とりあえずダイジェストというか画が無いと話がつながんないけど……

シー○様編
その1
 街は祭の賑わいの中にあった、いくつもの露店が立ち並び城からも振る舞いが出された……
「わたくしも、少し楽しんで来てもよろしいですか? カ○ッセ?」
 老齢な重臣は渋い顔をすると
「護衛を付けるがよろしいか、でなければ許可出来ませんぞ」
「わかります、カ○ッセも心配性ですね、言うとおりにいたしましょう」
 そして街中において、護衛達を一撃の元に撃ちすえるものの影がひらめき、次の瞬間にはシー○の意識は無くなっていた……
 川の水が船縁を叩く音が聞こえて、シー○は全身が縛られている状態であると気がつく。
「ここは……」
 近くにいた男は近寄って来て
「ま、あんたに恨みは無いがこれも仕事……諦めてくれるか?」
 そういうとワインの半分ほど入った酒樽に猿轡をされて入れられてしまった。
「くっ……(カ○ッセ……ごめんなさい)」
 酔いがシー○を支配してそのまま動けなくしていった。

その2
 縛られた状態でそのままア○国の中を引き立てられた……その扱いは奴隷を飼うようで誰もそれが一国の女王とは思わないような有り様であった……
「これも温情というわけだ、だがあなたの存在が発表される時はもっと……そう、生きていなければと思えるような状態のはずですよ」
 シー○をさらって来た張本人がそんな事を言う……
 今頃国元では大騒ぎになってるはずであった、当然だ自分達の女王がさらわれたのだから。
「さあ、着いた……これでお別れだ」

その3
 城兵に手渡される時、シー○を連れて来た傭兵は
「面白い事をしようじゃ無いか」
 そう言って一本の細い紐を出すとクリトリスを剥き出しにして括り付けた。
 そうやっておいてから、紐をピンと引き
「あっ」
「ほらな、好きなように操れるだろ、やるよ」
 そう言って城兵にわたすと、その傭兵は報酬を受取に城の中へと消えていった。
「く……」
「ほら来い!」
「きゃっ」
 城兵もまた紐を引きシー○に可愛い悲鳴を上げさせながら、謁見の間へとシー○を連れ出して行った。

その4
「よくぞ参られた、シー○様……ほほ……貴殿の国では礼服とそのようなものであったか」
 ドレ○クの物言いにシー○はキッと睨み付ける。
「恥を知らなければならないのあなたでしょう、卑劣な手段を用い他国の国主にこのような仕打ち……いかがお考えか!」
 裸でしかも縛られた状態で毅然と言い放つ……
「よろしい、しばらくはごゆるりと我が国内など検分していただこうかな?」
 ドレ○クはそういうと席を立ち謁見の間から退出する、すると目の前にルー○が待っていた。
「お前の差し金か……」
「ええ、気に入らないのですか?親方様」
 苦々しげにルー○を見る。
「わしはこれから戦の準備に入らねばならん……連戦になろうな……」
「あの女私に預けてくださいませ、必ずナ○国を譲らせましょう」
 妖艶に微笑むルー○を避けるようにして歩を進めるドレ○クは返答をしなかった。
「よろしいのですね、まかされましてよ」
 ルー○は謁見の間に入り、そして一言
「この女を好きにしてよい、より多く泣かしたものに恩賞をとらす!」
 謁見の間は淫獄の間と化した。……

その5
 シー○の身体はその後昼夜を問わず輪姦にかけられていた……
「こんないい女見た事無いぜ……」
「さすが聖女王を呼ばれただけの事はあるな……何回でも出来る……」
 汚され全真に男の汚い白濁液をかけられ汗よりも多くの液体を滴らせてなお城の兵達はその身体にまとわり付いた。
「ほら泣けよ、泣いちまえよ……いつか誰かの子を産むんだぜ!」
「哀れな……その様な行為で人を変えられるとお思いか……好きにするがよい、私は何をされてもあなた達に屈したりはしない」
 一週間ほどの凌辱にシー○は毅然と耐えた……いや、元々性感が発達して無いが故にその粗らしい凌辱も痛みを伴うだけの拷問にだった、そして城兵達はそのシー○の毅然とした気高さに気圧されその中に自分を入れるだけでオーラで負けていたのかもしれない……
「仕方ありませんね、ボン○スを使います」
 ルー○の決断は早かった……人ならぬものに凌辱させ落しめる……それしかないようにルー○には思えた。

その6
「汚らしい……」
 ガ○ウランが獲って来たボン○スが篭の中でけたたましく騒いでいた。
「こっちもだ、奥方様」
 そう言ってもう一つ篭を出す、そちらには○玉蟲と呼ばれる生き物が捕獲されていた。
「なんです?」
 そう問うルー○にガ○ウランは
「はい、あっし等も滅多にボン○スを拷問に使わねえ……が、腹を食い破っちまう前にこれを使って腹の中の子を殺す、こいつの卵を植え付けられるから永遠に終らないけどな……」
 その説明にルー○はかなり気を良くしたらしく
「褒美を、いつもの倍でね、それからあと10匹づつ捕まえておいて……」
 兵がコインを投げるとそれを受け取ったガ○ウランはもういなかった。

その7
 「わかっているか?これの習性を……こいつはあんたの子宮の中に卵を産む、それはまるで子供のようにあんたのお腹の中で育つんだ、で一月もすればあんたの腹を食いやぶって外に出て来るってしろもんだ」
 この世界で住むものなら産卵期のボン○スの森には近寄れない、シー○だって知っていた。
「そいつをわざとあんたのお腹に入れようってんだぜ、降参しちゃえよ」
 しかし、気高き女王は一言……
「おやりなさい、そんな事で人を自由に出来るなどと思わないことです」
 反抗的な態度に城兵は切れた。
「ちぃ……助けてやろうと思えばこそなのによ!よし、いきなり三匹だ!」
 そして三匹のボン○スがシー○に取り付いた……伸びる触手がまとわり付き交互に彼女の子宮の底へ卵を産み付けていくのだった。

その8
 そして翌日……
「今日はこっちな……」
 城兵は来るなり○玉蟲と呼ばれる軟体生物を取り出す
「もうボン○スの卵は子宮に付いてるから、これ入れると痛いかもな」
 そういうと無造作に○玉蟲の頭を股間に押し付ける……
「ああ……」
「声が出たな、でももう後戻り出来ないぜ、こいつを入れなきゃボン○スの卵が育っちまうからな……」
 ズニュ……ズニュ……と律動しながら膣内を奥へ奥へと進入して来る。
「だれも……なにも……あっ! ああっ! はぅ……」
「耐えきれないだろ、催淫剤と一緒に全身の突起が気持ちよくしてくれるだろ、○玉蟲は快楽の中で卵を産み落とすのさ……まあ中に他の生物の卵とか子供とか居たら話は別だけどね」
「はあはあはあ……ああ……あぁあああああ……はう……きゃ! くぷっ」
 突然シー○の全身が痙攣したかと思うと口から泡を吐いて気を失った……
「食われたか?ボン○スの卵が……」
 そしてその後もシー○の身体は○玉蟲に蹂躪された……

その9
 シー○は水を抜いた水牢に移されそこに飼われる事になった
 更にルー○の命ずるシー○イビリは続いていた……
「な……何ですかこれは……」
 食事が出された……しかしその上には男達がたふきかけたザーメンによって味付けされていた。
「飯だよ、食わねえのか?男好きのシー○女王の為にオレ達が考えた特別メニューだぜ! 感謝してくれよ」
 シー○はそのトレーを突き返し
「こんなもの食べるわけには行きません、恥を知りなさい!」
 城兵はそのトレーを部屋の隅でひっくり返して……
「食べないんなら捨てておくぜ……」
 そう言って引き返して行った……
「どこまでも人を……」

その10
 次の日には城兵は一枚の皿を持ってやって来た……
「食事の時間だぜ……」
「う……何という事を! あなたはそれでも戦士と言えるのですか!」
 皿の中にはなみなみと精液が入っていた。
「え?普通の食事じゃ嫌みたいだったからあんたの気に入るようにザーメンだけのスープだ……ま、温めてないけど人肌ってやつだ」
 そう言って城兵は下品に笑った。
「いりません! そんな物さげて下さい!」
「まあ、そう言うなって……これ集めるのだって苦労してんだから」
 城兵は笑って近寄って来た……

その11
 片手で軽々とシー○の動きを押さえると二本の指を口の間に指し込み
「食べてから文句言ってくれよ……」
 必死になって逃れようとしてるシー○など歯牙にもかけず皿の精液を無理矢理開けた口へと流し込んでいく
「がは……げぶっ……い……」
 何か言おうとした瞬間に口内を満たされ呼吸を止められてしかたなくシー○は精液を飲下していく。
「いい子だね……明日からは自分で出来るようにならないとね……」
 口の回りから胸にかけて精液で汚し肩で息をしているシー○に向かって城兵はおどけてみせる。
「お前が昨日食事を断ったから、これからお前が食えるのはこれだけだ!……いいな」
 念を押す様にしてから城兵は出て行こうとする。
「いりません、こんなもの!それしか出さぬというなら私はここで飢えて死にましょう!」
 キッとした表情でシー○は言い放った。

その12
 くるりと踵を返すと城兵は
「何ぃ……いらないだって、じゃあ何かい」
 いきなりシー○の後頭部をガシッと掴むと強烈なるイラマチオで
「がは……げぶっ……い……」
 顔の中心に向けて腰を突き出して行く、そして喉の奥へと直接欲望の液体を流し込んでいく。
「ふう……」
 ズルリと抜き出してシー○の身体をほおり投げると……
「わかった、これからは皿に盛って持ってくような人間扱いはしないぜ……これからは直接男のモノから絞りとって食うんだな!」
 そう言って城兵は出て行った……シー○はいつまでも苦しそうに息を整える事しか出来なかった……

その13
「教えてやればよいのだ、ナ○国の現場を……親方様がどのように戦っているかを」
 ルー○はいう……
「良いのですかその様にこたえてしまっても、死を……」
「かまわぬよ、責任というものを感じるであろうからの、己が居らぬばかりに国がどのようになっているか知れば生きねばならぬと自覚しようからのう……」
 そして、知らされた後シー○は精液をすすりながら生きる事を……決意しなければならなかった……

その14
 そしてすぐに状況がまた変わった……朝食事が宣言されシー○は牢から出された……
「何? 食事じゃ……」
 そして目の前には1頭のロバが連れ出され……
「オレ達も毎日じゃ辛いわけよ……で、このロバに協力を願おうとそう言うわけさ……」
「え?……」
 状況がシー○には飲み込めない……
「鈍いなあんた、このロバのちんちんしゃぶって精液絞り出して飲めって言ってんの、あんたの食事! わかった!」
 シー○の目が見開かれ言葉がでない……
「お願いしますって言わないと触らせてもくれないそうだから……」
 簡単な説明をしてロバをすぐ脇において城兵は遠巻きの中に加わった。
「そんな……私は……私は……」

 ルー○が遠くで冷めた目をしながらその様子を窺っていた……
「特異な日常に人は慣れてしまうもの……だから慣らしてあげましょうシー○……あなたがとっておきの変態に変身する様を見守りつつね……」
 ルー○は一人ごちて……そう呟いた……

その15
「お願いします……」
 シー○は城兵に見守られる中そっとロバのペニスを触り……
「…………」
 脈動するそのモノの大きさに恐怖している。
「はやくしろー」
 城兵から罵声が飛ぶがどうやっていいのかよくわからない為にしばらくそのモノを抱え上げるようにしていた……するとロバが手に擦り付けるようにそれを動かしはじめたのだ。
「気があってるな!」
「口に入れなきゃ飲めねえぞ!」
 口々に罵声が飛びシー○は覚悟を決めたようにペニスの先を口へと運んだ……

その16
 そしてその翌日からは朝はまずロバの所へいって精液を食べる事が日課と成った……それしか食べさせてもらえない以上それを口にするしか生き延びる事が出来ない……そう自分にシー○は言い聞かせた、でなければここから逃げ出し国へ帰らなければ……悪しきオーラ力がこのバイストンウェルを包んでしまう、彼女に与えられた正義感と清らかさがロバのザーメンをすすらせる結果となったのだ。
「今日もありがとうございます……」
 ロバもよく飼い馴らされており、決められた言葉をロバの正面でいわなければペニスに触らせないのだ……
「頂きます……」
 ロバの機嫌を取り、ロバのペニスを摩り、ロバの性欲を煽って、自分の糧にする……シー○は自らの罪深さに涙した……
「今日は三発抜くまで終らねえぞ!」
 城兵の罵倒が彼女をして失意の中へ追い落とすのだ。
「はい……」
 城兵では無く、ロバにそう声をかけている、シー○は何に対して慰めとしようとしているのか、自分でもわからなかった。

その17
 気がついた時お腹が重たい気がした……
「まさか……?」
 恐怖が先に立った、誰の?
 そして答えがもたらされるのはもうしばらく後の事なのだが……このしばらくの苦悩によって彼女の精神が削られたのはいうまでもない、それもまたルー○によるモノだった。


その18
 シー○は自分のしている事に抵抗はあった
「破廉恥なかっこうをしていると思う……」
 へやの隅に伐ち捨てられていた、おさらの裏を使って自分の胎内が覗けないかなどと……
「卵が孵ったと……いう事なのでしょうね……見れるものでは無いと言う事だ」
 それが成長したあと気にはその産道を通って触手を伸ばすとは想像もしていない
「くっ……」
 さらを投げたあとで自分の行為を恥じた
「私はかくも弱い女なのだな……そんな理解は敵を利するのだ」
 この地は敵地でシー○は奴隷なのだから、今は生きると言う事を選んだはずだった。
 ただ……それでもと考えてしまう事を彼女自身自分に許しはしないのだった。

その19
「さてそろそろ決定的にしておこうか」
 ルー○は城兵の何人かを呼びそう話しはじめた、彼女の脇には地上人のショット・ウエポンがいて説明の続きを待っていた。
「これだ……」
 針金のような物をだしてルー○が説明をする、時折ショットが細かな説明をして話しは終った。
 いわく、オーラ力によって無限に責め続ける張型と身体に着いたら曲がって二度と抜けないピアス……それをもってこれより水牢内で無限の凌辱地獄の中に落とし……色狂いの状況が当たり前のようにする……それが目的でその中で国を譲ると言う約定の証文をとるというのだった……

「これであのショウもおしまいか……」
 ロバとシー○の絡みを惜しく思うのだ……
「色狂いになったら下の口でつがわせてみよう、外見の美しさは変わらないのだから見世物として面白いぞ……」
 城兵達はそう言って自分達を納得させた……

「何……」
 いまだ毅然とした物を失わないシー○……確かにルー○様が切れて壊してしまおうとするのも仕方が無い事だとシー○の前まで来て城兵は再確認した……
「ピアスをする、そのあと拷問だ……詫びを入れるなら今のうちだぞ」
「何をされても、どのような状況でも屈することはありません、よきオーラ力が導いてくれましょう」
「そうか……可哀想だが命令でな」
 仕方が無いと言ったふうで火であぶった針をシー○の乳首に刺した!

その20
 そして、ルー○のその計画が行われてより20の昼と夜が過ぎたころ……
「……お願い……おろして……お願い……殺して……」
 今まで何事にも屈する事の無い聖女王は堕ちた。
「殺しはせんよ、生かしてそして……快楽の日々という物を教えてさしあげよう……」
 寝ていられないほどのバイブの責めとそれに呼応するかの用に子宮の中にいる○玉蟲の幼体から媚薬が溢れ続けいつしかシー○は何が現実で何が夢かわからない状態にまで追い詰められていた……
「これにサインを……」
「ふぁい……」
 だから後に国を譲るという証文がシー○の目の前に出された時彼女はその証文に書いてあるサインが自分の筆跡であるにもかかわらず、書いたという記憶にはたどり着かなかった……
「よし、今日から外交などもしてもらおう、ナ○国とア○国が一つになったのならそなたもまた、この国の奴隷として扱ってやろう」
「あ……りがとう……ござ……い……」
 身体からバイブが外されようやく眠りの底へと落ちて行った、そこは平和な夢が見れるのだろうか?

その21
 シー○は毎夜のように晩餐に出席させられた、ルー○が開く晩餐は国内の有力者に対するデモンストレーションだった。
「こちらが聖女王と噂に高いシー○様ですの……でも本当は……」
 ルー○は屈伏したシー○が面白くて仕方が無い、見世物としてその場に置くだけではなく、悪戯もさせる。
「尻が浮いてますな」
 客がそう言ってルー○に聞くと
「まったくこのような席で中腰とははしたない、聖女王が聞いて呆れますわね、ちゃんと座らせてやって下さいな……」
「そうですか、ではお言葉に甘えまして……」
 客はシー○の肩をつかむと一気に体重をかけて……
「ひぃ! いやぁ……痛い痛い痛い……お、お尻が……」
 ズブブブブ……椅子の上に直立していたディルドゥがアナルの中へ消える。
「お尻、お尻とはしたないことで」
 そうしてまたシー○を魚に彼等は歓談するのだ。

その22
 気が付いてしまった……自分が取り返しの付かない事をしている事に……だが、今さらどうやって回復できようか
「私は……いやしい女のなのね……」
 嗜虐的に自らの身体を見る。
「こんなにさせられて……帰れない……」
 一瞬死ぬ事を思った、楽になる、そしてもう国はなくやっと開放されるのだと言うことを……
「はじめて私は何物にも縛られずに自分の意志で……」
 そこへ一人の城兵が入って来た。
「ナ○国はお前が負けたという宣言を聞き届けずに今だ戦闘の最中にあるそうだ、どうする?」
 その言葉が再び彼女を女王にした……
「死にません!」
「いいだろう、じゃあ出ろ生きる為にお前にはしなければならない事がある、それを教えてやろう……」

その23
「四つん這いになれ……いつも頂いてばかりのお前だ、その身体を使ってお返ししなければな……」
 城兵はわからない事を言いながらシー○を四つん這いにさせると女淫に何かを塗りはじめた。
「……何を……」
「じっとしてればわかるさ……いや、ちょっともったいない気はするがな少し広げて腰をつき上げな」
 シー○はどうせ抵抗は無駄だと思い知っていたし、それに生きねばならぬと再確認した事もあって言うなりになっていた。
 そして……

その24
 ドシン! その衝撃は圧倒的だった……大重量と身体を引き裂く痛みが同時にやって来た……
「ひゃぁ!……はがぐっ……」
 一瞬の悲鳴のあともう声が、息が喉から出なかった。
「見世物としては面白いだろうな……」
 そう言った城兵も息をのんだ、ロバにのしかかられたシー○のあまりの凄惨な姿に……ロバは薬によってそれが牝だと信じ交尾を行っていた……

その25
 ロバの行為は終った……しかしシー○は立ち上がる事すら出来ないほど肉体的にも精神的にも打ちのめされていた、生きようウと決心した直後に……彼女は尊厳すら打ち砕かれていたのだ。
「流石にきつかったか……これじゃあもう終わりかな」
「何をゆうておる……」
 背後からルー○の声がした、声はうわずって高揚しているのが聞いて取れる。
「明日もあさっても毎日じゃ、イヤ意識を取り戻させて今日これからまた犯るがよい!」
 高笑いとともに去るルー○を見送りながら城兵はイヤな事を仰せ付かったと思っていた、しかし人は慣れるものなのだ、それがいとも簡単に日常となる、責める側は責められる側より簡単に……

その26
「大切にするんだな、ロバとはいえ男の精だ……漏れないように栓をしておこうか」
 確かに日常化して来たロバとの行為……お腹のそこに杭を打ち込まれるような感覚は消え無い、でもシー○もまた気を失わなく成ったし、ロバも薬を必要としなくなった……
「ねえ……私は人間でしょうか?」
 そう呟くシー○の言葉を聞き咎めたように城兵は言う
「おめえは牝だ、家畜の牝それ以上でも以下でもねえさ……ただ生きてるだけだ、子供でも産めれば価値も出るが今はそれも出来ない役立たずだな」
 こたえは決まっていた……
「は……い……」
「役に立たせてやろう……」
 もう一人入って来た城兵はそう言って手にしたものをシー○に渡した。

その27
「これって?」
 双頭のディルドゥだった。しかも長い……
「ロバの精をな、あんたが食べてるぶんは仕方が無いけど下で飲んでるぶんはロバに返そうって事さ」
 どういう事だかシー○にはわからない、彼女はここへ来てから自分の頭が人よりまわらないのではないかとも思っていた、ここで交わされる会話は理解の外の事ばかりだ。
「この男根は真ん中に管が入っていてあんたの子壷の中にあるロバの精が通るようになってる、だからあんたが牝のロバにこれを突っ込んで返してやるんだって……わかった?」
 わかりたくは無いがわかってしまった……
「そんな事!」
「やるんだろ?」
 答えは決まっているのだ。
「……はい……」

その28
 牝ロバが用意された場所には既に見物人が集まっていた、新しい刺激を求めて。
「似合うでは無いか……ふふふ……」
 それがルー○の第一声だった。
「庶民から借り受けたロバだお前が精を片っ端から食うてしまうでな、家畜の子が作れぬとまあこういう苦情が出てしまった……だからお前の責任じゃから、種付けをしてもらおうと思うてな」
 ニヤニヤしながらそう説明される、それが嘘であろうことはシー○にもわかる、これは生きると決めた事への試練、侮蔑の中生き延びねばならなかった。
 そして、観衆注目の中種付けは始まった。

その29
 朝の日課として城兵が今日もやって来た。
「おら、出ろよ……美味しい美味しい朝ご飯だ」
 そう言って城兵はズボンを下ろす。
「食えよ」
 既にヤル気万々のペニスを彼女の口の前に運ぶと
「頂きますだろ?」
「……頂きます……」
「よし、頂きな」
 シー○にその言葉を言わせてから口に押し込み舐めさせ奉仕させる、次第に上手くなって行くシー○の舌技にしばらくして城兵はザーメンをシー○の口の中へ吐き出した。
「全部吸えよ、大事な食べ物だろ?」
 ペロペロと音をたてるように尿道に残る液まで舐め取るシー○を城兵は満足して見下ろしていた。そしてすぐに次の男が入れ代わる。
「ほら後が支えてるんだぜ!はやくしな」
(まだ人が……今日はロバじゃ無いのね……)
 シー○は後ろに並ぶ人の山をみて少し胸をなで下ろした、今日はロバのペニスを舐めないですむ……そう思ったのだ。
(何ということ……慣らされて……いる……私はもう……)
「ほら早くしろよ!」
 愕然と自分の考えにショックを受ける間もなく城兵達のペニスを咥え飲み込んで行く……そして確実にこの異常な状況が彼女にとっての日常になっているのだった。

その30
 そして見世物の日常……あそこに玉子を入れられ産まされたり城中の兵士の相手をさせられたり……
「わたしは……わたし……国の民が私を支えてる……」
 彼女にとって既に何処か精神が壊れかけていたのかもしれない、いや城中の城兵まで巻き込んでここは狂気に満ちていた、いつしかそれは近隣の砦や地方貴族の地にまで赴くようになりはじめていたのだ……

その31
 その日は国境の砦にまで連れていかれた……
「いい女が来たぞ! 慰安婦だ!」
 砦には永く居る者が多く時折中央からやって来る慰安婦で事に及ぶ者達が多かった。
「あんたの身分をここの奴等は知らない、バレた方が酷い目にあうんだ、娼婦として振る舞うんだな」
 シー○を連れて来た城兵はそう言ってからシー○の服をすべて取り除き砦の兵の前まで連れていく
「よろしく……私一人しか居ないけどすべての人の相手をするから……お、思う存分楽しんで……終るまで、あなた達の気の済むまでここにいるから……焦らないでね」
 城兵に言われたままを口にした……しかしその瞬間砦の兵の顔色が変わった……
「性奴だ……性奴隷だぜ……」
「何してもいいんだ!」
「金も取られねえってこった!」
「え? え?……」
 シー○には状況が飲み込めないうちに砦の兵はシー○を蹂躪しはじめた、そしてそれから数日間に砦の兵隊200名ほどがシー○の中に精を吐き出していた。

その32
 地方周りをこなして既に娼婦のようになっていた彼女は自分で思っているより自暴自棄になっているらしい、その危うさは幾人かの城兵をしてルー○に休ませた方がいいのではないかと進言させるほどだった。
「来い……」
 ある日、一人の城兵が眠るシー○を起すと連れ出した。
「今日も……よろしくお願い……します……」
 日常とかした言葉をただ口から紡ぐシー○に
「バカか!今日は別の用事だよ、何も言わずに来い!」
 連れていかれたロバの小屋で今まさに牝ロバが出産しようとしていた。
「お前さんが種付けしたロバだ、オレも知らなかったがけっこう早く育つものなんだな」
 そこでは獣医だろうか必死になってロバの子を取り上げようとしていた、そしてズルリと小さなロバが母親から産まれるとすぐにその細い足で必死に立ち上がろうとしていた。
「頑張れ……」
 シー○は生命誕生の瞬間に始めて立ち会い、その命の必死さにうたれていた。
「元気出たか?」
「え?」
 城兵は照れたように鼻の頭をかいてみせた。
「心配して下さったのですか? 私を……」
「オレの始めての女性だからさ……」
 その若い城兵はそれだけ言ってその場を離れた。
 シー○はしばらく新しい命を見ていた、双子のそのロバの子を……
「私も一人じゃ無いんだね、頑張らないとね……」
 その後その若い城兵がシー○の元に来る事は無かった、聞いた話しでは戦場に赴いたとか……

その33
「大きくなったな……」
 城兵はシー○の腹を摩りながらそう言う……
「まあまあそう怯えなくても……」
 このところ砦回りを続けていたが早過ぎるというものだ。
「これは誰かの子じゃ無くて、○玉蟲が育ってるんだ」
「……!……」
 ショックに目を見開くシー○だが先に猿轡を当てられては声も出ない。
「そう、だから砦でいくら犯らしても平気だったわけ、それどころか○玉蟲の子はザーメンも餌にするらしいから育てるのに一生懸命餌やりに苦労してたわけだ」
 絶望的な言葉だった……
「○玉蟲の卵ってザーメンで溺れ死ぬって信じてたの? ここまで色々されてそれでも騙される何て君可愛すぎだよ」
 何の慰めにもならない言葉を城兵は投げかけながら子供を楽しみに待つ父親のようにシー○の腹を撫でていくのだった。

その34
「そのでっかくなった腹、ルー○様に見てもらうか?」
 城兵は嬉々としてシー○に女王のように王冠を被せ足を開いて拘束するとルー○のもとへと連れていった。
「ほほほ……子を産めたのですねシー○おめでとう……で父親は誰じゃ? わからぬと……娼婦とはいやしい生き物じゃ」
 そのまま笑い続けるルー○にシー○は睨み付けていた。
「そう言えば、お前を力付けようとしたバカはこの度ナ○国の残党との戦いで戦死したそうじゃ、哀れな事じゃな……ハハハハハ、お前にかかわると皆不幸になるの、ナ○国の人間とか我が城の城兵までもか……」
 流石にシー○にもショックな言葉だった……

その35
「よし、あんたが死んじゃあもともこも無いからね……」
 そう言って城兵はボン○スを一匹連れて来る……
(いやぁ……いやぁ……来ないで恐いわ……)
 猿轡の下で必死に何かを訴えかけるシー○だが城兵は笑いながらシー○の股間にボン○スを置く。
「ちょっとショックあるけど我慢しろよ!」
 ビュル! ボン○スの足がシー○の足を固定し、口の下にある生殖用の期間をシー○の生殖器官に密着すると一気に子宮の中へ触手が伸びて来る。
「がぁ!」
 短い悲鳴がシー○の口から漏れるがそれと同時に白目を向き
「へえ」
 お腹の表面にはいくつもの触手が中で這い回っているのが解るボコボコが浮かび上がっている……
 ギュウウウウウウウウウウウギャアアアアアアアアアアアアアウ……シー○の股間から○玉蟲の幼体が悲鳴を上げるのが聞こえ、子宮内部での弱肉強食が終了を告げようとしている。
 プッシャーーーーーーーーーー
 子宮に刺激されて母乳が吹き出たころようやく腹の表面が穏やかになりはじめボン○スが産卵を始めた……
 シー○の身体は初産を終えたばかりに母親のようにテラテラと汗に塗れ凄惨なる美しさに包まれていた……

その36
 シー○の元に子ロバがやって来てその乳首から垂れる母乳に舌を伸ばした……
「あなた……」
 母親は産後の肥立ちが悪くて命を落としてしまったとか……
「その2匹におっぱいを上げるのも今日からお前の仕事だ……」
 そう言って兵士はシー○をロバと生活を始めさせた……

その37
 最近の日課は少し変わった……
「うん……」
 朝の目覚めはロバの子によってもたらされる……
「待って……こら……くすぐったいよ……」
 生まれてすぐシー○の元に持って来られたロバの子にとって母とはシー○の事であった。
「はい、普通と位置が違うのに……」
 寝そべって乳首をロバの子の口の側まで持っていく、その間も子宮内で育ったボン○スがゾロゾロと彼女を刺激し最近では触手の何本かは膣を通って外に出てクリトリスを刺激する……
 胸をロバの子供に股間をボン○スの子供に刺激されイヤでも性官体が開発されていく……
「もういい?……」
 優しくロバの子を離すと今度はその親の所へ言ってペニスから朝食を取る、それが今の彼女の朝の日課だった。

その38
「ほら可愛いお腹が皺になっちゃいけないってルー○様の思し召しだ」
 ドプ!
 また胎内にザーメンが吐き出される、するとその直後に胎内にいるボン○スの幼体が活発に活動するのだ……
「あ、ションベンもしたくなっちまったへへへ……すままねえな……」
 じょぼじょぼじょぼじょぼじょぼ……
「ひあああああああああああああああ……」
 猿轡の脇から悲鳴を上げるも城兵達はお構いなしに一方的に欲望を吐き出していく、そしてその小水にすら胎内のボン○スは反応して活発になった……前の○玉蟲より確実に早く……成長していた。
 うらでは城兵達によって賭けの対象にもなっていたのだが……

その39
「う……私……コモンですか……動物ですか……家畜なのでしょうか……うぅ……」
 ぐすっ……
 一人ただ一人声を殺して泣いた……屈伏してもう既に帰れるとも思えない状態になって、身体を心を弄ばれそれでも彼女は16の娘だった……
「カ○ッセ……ショ○・ザマ……」

その40
「お願い……もうお腹の中にお小水をしないで下さい……刺激が強くて……苦しいの……」
 しばらくして、ついにシー○が音を上げた……ボン○スの産卵からされるがままになっていたシー○だがついに胎内からのボン○スの反応に耐えられなくなって来たらしい……
「お願い……お願いです……」
 もう、城兵にとってシー○は賭けの対象、性欲のはけ口、壊れにくい玩具……どちらにしろ人間ではない、仕事を増やすという観点からならガ○ウラン以下の存在だった。
「解ったわかった、じゃあ今日は……」
 そう言ってシー○を側によせてから組み伏せると
「ションベンしたくなったぜ! ここがトイレの穴だ!」
 そういうと一気に挿入し中へおしっこを排泄して行く。
「いやあ、解ったって言った! のに……やあ……だ……」
 ごぼごぼご……シー○のお腹の表面が波打ち母乳が吹き出る……
「派手派手! ホントにおめえは女じゃ無くて面白い便器だな!」
 そう言って笑いあう城兵の言葉などとうに聞こえるものでは無くなっていた……シー○は城兵の排泄の度に臨月の苦しさを味わっていたのだが……所詮男にはわからない苦しさなのである……

その41
 一度活性化したボン○スの成長は激しかった、育った○玉蟲を食って大きくなる為始めからかなりのサイズであった為だ……
「ひ……」
 お腹の中で動くくらいなら可愛いものだった触手を体外にまで伸ばして母体を刺激して子宮内を活性化させるのだ……
「おなか……おなか……」
 その中でも彼女は日課を免除されることは無いのだった。

その42
 朝、眼が覚めると自室の大きなベットの横には見慣れぬ男が寝ていた。
「…………」
 動揺してもひとまずその場から離れようとして、自分もまた寝間着すら身に纏わずにいる事に気がつく……
「きゃ!」
 その悲鳴に隣で寝ている男が
「うん……」
 と寝返りをうちこちらを向く……その顔には…………

その43
「驚いたわ、突然隣に寝てらっしゃるから……でもホントに何もなさりませんでした?」
 おどけてみせるシー○の笑顔を男はまぶしそうに見ながら……
「あなた様でもその様な下世話な話をなさるのですね、少し驚きました」
 ぷうと頬を膨らまして見せてから。
「私だって普通にその様な話をします、これでも……その……恋する乙女でしてよ」
 顔を赤くして必死にそう言うシー○の姿はそのへんの街娘と何ら変わらなかった。
「ぷっ……」
「あ!ひどい……笑いましたわね!もうお弁当差し上げませんわ!」
 そう言って彼女は草原を駆け出した……

その44
「これなんです?」
 頬を染めて恥ずかしそうに水着を見せる。
「何でも地上ではもっともポピュラーなタイプの水着だと地上人がもうしておってですね、で一着持ってるというのでシー○様に献上するとの事で……」
 男は半分笑いながらそう言ってシー○を見ていた。
「あ、からかいましたわね!もうひどい」
「いえいえ、本当ですよただし女学生が着るものとか、泳ぐ時の服だそうです」
 シー○は何気にこんな会話まで楽しんでいた。

その45
「このような晩にはね……来るというのですあの燐光の光というのは何だとお思いますか?」
 ベットの上で聞きたくなさそうにでも聞いてしまっているシー○は首をブンブンと左右に振った。
「地上では燃えて赤く光るそうです、まるで魂が残っているかのようにね、ですがここでは無念の光に青く光り再生の時を待って集まっていくのです……ところが夜の時に分散して集まれぬものが時折迷ってコモンを呪うと言われてるのですよ……ほらそこ!
 突然シー○の背後を指際して叫ぶ、その瞬間にさらっと燐光がシー○の背後で光って見えた。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
 枕を頭からかぶって悲鳴を上げてシー○はガタガタと振るえた。
「きゃははははははははシー○様おっかしー」
 恐る恐る見上げるとそこにはミ・フェ○リオが舞っていた……
「すいません、こいつが調子にのったみたいで」
「もう、知りません!恐かったんですから……」

その46
 それは白昼夢にもにて走馬灯にもにて……シー○の意識の中を通り過ぎて行った……
「私……私は……あの頃にはもう帰れない……生き延びても……」
 グスッと鼻をすすり気が付いたことそれは国の為に自分が捨てた数多くの物だったのかもしれない……
「それでも、私は……生きる……」
 その覚悟もこれから何度も、何度も挫けそうになるのだが……

その47
 その後からはまるでロバの家族のようにロバの小屋で寝起きをさせられるようになった……
「これが今の日常……夢の中でももうあの人の顔は思い出せなかった……」
 その事自体が辛いのではなくて、今の現場に充分なれていると言う事が時折シー○を絶望させる。
「それでも、ロバ達は人よりは優しい……」
 そう思いはじめてる事がルー○による洗脳なのだと気が付いてはいない

その48
 突然彼女の上から力がなくなってドウッと音をたててロバが倒れた……
「きゃああああああああああああ」
 ドクンドクン……とその精がシー○の子宮を満たしていく……
「うそ、うそ!」
 しかし確実にそのロバの身体は冷たくなって行く所だった……
「そんな……なんで……」
 ロバに対してやはり家族のような感情を抱いていた事を自覚した……もう、それは彼女の望んだものでは無くても確かに家族だったのだから……

その49
 今日のシー○様! あの後しばらくしてのことロバのペニスを象った張型を置かれる「いつもこれを入れていろ、どうせ腹の中はボン○スが入ってるし構わんだろう?」
「…………」
「もうお前を抱きたい人間はいなくなったよ、今度ガ○ーランどもを呼んで来るがそれまではこれでいいだろう?」
「…………どうせ何を言っても無駄なのでしょう?」
「そう言ってもよ、これはこの前お前が腹上死させた牡ロバのものそのままにちょっといじくったもんだ、かわいそうだと思わねえのか?毎日毎日下でくわえるは、上でもじゃぶるわ、命を縮めたのはお前のせいだろ、夫婦だったんだから弔ってやんな!」
「夫婦などでは!……」
しかしそれ以上の言葉は出なかった、いまだに子供のロバは彼女の乳を飲みにくる……家族であるような錯覚まで憶える瞬間があるのも確かだ……
「再婚相手は見つけてやるって、前のロバよりあそこが大きくて精力のある奴探してるからよ……」
 それだけ言って男は去っていった……
「再婚? いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
 長い弱々しい悲鳴がただ響いていた……

その50
「お見合いの前に腹は小さくしておくか……出来ちゃった結婚って言うのもいいかもしんないが、お見合い相手に悪いからな……」
 そんな事を言いながら城兵が○玉蟲を連れて来た。
「お見合いなんて本気だったの……」
「ああ、もう城中にお振れは出してある、いや街中かな? どちらにしても礼儀を失する訳には行かないだろ?」
 シー○を後ろ手に縛ると○玉蟲をけしかけた……
 その様子を仕事をこなすように城兵は淡々と見ていた

その51
 お見合いの場と言う所には杭が打たれ足枷が取り付けられていた……
「お前が逃げ出さないようにな……今度はロバじゃ無くて馬だからよ……」
「馬?……」
「ああ、でかいぜロバとは比べ物になら無いさ、いい気分にしてくれるよ」
 にじりとシー○は後ずさった……
「いやぁ……お願いそんな事人のする事じゃ……」
 逃げ出そうとしてでもその言葉をそこまで言って
「私は人じゃ無かったんだっけ……家畜だもんね……」
 と諦めたようにその場につながれていく、そして背後で見物人の歓声と馬の嘶きが聞こえた

その52
「あが……あが……あが……」
 シー○の意識は既に飛んでいた、馬の圧倒的な重量は身体の奥から刺し貫かれた瞬間に身体が破裂しそうな恐怖感に代わり、そして痛みが彼女の意識を朦朧とさせていく。
「馬とはすごいな……」
 観客もその様子に呆れている、一番はじめにルー○はシー○に一番気に入ったのを教えてくれ、そうすればそれをだんなにしてやる、と言った、そして選べなければ選ぶまで何度もここで交尾させると……順番待ちの馬はまだまだいた、城中から集められた馬達だった。

その53
「選べたか?」
 ルー○がやって来てその場にいる城兵に問う。
「さっきから言葉も無くなりました、無理じゃ無いでしょうか?」
「では、意識が戻るまで何度でもやれ!そして1頭終る度に質問するのだこの馬は良かったかとな」
 このところルー○は機嫌がいい、シー○のこの落ちぶれた姿がそうさせていることは明白だ。
「はい、それで」
「頷いたらすべて夫としてやれ、数多くの夫を持つは法に触れるが元女王だそのくらいは融通をきかせてやってもよいだろう」
 これは名案とばかりにルー○は笑い、一向に変わらぬそのショーに飽きたようにその場を城兵に任せていなくなった。

その54
 お見合いは実に3日に及び……心身伴に消耗しきったころ終った……
「うえ……ええん……ぐず……うわぁぁぁぁあああああん」
 今まで声を殺して泣く事はあっても大声で泣いたこの無いシー○が杭に拘束されたまま泣いた……人目すら気にしなかった……
 肉体はなんとかもった、だが精神が悲鳴を上げたがっていたのだ。

その55
 そして翌日にはもう結婚式となった、鞍の上には男根が屹立してその上に赤い拘束具の上にヴェールだけを纏った姿のシー○を載せるとお広めのように城下を練り歩くのだ。
「今日のよき日に……」
 神父の述べる言葉も正式に順序に乗っ取った新郎新婦の異様さ以外は厳かに結婚式は執り行われた……

その56
 そして、城下を歩く馬は全部で十頭……それがシー○の夫となった馬達だった
 その様子を見上げる人々は
「城は変わったことやるね、奴隷の結婚式だって?」
「でも綺麗な娘じゃ無いか? 何処から買われて来たんだろう?」
「あれは今戦争してる相手の国の女王とか? 国を裏切ってここで奴隷をする方がマシなんだと……」
 支離滅裂な噂に人々は花を咲かせていた。

その57
 その日からロバの小屋から馬の小屋へと移された……
「どうぞよろしく……ふつつかな嫁ですが精一杯お勤めいたします……」
 城兵に教えられたように口上を述べて、馬達の中へと入っていく事になった……

その58
 しばらくしてお腹にいる○玉蟲が大きくなって来たころロバの子供が移されて来た。
「……!……」
 シー○は無意識の内に子ロバに抱きついて涙を流していた。
「ゴメンね……寂しかった……ゴメンね……」
 彼等の前ではいつの間にか母親役をやってしまうシー○であった。

その59
「ひぃいいいいいいいいいいいやぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ……おなか……おなか……ぁぁぁあぁ……破裂しますぅううう」
 しばらくして、もう一度ボン○スの子を植え付けて置いておいたが大きくなり過ぎの為にシー○のお腹は限界だった。
 大きくなってからの子供は成長が早く、入れ替えにも限界があることを知るわけである。
「ガ○ウランどももそこまでは知らなかったようじゃな……」
 ルー○はシー○を殺してはならんと言いながらそうこぼす。
「奴等にとっては生かしておく事の無い女への仕置きでしょうから下賤なことです」
「シー○は同格じゃがな……」
 そして手によって引きずり出す事が決定した。

その60
「がはっ……」
 城兵は腕をシー○の中に突っ込んでボン○スの触手の一部を掴むと一気に引きずり出した……
「てこずらせやがって……」
 そとへ出される瞬間にも母体を激しく刺激して、その刺激で両の乳房から母乳が吹きあがった。
「まだ中にいるかも……よく調べよ!」
 ルー○の命令でまたシー○の中に腕を伸ばしていく。
「いや……いや……いや……」
 シー○のうわごとがルー○には気持ちよかった。

その61
「軽い……」
 馬小屋で自分のお腹を摩りながら呟く……
「こんな事で……喜ぶなんて……ダメね……」
 でも久しぶりに軽いお腹の中がシー○には嬉しかった……

その62
 ちょっとした幸せもその後に来るものには関係が無いのかもしれない
 その日のシー○に与えられた命令は単純なものだった……
「ここに1日いればいい……」
「……1日……」
 そう言って城兵は一本の杭を示す、先が男性自身を象ったものだ。
「あれに……」
「そう跨がって1日ここでいてもらえればいい……」
 奥向きとはいえ人通りがあるその場所にだ
「返事は」
「わかりました」
 身体をその杭の所まで持っていく、確かに両足を真直ぐにしてさえいれば身体の奥までは行かないだろうが……膝を曲げる事すら出来ない高さだ。
「どうする? ルー○様に詫びを入れるか?」
 その言葉にシー○は自分でその杭の上に跨がった。
「いい覚悟だぜ……」
 クリトリスに付けられたピアスを杭の一部に固定し城兵はその場を去っていく。
「……負けない……負けないわ……」
 自分にそう言い聞かせても頬を伝う涙を止められないシー○だった。

その63
 その次の日は同じモノが壷のなかに用意されていた
「今日はここで1日いればいいから、動くなよって言っても動けねえか……」
 その壷は街の外れに半分地面に埋められていて、そして男達がやって来ては精を吐き出してはかけていく……命令されているようだった……
「あれ、この前馬と結婚したって言う奴隷だろ……綺麗だな……咥えさせられるっては無しだぜ?」
 こうして一日中街中で男達の相手をしながら精を賭けられる事になった。

その64
 そしてその翌日は……同じ場所だが壷が無かった……地面に括り付けられると
「今日は街中の人に相手してもらえ……」
 それだけ言い残して城兵は去った。
「そんな……」
 浮浪者のようなもの達がすぐに集まって来た……
「へへへへ……あそこが広がって気持ち良く無いって話しじゃねえか……相手してやるのはいいけど金もらいてえくらいだなあ」
 浮浪者はそう言うと挑みかかって来た、何日も女の相手をしていなかったのかすぐにはてた……
「気持ちいいじゃねえか……」
 シー○の恨みがましい視線に気がつくと
「なんだよ早いってバカにしてるのか、もっとやってやる!」
「待てよ、オレが先だ!」
 つかみ合いの喧嘩のような浮浪者達の荒々しい凌辱がシー○を襲う事になった。

その65
 その日は朝の日課をすませた後に外には連れ出されずに
「今日はお前に服を仕立ててくださるそうだ……」
 身体の寸法を測ると
「身体の線は崩れておらんな」
 などと言って奥から以前一度使った拘束衣を取りだして来た。
「これから城内を移動する時にはこれを身に付ける事になった、裸のままでは公序良俗に反すると言う事らしい……」
「……」
 裸よりもその姿は公序良俗に反していそうではあったがシー○は何も言わなかった、言ってもどうなるものでは無いのだから。
「ありがとうございますだろうが」
 その様子に城兵は腹をたてて怒ったらしい。
「ありがとうございます」
 何ということはなかった、今更である。

その66
 晩に久しぶりの固形物が食事として出された、馬の精液で味付けしてあったが……
「頂きます……」
 それを直接口で食べなければいけないのはわかっていてなお悔しかった、そんな感情がまだあることはよき事であろうとシー○には思えたのだ。
「あたたかい……」

その67
 その日、城の前の大通りに面した公園に凱旋して来た部隊のオーラバトラーが飾られた。
 まるで添え物のようにシー○はその頭部に置かれている。
「あれ!」
 指差す人々の目には嘲笑があった。

その68
 城の外を拘束衣以外で連れ回されている時はたいがいクリトリスに付けられたピアスに括られた紐を引いて人目を避けるような事をするわけも無く……
「ほら早く歩け家畜!」
 と城兵は強く罵る。それすらもまたある種の遊びに似て形骸化していくだ……そう城兵達にとっては。
「喜んでるんだぜこいつ……」
 人はそんな事では喜んだりしない、言っても恐らくはわからない……だが……

その69
 その日朝から馬小屋に城の兵士達がやって来ていた……
「出ろ……」
 以前相手をした事もある兵士はむっつりとした表情のままそう言った、彼女を汚いものでも見るように……
「どこへ連れていくの?」
「知る必要は無い」
 むっつりしたまま兵士は彼女を場内へ連れて行く時にさせる服を着せていく、それはただの拘束具にすぎないが城の兵士達は揶揄を込めてドレスと言う。
「来い……」
 城へ行くということは何か良からぬ事がまっているのはわかる、しかし馬の……夫達の相手を今日はしなくていいのだと彼女は心の中で安堵していた……

その70
 もう一人の兵士が足早に近づいて来ると
「何してるナ○国の捕虜達の準備は出来ているぞ、早く連れてこいって」
「おお、すまん……」
 その間彼女の頭の中でゆっくりと一つの言葉がリフレインしていた。
……ナ○国の捕虜……
「いやです、行きたくありません……」
 突如足をとめてイヤがる彼女にむかって後から来た兵は怪訝な目をむけ
「何だ言ってなかったのか?」
「ああ、感動の対面はいきなりの方がよかろうってな」
 顔を見合わせて笑う兵士達は彼女の腕を掴むとグイグイと引っ張り出した
「いやです、いやぁ……」
「何言ってやがる、あんたの国の兵隊と会わせてやろうってんだ、ルー○様は慈悲深い御方だぜ」
 思ってもいない事を口にする。
「馬鹿……笑わせるな……」
 げらげらと笑いながら彼女を引きずって謁見の間へと向かって行く……
「あんたが無能だから可哀想に捕虜になった者たちだ……謝るんだな……」
「ひぃ……いやぁ……」
 一度弱みを見せてしまった彼女はあれ以来、よく泣くようになった……そして……彼女の意志など無視して謁見の間の扉が開いていく……

その71
 開かれた扉の向こうに数人の男達が縛られ床に座らされている……ゆっくりと上がる視線が彼女の視線と交錯する……
「ほほほほっほほ……死刑の前に麗しき彼等の女王様と対面させてやろうかと思ってな」
 一段高い所からシー○を今の状況に落としめた女、ルー○が笑った……
「シー○様……」
 一人の捕虜の口から彼女の名が呼ばれる、が今の彼女にはそれに答えられる何物も無かった……
「お労しい……」
 彼等の顔には見覚えがあった、いやよく知っていたといった方がよい、ナ○国の未来をあんじどうなすべきか語りあった……幼き日よりともに国の為と誓った幼馴染もいる、オーラ兵器がバイス○ン○エルを破壊すると反対し彼女がその制作を決めた時には真っ先にテストパイロットに志願してくれた騎士もいた……彼女には真直ぐに彼等を見る事が出来なかった……
「うぅ……ゆ、ゆるして……」
 彼等の視線の先に今の自分を置いておくことが出来なかった……
「お願いです……わたくしはもうどのような仕打ちも受けます、彼等の命を……どうか慈悲を持って……お願いします……おねがい……お……」
 頭を下げ床にするようにしてルー○に願いをこう、最後は嗚咽が混じり言葉としてのは判別は付かないものの、意味はその場にいる誰もが理解出来た。
「シー○様、御止めください! シー○様」
 捕虜となった騎士達は口々に叫び、城の兵がそれを黙らせる……シー○はルー○の言葉を待つように頭を下げたままであった。
「そうか、わたしとて鬼ではないそう頭を下げられてはいやとは言えまい……」
 その言葉にシー○が顔を上げる……
「ありがとうございます……」
「しかし、条件がある……」
 一度喜ばしてからというのがイヤらしいやり方である。
「条件……」
「ここで、その捕虜共とつがって見せよ、獣のようにな……相手をしたものだけ助けてやろう……何、10人ほどじゃ……普段のそなたの夫に比べれば楽なものだろう?」
「わかりました! やらせていただきます……」
 彼女は慌ててルー○に最後まで言わせたくないばかりに大きな声を出した……しかし騎士達に聞こえたろうか……夫という言葉がルー○から出た事が……
「一人、一人口でちゃんと出来るようにしてやってから、自分からつながるのだぞ……」
 意地の悪い顔でルー○はシー○を見ていた……今日は始まったばかりである……

その72
 騎士の一人が城兵によって立たされると彼女はその前にひざまづいた……
「御止めください、シー○様私はこのまま死んでも構わないです……だから……だから……」
 必死に抵抗する騎士のズボンの股間を彼女は器用に開けていくと、まだ力なの無い逸物がポロリと飛びだして来た。
「上手いでは無いか、我らの教育の賜物という事か?」
 玉座の上からルー○は騎士達に聞こえるように声を上げる……
「ごめんなさい、もうわたくしは汚れてしましました……だから……わたくしの為でなく国の為……生きて……お願い……」
 目の前に騎士の男性を見ながらシー○はそう言う事しか出来ない。
「シー○様……う!」
 苛つくように騎士の後ろにいた城兵が腰を後ろから押した為騎士の男性はシー○の口におさまっていった……
「後が使えているんだよ、それともこいつ一人助けて後の奴を殺す気ですか? 王女様?」
 その言葉にシー○が慌てる……
「うぐ……いいえ、そんな事無いです……やらせて頂きます……ゴメンねこんなわたくしを今日を限りに忘れて下さい……」
 最後には騎士に向かって涙声で言うとそのものを今度は自分で丹念にくわえていく……その様子を眺めていたルー○は満面の笑みを浮かべていた……
「シー○様……シー○様ぁぁぁぁぁ……うぅぅ……」
 憧れのシー○に咥えてもらい感動の中ではてていくもの恐れ多くて使い物にならない者……その反応はそれぞれであったがいつしかルー○の用意させた薬をうたれた騎士達は隆々とその股間に凶器のような男根を立たせるにいたった。
「さあ、今度は自分から跨がってみせよ! 慣れているであろう?」
 ルー○の冷たい声が響いてシー○はゆっくりと頷く事しか出来なかった……

その73
「ごめんなさい……」
 一言そう言って城兵によって寝かされた騎士の上に跨がっていく彼女……
「シー○様……うぅ……」
 正面を向きあって既に隠しようの無い身体にされたピアスが騎士の目にもはっきりと見て取れた……
「見ないで……こんなわたくしを……」
 それでも羞恥心を無くしきれない彼女は顔から火が出るほどの恥ずかしさに苛まれながら身体の中にいきり立った騎士のペニスを沈めていく……
「自分から腰を動かしてやるのだぞ、縛られて寝かされている捕虜の身ではどうしようもないであろうからな」
 楽しそうなルー○の声に
「はい……ごめんなさい……」
 彼女は腰を動かして行く……
 チュク……チュプ……クチュ……
 静粛の中に彼女の濡れた媚肉の底からの音が室内に響いている……そして
「ほほほほほほほほほ……これは!これは!淫らな音じゃな……いやはや似合いだのうシー○様……しかし物足りなくは無いかな、いくら久方振りで高ぶっていても馬には及ばないであろう」
「いやあ!いやあ……いやあ……言ってはいけません……言わないで……」
 腰を動かすのも忘れてシー○が叫ぶ
「馬?……とは……」
 ビクン!
 自分の下にいる騎士からのその言葉が彼女のから言葉と動きを奪い取った……そしてその疑問に答えるように嬉しそうな声が聞こえる。
「その女はの、毎日馬とまぐわっておる、人間では満足できんと言ってなぁ……」
「うそぉ……嘘です……う……そ……です」
 弱い否定だった、自ら望んでそうなっている訳は無い……しかし、毎日馬と性交渉があることは本当だった……
「だからこの国では本当は認められておらんが、その女を家畜として雄馬十頭と結婚までさせてやったところだよ」
「いやぁ……言わないで……おねがいです……おねがい……言わないで……」
 シー○はもう少女のように涙を流すだけだった……そしてまだルー○の言葉は続く……
「そちも気持ちよくあるまい、毎日それだけの馬とまぐわった女淫じゃ、もう既に広がりきって到底人間のサイズにあうものではないであろう? はっきりともうしてよいぞ」
「いやぁ……いやぁ……もうやめてぇ……」
 ショックを受けたように沈ましかえる室内でシー○の泣き声以外はしばらく音を発するものは無かった、そしてそれを破ったものはシー○の下にいる騎士だった。
「シー○様……まるで天女に抱かれているようです……今まで得た事の無いほどに私は気持ちがよくて、天に昇るという言葉をようやく理解している最中です……」
「……グスッ……」
 この時シー○はこの場で始めて騎士と目を会わせたのかも知れなかった。
「誰も……そう馬だとしてもシー○様を汚す事など出来はしないでしょう……例えわたしがその貧相なものでシー○様のお腹を汚してもです……だから何も気兼ねをしないで下さい、わたしにとっては今のこの瞬間が人生において最良の時でありましょう」
 やさしい眼が下からシー○を見上げていた……、彼が嘘をついている事ぐらい彼女にも理解出来た……
「ごめんなさい……」
 そして彼女はまた謝った……それはこんなにも慕われている事を一時でも忘れた事に対する謝罪であったかもしれない。

その74
ザシュッ!
ドプッドクドクドクッ
 一瞬の出来事にシー○は何が起きたか理解出来なかった……ぱたぱたと飛び散った液体が頬を濡らすのと同時に身体の奥に熱い液体が勢いよく吐き出されていく……
「ヒッ」
 喉の憶で引きつった悲鳴が絡まり声にならない、押し留められた悲鳴が思考の出口すら塞いだように思考がまとまらない……
 そして空中を舞うやさしい騎士の瞳と眼があった時、思考が出口を発見し口からは悲鳴がほとばしる
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……たたたた助けるって……うそぉ……うそぉ……助けるって言ったのにぃ……助けるってぇ……」
 しかし、彼女は今子供のようにうろたえる事しか出来なかった。
「おう、助けるとゆうたよ……」
「なぜ……なぜです……」
 ショック状態のまま涙に濡れた瞳をルー○に向ける……
「気が変わった……それだけじゃ……」
「そんな……」
「ほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ……楽しい見世物じゃの」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……いやぁいやぁいやぁぁぁぁぁぁ」
 笑い声と悲鳴が室内を満たした……しかしまだこの惨劇が終った訳ではないのだ……

その75
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……いやぁいやぁいやぁぁぁぁぁぁ」
 城兵が彼女の身体を死んだ騎士の上から持ち上げるとそのまま隣に寝かされた次の騎士の方へと移動させていく……
「やめてぇぇぇぇ……もうイヤです……」
「この世の最後に女性を経験させてやるのも勤めではないか」
 泣きじゃくるシー○にルー○は冷たく言い放つ。
「助けて下さい、お願い……彼等を……もうわたくしはどうなっても、何をされてもいいから……お願い助けて……」
 子供におしっこをさせるカッコで抱きかかえられたままシー○は懇願する。
「死刑と決まっておるよ、それに我が国には家畜と約定を交わす仕来りは無いでの……これは死刑囚に最後の情けだよ、そちも心して相手してやればよい……」
「お願い……お願い……」
「その者達の死を糧にそちは生きているのだ……感謝してもよいのだよ」
「あ……あ……ア……」
 城兵が薬によって起立したままの騎士の男根の上に下ろしていく……
「うく……シー○様……私はこれで死ねます……」
 ここでもやさしげな声がシー○の心に響く……
「言わないで……何も出来ないの……わたくしは……なにも……誰も……助ける事が……」
「さすがに自分で動く気にはならんと見える……おい、手伝ってやれ」
 その声で二人の城兵がシー○を左右から持ち上げると無造作に上下に身体を揺さぶっていく……
「ア……ア……ア……ア……ダメェェェェェェェェェェェ……」
 追い上げられていくシー○と騎士……シー○にもわかる騎士が彼女の身体の中に吐き出した時、また彼の命が断たれるであろうことを……
「おねがいいいいいいいいい……助けて…………おねがいです……わたしはどうなってもいいのぉ……助けて……」
 そして身体の中で騎士の身体が最後の瞬間に向けて膨れあがっていった……

その76
 グプッ……ゲポッ
 シー○の口からパタパタと未消化の馬の精液が溢れでた……現実に精神が付いて来れなくなって拒絶的に身体が悲鳴を上げているようだ……
「おー、シー○様食事を戻されてはしたないですぞ……」
 嬉しそうなルー○の声に既に答える事も出来ずに胃の中に残っている全ての精液で自分と首を落とされた騎士の身体を汚していく……
「シー○様……」
 まだ生きている幾人かの騎士がその様子に驚愕を憶えていた……
「嘘ですよね……シー○様……」
 ルー○が何をいっても実の所信じていなかったのかもしれない、だが今彼女が穿きたしている物の匂いが隣で次に首を切られる事になる騎士の心に変化をもたらした……
「そんなものをすすってまで……生き長らえたもうか……汚らしい……売国奴……婢……」
 その囁きにルー○は満面の笑みをこぼした……
「そうじゃ、その言葉が聞きたかったのじゃ……のう、シー○様?」
 すぐ脇にいたシー○もまたその言葉を聞いていた……
「グプッ……ご……ごめん……な……さい…………うぅぅぅ……」
 そして、シー○の身体は汚いものをみつめる瞳の騎士の上へと移された……
「死んでしまえはよかったんだ……あんたは……なぜ生きてるんだよ……」
 シー○の泣き声が悲しく尾を引いていた……

その77
 もう絶望していた……目の前にはいくつもの首が並び彼女を恨めしげに見上げてるように思えた……
「あはは……ゆるして……ゆるして……」
 普段から気高くそして高貴な彼女もまた年の若い一人の女性にすぎない……そう、ようやくその顔を覗かせていた……それがけして幸運な事ではないとその場にいる城兵にも理解出来る……
「気分が良い、ようやくこの小娘を心身ともに堕としめる事が出来たは」
 その中で一人清々しい表情で微笑むのはルー○であった。
「奥方様……流石にこれ以上は無理かと」
 脇に控える城兵がそう言うまで潤んだ瞳をシー○に向けていたルー○は我に帰って……
「おお、そうであった……一日で壊しては苦痛を和らげてやるようなものじゃなぁ」
「仰せの通りで……残った数名の捕虜は首を刎ねますか?」
 そういう城兵に馬鹿を見るような眼で
「何を言うのかと思えば、あそこまであの女を罵倒した騎士ぞ……使い用はあるし死ぬ事で救いを求めているやも知れん……このあとまだシー○を責める役を追ってもらわねばならん……」
「は……では……」
 死刑は途中で中止され3人の騎士が死刑を免れた……それが彼等にとって幸せかはわからない……

 そして、首から上を失った騎士の身体にまたがったままのシー○は
「殺して……もう殺してくだい……あはははははははははは……」
 現実から逃げ出そうとしていた……

その78
 彼女はたしかにその瞬間安息の中にいた……疲労しきった精神を身体が庇うように泥のような眠り底へとシー○を誘う……夢すら見ない深い闇の底へ……

 そこで彼女は覚醒の時を迎えようとしていた……しかし一日ほっておかれた子ロバ達が彼女を心配そうに取り囲んでいた。

 翌日……シー○は一つの決心をして目覚めた……それは切実な決心だった……

その79
「飯の時間だぞ」
 一人の城兵が馬の縄を外しシー○の榁へ招き入れる。
「おや? 素直にここにくるんだろ?」
 彼女は片隅で身体を小さくしてボールギャグのしたからくぐもった声を出す
「もう、受け付けません……もうわたくしは命など惜しむものではないのです……死してもこの身体好きにはさせません……」
 震えているのが城兵にも見て取れる。
「なに駄々こねてんだよ、今更いつもの事だろうが……もう誰に見られても恥ずかしい事無いんだから喜んで精液すすればいいんだよ」
 睨み付けるように彼女は城兵を見ていて動こうとしない。
 その様子に城兵はまるで仕事が増えて困るといった風に中へ入って来る。
「じゃあいいや、今日は食べるな!」
 そう言って軽々と彼女の首輪を柵に繋ぐと、足を立たせて少し開き気味にこれも固定していく。
「下の口だけでもいいんだから」
 それでもシー○は城兵に憎悪の視線を向けるだけであった。
「ふう……」
 城兵はため息を一つこぼすと馬の尻をたたいた。
 すると馬も馴れたもので背後から彼女に覆い被さって結合して行く。
「!…………ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっぃ」
「まったく、どっちにしろ抵抗するだけ無駄な話なのにな……」
 呆れ顔で後ろで行われるシー○と馬の獣姦をまるで普通の光景のように当たり前に振る舞い次の馬の準備をしていく……
「ひい……ひあぁぁぁぁぁぁぁぁん……くぅぅはっ!あっぁああああああああ」
 やはり馬小屋にシー○の悲鳴が鳴り響き今日も城はいつもの朝を迎えた……しかし、シー○は心に秘めた決心を曲げてはいなかったのだ……

その80
 そして夜になってから彼女は馬の食料をなどを入れている麻の袋に穴を開け無理矢理着込む、口にはめたギャグと首輪は取れそうに無い……
「よし……」
 目の粗い服は肌に痛かったが久しぶりに肌を覆った気がする……
 そして、夜の馬小屋に見回りは来ない、以前はひっきりなしに彼女を抱く為に集まった城兵も馬の妻を抱く気は無いらしくこのところは顔を出さない……
「わたくしより、商売女の方がいいとか言ってましたわね……」
 最近、朝回って来る城兵がそう言ってシー○を罵倒した事があった、馬に犯られてる所に商売女を連れて来て笑いものにもされた……
「でも、油断だとおもいます……」
 彼女は夜陰に乗じて馬小屋をあとにした、城壁の外にさえ出られれば、そこには自由があるはずだった……

その81
 城の中とはこんなに広かったのかとすぐに思い知ることとなった……しかも肌を隠す為とはいえ纏った麻袋はピアスによって無理矢理立っている乳首を容赦無く刺激して来る……
「私がくじけては……」
 見回りの城兵の目を盗み暗い部分から暗い部分へ闇に乗じ移動する……
「ガ○ウランとは……いつもこのような思いをしてコモ○に蔑まれていても働いてくれていたのか……涙がでます……」
 胸の中で詫びを入れながらシー○は城壁を抜けて外へ……自らの国でもした事の無いような大冒険であろう(自らの国においてはミ・フェ○リオの助けがあり単独は始めての事であったのだ)
「自由……私は何があっても帰ります……国へ……今度こそ……裏切らない為に……」
 そして夜の城下町から夜の街道へ彼女は歩き出した……
 城の中でその事が騒ぎになるのは朝日が昇ってからの事であった……

その82
 街道から歩き続けて街から遠くへ遠くへ……ふらつく足元を引きずりながら……
「……はあ……はあ……はあ……」
 シー○は身体の奥底から来る官能の炎にさらされ続けて自分が隠れながら逃げなくてはいけない事すらわからなくなって来ていた、考えて見ればこれまでの凌辱は彼女のことなどお構い無しな物だった……城兵も、ロバも、馬も……彼女の身体を使ったオナニーのような物だった……しかし彼女の官能を揺さぶる為の下地は施してあったと言うことだ。
「身体……熱い……胸……痛い……どうしよう……私……私……」
 景色は町から遠い牧場のような風景に変っていた、遠くに見えた馬小屋に彼女の目が止まった時、ふらふらとその中へ入っていった……
「あぁ……」
 そしてその中の匂いは彼女にとって……

その83
 馬小屋へ潜り込んだシー○は敷き詰められた干し草の上に腰を下ろすと自然と手が胸と股間に伸びていった。
「……はあ……はあ……はあ……」
 熱く尖った乳首が彼女の手で刺激され更にその快感を身体の奥へと伝えていく
「どうしよう……どうしよう……いけない事だよね……どうしよう……止らない……」
 パチン……
 手近にあったはさみで無理矢理ギャグを外すと正常に戻った呼吸が更に行為を激しくさせる。
「うっく……ひん……あぁぁぁぁぁ……どうしよう……止らない……止らないよう……」
 脳の奥が蕩けてしまいそうな感覚の中でシー○は手を激しく動かしていく……
「ひゃぁぁぁぁぁ……」
 ガタン!
「誰かいるの?」
 その時突然馬小屋の入口が開き人の声が聞こえた……

その84
「誰かいるの?」
 その時突然馬小屋の入口が開き人の声が聞こえた……
「く……」
 シー○はすぐに立ち上がると壁際に下がって身体を隠した
(……どうしよう……見つかったら……連れ戻されちゃう……)
 サクッサクッと確実に足音が近づいて来るのが聞こえ、彼女の心臓は不安に押潰されそうに高鳴った。
「馬泥棒でも入ったんじゃ無いかって思ったんだけど、いないわね……」
 女性の声が壁のすぐ側でした。
「まったく、お城での馬募集とかがあってから物騒なんだから……!」
 何気にこちらにやって来た女性が振り向いた先にシー○はいた、あまりの自分の恰好に恥じらいながら……
「誰……」

その85
 目の前に並んでいるものがはじめ食事だと理解出来ずにいた。
「どうぞ、早く食べないと冷めちゃうわよ」
 暖かいスープがやさしい薫りと伴に湯気を上げていた、焼いたパンが鼻孔をくすぐる。
「なんでですか……私は……」
 ここまでシー○を連れて来た女性は人差し指をシー○の唇に当てると
「泣きそうな顔して迷いこんだ小猫を無下に出来ないわよ、言い訳も何もかも食べてから聞いてあげるから、まず食べて身体を温めなさい、服はその後用意してあげるから」
 明るく笑顔でそう言って食事を促してくれる。
「さあ」
 おそるおそるパンに手を付け口に運ぶ……
 はむっ……口の中に久しぶりに食べ物の味が広がり……そして涙が出た……
「ど,ど,ど……どうしたの?」
 ポロポロと涙を零しながらパンを頬張った……
「美味しいです……とっても美味しいです……ありがとうございます……」
 シー○は貪るようにその食事を食べた、人間らしい食事だった……
「おかわり……あるわよ」
 人のやさしさが嬉しかった。

その86
「どういう事?」
 はじめは恥ずかしかったが身体の異常がピアスの所為だとシー○は打ち明けた。
「胸にピアスって言うものをされてしまって、死ぬか身体を千切ってしまわないと取れないって言われたんです」
 逃亡奴隷ぐらいに思われているのかもとも思う……
「見せてごらん、取れれば楽になるんだろ?、二人で考えてみよう」
 オズオズと胸を開ける、乳首の先が麻の服に擦れて充血しているのがシー○には恥ずかしい。
「うわあ、見事に捻れてるんだね」
「挿されたときは真直ぐだったんですけど……」
 ちょっと考える素振りをしてから
「冷やしてみようか? 死体は冷たくなるっていうしね、待ってな冷たい井戸水汲んで来るから」
 そう言って出て行く彼女の姿はシー○には頼もしく見える。
 しばらくして戻って来ると手洗に冷たい水をあけて
「ほら,胸を浸けてごらん、ダメもとでさ」
「はい……じゃあ……つ……」
 肌をさすような冷たい水が乳房の感覚を次第に取り除いていく……
「なんか感じる?」
「よくわからなくなって来て……」
 もう胸の先には痺れてる感覚しかない。
「上げてみようか……」
「はい……」
 ゆっくりと乳房から水を滴らせて正面を向いた時ピアスは確かに真直ぐになっていた……
「ミルティアさん!」
「よかったね、さあまた曲がってしまう前に引き抜いてしまいなさい」
「はい!」

その87
 それはスポッと抜けた……
「取れた! 取れました!」
 シー○は歓喜の声をあげた……
「ミルティアさん!……」
「ええ……」

その88
 シー○は喜びのあまりミルティアに飛び付いた
「ありがとう……ありがとう……あ……りが……と……」
 泣き声になって肩を振るわせながらミルティアに抱きついて泣いている。
「大丈夫よ、ここにはあなたをいじめるものは何も無いから、安心しなさいな……」
 そう言ってミルティアはシー○の頭を撫でてあげるのだった。
 こんな風に人に甘えられるなどシー○はした事が無かった……でもそれは居心地のいい感触であることに今更ながらに気が付いていた。

その89
 何か言いたげにモジモジしているシー○の様子に気が付いたミルティアは
「どうしたの? ここまで来て今更何を恥ずかしがってるのかな?」
 まるで赤ん坊を相手にしてるような喋り方だがシー○にはそれが心地好いものだった。
「あの……その……」
 ニコッと微笑んだミルティアの笑顔は何物をも包み込むのではないかと言う聖母の微笑みに見えた、その前ではいかな邪悪なものすら懺悔してしまうような……
「実は……」
 オズオズとスカートの端をたくし上げて。
「ここもなんです……」
 クリトリスに巻き付いたピアスが痛々しい……
「取れますか?」
 そして今日何度目かの笑顔をシー○に向け
「まかせておきなよ! ちゃんとした身体にしてあげようじゃないか!」

その90
「似合うわよ……」
 ミルティアはそう言ってくれる
「ホント?」
 シー○もまたくるりとその場で回ってみせる、何故かシー○もミルティアの前では素直な妹のようなことをする事が出来た。
「さて、お仕事憶えなきゃね……」
 ミルティアがニヤッと笑うと
「はい!教えて下さいお姉様……」
 プッと二人で見つめあって笑いあう、何年も一緒に暮らしている姉妹のようだった。
 そしてそんな幸せは長くは続かないのである

その91
 シー○が牧場を手伝いはじめて2週間ばかりがすぎたある日……その出来事は突然起った。
 裏の干し草を返して馬小屋へ運ぼうとした時母屋の方向から争う声が聞こえて来た。
「こんな所に隠れてやがったのか!」
「何を言っているのか意味がわからないわ! 放して! 放しなさい!」
 ミルティアの声が切羽詰まったように聞こえる。
「さすが,偉そうな素振りは見事なもんだぜ、だがあんたは自分の立場ってものを知ってたはずだぜ……馬の情婦さんよ」
「違うぜ情婦じゃ無くワイフってやつだ!」
「そうだった」
 ゲラゲラと笑う男の声がイヤらしく響く
「く……馬鹿な事を言うものではないわ!」
 ミルティアの抵抗の声も聞こえて来る……ようやくシー○が声の聞こえる所まで来た時ミルティアが二人の兵士に両脇から腕を獲られて城の馬車まで連れていかれようとしている所だった。
(助けなきゃ……)
 そう思い第一歩を踏み出そうとした彼女の足は竦んでいた……
「はいはい、あんたが別人だと言いたいのはわかった、逃げてる人間がはいそうですとは言わないもんだ……」
「そうだぜ、まあその身体に聞いてみればすぐにわかる事だがな」
「きゃあぁぁぁ」
 シー○がいつもやられていたようにミルティアが言葉で嬲りながらの身体をまさぐられていく……シー○にはこの後に起る事が手に取るように見える……
(助けなきゃ……ミルティアさんを……恩人なのよ……動いてよ……私の足……)
 身体に刻み込まれた恐怖はこの2週間の生活を手放したくないように動く事を拒んでいた。

その92
 膝がガクガクと震えだし、その内ガタガタと全身が痙攣したように震え出す……
「た……たす……助けに……ミルティアさん……」
 遠くで馬車が動き出す音が聞こえて離れていくのがわかる。
「行かなきゃ……行かなきゃ……」
 言葉を身体が裏切り続け気がつくと膝を抱えてうずくまっていた。
「恐いよ……私……どうして? どうして…… 恐い……」
 一時の安息が彼女の魂に拭いきれない恐怖と言うものを刻み付けていた……
『何をするの! いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……』
 ミルティアの悲鳴が聞こえたきがした……だから、彼女は顔を上げて立ち上がる事が……

その93
「ミルティアさんですか……」
 立ち上がろうとしたシー○の後ろから声がした……喉の奥で何かが引きつったようにその瞬間声が出せなかった。
「ホントにそっくりですね、いやあここの牧場に城の逃亡奴隷が逃げ込みまして、ご迷惑をおかけしました」
「ち……」
「いえいえ、あれだけ似ていれば匿いたくなるのは理解出来ます」
「あの……ちがうん……」
「申し訳ないのですが……トイレなどお借り出来ますか? そのあとこの度の事に付いて説明などさせていただきます」
 話を入れる隙も無くその兵士は喋り続ける……ミルティアを連れていった他にもう一班いたらしい。
「あの……違うんです……」
「母屋こっちですね……」
「待てよ、まだるっこしい」
 さくさくと母屋へ行こうとした兵士をもう一人入って来た兵士が止める。
「なんだよ……」
「これだけそっくりなんだから入れ代わった可能性がある、だから確認をするって言えばいいじゃねえか、ちんたら何やってんだか?」
「これだけ綺麗な方に失礼だろ?……すいません、実はそうなんです……」
「え? どういう……」
 シー○の平和に惚けた感覚が事態の推移に付いて行ってなかった、不安感が警笛を鳴らし続けていたにもかかわらず。
「まあ、こっちへ来い……逃亡した奴隷には隠し用の無い記しが身体に付いてるんだよ」
「それを見せてもらうんです、それで疑いがはれますから……協力者として恩賞だって出ますよきっと」
「まって……その……私……」
 グイッとあとから入って来た兵士がシー○の腕を掴むと引きずるように母屋へと入っていく。
「うだうだ言うことは無いだろ、見りゃわかるんだから、領民は城の意向に逆らうな!」
 うむをも言わせぬ勢いだった。

その94
「ほら脱げ!」
 母屋に入って入り口の戸を閉めるなり兵士はシー○を床に転がしてそう言った。
「待って……わたし……」
 ゆっくりと立ち上がりつつシー○は呼吸を整えて自分がシー○である事を告白しようとした。
「うるせえよ、おまえさんはさっさとその暑苦しいズボンを脱げ!」
「待って……聞いて下さい……きゃあ」
 平手がシー○の頬を打ち仁王立ちの兵がシー○のズボンを剥がそうとする。
「出来ないなら俺達がむくまでだ!」
「わかりました……脱ぎます……脱ぎますから……」
 オズオズと彼女はズボンを脱ぎはじめた、下半身が外気に触れて何か思い出したくも無い城での事が頭を過った……
「素直にそうすりゃ良かったんだ……」
 どっかと椅子に腰掛けた兵士はシー○のストリップを堪能しようという構えに入っていた。
「酷いことするよね、君は……」
 もう一人がホントにトイレに行っていたらしく奥から出て来た。
「見物だぜ……ほら、早く脱げ!」
「もう……ホントにすいません、疑いが晴れたら必ず恩賞が頂けるように取り計らいますから」
 ペコリと申し訳無さそうに頭を下げつつも彼もまたシー○の身体に魅入っていた……

その95
「はじめからそうしてりゃ怒鳴らないで済むんだよ……」
 身勝手な事をいいながらシー○のズボンを取り上げてしまう……
「次は……まあまくって胸を見せてみな」
「もういいのでは……」
 涙を溜めてそう言うシー○に
「なに言ってんの、決めるのはオレ達でおめえじゃねえ、まくるだけでいいって言ってんだから素直にやれ!」
 まるで魔法に掛かったようにオズオズとシャツの裾を持つと胸が見えるまで恥ずかしげにまくっていく……
「すいませんね、もうちょっとですから……」
 一人が謝って見せるがもう一人が立ち上がると近づいて来て。
「きゃあ!」
 いきなり股間と胸をグイッと掴んだ……
「どうやらここの住人のミルティアさんらしいな、いいだろう認めよう」
 そんな事認められてもとシー○は思う、早く助けに戻らないとっと……しかしなにを思ったか彼等はドッカと椅子に腰をすえると
「長い任務でしてね、疲れてる食事くらい出すのも領民の勤めってもんだ、奥からいい匂いもしてるし腹ごしらえでもして行こうか?」
 などと言い出した。
「すいません、ホントにクタクタなんですよトイレにもろくに行けないくらいでしたから……」
 もう一人の兵士も頭を下げる。
「あのズボン……」
 一刻も早くこの二人を追い出してミルティアを連れ去った馬車を追わなければ行けない、追い付いてからどうするかとか今は考えてはいなかったが、やはり以前の自分のような目に彼女をあわせたくは無かった。
「そのまま、そのまま! 疲れてるんだよオレ達は目の保養くらいさせてもいいだろうが! 早く持って来い!」
 そうやって下半身裸のままキッチンへと追い立てられてしまった。
「どうしよう……早く帰らせないと、私が捕まっても、ミルティアさんが解放される保証は無いものね、私が助けに行かなきゃ」
 裸になる事で少しだけ自分を取り戻しはじめていた、過去に対する恐怖からの悲しい性でもあった。

その96
 キッチンにはミルティアが用意しておいてくれた昼食があり、このところいつも食べている食事があった。
 シー○はそれを器に盛ると兵士達に出すべくテーブルに並べていく。
「あるじゃんか、ようし、皆で食べよう」
 そんな気楽な事を言いながらミルティアのスープに兵士は口をつけた。
「うまい! こりゃいける」
「すいませんね、こいつわがままでってご相伴にあずかってるわたしの言う事じゃ無いですね」
 もともと女性二人分の昼食である、あっという間に二人の兵士の胃袋におさまってしまった。
「ありゃ……無くなっちまった……あんたの分無くなっちまったな……どうしようか」
「どうしようかってこっちに振るか? 普通……」
 困った顔の一人と満腹で満足になってもう一人は上機嫌だった。
「そうだよ、あれがあったっけ……」
 上機嫌でそいつはシー○を手招きした。

その97
「元々お前さんのそっくりな奴はこいつしか食べてなかったんだから平気だぜ」
 兵士はシー○をテーブルの下へ座らせるといきなり自分の男根を取り出して咥えろと言ったのだ。
「そんな出来ません!」
「出来ないわけ無いだろ、お前が匿ってた女は毎日それだけ食って生きてたんだよ、出来るからやってみろ、おめえさんの飯まで食っちまったオレ達の詫びだからよ」
 そんな事を言ってももうあの生活を思い出したくも無いシー○は早く出て行かせなければいけないにもかかわらず躊躇した。
「他の兵士を呼んでここで輪姦すって事も出来るんだぜ、しかも捕虜を意図的に匿ったとして重罪にだって出来る。温情だぜ」
「酷いよ、そんな事言うなんて協力者だよ……」
「ほんとにそうかどうかは疑わしいがな?」
「すいません、少しお願い出来ますか? こいつ永の捜索で……わかるでしょ……」
 もう一人にまでそう言われてはやらなければ出て行きそうも無い……そうしてようやくシー○は覚悟を決めた。
「おお、上手いじゃねえか! そのへんで男咥えてやがるな! 」
 自然と涙がわいた……忘れていたかった感覚が口腔内に広がっていく。
「まあ,本来なら一個中隊の慰み者ってとこだが二人だけで勘弁してやる、見つけて連れ帰った連中は帰ったら昇進もあるんだからこのくらいの恩恵はあってもいいぜ!」
 身勝手な事を言う兵士はシー○の口の中でどんどん勢いを増して爆ぜた……飲み込むことは身体が自然とやってのけた……
「そうだね、今夜はどこかによってから帰るんだろうけど、でも考えてごらんよあっちは馬の伴侶だよ、誰もやりたがらないようなモノだよ、きっとぼく達二人が一番ラッキーだったと思うよ」
 そんな身勝手を言いながらもう一人もズボンからペニスを取り出すと
「私のも食べさせてあげますよ、丁寧にね」
 シー○はあきらめたようにテーブルの下を這って行ってその兵士のモノを口に咥えた……

その98
 テーブルの下から「食事」を終えてようやく出て来ると荒々しい事言っていた兵士がシー○の腕を引っ張った。
「こっちだ! 来い!」
 どうもこのての男というのは相手が弱いとわかると図にのるらしい……しかし今のシー○にそれを止める手だてはないのだ。
「痛い……」
 窓の所まで行くと窓枠にシー○の身体を押し付けて、待ち切れないように背後からのしかかって来た。
「いやぁあ……」
「うるせぇ! オレ達二人の相手をするだけでいいんだ、感謝されたっていいくらいだぜ!」
 ガツガツと身体ごと押し付けて乱暴に挿入を果たすと自分一人が気持ちよければいいように兵士は抽送をくり返す。
「もう、下品だよ……すいませんね、こいつ飢えててさ……」
「うるせぇ! いいんだよこれは国に対する協力ってやつだから!」
 謝るくらいならこんな行為をさせなければいいのに……とも思う窓の外は牧歌的な風景が広がり馬や牛の声が風にのって聞こえて来る……どこまでも落ちなければいけないのだとも思えるのはシー○にとって悲劇であろうか。
「痛い……痛いです……」
 愛の行為の筈のそれはいつしかシー○を冷めさせていくのだった……

その99
 そしてその時目の前に近づいて来たのは見覚えのある1頭の馬だった……
「きゃっ!……はぁ」
 馬にはわかっていた……そしてシー○にも……
「そんな……」
「バーカ……今頃気が付いたのか……」
 シー○を貫きながら兵士は言う……そして……
「まったく、みっともない姿ですね……」
 馬の影から一人の騎士が現れた、それはルー○の前で彼女を罵った男……
「ひゃぁああ……」
「見下げはてた御方だ……」
 そして再びシー○を罵った……

その100
 ビリビリビリ……シー○の着ていたシャツが切り裂かれるとそこには切断出来なかった首輪が残っていた。
「ピアスはよく取ったね、でもこの首輪は鍵は無いと……そのへんのものじゃ切断出来なかったでしょ?」
「あ……あ……」
 騎士が近寄って来て……
「まったく、自分が助かりたい為にあなたを助けてくれて匿ってくれた方を人身御供にだすとは……さてはて、よくもこんな方を一国の国主として我々は崇めていたものだな……あんたはガ○ウラン以下の最低な生き物ですよ」
 ゆっくりと一区切り一区切りシー○の神経に届くように、心の奥まで浸透するように語りかけた……
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……ちがうの……違うの……ちがうのぉ」
 兵士に貫かれながらシー○は絶望していた、何を行っても今ではもう言い訳にすらならないのだ……

その101
「ちが……う……」
 既に朦朧としてしまった意識がシー○を現実から遠くへ遠ざけていく……
「ほーら、旦那が挨拶に来てるぜ」
「ひいぃぃ……」
 目の前で馬がシー○の匂いを確認している。
「夜伽の相手をしていただかなくていいのか? おめえ見たいな腐れた女でも待っていてくれたんだぜ……挨拶は……」
「いやぁ……もういやぁ……」
 気高き聖女とははたして誰の為の言葉であったかこの地上に覚えているものは無い……

その102
 騎士はシー○の束ねた髪をつかんで立ち上がらせると
「そんなとこでいい気持ちにさせとくのは今のあんたにゃ勿体無さ過ぎる」
「うっく……」
 背後で兵士が抜かれた瞬間にシー○の尻に周りに白濁の液体を叩きつけた。
「人様の精を身体の中で受けられるような綺麗な身体じゃあるまい、心根からな!」
「いやあ……馬はイヤです……」
 その言葉を聞いて騎士は嬉しそうに笑うと
「誰も馬と犯らせるとは言ってないよ、そうか馬と犯りたいか……」
「ちが……そんな……」
 始めからそのつもりであったにもかかわらず今気が付いたかのように騎士は言う。
「確かにそうだな、せっかく助けてくれた人を見捨ててまで自分一人の安泰を願うような畜生は馬と犯るのがお似合いだ、ああそう言えば夫婦だったんだからこれは温情だな、ははははははははははは」
「いや……あの……私はどうなってももうかまわない……だからミルティアさんを……助けて……」
 その一言に騎士の顔が侮蔑の表情になった。
「今更……きれいごとぬかすな!」

その103
 力一杯髪の毛を引くとそのまま外へ連れ出していく……
「どうなってもいいとぬかしたな……してやるよ」
 そこには城から連れられた来たシー○の夫達の内5島がいた。
「ひっ……」
「あんたがいなくなったおかげで溜ってるんだ、たっぷりと出してもらうんだな」
 シー○には馬達が笑ったように見えた。

その104
 ズプッ……
「締まりがよくなったんじゃ無いか?……ほら四つん這いになれ! 夫を迎える時のポーズを忘れたわけじゃないだろうな」
 外へ連れ出された途端にあそこに中指を突っ込むとそのまま尻を高く上げさせられた。
「いやあ……」
 股間が外の風に吹かれるのがわかった……これ以上は無いほどの惨めさだった。
「よしよし、この数週間でここがこんなに収束してるとは、生まれながらの娼婦というわけか……」
「そうそう、気持ちよかったぜ……」
 騎士の言葉を受けてさっきまでつながっていた兵士が相槌を打つ。
「ふふふ……まあ馬はきついかもしれんなぁ……」
 馬の寄って来る音が聞こえて、シー○の心臓は爆発しそうに高鳴っていた。

その105
 さっきまで部屋の中から手をついていた窓まで連れて来られると
「ここでいいか……このくらいの高さが慣れてるだろ」
 窓枠の所で両手を押さえられて鉄の輪で固定されてしまった。
「お願い……ゆる……ゆるし……て……」
 ガタガタと震え出したシー○は歯と歯がカチガチとなって歯の根が噛み合わない。
「どうなってもいいって言ったじゃないか、すぐに嘘をつく牝だな、もうお前がなにを言っても信用しない、これは……御仕置きだ」
 口元を歪めてシー○を見下ろす、この騎士はかつて仕えていた女王に対して優位にいる事が嬉しくて仕方が無いらしい。
「いやぁ……お願い……馬は……馬はいやあぁ……私だってコモンなのよ……」
 口笛を吹いて騎士は馬を呼ぶと
「ガ○ウランかと思いましたよ……あんたみたいな牝豚は……おお牝馬? いやあ牝犬かな? ははは……どちらにしても他種族交配ですね」
 一人なにがおかしいのか騎士が笑うと背後に巨大な物の気配がした……

その106
 ドズンッ!
 まさにそういった感じのショックがシー○の全身を襲い、次いで下半身の痛みと同時に頭の上の家の壁が何かお起きな質量の激突によって悲鳴を上げる。
「あぐぷ……あがががががが……」
 そして、ものすごい抽送が子宮口を押上げ撹拌する。
「ひゃやぁ! がはっ!はばぁっ! がふんっ!」
 シー○の喉からは悲鳴とも呼吸とも取れぬ異音が発せられていた。
「激しいもんだ……」
「ホントだね、いつもの事だけどちょっともったいなかったかな?」
 兵士二人は勝手な事をいい、騎士はその様子にしばらく目を向けたあとその場を離れた……
「ああ……いやぁぁぁぁぁぁぁ」
「ちっ……何でまだ生きてるんだよ、オレ達が苦しんでるのがわからないのか! シー○様……」
 騎士は苦そうに煙草をふかした。

その107
 5頭の馬が射精し終わった時シー○の意識はもう無かった。
「うわ……すっごい状態だぜ、先に犯っというてよかった……」
「開ききちゃってダメみたいに見えるけどね、聖女王はちがうよね」
 兵士二人は好きな事を言って彼女の身体を母屋へと運び込んでいく。
「どうします?」
「一晩ここで待機だろうな……どうするかはその牝に決めさせる、まだミルティアとか言う女を助けるというならそれなりの事をしてもらわないとな……」
 騎士は穿き捨てるように言うと馬達を馬小屋へ繋ぎに行った。
「まさかね……」
「んだよ、まさかって」
「いや……あの人シー○を助けようとしてるんじゃ……」
「バーカ、ルー○様の前でこの女を罵倒して今の地位を得たお人だぜ、そんな訳ないだろ!」
「いや、君はいつも世界がシンプルで羨ましいと思うよ……」
「オレをばかにしてるのか?」
「いや、誉めてるんだよ……」
 そんな会話の側にいてシー○は苦しい夢の中にいた。目覚めたときがその夢よりも安楽であるとは保証されていないが……

その108
 意識が戻ったシー○は3人の男に囲まれて床に座らされていた。
「どうしたいって? もう一度言ってみてくれ……」
 兵士の冷たい言葉に上目使いに騎士の方をみて
「ミルティアさんを助けて下さい……私はどのような仕置きも受けますから……」
「どうしましょう?」
 優しそうな兵士が騎士に窺いをたてる。
「オレ見たな……媚を売るような目でオレを見たな!」
 突然叫び出したかと思うとシー○の頬を思いきり叩きつけた!
「ようし、何でもやってもらおう、ここにいる我ら三人に自分からサービスして商売女のように満足させてみろ、そしたら考えてやる」
「おお、またオコボレにあずかれるのか!」
 素直に喜ぶ兵士と冷めた目でもう一人がその様子をみている。
「ただし、馬と犯って広がったあそこじゃいつまでたっても満足出来ねーぞ! わかってんのか!」
「はい……努力します……」
 いきを荒げる騎士よりも今はその姿をみつめたシー○の方が冷静かもしれない……
「言葉なんかいらん、結果で示せ……」
 そして男達は服を脱ぎはじめた

その109
 はく……はうはう……
 呼吸音と何かをこするような音が響いて二本の男根の間でシー○は必死になって奉仕を続けていた。
「ほらほら、まだ満足してないぞ!」
「うーん、いい感じです……」
 兵士の言葉はどこまでが本気か先程から理解に困る……
「う……」
 不意に片方が大きく膨らみ爆ぜた……
「きゃっ……」
 シー○の顔には白濁した汚液がかかる……
「舐めて吸い出せ……」
 小さな悲鳴を上げたものの命令を素直に受けると口にふくんで尿道に残る液体を吸い出していく、城での調教は彼女の手並みを娼婦のそれに変えているといってもよい、もう片方の手でもう一本の男根も無意識のうちに扱いてみせているのだから、行動の端々にまで娼婦の生活が染み込んでいるようだ。
「僕も……」
 もう一人もシー○の顔に吐き出した。
 それを騎士は少し離れた所から暗い表情で見つめていた、その瞳には暗黒の情念に包まれた炎が燃えていた。

その110
「口はもういい……さてどうやって満足させてもらえるのかな?マンコはいらねえぞ!馬のあとなんて気持ちよくねえからな」
 これからなにを言わせるのかすべては決まっている……しかしシー○本人が口に出す事で自覚させる効果というものがある。
「はい……」
「さっさと教えたとおりにやれよ」
 覚悟は決まっていたはずなのにその言葉を自ら口にしなければならないのは辛い事だった……
「お尻で……」
「尻の穴で、だろうが」
「お尻の穴でお相手します……ど、どうか私……の……こ、この汚らしいお尻の穴に……お情けを下さい」
 壁に手をつき自分の手で尻の穴を剥き出しにしながら屈辱の言葉を何とか口にした……
「その前に尻の中を綺麗にしなけりゃな!」
 今までどこにいたのか騎士がバケツに牛の乳をいっぱいにして戻って来た。

その111
「城じゃあ綺麗してたがこんな所で放牧されたたんじゃな……」
 もう一つ大きなロートとホースが組み合わさったようなものを持って気来ていて兵士二人を呼ぶと
「わかりました、楽しそうだ」
「そう言うやり方があったとはね……」
「な……なにを……」
 怯えるシー○を後ろ手に縛り上げると
「尻の穴で奉仕するって言ったんだろ綺麗にしてやるよ」
 グリッとホースを尻の穴に入れるとバケツの中の牛乳をその上から流し込んでいく
「あ……いやあぁぁぁぁぁ……なに……入って来る……入って来るよぉ……くく……おなか……」
「搾りたての牛乳は脂分を多分に含んでいて滑りもよくなり一石二鳥さ……」
「ああああああああ……あああ……ああ……ゆるして……お腹が……お腹が……」
 脂汗さえ流してシー○は苦しそうな表情を騎士に向ける。
「オレに……オレにそんな顔向けやがって……」
 そういうと騎士はバケツの牛乳をもういっぱい追加した……

その112
 お腹の中がギューと痛み……圧迫するような感覚が広がる……
「いたい……おトイレに……」
 身体中から汗が吹き出し、シー○の身体はテラテラと光って見える。
「お願い……」
「オレはあんたがうんこ漏らすとこみたいぜ」
 兵士の一人が信じられない事を言い、もう一人も頷いている。
「お願い……お……お願い……おトイレに……」
 もう、身体は震えてガタガタと目に見える。
「ここは一泊する予定の家だ、臭くされちゃたまらないから、トイレに連れていってやれ」
 騎士がそういうと何やら兵士に耳打ちした……
「わかりました、じゃあ……」
 首輪に紐をつけると兵士の一人がシー○を立ち上がらせ、引きはじめる。
「歩け、連れていってやる」
 お腹は切羽詰まった状態だが、シー○は少しだけほっとした……しかし安心するのはまだ早かったのだ。

その113
「どこへ連れていくの……トイレはそっちじゃ……」
 兵士はそのシー○の言葉など気にもせずにそのまま外へと連れ出していった。
「いやぁ……」
「バァカ……家畜がトイレで用を足すわきゃねえだろ……
 そう言って彼は牧場を突っ切って敷地の外へと踏み出した

その114
「ここで……」
 連れて来られた所は牧場の裏にあった野菜畑であった。
「そう、肥やしにする方がいいだろって事でな」
「出来ないわ……いやです……」
 あたりから見渡せる場所、遮蔽物の一つも無い……
「イヤじゃ無い、出来ないじゃ無い、やるの……いいか、これは命令だ、やらなきゃいつまでもこうしてるし、いつまで耐えられるんだよ」
 確かに便意はもう限界に近い、だがこんな所で……
「ほら早くしろ!」
「わかりました……離れていて下さい……」
 シー○はもうどうしようも無いと、覚悟を決めた。

その115
「お願い早く……」
 我慢が限界まで来ていて身体中がガタガタと震え出す。しかし兵士は動こうとしないでニヤニヤ見ている……
「早くしろよ」
 限界の便意がゆっくりとシー○の腰を下ろしていく、それは屈辱のポーズに震え、それでも最後に兵士は向こうをむいてくれるのではという淡い期待がない交ぜになったゆっくりとした動きだった。
 クンッ……首輪が引かれる。
「誰がしゃがんでいいって言ったんだ? 立ってするんだよ……糞を……」
 最近シー○はもう何に驚いていいのかわからないようで、他国とはいえ言葉が通じぬ世界へ迷いこんだそんな違和感を感じる……
「嘘……」
「嘘じゃねえよ、牛や馬は立ったままするのが当たり前だ!」
 シー○は目の前が暗くなるのを感じた。

その116
 ブバババババババババババババババ……
 決壊の瞬間は呆気ないほど突然にやって来た……シー○が腰を上げた瞬間に尻の穴は大きく膨らみ牛乳によって褐色に色になった糞便を撒き散らす。
「ひゃぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああ」
 気の抜けたようなシー○の悲鳴が畑の上を流れて……
「気持ちいいか? 排泄でも浣腸でも快感は得られるってよ……ここにればミルクは沢山あるしそれでイけるようになるかもな」
 兵士の声などシー○は聞いていよう筈も無かったのだが……
 バシャッバシャシャッ……
 排泄は止っては出し出しては止るのくり返しとなりそして……膝がガクッと折れてシー○は自ら排泄したモノの中へと倒れた……

その117
「こいつは都合がいいや……」
 倒れたシー○の背後から接近した兵士は逸物をつかみ出すと排泄によって柔らかく広がったシー○の尻の穴を一気に貫いた……
「きゃあああああ」
 珍しく可愛らしい悲鳴を上げたシー○は後ろ手に縛られた不自由な体勢の為排泄した物の中で泥と塗れるようの大地に圧迫されて言った……
「こいつはいいや……へへへ……」
 ペシペシと尻を叩きながら兵士はピッチを上げてシー○を追い込んでいく……
「どうせ城でも散々開発されたんだろ、気分出してもいいんだぜ! ほら! おら!」
 屈辱に歯を噛み締めてシー○はこの嵐が通り過ぎるのを耐えていた……

その118
「汚れちまったな……」
 一方的な凌辱の嵐がおさまりシー○が上体を起した時の兵士の第一声であった。
「……く……」
 うつむくシー○に兵士はクククッと笑うと
「綺麗にしてやるよ」
「きゃあ……」
 突然横から小便をシー○の頭からかけはじめた。
「汚らしいおめえにはこのくらいのシャワーが丁度いいんだよ!ひゃははは」
 泥と牛乳とシー○の排泄物を兵士の小便が流していく……
 屈辱というよりも、これは絶望以上の……