「くぅ~んっ んん~」
 今日も事務所のソファーで眼が覚める。
「誰もいないけど……仕事は来てるのよねぇ」
 ネコ探しやら、そう言うのが多いけどもと……
「須塔探偵事務所、本気なんだからね」
 鎖国法案による戦隊禁止法をかいくぐる為の苦肉の策出始めたのだが
『分かってるってばよ! 俺も全開だぜ!』
 走輔ならそう答えてくれるだろう。
「でも……本当は」
「え?」
 指先が濡れていた……
「またなの……?」
 ジャケットの表面がしっとりと濡れている。
「ミルク……」
 それは記憶の中で何かに引っかかるのだ。
 パンッ!
「きゃぁあああ!」
 膨張した胸によってジャケットがはじけ飛ぶ。
「思い出したわよ……須塔探偵事務所を作った本当の理由……」
 そうなのだ、今までに二度も……
 ボーーーーーーーーーーンッ!!
「きゃぁああああああああああああああああああ!!!」
 住むべき場所をおっぱいの膨張によって破壊して来たのだから……
「私の居場所が……」
 それすらも吹き飛んでしまったのだった。
 ボフンッ!
「あう」
 おっぱいの弾力で落下の衝撃が緩和される……
「助けてぇ~」
 だが、その声には艶があった。