじゃなくゆめりあも目覚めていた。
「出来た!」
「良し、全て起こすぞ!」
 アミィよりも先に薫はすぐに隣で寝ている女性にモジカラを使い始めていた。
「よし、ハッキング終了! 破壊!」
 フリントがあっという間に解析したアプリに対して自爆プログラムを送信する。
「それで起きるのか?」
「まかせて、アプリで寝た子達は起きるはず!」
「アプリで? だと……」
 ボンッ!
 宇宙戦争真っただ中で、スマートブレイン本社が爆発した。
「何があったぁ!」
「外部からのハッキングです!」
「うわ……本当に宇宙戦争になってる、ゴーミンsン流石だなぁ……」
 集客どころか暇になってしまったので地表まで来てみた未来の目に映ったのは、大規模な宇宙戦争だった。
「どうするのよ、大矢だって黙って無いよね」
『それがあなたの望んだ世界なの?』
 声が聞こえるのだ。
「あなたなの? 『光博』に来てたんじゃないの?」
『それがあなたの望んだ世界なの?』
 未来の質問には答えないまま、もう一度あの質問が帰って来る。
「そうか……」
「あのね……」
 心の中で言葉を選んでいく。
「私は望まない、私のハンドルは私が握ってるんだから、私が目指した世界には私が勝手に行くわ」
 望んで誰かに与えられるのではない、自分で作り上げていくのだ。
「だから何があっても、自分のハンドルは自分で握らないとね、私も大也に教えられたんだけどね」
『そうなのね、じゃあその言葉には責任を持ってね!』
「え?」
 目の前には幼い日の自分……
『世界を解放するから頑張ってね!』
「えぇ! 何ぃ!!!!」
 少女の手放した風船は上昇しながら巨大化し……
 全てを内包して……
 弾けて消えた……
「ん……」
 未来は今日もいつもの様に目覚めた。
「えっと、何番の浣腸液だったかな」
 就寝前に準備した浣腸液の番号を確認する。
「これが547番か……分かるか!」
 毎日のルーティンだった。
「よし、今日から『光博』だね! くぅ 楽しみだなぁ」
『悪博』でのバイトの為に会場を目指す未来だった。
「ちゃんと『光博』も見学するぞぉ! そうかバイトするんだから、ちょっとくらいのサービスチケットとかあっても良いよね」
 もう、世界中の防衛隊が集まる『光博』にワクワクの未来だった。
「光博、平和と正義の博覧会開催を宣言します!」
「「わぁああああああああああああああああ」」
 そして、記念のイベントは始まったのだった。





第5話「壊れた時間」
「舐めさせろ~」
 長く伸びたオンブオバケの舌が地表を掠めて通る。
「へあぁ!」
「邪魔すんなぁ!」
「お前でっかい女だな! これなら」
 マリーの身体を舌で舐め回すと股間を弄り性感を上げていく。
『いやぁ……』
「お前感じているな、汗が甘いぞ……」
『ダメェ……』 
「はぁはぁはぁ……こんなに早く」
 3分という地球上での時間があっという間に経過した。
「やっと会えたなマリー」
「あ……あなたはヒッポリト星人・ガルム……」
「覚えていたか、マリー」
「では早速頂くぞ」
「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
 ズルズルと嘴がマリーのアナルに潜り込んでいく。
「ヒッポリトタールには、ウルトラ族の牝の腸液が必要だからな。」
「ああ……止めてぇ~」
「何が止めてだ自分の腸液で息子たちが固められた時、ずっと俺に尻穴を掘られていた癖に」
「ああ、言わないでぇ」
 ガルムが彼の弟に渡したマリーの腸液によって、ウルトラ5兄弟は彫像となった。
「弟が死んだ時、俺にアナルの快感を教え込まれていたのは覚えているよな、子供達を助けにも行かずによ銀十字の長官がよぉ!」
 そう言われている最中もズルズルとアナル奥深くへと管が通される。
「銀十字の技術があれば取れるはずのザンギャックのピアスをそのままにしてるのは、こうして欲しかったって事だな?」
「ち……ちがいまぁ ああああ!!!」
「良い牝を拾ったぜ!」
「いやぁあああああ!!」
 及川氷麗がこの場にいたのは『光博』妖怪パビリオンの欠員サポートの為だったのに。
「ひひひ、精気を吸われちゃ動けないよな」
 オンブオバケに舐められて、全身に力が入らなくなってしまったのだ、もちろんそれは及川氷麗だけじゃなく……
「ひゃぁあ!!」
 役小明も妖怪によって『光博』会場が破壊されてるとのニュースから人助けにやってきた瞬間に、オンブオバケの舌によって精気を抜かれたのだ。
「お、良いものが落ちてるぜ……子作りしないとな」
「おいおい、こんな往来でって鬼太郎おまえ」
 役小明が動けないのを良い事に訪れた鬼太郎が裸に向くとそのまま犯し始めた。
「犯らないなら、どっちでも良いんだぜねずみ男」
「いやいや、俺も犯りたいですよ」
「何やってるんだそこぉ!」
 飛び込んで来たのは……
「知ってる?」
「知らね」
 べちゃぁあああ!!
「ひぃいいいいいいいいん!!」
 オンブオバケは狙ったように女しか舐めない。
「あ……うそ……」
「アイツも倒れたぜ、ついでに犯っちまうか?」
 そうしてねこ姐はねずみ男に食べられることになった。
「あう」
 ベロンと舌が通過した瞬間にゼンダマン2号の精気とマスクは剥ぎ取られていた。
「あれだあれだ」
 そこに駆けつけたのはオンブオバケによって精気を抜かれた牝を回収に来たゴーミンだった。
「ほら、よく覚えて置け、これがお前だ……」
「あ……やぁ 恥ずかしい」
 全裸にされピアスを施されてて股間を見せつけられる。
「正義なんて名乗ると大変だな」
 さくらもまたゼンダマンとして『光博』にいる人たちを助けに来たはずだった。
「ああ……」
「樹里! 大丈夫か?」
 地表に出て来た医官はその場に倒れている樹里に駆け寄った。
「医官殿……あのバケモノの舌に触れた途端力が入らなくて……」
「そうか分かった!」
「え?」
「お前ゴーミンの牝奴隷だろ」
 力の入らない樹里の身体をテキパキと裸にすると、後ろ手に縛り上げる。
「桃が眠っちまって人手が足りないんだ、手伝ってくれ」
「え? いったい」
「桃は浣腸奴隷だったから、樹里は産卵奴隷な、ちゃんと用意しているから期待してくれ」
「よいしょ……」
 未来はステージの中央にそのガラスケースを運んでいた。
「次はゾーンの装置「メスコントローラー」です!」
 香さんの紹介でステージ下では少ない拍手が起こる。
「ああ、上での事件は大丈夫ですから、安心してください」
 今もまだ『光博』では戦闘が続いている。
 ゾーンの行った商品説明会によると、対象女性の排卵周期を数分の一に短縮したうえで、左右両方の卵巣から5個づつ、つまり一度に10個の卵子を排出させることが可能とのことらしい。
「わ……私の卵子……」
『それがあなたの望んだ世界なの?』
「あ、あの子!」
 未来が見つけたのは何度かあった事のある不思議な少女だった。
「あ……」
「え?」
 ガクンッ!
「香さん!」
 司会をしていた天堂香がその場で倒れていた。
「茉子ちゃん……」
 ことはは『悪博』に潜り込んでようやく茉子を探し当てた。
「何で来ないな……待っててな」
 モヂカラならこういう時に何とか出来るかもしれない。
「待てぇ!」
 ニュルルルルル……
「きゃぁあああ!!!」
「我らの新技をくらえ!」
 ナナシ連中によって衣服だけが隙間へと引き込まれていく。
「な……なん……」
「俺の子を産んでもらう」
「俺はベガズノー再生された俺様は巨大なペニスを手に入れた、嘗ては光線を当てれば妊娠させられたがこのペニスによって直接子宮に精子をぶち込んでやるから俺の子を産むのだ!」
「ひっ……こんなんむりやて」
 目の前に突き付けられたベガズノーのペニスは途中からことはのウエストほどの太さがある。
「なんか能力落ちて無いか?」
 コソコソとナナシ連中は陰で話をしている。
「大丈夫だ、そこは重妄想の力を借りれば大丈夫って事になっている。」
 聞こえていたようであった。
「もういやぁあ! 産みたくない、もう産みたくないの!」
 美月のいるパビリオンは気が付けば怪人出産パビリオンと化していた。
「こいつにもベガズノーの子を産ませてくれないか?」
 ナナシ連中にことはが連れてこられたら。
「いや先に樹里の産卵をしてくれ」
 樹里がバーロ兵に押したてられてくる。
『それがあなたの望んだ世界なの?』
「違う! こんな世界は望んでない……毎日こんな事をさせられて……」
 心に響いた美月は叫ぶ。
『望んで無いのね……』
 それしか返事は無かった……
「こんな所で寝ていたのいか」
 ヨドンナが訪れたのは『悪博』の最奥、眠った牝たちをカプセルに閉じ込めている場所だった。
「起きろ! 寝ている場合じゃない」
 何度声をかけても、キラメイピンクもキラメイグリーンも微動だにしない。
「このゲームからしか声が聞こえないのか……」
 モードを変えてはボタンをタップするとその都度悲鳴を上げる瀬奈が映し出されている。
『それがあなたの望んだ世界なの?』
「ん?」
 そんな声が聞こえた、振り向いた先には見知らぬ少女がいた。
「誰だ?」
『それがあなたの望んだ世界なの?』
 もう一度同じ問い。
「そうだな、こいつらとまた遊びたい」
 ガクンッ……ガタッ!
 ヨドンナもまたその場で眠りに落ちていた。
『本日アプリのアップデートを行います、今迄と違って身近な人も対象に出来る様になります!』
 スマートブレインが『光博』で配布したアプリからの突然の予告。
『好きな人を誰でも写真に撮って、アプリに登録して下さい。』
『ちょっと時間はかかるけど、そのデータをスマートブレインの本社にあるスーパーコンピュータでデジタル解析し凌辱できるキャラとして反映します』
 だから『悪博』をぶらぶらしていた彼は放送されていた鞍馬袮音のザーメン風呂動画をスクショして登録してみるのだ。
 待つこと数分……
『鞍馬袮音登録完了、使用できます』
「じゃあ、ピアスモード行ってみるか!」
『ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!』
 スマホの中の鞍馬袮音がピアスの振動に合わせて揺れ、叫び絶頂する。
「すげぇ 本物みたいじゃん、これ!」
 このアプリは爆発的に広がることになる。
『それがあなたの望んだ世界なの?』
 鞍馬袮音はこの時、ザーメン風呂の中で眠りに落ちていた。
「くぅ~」
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの
『それがあなたの望んだ世界なの

 それはもう爆発的に広がって行った……
「今度のアップデートは文句言われないだろう」
 スマートブレイン社内で、開発担当はやっと一息ついていた。
「まぁ悪くなかったとだけ言っておこうか?」
「だ、誰? あ……宇宙人?」
 闇から浮かび上がる様にヒッポリト星人が立っていた。
「売れは嬉しい意見ですけど分かるんですか?」
「分かるさ、ほらマリーを牝奴隷として連れているのだ、人型への性的趣向は持っているさ。」
 背後にいる女性がマリーだろうか開発担当の見知った顔ではない。
「結果として良いのではないかな、地球中にこの眠りが広がっている、ヒッポリトタールとは多少効果違うようだが、シャイン星人の考える本当の所はわたしにも分からないからな……励んでくれ」
「うわっ……何も無い……」
 未来が『光博』の会場まで階段を上がって来ると、そこに立っていたパビリオンのほとんどが倒壊し、煙を上げている建造物迄ある。
「地下は平気なの?」
「周りが水だからな、消火は出来てる」
 一緒に上がって来たゴーミンも驚く様な状況だ。
「あ~あ『光博』楽しみにしてたのに、まだ全部回ってないよぉ~」
 遠くに倒れるピンクの巨体は今は動かないが、妖怪だからどうなるか。
「これで地球は宇宙からまた攻め込まれる事になるな」
「え? なんで?」
「メインの基地じゃないにしろ、地球防衛の組織が揃ってたんだぞ、それが一体の改造妖怪にここまでされたんだからな」
「あ……」
「その宇宙からの侵略者になり得る客を『悪博』に呼び込んでるんだ、この情報はあっという間に宇宙中に広がるぞ」
『それがあなたの望んだ世界なの?』
「え? 何か言った?」
 未来の耳に届いた声は……



第4話「狙われた『光博』」
「並行世界ポジション確保」
「確保!」
 大々的に行われているのは寝てしまった牝奴隷の代わりを確保するための作戦の一つだった。
「並行世界間ゲート開きます!」
「美都子博士頼むぜぇ~」
 もちろんそれをするには必要な素材がいくつもある。
「非公認トピア内美月リンク完了」
 目的の相手の位置まで分かっている、電子の妖精様さまだ。
「シー○・ラパーナの様にこの世界で役に立ってもらうぞ」
 何かの偶然でこの世界に現れた王女は今日も牝奴隷としてロデオに跨っている。
「ゲート開きます!」
「ああ……」
 そのゲートの向こうから、淫紋が中途に発達した美月が顕現した。
「良く来た……え?」
 まるで空気に溶ける様にゴーミンの腕の中で彼女は掻き消えてしまう。
「ロスト、ロストです!」
「全ての並行世界がその存在を認識できません!」
「なんだと!」
「もういやぁあああああああああ、産みたくない、産みたくないわぁ」
 今日もまた美月は異星人の子を産んでいた、重妄想もイマジネーションも関係ない、本人の心が既に無の境地なのだから……
「え?」
 何かが通り過ぎていくのを感じる
「お帰り……」
 不思議とその言葉が勝手に口から零れていた……
「おらおら!」
 バシバシバシ!
「「「ひゃん!」」」
 ここでも眠り姫対応の為にヨドンナが使った鞭を再利用して洋子を複数体に拡大する実験が行われていた。
「これ需要あるのか?」
 ゴーミンの疑問に対して
「あるに決まってるでしょ!」
 自信満々の返事が返って来る。
「きゃぁあ!」
 ポンッ!
「なんだと!」
 今分かれたばかりの洋子の身体が一つに戻っていた。
「なんだどうなってる?」
『それがあなたの望んだ世界なの?』
「くぅ~」
「おい、寝ちまってるぞ!」
 一人に戻った洋子は、そのまま眠りに落ちていた……
「いやぁ!!」
 因縁は最初に観客に紹介されてからレイプショーは始まる。
「そんな事をあなたは望んでいる訳無いでしょ」
 渚さやかはステージの中央で犯される姿を見世物にされている。
『それがあなた望んだ世界なの?』
「違うって言ってるでしょ!」
 心に響いた声を勘違いする。
「え?」
「何してるの? こんな所で」
 未来は『光博』で見かけた少女を『悪博』で見つけて咄嗟にポルノショーの会場から引き離した。
「迷い込んじゃったかな? ここは『光博』じゃないからねあなたみたいな子が来ちゃダメダメだよ!」
 ここは純粋な子供のいる場所じゃ無い。
「送ってあげるよ……あれ?」
 今まで触れていたはずの少女の気配は未来の側から無くなっていた。
「どこ行ったの? ここはダメなのよぉ~」
「ビキニモードの増設って、なんだよこの指示って……裸に出来るんだから良いじゃんか」
 彼は上から言われた仕様変更に愚痴が止まらない。
「クンニモードってのも、自分で舐めれないのに何がしたいのか分からないよ」
 スマートブレインでのアダルトアプリプログラム担当の彼は徹夜続きで何がエロいのかも分からない状況でアプリのアップデートを続けていた。
「じゃあ、この女で試してみるか……えっと、ヒメノ・ランか……テストでビキニモードを走らせてみよう」
 彼にとって、その場に並ぶ女たちはただのデータの塊でしかない。
「いやぁあああああああ!!!」
 画面上では今まで裸だったヒメノがビキニを着て恥ずかしそうに悲鳴を上げている。
「違和感あるけど、良いか……もう分からん!」 
 ズルリ……
「ん……ヒメノ様?」
 日課である大量浣腸の最中の出来事だった。
「ヒメノ様!」
 浣腸の最中にヒメノは眠ってしまっていたのだった。
「悪くないのに……」
 オンブオバケは不満だらけだった、女を舐めさせてくれるというからいう事を聞いていてやったのに。
「もう……」
「我慢の限界だぁ!!」
 青い光になって、彼を閉じ込めていた牢を軽々と抜けて空を目指していく。
「舐めさせぇ~」
「『光博』盛況のようね」
「ここで行方不明者が出てるなんて……本当なんでしょうか?」
 水無玲奈と早瀬梨花は其々別の指示系統から『光博』調査に訪れていたのだが、何処も経費不足で共同捜査になっていた。
「まずは回ってみましょう」
「はい、今日はよろしくお願いします」
「いっぱい女がいるぞぉ~」
 地表に出て、青い光のままベロを伸ばして『光博』会場にいる女性を片っ端から舐め始める。
「うっひょう~」
「きゃぁああ!!」
「なにこれぇ!」
 その中に水無玲奈と早瀬梨花もいたのだ。
「あ……」
「力が……」
 オンブオバケは舐めた相手から精気を奪い取る、全部奪われれば死に至る事もある。
「うっひょひょひょひょ~」
「ああ……」
 水無玲奈と早瀬梨花は同時に精気を奪われ、その場に倒れ伏すことになる。
「今日は大量だな」
「ゼッ!」
 その場で一人づつ持ち帰ることが暗黙の了解で決められるのだ。
「ひぃいいいいいいい!」
『悪博』へ連れ込まれた早瀬梨花は媚薬とレイプをくり返すパビリオンへ設置される。
「悪いな牝が減っててよ、これも国の為だ」
「何が望みよ!」
 アーナロイドによって『悪博』へ連れて来られた水無玲奈はさっそくピアスを装着された。
「ギッ?」
「ジャスミンは?」
 そう問われても、最近牝奴隷になったわけでもない女に対する答えは……
「牝奴隷だ」
 しかなかった。
「ひぃいいいいいいいいいいいいいい!!」
「だらしないぞ! 牝なら耐えてなんぼだろ!」
 保育施設に来た瞬間にその場にいる子供達からピアスを起動させられて五十嵐さくらは戸惑い以上に困惑する。
「そういう悪戯だめぇえええええええええええ!!」
 大人はしない様な責めを子供はする。
 そう、ピアスを止めてくれないのだった。
「なによこれぇ!!!」
  そこにいたのはいつもの仮面ライダーナーゴではなかった
 ゾンビジャマトと戦うために渡されたドライバーとレイズバックルで変身した結果、胸と股が露出している紐ビキニを着用している猫耳カチューシャの袮音であった
「何よこれ! これで戦えっていうの!」
 袮音はそう言うが
「そうだよこれで戦うんだよ名付けてナーゴエロフォーム……ってとこかな?」
 スポンサーを名乗る男、ゴーミンにその孫座を消されないで済んだだけの存在である彼がそう言うとショーが始まった。
 実の所ゾンビジャマトはドライバーから出される淫乱ガスによって、袮音の股目掛けて襲って来ているのだ。
「ちょっと来ないでよ!」
 当然反撃の手段のない袮音は、すぐにやられてジャマト達に集団レイプをされてしまう、今回もスポンサーを名乗る男によって無理矢理に連れ出されたのだが、本来はジャマトの苗床が確定だったのだが……
「いやぁぁぁぁぁ!!」
 袮音はにはその差は分からなかった。
「え?……」
『それがあなた望んだ世界なの?』
 チビカグラも、中カグラもおかしな声を聞いた。
「いやぁあ」
 自分でも分かる程に身体が透けて来ている。
「何が……え? なに?」
「いやぁあああああああああああああああ」
 パンパンパンパン!
 全てのクローンが一気に飛ぶように集まって来ては身体の中に入って来る。
「みんな! 大丈夫?」
 声をかけてみてもそれが誰だか分からない、自分と自分の境界が消えて薄れていく。
 フッ……
「ああ……無くなった」
 それは言葉に出来ない感覚だろう、今までずっと一緒にいた自分なのに自分じゃない存在達。
「消えてしまった」
 望んだ状況なのにどこか悲しかったのだ、西堀さくらは一人になった。
『それがあなた望んだ世界なの?』
 パタン……
「くぅ~」
『お休みなさい、良い夢を……』
 それは、同時に起こっていたのだ。
 暗黒科学帝国デスダークのパビリオンでは眠り姫対応のための実験が行われていた。
「ひゅ~最高!」
 配られている全自動オナホを装着するとその時設定されている牝、今日はゼロスーツサムスという事でパビリオンの外壁に表示されていた。
「これか?」
 見て回っていたゴーミンがそう呟いたとか……
「『光博』はオンブオバケが大暴れしてて、大変な事になっているみたいだぞ」
 その部屋に入って来ての医官の第一声だった。
「大変?」
 横沢管理官は振り向きもせずに問う。
「もしかしたら『光博』はここ迄かもな、何してる?」
「行方不明者が出てるからって、提出用の会場から外へ出たという証拠映像だ」
 牝として『悪博』に連れ込んだ女たちがちゃんと『光博』から帰ったという証拠が必要だ。
「オンブオバケに殺されたの方がリアリティがありそうだぞ」
 とは言え開催日に行方不明では今日の事件では言い訳にならない。
「それより、見てくれよ」
「ああ……」
 ルカが眠る瞬間の映像だった。
「これとこれも」
 ヨーコと美羽、更に次々と眠り姫達の目無理瞬間やその直前の映像に写り込む少女。
「なんだこれは?」
 医官もこの状況を調べるために、何度も映像は確認していた。
「「昨日までは写っていなかった」」
 その言葉は同時に発せられた。
「オンブオバケが関係しているかは別にして、この少女は関係あるはずだ」
 こんな怪しい事はない……
「じゃあ、調べれば良い」
「さっき退場を去る動画を作っていたが、この少女がイベント会場に入ってきた動画は無いんだよ」
 何時の間にか会場内に居て、眠る牝の側にいる。
「そんな夢みたいな事……」
 ウィイイイイイン
 横沢がキーボードをたたくと、一つの催眠ベッドが床からせり上がる。
「俺たちは異常者だ……好きな女を自分のものにしたくて、そう出来たら他の男に嬲らせたくなって、どんどん過激な事をさせたくなる、彼女の困った顔が見たくて、彼女の我慢してる顔が見たくて……変態で異常者なんだよ!」
 血を吐く様な横沢の言葉……
「俺は別に……」
 医官は否定するが横沢は続ける……
「二年も居なくなりやがって……どれだけ連れ戻すのに努力した事か、またかよ……何で起きないんだよ……」
 小さな声で惚れた弱みと横沢は語った。
「気を張るなよ」
「俺が連れ戻したいんだよ!」
 医官は、横沢をここ迄だなと断ずることになる……
「舐めさせろ~」
 大暴れするオンブオバケを、ウルトラホークやマットアローが攻撃する、流れ弾や暴れたオンブオバケの一挙動でパビリオンが崩壊していく。
「大也、ブンブンジャー出動だよ!」
『なんだ』
「『光博』が大変なの、ブンちゃんよろしく!」
 世界が大変な時、彼らは助けてくれるのだ。
「るんるん……今日も『光博』は楽しいなぁ~」
 未来達がブンブンジャーとしてオンブオバケと戦う中少女はスキップしながら壊滅していく『光博』会場を横断していた……



第3話「ひっそり事態は進行し……」
「『光博』一ヶ月突破ぁ!!」
 その日の式典に桃は何故か水着で参加していた。
「国際空軍が誇る、主要戦闘機、サンダーウィングだぁ!」
 桃のコールと同時に上空を5機編隊のサンダーウィングが通過してカラフルな煙を引いて行く。
「「「わーーーーーーーー!!!!」」」
「で? 何でこのカッコでイベントに出させられてる訳?」
「それには色々と事情があってな」
 裏に戻った所にいた医官に尋ねると何やらおかしな答えだ。
「事情って?」
「『姫丸桃香』って分かる?」
「えっと、私の並行同位体とか説明されたっけ?」
 兄が弄んだりしてた事を思い出すと気分が悪い。
「あたり、その彼女がオンブオバケに舐め回されてから眠りに付いちゃって起きないんだ」
「え?」
 それは驚きの事実だ。
「なので、同じ条件でテストさせてくれ」
「くぅ~」
 ドサ……
「やっぱりおまえやってんなぁ!」
「「来い!」」
「知らない、知らない!」
 医官の目の前で桃を舐め回し、逝かせまくった揚げ句に、桃が眠りに落ちたのだ。
「ぽっくんは女好きなだけだぁ~」
「連れて行け!」
「錬金……言語……○○○○! ああ、触ってはダメよ、集中できない」
 ステージの上で錬金術をやらされている九堂りんねは、全身を子供達に弄ばれながらの恥辱に塗れた状況だった。
「ほら、どっちにしてもエロい事考えてた方が良いんじゃないの?」
「うう……」
 それでもようやく錬金に成功する。 
「え? なに?」
 姫野聖の衣服がはじけ飛び、更に収束してピアスに錬金されていく。
「大きすぎる」
 りんねが錬成したピアスは、普通よりも数倍大きなものに仕上がっていた。
「ほら触ってあげてたから大きく出来たね」
「これ以上元に戻らない?」
 サオシー星人にレイプ出産後の膣が脱したまま、復元用の薬を使っても美月の元に戻らない。
「ああ……こんな」
「これはぁ……あれだな!」
「行くぞ!」
「ど、何処に?」
『悪博』内を巡回しているシャドウラインに乗り込むと一月前から囚われたままのカグラが小水を転送されて腸内に送り込まれるオブジェになっていた。
 照橋心美や立花音美も牝奴隷化されて、シャドウレッシャー内で、犯され続けている。
「帰して、家に帰らして!」
「あそこの感覚が無いよぉ」
 時折『光博』側に現れては、被害者を増やしている。
「ここだよ、ジャークマターパビリオン」
 そこにはモライマーズそっくりの建物が。
「っここが、何?」
「良いものがあるんだよ」
「ギョッ(ほら完璧)」
 片足を真上に上げさせられたまま、あそこにアンプルを打たれると、まるで処女の様にひっそりと閉じ合わさる。
「え? うそ」
「自分でもわかったか?」
 何故かシャチークが偉そうだった。
「いらっしゃいませぇ~裏恐竜やでぇす」
「舞さん……」
 白亜舞は、らんるが眠ったまま起きなくて人手が足りないからと牝奴隷として無理矢理ここに連れて来られたのだった。
「ミコトちゃんもだよね」
 そしてミコトも何時の間にか姉妹全員が牝奴隷にされていた。
 袮音はとある場所につれていかれた。
 そこにはと見覚えの無い人物がいたのだが……
「ようこそ袮音ちゃん♪ 『悪博』は楽しんでいるかい?」
 そいつはスポンサーだと名乗った。
「楽しいわけないでしょ!」
 袮音は反論しようとしたその時……
 ブブブブブ……
「うわぁぁぁぁぁ♡」
「お前には私に楯突く権利はないんだよ♪」
 スポンサーはそう言い唐突に宣言する。
「今から袮音グランプリを開催する」
「何ですって!?」
 袮音は唐突の宣言に理解できなかった
「なぁに簡単なことさ♪」
「まずは食事をしてからかな」
 袮音を連れた男は、フードコートに立ち寄り舞が看板娘をしている裏恐竜屋に立ち寄った。
「メニューになります」
「恐竜カレー、あれこの牝専用ってのは何が違うんだい?」
「はい、消化器官をナノマシン処理されていない牝奴隷はこのカレーを食べる事になっているのです」
「じゃあ、一人前づつ頂こうかな」
「それが、牝のカレーの食べ方なのか?」
「はい」
 そう答えた舞は袮音をテーブルに上半身を伏せさえてアナルにロートを刺し込むと……
「ではカレーを流し込みます」
「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!」
 あまりの激痛に袮音の口から悲鳴が吹き上がる。
「通常の辛口カレーの1000倍の辛さになります」
「焼ける、焼けちゃう!!」
「栄養を入れてくれたのなら丁度いい」
「ひっ、何故ジャマトがここに!」
 スポンサーを名乗る男をジャマトが持ち上げている。
「この女は我らの苗床となる約束だ」
「知らん!知らんっ!」
「ああ、お客様ぁ!」
 裏恐竜屋の店先は大混乱だった。
 まるで歌舞伎の舞台のようなセットが組まれた檻の中、顔に疲労を浮かべる薫は着物姿で複数体のナナシ連中と切り合っていた
「くっ、はぁ!」
 そんななか、牢屋の外で壺振り師のナナシが壺にに入れたサイコロを振り1人の客に尋ねる
「さぁ、胸か腹か!」
「お……おい」
 ステージ上のナナシは既にすべて切り伏せられていた。
「次はお前か?」
 答えを聞く前に、薫はナナシを切り伏せる。
「それじゃあつまらないな」
 客の一人がピアスを動かす。
「んっ!」
 その振動で衣服をほつれさせる機能を使って薫を裸にしていく。
「次はお楽しみだな」
 観ていた客たちは次々にステージに上がっていく。
「わ……わたし負けませんんっ!!」
 この日のブラッドゲームはディルド付きの蔵でロディオ対決。メーバに手伝ってもらって暴れ馬の鞍に自ら腰を下ろし太いディルドを受け入れさせられていく。
「行け!」
 パシンッ!
 メーバが馬の尻を叩く事でゲームが開始される。
「ひぃいい、ルカさん! ルカさんっ!」
 ビクンッ!
「ウマの腹に括られるのが懐かしいですかな? シー○・ラパーナ」
「何故?」
「資料がございましてね、この試合の次に出て貰います、勝者との対決になりますよ……牝が足りないのでよろしく」
 ここでも馬は女性を苦しませる様に使われている事をシー○は哀しく思うのだ。
「で?」
 ずらりと寝かされた牝奴隷たち、この一月で眠りに落ち今だに眠りの中に居るのだ。
「オンブオバケは何も知らないの一点張りだな、まぁアイツの知能で何かを企むとかは不可能だろう」
「誰かの手先という可能性は?」
 そうは行っても彼を選択しイベント内で使おうとしたの『悪博』の運営だ。
「運営の誰かが糸を引いてるという事か……」
「身内を疑い始めたら、何処までも行ってしまう、事態はもう『悪博』どころじゃないのかもな」
「あと、ちょっと気になったのがこれだ」
『ここって私の通ってた小学校じゃない……』
 差し出されたスマホの画面に丸尾桃の動画が流れていた。
「『光博』のスマートブレイン社で配布されているアプリで何種類かのコマンドで……ほら」
 ストリップのボタンを押すと……
『あれ? わたしなんで? きゃぁああああ!!』
「こんな新鮮な反応をする桃じゃないが……」
「何が気になる? ゲームなんだろ?」
「昨日までは……桃はラインナップされて無かった気がするんだよなぁ」
 医官はそう言いながら新しいコマンドを入れていく。
「ゲームのキャラだけで済むなら……こいつら寝かしておいても大丈夫なのにな」
「だが、ゲームの中じゃチンポ入れられないから誰も納得しないだろ?」



第2話「何かが起こっている……」
「いやぁあああああああああああ!!!」
 苗床からメインステージに連れだされた袮音は悲鳴を上げる事しか出来なかった。
 悪博のメインステージに立たされ
 最低なゲームコーナーよう用意された。
 それは袮音のプライドをズタズタに砕くものだった
 袮音の体に淫語落書きタトゥーしよう!や
 袮音の母乳体験コーナーや
 袮音に罵倒を浴びせてみよう!や
 袮音輪姦鬼ごっこ大会や
 袮音大量精液飲ませゲームなど
 ゲームは大盛況の内に終える事になる、『悪博』開催一週間目の事だった。
 美月の出産コーナーが設置された事で、美月に強化した子供を産ませたい各悪博ブースから怪人がやって来る。
「ココで強化怪人を妊娠、出産させられるって聞いたんだが?」
 悪博に訪れていた怪人達が噂を聞きつけて、ステマ乙の特別ブースに訪れる。
「ええ。彼女の重妄想の力を使えば、あなたの子供を強化怪人として産ませる事が可能です。」
 対価として必要なのは美月のAV撮影に協力すること位だと説明され、美月は今正に巨大なイチモツの怪人の子供を出産するシーンを撮影していた。
「お前と俺の子だ。ちゃんと強い子供になるよう妄想してくれよな(笑)」
 怪人に犯され、射精されるとすぐに母乳を噴出しながら次々と子供を産み落としていく美月。
 その横でシャチークは笑いを堪えきれずに、美月を犯す相手を募集している。
「さあさあ、あの青柳美月に子供を産ませるチャンスだよ。」
 ザンギャック帝国の尖兵として、宇宙のあちこちで美月の子供達は暴れ回っていた。
「次は俺の番だぜ」
「ひっ!」
 岩の様なペニスに美月は恐怖しか感じなかった。
「このアプリ面白れぇ!」
 『光博』スマートブレインのパビリオンで無料提供されていたアプリでは、見知らぬ女性を好きな様に出来てAIによる動画作成されるらしいものだった。
「ん? 好きな女性の名前を登録してください」
「そんな事が出来るのか?」
 少し悩んで彼は……
「胡桃玲奈、お堅い彼女のストリップが見たいな」
 そしてその夢は叶えられたのだ……
 広瀬栞は目の前で起こ案割れている事が信じられない。
「ババ行ったな!」
「さてどうかな?」
 単純なゲームが行われている、その勝者に賞品として自分が与えられるという現実が理解できない。
「私は光の博覧会に来たはずじゃ……」
「わーすごーい!」
「早く行こう!」
「こらこらはしゃがないの」
 別の世界線から子どもの頃、学生の頃の自分が同じ時空に集まっていたカグラ。大人カグラははしゃぎまわる過去の自分に優しいほほえみを向けながら光博を回っていた。
「電車に乗って色んなパビリオンを見て回れるんだって!」
「レールがない……こういうイマジネーションが科学を発展させてきたのね……」
 すばらしいイマジネーションを感じながら電車に乗り込む三人。電車は三人だけを乗せ、別のパビリオンへと移動していく……かと思われたが列車の軌道が突然変わり、地下へと降りていく。車外の景色が暗く変わった頃……。
「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」
 突然車内の設備が動き出し、小カグラはトリモチのようなものに引っかかって糸まみれになりながら四つん這いに……中カグラは縄で亀甲縛りにされて吊り革で結ばれ拘束されていた。
「何が起きてるの……!?」
 大人カグラがその光景に呆気に取られていると、駅に止まったのか扉が開いてゴーミンたちが大量に入ってきた。
「これが新型痴漢列車。普通の電車に偽装させて雌を連れ込み動けないよう拘束。好きに犯すことができるのです」
 紹介するのはシャドーラインの戦闘員、クローズ。カグラたちが乗り込んだ電車の正体は痴漢列車で、彼女たちは見事に悪博へと連れ去られていたのだ。
「ほう、すばらしい!」
「あうっ」
 大人カグラが服を剥かれて窓に押し付けられる。小カグラは四つん這いで動けないところをイラマチオされていて、中カグラは痴漢列車の機能で出された三角木馬に乗せられて喘いでいる。
「やだっ、あっ、あんっ」
 大人カグラもバックからゴーミンたちに胸を揉まれながら犯されてしまう。窓の外に見えるのは様々な辱めを受けている女性たち……。
「雌共を犯しながら闇博巡りができるなんて最高だ!」
 カグラたちは闇博の開催期間中、痴漢電車の性処理道具として設備の一部にされている。
 その中にはカグラたちの他にも『光博』を楽しんでいた照橋心美もいた。
「おっふぅ!」
 犯しながらのその美しさに負けているウーラー兵だった。
 ウーラー兵はこの後、『悪博』メインステージに彼女を連れて行って学生凌辱グランプリに連れ出す予定だったのだが。
「おっふぅ」
 夢中になってしまっていた。
 ゴトンッ!
「お姉さん!」
 年長カグラがその場で倒れた。
「何してやがる!」
 ゴーミンの言葉にも何も反応がない。
「ぐぅ~」
「寝てるだと……」
 それは最近頻発してる現象だった牝たちが何をしても反応しない眠りに落ちているのだった・
「ひゃっほう!」
 瀬奈は二度目の『光博』だった。
「今日も楽しむぞぉ!」
 前回は初日に小夜と来たが、今日は一人での抜け駆けだった。
「ハナビキニビーーーーーム」
「え?」
 あっという間に瀬奈はビキニ姿に変わっていた。
「なぁ!」
「それで終わりじゃ無いわよ、ビーナスにしてあげる」
 ピキ……ピキキ……
「嘘でしょ! こんなポーズ納得するわけないじゃない! どうせ固まるなら綺麗に固まらないとぉ!」
「これで二人目、再生オクタノイド・ハナビキニキビーナスッポンポン行動隊長はザンギャックの役に立っておりますよぉ」
 瀬奈の像を持ち込んだ場所には、既にメイが像にされていた。
「暫くしたらすっぽんぽんにしてあげるからね」
「ああ!」
 追い詰められていたのは忍者屋敷の奥。
「力が出ない……」
「無理矢理犯されるのは好きかい?」
「こんな筈は……」
 この忍者屋敷は地球忍者の力をマイナスにする効果があるらしかった。
 普段なら絶対に負けない人間に寄ってたかってレイプを許すなど風のシズカにあってはならない事だった。
「まぁまぁの穴だったな」
「悪の女幹部だからな、やりまくってるんだろ?」
「くかぁ~」
「ルカさん……」
 もう既に一週間、ルカは目を覚まさない。
「アイムさん、何がどうなってるかは分からないけどルカさんは目を覚まさない」
 アムも色々と情報を集めていたが、所詮は牝奴隷の立場でしかない。
「分かっています……私は信じていますので……」
「ゴーカイジャーの代表としてステージには私がたちます」
「いいの?」
 気の弱そうなお姫様なのにとアムも思う。
「私に内緒で一人でルカさんがここに立ちました、なら私もルカさんが目覚めるまで頑張るだけです」
 洋子の腹は既に身体全体を飲み込むほどに膨れ上がっているがそんなことはお構いなしにワンパーはパイプの中に次々と様々な食べ物を入れて行く。
「次はカツ丼っす!」
「もう…やめてぇ、これ以上お腹が大きくなるのはいやぁっ!」
「」
 普通ならいつはち切れてもおかしくない状態の腹
 胸も内部の圧力で多乳全てが押し出されて普段よりさらに大きく勃起している。
 しかし、これまで何度も膨腹や妊娠を経験してきた彼女の身体には耐性がついていた。
 洋子の悲鳴も虚しく腹はどこまでも膨らみ大きくなっていく。
「見てはダメよぉエイジィ!」
 サオシー星人と共にステージに連れて来られたのは、『光博』に遊びに来ていた泊霧子だった。
 息子であるエイジを人質に取られた結果何も抵抗できずにただ犯されていく。
「いやぁああああああああ見ないでぇ!」
「犯されて感じてしまう姿を息子に教えてやれよ!」
「ちょ! 出してよぉ!」
 横並びに何十個も並ぶヒッポリトカプセルの中には予め『光博に来ていた一般女性』『スーパー戦隊ではない一般の牝奴隷』などの女性達が閉じ込められおり、その中にはシンケンピンク/白石茉子の姿もあった。
 ヒッポリト星人は見せつけるように一人ずつカプセル内に居る女性達にヒッポリトタールを浴びせ絶望した姿のままブロンズ像にした。
 真隣で行われる恐ろしい行為にカプセル内で泣き叫ぶ女性達......茉子もカプセル内で抗い脱出と救出を試みるもなす術無くブロンズ像にされた。
 悪博に来ていた来客達はそんなブロンズ像にされてゆく彼女達に対して珍しい見世物を見たかのように盛り上がっていたのだった。
「これで良かろう、この像達は会場のあちこちに展示するがいい、約束通り牝奴隷は殺してはおらんよ」
 それが、ゴーミンとの約束。
「だが、これではチンポが入らない」
「私には関係がない事だヒッポリト以外には欲情せんよ」
『まぁシャインとの約束でこれをしに来たのだがな……』
「え? ここって……まに来た地上?」
 ひゅぅううううん……
「え?」
「ようこそ『悪博』へシー○・ラパーナ」
「ピアスの形状が違う様です、もしかして……」
「失敗か……違う時間から到着という可能性もありますね」
「どう思いますか?」
「眠り姫の話ですか、それともシー〇・ラパーナ?」
 管理官は首をかしげる。
「私は国際公務員でこういう場には相応しくない」
「それは私もですよ」
 国際空軍の医官も相槌をうつ。
「ゴーミン達はなんと?」
「眠り姫の理由は不明、それはそうだ、寝ていたって肉体に対する刺激にはリアクションがあるはずなのに……」
「それがまるでない、二年間も居なくなった時も心配したが、今回も気を揉むね」
「それは明神つかさがまだ寝てないからだろ?」
「悪いね……彼女を守りたいのさ同期としてね」
「ふふふ……ここが夢の祭典なのね」
 それは誰からも認識されず、だが誰にも理解出来た。
「明るい光、夢見る未来は明るいわ!」
 それは……誰なのか?

第1話「悪夢の始まり」
「すごーい! 近未来って感じ!」
「祢音様。どうぞVIP席へ」
 光博の輝きに魅了される祢音に、光博のスタッフが声をかける。
「あ、ありがとう」
 素直に招待を受け入れて、祢音は立ち上った。
「凄いねぇこんなに賑やかなんだ」
「はぐれるぞ」
「どっちはぐれるのかな? ん……」
 音美の足元で何かが捻じれていた。
「光博も始まったし、悪博も行っくよぉ!! んひぃ❤」
 キャンデリラが開会を宣言した瞬間にピアスが振動する。
「「おおおおおおおおおおおおお!!!!」」
「一人目の牝が到着だ!」
 ステージ上に設けられた透明な箱の中にネジレの力で全裸にされた女性が飛び出して来た。
「陵辱ショーの始まりだぜ」
「た、助けてぇ」
『んひぃぃぃぃぃぃぃっ!?』
 ステージ上の巨大スクリーンでは祢音が全裸にされ、ピアス振動によって自由を奪われゆく姿が映し出されていた。
「「おおおおおおおおおおおおお!!!」」
 会場は更に盛り上がっていくのだった。
「な……なんで……ここは光博のはずなのに……あぁんっ」
「光博? ここは悪博の会場ですよ」
 絶頂しながら倒れて動けない祢音の前に、彼女も見たことがあるデザイアグランプリの運営が現れた。

「悪博の運営に当たりデザイアグランプリの運営のノウハウを学んでいたのです。そして上質な雌がいると聞いたものですから」
「デザイアグランプリの脱落者への新たな罰の展示。その道具になってもらいますよ」
「やめて……こないで……いやぁぁ……」
「ぁっ、ぁっ、ぁぁぁぁ~~~~っ」

 植物の触手に捕まっている祢音。彼女の口や尻穴には触手が挿入されていて、言葉も発することができずに犯されている。そんな祢音を見せながらデザイアグランプリのスタッフは解説をしていた。

「これがデザイアグランプリの脱落者への新たな罰です。ジャマトの木で捕まえたまま犯し、ジャマトの苗床にする。受精したジャマトは一瞬で卵へと変わり、産まれゆく」
「んぉぉぉぉぉぉぉぉっ」

 一瞬祢音のお腹が膨れ上がり、すぐに元の大きさに戻りながらジャマトの卵が排出された。

「そして孵化したジャマトは母体の母乳を飲んで成長し、さらに犯して自身の子どもを作っていく。脱落した敗北者は新たなジャマトへの苗床になるのです!」

「ぉぉっ、ぉっ、おぉぉぉぉっ」
 すっかり白目を剥いて失神してしまっている祢音。触手に犯されイきまくる姿がステージ上で晒される事となった。
「ほほう……これが」
 光博は初日から沢山の人が訪れ各パビリオンは長蛇の列が出来ていた。
 なのにその列から外れた所でその女は不敵に笑うのだ。
「これが光とは片腹痛い、全てを曝け出してやろうじゃないか」
 ドンッ!
「うぶっ!」
 何が起こったのか理解できないかった。
「この女気が付いたぜ」
「汁が飲めるらしいぞ!」
 全裸にされ縛られ、力の発動も抑制されていた。
「カルミラ『悪博』へようこそ」
「みんな、オーピンクは好きかなぁ?」
「「「大好きぃ!!!」」」
 国際空軍のパビリオンでは開会式にも参加した桃がそのまま変身した姿で子供達と交流していた。
「ほら君はこっちに入って」
 その背後でスタッフルームに入ってく人影に気が付いた人はいないようだった。
「似合うよ、丸尾桃の並行同位体である姫丸桃香さん」
 水着に着替える様に言われて、そのまま素直に着替える。
「いつもやられている事に比べれば、水着なんてなんともないわ」
 並行同位体である桃香も、ザンギャックの牝奴隷に堕とされている。
「じゃあ、転送するよ『悪博』へ」
「え?」
「んおおおおおおおおおお❤❤❤❤❤❤!!!!!!」
 気が付けば長いベロでクンニされてあっという間に絶頂に昇り詰める。
 チキューで刻まれた淫紋は既に肉体内に消える程に成長してしまっている。
「ひぃいいいいいんん❤❤❤❤」
 身体は正直だった。
「こんなにも……」
 悔しい思いだ、ヨーコたちの活動ではなく、目の前に悪の秘密結社たちの兵器が誇らしげ並べられている。
「ここにあるって事は、奴らにとってこの技術は大したものではないということよね」
 悩んでも答えは出ない。
「ん……あぁ……」
 ふらっとした所までは思えていた。
 しかし……
 ドサッ!!
「なんだ? ヨーコじゃねぇか?」
 倒れた時には意識は無かった。
「え? 犯して良いのかな?」
「誰から犯る?」
「おい、寝てるぞ……」
「くぅ~」
 ヨーコは目覚める事の無い眠りへと落ちたのだった。
「あ! ルカさんだ」
 デスガリアンのパビリオンでステージショーとしてブラッドゲームが開催されている。
「まさか、本気で戦わせるって訳じゃないよな、ジュウオウタイガー」
 ステージに上がるルカの身体を観客がお触りして来るのだから。
「まっさかぁ~多分想像通りですよ」
 アムはおどけて見せる。
 ブブブブブブブブブブブッ……
「ひゃぁ❤❤!!」
「キャンッ❤❤!!」
 同時にピアスが振動させられる。
「やっぱりっ……なぁ❤ あっ❤❤」
『先に逝った方が負けですよ、観客の投げ銭で色々なアイテムが使用されます』
 解説が聞こえて来ていた。
 ドサッ……
 その解説をルカは聞いていなかったが。
「あひゃぁん❤❤ ルカさぁん❤❤ どう……どうしましたぁああん❤❤❤❤」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴン、ガンガンガンッ
 床に鳴り響くルカのピアスが極端に会場に響き渡った。
「くかぁ~」
「もしかして、寝てますううぅぅぅぅん❤❤ あああ! ひっちゃう❤❤❤」
 こんな強烈なピアス振動の快楽の中でルカは寝ていた。
『敗者、ジュウオウタイガー! お客さんの配当は……』
 目を覚まさぬルカを無視して試合は続いて行くのだった。
「家に返してください!」
「お前はもう売られたんだよ……今日からは牝奴隷として暮らすんだ、服はそのピアスと首輪だけだぜ!」
『悪博』は初日にして混乱と淫靡のるつぼになろうとしていた。
「妄想世界ならこんなすごいAVも作れますよぉ この美月の特殊能力ならどんな生物とでも性交して子供だって産まさせることが出来ますよぉ」
「じゃあ、俺との子も普通に作ってくれるわけだ」
 にゅっと伸びた異様なサイズのペニスが美月の胸の間に収まっている。
「も、もちろんですよぉ」
「ザンギャックの異星種族間妊娠薬を持ってる、妄想じゃなく現実でやらせてもらおうか?」
 無茶振りをしてくるのだ。
「あの~ここはAVの販売上でして~」
「出来ないってのか?」
「いえ! 大丈夫、早く場所準備して!」
「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい❤❤❤❤❤❤!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「シンギラリティの果てでも女には決められた仕事がある、人類初の職業があるのだ、その新しい可能性を仮面ライダーに実践してもらった。」
 刃唯阿は『光博』のZAIAパビリオンで新型プラグライズキーのお披露目の為に招待されたはずだった。
「あ……やぁああ❤❤❤❤」
「ほら観客の目が牝を狙う雄の目になっているぞ、さてここから快楽が100億倍だ、精神が持つかな?」
 いつの間にか『悪博』のZAIAパビリオンに移動していた。
「ウガッ! ウガッ?」
 何体目のウガッツが美羽の中で射精をした後だろうか、まるで見の反応が無くなった事に彼らは驚いていた。
「くぅくぅくぅ」
 規則正しい寝息が観覧者達にも聞こえる。
「あそこ小っちゃいんじゃねえのか? 女が寝ちまったじゃねぇか!」
 非難の声はウガッツたちに向けられることになってしまったのだ。
「「おおおお!!!」」
「ハーさん頑張ったねぇ」
『光博』のメインシンボルを見上げながら小夜と瀬奈は感心していた。
「ココナッツタワーの色違いを堂々と出しちゃうんだkらねぇ」
 もちろんこれで、堂々とあそこがキラメイジャーの基地だって全世界にばらしてしまったわけである。
「さて、次は何処に行こうかな?」
「私、ライダーのパビリオン興味があるな」
 二人は、為朝たちとの交代時間まで『光博』を堪能するつもりだった。


第0話「悪博開催」
「前方から巨大建造物!」
「ぶつかるぞ」
「前面が解放されていく」
「牽引ビームに補足された、ダメだ……」
 そして宇宙船は捕獲される。
「あ、あなた……」
「大丈夫だよ、大丈夫だ」
 国会は紛糾していた。
「復興費も足りてない、人も物資も不足している状況でバビロンプロジェクト跡地での光博開催を強行すると言うのは人心を得られないのではないか?」
「光博担当大臣」
 元首相の妹という事で当選し、今回の大役を任されている。
「着実に復興も進み、光博も開催に向けて着実に進捗しています、バビロンプジェクトでの遺産がありますから、いらぬご心配かと」
「地元の方は今困っていますよ、嘘は辞めて頂きたい!」
 答弁は得意だが、自分の意志と異なる事を言い続けなければいけないのは辛かった。
 元国防大臣は大喜びだった。
「いやぁ見事な質問でしたな、これであなたの所が野党第一党は揺るがないですな」
「いやぁお褒め預かり恐悦至極、あれで光博への予算配分は納得させられるでしょう」
 そしてその場には政敵であるはずの与党第一党の代表が同じように裸になって一人の女性を弄んでいた。
「その通りだ、復興費には首都の地方税から地方協力の名目で吸い上げて配分すれば田舎の方でも溜飲が下がるという物だ」
「しかも、この身体を味わえる元首相、全然歳を取りませんなぁ」
 その女性は元総理の狩野澪子の妹という事になっているが……
「おいおい、今は妹という事になっておるぞ」
 リュウソウ族である為にほとんど歳を取らない為に妹という事にしているのだ、返り咲く気の無かった政界に国防大臣に利用される形で復帰してしまったのだ。
「あははははは、そうでしたなぁ」
「くぅうう……」
「私のやってる事は本当にこの国の為になっているのかしら……」
 そして他のヒロイン達と同じようにゴーミンの牝奴隷として凌辱を受け入れる日々だ。
 ブブブブブ……
「ひっ!」
 街を歩いていればいつ何時名誉市民に見つかったとしても仕方がないのだ。
「ああ……」
 もう、それを打ち破る方法がないと思い込まされているのだから。
 あっという間に彼は澪子を縛り上げると複数回の浣腸を施した後で……
「アナル酒、飲んでみたかったんだよね」
「ああ……なんでこんな事を」
 きつい酒を大量に浣腸して来た。
「ザンギャックTVのアーカイブで偉い人たちの決起会で政治家の人たちに振舞ってたじゃん」
「そ……そんな事まで」
「いやぁ政治家って汚いねぇ~与党と野党の偉いさんが澪子ちゃんの身体で穴兄弟になって結託して法案通してたなんてさ」
 リアルタイム配信と呼ばれる、ピアスによるデータをタブレットで動画として受け取れるザンギャックTVサービスはカメラが目の前にない事もあり、何が起こっているのか理解していないヒロインも多いという。
 澪子もその一人だった。
「そ……それは」
「まぁこから俺も穴兄弟だけどね」
「ほら、自分で揺れて俺をイカセて欲しいなぁ、そうしたらさっき話してた事のもっといい解決方法を俺が思い付いたから教えてあげるよ」
「そんな、簡単じゃないのよ……ああ……予算だって……それこそ不景気と第一物資が足りてない」
 偉そうに腰を突き出しながら澪子に勝手に揺れろと言うのだ、しかも政治家である澪子よりもいいアイデアを持っていると言うのだ。
「だから澪子ちゃんなら提案できるグッジョブなアイデアだって、ほら本気で身体揺らして!」
「ああ……ああああ……ひぐっ❤❤❤!!!」
 しかし、飼いならされた身体はあっという間に昇り詰めていた。
「うっ……ふぅやっと出せたぜ、澪子ちゃんその間にいっぱい絶頂ったね」
 必死に身体を揺すって、自分ばかり絶頂するを永遠にくり返すのかと思われたが。
「うう……恥ずかしいわ」
 ようやく彼がイクまでに軽く一時間は過かっている。
「澪子ちゃんってザンギャックTV局の牝奴隷じゃん、ザンギャックに建築をお願いすれば予算なんかも澪子ちゃん達の身体で俺たちから集めてるんだし、物資も宇宙中から集めて来れる、光博も復興地も喜ぶ全部が得する素晴らしい案だと思わない」
 そう、澪子たちゴーミンの牝奴隷だけが無限に身体を使わされるというアイデアだ。
「国の予算の話なのよ」
「全部ザンTVで筒抜けなのに今更じゃん!」
 名誉市民たちは裏側を知って行くのだ、それも澪子達の身体を通して……
『そんな……』
 チャプ……チャプ……
「良いアイデアじゃないか? 協賛異国人としてザンギャックTV局のゴーミンにアポを取ってみようか……いやそれこそあそこの地下に裏のパビリオンも作って貰ってこっそり宇宙からも客が呼べたら儲けにも繋がるな」
 時折、元国防大臣関連組織から牝奴隷として登録されている女性を呼び出しては執務室で奉仕させている。
「おお、それは良いですね、さっそくアポを取ります」
「地上では、地球防衛をして来た組織のパビリオンが並び地下には……ふふふ、建設がザンギャックだと情報も筒抜けか、いやいや牝奴隷を全組織に抱えているのだ情報などとうに漏洩しているだろうな」
 今は国際空軍から桃が呼び出されていた。
「ほら喉の奥へ出してやるからな」
 ビュル! ドプドプッ!
「うぐぐっ」
「そう言えば大臣、星川博士の宇宙船、消息を絶ったという報告が」
「なんだと?」
「ほらちゃんと飲みこめ、牝どもには大事だエネルギーだろ!」
 苛立った様に元大臣は桃にそう命じる。
「かつて地球を狙った異星人の星から平和の声を『光博』で私が受け取るというプランが、かなり前から仕込んであったというのに役立たず目」
「宇宙は何が起こるか分かりませんね、おや、また連絡が……」
「さっそく返信が、ゴーミンはこの話に乗るそうです!」
 ゴーミンからの変身はあっという間に届いた。
「これで目途が付いたかな、丸尾桃君にも国際空軍パビリオン建設に向けて頑張ってもらわなければいけないな、もちろん肉体での支払いも込みでね……元々ゴーミン達の所有物だから責務でもあるだろう? 国際空軍のパビリオンでも桃君をもて弄べる空間が欲しいものだね」
 ずっと桃の胸を弄り倒しながら、会場でもそうしたいと言うのだ。
「それと地下パビリオンにはザンギャックだけじゃなく過去に地球を攻撃して来た組織の全パビリオンを用意すると提案して来てます」
「それは豪華だな、ああ、ザンギャックTVの社員はかなりの数戦闘員達がいるからな、知識も裏側も分っているという事か」
「そんな事して言い訳が無い!」
 桃だって赦せる事と赦せない事がある。
「バラノイアのパビリオンよりも国際空軍のパビリオンでエロい展示物にされたいという事かな?」
「な!」
 究極の選択を迫られている気がした桃だった。
「東京湾で光博やるんだね! 私バイトしたいな!」
 TVのニュースで『光博』開催日決定の報に未来がすぐに反応した。
「今日もバイトじゃ無いのか?」
「あ、そうだった! じゃあ行ってきます!」
 でも、バイトと言っても……
 この日はザンギャックTV局内での撮影だった、運よくブンブンジャーの連中にはこの放送の事を知られていない。
「光博気になるなぁ」
「バイトしたいなら、口をきいてやるぞ」
 ゴーミンさんがサラっとそんな事を言い出した。
 脱ぎ終えた衣服をロッカーに入れ終えた時にはもうゴーミンさんに全身を弄られている。
「え? 光博もゴーミンさん達絡みなの?」
「この国の政府が泣き付いて来たんだよ、表向きの光博はちゃんとした平和の祭典に作ることになってるぜ」
 何か不穏な気がする。
「どういうことなのよ?」
「まぁザンギャック帝国も国だがこっそり地下にパビリオンを建てて、色々と宇宙の常識とかを展示しようと思っているから、いくらでもバイトは必要って事だ」
「そのバイトって光博じゃ無いじゃん」
「ああ、悪博だ」
 全然違うという事は分かる。
 盛り上がった気持ちが駄々下がりだ。
「お尻の穴広げないで、歩きにくい」
「ちゃんと毎日浣腸してるみたいだな」
「ちゃんと当てられるようにならないと番組に悪いからね……ビールが分かるならもっと違う薬液なら分かるはずだから」
 家を改造されてから、毎日浣腸をしている……何が異常なのか時々分からなくなる。
「正答率は?」
「25%くらいかな?」
「それは素晴らしい」
「そ、そう?」
 こんなに単純に誉められれば、未来も嬉しくなってしまうのだ。
 閃きがあった。
「あのさ、バイトの空き時間は地上の展示物観に行っても良いの?」
「お、おう……それは良いと思うぞ」
「やった、光博楽しみだなぁ」
 見学とバイト、何とかなるだろう……何故なら会場にはいるのだから。
 それがどんな事を齎すのかこの時の未来はまるで知らなかった。
 そして遂にその日がやっていた……
 会場は歓声に包まれその走り出しは未来への成功を思わせた。
「光博、平和と正義の博覧会開催を宣言します!」
「「わぁああああああああああああああああ」」
 担当大臣狩野(澪子)開催宣言によって、子供達が一斉に大好きなヒーローたちを展示しているパビリオンに走り出した。
 防衛隊の中にはそのままスーツを展示している所もあるようだった、さらに細かな戦いの記録や当時の苦労話など滅多に見聞きする事の出来ない素晴らしい展示の数々と、前評判も上々だった。
「人少ないですね」
「何だか胡散臭い建造物ばっかりだな、ぶっ壊すか!」
『悪博』に連れて来られたルカとアイムは、地上で行われている『光博』の喧噪とは真逆の暗くねっとりとした視線を感じる所に連れて来られていたのだった。
「この穴まさか……」
 モモコも不安を感じてしまう、その穴はもしかしてチューブに通じて良そうな気配がしていたから。
「あ❤……」
 お尻の中にいる生体武器が蠢いているのが証拠のように思えるのだった。
「この隙間があれば……」
 もちろん外道衆は行き来できるだろう、いま連れて来られた場所がまさしくそうなのではないかと不安になる茉子だった。
「毎日公開ステージ?」
 宇宙人や名誉市民が入っている公開ステージに立たされるまで香は何をするのか理解していなかった。
「半年間『悪博』が終わるまで帯番組を朝と夕方に用意したから、生放送とその日のハプニングなどを紹介してくれ」
「私一人じゃ無理よ半年なんて……」
 二年間行方不明になってしまった事があるとはいえ、基本的に夫と子供がいる身なのだから、朝夕両方ずっとこの場にいるなんてことは出来ない。
「そこは考えるよ、だがやって貰う」
「どうせ嫌なんて言葉はあなた達を喜ばせるだけなのでしょ?」
「分かってるじゃないか」
 それは多分あっきらめともいう。
「旦那は上のパビリオンか?」
「そうよ……私だってゲストとして呼ばれている日もあるからね」
「ちゃんと調整するよ」
「まもなく出番だぞ」
 パンッ!
 両頬を叩いて気合を入れる。
「よ~しバイト頑張るぞぉ!」