はじまりました!



OP「それは通りすがりのアリエナイザーが始めた事?」
「地上ではレッドの大増殖」
「テガソードめ勝手な事を、まぁ影響は少ないか」
 イデオンの元老院では地上レイヤーの観察を今日も実行していた。
「しばらく前のレイヤー統合案件もまだ解決してない」
 50を超える地上レイヤーが何者かの手によって統合されてしまう事件が起こっていた。
「バックアップ迄消されてな」
「折角一万年も時間を進めたのに、誤差を修正するのに苦労したよな」
「え?……」
 ズンッ
「あひんっ!」
 突如アナルが拡張される
「ソノゴよ、儂を導け」
「な……何物?」
「なあに、ただの通りすがりのアリエナイザーさ」
 ソノゴはその気配の大きさに畏怖を抱いてしまう。
「ど……何処へ……」
「ドン家の収納庫だよ……かつてヒトツキから回収したな」
「秘匿の倉を知っているのか」
「もちろん」
 通りすがりのアリエナイザーは全てを見通している様に空間エレベーターにソノゴを連れて行く。
「人の欲望は基本的に三大欲求に準ずるものじゃ、食欲、権力欲と性欲じゃな」
 勝手に彼は話し始める。
「食欲は自己生存、権力欲は組織の中での存在価値」
「しかし性欲は、種族保存の欲求でありながら多種多様に分かれているものじゃ」
 三つに分けられた扉の前で通りすがりのアリエナイザーは語る。
「性欲の扉だけパンパンじゃな」
「このリングが役に立つようじゃな、開錠!」
 ルパンイエローのリングが反応しその扉が開き、中に封印されし性欲によってヒトツキになった人から回収された欲望が一気に解放されていく。
 その内の一つが、変身が解除されそうになったアカレンジャーに届く……
「ん?」
「うおぉぉぉぉぉぉぉ」
 アカレンジャーのまま、ヒトツキとして鬼になっていく。
「これは……」
「緊縛ぅ~ナンバーワン!」
 ノーワンの世界が開く……
「うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 ヒトツキとノーワンが戦隊レッドの力に加わり、何処にもない力が意味出された瞬間だった。
「おんなぁ~俺に縛られろぉ~」
 彼は、レッドから元に戻った女たちを見渡した。
「きゃぁああああああ!!」
「逃げるなぁ」
「で?」
「よく来たな」
 獣人であるみほが元老院に呼び出されていた。
「お前たちの罪をゆるす事にした」
「だから」
「地上レイヤーに赴き。この度の事件の解決に協力しなさい」
「何を言っているのか分からないぞ」
 みほには何を言われているのか分からない。
「会いたい男も居るだろう?」
 見透かされているのが気に入らなかった。
「良いだろう、付き合おうじゃないか……」
 「j本当に誰も居ないの?」
 ゴーミン達と戦ったことで疑問を抱いた角乃はザンギャックTVに足を運んでいた。
 「やっぱりあの場にした人は見覚えがあったんだけど……」
 見掛けだけでは分からなくても、声や傷が見覚えがあったから。
 いつもの様に服を脱ぎ、ロッカーに入れる。
 「誰もいないなら、服着ててもいいじゃん」
 すぐに思い直して服を着直して施設に中を探しに行く。
 「ここも誰も居ないわね」
 大量浣腸実験場にもゴーミンの姿はない。
 「レッドビュー」
 バシバシバシッ
 施設内をあちこち見て回っていると突然角乃の服がはじけ飛ぶ。
「きゃぁあああああああ!!!」
 「なっ!」
 ギュルギュル!!!!
「緊縛ぅううううううううう!!!」
「さて、始まったようじゃな」
 通りすがりのアリエナイザーは事態を見守っていたのだ。
「私は……」
「ついてこい」
「こっちは計画を進めさせてもらおう」
 ソノゴを連れて通りすがりのアリエナイザーは何処かへ消えていった。
「はふ……」
 角乃はエロアカレンジャー怪人に縛り絶頂かされていた。
「良し」
 キュウウウウウウウンッ……
「ん!」
 パシッ!
 その場に現れた物を彼はつかみ取った。
「これは……」
 手の中には1つリングがあった、ゴジュウユニコーンのリングが……
『全てのリングを集めて望みを叶えるがいい!』
 こうしてヒロインリングバトルが始まったのだ。