「あ! 充瑠くんの力が消えちゃった……」
 それは、一瞬ではあったが昏睡している充瑠の名残であったのだ。
「絶対に目覚めさせるからね」
 医師としての覚悟だった。
「とうっ!」
「え?」
 シュワワワワワワア……
「きゃぁ!」
 全裸に三点ピアスの姿であった小夜はいきなりビキニ姿に変わっていく。
「うぉおおおおおおおおおおお!!」
「おっふっ!」
 ビュルビュルッ!
 精液が想像できない程の量が噴出されていた。
「な、何者よ……」
「おう……おうっ」
 小夜の中に熱いものが湧き上がっていたが、目の前にいる赤い戦士を見た瞬間に急速に冷めてい自分が居た。
「なんなわけ?」
「小夜先生のビキニ最高ぅ……」
「よぉおおお! 尻をこっちに向けて突き出せい!」
 ビキニ水着の部分に対して命じてポーズを取らせる事の出来るオーレッドビキニ装着ノーワン鬼は早速その命令を出した。
 くるりっ
「おっふっ!」
「急患ですって、すぐに行きます!」
 小夜の尻にまた射精してしまうオーレッドビキニ装着ノーワン鬼だった。
「もう……」
 ビキニが脱げない状況で病院に急行した小夜だったが。
「まさか……オペ着にもなれないのかしら?」
 どうも、水着を見せられる状況しか許されないらしい。
 しかも、尻を少し突き出したようなボディラインを取らされ続けている。
「うわ、あんたって」
 オペ室前でまた赤い男が待っている。
「まさか、麻酔科の……」
「そう麻酔科医だよ、医志團メンバーの緊急オペだろ?」
「そうだけど、あなた普通ね」
 先ほどあった変態とは何かゆとり感が違う。
「人の命が最終戦だろ? 俺の趣味は後でだ」
「患者さん入ります!」
 ガラガラガラ……
「あれって美羽さん?」
「ゴーオンウィングスだな」
 経歴はもちろん知ってた。
「子宮内に成人男性が一人入ってる、言い方が悪いが母子ともに危険な状況」
「帝王切開ね」
「メスッ 管子」
 オペが始まり小夜は的確に美羽のお腹を開いて行く。
「すぐに出してあげるからね」
「じゃぁ恒例の奴行きますね」
 麻酔科医が小夜のオペの度に背後でする事……浣腸だった。
「今日はコンプレッサー式な」
 しかし、小夜はオペ中の手を止めたりはしないのだった。
「本当は辛く無いんじゃないのか? この浣腸」
 とは言え彼はこれでもちろん興奮している、ニンジャレッドオペ中浣腸ノーワン鬼なのだから。
「男の人は隣へ、カンフル抽入して面倒だから服は切っちゃって良いわ」
 出された男性も助けようとすぐに次のオペレーションへと進む。
「麻酔準備して」
「はいはい」
 小夜の背後でコンプレッサーの位置を変えていた忍者レッドオペ中浣腸ノーワン鬼は本職に戻っていく。
「酸素量確認、電気ショック使うわよ……ほら、帰ってこい! 帰ってこい!!」
 ボフンッ!
 3液混合で気化して一気に外部に出てくる媚薬効果をもった気体。
「くっ! ふう……続き行くわよ!」
 それでも小夜は止まらなかった。
「流石だ小夜先生」
「ん?」
 ゴスッ!
「出すな、ここはオペ室よ!」
 興奮して大きくなったニンジャレッドオペ中ノーワン鬼のペニスを小夜が蹴り潰していた。
「わ……分かってるが……おう」
「よし」
「オペ完了……何とか救えたわね処置が速かったお陰だわ」
 ゆとりをもってオペ室を出る牝奴隷である小夜に麻酔科医はある種尊敬の念すら持っていた。
「んっ? キラメイピンクのヒロインリング?」
「あ……ああんっ」
 今頃になって小夜がオペ中の浣腸で廊下を歩きながら逝っていた。