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「やっぱり居ないじゃないか」
ザンギャックのTV局までヨドンナがやって来たのは、彼女に命令していた雑魚戦闘員の気配が消えたからだ。
「何がどうなってるんだか?」 |
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「中に入れば誰かいるのかな? 気配はあるぞ」
身に染み付いてしまっているのか、ヨドンナも入り口で服を脱ぐ事が不思議だとは思っていない。
「さてと、こっちか?……」
気配を探って、人の居場所に向かって歩き出そうとした時に……
「うっ……ああん!」 |
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ドサッ……
「くっ……なんだ身体が……勝手に……」
『その肉体は我の物也』
頭に響く声があった。
「何物だぁ!」 |