「なんじゃ?」
 薫の鍛錬の時間に赤い戦士が現れた。
「お前は良い素材だ」
「素材?」
「むんっ!」
 ガオレッド獣化獣姦ノーワン鬼の両手からの気とその大きなペニスに不安を覚える薫だが。
「はぁ!」
「きゃぁああ!!!」
 バンッ!!
「まずは服などいるまい? 家畜なのだから」
「これだからお前たちは……」
 ゴーミンと関わる物は耐えず言葉で人を貶めようとする。
「来い」
 薫はシンケン丸を構えた。
「やはりビキニは良い! 全部に着せてやる!」
 オーレッドビキニ装着ノーワン鬼は裸でガオレッド獣化獣姦ノーワン鬼と戦おうとしていた薫を見つけると、自分の能力を使った。
「おや? これは破廉恥な水着じゃな……だが戦いやすくなったぞ」
 エロレッド達は別に味方じゃない、自らの趣味を極めようとする変態達なのだから。
 シュタッ!
「うわ、なにこの状況?」
「快盗衆か、何用だ?」
 薫は冷静だった。
「あ、あのね……」
 国際警察横沢備品管理官がレッド達の変身を解いているという話だった。
「そなたも狙われるのかな?」
「え? 悪い事してないぞ」
 オーレッドビキニ装着ノーワン鬼は首を横に振った。 
「ん? あれはなんじゃ?」
 道端に裸の女性がいる。
「水着着せます?」
「いいじゃろう」
 ポンッ!
「え?」
 オーレッドビキニ装着ノーワン鬼の能力でその場の全裸女性に水着を着せる。
「えっと」
「少し破廉恥じゃがその方が動きやすかろう?」
 そしてエンゲージについてその女性は語ってくれたのだ。
 ならば、状況は共有するべきなのだから……
「茉子、聞いていたか?」
『はい、こちらからも情報があります……テガオナールという存在の事について……』
「テガソード以外にもいたのですねリングを操る物が……」
「さて、神なのどという存在に何を託すのじゃ?」
 己の力によって突破する以外の何を求めるのだろうか。
「安らぎですか?」