「あ……ああ、産まれる、産まれちゃう」
 数美は先ほどから連続出産していた、ゴーレッド多産強要ノーワン鬼というレッドに拉致されてビルの屋上で出産していたのだ。
「もっとだ、、もっと産めぇ~」
 異常にしか思えない声を上げながら数美犯してはすぐに出産させるのだ。
「くっ」
「汚れた、舐めて綺麗にしろ、そうしたら次を産ませてやる。」
 何故上から目線とか思ったが……
「ええ、舐めさせて」
 これはチャンスだと思ったのだ。
「ぎゃぁああああああああああああ」
 がぶりと一気に行った
「じゃあね!」
「あ……な、何でことを」
「お前が言うな!」
噛みついてゴーレッド多産強要ノーワン鬼が怯んだすきに走り出していた。
 ガキンッ!
「あうっ」
 ゴーレッド多産強要ノーワン鬼から逃げ出して、落ち着こうかと思った瞬間に何処からか飛んできた投げ首輪が数美の首に固定されていた。
 ぐいっ
「あ」
 その首輪の先はジュウオウイーグル首輪プレイノーワン鬼が握っていた。
「素晴らしい、まさしく生まれついての奴隷だ」
 ビクンッ
「ど……奴隷ですって」
 何故か身体の奥が熱くなり、勝手に潮を吹いていた。
「こいつらとはえらい違いだな」
「ふふふふ、これは満足いく結果だな」
 小田切綾や東博士まで手に入れたジュウオウイーグル首輪プレイノーワン鬼は満足していた。
「この後何をしてやろうかな?」
 首輪で捕えた時点で彼は満足して射精していた。
「放置されて哀しいか?」
「何を言われているのかさえ分からないわよ。」
 外れたところにいた数美の前にトッキュウ1号顎クイノーワン鬼が訪れ。
 くいっ
「んっ!」
「お前チョロ過ぎないか」
 簡単に絶頂していた。
 星川数美は雑居ビルの空き部屋の床の上に転がされていた。大声で叫んで助けを呼んでも誰も来そうにはなかったが、ギャグボールをかまされていて、そもそも声を出すこともままならない。徐々に徐々に唾液が口腔内から唇を伝って垂れ出てくるだけである。
併せて両手首、両足首には黒革の手枷、足枷を嵌められており、――しかも両手首は後ろ手に拘束されていた――数美にはその部屋から自ら脱出する術さえ奪われていた。
 彼女はマジレッド放置プレイノーワン鬼によって、この部屋に連行され、黒革の戒めを施されたのである
 それでも床の上で体躯をなんとか動かして、彼女なりの抗う意思を見せてはいたものの、すでに二、三十分が経過しており、この窮地から自力で逃れるのは実質不可能であることを、彼女自身認識し始めていた。
それと引き換えに数美は生来持っているM女の気質が心と身体を次第に支配していき、彼女はこの放置プレイに純粋な快感を覚えてしまっていた。
 そんな数美の心の内を見透かしているマジレッドは、なんとマジックミラー越しに、隣室から彼女の痴態を愉快そうに眺めていたのである。
「おおお!!!」
 数美がきつく目を閉じ、嗚咽の声を漏らしながら全身をわなわなと震えさせ、「絶頂を迎えるのも間近」と思わせたその瞬間だった。
 マジックミラーにへばりついて数美の姿を一心に食い入るように見つめていたマジレッドは、自分の背後に別のエロレッドが接近していることなど夢にも思っていなかった。次の瞬間彼は、トッキュウ1号顎クイノーワン鬼から脳天に一撃を食らい、その場にドサッと崩れ落ちた。
 数美は幸か不幸か、トッキュウ1号顎クイノーワン鬼によって絶頂寸前で救出された。
「え?」
「お前もチョロいな……」