「ええ! 一体なんですの?」
 何かの波動が飛んできたのは分かったが、突然衣服が解けて消えたのだ。
「これはいったい、あなたは何物ですの?」
 背後には赤い戦士
「これは魔法、淫靡な魔法だ」
 恐怖を感じる気配があった。
「心の叫びを唱えるがいい」
「わたくしをみんなで犯してくださいませ!」
 考えてもいない言葉が口を突いて出た。
「それがお前の欲望だ」
 ドンッ
「ひっ!」
 数多の赤い戦士と、人間たちがブーケを取り囲んでいる、
「犯してやるよ」
「順番を守る気はねぇぞ」
 彼らは裸のブーケを値踏みしているようだった。
「あぶぶ……」
「飲めよぉ!」
 獣の様に彼らはブーケの肉体を貪る、何を目的としてるのかさえ理解できない程の暴力が行われていた。
 シュワワワワワ……
「え?」
「なんだこりや?」
 エンゲージが済み、ブーケが持つ力を集約したリングが生まれ、ブーケにエンゲージしたのだった。
「あふ……」
 しかし、一万人をこえる男根の暴力で絶頂を覚えさせられたブーケの肉体にはリングは残っていなかった……
「これだけ疲れ果てた身体とて……我が媚薬ならば」
 大量の人に大輪姦され、放置されたままのブーケの前に現れたのはゴーオンレッド媚薬ノーワン鬼だった。
 タパタパタパ……
「あひんっ❤❤!!」
 ビクンッ
「ほら、もう熱かろう」
 身体の奥が燃えるようだった。
「いやです、何ですかこれはぁ❤」
「ほらっ!」
 ズンッ!
「あぶぶ❤❤」
 巨大な男根が何の抵抗もなく奥まで押し込まれる。
「丁度いいだろう?」
「逝ってしまいます、逝ってしまいますわ!」
 何度も連呼して、そしてブーケは気を失うまで犯される事になった。
「ああ……前後不覚になっていました」
 何度も逝かされて気絶して腰の痛みで目を覚ました。
「何が起こっているのでしょう?」
 厄災の登場に驚いているだけでは現状は理解できないのだ。
 ポンッ!
「え?」
 いきなり裸だった身体にビキニが着せられていた。
「裸では活動出来まい、この男は変態だが女性の敵ではないようだからな。」
「え? え?」
 何を言われているのか分からないが善意だけは理解出来た。
「ならあそこにも」
 ブーケが指差した先にも一人全裸で倒れていた。
「じゃあ、私がビキニ着せて来ますね、もう私の力役に立っちゃうなぁ!」
「エンゲージは尊いですよ、もちろん」
 現状で起こっていることにブーケはちょっとした仮説を語り始める。
「リングによる契約は要するに愛の契約ですわ、お互いを信じあう人とエンゲージして力を取りもどせるのですから、リングを持っている相手の側に行かないとどうにもなりません」
「それって……」
「このピンチに策はあるって事ですね!」
「茉子、聞いていたか?」
 オープン状態だったらしい。
『はい、こちらからも情報があります……テガオナールという存在の事について……』
「テガソード以外にもいたのですねリングを操る物が……」