とりあえずダイジェストというか画が無いと話がつながんないけど……


その119
 畑から帰って来た時シー○の夫の一匹に見た事の無い馬具が取付けられていた。
「ああ、あれでお前は城まで帰るんだぜ、特注だ嬉しかろう」
 嬉しいわけは無かった、それは馬の腹の下にシー○を吊るしてつながったまま馬を歩かせる為の器具だったのだ。
「うそ……壊れちゃう……」
「壊れてもいいんだぜ、夫とやっててなら本望だろ、だいたい前の夫は腹上死っていうじゃねえか……」
 前のロバの事だ
「走ってる最中に馬が死んだら夫婦仲良く昇天てか、今度はあの世まで一緒に行けるぜ」
 軽く言う……言葉の無いままシー○はまた母屋へと連れ込まれた。

その120
 シー○が母屋に入って一番に目にしたのは破かれたミルティアからもらった彼女の服だった……
「あんたにゃ必要ないだろ」
 騎士はシー○がその服の残骸を見て泣きそうな顔になってるのを確認してからそう言った。
「酷い……なぜそこまで……」
「なぜじゃないだろ、家畜は服なんて着ないもんだ、そんなもんあると立場ってものを忘れるだろ?」
 服の残骸を握り締めてるシー○をよそに
「さて始めるか、もうして来たみたいだな?」
「へへ……すいません……」
 さっきまでシー○の尻の穴を犯していた兵士は笑いながら頭をさげた。
「まあいい、臭いな……身体を洗わせろ……お前が行け」
 そう言われて兵士は鼻をクンクンさせる、もう一人がシー○の腕をとって
「バカだね、うんこの上でやったの?」
「わかるか?」
「すごい匂いだよ、君も身体洗ったら……僕もお風呂入るしさ……」
 ニヤリとシー○の方を見て笑いあう兵士達であった。

その121
 兵士は軽く汗を流すように湯船のお湯をあびるとその場に寝転び
「ほら、舐めて綺麗にして」
 と信じられない事を言い出した。
「な、そんな……」
「こいつはいいや……そうだぜ二人分だ、早くしねえと騎士殿が待ちくたびれるぜ」
 シー○がその兵士を睨む……
「おや?反抗的ですね、そうするとあなたが騙したミルティアさんはどうなってもよいと?」
 その言葉はネックだった……騙すつもりは無かった、しかしこのままでは結果としてそうなってしまうだろう、一刻も早くこの者達を満足させてミルティアを助けなければいけなかった。
「綺麗にさせて頂きます……」
 シー○はそっと兵士の背中に舌を這わせた……苦かった……

その122
「よし!もう一回綺麗にしよう」
 背後にいたもう一人の兵士がいきなりシー○の尻の穴に浣腸用のホースを突き刺した。
「きゃあ!」
「ここにあるのはお湯だからきっと痛く無いぜ!」
 身勝手な事をいいながらドクドクとお湯を流し込んでいく……
「いやぁ……あ……ああ……」
「上で漏らさないで下さいよ……」
 手桶に汲んだお湯を徐々にシー○の腸の中へと消していく
「熱い……く……苦しい……」
 まだ、まだ彼女は解放されない……

その123
  お腹が大きくなってシー○のからだはひくひくと痙攣をはしめた。
「まま出すのは早いぜ……」
 浣腸器を引き抜くのと同時に兵士は自分の男根を再びシー○の菊門につき入れた。
「きゃあ……いやぁ……いやあぁ……」
 口からはただただイヤがりの声が漏れ意識は空ろなのかもしれなかった。
「君は……」
「オレこっちの方が趣味だったみたいだ……」
「まったく……」
 身体を舐めさせていた方がやれやれといった感じでその様子を見ていた。
「ほら、しっかりしねえか!」
 兵士はシー○の身体をペシペシと叩きながら彼女を持ち上げると湯船に入った。
「いい湯だぜ、しっかり疲れを落とせよ、この後に騎士様、明日はお前の旦那様だ!」
 そう言ってゲラゲラと笑いながら抽送を開始したのだった。

その124
汗もそうでないものもポタポタと湯船にたれていて、シー○もまた息も絶え絶えに朦朧としていた。
「あーあ、汚れちまった……」
「君が無理するからだろ!」
 湯船のなかでシー○が排泄するまで出る事を許さずにいた結果が今の状況である、のぼせたシー○の足元のお湯は茶色く歪んでいた。
「水洗いでいいか?」
「仕方が無いね、騎士様の前に臭いまま連れてくわけにはいかないからね……くしゅん!」
 兵士達は肩を振るわせて
「オレ達が風邪ひいちゃ洒落にならんからな」
「うん、一先ず着替えてから井戸の水を汲んでこよう……」
 そう言って兵士達二人はその場を出て行った……
「私……私……ミルティアさんを助けられるのよね……」
 ボーとのぼせていたシー○が湯船に倒れ込んだのは兵士達が戻って来る直前だった……

その125
 二人がシー○を担いで風呂から出て来た時騎士は一人で読書をしていた。
「どうしましょう……気を失ってしまって……」
 本から顔を上げもしないで
「なら起して凌辱すればいい、寝ているままでは面白くあるまい?」
 さも当たり前の事を聞くなと言ったふうだ。
「では、そうさせてもらおうぜ、騎士様も……」
「いや、俺はいいよ……触りたくも無いんでな……」
 そう汚らしいものを見るような表情をシー○に向ける。
「そうですか? こんなに綺麗な牝ですぜ」
「こら、騎士様の言葉に甘えよう……隣の部屋使いますね」
 隣の部屋に兵士達が消えて、しばらくするとシー○の泣き声が聞こえはじめた。
「責め殺してさしあげよう……」
 そう一人ごちてパタンと本を閉じると騎士は立ち上がった……

その126
 翌日……兵士達は朝方までシー○を責め抜いていたが疲れていつの間にか眠っていた……
「起きろ、城へ帰るぞ」
 馬の嘶きに騎士の声が二人の兵士を覚醒させる……
「準備しろ!」
「わかりました」
 疲れた身体でぼろぼろのシー○を叩き起こすと屋外へ連れ出す。
「これで城に戻る、ミルティアは城で誤解だと言う事をあんたが証明してみせる、いいな」
 今更の事に念を押す。
「わかっています、早く城へ参りましょう……」
 昨日あれだけ責め、泣かしたにもかかわらず朝の光に立つシー○の姿は凛として清々としたものだった。
「……う……」
 生唾を飲み兵士は気圧された自分を必死で立ち直そうとしてた。
「ダメだな君は……」
「うっせいや! 仕方ねえじゃん」
 もう一人の兵士に交代する、しかし彼もまた一瞬その姿に見惚れた……が
「こっちだよ、あなたが城に入った瞬間に馬と夫婦である事を証明する為に番ったまま入場していただく……四つん這いになって、いつもの馬を受け入れるポーズになるんだよ、熟れてるでしょ」
 自分の心の敗北を知られぬ為に彼は必要以上に強硬に言ったのだった。
「…………」
 シー○は無言でそのポーズをとった、目に浮かんだ涙で兵士達はようやく自分達が上位にいると安心出来たのだ。

その127
 ズブリ……
「ひぃ……」
 馬はいつものようにシー○を貫いた、兵士は即座に馬の首輪から伸びた手枷を固定し、馬の後方から又の間に伸ばした足枷に固定していく……
「よし、落ちないだろ……これを付けておしまいさ」
 兵士はそう言ってシー○の腹の下に鞍から伸びた帯で馬の腹に手と足と腹、そして女陰で固定されてしまった。
「ああ……」
「これで走ったら凄いぜ、女に生まれた事をきっと悔やむ事になるぜ」
 もうすでに馬は自分の快楽を満足させようと腰をゆすっている。
「あ……あ……ああ……」
「騎士様準備出来ましたぜ」
 その様子を眺めていた騎士はさっとその馬にまたがると。
「帰還する!」
 騎士は馬に鞭を入れた……

その128
 ヒヒン……馬が嘶き前足を高々と持ち上げる
「はぐう……」
 ごふ……その瞬間にシー○の身体の奥へ奥へと……
「あぐぶっ……」
「走るぞ!」
 騎士が思いきり馬を走らせた瞬間シー○の意識はブラックアウトした……
「やるなぁ……騎士様」
 後ろを付いて走る兵士はその様子を冷静に見ていた……
「これは事を急がねばなりませんよ、ルー○様……」
 彼は一人覚悟を決めていた。

その129
 バカラッバカラッ……
 全力疾走する馬の運動は人の身体で衝撃を吸収するには大きかった……
「すぐに城に着く楽しみにしておれ!」
 しかし馬の下で時折押し潰されたような悲鳴しか聞こえなくなった。
「騎士殿!早く走り過ぎではないか? シー○様が目をまわしているようですよ」
「かまわんよ、意識は無くとも身体が恐怖を刷り込まれる、馬の体臭がこの全力疾走を思い起こさせる、毎朝馬の相手をするということは、この恐怖を無意識下で思い出し、わけもわからず身が竦むと言うわけだ」
 ことさら自慢気に説明してみせる騎士に対して兵士は疑いの目を向けていた。
「そいつはすごいですぜ! いやぁ流石騎士様、この女を恨んでるだけはありますぜ!」
 感嘆の声を上げるもう一人を無視して……
「まさか、シー○様が苦しまぬようというような事は無いですよね……」
「……愚かな……私はこの女を…憎み、蔑み、そして殺したいとさえ思っているのだぞ……」
「それならばよろしいのですよ……いや、無礼な物言い申し訳ない」
「かまわんよ、私は主を変えたような男だ、何を言われようがそれは甘んじて受けよう……」
 そして馬は走る……

その130
「せい!」
 手綱を思い切りグイッと引いて再び馬を立たせる……
「ひぃ!はばばば……」
 気を失っていたようなシー○が悲鳴を上げて覚醒した……
 グボンッ……
 子宮口が開きその奥までついに受け入れてしまった……あとは彼女の体重がさらに奥へと招き入れる手助けとなっていく。
「いやはぁ……だめ……あぐぶ……」
「出発前には気丈な牝だったのに酷いもんだぜ!」
「バカ……あんな事されてまともでいられるわけないだろ、いやよく正常な意識を保っているよ……流石は聖女王と言ったところか……」
 兵士達は各々その様子を見ながら騎士のやり様を見ていた。
「行くぞ!このあとの道中は一歩一歩がさらにきつい責めになる……」
 そして一路城へ……

その131
 ダンッ!
 勢いよく前足が大地を掴む……
 ポキッ……その音は誰にも聞こえないような……しかし確かにしていた……
 ダダッ!……
 そして勢いをつけて駆け出す……
 バキュッ……更に何かに押し包まれたまま砕けていくような音が……
「騎士様!……騎士様!止って下さい、様子がへんです!」
 馬を走らせる騎士の背後から兵士は必死に声をかけた、馬の下でシー○の様子は明らかに変だった。
「なにか!……」
「シー○の様子が変です!」
「気を失っている程度であろうが!」
「いえ、血を流しておるだけでなく、顔色も肌の様子も……死人に近くなっております!」
 この会話の間も馬は疾走していた……
「何!」
 馬がゆっくりと止り、騎士が下馬した時、股間から血を吹き出しているシー○の顔は紫に近かった……

その132
   シー○の身体を地に横たわらせると
「よし、次の馬の用意を……」
 と騎士が言い
「ちょっと、死んでしまいますよ」
 と兵士が答えた。
「何かいけないのか?」
 騎士の冷淡な答えに兵士は言葉を無くした……もう一人の兵士はその様子をただみつめるしかない
「なに……を……して……」
 シー○が気がついてゆっくりと立ち上がっていた。
「シー○様……」
 兵士は思わず口を付いた言葉に驚きその口を自らの手で塞ぎ、騎士はシー○の顔を見つめかえした。
「早く帰らねば成りません……早く……うま……を……」
 顔色は良くなっていなかった、しかしシー○はミルティアの為に先を促したのだった。

その133
「早く帰らねば成りません……早く……うま……を……」
 顔色は良くなっていなかった、しかしシー○はミルティアの為に先を促したのだった。
「……は……や…………」
 そして、お腹を抱えたまま……
 ドサリッ……
 倒れた……
「仕方が無いな」
 騎士のその一言で兵士達は休める民家を探しに走った

その134
「ありました、医者がいます」
 そう言って兵士が戻って来ると騎士はシー○を抱き上げてその医師の館へと向かった。
 ……ギィィィ……
 重い扉が開いて騎士が中へ入った時そこにはまだ若い女性と幼さの残る少女がいた……
「ここに医師がいると聞いて来たのだが……頼めるかな?」
 女性が近寄って来て、そして……
「酷い怪我、奥のベットへ!」
「医師は?」
「私よ!」
 その女性はそう言った。

その135
「これは酷いわ、いったい何があったの?」
 彼女はシー○をベットに寝かせるとただちに治療にかかった。
「胸の骨が折れて内臓を傷つけようとしているわ、それにこんなに裂傷が……しばらく安静にしてないと命にかかわります」
 テキパキと傷に薬を塗り骨折した場所を固定していく」
「動かせないと……困るな、彼女は我々の奴隷、性処理の為の道具なのだが……」
 その言葉を聞いた医師は
「わかりますが、奴隷も財産ですよ、みすみす自分で壊してしますのはどうかと思いますが、それに医師として彼女に今そのような事はさせられません!」
 騎士は目を細めた……
「あなたがそうおっしゃる……」
「ええ、奴隷であっても命は命です、私が治療した以上完治するまで動かさせません!」
 医師としての立場が彼女にそこまで言わせる……
「我々は席を外しますか……」
 そう言って兵士は立ち上がった。
「え?そうなのか」
「そうだよ、行こう……」
 兵が二人診察室を出ると。
「すいません、ちょっと言い過ぎでしたね……」
 彼女が謝った。
「いいえ……まあ時間がかかるのならしかたが無いですね……」
 騎士は口元に笑いを受けべた……

その136
「きゃぁぁ」
 彼女はいきなり背後から羽交い締めにされた。
「な、何を……」
「いや、私達の性処理用の奴隷を使用禁止と言われたんですから……」
 口の中で笑いをふくませながら
「代わりが必要じゃ無いですかね、医師様……」
「な……何を! 私は奴隷じゃ無いわよ!」
「ええ、わかってますよ、でも裸にしてしまえばわからなくなりますよ……」
 ビリッビリビリッ……
 服が裂かれた……

その137
「御自分が何をおっしゃっているのか、理解してるのですか!」
「理解していますよ、あなたは美しく、牝奴隷として最適な身体の持ち主だとね」
 騎士は巧みに彼女の衣服を剥いでいく。
「ほら、これであなたが市民であることすら証明する手立てが無くなったわけですよ、あとは奴隷の証しを付ければ御終いって事です……」
 シー○の寝かされている脇で一人の奴隷が生まれようとしている時、シー○は骨折による高熱に苦しんでいた……意識は遠くそこで行われてる事に気付きようはずも無かった……

その138
「綺麗な身体してるじゃないか、充分性奴隷としてやっていけるぜ……」
 もう彼女はシー○を越えて行かなければ逃げる場所が無い……
「もういい加減やめて下さい……」
「やめないさ、そこで寝てる女を好きにさせてくれるなら……わかってるだろう?」
 いやな事を言う……彼女の医者としての意識が否定する、しかし女として彼女は悩む……
「ほら言ってしまえ、金は払ってやるさ、治療はしてもらったのだからな……」
「出来ないわ……怪我人をそうとわかってってさらに怪我させるなんて……」
 苦渋の決断、不条理を通り越した横暴な騎士の言いようを彼女正義は受入れるしか無かった……
「よし、名乗ってみろ、名前を聞いてやる……」
「フィル……フィル・ネヘレイ……」
「いい名だ……」

その139
 兵士は隣の部屋で中の様子を窺うでも無く、いや一人は気にしていたが待っていた。
「なあ、騎士様一人にやらせるのかよ?」
「ん? そうですよ……やりたいんですか?」
 からかうような言いようだ。
「バカにしてるのかよ、やりたくて悪いか!」
 踏ん反り返るように胸をそらせる。
「いいえ、ただね……騎士様が何を考えてるのかなとね……」
 少し真剣な表情の相棒に気楽に答える。
「スケベな事だろうよ、犯るときゃあそれ以外男は考えないぜ!」
「気楽でいいですねあなたは……」
 そこへ医師フィルの妹が奥から出て来た、手にはお茶の乗ったトレーを持っている。
「お茶にしませんか?どうぞ」
 気さくに言う彼女に一人の兵士は不穏な目を向ける。
「ああ、ありがとう……頂きますよ」
「なあ、いいだろ……」
 耳元で確認するように言うと返事も待たずに立ち上がった……
「仕方ありませんね、騎士様にはあなたが謝るんですよ……勝手な事をしましたって」
 二人に兵士が立ち上がり小さな彼女を見下ろしている。
「あの……お茶を……」
 そして、その声は次の瞬間に悲鳴に変った……

その140
「きゃああああああああああああ……リルナァ……」
 フィルが治療室から連れ出された時目に前で展開されていた光景は悲惨なものだった。
「あ、騎士様お先に頂いてるです!」
「すいませんね、押えが効かなくて……」
 気軽にそう言う兵士達
「まあいい、予定通りと言えば予定通りだ……」
 騎士は苦笑しながらその様子を見てフィルの身体を押えた。
 そうしなければ今にも駆け出しそうであったから、そう目の前で妹リルナがその小さな身体を兵士二人の間で苦しそうに揺らしていたから……
「やめさせて、妹をリルナをあんな目に会わせるなんて……酷い人……」
「あそこで寝てる女は医師様とその妹くらいじゃ釣り合わないような人だとしたら?」
「たかが牝奴隷でしょうに!」
「おや、先程まで奴隷も一つの命とかおっしゃってたのに変わり身が早い、やはり身内が一番大事とはね、医は仁術と言うがあなたは医師失格らしい……」
 ここぞとばかりに攻めたてる、その前で兵士がリルナの口の中を汚す……
「ゲボッ……うぐ……」
「あ…………」
 その様子を心配そうに見つめるフィルに
「あなた達には牝奴隷がお似合いですよ、医師など分不相応というものだ」
「お願い……妹を離して、私があなた達の相手をするわ……だから……妹を……」
 小さな声で騎士にそう言っている向こうで
「あ、ぼくも出そうだ……う……小さいからきつくて……」
 血を流しているあそこに向かってもう一人が勢いよくぶちまけてる。
「ひやぁあぁぁぁ……おねぇちゃあん……助け……たすけてぇ……」
「おめえものってるじゃんか、偉そうな事言っておいてよ」
 場所をかわりながら、もう一人が不貞腐れたようにそう言う。
「ほら、僕も男ですから……(でも予定通りとか言ってましたね……何が予定通りなのか、まったく)さてもう一回行きましょうか?」
「おうよ、当然だぜ!」
「もう、いやぁ……おねえちゃん……ひっく……」
「私を! 私を抱いて下さい!」
 フィルの声が一際大きく響いた。

その141
「お姉ちゃん……お姉ちゃん……」
 ようやく開放されたリルナはフィルの胸で泣きじゃくった。
「さて、先程自分で言ったことは憶えているかな?」
 そう言う騎士に向かってキッと涙を浮かべた瞳で睨み返す。
「わかっているわ、私を抱けばいいじゃないの! それとも何……まだ何かあるの?」
「ま、あると言えばあります、あの女の代わりをすると言ったからにはやってもらわねばな、おい」
 騎士は兵士に向かって。
「え、俺ですか?すいませんね……」
「違う」
 喜んでフィルを抱こうとした兵士を一言で止める」
「こちらの医師さまがあの女がどうやってあんな怪我を負ったか知りたいそうだから教えて差し上げろ」
「ああ、じゃあ外へ……」
 ようやく合点がいったらしくポンと手を叩くと
「教えて来ます」
「ど、何処へ……」
「遠くじゃ無くて裏だよ……」
 不安がるフィルを無理矢理兵士は連れ出した。

その142
「あれさ……あの女はあの馬と番ってここまで来たのさ」
 フィルには自分の血の気が引いていく音が聞こえるようだった。
「何という事を……」
「代わりをするんなら馬の相手もするんだぜ」
 ビクンと身体を震わせ叫んでいた。
「いや! そんな事人がする事じゃ無いわ」
「だって牝奴隷だろ! 人じゃ無いじゃんか」
 フルフルと頭を振りながら後退る。
「ああ、あと妹にはこの鞍使ってやるからな、1頭の馬で二人で楽しんでくれってよ、騎士様もいかすよな、ホントの姉妹ってか!いやあホントの姉妹か」
 下品な兵士の言葉など頭に入っていない、恐怖が頭の中で増幅されてパニックになっていた。
「ビビッタかぁ……まあ言う事聞くならそこまではさせないって騎士様も言ってたぜ」
 その言葉はまるで神からの救いのように感じられた……そして

その143
「誓います……逆らいません……牝奴隷になります……」
 屈辱の言葉を兵士に向かって口にした……
「よし、入って騎士様にもそう言ってもらおうかな、楽しませてくれよ、そうじゃなきゃすぐに馬だぜ!」
 もう後戻りが出来なくなっていた、フィルは室内に戻されて何やら物色していた騎士に対してもう一度屈辱の言葉を言わされた。

その144
「そっちに手を着いて、尻をこっちに向けな」
 シー○の部屋にフィルを連れ込むと騎士はベットに手をつかせて背後から挿入した。
「んん……これで……妹は……」
「安心しな妹には手を出さないでいてやるから、そう言えばこんな物があったんだが……」
 腰を動かしつつ先程物色していたものをフィルに見せる、キノコと木の実であった。
「女を色情狂にするベルデ茸だね、遊んでたのかい?」
 本来はその胞子から血の気が引いた人間の血流を取り戻す薬を作る為の原料だ……
「ちが……」
「こっちは……」
 次々に本来の目的と違い裏の世界でそう、奴隷を調教する時にその精神を拘束して行く為の使い方を言っていく、フィルも知っていたが、薬物は正しい使い方をしなければ人体には悪い影響しか出ない……
「違う……違うわ」
「これを目の前の病人に使ってくれないですか?」
「そんな! 死んでしまうわ刺激が強すぎる!……」
「では、妹に使おうか?」
 元々、奴隷になると誓ってしまった時点で彼女に選ぶ権利など無いのだ……

その145
「わかったわ……妹はあの子だけはゆるして……」
 そしてゆっくりと自分が治療し巻いた包帯に対して鋏を入れていく。
「ん……」
 冷たい鋏の感触にシー○が反応する、するとフィルの手が躊躇に止った。
「ひっ!」
 止った瞬間に背後から騎士が腰を突き進めた。
「どうしたんですか?やはり妹に使いたいのかな?」
「やります、やります」
 ジョキン……包帯が切れて落ちた……

その146
「ほら……」
 騎士はベルデ茸をフィルの手に握らせた
「入れてやれよ、医者なんだからやり方はわかってるよな……」
 受け取りながらコクリと頷く
「頭の部分を……残して来るのね」
「そのとおりさ……それが一番効くからな……ほら早くしな」
「はぁ……」
 急かすように腰を押し付ける騎士に進められシー○の秘部を指でくつろげる。
「入れるわ……」

その147
「はう!」
 突き入れられたベルテ茸の刺激にシー○の身体が反り返った。
「お目覚めかな?」
 騎士は気軽に声をかける、しかしシー○はそれ所では無かった。
「あ……あ……あ……」
 パキッ……
 急な刺激に急な反応、シー○にとっては身体の中で嫌な音がして、その痛みのショックよりも身体が芯が熱いその事の方が……

その148
「あ……ああ……」
 無理矢理含まされた水分にベルテ茸のかさが開いて子宮口を中から塞ぐように引っ掛っていく、プツンっと音がしてフィルが茎の部分を引き抜いた……
「これでいいんですね……」
 悲しげに振り向くと騎士は頷きながらフィルを犯していった。
「やぁ……ああ……」
「何をこれくらいで、今お前がベルテ茸を入れたこの女はこれから地獄だというのにな」
「そんな、あなたがやれって……ああ……」
 反抗の言葉を消すようにさらに激しく腰を突き出した騎士の責めにフィルは言葉を奪われ、
「はぁ……やぁ……あ……ああああああ……」
 プシャー
 シー○の股間から小水のような勢いで血液の混じった愛液が吹き出しシーツを濡らした。

その149
 ビクンッ……パキッ……ゴリン……
 まるでゴム仕掛けの人形にような動き方でシー○の身体はくの字に曲がるように跳ね上がった。
「ひぁあああああああ……」
 自然に両手は股間へ向けられ掻きむしるような動作に指先を血に染めていく……
「ピアスを着けていたら引き千切っていたかもしれないな……」
 その様子を騎士は面白そうに笑いながら見ている……
「あ……あああああ……」
「楽しむんだよ、何もかも忘れてね……楽しくは無いかもしれないがそうしないと辛いだけですよ……」
 そういうと騎士は腰を一段と深く突き入れると欲望の汚液をフィルの中へと吐き出した。
「…………うう……」
「このようにね、シー○様」
「……シ……ー○……」
 そしてその呼び掛けがシー○の目に光を……

その150
「くっ……また、悪しきオーラに流されるのですか、あなたは騎士として情けないとは思わないのですか……」
 身体の訴えるいくつもの刺激を押え込んで騎士と相対する。
「どのような状態でもあなたは清々としてらっしゃる……だが、もう止らんよ……堕ち続けるしかない状況と言うものはある」
「自ら招いたこととは考えないのですか!」
「それはあなた自身にも当てはまりましょう、汚れた身体で家畜の妻になり、なお女王として振る舞いますか?」
 騎士はどこか意地になってもいるようだった、シー○の気高さは元々仕えていた騎士にはよくわかっていたはずだ
「それでも私は言いましょう、良きオーラ力の存在無くしてこの世は支えられません、そして良きオーラ力は我らコモンの中にもあるのです」
 騎士には身体を押えながらもその言葉を彼にぶつけるシー○が眩しかった、いやその眩しさからずっと目を背けて来たのかもしれないと騎士にも自覚出来るのだ。
「だが、わたしはもう戻れはせん!」
 叫んだ騎士は目の前で突っ伏していたフィルの尻をもう一度掲げあげた……

その151
 ヌルン……
「ひゃあ! あ……なになになんなのぉ……」
 騎士はベルン茸をフィルの中に埋没させていた。
「だめなのですよ、私はねシー○様!あなたの所為ですよ、そんな姿を曝してしまうから! すべての罪はあなたの美しさなのです」
 身勝手な事を言う騎士に対してシー○は哀れみの感情しか浮かばなかった、が事態はそれ所では無かったのだ。
「こんなこんな……ダメ……身体が……た、助けて……」
 ベルテ茸がフィルの身体の中で熱を帯び、助けを求めて彼女の両手が目の前の空間を泳いだ……そして既に力を失っている身体はその行為に対して安定を保っていられなかった……

その152
「あ!」
 空中を泳いでいた腕はバランスを崩し倒れ込んだ……最悪の場所へ……
「はぅ……」
 シー○の一瞬の息を吸うような呼吸の音がして、悲鳴を上げる事すら出来ないと言う事が見て取れた。
「あ、あああああ……ど、どう……ああ」
 フィルがうろたえたように身体を捻ると、ボキンッと嫌な音がさらに響いた……
「あ、あ、あ……ん……」
 そしてその痛みの中シー○の意識は現実を手放したのだった。
「そこまでしたくれるとは……」
 そして騎士はシー○の肋骨の上に倒れたフィルを面白そうに見ていた……

その153
「あれどうしたんです?」
 シー○とフィルを引きずるように出て来た騎士に兵士は声をかけた……
「いや怪我がヤバいみたいなのでな」
「で、外ってわけですか?」
 リルナを自分に跨がらせたまま兵士は動きを止める気も無いように対応している。
「ガ○ウランには声をかけておきました、外にいると想いますが……あれ使うんですか?」
 もう一人が外への扉を開きながら応対する。
「ああ、あの怪しげな生き物はこういう時のためにあるのだろ?」
「ガ……ガ○ウランの……」
 フィルの眼が恐怖に歪んでいく……
「いやぁ……そんなのだめえ……お願い……だめえ……」
「流石に医師だな、それがどういう事かわかるらしい……しかしこれはどうしようもない事だろお前がこの女をさらに壊してしまったのだから……」
 二人で庭にある木にシー○とフィルを括り付けながら
「いやあ……」
 括り付けが終ると騎士は屋敷に戻っていく。
「置いていかないで、ガ○ウランなんて……」
 短く口笛をならした後コインを一枚放り上げた。
「では、楽しんで朝までな……」
 コインが地に着くより早く、歪んだ腕が風の早さでそれを掴み懐へ納めた。
「ひひひひ……コモン……スベスベだな……」
 暗闇にぎょろぎょろとした眼が三対光った。

その154
「よく飽きないな?」
 室内に二人が戻って来た時、残っていた兵士はリルナの中にもう何度目かの欲望の液体を吐き出した所だった。
「飽きないですぜ、キツキツで最高ってもんでさ」
「あが……がが……かはっ……」
 口から泡を吹いたリルナに意識は無かった。
「殺したりして無いでしょうね……君は」
 騎士の脇から相棒に声をかける
「でもよ、ガ○ウランの骨接ぎ蟲を使うんだろ?じゃあこことはおさらば、やっとかなきゃ損じゃん」
「損じゃんって……」
 呆れたように繰り返すしか無い
「まあいいさ、確かにそのとおりだ、骨接ぎ蟲を使えば傷はいえるだろうし、しかし殺すなよ!」
 勝手にベットに入って騎士は寝てしまった。
「ホントに何を考えてるのやら……何も考えずにって事は無いだろうな……」
 一人口の中でそう呟いた後
「お前も寝ておけよ、あしたの朝には出発だ!」
「ああ、わかってる!」
 そういうとリルナをうつぶせにしてまた覆い被さっていくのだった。
「あああ、いやあ……お願い……もうやめて……お願いぃぃ……痛い痛いのぉお……」
 そしてリルナも再び悲鳴を上げさせられた。

その155
「コモンだ……」
 光る眼がそう言った……
「縛られてる、これは罰だ……」
「犯っても……いいんだ……」
 彼等は見える所までやって来るとシー○とフィルを交互に見て、それぞれの下に樽をおいた。
「いやぁ……お願い、やめてぇええええ」
 フィルの悲鳴はさらに激しくなる、シー○はまだこの時暗闇に意識を乗っ取られて状態で覚醒していない、がそれも時間の問題だ。
「やめない、我々とまぐわうのコモンにとって罰、なら嫌がってもやらねばいけない」
 先頭の一人がそう言いながら樽のふた開ける、中には澱んだ液体が入っていた。
「いやあぁぁそれはいやぁあ……」
「嫌がってもダメ、これお前達の主人の依頼だ、喜んで受け入れろ」
 樽の脇を細い棒で太鼓を叩くように鳴らすと突然液体が飛び出しシー○とフィルの股間の部分に張り付いた。
「いやあああああああああああああああああああああああああああああ……」
 悲鳴を上げてフィルが意識を失うのと同時にシー○は覚醒した……
「いや、なに……うう……お腹に入って来る……止めて……うう……」
 ガ○ウラン達は棒をもってさらにその液体状の生き物を中へと入れるように追い立てる。
「う……うう……」
「我慢する、骨接ぎ蟲は怪我癒す、どんな怪我でもね……」
 彼等は自信満々だった。そうこの蟲はガ○ウラン達の間では酷い怪我を負った時には必ず使われるモノだった、患部に張り付けて使うものなのだった……

その156
 ズヌズヌズヌ……それは徐々に子宮へと入り込んで来た……その感触は神経を嬲られるかのように……
「あ……」
 ポッコリと腹部が膨らみ内側から波打つ……
「いやぁ……なにこれ……はうっ……」
 子宮内のベルテ茸を飲み込んで骨接ぎ蟲が震えている……しばらくしてベルテ茸のみが体外へ排出される、その間も下腹部は激しく波打ちそれこそそこは別の生き物のようだ。
「かふっ……なに……なんで……お腹……変だよ……」
「上手くいく……傷癒る……骨接ぎ蟲傷探して癒す……」
 ガ○ウランは目の前でシー○に説明する、ほとんど説明にならないような事を……

 骨接ぎ蟲……その名が示すようにガ○ウラン達が骨を折ったりした時に使用した生き物で患部に張りきその回りと融合してもとの状態へ戻すという特性を持っている。張り付いた生物の遺伝子をコピーしどのような生物をも癒す事が出来る反面、この骨接ぎ蟲が生殖器官に張り付いた場合どの遺伝子が入り込んでも母体との融合が果たせる用に作用する……

 「身体が……熱い……」


その157
「身体が……熱い……」
 見る見る内に膨れた下腹部が縮まって行く……
「あ……あああ……」
 元の状態になるのに30分もかからなかったのでは無いだろうか?
「これで、怪我、癒ったはずね……」
 確かに下腹部の痛みは消えていた、しかし身体の中の熱は消えていなかった……それが何の作用によるものかはシー○には理解出来ない、ただ横でフィルの絶望の絶叫が聞こえていた。
「もう……もう……終わりだわ……何で何でこんな事に!」
 そしてフィルは譫言のようにブツブツと呟いていた。
「癒った? のに何が終ったというの?」
 シー○は不安感だけが煽られている自分の状況に解答を求めるように目の前のガ○ウランに声をかけた。
「何が……どうなってるの?私を治療してくれたの?」
 ガ○ウランは頷くとシー○の両足を持ち上げた。

その158
 キシッ……ロープはたゆたい……その身体をガ○ウラン達の視線がまずは犯していく……
 美しき肉……今のシー○とはそういった存在だった

その159
 ズブリ……針金のような身体のガ○ウランは体格的にはコモンに劣って見える、がその内包された力は当然コモンのそれよりも遥かに勝り当然性交もどちらかと言えば獣のように激しい。
「ああ……」
「これ、礼だろ、男が良しといっていた」
 シー○の返事を待つ事も無く、腰を前後に打ち付けていく。
「ダメです……こんな所で……」
 シー○の中には既に汚された自分の身体である事ガ抵抗を弱めていた、今更という感覚がある。
「だいじょうぶ、コモン我らとすれば、忘れられなくなる……コモン捨てる女、いっぱいいる!」
 彼の言うとおりそのテクニックは絶妙を極め、今まで無理矢理犯られ続けたシー○をして快感と感じさせるような代物であった。
「……ん……そんな……さっきの薬が……」
 そして、シー○を翻弄するようにガ○ウランは腰を振り、気がつくと入れ代わりそれは永遠に続くかと思える快楽地獄であった。
「ああんっ……く……はうっ……あああああああああああああああああああああああ!」
 三人のガ○ウランと二人の美女の獣な行為は朝方まで続けられた……

その160
 シー○が朝解放された時その全身はガ○ウランと彼女の様々な体液によってぬらぬらと湯気がたっていた。
「やはり……コモンの女……いい……」
 本来ガ○ウランとは闇に住む欲望に忠実な種族である、彼等がこの上ない獲物を目にしてその欲望を押さえておけるはずも無かったのだ……
「さらうか……」
 もう一人が手に縄を切る為のナイフを持ち出す。
「それは困りますね……」
 彼等の意識から完全に消えていた男が現れる。
「だかしてやったでしょ、それ以上は私が騎士様に怒られてしまう……」
 そう言いながらコインを投げるとガ○ウランの一人がそれが地に落ちる前に受け取り
「承知!」
 返事を残してガ○ウランの三人は気配を消した。
「さて、どうなる事でしょう?ねぇ……」

その161
「アハハ……ハハハハハハハハハハハハハ……フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ……」
 フィルは虚空を見上げ虚ろな表情のまま笑っていた……それは辛い現実を受入れまいとした彼女の精神が下した悲しい結論だったのかもしれない。
「わかっているのですか、あなた方のした事が!」
 シー○は自分を拘束する縄をといた兵士にそう言って詰め寄った。
「わかっていますよ、彼女は骨接ぎ蟲によって裂傷を起こした子壷を治療された、それゆえに……」
「そうではありません! なぜ彼女を巻き込んだのですか?!」
「いやぁ、それはあなたの所為ですよ、馬ぐらいであんな怪我をするから彼女は巻き込まれたんですから」
「何を責任転嫁を!彼女は関係なかったはず、そしてあのような目に遭い苦しんでいるというのに!」
 何を今更というようなポーズを兵士はわざとらしくして見せる。
「たしかに私の家族が姉や母がね、あんな目に会うのは赦せませんが、彼女があんな目にあうのはあなたの責任なのですから……」
「……馬鹿な痛みを知れば人は他者に対して優しくなれるのですよ!」
「しかし、人は責任が降りかからない時にいくらでも残忍になれるものです、今回の場合彼女が巻き込まれたのはあなたが怪我をしたから、命令をしたのは元はあなたの国の騎士様だ……ね、私は命令を遂行しただけなんです」
 平然と言う彼をシー○は睨み付ける事しか出来なかった。
「さて、もう朝ですね……城に帰れるようになったみたいですのでこの診療所とはお別れと行きましょう……」
 彼の説明を聞いていたように中から騎士ともう一人の兵士が出て来た、その手にはぐったりとしたリルナが裸で抱えられていた。

その162
「良し……帰るか……」
 騎士は出て来るとすぐシー○の脇まで来ると首輪にロープを括り付け後ろ手に縛った。
「ここの人達は……開放するのでしょう?」
 兵士が抱えているリルナをシー○が気にしていた。
「何をおっしゃいます、あなたのことは機密ですよ、それを知られてしまったんですから」
 何をと思う……ここまで、ましてや城下町での彼女の扱いを考えればシー○を知るものなど、それこそ燐光の数に等しいだろう。
「ダメです、彼女達は関係ないわ……助けてあげて下さい」
 シー○は毅然として言う。
「わかっています、お優しい事ですね、チャンスは差し上げます……判定はあなたの夫の中の一頭にやって頂きます。」
 奥から選んだ馬を兵士が連れ出して来た、その腹の下にはシー○をここまで運んで来た時と同じ物、そして鞍には男根を模したものが屹立していた。
「あの一頭に二人を乗せましょう……無事なら助かります……」
 シー○はその事の辛さは身に染みていた、固定状態と違い疾走する馬と番うことの恐怖……そしてその馬の運動量が集中しながら女性の最も敏感な気管に打ち込まれるのだ……悪くすれば女性としての機能を一生失いかねない……
「あの女医は骨接ぎ蟲によって子壷を治療された、あなたと同じようにね……少しくらいの怪我はまだ回復するのですよ」
 シー○は骨接ぎ蟲の効果のホントの所を知らない……しかし、自分の身体が楽になったことは理解出来ていた……
「安心して頂けましたかな」
 そして、シー○の前でフィルは下に、リルナは鞍へ乗せられた……

その163
「しかし……」
 シー○がそれでも何かを言おうとした時に
「ほら走れ!」
 兵士の一人が馬に鞭を入れた……
「あがばっ!」
「ぎゃは……がっ……がっ……がっ……がっ……がっ……がっ……」
 いきなり全力で駆け出した馬に繋がれた二人は意識を覚醒させそしてすぐに意識を飛ばした……
「始まりました、後はあの二人の運を願うしかないですよ」
「悪魔……あなたはそれでも人として恥ずかしくありませんか!」
 シー○の剣幕に口の端だけ上げてみせる騎士は
「まるで……夫を寝取られて怒っておいでなのですか?」
「そんな事!」
「まあまあ、浮気は男の甲斐性ともうしますし……」
 シー○の言う事をいやらしくはぐらかしていく……
 馬は気持ち良さそうに走っていた……

その164
「ああ……あのままでは……」
 二人の様子が馬の上と下で人形のような反応しか無くなり……シー○はただそれだけに心傷めていた。
「あなたの夫と相性がいいようで……」
「あなたは……騎士として……騎士としてぇ……」
「あなた様は王女として恥ずかしくないんですかその姿は……」
 その通りなのだ……何も彼に対していうべき言葉がシー○にはない、彼が今の所業に落ちたのすらシー○の所為であるのだから。
「いただきーーーーー」
 走っている馬の左右の木が一瞬揺れたかと思うと突然ガ○ウランが飛び降りて馬の手綱を取った。
「ひゃははははは……コモンの女……頂いた!」
 馬は一気に彼等のいる所から遠ざかって行く……

その165
 ガサッ!背後の気配が動き一瞬でシー○の口は塞がれ声を殺された。
 しかし騎士の動きは更にそれの上をいったと言ってよいだろう、シー○をガ○ウランがさらおうと一歩引いた時には騎士の手にあった剣が一閃していたのだから……。
「甘い!」
 ザシュ! シー○を抱えて逃げようとしていたガ○ウランの腕が血飛沫をあげて地に落ちた。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……いで……いでぇ……」
「きゃぁ」
 そのガ○ウランはシー○を放り出すと一気に距離を取り逃げ出した。
「貴様の差し金か……」
 剣を納めながら兵士の一人を睨みすえる。
「わかってしまいますか? シー○様をさらえとはいわなかったんですが……」
 さらりと兵士は返事を返す。
「何故と問えば答えは聞かせてもらえるのかな?」
 騎士も表情を緩めた。
「あなたの目論見を少し外しておかないといけないかな?と思ったもので……」
 思わせぶりな会話を続ける二人の男から外れていたもう一人の兵士にはちんぷんかんぷんである、わからないから外れてもいるのだが……
「目論見?」
「ええ、あなたが実はまだナ○国の騎士だろうと思いまして……」
「ふ……女王をあのように扱っておいてか?」
「それとこれとは別だと思いますよ……」
「そうか?」
 もう一人の兵士が暇をもてあましてガ○ウランのちぎれた腕に目線を釘付けになってるシー○に悪戯をしようとしてた……

その166
 呆然とするシー○の目の前に逸物が突き出された。
「咥えろよ、おめえは偉そうな事言うのが仕事じゃ無いだろ、男のちんぽ咥えてザーメン呑むのが仕事だろうが!」
 ゆっくりと視線を腕から兵士に向け首をフルフルと左右に振る……
「またやってるよあいつ……しょうが無い奴だなぁ」
 その様子を目の端に捕らえたもう一人の兵士が呆れたように肩をすくめる。
「いいさ……出発までの準備運動に……」
 騎士は話がそれた事をそのまま受け入れようとした。
「あなたは」
 しかし、兵士の方は終らせる気は無かったらしい……
「あの医師を殺す気でしたね……」
「それを邪魔するのに、ガ○ウランか?あいつ等の地下世界にでも連れ込まれたら……結果は同じだろう?」
 騎士も観念したかのように兵士に向き直って言った。
「でも生き延びる可能性だけは残りましたよ……医師は戦力ですか?」
「戦場において医師の数は重要だ……何人の優秀な医師を抱えているかで戦況に影響がでる……」
「馬鹿馬鹿しいですよ、今の戦場ではオーラバ○ラーが飛び交うんですよ、医師一人に何が出来るというんですか?」
 少しばかり皮肉気に唇の端を上げてから
「それは確かに怪我をすぐに完璧に癒せるわけでも無い、ましてや戦場が拡大しそれにあわせて怪我の度合も大きくなっている最近の戦いではそう思うかも知れんが、部隊に一人医師がいるだけで兵の安心感が違うものだ、守られてるいつでも直してくれる、そう思うことそれが戦況に影響するのさ」
「古いですね……」
「ドレ○クは分かっているさ……優秀な医師は短期間で育つことは無い、つまり事前に計画的でなくては教育など行き届かん、こんな所にまで医師がいる、それだけで国の力が見えると言うものさ」
「今の自分の主人に対して……よく言いますね」
「お前の主人はルー○か?」
 そこで言葉が途切れた……離れた所でシー○はイラマチオを強要されていた。

その167
ガホッ!
 グポッ!!
 シー○の喉に男のそれは無理矢理に進入して来る。
「そうそう、もっと喉を絞めて! あの妹の方がよかったぞ、まあ喉がちっちゃかっただけだけど……ほらおめえの仕事なんだから真面目にやんな!」
 兵士はシー○の喉で無理矢理に快感を絞り取るようにシー○の頭を固定して自分の腰を前後に激しく打ち付けていく
「噛むんじゃねえぞ! 壊れるまではやんねえからよ!」
 返事の出来ないシー○は呼吸を確保する事に必死でそれ以上の何も出来ないでいた。
 そして、その様子を視界に納めながらも見えない刃の応酬は続いていた……
「そうですよ、ルー○様です……」
「ま、御夫人付きじゃ戦場は理解出来ていないだろな……」
 明らかに会話の打ち切りを示していた。
「そんなに、あの女が大事ですか?」
 顔を歪めて兵士に口を犯されているシー○を指差す。
「別に……ここまでの私の行動は嘘じゃ無いだろ……」
 そのとおりなのだ、確かに騎士はシー○を凌辱しつくしていた。
「じゃあなぜ? ア○国の医師を殺そうと?あなたの言う事は正論かも知れない、しかしあなた自身も言ったようにこの国は、ラース○ウではそのために医師の教育をシステム化して来た、なら一人殺しても代えがきくという事でしょう?」
「私はいま、ドレ○ク殿の騎士であると先程から言ってるのだが……」
「誰も信じてませんよ……」
「そして、今の君が無能な振りをしようとしてる事もわかってしまうのだが……」
「わからないから……わからないと申し上げているまでの事……」
 しばし相手の本心を探るように目線を交わしている
「誰でも答えは欲しいものさ……だが誰でも問いに対する完全な答えなど持ってはいないのだ……だから我らはコモンとしてこの地に生きているのであろう……わからなければ探せばよい、答えを私が持っているとは限らないだろ?」
 騎士は更に会話を打ち切る為の言葉を紡ぐ……兵士にももう追えない事が理解出来た。
「仕方が無いですね、城までには自分で見つける事にしますよ……」
 ようやく引き下がった兵士に騎士は嬉しそうに頷き
「いい心掛けだ……それが一番さ」
「必死ではぐらかそうとするからですよ……」
「ここに我らが泊まった事はこの町にいるものなら誰でも知っている……そう言う事だ」
 騎士は馬小屋へ残りの馬をひき出す為に歩きはじめた。

その168
「そう言う事だ、ね……理解しておきましょう……あなたにとってやはりあの牝豚が一番大切なのだと……」
 いなくなった騎士の後ろ姿に向け一人納得してみせる兵士だった……
「おら!行くぜ!飲みやがれ!」
 もう一人の兵士はラストスパートも終えシー○の口腔奥深くに欲望の塊を吐き出した。
「げっ!」
 兵士の力が緩んだ一瞬にシー○の首が背後に外れ、ザーメンのシャワーはシー○の顔から胸を汚す事になった。
「けふ……けふ……」
「飲まなかったな! 許さねえぞ……この牝奴隷の分際で!」
 顔を赤くして怒る兵士に呼吸を整える事に必死なシー○は対応のしようが無かった、ようやく肺に送り込まれてくる空気が彼女の顔色を急速に回復させていく。
「まあ待てよ、奥様としては他の男のものを先に美味しそうに飲むわけにはいかないのさ……」
 すぐ側までもう一人が来ていた……
「おお、そうか!そいつは気がつかなかったぜ……すまねえことしたぜ、早速旦那を……」
「それなら騎士様が連れに行ったよ……もうじき来るはずだ」
「騎士様に雑用をさせるとは酷い奴隷がいたもんだぜ!」
 その言葉にシー○が口では何も言わないが一々表情を曇らせるのが兵士には面白かった。
「来たぜ、旦那様方だ……」
 騎士が残った馬を4頭裏から連れ出した所だった……

その169
「お待たせしましたね……上とか下とかどちらでもいいんですが……やはり下が定位置でしょうね」
 騎士は鞍の上に男根を模したものが乗っている一頭をシー○に見せて言う……
「楽しさはここに来るまでの事で理解しているのかな?」
「なあ、騎士様……旦那のザーメン飲んでないからって俺のやつ吐き出したんですぜ!」
 兵士が嬉しそうにそう報告する……
「ほう……それはそれは……仲の睦まじい事で」
「そんなわけありません、どちらでも好きな方に乗せるがよかろう……」
 シー○はあきらめたように横を向き唇を噛んでいた、それはこれに乗せられた姉妹に対するものであったが今のシー○には助ける所か詫びを入れる事すら出来ないのだ。
「いえ、まず出立の前に夫婦の仲を確認して頂くためにその口で旦那達の性欲を処理して差し上げたらいかがかな?そうすれば下と言うわけにはいかなくなるがね……」
 騎士は兵士達に後は任すとばかりに診療所の中へ休みに入った。
「と言うわけでやるんですよ……出立出来ませんから……」
 シー○を目の前に一頭の股間へと座らせる。
「どうせするんです、楽しんだらいかがなんですか?愛おしい旦那でしょ」
 兵士に対しキッと目線を向けた後馬の長大な男根と向き合った……

その170
「御奉仕させていただいます……」
 かつて城で教え込まれたように跪き、馬の長大なペニスを両手で支えるとそう言った……
「流石に慣れた手つきですね……」
 騎士の脇まで来た兵士が感心したように言う……
「私も知らなかったよ、ここまで染み付いているとはね、どうしようも無く牝なのだな」
 騎士としても直接その姿を目にしたことは無く、ルー○から語られる事を見聞きしただけだった、抱かせた事はミルティアの家であったのだが……
「見世物になりますね……これは卑猥だ……」
「あああ、オレ犯りたくなっちまった!」
 兵士のもう一人がうずうずした様によって来ていた。
「今は旦那だけだよ、お前散々犯っただろ?」
「わかってるって……」
 ペチャリペチャリと騎士達の会話など聞こえないような素振りで馬の……夫のペニスに奉仕していくシー○、城を逃げ出してから実に1ヶ月ぶりの口での奉仕作業だった……

その171
 ドパァッ
 勢いよく吹き出した大量の馬のザーメンがシー○の口腔を直撃して溢れ顔面を、胸元を汚していく……
「アブ……うぐ……」
 何時ものように必死に飲み干そうとしたシー○を
「待てよ、まだ飲むな」
 兵士がやって来て止めた……
「口いっぱいにして上を向いて口空けな!」
 シー○は訳もわからない様子でその命令に従っているが、その間も吹き出し続けるザーメンを胸と手で受けて白濁したぬめりが全身をパックでもしているようだった
「折角久しぶりに頂いた旦那様の性を味わいもしないんじゃ申しわけ無いと思うだろ? ベロ出しな!そのままそのザーメンの中から突き出せって言ってるんだよ」
 自分でいって自分で興奮したように兵士は命令しながら語気を荒げていった、そしてシー○が言われた通り舌の先を白い液体の中からチョコンと
出すと
「よし!じゃあオレが味会わせてやる」
 舌先を摘まむとザーメンの中を何度も泳がせていく。
「ぐぶ……ガパッ……」
 口の中の嫌な感触を舌の隅々にまで行き渡ったころ、兵士はようやく手を放し
「よし飲め……ゆっくりとな……」
 兵士の所為で異様に泡立った精液をえづきながらシー○は飲み干していった……
「よし、まだ3頭いるぜ!」
 次の馬が目の前でその大きなペニスを更に大きくして待っていた……

その172
 残りの馬がそのザーメンを穿き出すまでにたいして時間はかからなかった、それこそ溜っていたのである。
「馬達はまだ犯り足らなそうだが……」
 兵士がそう言う以上もう一周なのはシー○にも理解出来るというよりも、身体が先に反応する命令を実行すべく動いてしまう、嫌なのに……
「ご……んぐ……ご奉仕させて……ぷっ……頂きます……」
 先ほどの射精を口に残したままシー○は再び口上を口の乗せ、馬の下へと入っていく。

 全身がザーメンによってヌラヌラの状態で奉仕はようやく終了した。
「もうオレが最初にかけたのなんかわかんなくなったな!」
 兵士は何本かの水筒を持ってやって来て、
「これに今身体中に溜ってるぶんを入れるんだ、早くしな!」
 汚いものでも見るように兵士は水筒を渡すと離れた、普段あれだけ自由にしていても馬のザーメンに塗れた女は抱く気になれないらしい。
「安心しましたよ……」
「ん、何でい?何がだよ」
「いや、君の事だからあのまま犯るって言い出すんじゃ無いかと……」
「バーカオレだって女は選ぶよ!」
 という会話になったがシー○は寂しそうにただ水筒の中に口の中や胸の谷間足の隙間と言った所に溜ったものを入れていくしか無かった。

その173
 全身を馬の精液で濡らしたままシー○は馬上にいた。
「まあ、旦那達はちょっと元気がなくなって来たから上で勘弁してくれ」
 口に手綱を咥えさせてゆっくりと馬を歩かせながら城への道を歩き出す事になった……
「いい天気だしよ……出迎えが多いかもしれねぇな……」
「着くのは今日じゃ無いですよ……あと何日かかるかな……」
「ゆっくり歩けばいい……人も見ているだろう……」
 兵士達は気楽にシー○の後ろから付いていくだけでシー○の姿を街道を通る総ての民に見せていた。
 人々は最初裸で馬に跨がる女人に驚き、次いで雨でも無いのに全身が濡れている事に驚き、近づいてその液体の正体に気が付き驚いた。
 シー○が恥辱の中でのたうっている時人々は三度の驚きを経て、蔑みの表情でその馬を見送る事になる……

その174
 昼の気温は全身の精液を徐々に乾かしていく……強烈な匂いと感触がシー○の本能を麻痺させて内部に屹立している男根が欲望を増大させる……
 現実感の希薄な状態が続き……シー○は自分が何であるのかわからなくなって行く……
「わたし……なに……なにしてるの……死にたい……死ねば……終れる……死ねば……」
 いつしか心の中でその言葉を反復していた……

その175
「おや?乾いちまったか?」
 しばらく行って馬を止め休んでいた時に兵士がそう言ってやって来た……
「う……身体……洗わせて下さい……」
 ちょっと目弱って見えるシー○の前で兵士は嬉しそうに
「洗いたいのか?仕方がねえな……」
 さもお願いされたからやってやると言わんばかりに馬まで行ってその脇にかけてある水筒を取り出すと
「ほらよ」
 馬に乗る前にシー○に集めさせた馬のザーメンを振り掛けたのだった。
「きゃぁあ……うぶ……」
「ほら綺麗にしてやるぜ!感謝してもらわなきゃな……」
「どうしてあいつは女苛めるのが好きなんでしょうねぇ」
 離れた所で軽い食事をしているもう一人の兵士と騎士がその様子を眺めていた。
「いいさ……それしか能の無い男だろ」
「確かにそうですね、性欲馬並みですか?……はははは」
「ほら、いい感じになっただろ!」
 兵士がザーメンをかけ終わった時シー○はうつむいて無口になっていた。
「…………うっうっ…………」
「人並みな泣き方だぜ……つまんねぇな……」
「出発する!」
 背後で騎士か声をかけた。
「よし、乗りな!気持ちよくしてやるよ」
「…………」
 下唇を噛み締めているシー○は兵士に鞍の上にあげられた……

 そして……城に着くまで毎朝馬の精液を絞り飲み、身体にかかったものを水筒に集め……乾くと水筒の精液をかけられるという事を繰り返した……
「私……私……どうして……生きてるの……そうして……こんな事を……されて……まで」

その176
 城に入った時のシー○の心情は如何ばかりの物であったかは容易に想像が付くというもので……それでも市中を抜け城内にいたり馬を下ろされたころにはミルティアの心配するだけの復活をするあたりに芯の強さというものを感じずにはいられないのだ。
「も……もう、これで十分でしょう……ミルティアさんを……早く……」
 その言葉に騎士はまるで待っていたかのように即答してみせるのだ。
「しかし、あなたと間違われてここに連れて来られてしまったのですよ……あなただ絶対的にシー○である事を証明してみせなければいけませんね」
 もっともらしく、精液が乾いた肌でかさかさとなった状態のシー○を馬から下ろしながら騎士は言う。
「その様に?」
「自ら馬と番って見せれば良い……なにせ夫婦なのですからな」
 その言葉はシー○も想像していたらしく、驚く様子も無く……
「そう……でしょうね……ここまでそうされなかったのですから……ここでそう言われるとは思っていました……」
「物分かりのよい事で……ではやって頂きましょう……ここに残していった5頭も居ります故……9頭総てと自らね……縛りませんから自分からどうぞ」
 城内の人々が集まり出した正門内の広場でシー○は今まで乗って来た馬の前に立った……
「やりますかね?」
「やるさ……あの御方はそう言う人間だ……」
 兵士が騎士の脇まで来て尋ねると騎士はシー○から視線をずらすことなくそう言った、シー○はやはり自分からいくのにしばらく戸惑い、ためらい……だが意を決したように
「聞くがよい……これより……本物のシー○・ラ○ーナが……帰って来た事を証明しよう……」
 最後の方は流石に声が枯れたようにかすれたがその場に居合わせたものは、その宣言を聞いた……
「ふふ……流石だな……」
 シー○は既に準備の整っていた馬のペニスに手をやると……四つん這いになって自らの股間に招きそして徐々に受け入れていった……
「頃合いはよいかな……」
 目で兵士に合図を送ると、兵士はゆっくりとシー○の側までいき耳打ちした……馬は既にペニスの半ばまでシー○の中に挿入して快感を貪る体勢に入っている。
「シー○様は御存じなかったようなので、お知らせせよとの騎士殿の命令でね」
「くっ……うぐっ……くはっ……」
 必死に返事を返そうとするシー○は辛そうに口を開けると空気を吸い込むだけで声にはならない。
「あ、いいですよ……返事は、実はですねあの骨接ぎ蟲の事何ですが……あれに子壷を癒してもらうと、他の生き物の子も孕めるようになるんです……良かったですね……これで旦那の本当の子供を出産出来ますよ……」
 苦しい状態の中で兵士の言葉が心に届くまでブランクが在った……
「ひっ!……あぐ……う……はっ……嘘ぉ!……かはっ……」
「本当です……女医さん、必死で嫌がってたでしょ?……知ってたからですよ……」
 シー○のようやく保っていた心の均衡をその事実は侵食した……そして兵士は馬の尻を思いきり鞭で叩いた。
「いやぁあぁあぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

その177
 尻を叩かれた馬は勢いよく立ち上がった。
「いやぁぁぁぁぁぁ……お願い!抜いてぇぇ!いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ」
 衆人環視のまま久し振りにシー○の哀願が響き渡ったのである……
 体重によってさらに深くえぐり込まれる様に馬のペニスを受入れてしまう……
「ああ……ああ……お願い……うそぉ……殺して……どうせなら……殺してええええええぇぇぇぇ」
「女だったんですね……あの人……」
 兵士がそう言った横で騎士は唇を噛み締めながらその光景をみつめていた……

その178
「よく、ならしたでしょ……曲芸団でも使ってもらえますよ、あの馬達は……」
 返事をしない騎士に勝手に話していく兵士……
「あのまま射精まで行きますからね……」
「……わかっている……そうでなければ……追い詰める事も出来んだろうが……」
 ようやくそれだけの答えを返し、また騎士は魅入っていた。
「ですね……」
 兵士は合点が行ったようすの顔で何かを決心していた。
「はぁ……あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……」
 馬が射精し……シー○の股間からペニスの脇を通り大量のザーメンが吹き出した……
「さて次の馬といきましょうか……」
 馬はまだ8頭待っていた……

その179
「あっ……あは……お腹に……お腹の中に……」
 最後の一滴まで絞り出すまで外れないと馬が主張しているように、馬は前足を下げない。
「こんな事……こんな事……」
 手足に力が入らないシー○は空ろに天を見上げて何か諦めた表情で呟き続けた……
 グラッ……ドン……
「キャッ」
 馬が満足したのか足を地へ下ろすともう飽きたと言わんばかりに離れていく、そしてシー○が力が入らなくて逃げようともがいている所に兵士がやって来て
「何処へいくのですか?力が入らないのでしたらお手伝いしますよ」
 シー○の返事を待つ事も無く下半身を持ち上げる、すると待っていたように2頭目が挿入を開始していきなり前足を持ち上げた。
「ひゃぁぁあああああああああああああああああああ……むむむむむむん……はっ……はう……あああああああ」
 馬は腰を動かす変わりに小さく跳ねながら身体を上下に動かしまるでシー○を見世物にするようにその場で回り出した……

その180
 9頭の馬が一回りしてシー○がその場のに放り出された時、もう意識は無かった……媚肉が広がってプクプクと泡を吹きながら馬の精液が溢れていた。
「終ったようですが……如何いたします?騎士様」
 兵士がシー○のもとへ寄っていく時に声をかける。
「まだだろう……馬達は満足していないようだが……」
 騎士は低い声で馬の方を顎で示す。
 馬達、特に城に残されていた5頭はいまだにヤル気万々だった……
「ですね、寝ていてもらっては困るというものですか……」
 兵士は騎士に対する決心を隠したままシー○のもとへ歩いて行った。馬達が取り囲むように嘶いていた。

その181
「まだ終りじゃ無いですよ、シー○様?」
 腕を掴むと無理矢理立たせる
「ひっ……いやぁあ……」
 パンッ!
 とシー○の頬がなって
「なにを気取ってるのですか? 夫婦の営みを久しぶりに我々演出してあげたというのに……」
「う……でもぉ……」
「いいのですか?はじめの一回は確かにご自分でなされた、がそのあとは全部私がポーズをとらせてあげたんですが……それで御自分の証明になったと考えますか?」
 シー○の中に兵士の言葉が浸透していく……
「自分で番わないと証明にならないですよ……運のいいことに旦那様達はまだヤル気だ、半信半疑の見物客もまだどちらとも取れずに帰れずにいる」
 馬達はシー○を取り巻くようにいまだに股間の逸物を大きくしている。
 そして見物人達も引き上げようとしていない。
「これは……これでは……」
「わかるでしょ……もう一人に証明させてもいいという事が……」
 兵士の悪魔のような言葉だった。

その182
「私が……自分でやったら……ミルティアさんは開放してくれるのね……」
 シー○の表情がいつもの顔に戻って来た。
「ええ、約束しますよ……」
「わかったわ……やるわ……自分であと一回づつ……」
 気丈にシー○はよろけるように立ち上がった。
「それは、馬の子を産むという事ですね?」
「…………」
 兵士の問いかけに流石に返事は出来なかった、いや今は考えたくないのだ、ただミルティアを助けたかった。
「では頑張って下さい……」
 シー○が1頭目の馬の前で股を開くと待っていましたとばかりに馬は嘶き、そして荒々しくシー○に覆い被さっていく。
「ひぁ……はぁああああああああああああ……」
 我慢しようとしても、シー○の口から切なげに悲鳴が響いていた。

「満足ですか……」
「なにがだ……」
「お強い御方ですね、シー○様は……」
 兵士は騎士の所に戻っていてその表情を見ていた。

その183
「終った……」
 9頭全部の馬と積極的に自分から交尾する……その地獄のような時が過ぎ彼女は足腰が立たない様子でその場に座り込んだ。
 プシュッ
「あ……」
 膣道を通って馬のザーメンが吹き出した。
「……いやぁ……ここに……ここに……」
 自分で少し広げて見ると、ドロドロと後から後から馬のザーメンは溢れ出し、座り込んだその場所に池を作った。
「大切なものを無駄にするなよ!、全部舐めておけよ!」
 兵士がその様子を見ていて叫んだ……
「う……」
 シー○は下唇を噛み締めるとゆっくりと床のザーメンを舐める為に四つん這いの体勢になろうとした。
 ブピュル!
 今度は腹部が圧迫されて、後ろにザーメンを射精するように吹き出した。
「いやぁああ……あああ……私……私……」
「シー○様……」
 いつの間にか騎士が側に立っていた。

その184
「辛いですか……シー○様……」
 騎士はシー○の肩を抱くと優しく声をかけた。
「……あ……」
 耳打ちするように言葉をかけていく
「このままでは祖国の名誉すら守れなくなります……シー○様……」
「祖国の名誉……」
 シー○は自分が何を言われているかわからないようにオウム返しに聞き返す……
「そう、ナ○国の名誉、女王としての名誉……そして、国民にとって最後にたくすべき希望であったろうあなたのお姉様……」
「お姉様?……」
 シー○にとっては初耳のような事実が騎士の口から出て来たのだ。
「私は、その御方を探しておりました、見つかりはしました……しかし手遅れです、シー○様」
 シー○はその騎士の話ぶりから少しづつ察する所が会った
「まさか……ミルティアさんが?」
 騎士はゆっくりと頷いた……
「私に……姉など……」
 そう言いながらシー○にも聞いた事があった、二つ年上の姉がいたという話を……
「男子に恵まれぬ、しかも世継ぎ争いの種になるという事から奥方様があなたが御解任のおり、それが男子である事にかけ国から遠ざけられたまだ二才であった姫君……」
「なぜ……あなたが……それを……」
「私の父がその国外脱出の指揮を取りました、国に何かあった時、シー○様に何かあった時……お迎えする事があるかもしれないという事から……今まで伏せられていました……しかし、その御方すら、あなたは……」
「私……私……何という事を……何という事を……」
 ミルティアさんには会った瞬間から他人の気がしなかった……それがまさか、血をわけた実の姉妹であったとは……
「わかりましたか、あなたが国に対してしてしまった事を……その名誉を守る為には……」
「死ぬしかないのですね……私は……死んで楽になっても良いのですね……」
「楽になって下さい……これまでに受けた汚辱……もう時は遅いとは言っても……あなたの、そして祖国の名誉を守る方法はありません……そうすれば、まだ国元にいらっしゃる……幼き妹姫に統べてが託されます……」
「ですね……私は……私は死んだ方が良い人間なのです……」
 シー○のその言葉に騎士は優しく微笑み……
「自ら死を選んで頂く為とはいえ……今までの騎士にあるまじき行為……許せとはもうしません……私を恨んで……お逝きください……」
「私は……自分が……恥ずかしい……」
 シー○もゆっくり微笑むように騎士を見上げた。
ガハッ!
 突然騎士が血を吐いた!

その185
「ぐぅ……」
 騎士の胸からは真っ赤な血に染まった剣先が生えていた……
「私の仕事はあなたを見張る事でした……」
 剣を構えた兵士が表情一つ変えずに背後に立っていた。
「だから聞いたでしょ……あなたは実はまだナ○国の騎士なんじゃないかって?」
「迂闊だとは……思わんよ……」
 口から溢れる血の量は増え続け、シー○の目にももう助からないだろうことは理解出来た。
「なぜ……こんな……」
「愛され過ぎですよ……あなたは……まあ今は馬の愛を受け止める事だけに専念すればよろしいかと……」
 シー○に喋らせる気が無いように兵士は剣をもう一段深く刺した。
「ガフッ……く……シー○様……どうかお命を……を……」
 シー○の前に騎士は倒れそして……血が広がる……
「死にますか?」
 騎士の身体を見下ろしながら兵士が聞く、
「え……私……」
「馬鹿な人ですね……ふふふふふふふ……」
 兵士はその顔には狂気のような表情を浮かべていた

その186
「何故……」
 シー○は騎士の冷たくなって行く亡骸に呟く。
「わからないわ……何故……」
 シー○にとって騎士の言い成りになるのはある種の罪ほろぼしだった、国を裏切った……国を見捨てた……そうされてしまった事への彼等の怒りは当然で、その事に対する彼女なりの……そのつもりだった……
「私なんかの……」
 だが……思い知るのは……何時も何時も……どんな姿になりどんなことをしても……彼女の国の者はシー○を見捨てないという事実だけだ……彼女が見切りを付けた彼女自身を、彼女以外が信じていた……
「そんな価値なんて無いのに……」
「そう、だが今は価値がありますよ……幾人もの死体の上に生き延びて……さて死にますか? シー○様……お姉様もこの城にいらしゃる……」
 兵士のその言葉に身体が一種運硬直した。
「最後にこの騎士殿もいい事を言い残してくれましたね……」
 シー○が見上げた先の兵士の表情は何時ものように優しげな口元に、しかし目は笑っていなかった。
「姉妹の再会は美しく演出して差し上げるから期待してくださいね……」
「な……、助けると……言ったじゃ無いですか……私が自ら馬と番えば……」
「事情が変ったとしか言いようが無いですね……あなたの本当のお姉さんだったといわれてはね……」
 兵士は嬉しそうだ……
「それは、この者が言った事……確証は無いのです」
「騎士の最後の言葉を疑うものなど居ません」
 それは、そうだろうとシー○も思う……
「ホントに死んでくれても、これで代役ではない代わりが出来たのですから……喜ばしい事です……」
 今のシー○には、どうする事も出来ない現実……それが目の前にあった……ただミルティアだけは助けたいと思うのだ。

その187
「死なないのですか?」
 兵士はまた囁く様に促す……
「それがこの騎士殿の望み……国の名誉……国民の望み……死ねばいいじゃ無いですか……」
 しかし、その言葉の持つ効用を兵士は熟知しているかのようだった……
「死にません……死ねません……私は……一人ではない、そう気が付かせてくれたから……私は愚かです……弱きものです……ですが、良きオー○力に導かれていると、今のこの状況になっても言う事が出来ます。……それは死を賭してまで……語る言葉を私は持ちえる事が出来たのだから……」
 シー○の瞳には悲しみの涙が流れ続けている、しかしその表情とは裏腹に言葉はしっかりと紡ぎ出されていた。
「そうまでして……私に語る言葉を持つ者が……いるのだから……けしてすべての人は正しき道を選べません……しかし、悔い改め、己が省みる事を知る限り、正しき道は在るのです……」
「良くおっしゃった……では馬の子を産むという正しき道をお示し下さい……」
 そう言われると兵士の方をキッと睨み
「あなたにも良きオー○力によって正しき道へ導かれる日が来るでしょう……」
「ええ、まさしく今がその時ですよ……」
 兵士は手に持ったバイブを付き入れると
「これ以上馬の子種が外へ出ないようにね……感謝してください……」
 気丈な状態を取り戻したシー○でも兵士の行動には顔を青くした……
 そして、自室である馬小屋へとシー○は入れられたのである。

その188
「じゃあお休みなさいませ……」
 兵士はシー○の両手を括ると鎖に繋いで馬小屋においた、もしもの時の為に舌を噛まれぬように猿轡までして……
『けして……死など選びはしないのに……不安なのでしょうね……』
 今のシー○にはその兵士の行動を冷静に見守る事が出来た。
「朝には城の物が来て日課をやらせますので了解しておいてください、その後にちょっとした余興がある事になっていますが、では……」
 シー○を一人残して兵士は馬小屋をでた、嫌一人では無く他に夫9頭も一緒ではあったが。
 一人になるとやはり不安になった……考えなくてもいい事が頭を過る、人知れずシー○はその夜涙を流した、それは眠りに就いた後の事でシー○自身も知らぬ事であった。

その189
「きゃあ……」
 突如として日常は帰って来た……この城にいて毎日繰り返されていた日常……
「ほらちゃっちゃと済ます! オレ達の手際が悪いと言われるんだぜ」
 城兵達はうむも言わさずに杭に括り付けていく。
「あんたが逃げ出してオレ達の立場がどれだけまずい事になったか知ってるのか?」
 嫌味も言いたくなるのはわかるが……ここ数日毎日だった
「あんたもここにいる限り屋根も食べ物もあるんだ、もう逃げようなんて思うな!」
 そして朝の日課が始まるのだ、夫達の性欲処理と、彼女の食事……
「ほら準備よし、一頭づつ入れろ!」
 だが、この帰って来た日常は以前とは確実に違う物だった……そう、妊娠の可能性である……毎日の日課として馬と番う、それは確実な妊娠へのステップであった……
「そう言えば今日会いたがってたやつに会わせてやるってよ……後でここに来るんじゃ無いか?」
 城兵の何気ない一言に
「ミルティアさん……」
 まだ、ミルティアがこの城にいて、恐らくは酷い目にあっているであろう事を痛感する。
「ああ……なんでも見世物があるって話だぜ」
「見世物……」
 不安がシー○の中でどす黒い雨雲のように大きく広がった……

その190
 ズブリ……
 慣れている馬達は城兵がこの場に連れて来るとすぐにシー○に挑みかかっていく。
「はう……くぅ……」
 そしてこの嫌悪感はいつまでたっても慣れることは無いのだ。
「早くすめばその場に行けるって言うから急ぐんだぜ!」
 無責任な事を言いつつ馬にのしかかられる美女の図を城兵は堪能しようとゆっくりし出した……
「あう……あああああ……」
 馬が勢いづき必死に口を締めているシー○の口から悲鳴が漏れ
「あああああああああああああ……いぃう……」
「おや……」
 城兵が近づいて来るものの気配に気が付いた時、シー○は身体が割かれそうな衝撃から必死に耐えていた、毎日の事でもそれは苦痛を伴う行為だった……

その191
「はう……くぅ……」
 飛ばされそうになる意識を必死で押し留めなる。
「おい……」
 しかし、声をかける城兵に気が付かない。
「おい!」
「はぅ……はい……」
 ようやく気が付いて、返事をかえすと、城兵は顎をしゃくるように方向を示す……
「荒れをみなよ……」
「!」
 そしてシー○の視界にも近づいて来る人影が見えたのだ
「いい物だろ?」
「そんな……」

その192
 シー○とミルティアの視線が交錯した。
「そんな……ミルティアさん……」
 ミルティアの身体にはかつてシー○に付いていたピアスが捻れたように絡み付き、目の下の隈はここ数日でミルティアが受けた凌辱の深さを物語っていた。
「そんな……」
 ミルティアも猿轡の奥からくぐもった声をあげてシー○の今の姿に涙を流した。
「酷い……私は……受け入れたのに……助ける約束を……」
 そしてミルティアはシー○の前を通り過ぎ表へと歩かされて行った、シー○とミルティア一瞬の再会であった。

その193
「あなた達……卑怯者!騙したのね!ミルティアさん!ミルティアさぁん!」
 城兵達に感情を剥き出しに罵声を浴びせ消えていったミルティアの後ろから必死に叫んでみる、そんな事が無駄だと知っているにもかかわらず……
「ミルティ……はう……あぁっく……いや……やめ……」
 馬がラストスパートに入り腰を急激に振りはじめた。
「もう……こんな……こんな……」
 城兵が寄って来て……
「確か今日の日課が済んだら、お前専門の飼育係が来てさっきの女の所に連れていってくれるって言ってたぜ。」
 必至に苦痛に耐えるシー○にはその言葉は届いていなかったが……
「オレ達はお前を逃がした罰で降格、夜と朝の定期的な餌係だとさ」
 皮肉を込めても、その言葉は今のシー○にはそれを感じる余裕が無い
「けっ……ホントに言葉が通じない馬と話してる気分になりやがる……」
 城兵は事務的な作業に入り、シー○と馬の結合部の下に桶を置いた。

その194
 ドビュッ……ドビュビュッ……
 激しく子宮の底を馬の精液が叩く……
「あ……あぁ……」
 何時までも慣れない嫌悪感がまたシー○の中に広がって行く……
「まだ残りがいるそ……気合い入れてな!」
 ビュクッ……ビュクンッ……
 永遠のようにシー○の中に馬は吐き出し続け……
「はあ……はぁ……」
 ようやく馬が離れて、長大な逸物が引き抜かれると、腹圧で押し出された精液が溢れ出た……
「いつ見ても傑作な見物だぜ……女のマンコがザーメン吹き出すシーンってのは……」
 城兵は先程無視された鬱憤を晴らすように汚い言葉を吐きかける。
「…………」
 無言のシー○の股間にあてがわれた桶に精液が雫となって滴り落ち溜っていく
「さて、次だ……ちゃんと桶が溜るまで何頭でも何回でも馬と交尾させてやるからな」
「はぁ……ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 そして、次の馬がシー○にのしかかった……

その195
「約束が違うのではないの……」
 口の拘束具を外されたミルティアの第一声であたった。
「何がですか?」
 とぼける兵に
「私があの娘のふりさえすれば、もうあの娘の事は開放すると言ったでは無いですか?」
「だからここまでおとなしく連れて来られたのだとでも言いたいようですね……」
「そう言う、約束だったわ」
 兵はバカにしたような表情でミルティアを見下す
「しかし、手に入って来た蝶と約束する者もいないでしょう、そしてそれが世界に二つと無い貴重な蝶なら……なおさら」
「はじめから、約束を守る気などは無かった……と言うことね」
「御理解頂き感謝の極み」
 恭しく丁寧に、そして侮蔑の色を乗せて。
「今日は飛び切りのショウですから覚悟してくださいね……まあシー○様は通って来た道ですがね……」
「あの娘が……」
 そして兵はミルティアを人の目のある場所へと引き出した。

その196
  「これが出来て初めて、代わりと言うものですよ」
 引き出された所には広場の中央に拘束具が地面に穿たれていた。
「あれで、私を縛るのですね……」
「そう、シー○もよくやっているし……さっき通った時見ただろ?」
「……」
 そう、先ほど馬小屋を通り抜けさせられた、シー○はその時馬と、馬と交尾していたのだ。
「あれを人前でやってもらうわけだ……おや?……震えていますね、やっぱり嫌とか言い出すんですか?」
「…………」
 言葉など出よう筈も無かった……人のする事ではない。
「謝ってシー○の代わりは無理でしたと言えば、人間相手の性奴隷くらいですましてあげますよ」
 確かに馬を相手にするよりはマシと言う提案である、がその言葉がミルティアに勇気を与えたのだろう。
「代わりをします、それであの娘の負担が少しでも減らせるのでしょう……どうせ戻れぬ道です……あの娘と堕ちましょう……」
 それは、確かに聖女王と呼ばれたシー○の姉であることが偽らざる確かなものであると確信させるだけの威厳であったのだ。
「いい覚悟だ!」
 が、その事が発揮されるのが自ら獣姦の枷の中へ進む道とは救われない状況であった。

その197
「よし、溜ったな……早く飲んじまえよ、片付かないからな」
 城兵はシー○を拘束していた手枷足枷を外すと精液の溜った桶を握らせて馬房の片付けをしはじめる。
「ふう……」
 それは日課であり凌辱と言う類の物とは既にかけ離れていた、生きる事を選択した時点でこの差し出された桶の中身を食べて生き延びるしか無いのだ……ましてやミルティアの後を追いたければ早くすましてしまうしかない。
「頂きます……」
「足りないようならもう一回りやるぞ!」
 桶に口をつけた瞬間に奥から声をかけて来る。
「いえ……充分です」
 そして、そのやり取りすら日課なのだった。
 そこへ一頭のロバがミルティアの後を通って来た、シー○はそのロバと眼があった。
「あなた……」
 言葉がわからなくても理解することが出来る……それはかつてシー○の事を母ロバと思い込んで育った一頭の子ロバの成長した姿だった。
「なんで……いえ……まさか……」
 あの時、シー○の夫はロバだった、子壷に溜った精液を双頭の男根型の器具を使って牝ロバの体内に移して産ませた子ロバ、シー○の子壷にボン○スを寄生させた刺激で母乳が出るようになると、その母乳で育てた子ロバ……その2頭の内の一頭だった。
「ああ、今日筆おろしだって言ってたな……」
 戻って来た城兵は説明するようにロバのあとを見送りながらそう言った。
「まさか……ミルティアさん……が……」
「だろうな……同じ方に行ったし」
 それは感じた事の無い絶望感だった。世界のすべてを呪うほどの……

その198
「早くいかなきゃ……」
 飲み干した桶をその場に置いて……
「あの……終りました……私も……連れていって下さい」
 いつも嫌悪感を捨て切れずに時間がかかってしまう行為をシー○は一気に終らせた。
「おう……」
 城兵は馬を繋ぎ終わって戻って来るとそのままシー○を見下ろし手を出そうとしない。
「早く……その……」
「まあ……焦ってもしかた無いだろ、それにあんたの世話係がまだ来てないぜ……オレは餌係さ……仕事はここまでだ!」
「!……そんな」
 シー○が見せる絶望の表情を城兵は楽しむように見下ろしてニヤニヤしている。
「それじゃ……」
 シー○のうろたえ方がよほど気に入ったのか返事もしないでその様子をだた見ていた。
「そんなに気を持たせちまったら、可哀想じゃねえか!」
 その城兵に向かって声がかけられた……入口の所に三人の人影が見えた、その先頭に立つ男が声をかけて来たのだ。
「これはこれは……準備はいいですよ」
「おう……俺様がおめえの世話係と言うわけだ!」
 シー○にも聞き覚えのあるやかましい声でその男は近寄って来た。

その199
「あなたは……」
 城に帰って来るまで一緒にいた兵士がその場に立っていた。
「おお……おめえを連れ帰った功績により部下も二人付いたぜ」
 兵士の後ろには彼と似た匂いのする、体格の大きな兵士が二人いた。
「これからは兵長様だぜ……」
 よほど自慢したいのか彼は胸を反らせてみせる。
「じゃあ、私達はここで……」
「おう、ご苦労!」
 餌係の城兵に気さくに返事をしてみせて、兵長はシー○と相対した。
「立ちな、まずは……手を拘束する」
 兵長にはシー○の焦りを感付くなどと言う芸当ははなから無理なように思われた。
「あの……今日行われる……見世物の場所へ……」
 だから自分から言い出すしか無いのだが。
「ん……見てえのか?……自分以外の女が苛められてるのを見て……溜飲を下げようってんだな」
 などとわかったような事を言い出す始末で……
「ちが……そうじゃ……」
 そのシー○を制して
「皆まで言うな!俺様も鬼じゃねえ、条件次第かな」
 一人いい事を思い付いたように
「オレ達三人のを、すぐに今から扱き出して飲み終われば……連れていってやる」
 背後で部下の兵二人は無言でズボンを下げた……

その200
「はぐっ……がぼっ」
 シー○の口を目標に一気に兵長は突き込む。
「早く終えたきゃ……」
 兵のぶら下げた男根がシー○の拘束されている手にあたる
「お手ても使わないといけねえぜ」
 そして、同時に握らせていく
「……ふぐっ……」
「ちゃんと愛情込めるんだぜ……」
 彼はあのシー○を連れ帰る仕事の中、学習する事があった。
「…………」
 女を言葉でいたぶる方法をである。
「よし、いいぜ、うめえじゃねえか」
 だが基本的に、すぐ本音の出る男ではあった。
「よし、行くぜ飲むんだいいな!」
「あ……ぐぶっ……ごぐっ……」
 喉の奥にあっという間に流し込む、しかし彼の精力を表すようにそれは量も多く、密度の濃いものでシー○は涙を流してそれと飲下していった。
「ふう……久々なんであっと言う間だったっぜ……おう」
「!……そ……そんなはぁが」
 そう言った次の瞬間にはシー○の口の中で再び固く大きくなっていた。
「もう一回だ、後ろの二人もまだイってねえし、ほら気合い入れねえと間に合わねえぞ」
 口の中を犯すように兵長は腰を動かして行く。
 シー○の悲鳴はそのペニスに飲み込まれて誰にも届くことは無い。

その201
 ドクドクドク……
 三人の兵が吐きだいたザーメンがシー○の顔を汚して行く。
「ふう……気持ちよかったぜ! またお口の奉仕が上手くなったんじゃねえか」
 兵長は思った事をずけずけと言う
「早く……ミルティアさんの所へ……」
 気の急いているシー○は兵長に頭を下げて言う
「おう、約束だからな、連れていってやるぜ」
 兵士達は立ち上がってシー○を取り囲むようにする
「ま、取り合えず尻を突き出せ」
 喜んだシー○をバカにするように兵長は命令する
「な!何を……約束です、はやくミルティアさんの所へ!」
 シー○が言いかえした事に兵長は嬉しそうな表所を見せて
「おう、約束だからちゃんと連れて行ってやるさ、だがどうやって連れていくかは飼育係の俺様が決める事だ!」
 勝ち誇ったように兵長は嬉しそうである
「だから、ここから繋がったまま行くことにする! だから尻をこっちに突き出せ!」
 この男は何処までも性欲で動くらしかった
「そんなこと……」
「出来ないんなら、連れていかないだけだし、ここで調教と言う事になるけどな」
 シー○には他に選ぶ事など出来ないのがわかっていての命令なのだ
「早くしな、自分で開いてオレ達を受け入れるんだぜ、じゃなきゃ繋がってやらねえからな」
「……くっ……」
 屈辱的な言い分にシー○はそれでも従うのだった……
「ああ、開くのは尻の穴だからな!前は今馬が入れたばっかでつまんないからな!」

その202
「ほら早くしろよ! 早く行きたいんだろ」
 急かすように兵長の言葉が飛ぶ。
「尻をこっちに向けて、尻の穴を自分で開いて、入れて下さいって言って見ろ」
 次から次へと許容出来ないような命令をしてくる。
「あの……」
 そして、ようやく意を決したかのように兵達の方に尻を突き出して。
「お願いします……入れて下さい……」
 ようやくそれだけの言葉を口にする、しかし今の兵長には余裕があった。
「何処に?ちゃんとお願いしてくれなきゃ……わかんねえぜ」
 という具合である、シー○は恥ずかしそうにアナル周辺の尻の肉を左右に広げようと健気なポーズであるのに
「お……お尻に……入れて下さい」
「誰の?」
 そう兵長はシー○の口の中で二回出している為に余裕があった
「わ、私の……です。」
「私じゃわかんないな、誰の何処の何処に何をして欲しいのか……言ってくれなきゃよ」
 ここまで来ると大したものである、以前の彼は犯りたいだけの男だったが部下が出来て少しだけ成長したのかもしれない、立場が人を作ると言うやつである。
「う……シー○のお尻の穴に入れて下さい!」」
 もう自棄だった、言わない限り兵長はどうせ動かないのだ
「そうまでお願いされちゃ入れてやらないわけにはいけないな」
 嬉しそうにそう言うと先ほどから兵が持ち出していた薬品を手に取り
「ま、これはサービスだ」
 その薬品を尻の穴に塗り込めていく、その瞬間に
「ひゃあ……ふああああ……あああ……」
 身体が燃えるように疼きだいてシー○は狼狽した。
「よく知ってるだろ、ベルテ茸だ。その胞子をねり込んで作った、不感症者用の媚薬ってやつだ」
「ああ……うそ……こんな……こんな……」
 シー○の身体はもう自分の思ってるようには動かない、それ程の疼きに苦しめられていた。
「もう一回言って見るか?」
 苦しそうに息を粗くしているシー○の正面からわざとらしく聞いてやる。
「シー○の……し……尻の穴に……入れて下さい……ああ……くっ……こんな……こんなの……やぁ……」
 即座に背後にまわった兵長はいきなり大きく屹立している己が分身をシー○の発情している肛門に突き込んだ、シー○の切なげな表情にもう我慢出来なくなっていたのだった……
「ひゃはぅ……ああああぐぅううううう……ああああああああああああああああああああああああぁん」
 シー○の悲鳴には艶っぽい響きが含まれていた……

その203
「おおおおお……気持ちがいいぜ!」
 兵長はいつでも自分の感情を隠さない、美点と言えばそうなのだが
「はやく……いき……いき……い……」
 気は急いていても尻の穴の中で熱く脈打つ兵長の男根はまた一回り大きく感じられ、しかも一時としてじっとしていないそれは、シー○に絶え間無く快楽の刺激を与え続けている
「お……おめえも感じて来たか?……ほれ!ほれ!」
 シー○の言いたい事をわざと外して理解して自分の快楽の為に行動を開始する。
「あぁ……あぁあああ……ちがぁ……ちがう……おね……お願い……早く……ミルティアさん……ああ……の……あん……ところに……」
 シー○は必死の想いであった、生き別れの姉が……シー○の所為でいま……
「よく言えました……じゃあ行こうか!」
 繋がって、さらに腰を突き入れながらシー○の足を背後から押す形で兵長は歩き出した……
「ああ……ああ……あくぅ……」
「お?……イクのか……流石……ベルテ茸で作った媚薬だ……」
 兵長と言えども感心せずにはいられない、今まで何をしても兵長の前でシー○はここまで乱れたことは無かった……
「おれの調教も……まんざらじゃねえって事か?」
 なんとなく悦に入っている兵長であった、そして
あああぁ……」
 シー○の身体に小刻みの痙攣が走ったかと思うとぶるぶると引きつけのように全身を固めて兵長を締め付けた……そのあとぱたと力が抜けた。
「イッたみてえだな……二回出してなかったら危なかったぜ……よし、歩きな!ほれほれ」
 シー○が落ち付く暇も与えぬようにすぐに腰を突き入れていく
「あああ……まって……ああ……だめぇ……ああ……」
 快感の波が引かぬ間にまた押上げられていく……
「尻の穴でイくとは流石にスケベで国を捨てただけの事はあるぜ、そして今度はミルティアを捨てるんだな!ほれほれ」
 兵長の言葉に必死にシー○は自我を守ろうとする
「いいえ……あく……早く……はやぁ……く……いきましょう……あああ……ああ……」
 兵長にはその頑張りが理解出来なかった、だが今はこの面白い玩具で遊ぶ事に専念する事にした。
「よし、このあと何回イくか、数えてるんだぜ!」
「ああぁあああああああぁ……あくぅん……はぁああ……ああああああああああああ……」
 馬小屋をでる前にもう一度シー○は昇り詰めそして、また追い上げられていくのだった……

その204
「もうだめ……歩けない……ある……ああ……ああああ……」
 もうなん度目だろう……数えられるような頻度では無くシー○は昇り詰めさせられていた
「またかよ、好きもんだな!」
 ゲラゲラと笑いながらシー○をバカにする兵長はいま首輪にのロープを引いて先頭を歩いていた。
「ほら折角のお広めが終っちまうぜ!」
 グイグイとロープを引きながらシー○が苦悩するのを堪能している、今シー○には部下の一人が尻の穴を貫いた状態で背後から足をおしていた。
「あぁ……あぁあああ……ちがぁ……ちがう……あああ……ダメ……来ないで……いやぁ……私は……」
 薬により身体を過敏に反応させられ、必要以上に快楽を与えられていてもシー○は必死に意識を保っていた。
「やっぱり強え女だぜ! 楽しい仕事だ!」
 兵長はシー○の状況を楽しみながら歩くスピードを調整して広場へと向かった。
「ああ……ああ……あくぅ……くぅ……あああああああああ
「こりゃあ……ミルティアに会うころには色気違いになってるかもな! しかも尻でイく女だぜ 流石聖女王様だ!」
 兵長はまたゲラゲラと笑いながら歩き出した、兵がシー○の直腸内に出したらもう一人と交代、そしてそのあとにはもう一度自分がと考えながら歩く廊下は兵長にとって幸せな道だった。

その205
「あと外にでるだけでお広めの場だぜ」
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ……」
 シー○はもう歩けなかった……何度昇り詰めさせられたかわからない、この場に付くまでに兵達は二度づつ入れ代わっていた。
「もう一度オレが入れてやろうか?」
 嬉しそうにそう言う兵長の前でシー○は大股開きのようにしゃがみ込んで、尻の穴からは白濁した液体をとろとろと垂れ流していた。
「良かったな、お広めはまだ始まってないぜ」
 お広めと言う言葉が今のシー○を覚醒させるキィーになるのは承知だった。
「あぁ……ミルティアさん……行かなきゃ……」
 薬によるものとはいえ、何度も何度も気をやった身体が痺れたように重く動かなかった。
「ほら起て!」
 兵長はシー○腕を掴むと無理矢理立たせて
「ああぁ……はい……はい……立って……」
 力の入らない足を振るわせながら立ち上がり、正面に目を向ける
「行きましょう、私には、救わねばならない人がいます!」
 既に尻の穴でイきまくり、前後不覚になって座り込んでいた牝の顔では無く、聖女王の顔になっている、身体がそれを裏切り振るえて今も股間からは愛液を垂れ流しつづけ、尻の穴はザーメンで濡れていた。
 しかし、その脇で……
『いい女だぜ……本気でこの身体……オレの物に出来ねえものかな』
 などと兵長が考えていることなど、誰も知らないのであった。

その206
「ミルティアさん!」
 広場に出た瞬間その綺麗な身体は大地に縛り付けられ腰を浮かした状態で拘束されていた。
 ビクッ!
 シー○の声に反応したようにその身体が振るえた、怯えるように、隠しておきたかったとでも言いたげに……
「遅かったですね、連れて来ないのかと思ってしまいましたよ。」
 ミルティアの脇にいるのはこれもシー○を連れ戻したもう一人の兵士だった。
「わりいわりい、あんまりに気持ちよくって遠回りして来ちまったぜ、隊長殿」
 彼は兵長よりも出世していたのだ……
「なんとなく察しは付いていたので、待っていました皆で鑑賞しながらね」
 そう言ってミルティアの密壷を開いてみせる。
「準備は出来てる見てえだな!」
「まって、代わりに私を……」
「うるせえ!お広めはもう決まってるんだ、連れて来てやっただけだよ! おめえを代わりにしてやるなんて一言も言ってねえだろ!」
 シー○の頬を殴ったあとそれだけ言って下がらせようとする兵長を
「まあ、久しぶりの再会ですお話くらいさせてもいいでしょう……」
 隊長は止める……そしてゆっくりとシー○とミルティアが視線を会わせた。

その207
「ミルティアさん!」
 呼び掛ける声が震えそのあとは言葉としては出て来ない……
 巻き込んでごめんなさい、辛い目にあわせてごめんなさい、本当のお姉さんだったんですね……いくつもの言葉が頭をよぎりそして消えていく
「シー○……」
 怯えたような瞳がシー○を捉えた時、少しだけ力を取り戻す……
 守らなきゃいけない、いままでその細腕で大国を支えて来た妹を、何も言わないであとは私が犠牲になるから休んでいていいのよ……ミルティアの中で生まれた言葉もまた、口から発せられることなく流れていく。
「おいおい、折角再会を祝って話をさせてやろうと言うのに黙り込んじまって!」
 二人の間に言葉をいま必要としなかった、その瞳を見ただけで何を伝えたいか痛いほど二人にはわかっていたのだから……
 そしてゆっくりとミルティアは首肯いた、シー○は何かを諦めたように、だが安心させるように首肯くのだ。
「言葉は要らない……ですか?」
「どおゆうこった?隊長殿?」
 ちょっと呆れた表情で
「まあ、あなたには無理な話でしょうね」
「バカにしてんのかよ!」
「あなた、相変わらず立場気にしませんね……」
 まあいいかと言うように、肩をすくめると隊長は
「最後までその二人の信頼が続くことを祈っていますよ……」
 目配せを回りにした隊長の合図でその場にロバが引き出されて来た。
「では、シー○の仔ロバの筆おろしの式を執り行います!、皆様……しばし御堪能ください!」
 待ちわびていた観客が歓声を上げた。

その208
 目の前で行われている光景が現実の物だとは信じ難かった。
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
 観客が目の前の行為に興奮しているのがわかる。
 腰を突き出す子ロバに必死に避けているミルティアの姿は加虐心を煽るらしかった。
「助けたいんだろ、無理だよおめえは無力な存在だ! 男がちんぽ出したら腰振って喜んでるのが似合ってる、そう言う牝なのさ!」
 拳を握り締めてミルティアを見守るシー○に兵長は耳打ちする……
「ここで入れてやってもいいんだぜ、まだ濡れてるだろ?……あの薬はよく効くのさ」
 そう言って来る兵長を睨みかえして、自分の為に犠牲になっているミルティアを見守り続けた。
「ちぇっ!親切心で言ってやってるのによ! ったくまだるっこしい!まだ入んねえのかよ」
 慣れていない子ロバはいまだに挿入にはいたっていなかった。
「ミルティアさん……」
 ミルティアの心は痛いほどわかっている、だから……だけど……シー○は思う、何も出来ないことが悔しいのだ、ましてや動物と、動物と番うのだから
「獣な姿だな!」
 必死で避けるミルティアの姿を兵長はゲラゲラと笑う。
「獣……」
 こんなに大勢の前で……シー○ははたと思う、このような場でいつも、いつもあんな姿を自分は曝して来たのだと、外から見てわかることがある……
「ごめんなさい……ミルティアさん……」
 目は凝視し続けてなお、心が侵食されていく。
 こんな風に、見えていたのですね……私は……私もこの国の人にとって……獣以下に見えてるのでしょうね……
「どうしたい?……顔が赤いぜ?」
 耳打ちしながら兵長は股間をまさぐって来る……
「あなたは……」
 そう言えば、この男は何故いつまでも自分の事を女として見ているのだろうと言う疑問まで生まれる、馬と犯った女……確かに普通に考えれば抱きたいなどと思わないだろうと、シー○は思う
「ほれ、見てろよ!前を」
 兵長はシー○の尻の穴に指を入れて抽送を開始した。
「ああ……」
「姉貴がいままさにロバに犯られそうになってるのに、艶っぽい声出すじゃねえか」
 それでもシー○はミルティアを見守る為に凝視し続ける、その事がかえって尻の指を強く認識する事になってしまっていることにシー○は気が付かない……
「まあいいや……あんたは好きもん!決定!」
 勝手なことを言っている兵長は、ベルテ茸の薬で思考に靄のかかるシー○に対して自分が催眠効果を及ぼしていることなど想像すらしてもいなかった。

その209
 ズプッ……
 遂に子ロバのペニスがミルティアの中に消えた。
「あああああ……あがっ」
 あとは規則的な律動に、規則的に悲鳴が上がる……
「あぐっ……あぶっ……」
 その肉の暖かさに溺れるように子ロバは腰を突き出していった……

その210
「ついに入っちまったな!」
 シー○の尻の穴に入れる指を二本に増やしながら兵長は耳元で言う。
 兵長の愛撫は巧みと言って良かったであろう、拡げ抽送し回転させている
「…………」
 シー○は拳を握り締め、恥辱の涙を流してそれに耐えるしか無い
「気持ちいいのか?……身体が震えて来たぜ」
「気持ち良くなど……ああ……くぅ……ふぅ……」
 否定しても身体は薬の効果で快楽の中へ埋没しようと貪欲に指に肛門の襞が絡み付いて来る
「身体は欲しがってるぜ……」
 あと少しだと見て取った兵長は指の操りに念を込めたように快楽を生み出していく。
「ミルティアさん……ああ……ああああ……あああああああ……いやぁ……おね……お願い……やめ……」
 そしてシー○の声がまんまと切羽詰まったものに代わり、もう顔も赤らんで必死の状況だった
「ほら……イっちまえ!
「あああああああ……いや……ああああああああああああ……ああああああああああああああああああああああ……」
 兵長の指をきりきりと尻の穴が絞めつけてシー○は全身を引きつらせて昇りつめた……
「イったな」
 しばらく、その状態のままで、ガクッと力が抜けて倒れそうになった所を尻の穴に入ったままの指でその場に止められた……
「いや……私……なんで……
「イったな?おめえの身代わりになってあそこでロバのチンポ突っ込まれてる姉貴の姿見ながら感じてやがったな!」
 酷い物言いだった。
「ちが……ちがう……私は……そんな……あああ……あああ……」
 酷いと思う前にさらに兵長の嬲りはシー○の尻の穴に快感を送り込んで来た、まだ冷めない身体の熱が再び急速に加熱されていき、終わる事のない絶頂地獄へと誘う。
「イっていいぜ! 何度でもな! イけ イけ!イっちまえ!
「あひぃ……いやぁ……いやぁあああああああああああああああああああああ
 ミルティアがロバに犯されている会場で、シー○は何度も昇りつめては声を上げた……
「おめえは牝なんだ、何でもいいから穴に突っ込まれては喜ぶな……」
 ガクリと膝を付いてその場で呼吸も出来ないほど苦しそうに肩で息をしながら……ロバとミルティアが終わるのを見つめていた……
「私は……感じてる……動物に犯されるのを見て……私が……ミルティアさんが……私は……牝……」
 薬はいまだに抜けていないようだった……

その211
 ロバの身体が抜けて出た時……身体が二つに割かれたのではないかとミルティアは錯覚していた。
「あああ……あう……あぶ……」
 腰から下が重く力も入らずそして、その姿を見られたのだ、シー○にまで
「気持ちよかったようですね……」
 隊長がよって来て、そんなわけも無いのにわざわざ確認に来る、当然のように返事など出来よう筈も無い
「気持ちよすぎて言葉も出せないと言った風情ですね、流石淫乱シー○女王の姉君だ」
 悔しいとかそう言った感情などとうに通り越して、身体を引きずりながら隊長を睨もうとした瞳はただただ涙を流し続ける、麻痺してしてしまった感情の代わりに肉体が反応しているようでもあった。
「いいですよ、無理して否定しなくてもね……」
 隊長はなおも続ける、そしてロバはいつの間にかミルティアの側を離れてシー○の方へ歩み寄っていた。

その212
 ロバは久しぶりのシー○の匂いを嗅ぐように脇まで来て鼻を近づけた
「ほら!可愛い息子だろ邪険にすんなよ」
 シー○の身体の汗を舐め取るように肩口に息がかかる
「あ……あなた……」
 腰に力が入らないシー○は怯えたような表情で、しかし何処かに名残を持ったそのロバを見つめた。
「なんで……こんな事してるのよ……あなたは……」
 まるで人間に話しかけるようにシー○は口を開く、眼があった時にそのロバに懐かしさまで感じていたのかもしれない、言いようの無い感情がシー○の中にあった。
「立派になったって誉めてやんなきゃいけねえな! 今日はこいつが大人になった記念の日だぜ」
 兵長がシー○の霞んだ意識に方向性を与えるように呟いていく。
「お……おめでとう……」
 操られるようにシー○は今、催眠効果の中にいた。

その213
 パクッ
「ひゃん」
 今までもそうしていたかのようにロバはシー○の乳首咥え吸い始めた。
「ああ……出ないわよ……やめなさい……やめ……」
 薬の効いた身体が過敏に反応する。
「幾つになってもおっぱいが欲しいらしい、ちゃんと憶えていてくれたみたいだな!」
 兵長はさも楽しそうにシー○に耳打ちしている。
「置いて逃げたおめえを、まだ母親として慕ってくれてるらしいぜ!おめえは幸せもんだぜ」
 言葉が脳髄に染み込んで来る
「だめ……出ないの……わかってよ……あぁ……」
 乳首を吸うロバの力は凄いもので、その痛みがシー○にまた快楽を与える
「汚らしくなっちまってよ、気持ち悪そうじゃねえか、やったやる事があるんじゃねえか」
 今までミルティアを苦しめていた凶器がぬらぬらと濡れていた。
「ほら、母親として、綺麗にしてやんな!」
「ああ……私が……舐めてあげるわ……」
 それは人の母親のすることでは無い、動物達は母親が子供の毛を整える為に時折それをする……しかし今のシー○にはそれが当然の行為のように思えていた、いや自分で考えることを拒否していたのかもしれない……

その214
 ゆっくりとさも当然のようにシー○は子ロバのものを口へと運び入れた。
「……」
 ぺちゃ、チュパ、ジュプ、淫猥な音がシー○の頭蓋を通り越えて耳まで届くと彼女はまたゆっくりと催眠の罠に落ちて行く……

「ほら、よく見てくださいね」
 隊長はミルティアの顔を持ち上げると囁く様に声を聞かせて、そしてシー○の姿を見せた。
「気持ち良さそうに咥えている、あのロバはシー○を母親だと考えている、そしてそうなるまでに親ロバと散々彼女は交尾を繰り返したのですよ」
 ミルティアの表情が驚きに変っていく
「自分一人が動物の相手をするのはいやだったみたいですね、子供を人間にしか興味が無くなるように育てたのは……シー○です」
 シー○がそんな事をするのか、考えて見るとわかりそうなものでもある
「うそ……」
 しかし、現実として目の前にロバのペニスを咥える姿を見せられながら囁かれる言葉は、説得力以上に現実的だった。
「嘘じゃ無いですよ、ほらまるでご褒美を与えているようじゃないですか」
 シー○の口の中で子ロバのそれは再び力を増していた。
「ああ……そんな……」
 幾つかの疑問が浮かび、そして自分で否定して、そしてまた浮かんで来る。
「そう、今日の演出も彼女の望みを聞いているのですよ、彼女が仲間を欲しがったのでね、貴女との心の交流がシー○を決心させたようですね、同じ所まで貴女なら落ちてくれる、シー○はそう考えたようですよ。」
 ゆっくりと隊長の言葉がミルティアの心の底に、落ちて行くそして、染まっていく……

その215
 ドプッ……ゴクッン……
 吐き出されたロバの精液はゆっくりとシー○の喉を通って胃へと落ちて行く
「美味しかったかい、子供のザーメンはよ」
 無意識の内にそこまでの行為を終えたシー○の耳元で兵長が囁く。
「あ……」
 急速に意識が覚醒へと向かい、今自分がしたことの対する罪悪感が沸き上がって来るのを唇の端から滴り落ちる白濁の名残で理解するのだ
「あって見てみるか、おめえのお姉ちゃんの方向をよ、忘れてたろう今まで、子供のちんぽしゃぶるのに一生懸命でよ」
 そちらに顔を向けたく無かった、いや……視線を合すのが恐かった、何をしにこの場所まで来たのだろう、こんな醜態を曝す為では無かったはずなのに……
「いやぁ……」
 微かに呟いたその言葉を兵長は聞きのがしてなどくれないのだ
「いやだったのに自分で子供のチンポしゃぶってザーメンを飲んじまったのか?……好きなんだって何度言い聞かせたらわかるんだこの馬鹿は、馬だってもう少し利口に芸を憶えるというのに、てめえは好き勝手腰振って交尾してるだけじゃねえか!まったく」
 これ見よがしにたたみ掛ける、普段なら平気かもしれない、が今はミルティアの前だと言う事ガ必要以上にシー○の精神に負担をかけていた。
「あぁ……そんなの……違う……」
「じゃあ、あっちを見てみな! お姉ちゃんがあんたの子供に犯されたまんまのカッコウでねっころがってるぜ!おめえの方を恨めしそうに見てら、そりゃそうだな、おめえがお姉ちゃんがここに来る理由を作っちまったんだもんな!」
「やめて!やめてぇぇぇ!」
 シー○はいつしか叫んでいた、この場に来た時確信したのだ、こうなることをそしてミルティアとも確認しあったはずだ、そしてシー○は心を落ち着かせていく。
「まあ、おめえがどんなに淫乱でスケベで罪深くても、俺が抱いてやるから安心してていいぜ!」
「だれが……お前のようなものに……」
 覚悟を決め支線を上げていく、ロバとミルティアがさっきまで番っていた場所に……そしてそこにいるミルティアに……

その216
 そして……視線が絡み合い……お互いがお互いを認識する……
「ミル……」
 出かかった言葉は、遮られることになった。
「…………」
 無言で見つめるミルティアの意図がわからない、イヤ理解したく無かった。
 この場に来た時、お互いを庇いあいそして痛いほどにお互いの考えがわかったのに……今はその視線には、猜疑が写り、疑惑が渦をまく。
「シー○……」
 重く語られたその一言だけが妹に対しこの場で発せられた言葉となった。

 二人の間には拭いきれない溝が生まれた……

その217
「さて……気持ちよくなった所で皆様に見てもらおうか?」
 兵長はミルティアの視線に耐えられないようにしているシー○を抱き上げるとおもむろにここに連れて来るまで飽きるほど突き入れていたアナルに再び突き込んでいく
「いやぁああ……だめぇ……」
 その叫び声も儚く脆い
「ほら、この姿でいくって所もお姉さんに見てもらわないとな……」
 担ぎ上げたシー○の股間をさらしさらに女淫を開いて見せる
「やぁ……」
 そしてたしかにそこはしっとりと潤いを帯びて彼女の感性に何かしらの狂いを生じて来ている事を示しているのかもしれない。

その218
「朝からトイレ行ってなかったよな」
 兵長はシー○のアナルをいたぶりながらそういうと突く角度を変えて背後から膀胱を刺激している。
「うそぉ……ダメぇ……そんなことされたらいやぁ……いやぁ」
 シー○の必死の叫びか事態が逼迫していることを如実に表している
「ほら、しちまえって!そうしないと終んないし、よごれてるお姉さんを綺麗にして上げられないよ」
 シー○の泣き声が間断があいて必死に耐えているのが兵長の突きで狂わされると言う状態を繰り返して……しかし人が永遠に排尿を我慢出来るわけも無く
 しゃぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 その黄金色の液体はミルティアに降り注いだ……
「いやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、ごめんなさい……ごめんなさいごめんなさい」
 二人の再開は衆人環視の中最悪の状態で終ったと言えた、シー○はもうミルティアを見れなかった。

その219
 変わらぬ日常がやって来る、しかし兵長のシー○に対する意気込みは凄いもので、しばらくして逃げだす前に世話係をしていた城兵を連れてやって来た
「その時の事ゆっくりと話してくれるか?」
 ここでわざわざ話さなくとも出来そうなものをシー○に聞かせる為だけに場所を馬小屋にしたのだ
「ほら、以前世話して頂いた方だ、挨拶くらいしたらどうだ」
 シー○の反応を楽しみながら兵長はシー○に頭を下げさせる
「その折は……ありがとうございました」
 わざわざシー○に魅力が無いような素振りをとっていた城兵相手ではあったが兵長の言うことだから従わねばならなかった。
「で……何かかわったものは……」
 兵長に聞かれ、城兵はゆっくりと話しはじめた。
「そうこいつを使った時です」

その220
 今は兵長の趣味で後ろ手縛りのみが多くなったシー○の城内用の衣服は以前は皮で作られた拘束衣だった。そして運動不足を解消するものとして繋ぎあわされた数個の玉を股間に入れてそれを引っ張って散歩させると言うものであった。
「ほら歩け!」
 両足は拘束愚で膝までが押えられて歩きは遅かった。
「ぐぅ……このような物を」
 何をされても耐えることを誓ったシー○はその責めを甘んじて受けている。
「ほら遅いぜ、強く引いたらどうなるかな?」
 そう言うが早いか城兵は一気にそれを引き抜いた。
「ひぁああああ!」
 全身を痙攣させてシー○はその場にうずくまる。
「おいおい、まだ馬小屋でたばかりだぞ」
 呆れ顔の城兵の顔にはたしかに加虐の喜びが浮かんでいた。

その221
 そういうと今度は尻の穴にそれを詰め込んで行く
「こっちの方が締まりがいいからな、これで抜けないだろう?」
 ボールが一つづつ括約筋を押し広げては中に潜り込んでは括約筋が引き締まる、さらに次のボールがという繰り返しにシー○の精神はすり減らされていく。
「なんだい、やっぱり尻が好きみたいだな感じてるぜ」
 そのボールに催淫薬が塗されていることなど知るよしも無いシー○はただうろたえるしか無い。
「そんな……そんなことはありえないわ……うっく……」
「本人が思ってるほどあんたは聖女じゃ無いってことさ」
 そういって城兵は溢れ出た淫液をすくいとってシー○に見せる
「う……」
 シー○は黙る事しか出来無い自分を不甲斐ないと思った。

その222
「さあ散歩の続きだ」
 その玉を股間を通して前に出して引きはじめた。
「あ……」
 時折強く引かれるそれを抜けないように必死に尻の穴を閉める、そうすると足が動かなくなり進めなくなる、すると更に強く引かれるという悪循環を繰り返す事になった。
「ほら、遅いな……何やってるのほらほら」
 グイグイと引かれ、無理矢理ボールが内側から括約筋を押し広げてズルリと外にでる。
「ひぃ!」
 その度にシー○は悲鳴を上げた。
「オラオラ全部抜けたら、今度は城下まで行くからな」
 そのいたぶりを気に入ったように城兵は上機嫌に歩いて行くのだった。

その223
「やっぱり抜けちまったか、ダメな尻だぜ」
 城兵はそういうともう一度最ボールをゆっくりと押し込んでいくと
「罰だから後ろ向きだぞ」
 そう言って今度は前にまわさずにそのまま後ろ向きに歩かせて城下にでたのだった。

「てな事をね……」
 自分の楽しんだ過去を興奮気味で話し終えた城兵は満足そうだった、そして兵長は
「で?」
 何かをふくんだ表情で見上げる。
「当然持って来ましたよ……」
 城兵は手持ちの鞄の中からその時使ったボールと拘束具を出した。
「話がわかってるじゃ無いか、お前は出世すると思うね」
 兵長に言われてもと思うが城兵は愛想よく笑って見せた。
「当然……」
「ああ、これから使って見よう」
 今まで恥ずかしそうにその話しを聞かされていたシー○に男達の支線は集中した
「うそ……」
「なわけねえだろ、俺がお前の身体で試して無い事は全部やるんだよ」
 それを独占欲と言うのかもしれないと城兵などは思う、が口の出しては言わない。
「さあ、今日も散歩だぜ、尻の穴に物を入れて歩くのは得意だよな」

その224
 シー○をうつぶせにして尻を上げさせると
「こうだな」
「ひゃぁあ」
 アナルに指を入れて揉みほぐしていく、毎日のように肛姦をしていた為に指くらいならするりと受け入れた
「これをどうぞ」
 城兵が兵長に手渡して兵長が入れようとする
「ううむ……二番煎じは基本的に好きじゃ無いんだが……」
 兵長は何か思い付いたように
「そうだ!」
 一個目のボールを入れた時点でシー○を膝立ちにした
「どうするんです?」
 城兵が尋ねる
「面白いことさ」

その225
「あとは自分で入れろ!」
 その言葉にシー○のみならず城兵も驚いたようだ
「いや……」
 おぞましい感覚しか生まない、あのボールを自分の手でなど出きるはずが無かった。
「やれ! 俺の命令だぞ」
 シー○はビクンと身体を強ばらせると、ゆっくり頷き
「はい」
 一つ一つ丹念に見せるように入れてく
「よしいい娘だな」
 そんな誉め言葉など……シー○が涙を流していることなどお構いましに
「そう言えば装飾品を忘れていたなぁ」

その226
「ピアスしないとな……」
 両手を動かさせたままで兵長は乳首を摘み上げると
「穴は塞がってるみたいだが、なにまた空けてやるよ」
 シー○の表情が更に泣きそうになる
「早く尻のを入れてしまえ、そうしたらピアスはひとまずしないでいてやろう」
 指に力を込めて無言でシー○は残りを自分のアナルへと押し込んでしまった
「ぐぅ……」
 ごつごつとした感触がシー○を悩乱させる
「お前もいい性格だぜ。ミルティアはしてると言うのに自分はしたくないってんだからな……まあ他人を犠牲にする女だからよぉ」
 そして、言葉で嬲ることも忘れない
「行くぜ!」

その227
「しかしこんなに入れちまったら俺が持てねえじゃねえか!」
 自分で全部入れさせておいて勝手なことを言うと半分くらいまで一気に引き出した
「ひゃぁああああああああああああああああああああああああ」
 シー○は腰が砕けそうになる所を必死に兵長につかまることで立っていた
「まったく、色ボケは困るぜ」
 嬉しそうにシー○を城内へと引き立てて行く
「あぁ……ゆっくり歩いて……」
 必死で歩くシー○を翻弄しながら兵長はシー○の願いなど何処吹く風であっちへこっちと連れまわした
「濡れ濡れだな」
 ボールにシー○の淫液が絡みついて滴り落ちている
「ぐ……」
 中央にある噴水の脇まで来ると今度はシー○を先にして歩かせることにした。
「これなら抜ける心配はあんまり無いだろう」
 ちょっとだけ優しげに言葉をかけてみる
「はい……」

その228
「そらイッちまえ!」
 シー○が自分からゆっくりと歩き出そうとした瞬間にボールを一気に引き抜いた
はう!
 シー○は息も出来ぬように一瞬で昇り詰めると
「おやおや」
 股間からはあらゆる液体を排出してそしてその上に倒れ込んだ
「あははははは……いいイキっぷりだぜ」
 兵長は大声で笑ってその場に居なかった人間にまでシー○の痴態を見せつけると、無理矢理立たせたシー○にもう一度自分でボールを入れさせるとその場をあとにしたのだった。

その229
 ミルティアとはあれ以来顔を会わせていない、それ以前に今のシー○には顔を会わせる勇気が無くなっていた。
「ミルティアさん……」
 最後のあの顔が忘れられなかった、何も写していないような、深い水の底に引きずり込まれてしまうような、あの何も写さない瞳が頭にこびりついて、どうしようも無くシー○を責めさいなむ。
「私……私……」
 そして、今日も朝馬によって体内に放出されたザーメンを自分でかき出している、その行為に没頭することで、ミルティアのあの目を忘れようとしていた、逃避行動以外のなにものでも無かった。
 今のシー○は何処にでもいるような気の弱い娘のようで、一国を支える女王には見えなかった。

その230
 かき集めたものを当たり前のように口まで持っていき喉を鳴らして飲み干していく……それが日常……それがシー○の今……
 感性はいつでもならされていく、昨日は嫌悪感があったものが今日は少しやわらいでいたり、明日はもっと普通になっていく、それを繰り返し繰り返し……心が痛まないようにその行為を当たり前の物にすり替えていく、ここにある日常は、国にいた時の日常ではない。
 毎日人に見られる所で裸でいるなど……あり得ない事だった。
 馬小屋で生活しなければいけないなど……考えたことも無かった。
 馬が夫として存在しているなど、何処の世界にその様な常識があるだろう……
 何処の世界に馬の精液を糧に生き続けるコ○ンがいるというのだろう……
 しかし、そのどれもが今のシー○にとっては日常だった。

 そして、彼女の精神もまた、いつの間にか慣れているのだと言うことに、彼女は気が付いているのだろうか……

その231
「今日も来てやったぜ!」
 いつもの顔がやって来てシー○を抱きよせる。
「あ……」
 シー○の顔を兵長はジロジロと舐め回すように見続ける。
「挨拶はどうした」
 もう既に兵長の指はシー○の媚肉をまさぐっている。
「今日も……よろしくお願いします……」
 日課となったその言葉をシー○が口にするころには
「何だよ、旦那との交尾でもうすっかりヤル気十分になってんな! まったくスケベな身体だぜ!」
 一瞬シー○の表情が羞恥にくもり何かを言いかけた所で諦めの色がその上に覆い被さって行く。
「すけべです……私は……すけべです……すべてを忘れさせて下さい……」
「かぁ!そこまで言うようになっちゃお終いだね! オレ相手に敬語使うかよ! まあいい、そんなことは関係無くオレはお前を抱いてやる!感謝しろ、馬以外でおめえのくされたマンコに突っ込むのはオレだけだぜ!」
 そう言って兵長はシー○をたったまま担ぎ上げた。

その232
「はうん」
 馬小屋の真ん中で馬の見てる場所で兵長はシー○と結合していく
「感度抜群じゃねえか! そんなにこのオレのチンポが待ち遠しかったってか!」
 シー○を縛ることも無く兵長は翻弄していく。
「ん……あん……」
 忘れようと努めるシー○もまたその行為に没頭している。
「ほれほれ! 旦那が嫉妬するぜ! イク時にはちゃんとイクって言うんだぜ! イキますってな!」
 立ったままシー○の片足を持ち上げ結合を深くすると真下から突き上げるようにシー○の官能を揺さぶっていく。
「ああああぶ……はうっ……はんっ……あう……はぁ……だめ……あああ……だめぇ……」
「ほらイクのか イクなら イクと言え! ほらっほら!」
 シー○はじっとしていられないように上体をグラインドさせながら小刻みに震え出す
「あああああ……あああああ……だめぇ……イク……イキます……イクッ!……ああああああああああああああああ
「安心していけ!」
 ビクンビクンと身体が痙攣し兵長を締め付ける。
「くぅ……たいしたもんだぜ、あれだけ嬲られてもまだ、絞め付けやがる……気抜いたら持っていかれちまう所だった……」
「はあ……はあ……はあ……はあ……」
 全身で荒い息をしているシー○の顔を兵長は覗き込む。
「どうでぇ? 馬じゃこんな思いはさしてくれねえだろうが!ん?」
 不意打ちのような優しい笑顔がシー○の視界の中に飛び込んで来た。
「あ……えっと……その……あああああん……ちょっと、まだ……少し休まして……あぁ」
 何を言われたかシー○が理解するよりも早く兵長は腰を動かしはじめた、退き切らぬ波がもう一度シー○を翻弄していく。
「休むなんて言うな! スケベにしてやるぜ! このオレがおめえを誰よりも淫乱でスケベな牝にな! ほれ何度でもイッちまえ!」
「ああん……だめぇ……だめなのぉ……あああああああああ……あああ……」
 馬小屋にシー○の媚声が響いていた。

その233
「はぁ……はぁ……」
 馬小屋の中はシー○の身体から発散する媚汗が霧のように立ちこめてムンムンとむせ返るようであった。
「グチョグチョにして、そんなに気持ちがいいのかよ!」
 兵長は座って今度はアナルに突っ込んでいた。
「あん……気持ち……いいです……いい……ああ……」
 背後から胸をもみ、しゃぶり、兵長は自分の指先一つでいい様に泣き声を変化させるシー○にいい気になっていた……
「ほれほれ! 出すぞ、合わせてイクんだぜ! いいな」
 再び追い詰めるようにシー○を追い上げていくと
「はい……はい……ああ……だめぇ……イク……いっちゃう……あああああああああ……ああああああああああああああああああ
 シー○の激しい収縮を受け止めた後
「先にいっちまいやがって、どうしようも無いスケベ牝だぜ!」
「ごめん……はぁ……なさい……はぁ……」
 いったん動きを止めた後、兵長はもう一度シー○を追い上げるように腰を揺すっていく
「しゃあねえ、今度は合せるんだぜ!」
 もう何度昇り詰めたか数え切れないほど追い立てられた身体が、それでも貪欲に快楽を貪っていく、今のシー○はそれだけが逃げ道であることを肉体が精神を庇うように反応していく。
「あああ……あああん……今度は……一緒に……いっしょにぃ……あああああああ……ああああひぃう……」
「いくぜ! おらぁ!」
「ああああはう
 直腸の奥に熱い液体を受け止めてシー○はもう一度昇り詰めた……
「さて……さっきいっしょにいかなかった合わせられずに一人で気分出してやがった仕置きをしねえとな……」
 シー○の顔を自分の方に向けながら兵長はいやらしく笑ってみせる
「はい……はい……罰を……下さい……」
 今のシー○にとあって兵長の言葉は生きていることの意味すべてなのかもしれなかった……

その234
 兵長は藁の上に座ると
「ほら仕置きだ、自分から繋がって来て、気分出してみなあ後ろ向きな!」
 少し恥ずかしそうにしているシー○を相手に
「早くしねえか! オレはおめえを女として扱ってやろうって言ってんだぞ、夫達に尻の穴に入れられさせてもいいんだぜ!」
 ビクッとその言葉に身体を震わせる
「そんな……私は……」
 何をしているんだろうと……ふと思う……自分が誰だったのか、何の為に生きていたのか。
「ほれ!さっさとしろ! このスケベ女」
 シー○の中で先程果てたばかりのその肉の凶器はもう天を突いて隆々と屹立していた。
「はい……」
 シー○はゆっくりと自分からそれを媚肉の奥に咥えていき、両手で身体を支えると弾みを付けて快楽を貪りはじめた。
「ん……あん……くぅ……はぁ……はん……」
 そして、馬小屋の中にはシー○の規則的な吐息とペチペチとシー○の尻を叩く音が鳴り響いていた。

 ゴンゴンッ
「相変わらずですね……あなたは……」
 馬小屋の入口に軽いノックの音が響くと隊長が入って来た……
「おう! これも職務ってやつよ ちょっと待ってろ」
 シー○の勝手に任せていた動きを兵長は背後からシー○を抱きすくめるようにして腰を激しく動かしはじめた。
「ひゃあ……ああああん……あぶあぶあぶあぶ……ああああああああああああんぐっ……はうぁ……」
 シー○はゆっくりとしたペースの快感から一気に昇り詰める寸前まで持っていかれた。
「よし!出すから受けとめろ!」
「あん……あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

「で……何だ?」
「ああ仕事の話さ……」
 隊長は口元を少し歪ませて笑った。

その235
「オレの仕事は……あれだろ?」
 兵長は後ろで二人の部下の相手をしているシー○を顎で指しながら言う。
「当然、それがらみってことだが」
 我が意を得たりと言った感じで隊長が頷くと。
「早く言ってくれや、オレは面倒なことは苦手だからよ」
 嬉しそうに兵長も返す。
「実は、出張だよ、最前線へ慰安婦としてあれを届けてもらうわけさ」
 まだよくわからないと言った兵長の表情に
「つまり、ナ○国で戦っている我らが兵士に少しでも安らいで頂きたいとこういうわけだよ」
「シー○の国へって事か……」
 ようやく納得いったように
「里帰りをさせてあげようようと言う優しい配慮と言うわけですよ」
 シー○はその会話など聞いているゆとりも無いようで、二人の兵長よりも体力のある兵士相手に必死に奉仕をくり返していた。
「ああ……もういや……休ませてください……もう……ああ……」
 一瞬そっちを見た後二人は顔を見合わせて
「今は休戦中だ、上手くすれば……」
「むこうの街まで入り込んで何か出来ると……そう言いたいのか?」
 女を責めることに関しては兵長はさっしがいい。
「ああ、だから時間を無駄にしない為にもブル○ガーを1隻用意させてある……」
「準備がいいじゃねえか」
 兵長の嬉しそうな顔に
「ああ、シー○様の里帰りだ失礼の無いようにちゃんと改造までしたあるさ……」
 二人は顔を見合わせた後声をあげて笑った。
「さて、嬉しい知らせを聖女王様に教えて差し上げないとな……」
 兵長は二人の部下の間でサンドイッチになっているシー○のところへ加わって行った。
「上手くやってくださいよ……女を嬲って世界を手に入れようなんて……こんな楽しい遊びは滅多に出来ませんからね……」
 独り言を口の中だけで呟くと隊長は馬小屋を出て行った……その後ろでシー○の喘ぐ声が響いていた。

その236
「え?……帰るって……」
 兵長の突然の言葉にシー○の思考は付いていっていなかった。
「ったくスケベな事ばっか考えてるから頭まで悪くなったのか?」
 コンコンと拳でシー○の頭を小突くと
「もう一度言うぞ、里帰りをさしてやる、性格にはおめえの国と戦ってる我が軍最前線部隊の慰問だが、おめえの国の中まで進行してるからおめえの国まで帰れるって寸法だ! 嬉しいだろ……」
 シー○は兵士や兵長の塗り付けた精液を口の端から溢れさせるようにして、しばしその事の意味を飲下しているようだ。
「やる事ぁここにいる時と変わんねえがな」
 そして、次第にその言葉の重大な意味を知る。
「イヤ……それは……そんなことは……イヤです……」
「ん? 帰りたくねえのかよ」
 イヤイヤをして
「お願い……ここで言う事聞いてる……私の国になんて連れていかないで……私……私はどうやって祖国の地を踏めというのですか……このような辱めを受け……このような……」
 シー○は慣らされていた現場を今更ながらに思い知った。
「そんな所には……行きません! イヤです!」
 先程とは少しだけ声に張りが出て来た……がこれはちと違うかな?と兵長でも思う。
「イヤはねえ! もう決定だ 家畜がいちいち反抗するな!」
 そう怒鳴り付けてからシー○の首を抱くようにして兵長はシー○に耳打ちする。
「むこうに行きゃ、逃げ出すチャンスもあるだろうが……それとも何か?あんたはまだ戦ってる祖国の兵隊を見捨てる気なのか、女王ってな楽な商売だな……」
 またシー○は混乱した……訳のわからないと言ったふうに兵長を見つめる
「だから言ったろ、オレだけがあんたを人として扱ってるって……」
「まさか……私を逃がす為に……」
 信じられないと言ったように
「バーカ……何言ってやがんでい」
 さらに言葉を続けようとしたシー○から兵長が離れて
「行く気になったのは誉めてやるが、オレ達に反抗した罰は与えないといけないな!……おい」
 部下の二人に命令すると、兵士達はシー○持ち上げて……

その237
「前の穴に二本だ! 気持ち良くよがりな!」
 兵長の合図で兵士二人は一気に突き入れる、気の合うコンビは慣れているかのようにシー○の密壷に
 ズブリッ
 と、同時に刺し込んでいた。
「ひぃ……ああああ……だめです……こんなぁ……いやぁ……」
 久々に聞くようなシー○の悲鳴に兵長は再びヤル気になっていた……
「お前ら!早く終らせろ、オレもやりたくなって来た!」
 二人は無言で頷くと、ピッチを早める。
 その激しい動きにたちまちシー○は息も出来ないような状態に追い込まれていく……
「ああぁ……あぶ……はう…………はあぁ…………うっく…………」
 兵長はシー○のその姿に一瞬見惚れてから……
「いいや、おめえらそのまま、ずっとやってろ! オレは」
 そう言って近づくと隙間からシー○の尻の穴に指を突き入れまさぐりはじめた。
「んんっ!…………ああ……そんなぁ!…………はぅ…………」
 苦しい状況で尻の穴をまさぐられ、顔を兵長の方に向けた瞬間にシー○の唇に兵長はしゃぶりついた。
 ジュルジュルと唾液をすする音が淫らな肉のぶつかる音に重なり、馬小屋全体に淫猥な空間を作り出す。
「やっぱり、おめえはどこをしゃぶっても、美味めえぜ!」
 唇を離し、呼吸を必死で確保しているシー○に向かって囁くとまたその唇を舐っていく……
「こりゃあ、発進はちと遅れちまいそうだ……」
 兵長は内心そう一人ごちてから、シー○を色気狂いにでもするように尻の穴に入れている指を増やして行った。



その238
 ドプッ……
 今日何人目か既に数えてなどいない男の精がミルティアの中に吐き出された……
「…………」
 男は無言でズボンを上げると出て行った……
「まったく……」
 ミルティアはいいかげんうんざりしていた、観衆の見守る中でのロバとの獣姦以来シー○のいる馬小屋にすら寄る事が出来ずに、毎日、毎夜ここで繋がれたまま男達の性欲処理に明け暮れる毎日だった……
「ご機嫌は、如何ですか?」
 そして、そこに隊長が入って来た。
 この男だけは別に抱く気があって入って来るわけではない、がまるで事務処理をこなすようにズボンから逸物を取り出すと繋がって来る
「いいと思う?」
「いいや、思いませんが、社交辞令ですよ」
 そう言いながら、腰を動かしている
「んんっ!……ん何で、私をシー○に会わさない?…………」
 答えるとは思えない疑問をぶつけてみる
「会いたくないでしょう……あなたを落としめた、憎っくき妹の顔なんか」
 笑顔でそう返して来る……
「そうか……」
「そうでしょう、あれでも夫を持つ奴隷ですから……殺し合いでもされては私の監督不行き届きとなってしまいますから」
 隊長は嬉しそうに語っている、到底本心とは思えないが、そこに
「私は憎く無いと言ったら?……」
 実は笑ってなどいない笑顔の視線でミルティアの目を見つめながら
「あなたがどう考えているかなど、問題では無いのですよ……」
「あの娘が私がどう思っていると思い込む事が問題なのね……」
 腰を動かすのを止めて隊長はミルティアを見下ろした。
「正解です……まったく、でもこの後のあなたの生活の中でそう思うかもしれないでしょう」
「あなたを……憎んであげましょうか?……」
 ミルティアは愛の無い、ましてや肉欲すら無いような男女の営みの最中の男を見上げながら笑ってみせた。身体は痛くこの牢獄で傷も増えていたが、心は折れていなかった……
「まあ、あなたはあの会場で私の予定通りの行動をとってくれましたから、こうやっていられると思いませんか?」
「感謝していますよ……とっても」
 あの会場で、ロバに犯され何がなんだかわからない内に総てが終っていた、今にして思うとシー○の怯えた表情だけが頭にこびりついている……
「まったく……食えない女だ」
 隊長は果てる事もなく、ミルティアから離れた。
「あなたは……いま楽しく暮らしていますか?」
 ミルティアのこの質問に隊長はうろたえたように
「何を言っているのですか、私は……」
「女も抱けないほどに……疲れているのかしら?」
 見上げるミルティアが隊長には自分をバカにしている様に見えた……
「あなたは産まれて来た事を呪うような目に遇わせてあげなくてならないみたいですね……」
「余裕の表情が消えてるわよ……野望がある男はこのくらいで馬脚を出したりしないものよ」
 いつの間にか主導権が入れ代わっているようだった、そこへまたミルティアを抱きに城兵が入って来た。
「あ、申し訳ありません、使用中でしたか」
「かまいませんよ、終っていますから」
 隊長は城兵に場所を譲りミルティアが城兵に抱かれるのを見ていた……
「では」
 肉欲に狩られた城兵は全身をぶつけるように荒々しくミルティアに突き入れて行くのだった。
「そう……こいつはただの牝さ、私と対等に話しなど出来る存在ではない……」
 しばらくその様子を眺めながら隊長はそう呟いた……

その239
 トプトプッ……
 身体から流れ出す白い汚液は心を暗くする
「はあ……この城の男達は女をなんだと思っているんだか……」
 ミルティアは膝をたて壁にもたれて一人涙を流す……
「まったく……」
 シー○の事を考えると心が痛かった……
「あの娘を弱くしたのは私なのでしょうね……一人で必死に外敵と戦い、その身を汚されても気丈に振る舞い国の為、民の為……甘える事を知らなかったあの娘に甘えること逃げ出してもいいと言うこと、それを教えてしまったのですからね……」
 シー○は何処まで堕ちてしまうのだろうと不安になる。
「頑張らないと、いけないわね私は……」
 あの娘の前で死んでみせる時まで死ぬわけにはいかないと決心を固めていた。
 ガチャ……
 重い扉が開いて男が入って来た
「まだ?やるわけですか?……どうぞ」
 こっちの都合は考えないのだなとミルティアは思う、が状況は少し違っていた
「今日からは……快楽は無しだ……」
 男は拷問道具のようなものを持っていた……
「死ぬよりも辛い苦痛の中でで、狂ってしまえ……」
 そうしてミルティアはその部屋から引きたてられて行った……

その240
「今シー○が旅立ったよ……」
 隊長は入って来てそう言う
「喋れる元気も無いですね……」
 拷問士により与えられる苦痛の中でそれでもミルティアの意識は健全であろうとする
「暇ですね……」
 だから隊長に向かって笑ってみせる事も出来る……
「強がりを……お前を見捨てて一人逃げ出したのですよ」
 その言葉に真実など無いのは話してる本人以上にミルティアには理解出来る
「その言葉で誰を騙したいのかしら……」
 そして、ミルティアの精神が健全であることに
「いや、楽に騙されてくれた方があなたの為だと思いましてね」
 見つめ合っている最中にも拷問士は次の責め苦ように巨大浣腸を準備している
「あの子が私を見捨てて逃げるくらいの強さが取り戻せば、私の努めもお終いですよ……あぐっ」
 巨大な浣腸器の底からドッと勢いよくドロドロの液体が流れ込みはじめた……
「いいでしょう……その液体には所謂麻薬と呼ばれるものが大量に混入されています……」
 腹部がゴロゴロとなりはじめ苦痛の表情の中で隊長を見上げる……
「シー○が戻ってきた時にはあなたは薬漬けになっていて私の意のままに動く人形になっているはずです」
「なら……ないわ……」
「いいえ、してみせますよ他にも12通りほどの手段がありますから、まずはこれから、身体が綺麗なうちに降参した方がいいですよ……」
「ぐぅぅぅぅぅぅ……」
 苦痛が喋る言葉を奪う……下腹部からの熱い感覚が熱せられた液体の所為か麻薬の所為かは判断出来ない。
「シー○があなたを見て誰だかわからなくなっていては……こちらも面白みがないですから……」
 隊長は気分が良くなったと言わんばかりに笑いながらその部屋を出た……部屋の中からものすごい排泄音とミルティアの悲鳴が響いていた……



その241
「右舷よりブル○ガーです!」
 ナ○国の海岸線より更に2000メットも奥へ入ったあたりでドレ○ク軍とナ○国の軍勢が戦っていた。
「弾幕をはって!オ○ラバトラー隊発艦させて!」
 陣頭指揮をとって本来ならシー○が座るべき席には、一人の少女が座っていた。
「オ○ラバトラー隊出せ!、弾幕はこちらの指示で一斉射」
 艦長が彼女の命令を復唱してから確認を取る為に振り向く
「ミュース様……これでよろしいか?」
「よろしい!」
 まるでシー○がいるようにミュースは指揮を取る。
「ブル○ガーより信号弾上がります!」
 通信士の声が環境に響き
「何か?」
「停戦を求む!です……どうしますか?」
 ミュースは即決した。
「オ○ラバトラー発艦停止! ブル○ガーに通信開け!」
「ミュース様……よろしいので?」
 艦長は心配気に尋ねる。
「話くらいは聞いてやっても良い、さて侵略軍が何を語るかな?」
 ミューズは次の手を打つ為の時間稼ぎだろうくらいにしか考えていなったが、これが彼女を凌辱に落とす為の策略であろうとは思い付きもしなかった。
『停戦を快く受けて頂きありがとうございます』
 通信用のモニターにドレ○ク軍の甲冑を着た若い騎士が映った。
「…………」
 ミュースは無言で頷き、話の先を促す
『私は……』
 そして、若き騎士は捕虜交換の提案とそれに伴う一週間の停戦を持ち掛けて来たのだった。

その242
「ミュース様! これは罠の可能性が有ります、考え直した方が」
 席を立ったミュースに艦長がもう一度呼び掛ける。
「何を言っている、敵中に捕われた同胞を取り戻し、家族のもとへ帰すのは人の上に立つものとして当然の選択だと考えるが? 違うか……」
 はっきりとものを言い、一度決めたことは彼女は取り消さない、それでも艦長が抵抗したのは。
「この時期に、捕虜交換などおかしいと考えます、敵はこちらの国の中まで入り込んでの戦闘が続き討つ手に欠け、何らかの策を講じるものと考えます」
 と言うことであった
「では、遠く故郷を離れ虜囚の身となっている者たちを見捨てよ、とそういうのか艦長」
「しかし……シー○様が居ない今、ミュース様にまで何かあったら我々は!」
「もう良い!姉の話は申すな!……姉は……国を捨てたのだ!」
 もう話はそれまでというように手を振るとミュースは艦橋を出た。
「ミュース様……」
 艦長はシー○の名を出した事を悔いた、この戦い、はじめに大敗をきっして以来ミュースの前ではシー○の名はタブーだった。
「失敗しましたね……」
 通信士が呟く……
「仕方が無い、不審なものが入り込まぬよう警戒を怠るな!」
 皆に号令をかけたあと艦長も艦橋を出た
「たしかに戦い尽くめだ……皆に休息は必要だが……ミュース様……お優し過ぎますよ……」
 ミュースが幼い時から側にいた艦長はミュースが必死になってシー○の名を口にしないように努めている事も、この休戦で少しでも部下を休ませたいと考えている事も手に取るようにわかった、だからこそ
「お守りせねばな……この命に換えても……」
 と言うことになるのだ……
 
 そして……捕虜交換の日時とそれのともなう休戦が決められた……

その243
「では、これがリストです」
 捕虜交換の席上に通信を送って来た若い騎士が立ち、ミュースと相対する。
「こちらの国からの捕虜のリストです」
 書式に乗っ取った形での双方に捕虜となった、騎士や兵士達のリストを交換する。
「戦時中とはいえ人命は尊重されなければいけないと考えます、ミュース様がこちらの提案を受け入れてくれた事に感謝します。」
 騎士は明らかに年下に見えるミュースにも最上級の礼儀を持って接した。
「それはこちらとて、同じことだ……前線で戦いあうとはいえお互い国の事情と言うもので兵同士が憎しみあうことは無いのだからな、責めを負うべきはお互いの国主であろうな」
 ミュースは率直に感想を伸べる
「それを肯定すると、私は反逆者と呼ばれてしまいそうですが……」
 若い騎士は屈託無く笑い
「これは失礼しました……ミュース様」
「かまわんよ、兵達には休みをやれる……これで戦争もやめられれば良いのだろうが、そちらの国は……」
 くらい表情で言うミュースに
「やめましょうミュース様、前線にいる私達は戦わねばなりません、本意も何も命令で殺しあわねばならぬ身です……」
 優しく若い騎士は言った。
「すまない事を言った……忘れてくれ……これから月の半分を休戦期間とするだったな。」
 ミュースは顔を上げて返事をする
「それこそ……部下を休暇で国へ帰してやることも出来ますね。」
 重い話を打ち切って若い騎士は目を細めた。
「違いないな……お互い約束を守るとしよう。部下の為にな」
 調印を終らせて、分かれようとした時に
「ミュース様、これを……」
 若い騎士はミュースに封筒を一つ指し出した。
「これは?」
「中には地上人がもたらした、その場その場を写し出すカメラと言うもので写した、写真が入っています……」
 今ひとつわからないふうのミュースに手渡すと
「知りたい事がわかると思いますよ、そこに写されているものは要するに現実だと言うことです、お一人になってから開けてください、ミュース様の知りたいことが写っているはずです」
 そう言って若い騎士は自軍へ交換の終った兵達を連れて帰っていった。

その244
「知りたい事がわかると思いますよ」
 若い騎士はそう言った、自室で一人で見るようにとも……
「何が入ってるっていうのかしら」
 久しぶりに入浴を済ませ身体を清めて、ベットに腰掛けるとミュースは若い騎士から受け取った封筒を手にした。
「私の知りたいこと……きゃあ!
 何げに開いた封筒から滑り出して来た写真にはシー○の姿が写されていた……
「ミュース様!何かあったのですか?」
 部屋の外から心配気な見張りの声が聞こえる。
「いえ……虫がいただけです」
 そう声をかけてから、ゆっくりと扉の所までいくと。
「お前達、もうしばらくは休戦です、今の任を解きます、少し休みをとって家族の元へ行くのです」
「しかし、我々はミュース様の……」
「命令です!いいですね!」
 しぶしぶと扉の向こう側から気配が消えていくのをミュースは待った。彼女が彼等に休みをやろうとしていた気持ちに偽りは無い、しかし今の場合はシー○の写真を見ている事を知られたくなかったのだ。
「ゴメンなさい……」
 そして、再び写真に目を通した、目を覆いたくなるものばかりだった、婚姻の契りを交わす相手にしか見してはいけない部分を開いている物や、契りの場面その物、ましてや馬との交尾など信じれないものだ。
「バカな……お姉様……こんな目にあっていたなんて……何て酷い……こんな……」
 自然と嗚咽が漏れ、目からは涙が溢れた……
「お姉様……」
 ミュースはシー○を思って泣いた……

その245
 ガバッ
 と不意に背後から抱きすくめられるまで、そこに人が進入していたことにミュースは気が付かなかった。
「な!もが……」
 侵入者はミュースの口を塞ぐと
「おやおや……お姉様の痴態を見て楽しんでいたのですか?」
 見られたと思った……
「シー○様は酷い御方ですよ……我々は彼女の為に死ぬ思いで戦って捕虜にまでなったというのに、敵兵とその様に楽しむ様を見せるだけで我らにはお声一つかけては下さいませんでした。」
 そして……侵入者は何を言い出すのかと
「だから……ミュース様シー○様の代わりに我らを慰めてください、帰って来たばかりの私達をね」
 侵入者は一人では無かった……
「まあ……声を上げられても困りますし、我らにも予定がございいますので……」
 侵入者達はとっさの事に反応出来ないでいる幼き姫を前にてきぱきと行動をしていった……

その246
 縛られた……と思った時には猿轡までされてベッドの上にほおり上げられていた。
「いい姿ですよ……ミュース様さて我々が何をしたいかは先程のシー○様の写真を見ていたのでしたら理解出来ますね?」
 モガモガと猿轡のしたで叫ぶ声はまるで意味をなさないくぐもった音でしかなかった。
「すべすべな綺麗な肌ですね……」
 身寄りが無い棋士がいた、しかし古い名家だったはずだ、帰還者の顔など全部知っているはずも無いのだが。
「ミュース様なら私達にその身体を褒美として下しましょうね、あの……シー○のような売国奴と違って」
 そんな言葉を一介の騎士に言わせているのが悔しかった。
「準備出来ましたよ、騎士様」
 一緒に入って来た侵入者が、何やら怪しげな機械を立たせていた。
「ああ……あれですか? カメラと言うものです、ア○国では偵察などにも有効に使われはじめていますよ、そう……そのシー○様の写真と同じような物を作って差し上げると言っているのです」
 その言葉を聞いた瞬間にミュースは激しく暴れ始めた、それは必死な行動であったが男に押え込まれてはあっという間に掴まってしまう。
「さあ……初物を頂きましょうか……」
 騎士は大きくミュースの両足を開いていった

その247
「入れますよ!」
 そう言ってからの騎士の行動は早かった
「んん!んんんんん!」
 猿轡の下の声が叫び声になり、抵抗を続けるのだが。
「そうれ!」
 バツンッ
 上から体重を乗せるようにしてその騎士は一気にミュースを刺し貫いていた
「狭くていい感じですね……血が流れて来ましたよ、良かったですねあなたはシー○様と違い清らかな存在だったと証明されたわけです」
 それはいちいちシー○の名を口にだしミュースの心を傷つける。
「それ!それ!」
「ん! んん!」
 そのまま、ミュースに連続して打ちかかっていくのだ。
「それから……私の名前を持っていた騎士は死にました、シー○を弄んで殺そうとしたらしいですが、身寄りの無いのをいい事に使わせてもらいましたよ」
 その言葉がミュースに理解出来たのは、しばらくあとになる今は身体を引き裂く激痛の中で絶望を感じているだけだった。
「聞えないみたいですね……ではあなたの国の国民の恨みとして……私達に抱かれなさい……」
 騎士はさらにピッチを上げた

その248
「ふぐっ!ふぐっ!」
 身体の中を見知らぬ男が蹂躪している
「ほれっ……もう少し感じてみませんか?……はあ……まったく」
 騎士はまるで自分勝手なことを言いながらそれでもその腰を動かすことをやめはしない。
 ミュースは次第に自分の感覚が自分の物では無いような錯覚に捕われていた。
『ここは……どこ……私は……』
 身体を凌辱されているのが自分であるなどと、信じられようはずが無かった。
「行くぜ! おらあ!」
 バシャ!
 身体の奥の方に何かが吐き出されたような感覚もまた人事のようで、次第に意識が遊離していくようだ。
「次私つぎは私……」
 もう一人の侵入者が場所を入れ代わって押し入って来るのも何処か遠い世界の事のようだった。
「うひょう……キツキツだぜ! 流石箱入りの姫様だ!」
 侵入者は換気の声を上げ必死になるとミュースはまるで対照的だ……
「気を失いやがった……」
 棋士の声が聞こえたのかどうか、その直後に侵入者はミュースの体内に白濁した横房の汚液を牧散らした。
「ばか……まあまぐろなのはしかたないか、これから何処に出しても恥ずかしくない牝奴隷に仕立て上げてやるんだからな、ここで、オレ達がさ……」
 騎士はニヤリと笑った……

その249
「目を閉じさせろ」
 ミュースは目を開けたまま気を失っていた
「たしかに処女だったらしい」
 騎士は血を確認してほくそ笑む
「この国のトップを俺が……」
 男として如何しようも無く俗なのだと理解はしていた。
「まあ終りじゃ無いな、よし」
 わざわざ確認したあとでもう一度ミュースを担ぎ上げた。

その250
「撮れ」
 騎士は気を失ったままのミュースを子供におしっこをさせるポーズで抱き上げると言った
「いいですね、じゃあ獲るとしましょうか」
「いやちょっと待て……」
 更に騎士はミュースが軽いのをいい事にその肉壷を広げた
「これは……」
 先程騎士と侵入者が吐き出した白濁液が処女血と混じりあってトロトロと溢れ出して来ていた。
「オレ達に処女を散らされた証しと言うわけだ……」
 パシャ!
 地上人のもたらした文明はドレ○ク軍ではあっという間に広まっていったのだ、そして文明と言うものが欲望を糧に発展するものである以上こういった使われ方をされるのも当然であった。
「もう一戦行きますか?」
「がっつくなよ、まだ先は長い……」
 侵入者を騎士が抑制する
「では今夜は終りで?」
 侵入者の声には残念そうな色がひそむ
「まあいいが、この状態では楽しくないのでは無いか?」
 騎士にニヤリと返して
「何……どんな時でも穴ぽこですよ……女って生き物はね」
 侵入者はもう一度のしかかっていった……ミュースは一瞬表情を歪めたものの意識が帰る事無く侵入者は再び窒奥へと汚液を吐き出したのだった……

その251
「服を剥いでもう更に獲っておくか……」
 言うや否や騎士は束縛してあったミュースの手を解くとたった一枚身体を隠していた寝間着を脱がしていった。
「やっぱり胸無いですね……」
 今更と言う感想を侵入者は言って、それでも胸をなでたりしてるあたりこの男は好きものであった。
「固くて気持ちいいですぜ」
 その様子に騎士も呆れ顔で
「気が付いてないのに面白いのか?」
「もともと、私は女の意識には興味が無いんですよ、ああでも泣き声は好きだな……悲鳴も……どちらにしても今は叫ばれちゃいけないんで、かまわないですよ」
 さらっと言ってのけるこの侵入者がこの任務に当てられた訳を騎士は少し理解した。
「こんなに血が出てますぜ……」
 シーツの上には服を脱がすのでミュースを引きずった後に赤い染みが線になっていた……

その252
「こんなカッコウでどうです?」
 侵入者がミュースにとらせたカッコウを見て騎士は吹き出しそうになった
「いいんじゃ無いか……」
 またを開かせて、両手を穴の中へ突っ込ませている……乙女にさせるような代物ではない。
「後は、化粧をしてですね」
「化粧?」
 騎士が尋ねた時、侵入者は自分の逸物をしごきはじめていた。
「白いローションで……お化粧です……」
「オイオイ穴ぽこって言ってたのに何してるんだ……」
 ちょっと騎士は後退している
「何いってるんですか、一緒にやりましょう!」
 その瞳には尋常ならざるオ○ラの宿りを感じ、騎士はしかたなくそれに付きあう事になった……

 白濁液で汚されたミュースは写真を何枚も撮影されたのだった……

その253
 ミュースが目を覚ました時、侵入者達の姿は無かった
「こんな……」
 ベッドの上にはシー○の物と昨晩の彼女を写した写真が投げ出されていた。
「ひどい……お姉様も、私も頑張ってるじゃ無い、何でこんな目に遇わされなきゃいけないのよ……」
 何だが出た、理不尽な騎士の行動に怒りが込み上げて来る。
「これ……何とかしなきゃ」
 シーツには処女を失った証しのように点々と血が付いているし、写真も無くしてしまわなければいけなかった。
「え?」
 捨てようと手に取った写真の裏側にメモが書いてあった。
『写真はまだたくさんあります、これから休戦期間の間は戦闘服の着用は禁止です、スカートの丈の短いものを着ていてください、更に下着の着用も禁止します。わかっていますね、この要求が受け入れられない時には、あなたのだけでは無くシー○様の写真が公開されてしまうと言うことを。では後程』
「なんで……そんな……嘘でしょ」
 自問しても、答えを返してくれるものはその場には誰もいなかった。
「お姉様……私、たえられないよ……」
 そして、彼女は丈の短いスカートを選んだ……

その254
「おはよう……」
 ミュースは朝から戦闘服を脱いで今が休戦中であることを艦内でアピールしていた。
「帰還兵を中心に国元に帰す、……」
 結論としてはそう言う事なのだが、その輸送の為に兵力も割くのでこの休戦期間に敵の裏切りが有れば本体は大打撃だ。
「その為にも安全をアピールしなければならない」
 艦長との軍議でそう決めたミュースは実の所嘘をついていた。
「兵の心情まで気を使って、女王に相応しい立ち振舞いです」
 と誉められても、心苦しいだけなのだ
 昨夜帰還して来た騎士にレイプされ……地上の技術である写真というものでその姿を写し取られていた。この私服でいろと言うのもその騎士の命令である……
「艦長も休養を取ってくれ……苦労をかけているからな」
 ミュースは今の姿を幼い時から補佐役として付いていてくれた艦長には見られたくは無かった。
「私の家のある街は、首都よりは近い、そこまで艦を下げる事も出来ますね、ミュース様もお休みになれましょう」
 などと言う言葉で軍議はお開きになった……
 軍議を終えて出て来るとミュースの恰好に艦内が華やいだ感じで皆が好意の視線と挨拶をくれる、好かれているのだと言う事がミュースにも理解出来る、そしてその中で淫猥な視線を送るものがあった。
「そこの弾薬庫へ……」
 すれ違いざまにその騎士はニヤニヤと言った……先程から離れた所で観察していたのをミュースも気が付いていた、そして彼女とシー○の写真が騎士の手にある以上行かないわけにはいかなかった……

その255
「めくって下さい……」
 弾薬庫に入って騎士の第一声はそれだった
「バカな、そんな事出来るわけが無かろう……」
 騎士は余裕の表情で
「もう一度言いますよ……」
 写真を弾薬箱の上におきながら
「わかった……めくればいいのだろ……」
 しぶしぶ後ろ向きになってスカートの端を上げていく……お気に入りなピンクの下着が剥き出しになる。
「まったくすぐにめくりやすいようにミニスカートをと言っておいたのに、意図を読めぬ身でよく指揮官が勤まるものです。しかも……」
 騎士の声が一段低くなる……
「下着を着けてはいけないと言っておいたはずですが……」
「だって……こんなに短いのよ、下着も無しじゃ」
 必死に弁明する……
「じゃあ、これはみなに見せるしかありませんな……」
 写真を一枚弾薬箱と弾薬箱の隙間に落とす、薄いそれは重い箱の隙間に入り込み今は見えない……
「なんと言う事を! ダメです!そんな……」
「何……戦闘が再会されるまではこの弾薬箱が動かされる事はありません……さてあなたのかシー○様のかどちらが落ちているのでしょうね……ここに……」
「ダメェ……」
 弾薬箱を必死になって動かそうとするミュースだが、彼女一人ではビクとも動かない重さだった。
「戦闘の最中に弾薬を持ち出しに来た勤勉なものはいいものを見れると……戦ってる部下への報酬だと思えばよいではないですか……」
「ダメよ……お姉様の……名誉が……」
 騎士はこんな状況でも姉を思いやるミュースに気分が悪くなった。
「まあいい、今日はそのままでいなさい……私もこの箱の間に落ちた写真は忘れますから」
 そう言いながらミュースの背後からそのピンク色に包まれた尻をなではじめた……

その256
「いや……」
 ピンクの下着の下へ騎士は手を入れて来た
「何言ってんですか?……昨日はこの奥のもっとも恥かしいところで繋がった仲じゃないですか」
 騎士はまさぐる手を止めることなく耳元でそう言った
「あ……」
 昨晩の事を思い出したようにミュースはくやし涙を目に浮かべて俯いた
「そうですとも、さすがはこの国をしょってたつ御方だ……ものわかりが早い」
 しばらくすると、指は昨晩破られたばかりの場所に進入して来た
「ここもならしておかないと今晩辛い事になりますからね……」
「いやぁ……やめて……まだ痛いの……」
 ミュースの涙声に……
「これもミュース様のためですよ」
 と言ってまだ狭いその穴にグリグリと指を潜り込ませては、狭い膣道を広げて
「痛い!……いたぁい……」
 コンコン
 そこへ弾薬庫の外からノックする音が聞こえた。
「ひぃっ」
 ミュースは必死で自分の口をふさいで声が出ないようにした
「誰かいるんですか?」
 外から声がするのもかまわず騎士は怯えて身体を硬直させているミュースの穴に指を二本にして抽送をはじめる
「!!!!!!……ひぐっ」
 悲鳴はくぐもって、しかし確実に漏れる
「なんだ、いるんじゃ無いですか」
 入って来たのは昨晩騎士と一緒になってミュースをレイプした帰還兵士だった。
「ひやぁ……」
 まさぐられるままになっていたミュースが泣き声に代わった……今バレるわけにはいかないと言うのが彼女の、責任感だった
「一人でいい事してますね」
「何か話しはあったんだろ……」
 騎士は兵士に先を早くしろと言わんばかりに
「そうでした、準備完了だそうで、今晩から決行出来ますぜ」
 騎士はその言葉に満足したようにミュースから指を引き抜いた、指先には昨夜の傷口が再び開いたのかわずかに血が付いていた。
「今夜、行くから待っているようにな……」
 それだけ言うとミュースをおいて弾薬庫を出て行く
「え?オレ今来たばかりなのに! ええ……」
 兵士もしかたなく後に従ってその場を出て行った……

その257
 騎士は約束通りあたりが暗くなったころにミュースの部屋に訪れた。
「よいかっこうですね……」
 今日は先に寝ると侍女達にも申し付けたので寝間着に着替えていた……
「下着は着けてないだろうな? めくって見せろ」
「え?……」
「早くしろ!」
「はい……」
 騎士に強い語気で言われると怯えたようにワンピースになっている寝間着の裾を持ち上げていく
「ああ……恥ずかしい……」
 そこには下着を穿くなと言われるままに、無垢なる下半身が見て取れた……
「よろしい……出掛けるとしましょう」
 その言葉にミュースは驚いた、この場で昨晩のように凌辱されるものと思っていたからだ
「いやです!ここでいいのでは無いですか、外なんて絶対……はっ」
 否定して怒鳴ろうとして詰め寄った所に騎士はふところから写真を取り出していた。そう昨晩のミュースと姉、シー○あられもない姿を写した物だった。
「……」
 無言になったミュースに……
「反抗しましたね、御仕置きが必要ですね」
 騎士はミュースに覆い被さるように近づいていった。
「イヤ……いやぁ……」

「お出掛けでありますか!」
 城門で声をかけた衛兵はその場にいるのが軽装のミュースなので一瞬驚きの表情になった。
「あ……はい……」
 ミュースは敬礼して来る衛兵に手も上げずに俯いている
「折角の休戦なので、町のなかを視察されたいとの事だ」
 脇に付いている騎士が説明をした。
「そうでありますか、えっと」
 奇妙そうな顔をする衛兵に
「私はこの度の捕虜交換で無事帰還を許されたものでね、ミュース様にお願いして汚名挽回の職務を頂いたと言うわけさ」
「おお、それはよろしゅう御座いましたな、ではその初の任務がミュース様の護衛とは羨ましいです騎士殿」
 嬉しそうに賛辞を送り騎士に対して敬礼をする衛兵に敬礼を返して騎士はミュースを促すように外に出た。
「くれぐれも内密の視察なので、町民に知れるとまずい他言は無用で願うよ……」
「お願いね……」
 騎士に続いてミュースのいつもとは違う潤んだような瞳で見つめられた衛兵は
「はぁ……お二人は恋人同士であられたのかな、ミュース様もあんな色っぽい顔するとは……騎士様が羨ましいことだ」
 と、他言はしなかったのだ……
「バカな衛兵だ……」
「うう……騙してしまいました」
 罪悪感にミュースが涙を見せると
「これからは毎日裏切る事になるんだ、あんたはあんたを信じてる部下をな、シー○と同じように……」
 騎士の言葉がミュースに痛かった……

その258
「もういいな……」
 しばらく歩いた後、騎士はいきなりミュースの服を引き裂いた
「きゃぁああああ」
 近くに民家のようなものも無く、人通りも無いとはいえ往来でいきなり全裸にされてミュースはうろたえた
「オイオイ、悲鳴なんか上げて誰かに見てもらいたいのかな?……」
 部屋を出る時に縛られた縄がギッチリと身体に食い込んで、スレンダーな身体に凹凸を無理矢理作り出していた。
「いやぁ……」
「イヤならさっさと歩くんだ……」
 首輪に繋いだロープを引くと夜の町を歩かせていく、誰がいつ路地から出て来るかわからないこの情況にミュースはくらくらした。
「うぅ……早くして……もういいでしょ……」
 泣きながらミュースは騎士に許しをこう……
「もう少しですよ」
 言われるままに歩き、郊外の森に入るとそこに
「お待ちしていました、こっちですぜ」
 騎士とともにミュースを凌辱した兵士がドレ○ク軍のオーラ○ムと一緒に待っていた
「これは……何ですか?……イヤです……何処に連れていこうというの! いやぁあああ」
 騒ぎ出した、ミュースの口を騎士が押えると……
「さっさと出発しよう、向こうも用意は出来てるのか?」
「ばっちりとあたりは付けておきましたよ」
 兵士はニヤリと答え、騎士がミュースを担いで乗り込むと
「発進します……」
 闇夜に飛び立った。
「いやぁ……何処にいくの……いやです!」
「もう喋ってもいいと言う前から泣き言を言っていいるようですね……」
 縛ったままのミュースを床に転がして
「泣き叫んでもいいですが、どうせ誰にも聞こえませんよ、楽しむ事だけ心掛けなさい……ここでね」
 騎士は兵士に運転させたまま、ミュースの縄が食い付いている股間に指をはわせた……

その259
 森の中にオーラ○ムは着陸した
「着いたぞ……」
 ミュースのロープを握ると騎士はさっさと歩き出した
「何処へ行くの……」
「行けばわかりますよ、すぐそこです」
 森の木々の向こう側に焚き火の明りが見えてきて
「あそこだ……」
 いきなり暗い森から広い場所に連れ出されたミュースはたかだか焚き火の明りで目が眩んだ
「おおおおおおおおお」
 大人数のどよめきが上がり
「きゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……」
 ミュースは情況を理解した
「ここで、償いをね……してもらいます……」
 そこはドレ○ク軍の最前線野営地の一つだった……
「こんな……こんなぁ」
 怯えたミュースは逃げ出したくても足が竦んでその場から一歩も動けなかった
「正体がバレたら帰れなくなりますよ……奴隷女を連れて来ると言ってありますので」
 騎士はミュースの耳元でとんでもない事を言った
「うそ……私が……奴隷女……の真似事を?……」
 もう半泣きの顔を騎士に向けて……
「当然、正体がバレれば、捕虜として捕まりますよ……」
 その一言にミュースは身震いした……
「さあ……前へどうぞ……」
 ここまで来てはもう逃げようが無かった……歓声の湧くドレ○ク軍の兵士達の中へミュースは歩を進めた……騎士に耳打ちされた奴隷の口上を自ら言う為に……
「私は……奴隷として……」
 そして宴は始まった……

その260
 こんな地方までは慰安婦もつれて来ていない……男達は飢えていた
「舐めろ……」
 柔らかい肌に
「上に座れ……」
 甘美な肉の感触
「ほら、こっちも……何人もいるんだから」
 一世にミュースの身体に纏わり付いた男達は縄を剥ぐと欲望の下半身を我先に押し付ける
「いやぁ……」
 それは、ミュースにとって過酷な修羅場に変わって行く
「奴隷がイヤがってんじゃねえ!」
 次から次に恥ずかしいポーズを要求され、死にたくなるような行為をさせられていく
「ああ……触らないで……痛いの……いやぁあああ……」
 とうにミュースは奴隷女の振りなど出来なくなって悲鳴を上げながら翻弄される事になっていく
「あれ……奴隷女じゃ無いでしょ……」
 順番待ちの男が騎士に聞く
「まあ、似たようなものだから気にするな、昨日までは生娘だったのは確かだけどね……」
昨日まで生娘だって!
 騎士の言葉に驚いて男が声を上げた、その瞬間その場の空気が凍ったように静かになる……
「昨日まで処女だったってホント?」
 ミュースに咥えさせていた男が尋ねる。
 それに対してコクコクと必死に頷いて
「お願い……痛いんです……」
 涙を流しながら見上げるミュースに……
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお……」
 男達の獣のような雄叫びに代わり……
「めちゃくちゃにしてやる……」
「早くオレにもまわせ!」
「オレが先だぁ!」
 男達は我先にミュースに群がり、獣性を爆発させたのだ
「いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「あの……おいら犯ってないんですけど」
 運転して来た兵士だけが不満気に呟いた……

その261
「オレはこっちが好きなんだ……」
 一人がいきなりミュースを前屈みにするとアナルに指を付き込んで来た
「んんんん……」
 口の中に固いペニスを咥えさせられていたために悲鳴が出ない
「キツイが、濡らしゃあ入るか!」
 前にある愛液だか精液だかもう既にわからないほどにぐしゃぐしゃにされているものを掬いとると己が分身に塗り付けて
「いてててて!……」
「うぎゃ!」
 突き入れた、哀れなのは咥えさせていた男で思い切り噛まれて血を流していた。
「奴隷にくせに気を付けろ!」
 それでも未練がましく血の付いたペニスをミュースの口へと再び突き入れていく
「今度噛んだら歯を全部引っこ抜いてやる」
 脅されながら、嬲られて虐められて凌辱されていく……

「あんながっついたとこに入りたかった……」
 騎士が兵士に聞く
「流石に哀れっすね……」
「私達はこの後幾らでも出来ますよ」
「壊れちゃいませんかね?」
「女はしぶといと言ったのは君だろ? 信じなさいよ」
「しかし……」
 女はしぶといとは以前言ったがものには限度と言うものがあると兵士は思う
「国元から骨接ぎ蟲も届く……」
 騎士の言葉に兵士は表情をほころばせ
「先にそれを言って下さいよ」
「精神は王家の誇りとかなんとか……善人と言うやつは哀れになって来るな、そんなに国民とは大切な存在なのかな……身内とはそこまでして守るべきものなのかな……」
 兵士は騎士のぞっとするような低い声にびっくりしてその顔を見上げた、しかし焚き火から離れたこの場所では暗くてその表情を読み取ることは出来なかったのだ……
「……」
「気にしなくてもいいですよ、彼女の心は壊す気は無いですから……まあ邪魔者は排除していきますがね……」
「艦長ですね……」
 チラリと目が兵士の方を見てから
「口にするのはまだ早いですよ……それに協力者も多いほうがいいですしね……」
 まだまだやる事は多そうだと兵士は思った……そして騎士の胸中には協力者として一人の自分の姿が浮かんでいた、この数日で艦内で見つけた男だった……

その262
 夜を徹して空が白みはじめたころ
「よし終わりだな……」
 騎士が合図を送ると
「もうかよ……もう一日とか駄目なのかよ」
 口々にそう言って、それでもしぶしぶとミュースから離れた
「あぐ……うぐ……げふ……」
 茫然自失の状態で目を見開いて焦点があっていないような姿でミュースは大地に転がされていた
「たっく……加減を知らねえな」
 気付け薬を取り出した騎士はミュースの鼻先にそれも持っていくと、たちまちミュースの目に光が返って来る
「いやぁ! もういやです……お願いやめて……あぅ」
 気が付いた途端に錯乱して暴れ出しそうになったミュースの頬を騎士が叩くと
「黙れ! これからおめえのする事を教えてやる、そしたら今夜はお終いだ……」
 そして何かを耳打ちしていく
「イヤなら置いていくぞ、まだ犯り足りなさそうだしな」
「いや! ここに置いていかれるのはイヤです」
 そして縋り付くような目で騎士を見上げ……
「じゃあ言われた通りにやんな」
 と言われて首をがっくりと前に落とした。
 が、次の瞬間おしっこをする時のようなポーズでその場で屈むと
「本日は……牝奴隷の私を嬲って頂き……ああぁ」
 そのポーズでいる為に腹部の力が加わり身体の奥に溜っていたザーメンが体外に吹き出して来たショックにミュースは言葉を失う
「ああああ……そんな……」
「もうおわりか……」
 騎士が低い声で言うと
「嬲って頂き……ありがとう御座いました……私は……また……来ますのでその時もまた……おもいっきり今日より激しく……嬲ってください……」
 無理矢理笑顔を作って、その言いたくも無い言葉を言わされてミュースは現実がわからなくなっていた
「まあまあか……」
 騎士が満足げに口にする時回りの男達は大喝采だった……
「ひゃあぁ」
 現実感の無いミュースを現実に引き戻したのは兵士のかまえる写真機がフラッシュをたいて瞬いた光によってであった。
「いやあ……もう、もう撮らないでぇ……」
 ミュースの悲痛な叫びも男達には心地好いメロディーだった

その263
 そして、まだ人々が眠りの中にあるころミュースは帰って来た
「ご苦労……」
 騎士は衛兵に挨拶をすますとさっさと中へ入る
「ご苦労様でした」
 二人の事を恋人同士だと勘違いしている衛兵は疲れている表情のミュースにも何も言わずに通してしまった、ミュースには首輪もされてしかも着ている服は一度破かれたものを前で無理矢理合せているだけの物だ、少し風が吹くとザーメンに化粧されたまだ幼さの残る身体が曝されるような状態であるのに……
「ホントにバカな衛兵だな……」
 中に入ってからミュースの耳元で騎士はそう呟きながら、前の会わせめから手を差し入れた
「イヤ……」
 そう言いつつも抵抗はしない、いや出来無いでいるミュースだった。
「少しは大きくなったか? みんなであれだけマッサージしてやったんだからな」
 ゴリゴリと乳首を押し潰し、ミュースに表情を苦痛に歪ませる。
「痛い……」
「お前は、捕虜交換の時に言ったそうじゃ無いかて……捕虜になった者達に罪は無い、罪は戦争をする国を指導するもの達にこそあると……なら……兵士に皆さんに身体を提供するのも戦争に導いた国を指導するものの一人としての罰でしょう?」
 ミュースはその言葉に驚いて騎士を見た
「な……そんな事で……私を?」
「罪は償うべきで、あなたは自分で罪を認められたのですからね……」
「ちがっ……それは……ドレ○ク軍の……」
 言い訳をしようとして、がっくりと方を落とした、今更情況が元に戻るわけではないのだ……
「うう……私の……」
 空ろな表情のままミュースは裏切ってしまった者達にわびた、敵兵に身体を許してしまった事に……
「ちゃんと洗ってからお休み下さい……」
 いつの間にかミュースの部屋の前に着いていた
「子供が出来てしまっては、言い訳が出来なくなりますよ」
 ぱんっ
 勢いよく騎士の頬がなり
「わかっています!」
 ミュースはそのまま部屋の中に消えた、騎士は頬を摩りながら
「そんなに仕置きされたいとは……呆れ果てたマゾっ娘だね……」
 目を細めて呟くとその場をあとにした。

その264
「どってこと……無いわ……」
 汚れた衣服を脱ぎ捨て
「お姉様の為だもん……」
 ベッドに腰掛けた
「私なんて……どうでも……」
 堪えても堪えても……
「どうでも……」
 涙が溢れて来た……
「うえぇ……ひっく……うっうっうっ……お姉様ぁ……」
 そしてミュースは声を出して泣きはじめた。

その265
 翌日……いつの間にか泣き疲れて眠り込んでいたミュースは叩き起こされる事になった。
「起きるんですよ、ミュース様……お出かけの時間です」
 騎士は有無を言わせぬ口調でミュースに服を投げてよこす
「え……え?」
「頭が悪いのか?ミュース様お出かけですよ」
 有無を言わさずに騎士はミュースを追い立てた。
 この部屋に入るための鍵はいつの間にか騎士の手にあるものだった。

その266
「痛いの……まだ痛いの……だから……お願い……走らないで」
 城をぬけて外のに出てそして……走り出す……
 しかし昨晩輪姦された股間は今だに何かが入っているようで痛みが抜けないのだった……
「何いっている? 償いはまだ成されたわけじゃないだろ……今日は国内にいるもの達だ」
「国内?」
 ミュースは騎士の言う意味が理解出来なかった、そして騎士はミュースの願いなど聞き入れる事も無く深い森へとまた入っていくのだった。

その267
 森の中には数人の男達が待っていた
「誰?……きゃぁあああ」
 騎士は出し抜けにミュースの服を脱がすと、立たせてその身体を男達に見せつけるようにした
「なにをするの!」
「破いちまうと、昼だから帰るに苦労するぜ!」
 ミュースの動きが止った
「この人達はドレ○ク軍の潜入工作員の方々だ……わかってるんだろ?」
「うそ……まあこの人達はあなたの正体を知ってるけどな……」
 信じられない騎士の言葉だった
「さあ……奴隷としての挨拶は?」
「私を知ってるのなら……そんなこと出来るわけがないじゃ無い……」
 男達は既にヤル気万々で近寄ってきて
「ミュース様遠くからお顔を眺めるだけの私達に身体を提供してくれるとか……いい国ですねこの国は……まあ、シー○様も我らに身体を提供してくれているとか戦い合っているのが不思議なくらいですね」
 いけしゃあしゃあというのはこういう事なのかと思うくらいその男子達は不敵に言った
「はじめちゃうぜ!」

その268
 一人目の男は何の躊躇も無いまま、ミュースの片足を自分の肩に担ぐと正面から濡らしてもいないあそこに突き入れて着た
「いやぁ……痛い! 痛いのに止めさせて!」
「いい悲鳴だね、気持ちが言いですよ今私はこの国を犯しているのだな」
 その男はその自分の言葉に満足したようにミュースの中で更に大きくなった
「ああああ……」
 メリ……
「あまり大声を出すと近隣の者がやって来るかもしれないですよ」
 一瞬ミュースの動きが止る
「そう、素直にやられてしまいなさい」
 男の腰が激しくミュースを下から突き上げていく
「感じてもいいけど……無理みたいだな」
 癒る暇も与えられないミュースの膣道はまた裂傷による出血を強いられる事になった、ミュースはこうして更に性交による恐怖を植え付けられていくのだった。

その269
 股間から血を流しながらほうけているミュースに男達は何度も射精してはその全身を濡らしていく
「ふう……いい味だなこのお姫様は……」
 それがその場にいる男達の感想
「もう……ゆるして……」
 それが今のミュースの願い
「ダメだ、これから尻の穴にも入れて犯る、第三ラウンドだ」
 朝からはじまった凌辱が今何時かもわからぬままに続行している
「嫌……いやぁあああああああああ」
 ミュースは無駄であることはわかっている悲鳴を上げた、そして誰に助けを求めるべきかもわからないままに肛姦がはじまった

その270
「悲鳴は好きなんだが、これ以上悲鳴上げさせ続けるとお互い不味いでしょ」
 男がそういうとミュースの口にギャグをはめた
「うぐ……」
 ミュースの尻の穴を貫きながら男はミュースの言葉を封じてただ涙を流させていく
「気持ちいいのか?」
 その時遠くから馬の足音が近づいてきた
「見回りだ!」
 その声にミュースが身体を小さくして振るえた
「んん……」

その271
「見回りご苦労様だ」
 騎士が待っていたとばかりに対応していた
「これは騎士殿!」
 見回りにきた兵士が馬上であることを詫びながら敬礼した
「降りなくても良い、何かあったのかな?」
 その会話をすぐ裏に聞きながらミュースのアナルの中では男のペニスはさらに脈動する
「いいえ、この辺に女の悲鳴が聞こえるというので」
 ミュースの声を聞き付けた誰かだ兵士に言ったらしかった
「そうか……私もそれで来てみたのだがなにも見受けられぬで無駄足だったかと思っていた所だ」
 騎士はそう言いながらもう少しこの辺を探索すると言って兵士達を違う方向へと誘導している
「ん……感じているのかな?」
 ミュースの耳元で男が言う……
 フルフルとミュースは首を振って否定するも
「これは?血とザーメンだけじゃ無いようですよ……」
 ミュースの密壷を嬲りながら男はなにかを発見したように囁く
「あなたは変態なのですね」

その272
「よし立ってみな」
 見回りの兵士が立ち去ったあと男はミュースの中に思いきり射精した男はそういってミュースを突き飛ばした
「んんんん……」
 ッブポッ
 とっさに入れた力はミュースの体内からザーメンが溢れ出て零れ落ちた
「キタネエなぁ」
 騎士はこの劇の終わりを見て取って
「じゃあそろそろ帰ろうか、着せてあげよう」
 ミュースの服をその全身が濡れたままのミュースに着せていく
「じゃみなご苦労だったね……ミュース様は服が乾いてからご帰還になるから……このあたりの散策といこうか」
 そしてミュースはザーメンの匂いをさせながら歩きまわされる事になる。
 ミュースの瞳からは悔し涙が溢れていた

その273
 森の中を時間を潰すように歩き回る
「さっきの兵士達が突然出て来たらどうします?」
 そんなことを一手はミュースを怯えさせるのが楽しいらしい
「まあ……そんなことにはならないでしょうがね……ん?」
 雨粒が降って来てミュースの身体をさらに濡らしていく
「ちょうど良いな……これで洗い流せますね男の匂いを……」
 騎士は勝手な事をいった

その274
「雨で助かったというべきかな?」
 騎士はミュースのギャグをはずしながら言った
「バカな事を」
 ミュースのからだは既に何で濡れたのかわからぬが下着を着けない胸元はくっきりと乳首が浮き出てみえていた
「綺麗になったではないですか? それともザーメン臭い方が良かったか?」
 何も言いかえすことは出来ないのだ
「今日のモノも何枚か写真をとっておきましたから……」
 笑い顔で言う騎士の顔が憎らしかった
「しかも、敵国のスパイを集めたのですよ、ちゃんと顔を憶えましたか?」
 恐くて顔など見れなかった……
「作戦を台無しにしてくれましたね……」
 そしてさも残念そうにそういうのだった

その275
「じゃあ点検して部屋にいきましょう」
 騎士がポンとお尻を叩くとミュースは片足を上げていく
「恥ずかしい……」
 そうするように言われたからと言って女の子がするカッコウではない
「痛いですか?」
 騎士はミュースに足を上げさせたままにすると前と後ろの二つの穴に同時に指を入れていく
「ああイヤァ……」
 咄嗟に悲鳴が上がり足を下ろそうとするミュースを騎士は一睨みで抑制する
「あの写真をばらまいても良いのかな?」
 最終的にそれがいいと言えるミュースなら今はこのような状態に甘んじたりはしていない
「ご……ごめんなさい……」
 悲しそうな表情で詫びるミュースの股間を今日も待た裂傷の癒えない股間から血が滴っていた

その276
「きゃ……」
 執務室の机に向かったミュースが見たものは机の中央に置かれた彼女の写真であった
「こんなものを」
 誰がいるでも無い部屋の中で頬を染めてその写真を手で覆い隠す
「私が……来るのが遅れたら他の誰かがこれを見たかもしれないのね……」
 両手を開けながらふしだらな自分を確認する
「なんで……」
 裏返してみてそこに書かれている文章に愕然となる
「バカなことを……」
 しかし最後にはいつもの脅し文句である他の写真をばら撒くとあった。

その277
「これに跨がれと言うの……」
 椅子にある突起物は男性のそれよりは小さいかもしれない
「でも……」
 命令にはこれに自分から跨がり早く男との性交になれるよう努力せよとあった。あとで確認してしていない場合は写真をばら撒くと
「やるしか無いのね……」
 どうやってあとで確認出来るのかと言うことに関して無知である彼女にはわからなかったが、兎にも角にもやるしか無いと言う事だけはわかった……

その278
「出来るの?……」
 椅子の背に跨がると言う行為は微妙に安定が悪く恐ろしいものだった
「恐い……恐いよう……」
 必死で命令を守ろうとしながらも泣き言が口を付いて出るミュースだった。
「でも……あ!」

その279
 ズボ!
「きゃあああああああああああ!」
 バランスを崩したミュースは勢いよくそのモノの上に腰掛けてしまった。
「あぐ……あがが……」
 ものすごい激痛が走り……そして
「あ……」
 股間を裂傷の血筋が滴るを感じた。
「私って……馬鹿かしら……」
 その瞬間ドアが開かれた。

その280
 パシャパシャパシャ
 勢いよくシャッターが押され写真が撮られていく
「あ……」
 人に見られたと思ったミュースがあまりに突然の事に声も上げられないままに数瞬が経過し
「あはは……いい写真が撮れました、あ、先程の写真は処分していいですよ」
 最初からこれが狙いであったことは察しが付いた
「しかし、処女喪失からまだ日も浅いというのにこのような一人遊びとは……」
 呆れ顔の騎士に憎しみの視線を向けるミュースに出きるのは
「もう降りてもいい?……」
 そう聞くことだけだった……

その281
 朝食の食卓に付いた瞬間ミュースは青くなった。
「何か?」
 コックが心配げに覗き込む、ミュースの苦手なものでも出してしまったかという風である
「何でも無いわ、心配かけて申し訳なかったわね」
 ミュースは視線を巡らすと騎士と目があった。
「……」
 騎士はゆっくりと頷くと顎をしゃくってミュースが隠した写真の裏を見ろと言う
「そんな……」
 青くなる暇も無くテーブルの上を見渡す……
「あのいいかな?」
 コックを呼びとめると
「ゆで卵を幾つか持って来てくれる?疲れてるみたいだから……栄養をね」
 コックは滅多に料理に要望を出さないラ○ーナの姫様からの要望が嬉しいらしく
「わかりました一篭持ってまいりましょう」
 そそくさと厨房へと下がると、間を置かずにホントに一篭一杯にして持って来た
「どうぞ」
「ありがとう」
 喜ばしげなコックはミュースの表情が曇っている事に気が付く余裕は無かった。

その282
 その日は艦長も仕事で出払っているらしく食卓にはミュースと騎士が付く事になった。
「なかなか……やはり国の食事はいいね」
 コックに騎士がなにかと話しかけている、横目でミュースを見ながら
「ホントに美味しそうね」
 ミュースはさっと殻を剥いた卵をテーブルクロスの下へもっていくと
「ん……」
 声がでた
「どうされました?」
 騎士と話しをしながらも騎士はミュースの声は聞き漏らさない
「いえいえ……気にしないで……何でも無いから」
 汗をかいているミュースをみて
「もしかして具合が悪いのですか? 無理して食べる事など無いのですよ」
 ミュースは首をふるふるとふって
「いえホントに大丈夫よ、美味しいから……んん……」
 ホントにと言いながらようやく手を下から出すとスープをすする
「おいしい……」
「しかし、大きな卵ですね、集めるのに苦労したのではないですか?」
 今自分で身体の奥に入れたばかりの卵についてコックに喋らせようというらしかった。
「ええ、いい鶏がおりましてね、まあ普通の卵よりも栄養もありますしサイズもね、これも皆様に頑張って戦って頂く為です」
 コックにそう説明させながら
「これが大きめの卵だそうですよ」
 騎士はわざわざ手に取って直接ミュースに渡しもっと入れろと目で合図する
「これを産む鶏も大変でしょうね」
 などと関係ない事を言い出す
「後ろもいいなぁ」
 卵を1個ミュースに渡したあともう一個を手で弄びながら
「うしろ?」
「いや、ここの形がね」
 鋭角でない方を指差しながらそう言うものの、騎士の言葉の本当の意味はミュースには伝わった
『おしりに……いれろと……』

その283
 ミュースは腰を椅子に浅く座り直すと
「大きくて味が濃くて、いい仕事をしてくれているわ」
 ミュースのお誉めの言葉が嬉しかったのかその場でうつむいて照れている
「ホントにぃ……ん」
 息を吐出すようにミュースの言葉が一瞬止まるが
「美味しいからこんなに食べちゃったわ」
 ミュースの前には割られた殻がもう幾つか散らばっていた
「ありがとうございます」
 コックは気がついていないようだ
「ミュース様、部屋で仕事中にでも頂けるように、幾つか頂いていっては?」
 騎士の言葉は優しげである
「どうぞ、お持ち下さい、健康な鶏で一日に5個は卵を産んでくれるのが何羽かおりますから」
 コックは説明しなくてもいい事まで言いながら篭を差し出す
「あ……ありがとう」
「いや、篭を持っていくと何かとあとで君も不自由だろうから、ポケットにでも入れて持って行きますよ」
 お礼を言うミュースを遮って騎士が言い篭に残った卵を手に取る。
「ミュース様にスープのおかわりを」
「あ、はい」
 騎士に言われたコックは篭を受け取るとそそくさと厨房へ消える
「すぐに戻って来ますよ、何処に入れるかはわかっているのでしょ」
「そんな……」
「早くしないと、殻なんか剥かないでそのままね」
 手渡されたそれをミュースは女淫、尻肛に埋め込んでいくしか無い
「ほらほら急いで」
 パタパタとコックが帰って来るとミュースは赤い顔をしてテーブルの脇に中腰で立っていた。
「やはりミュース様は具合がお悪いようだ、このまま下がらせてもらうが、申し訳なかったね……」
 騎士にそう言われ、寄り添いながら食堂を出ていく二人をコックは見送った
「恋人同士って噂……ホントなんだな……」

その284
 パシャパシャシャッターがまた切られていた
「ん……んん……痛いわ……痛い」
「入ったんですから出せるでしょう? 早くしないと誰か入って来てしまうかもしれませんよ」
 騎士は写真を撮りながらミュースに気張るように言う
「あ……あああ……出る……」
 卵の白い殻が見えはじめたと思ったらヌルリッと落ちた
「まだまだ入っているでしょう」
 一度落ちはじめたらあとは続けざまにヌルヌルと床に卵が転がっていく、また裂傷の傷が開いたらしく白い卵は赤く染まっていた
「ああ……あああ……いやぁぁあああ……」
 今度は肛門からズルッと抜け落ちて床に卵が転がっていく
「もう全部です……」
 騎士はミュースの股間を写真に収めながら指を深く刺し込んで
「痛い……」
「うん、全部出たみたいだね、じゃあ食べて」
 当たり前の事を言っているように床に散らばっている卵を指差して。
「彼に悪いだろ?ちゃんと食べないとね」
「うう……」
 血やそれ以外のものに塗れた卵をミュースは見つめていた。

その285
 パク……
「美味いか?」
「……」
 ミュースは涙を流しながら食べ続けた。その姿も騎士は写真に収めていた。



その286
 飛行するブル○ガーの機関部から振動は激しかった……
「う……」
 既に着陸体勢に入った艦は降下体勢に入っていた
「おい、懐かしいだろおめえの国だぜ……」
 艦橋の中央で赤い顔をしているシー○に兵長が話しかける、海を越えてここはもうナ○国だった
「あん……」
 艦橋の中央キャプテンシートの代わりにシー○の席があった
「ちゃんと立って無いと穴が開いちまうぞ」
 シー○の足元はシー○の身体から流れ出した数多の液体でぬるぬるだった
「はうっ……ああ……」
 そして一際大きな振動がするとブル○ガーは着陸した
「さてここからはこいつは使わないように馬で行くぜ、とっとと準備しな!」
 兵長はさっさと艦橋を出ると二人の部下にシー○を連れてこいと命令して外へ出た……
 シー○は自分ではその場から動く事すら出来ないように拘束されていた……
「あ……ああ……」
 そしてその表情は空ろに高揚していた……

その287
 ビクビクンッとシー○の身体が小刻みに痙攣して昇り詰めた
「はうっ……ああああああっく……」
 部下が二人でタイミングをあわせて床から立っている二本のバイブからシー○を引き揚げた瞬間だった。
「う……私……私は……」
 シー○の身体に合せて長さを決められたその2本からはシー○は自分で脱出する事が出来ない、だから城から海を渡りナ○国までこの船の振動がシー○の密壷とアナルに快感を送り込み続けたのだ……
「ん……」
 そして当然のようにシー○は一人で立っている事も出来ずにその場に座り込んだ。
 が、二人の部下はそれを許さずに両脇から抱えると兵長のもとへ運び出した……
「まって……まって……ああ……」
 シー○は朦朧としながら必死で足を踏ん張ろうとするのだが、力の入った形跡は無くズルズルとブル○ガーの格納庫へと連れていかれてしまった
「うん……あく……」
 シー○を引きずったあとにはイヤらしい液体がヌラヌラとナメクジでもはったかのように淫猥な薫りを漂わせていた。

その288
 外へ出ると馬はやっぱり三頭しか用意しておらず
「遅かったな……」
 兵長は先頭の馬に跨がっていた
「……」
 シー○はまたあの苦痛な馬での移動を思って躊躇した
「なんだ、やっぱり旦那がいいのか?……」
 兵長の言葉はさり気なくしかし確実にシー○の心臓を萎縮させた。
「希望じゃしかたが無いな……」
「あ……」
 怯えたような表情が兵長に向けられ
「今回はこいつに跨がらせて連れていくが……我慢しろ!」
 語気を強めに言って兵長は既に自分の股間から大きく屹立する凶器を指差しながら
「ん? イヤかよ?」
 ニヤリと笑みを浮かべる兵長言いようにシー○は顔をほころばしてから必死にそれを隠したのだが……その場にただれもがその事に気が付いていた。
「乗ってこい!」
 部下二人に担ぎ上げられて兵長と繋がって全裸のまま、走りだした、最前線部隊の駐留地へ……

その289
「ようやく到着だな」
 兵長は一つの陣をくぐりながら馬上よりあたりを見渡して言った。
「遠路はるばる、ようこそ慰安隊の方々」
 歓迎の言葉を伸べたのはこの最前線の野営地をあずかる騎士だった。
「おう、いい女連れて来てやったぜ!」
 自分の前で呼吸を必死になって整えようとしているシー○の尻を叩く、ここまでの数時間馬上で兵長と繋がりとおしだった……その過程で兵長は数回白濁した汚液をシー○の中に吐き出しその都度シー○に口で奉仕させて元気にさせてはまた馬の歩を進めると言う事を繰り返した。
「有り難い事です、お疲れでしょうから夜まで休息を取りましょうか? 今は休戦中につき余裕というのもがありますが」
 騎士はシー○を見て、その披露状態では相手は無理だろうと考えての提案をした。
「お気遣い有り難いが、この女は底無しだ、すぐに兵隊を集めてもらってかまわねえ、ちょっとしたショーもお見せする予定でな」
 ちょっと以外と言うか、不満のありそうな顔をしたあと
「わかりました、では陣の中央までお進み下さい」
 人を集める為に騎士は戻っていった。
「ショーって……まさか……」
「おめえの大好きな事だから……喜べ!」
 兵長はようやくそれだけ言ったシー○の腰を掴むとドスドスと腰を撃ち付けた。
「ひゃう……あう……あん……くぅうう……あああああああああああああ」
「おう!」
 そうして最後の汚液を吐き出すと馬を下ろした……
「ああ……はぁはぁはぁはぁはぁ……」
「おめえの大好きな事だ……喜んでいいぜ」
 兵長は連れて着た三頭の馬をみながらニヤリと笑った……
「あ……そんな……」
 そしてシー○はその行為に対して恐怖する事しか出来ぬ牝奴隷に過ぎなかった

その290
「では……」
 中央の広場は既に兵士でいっぱいになっていた
「これから、この女性が身体のすべての部分を使ってこの野営地にいるもの全てを慰めてくれる」
 この陣を預る騎士はシー○が到着した時にそう紹介した
「おおおおおおおおお、いい女だ!いい女だ!」
 シー○の姿を見止めた兵士達は口々に賞賛の言葉を吐き出し既に中腰になって、いつでも襲いかかる準備が完了していた
「では、一言挨拶がありますか?」
 シー○を誰の目にも見える位置までこさせてから話を振る
「わたくしが……皆様の日頃の敢闘に報いる為に……」
 口上は兵長が教えた通りだった
「わたくしだとよ……」
「何処かの没落貴族か?」
「通りで肌が真っ白だぜ……」
「たどたどしくて……汚したくなるぜ」
 兵士達は勝手な事を言いながら輪を縮めていた
「この肉体を……好きなようにように……お使い下さい……」
 シー○は口上にあわせて後ろ側から股間に手を伸ばし秘奥を広げた
 ツツッ……ポタッ
 さっき兵長が発射した精液がトロトロと溢れだし足元を伝っていく
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 兵士達の声は地鳴りのように響きそしてシー○に襲いかかった
「ひゃあ……きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 シー○の上げた悲鳴はすぐさま一人目の肉の凶器によって塞がれ聞こえなくなった……
「おう!」
 そして身体中に纏わり付く男達でその姿が見えなくなったその中で、責め苦にも似た性交が始まった

その291
「こっちを咥えろ……」
 兵士達はひとりづつなどと言うまどろっこしい事をしなかった。
「尻の穴が開いてるぜ!」
 そうするとすぐに尻の穴に突っ込む男がいて、しかも皆普段我慢しているから果てるのも早いが復活するのも早かった
「こっち握ってくれ! おおお……綺麗に指だぜ!」
 あっという間にシー○の身体は男達の吐き出したザーメンで染め上げられ汗と男の匂いで咽るようだった
「あ……すこし……やすガボッ!」」
 終って何かを言おうと口を開いた瞬間には次の男の男根が口腔を犯していた。

「壊れていまうのでは?……」
 野営地を預る騎士が心配気に兵長に聞く
「大丈夫だよ、あの女は強いオレが今まで出逢ったどの女よりもいい女なんだ、100人や200人と一晩でまぐわったって壊れることは無いと断言出来るぜ!」
 その言葉を聞いても半信半疑の様子で
「はあ……200人ですか」
「そりゃあいくらなんでも一人で200に相手にするのは時間がたりねえだろうがな! あははははははははは」
「じゃあ……やはりあれをヤル気なんですか?」
 兵長はニヤリと笑う
「捕まえておいてくれたのか? それから薬は打ってあるんだな?」
 嬉しそうに兵長は言う
「ええ……頂いていた薬は使ってありますが……」
 騎士はかなり淡白らしくこのテンションに付いていけないでいた
「まあ今夜はショーに使うのは連れて来た奴を使うがな……まあ、あの女はどんな責めにだって耐えるぜ、心が強く出来てる……オレはあの女に惚れてるんだ。」
 騎士にはこれだけの事をさせておいて惚れてると言いきる兵長が理解出来なかった
「あんたにもきっとわかる時が来るってこった」
 そして再び兵長はニヤリと笑った、その瞳が優しい気が騎士はしたが……それを自分で否定した。そんなことはあるはずがないと……

その292
 満足した兵士達がシー○から離れた時、シー○の身体は男達の精液とシー○自身の汗や愛液で濡れそぼっていた。
「ではショーに入るか」
 兵長が言うと疲れていたはずの兵士達は目を輝かせて、シー○を見た
「ここまで這って来な」
「あ……あ……」
 兵長の命令の声にシー○はノロノロと起き上がった
「こっちまでだ……返事は!」
「はい!……ひぃっ!」
 顔を上げて兵長の方を見たシー○の視界にユニコーン・ウーがいた……
「何脅えてやがる、おめえの旦那じゃねえか」
 兵長の言葉を耳にした兵士はボソボソと囁き合い、次第に広がってそして大きなうねりとなってシー○を好奇の目で捕らえた
「馬の妻なのか?」
「あれだけ締まりが良かったのものが普段馬のものを咥えているのか?」
「今見してくれるのは……そういう事なのか?」
 興奮と狂気がその場を支配していた……
「もうやらねえってわけにはいかねえな……」
「だって……やらないって……」
 シー○の口から泣き言がでる、最近多くなったと兵長は思う
「許されたきゃ、みなを満足させろ……それに馬がヤル気だぜ」
 ひひぃんと嘶く馬がシー○を威嚇している。
「あ……その威嚇がシー○には恐怖として身体の奥に刻まれていた
「来い!」
「はい……」
 シー○は四つんばいで馬のもとへと歩きはじめた……

その293
「足を開け、ここには身体を固定してくれる柵は無いぞ!」
 城で馬とつながる時は基本的に柵に手足を固定したうえで相手をさせられていた
「両手でふんばれ、尻を高く上げろ」
 いちいち兵長の命令が聞える度にシー○はそのポーズを取る、まわりで見ている兵士達はそのよく調教されている姿にいちいち興奮した。
「い……や……」
 シー○は自分で何を言っているのかわからなかった。
「私は……ここで……」
 自分のしてる事に……当惑していた……
「ようし!」
 馬の息が背後からかかるほどだった……
「さて旦那との愛の営みをみんなに見てもらおうじゃないか」
 馬が前足を大きく上げて嘶く……
「本気で大丈夫なのですか?」
 半信半疑の騎士が兵長に問いかけている
「まあ見ててくださいよ……こいつはあの女にとっては日常ですから。まあ……オレの女にしたらオレ以外とはやらせないかも……んなことねえな、泣いてる顔が一番色っぽいからよ!あの女は」
「はあ……」
 そして目の前で馬はシー○の身体に突入していく……

その294
 ドスンッ!
あぐっ……
 この野営地に来るまでお預けをくらっていた馬はシー○の事など考えもせずに一気に突っ込んだ
ひゃう……ガハッ
 内蔵を撹拌されるような衝撃にシー○の足も浮き大地を固定していた掌は擦れて血を流していた
「これは……」
 騎士は獣に犯される美女の姿が美しいものだとようやく気が付いたのだ
「もっと……悲惨な印象を受けると思っていましたが」
 呟くように騎士の口からでた言葉に兵長はフフンと鼻をならして
「そりゃ女が極上だからだぜ、こういうのはいい女に限るってなもんよ」
 まるで自分が誉められたように嬉しそうな兵長は
「明日はもっとスゴいぜ、いまだかつて無いサイズだしな……」
 その兵長の言葉は騎士には何とも言えず
「やめますか?」
 とだけ口にする
「バカ言うな、オレはあいつを信じてるんだよ……何したって平気だってな」
 身勝手な物言いだが相手はそう思っていないだろうと騎士は思う、こんな目にあわされて信じているなどと言う女がいたら……
「何故そう思うのです……歳だって若そうです、そうでなくてもこの苦行は……」
 明快な答えがあった
「人は慣れるんだそうだよ、辛いとな……鈍感になっていくんだそうな、あの女はけして鈍感じゃ無いが、昨日よりは今日今日よりは明日と慣れていってる……いまじゃ裸で生活する事も不思議だと本人は思ってない、だから少しずつ過激な事してやるしか無いのさ、初々しさを無くさない為にな」
 何処かで聞いて来たような受け売りのような喋り方だったと騎士は思う。
「ホントにそう思ってますか?」
「ん……あはははは……ま、オレにはよくわかんねえけどよ……オレの友人がそう言っていたんだよ」
「あの娘を幸せにしてやろうとか、思わないんですか? 惚れてるなら……」
 騎士にだって思う所はあるのだろう、慰安部隊を呼んでおいて言う事ではないとは理解もしている。
「ああ……オレにしかあの女を幸せにすることは出来ねえと思ってるぜ!」
 何処からその自身が来るのか騎士は心底知りたくなった。

その295
 ガバァ!
 一気に馬が前足を上げた、足と手が宙に浮き結合している部分が回りで見ている兵士達からもよく見れた
「きゃああああああああああああ……」
 わかっている事なのにシー○は対応しきれずに悲鳴を上げてしまう、自重で結合が更に深くなり子宮口を突き上げてくる
「ほらベルトを手で掴まねえと頭から落ちるぞ!」
 兵長の言葉に危ういバランスのまま鞍を止めるベルトに戸を回して馬の腹に背中合せにしがみつく
「な……この兵士達は……うそ……」
 それは明確にシー○の目にも自分を取り囲み酒を飲みながら見物してる男達が目に入った
「何でこんな奴等のために……あぐ……あう……」
 湧いて来た怒りもまた馬のよく調教された動きの前に意識を翻弄される。
「早く終って……はう……はやく……」
 馬は全部の兵士にシー○を見せるように一回りしてみせる
「サーカスで使えそうな馬ですね?」
 騎士は驚きを隠せない、女一人を見世物にするために馬をここまで鍛えるとは
「なんてこたねえぜ、馬だっていい女と犯りてえってこったあ」
 そんなわけ無いだろと言う突っ込みはさすがに出来ない騎士だった
「あはは……」
「何笑ってやがるんで」
 騎士のその意味不明な笑いに
「あなたはホントにあの女性が好きなんですね」
 なんとなく男同士が理解しあった瞬間だった

その296
 一歩馬が踏み出す度に身体が不安定に揺すられ必死に掴まるシー○の姿に兵士達は興奮していた。
「ああ……いけない……これでは私は……なんでこんなに敵を……喜ばせる為に……やめなきゃ……こんな事……私は……私は……女王……なのだから……」
 一度は関係無いとまで思ったこと……しかし、そんな彼女ために命をかけてくれた騎士達がいた事を……忘れてはいけないのだった、だから敵に戦意高揚の為の慰安など……シー○の中で、いまの現場を理解して行こうと言う、理性が戻ろうとしていた……
「そろそろか? しかし、あいつもオレに面倒な事をさせるぜ、好きにさせてくれりゃあもっと面白くしてやるのによ」
 兵長は立ち上がると馬の側まで行く
「こんな事!……」
 シー○の瞳に正気の色が戻る
「何がこんな事なんでい?」
 兵長の視線が側にあった
「あ……え……」
 兵長の顔を見た途端シー○の中で何かが折れるようだった
「なんだよ、オレに言えねえ事か?」
 恐怖とは違う感情がもやもやとシー○の中にあった
「その…うっく…もうこんな行為は…あぶ…許容出来ないません…んん…」
 動き続ける馬に犯されながら折れた心を必死に立て直しながらそれでも兵長の目を見ながらそれだけ言う、いまのシー○にはそれを言うだけでも精神力を使わねばならぬほどに
「あはは……」
 兵長は笑うと、シー○の顔を正面に向けて
この女は、ここにオレが連れて来た奴隷女だが、もう一つの顔を持ってる、いまオレ達が戦ってる、ナ○国の女王シー○・ラ○ーナだ!
 会場はその言葉の意味を浸透させるのに一時の間を必要とした
いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 シー○の悲鳴をかき消す兵士達の怒号だった、いま戦っている敵の最高責任者が目の前にして自分達のちんぽを舐め、咥えまぐわい、そして見世物として馬と獣姦ショー披露している、その倒錯した情況に兵士達は酔った。
「オレに喧嘩を売ったらどうなるかくらい考えなかったのか?」
 兵長はシー○を見下すように言う
「くっ……私は……」
 もう1頭の馬が正面から近づいて来ると
「罰が必要だな」
 シー○の鞍を掴んでいる手を外して、前に倒した

その297
 パシッ!
 シー○が掴んだものはもう1頭のペニスだった
「ひゃあ!」
 兵長は予定の体勢になったシー○に
「口で満足させてやれ、馬との3Pなんざこの世にやった事のある奴いないぜ、歴史に名が残る偉業だな!」
 バランスを取る為にはその手を離す事が出来ず、指の中でそれは凛々しくも固くなってシー○を戸惑わせる
「いや……」
 なんとか否定の言葉を口にし
「ここで私がしてることは、私の国にとって……」
 兵長がシー○の頭を掴むと
「うるせえ!オレに恥かかせんな!」
 馬のペニスを咥えさせた
「ガボッ!」
「なんだよ、素直にしたかったんじゃねえか、気取る暇はねえだろ」
 その体勢になると馬の方もヤル気になるのは日課だったからに他なら無い……
うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 そして会場はその倒錯した情況に更に酔った。
「まったく」
 兵長は騎士の所まで戻って来ると
「イヤがるふりをする……気を引こうってんですかね?」
 検討違いの事を言っているのだが、それが本心かは騎士には測りかねた
「美しいですね……」
 騎士のその言葉に兵長は嬉しそうだった

その298
 会場が盛り上がっている、目の前で戦っている相手国の最高責任者が奴隷以下の扱いを受けているのだから気分は最高であったろう、そして
「このショーのあと、もう一度させてくれないかな?」
「大丈夫さ、敵の国の女なら殺したって文句は言われない」
「ましてや、普通の神経してたら自殺もんだぜ……この行為は」
 口々にシー○を罵り、あざけりもう一度今度こそ手加減抜きの責めと言うものをしたいと狂気の雰囲気を漂わせていた。
「収まりが付かないようですね、すいませんこのショーが終ったら私が納得させますから」
 騎士は兵士達を宥める苦労を思いちょっと憂鬱な顔をする
「なん言ってんだよ、納得行くまでシー○を嬲らせてやればいいじゃねえか、どうせ休戦中だ」
 兵長は気楽にそうに言う
「しかし、それでは彼女が!」
 今だにこの騎士はシー○を気遣っていた
「大丈夫だって、こんな事じゃ壊れねえし、更に磨きがかかるってもんよ」
 兵長は自分の膝を叩きながら笑う
「はあ……」
 しかし会場のムードはただじゃ済まない、いや済ます気は無いと兵士達の目は血走っていた
「まあ、慰安に来たんだ……ここの兵士達が納得するまでやらしてやろうや」
 そして、2頭の馬の嘶きが響き
 ボタッ……ボタボタボタッ
 シー○の口と股間から白濁した液が溢れ零れた。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 そして兵士達は一斉に立ち上がった……

その299
 男達の凌辱のは苛烈を極め、だが兵長の言う通りシー○はその過激な責めをその身体で受け止めた、心が悲鳴を上げていなかった訳ではないが……表面上敵国の最高指揮官に対して行なわれる憎しみを込めた責めは朝方終った……
「な……言った通りだ……」
「さすが、よくわかっていらっしゃる……」
 騎士はもう感嘆の言葉しか出なかった……
「今晩は、あれを使う予定だがシー○の情況によっては先延ばしになるかも知れないな」
「休ませるということですか? それがいいですね」
「そうは言ってねえ」
 何を勘違いしてるんだと言わんばかりに兵長は笑う
「あの女の目を見ろよ」

 シー○は開いた足を閉じる元気も無いままに放置されていた、その場所に1頭の馬が近づいて来る
「あ……あなた……」
 ショーに使われなかった最後の1頭が股間を激しくして近づいて来たのだ
「まさか……相手をしろというの……」
 シー○の言葉がわかるように馬は頷く
「嫌……とは、言わせてくれないのね……」
 諦めたようののろのろと動くシー○は絶望の中ある決意をしている
『ここは……もうナ○国……確か……ミュースが子供の頃よく遊びに行った乳母が住んでいる町が……そんなに遠くないところに……』
 それは馬車での話しだとシー○にもわかっている、距離は想像以上にあるだろう事も……
『無理かな……無理よね……』
 それは、葛藤である……またドレ○クの城に連れ戻されたら……二度と機会は無いかもしれない……兵長は、やはり逃がす気も無いらしい事は骨身にも染みた……
 シー○は身体の疲労と精神の摩耗の中で迷っていた

「何かを考えてる目だ……面白い女だぜ!くっくっくっくっ」
 兵長は何か嬉しそうに笑った……

その300
 男達は日も高いと言うのに眠りこけていた、先程までシー○を凌辱していた野営地の兵達は責め疲れて休みをとっていたのだ
「まったく警戒しないのね……」
 そう言えば兵長が連れ出すようになってから首輪はしていても鎖に繋がれることは無かった
「私が……このシー○があなたのモノにでもなったと思っているのか……」
 そう思われている事よりも今そうやって負け惜しみの言葉しか言う事の出来ない自分がシー○には悲しかった
「行くわ……ここは私の国……国に帰れば……こんな生活なんて忘れられる……」
 その言動が既に逃げているのだが今のシー○には気が付くゆとりは無かった。
 馬小屋から野営地内へとゆっくりと歩を進め、見張りすら寝コケているのを確認して歩き出す。
「休戦中とはいえ……これはあまりにも無防備ね……都合がいいと言えばいいけど……」
 もう一度後ろを振り返る、兵長は馬小屋でシー○の隣で高鼾をかいていた……起きた様子も無い、しかしシー○の中で危険信号が警笛を鳴らす。
「おかしい……」
 兵長は私を疲れはてるまで責めに加わっていたかしら?とシー○は思う……
「急がなきゃ」
 いきなり立っている場所が断崖絶壁のような不安感の襲われてシー○は駆け出した……

その301
「逃げ出したか……」
 兵長と騎士は森へ入っていくシー○のあとを見送くっていた
「いいのですか?……やはり今日の責めがきつかったのでは?」
 心配そうな騎士を余所に兵長は嬉しそうに
「ああ、いつだってその時の責めが一番きついもんだ、慣れてもらっちゃ困るからな……自分が嬲られてると言う自覚をあいつにはいつでも持っていてもらわにゃな」
 困った事に笑いが止らないらしく兵長の表情は崩れっぱなしだ
「例のモノも無駄に」
「いいや、準備してくれ!追いかけるがしばらくは泳がすとしよう……どんなに気性が強くたって貴族のお嬢さんに森で生き抜く力なんて持ち合わせてる訳はねえのさ、ならオレ抜きでは生きられないと言う事を骨身に沁みてもらうさ!」
 兵長は興奮しているようだった
「しかし……この野営地の慰安にいらっしゃったのでは? 休戦期間が終ってしまいますよ」
 ぽんぽんと肩を叩きながら……
「もう一人野営地を廻ってる慰安婦がいるって話しだを知らねえのか?」
 騎士も知っているが野営地の数は少なくないいつでも対応出来るように分散させた兵力だ……
「一人で全部の野営地など廻りきれるものでも……」
 更に肩を叩くと
「まあ任せておけよ、最高のショーをこの野営地でやってやるからよ」
 兵長はそういうと部下を二人連れて……逃げたシー○のあとを森に入った……シー○が音を上げるまで捕まえてやる気など無かった……

その302
 昼夜をこえて逃げた結果、足が痛い事に気が付いたのは夜になってからだった
「そりゃそうよね……裸足で森を歩けば怪我くらいするわね」
 見境無く歩いた結果と言うものだ。
「これでいいかな?」
 大きめの草を足に捲き終えて誰に言うでも無く独り言を言ってシー○は再び歩きはじめた。
「早く、人のいるとこまで行かないと……」
 ここまで追っ手は来ていない、だが一時間後もそうであるとは限らないのだ
「こんなところで……私は何をしてるんだろう……」
 疑問に思うこともある
「今更国に帰って私にする事があるのかな……」
 ミュースが元気に全軍の指揮を取っているとの話しも聞いた、だから自分は帰らない方が良いのでは? そういった感情がわいては消える。自分の歩みと同じようにシー○の精神も迷走していた。

その303
 草にたまった水が喉を潤し、草の根が美味しいという事をシー○ははじめて知ったのかもしれない……
「私は……逞しくなってる……その分……女王じゃ無くなってるのかな?……バカみたい……それはとうの昔に資格すら無くしてる……」
 独り言を繰り返し……また歩き出すのだ……

その304
 一昼夜の後、一軒の山小屋を見つけたシー○は気を付けて中を確認した。
「しばらく使われた形跡は無いわね……」
 うっすらと積もった埃がそれを証明していた、シー○が歩くとその足跡がクッキリと浮かぶ
「消しておきましょう」
 自分の足音を消したあと、毛布などを使わずに木切れの影に潜り込んで眠った……
「明日は……人の町に……着くかな……」
 消耗した身体は夢も見ないで深い泥のような眠りにシー○を誘う。

その305
「目が覚めたかい?」
 不覚にも深く眠り込んでいたらしかった、いつの間にか毛布がかけられて、小屋のなかには鍋から漂ういい香に満ちていた
「返事も出来ないのか?……逃亡奴隷なんだろ」
 鍋をかき混ぜる女性はチラリとシー○に視線を向けるとまた、鍋に向かった
「ここはあたいの狩猟小屋の一つさ……勝手に入って来ていたのはあんたなんだがな?」
「すいませんでした……」
 そこまで言われてシー○はようやく頭を下げた
「奇麗な標準語だな……」
 そう言えば彼女の言葉にはガ○ウランのような訛りがあった。
「あの……」
「安心しな、飼い主の元に連れ戻して金にするような事はしないから、せっかく逃げて来たんだゆっくりしていきなよ」
 シー○の言いたい事を先によんだように彼女は答えた。
「すいません……助かります」
「こっちに来なよ、もうじき上手い飯が出来る、口にあうかはわかんないがな?」
 謝らせる気は無いらしく彼女は厳つい外見に似つかわしくなくおどけて見せる。
「私……好き嫌いありません!」
 そう、国元にいた頃はまだあったような気がするが、あんなものを主食にされて生きて来てしまった。
「おお!じゃあどんなにまずくても食ってもらうぜ!」
 人の食べ物は嬉しかった
「そう言えば、名前は何だ? あるんだろいくら奴隷でも」
「え……その……」
 シー○は躊躇した、躊躇してしまったと言った方がいい
「喋りたくないんならいいぜ、色々わけありなんだろうしな」
「いえ……私はシー○……シー○と言います……」
「ふうん、いい名前だな!」
 ワザとはぐらかしたのか、それとも偽名だと思ったのだろうか、シー○は内心不安が沸き立つのを覚えた、しかし自分のこの人物に対する直感を信じることにした。
「ありがとうございます……」
 素直に礼をいい
「あの……あなた様は?……」
 名を問うた……この国に生きる者としてこの人は掛け替えの無い人になるのだろうと……

その306
 そのスープは目も眩むほど美味しかった。
「ありがとう……あなたはずっと森で?」
 シー○は知りたくなっていた、この人の事を
「ん? 奴隷でも好奇心はあるんだな?」
 失礼な事を聞いたのだろうかとシー○は俯いた
「あ……すまんすまん、別にあんたを揶揄したわけじゃ無い、あたいは見ての通りガ○ウランとのあいのこでさ、町には暮らしづらいのさ」
 言いにくいわけじゃなくて、見ればわかるだろ?といった感じの答え方だった。
「この国はそんなことを差別するようなところでは無いはずです」
 ガ○ウランとのハーフでもコモンの家ならば差別することは無い
「あんたは幸せな家に生まれたお嬢様か?」
 彼女の言葉に怒気を含む
「え?……」
「差別……まあ貴族方は無いと言うだろうな、だが実際はどうだ?普通ガ○ウランの娘なんざ嫁にする貴族がいないように、町の中でも扱いはそんなもんだ。」
 不貞腐れたように言う
「でも……役所に訴えでれば……」
 シー○にとっては自分の国のそう言う部分が信じられなかった
「そうすればあんたは奴隷じゃ無くなるのかい? 家でもそこまで調教されているんじゃ政略結婚にも使えないからいない事にされてるぜきっと……第一差別が無いならなんで奴隷なんて階級があるんだよあんたはバカか?」
 現実はあまくないのだと彼女は言う
「私は……甘いのですか……」
 長くそうやって生きて来たものの言葉と言うものは重い、覆するとは思ってはいない。
「必死になって逃げて来たあんただが、家には帰らんほうがいいよ 邪険にされるならまだいいけど闇に葬られる可能性もあるさ……」
 さすがにそれは無いだろうが……ミュースの邪魔になるかもとは思う、必死でまとめ上げてる所に帰るのはたしかに如何なものだろう
「すまないね、あんたがあまりにも世間を知らないものでさ……まあ長くいる気ならここにいてもいい、山での生き方くらいならレクチャーしてやれるしな」
 優しい言葉だった……
「うう……」
 シー○自分が涙を流している事を自覚した……

その307
 彼女はシー○を立たせると
「これ着ておきな」
 服を与えた
「あんたは女の子なんだから、隠すとこ隠して、そんで恥じらいを忘れちゃいけない」
 恥じらいなんて言葉を聞いたのはどれくらいぶりなのだろうとシー○は思う
「辛い事があったんだろう? 女である事を忘れたいほどにさ……でもね、忘れちゃいけない何があったってあんたは女でそして」
 ちょっとした紅をさしながら
「綺麗なんだって事をね……」
 シー○は言われ慣れていない言葉に面食らっていた
「お嬢様には辛い生活だが、慣れればけっこういい暮らしさ、山もね」
 優しさに甘えたくなる自分がシー○には許せなかった
「そこまで甘えられません……いえ……迷惑がかかりますから……」
 そして、ミルティアのことを思うのだ、自分に優しくしたばかりに今は捕われの身だ
「あんたを取り返しに来るのかな? まあ追い返してやるよ、逃亡奴隷にそこまで執着しないかもな」
 そんな事が無いのはシー○が身に染みている
「あんたがシー○・ラパーナでも無い限りな!」
 冗談のつもりなのかわからないがシー○の心臓は冷たくなる思いだ
「でも……」
 今までシー○に優しくしたものは誰一人としてろくな目にあわされていない
「うう……」
 言葉を無くしてシー○は無くしかなかった、それを見た彼女が何を思ったかはわからないが……

その308
「さて、剣を抜いてみな?」
 シー○は怯えるしかない、自分の手で剣を持つなどしたことはない
「ロゼルゥ……私……」
 出来ないと言おうとした時、彼女のそうロゼルゥの目はきつくシー○を睨み付けた
「恐がっていちゃダメさ! だからあんたは奴隷にされてもその立場に甘んじてしまうんだ、何処かのお嬢様でも戦う術を持つものはいざという時の起死回生の手段と思えるものを隠してるものさ」
 そうかもしれないとは思う
「でも……」
 それでもためらわれるのは戦場を見てしまったからだ
「まずは生きるために動物の取り方を教えてやるよ」
 ロゼルゥは、ここまで躊躇しているシー○に優しくしてくれる
「あの……ロゼルゥ……私にはそこまでする価値などは……」
 シー○の頬が鳴った!
「自分で自分の価値を諦めるな!」
 ガ○ウランとのハーフのロゼルゥにとって自分の存在を卑下して言う事は許せない行為の一つだった。

その309
「ふう……」
 やってみるものだとシー○は思う
「動くじゃん身体……」
 ロゼルゥは嬉しそうにシー○の肩を叩いた。
「あんた筋がいいよ」
 こうやって前向きに身体を動かすのは久し振りで自分でも驚いていたが、汗を流すことは楽しかった
「ありがとう……」
 自然とその言葉が出る
「生きることは戦い、そして生き抜くことは戦争だよ! あきらめた奴から死んでいくのさ」
 ニッコニコしながら説明する
「私は……生きる価値があるのかな?」
「死んでいい奴なんかいないよ、あんたも私も……どんな生まれでもね」
 シー○は思う、自分は運がいいのだと、助けてくれる人はみな尊敬に値する人達だ、自分が何も知らないただの王族であった事を自覚せずにはいられない。
「生きます……たとえ家に捨てられたとしても……」
「いい顔だ!」
 それは一時の安息……

その310
「あの……聞いて頂けますか……」
 信用は自分からとシー○は思う
「ん……なんだい?」
 再び剣の振り方を練習した後、深刻な顔で言い出すシー○をロゼルゥは真面目な顔になって向き合った
「私が……誰で……何をして来たかを……」
 それが話しにくい事らしいのはロゼルゥにもわかる、ただ必死に話そうとしているシー○を愛おしいとおもうのだ
「聞こうか? それであんたが楽になるなら……」
「はい……」
 うなずいた後シー○は一呼吸おいて話しはじめた、自分が今ここにいる本当のわけを
「私は……この国の女王シー○・ラ○ーナなのです……そして……」
 敵軍に捕まり、凌辱の限りを尽された事を……悔し涙を流しながらシー○は語った……

その311
「可哀想に……なんて一言で片付けちゃいけないんだろうさ」
 ロゼルゥはしばしの沈黙のあとぽつりと言った
「だけどさ、少しは軽くなったかい? 明日から生きて行くのに昨日はいらないって事もあるさ……」
 深刻さを打ち消すように言う
「あんたが甘ったれてるとは思わない、女としてそこまで落としめられることは悲劇だろうさ……だけどね世の中には選びたくともはじめから性奴としてしか扱われないやつもいるんだ、あんたは幸運さ、そんななかでもあんたに気をつかってくれる何人もの人に出逢ってるじゃ無いか」
 慰める気なのか、今ひとつつかめない
「あんたは今ここにいて明日を迎える事が出来る、生きてそして何かを成すチャンスを得たわけだが、それで?」
 慰めているらしかった
「えっと……」
「過去に捕われるのは愚かな事だと思うよ、今のあんたはそんなことがあったにもかかわらず飛び切りさ、ベッピンさんだよ」
 ウインクしているロゼルゥがシー○にはうつくしく見えた。
「さて寝るとしよう、あたいに抱かれて寝るかい?いい夢が見れるかもよ」
「お願いしようかな……」
 シー○は照れたように涙を浮かべた表情のまま笑った。
 ドンドンドン!
 その時突然入口が叩かれた。
「ここに逃亡奴隷がいないか確認したい! ここを開けよ、でなければ打ち壊す事になる」
 追っ手が遂にここまで来た瞬間だった。

その312
「取り合えず裏口から逃げな、時間は稼ぐから少しでも遠くへ行くんだよ」
 ロゼルゥはあたりの様子を簡単に確認すると正面に数人の兵しかまた来ていないのを確認してそう言った
「でも……」
 優しく微笑むと
「ここまで逃げたんだからまだ逃げなきゃダメさ、あんたがシー○女王ならそう簡単には諦めないだろうから、だけどあんたは諦めないで行くんだよ、それが大事さ」
 包容力のある姿がシー○を裏口の方へ突き飛ばし、そのまま正面へ出て行った
「逃亡奴隷を探しに軍が来てるのかい? 大層な事だねえ」
「五月蝿い、中を確認させればそれでよい!」
 表でロゼルゥと兵士の声がきこえてからシー○はそっと外へでた、そして言われた通り一目散に遠くへと走り出すのだ
「ロゼルゥ……すまない……申し訳ない……」
 心の中で何度も詫びながら、シー○は走った。

その313
 ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガン
!!!!!
 しばらく走ったあと背後で大きな爆発音があった、振り向いたシー○の目に森の中から上がる黒煙が見える
「うそ……」
 絶望という感覚はたやすく人の精神を犯すものだとシー○は理解する……
「うそ……」
 もう一度、否定したい気持ちを口に昇らせる……だが見えている光景に変化は無いのだった。

その314
 シー○は咄嗟に剣を抜いて構えたロゼルゥに習ったばかりのまだぎこちない構えでも剣は本物だった。
「おいおい、オレに剣を向けるのか? そんな事していいと思ってるのか?」
 森の中から兵長の声が響く
「私は……もう戻らないわ! 戦う……」
 声はゆっくりではあるが震えることは無かった、はっきりとした宣言だ
「ほほう、オレとやるか? いい構えだが生兵法は怪我のもと、ここで謝ってオレの女になると誓えれば助けてやるぜ」
「そんな事はもうたくさんよ! 戦うわ!殺せばいいわ!いくらでもね」
 声は威厳を保つ事が出来たが剣先は震えていた……
「いい度胸だ! じゃあ容赦しないぞ負けた時は死よりも辛い現実をプレゼントしてやる」
 ガザ……
 森のなかから兵長が姿を表した、正面からシー○などはじめから敵になるとは考えてもいない様子で
「行くぜ……」
 兵長は剣を抜き一気に間合いをつめた。

その315
 キンッ!
 金属が擦れ合う音が森に響くと
 トスッ
 と何かが下生えに落ちる音が続いた
「終わりだぜ……」
 兵長の声は地獄のそこから聞こえて来るような響きだった
「ああ……」
 痺れた手を押えたシー○が次のモーションでダガーを抜こうと
 トサッ
 した時にはベルトが大地に落ちていた
「次はどうするんだ?」
 目の前にいる男が本気で恐いと思うのは死の恐怖よりも、剣を少し習った事によって自分と相手の力の差をより明確に理解してしまったからかも知れない。
「まったく、剣を持てば誰でも戦える、が勝つことは別さ 俺はこんな男だが腕には覚えがあるんだよ」
 兵長は表情を崩さずににじり寄る
「こ、殺せばいい……私を殺しなさい!」
 その言葉を口に出すのも勇気を振り絞る必要があった、死は恐れてはいないがやはり何も出来ないのではないかと言う無力感は人を臆病にするらしい。
「バカが死よりも辛い御仕置きを与えてやる、まあ体力付けなきゃやってられないだろうな」
 そういうと兵長はズボンの前を開いて逸物を取り出すと
「まあ食事にしな、食ってないだろ?」
 シー○の頬にくやし涙が伝った……

その316
 グッ!
 シー○は必死で力を込め口を塞ぎ抵抗を意志を現した
「くっ……」
 兵長はシー○の様子に頭を押えて逸物を顔に押し付けて
「この匂いが懐かしいんじゃ無いのか? 思い切りほうばっていいんだぜ」
 しかし、シー○は必死の抵抗で顔を背け、そのモノから目をそらす
 ニヤッ
 兵長の顔は歪んだ
「忘れているようだが、俺は無理矢理するのも大好きなんだぜ」
 こういった時の兵長は楽しそうだった。

その317
「こういう常套手段も如何なものかと思うけどな」
 兵長はシー○の鼻を指でつまむとしばらくそのままにした
「ガンバるじゃないか、気力も充実してるな」
 プハッ
 呼吸の苦しさから遂にシー○が口を開けると
 ゴボッ
 するりと逸物が口腔内に滑り込んで来た。
「さて、噛むんじゃ無いぜ」
 シー○の頭を左右から挟むと兵長はそう言って腰と手を動かしはじめた

その318
 ゴンゴンゴン!
 頭と口の中で異様な音がしているとシー○は思う
「やっぱりこの情況になれば身体が憶えているものだな!」
 どうすれば自分が苦しくないか、舌使いはどうするのか、散々やらされた事が嫌でしかたない行為が自然と行なえてしまう
「剣もそうだぜ、嫌になるほどの反復練習のみが剣士を強くする、おめえがフェラが得意なのは城でオレ達が長々と反復練習させてやったからだぜ!」
 悔しさで涙が出る、もしかしたらこれをする為の存在だったような気さえして来る
『諦めるんじゃ無いよ』
 ロゼルゥの声が聞こえた気がした。
 意を決してシー○は思いきり歯をたてた
「ぎゃぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 シー○はやったと思った次の瞬間自分が遊ばれている事に気が付いた。
「鍛えてあんだよそこもよ、いつも鋼のようで気持ちよかったろ?」
 歯が立たない……歯の表面を舐るようにその逸物は抽送を再開する。
「そのくらいでも気持ちがいいくらいだぜ」
 兵長は嬉しそうにシー○の頭を使ってオナニーに没頭した。

その319
 ドプドプドプ……
 口の中をいっぱいにしていく飲み慣れた液体……
「飲みたくなさそうだな?」
 兵長は自分の逸物を途中で引き出し残りをシー○の顔面に吹き出した
「けけけザーメンの白粉も久しぶりだろう?」
 そう言われるほどに時間は経っていない、まだ逃げ出して一日……
「う……」
 しかし……それでもこの液体に再び嫌悪感を抱くけるようになるには十分の時間だったようだ
「いやいや、おめえはやっぱり可愛いぜ」
 悔しそうにしているシー○を見下ろしながら兵長は御満悦だった

その320
「これは脱げ」
 シュ……
 兵長が剣を抜いてたてに動かすとシー○のパンツは切れて地面に落ちる
「あ……」
 そして、胸の部分は切ろうとして兵長は止めた
「下だけ裸の方が嫌らしい感じがしていいかもな」
 何やら満足げにそういうと
「これで繋がる事は出来るし」
 有無を言わす気など毛頭なく兵長はシー○の背後から先程から回復した自分の逸物を突きつけた

その321
 ズブリッ
「ああ」
 一気に突き刺して両腕を拘束した
「ようし! 入ったぜ、町はもうすぐそこまで来てるからなこのままの体勢で歩いて行くぜ」
 いきなり信じられない言葉だった
「え? ええ?」
 戸惑っているシー○にニヤリと兵長は笑いかけると
「帰りたかったんだろ? 俺も鬼じゃ無い故郷の町くらい見してやるさ、そのために町人のかっこうをして来たんだぜ」
 シー○は怪訝そうな表情を崩さずに
「それが……仕置きと言う事ですか?」
「勘繰りやがって純真な心根を無くしちまったって事だな! まあ着いてのお楽しみだ、こんなアナルで繋がってるような女王を国民は何と思うか楽しみだぜ」
 やはりと考える、この男の目的がシー○を苦しめる事ならばそうであろうと、しかしシー○もまた思う所はある地方の町ではシー○の姿見も少なく彼女の顔を憶えているものの方が希薄であろう事を……

その322
 ズイッ
「ひゃあ」
 兵長は足を一歩前に出してシー○の足を背後から押す
「はやく歩かないと着かないぜ、それも困ったものだろうが」
 一歩一歩と歩かされる度に尻の穴に刺さった兵長の固いものがその存在感を大きくしていく
「んん……」
 口を閉じて必死にその情況を耐える、しかし身体の奥にはかつて何度もこの行為で昇り詰めさせられた記憶があったから反応してしまいそうになる肉がシー○には煩わしい。
「顔が赤いぜシー○、いつまで我慢が出来るのかな?」
 兵長にもまた確信に近いものがある、シー○の身体の弱みはよく知っていたしその感覚を育てたと言う自負もある。
「平気です、こんな事で……こんな……」
「くぅっ 締め付けやがる、流石に俺の方が持たないか、良し一回イかせてやるぜ」
 兵長は歩くのをいったん止ると一気に腰を突き出しながらシー○の尻に叩きつける、それと同時にクリトリスを指先で愛撫しつつ肉壷の奥に指を挿入し抽送する。
「ああああああ……うあぁあ……やはぁ」
 頑に閉じていようとした口が軽々と開き、官能も嗚咽を漏らしはじめる。
「ふふふ……この身体が快感に目覚めたのは俺のおかげだろうが! 俺はおめえのこの身体はどのようにでも躍らせる事が出来るぜぇ」
 シー○は悔しかった、この反応してしまう身体がこの男の手で……
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……」
 シー○の声が森の中に響く……そして自分が薄汚くも今まで生きて来てしまった事の結果がこれなのだと自覚するしか無かった。

その323
「まあ現実的に考えて、あの状態のまま森を抜けるのは無理だからな」
 兵長は満足してしまうとシー○から離れてシー○の夫の代わりに連れてきていたものを用意させていた。
「はぁはぁはぁ……」
 シー○は望まない快楽に翻弄されてしまった事を恥じていた、がその場で立ち止まらせてはくれないのが兵長である
「あれだ、ちゃんとおめえ用の鞍も付けて来たんだぜ」
 嬉しくもない事をわざわざ口に出して説明するのも、兵長の趣味かもしれないとシー○は思う
「新しいものに乗るたびに特注品が増えていくとは贅沢な奴隷様だなぁ?」
 そうやって言葉でシー○を追い詰めようとしているのはシー○にもわかるから一々その事には反抗していはいられない
「……あれに乗るのですね……」
「何だい?素直なものだな、嫌がってまた逃げ出さないのか? どこまでも追って行くがな」
 兵長はの自信はいったいどこから来るものだろうと考えてみる、たしかにこの趣味がなければ十分な兵士として人並み以上なのではないかとシー○も考える、第一彼女自身がここまでいい様に操られているのはくやしいながら現実であった。
「まあ迂闊に近寄るんじゃ無いぜ」
 歩き出したシー○を兵長は呼び止めた。

その324
 ペロリ……
 その亀はいきなりシー○の股間に顔を近づけると舐めた
「きゃっ」
 兵長は笑いながら近寄り
「そいつは女のアソコの匂いが大好きでな、あそこの中にまで舌だけじゃ無くて色々したがるからよ」
 普通はそんなことは無いのだが、こいつはその様に調教された一頭だった
「バカな……」
 シー○は言葉も無く立ちすくんでいると
「ほら早く上に乗るんだな、そうじゃ無いとここでこいつと浮気する事になるぜ」
 そういってシー○の尻肉を叩いた。
「く……」
 反抗的な表情も目の前の亀のサイズに圧倒されて、オズオズと亀の甲等に上がっていく
「まったく故郷を見してやろうと言うこの俺の好意だ、感謝してもらいたいものだな」
 自分勝手な事を言って兵長は亀の甲等の上に追い立てながら自分もその上に昇って来た

その325
 ズン……
 その亀が立ち上がると身体に奥深く突き刺さったものがシー○を責めた
「ああ……」
 兵長はゆっくりと足を掴んで
「もっと深く座るんだな」
 などと言ってくる
「こんな……」
 二足歩行の生き物は想像以上に歩行中の安定が悪かった
「響くか? 何度イッてもいいんだぜ! ほれほれ」
 そう言いながらシー○の足をグイグイと引き、鞍の上で2本の男根に似せて作られたモノがシー○の身体で見えなくなるように力を入れている
「ああ……い……」
 シー○は覚悟を決めてなお生きる事の辛さを味わっていた
「さて出発だ!」
 兵長が声をかけると亀は歩き出し周りにいた者達も、ゆっくりと歩き出す、目指すは……

その326
「ああ……」
 一歩一歩と亀が歩を進める度にシー○の口から嗚咽が漏れる
「気持ちいんだな? ここまで女の匂いがして来やがるぜ」
 兵長の言葉もいまのシー○には届かないほどに、身体の中から掻きむしられるように快感が送り込まれて来る。
「あう……」
 そして、このモノにベルテ茸から作った媚薬が塗り込まれているなどシー○は知らない
「本気で逃げてどうなるものでもなかったろうが、これだけ身体がスケベになっちまったら……性奴以外にそれをすっきりさせてくれる立場は無いぜ」
 ケラケラと兵長は笑う
「何を……誰がこんな身体に……」
 その一言は兵長が言わせたかった言葉に違いない
「俺がしてやったわけだな? 感謝しているのか?」
「誰が!……うう……」
 そう、いまのシー○の身体をそこまでにしたのは自分であるとシー○自身が認めたようなものだ、その身体に拭う事の出来ない足跡を残したとも言える。
「ああ……もう一つあったな女王になって国中の男を自分のものにするっていうのがな……」
 侮辱ではある、しかしその地位が既に自分にはどれ程遠いものか途方もなく感じられた。
「お……着いたか?」
 木々が疎らになり、その向こうにア○国とは様式の違う町があるのが見えて来た……

その327
「あく……」
 シー○が下ろされた時、既に一人では立っていられないような情況だった
「おい、そんなとこでボーっとしてると」
「きゃぁ」
 シー○の股間から滴る密液を求めて背後から亀が舌を伸ばして来た。
「まあ、害はないから舐めさせておくか」
 またもやケラケラと兵長は笑う
「ああ……いやぁ……」
 ベロリベロリとまさぐる様に舐め取りながら刺激を与えて来る亀は、そうする事で更に餌が湧いて来る事を知っている
「綺麗になったら行くから早く舐め取ってもらうんだぜ!」
 兵長はどういう事が起きてるか知っていてわざとらしく言う
「だめぇ……やめっ」
 兵長は面白そうにしばらくその様子を眺めたあと近寄って来て下半身の確認をする
「おいおい、まだまだびしょ濡れじゃねえか……こいつは浮気だな、あとで旦那達にきつく御仕置きをしてもらわねえとな」
 キッとシー○は兵長を睨み付けた
「あなたの……」
 いったん兵長を罵倒しようとしてシー○は思いとどまる事に成功した、なぜならここで兵長の所為としてわめくことは出来るのだが、快楽を受け入れたのは自分でありそしてそれに抗えなかったのもシー○自身の責任に帰するものであろうから
「俺がどおかしたかい?」
 憎たらしくも気が付いたであろう兵長はニヤニヤしていた
「まあいい、いつまでもきりが無いからな」
 そう言いつつシー○を亀から引き剥がし引き立てるように街へと歩き出す。
「それから、おめえら準備は万端整えておけよ!」
 ここまで付いて来ていた部下に命令を下すのを忘れない
「準備とは……」
 シー○の口をついて出た疑問に兵長は嬉しそうに笑い
「いい事さ、あんたには悪いようにはしないって」
 しかし、シー○はそれがけしていい事では無い事を理解してした。

その328
「いい町じゃないか……」
 下半身裸であるく自国の町はシー○にとって顔を上げる所では無かった
「どこへ……」
「逃げてもいいんだぜ?」
 兵長はにやけた顔で言う
「逃亡奴隷にされたら……もう……」
 シー○の一言で兵長の顔は更に緩み
「わかってるじゃねえか、ここで奴隷だと認知されたらもう……王女だとは名乗れねえよな……」
 心細いことだった、この何度かは来た事のある町で誰も頼るものが無く今目の前の兵長だけがシー○にとっての知人のような錯覚は不安を増大させる。
「町の見学よりも先にすませとかなきゃいけないものがあるんだ」
 わかりやすい事を言うように兵長は言う
「なにを……」

その329
「この町の領主の館で行なわれる晩餐でショーをする事になってる」
 突然の言葉だった
「な……」
 奴隷として認知させる気だったのだ、はじめからこの町の権力者のもとへ連れていき
「バレないさ、まさか目の前で裸踊りしている牝奴隷が自分達の女王様だなんて誰が思うよ?」
 兵長はニヤニヤと言う
「でも……」
 シー○は次の言葉がでて来ない
「まあ似てるのをいい事に凄い事させられるかもしれないがな……」
 シー○は目の前の男が何を考えて生きているのかわからないと心底思った。
「いや……絶対にいやよ……そんなことをするくらいなら……」
「するくらいなら一生俺の牝奴隷になると誓うか?」
 突然兵長が真面目な顔で言う
「女王であった事も、ドレ○ク軍で嬲りものにされた事も忘れて俺だけの奴隷になると誓えるか?……」
 その言葉は愛の告白にもにていた……
「どうするんだい?」
「それは……もう……その……」
 シー○はもう大勢に嬲られないでいいという事に対して兵長の申し出に逃げ込もうとしている自分に気が付いた
「出来ないわ……」
 そしてその一言がさも残念そうに発せられた事が兵長を増長させるのだ
「じゃあ、今日のショーはやるしか無いな。俺が助けてやろうっていうのを断るからだぜ!まあ俺も物好きな男だ馬の嫁を貰おうってんだからなぁ」
 そう言って兵長はこの町を納める人物の館へとシー○を連れていくのだった。



その330
 そして……ミュースにとっての地獄の日々は始まった
 騎士の命令はいつやって来るかわからないのだ……昼のある時には回りから見えないとはいえいきなりスカートを自分でまくれとテーブルに書いてあったり……
 食事の席で股を開く事を強要されたり……
 昼の間はいつ誰に出逢うかわからない情況で騎士は命令して来るのだ
「お願い……部屋で……して……」
「駄目だな、あなたの部屋は艦長の目がひかっているからな……」
 そう、昼はミュースの様子が少しでも沈んでいるようだと艦長が飛んでいて世話を焼こうとするのであったから、ミュースもバレぬように必死の笑顔を作る必要があったのだった。
「じゃあ……外で……」
「お前が心配しなくても連れ出してやる衛兵は戦争で引き離されようやく再会を果たした恋人同士と思い込んでくれているからな……」
「な……そんな……」
「抜け出すことは容易なのだよ……」
 そして、今日もまた夜が来る……

その331
「なんかやばい気配だな、国にいるシー○はこのくらいじゃなんとも無かったぞ」
 騎士は兵士に言う
「さすが聖王女だったと今更ながらに思うわけですね、休ませますか?」
 兵士は自分が女は頑丈に出来てるからガンガンやれと言っておいて無責任な事を言う
「そう言うわけにも……いかんか……」
 あれから毎晩のようにドレ○ク軍の違う野営地を回り奴隷のように扱われたミュースはぶボーっとしている事が多くなった、意識がここに残っていないような危うさがある。
「どちらにせよ次の手を打つ必要があるな」
 そういうと騎士はミュースを探しに行った。

 ミュースは廊下のテラスの所で落込んだ様子で椅子に腰掛けていた、騎士はミュースのところまで行くと気さくに話しかけた
「ミュース様、ご機嫌麗しく如何なされました」
 騎士の姿を目に止めたミュースは全身で怯えたようにビクッと振るえた
「え……その……」
 口ごもりまともな返答も出来ない
「どうしたのですか……やはりお疲れの様子ですね、何処か離れの別荘にでも出かけてお休みになられた方がよいのでは」
 優しげに話す騎士だがミュースの表情は曇ったまま何も言わない
「部下は交代で一時帰国などしているのにミュース様だけがお疲れでは部下も気が引けると言うものですよ、如何です?」
 優しげな言葉の裏には有無を言わせぬ脅しが含まれている事をここ数日で骨身に染みさせているミュースである。
「あの……えっと……」
 喋ろうとするだけで涙が零れそうになって言葉がまとまらない。
「それはよい意見だと私も考えます」
 廊下で話をしていた為か突然他の者が会話に割り込んで来る、騎士にして見ればそれも予定通りだった、ただ相手が予定通りと言うわけにはいかなかったのだが……

その332
「艦長……」
 笑顔の艦長がすぐ側にたっていた
「騎士殿も帰還者なのだから、国元に帰られよ」
 捕虜交換によって帰って来たものは家族のもとへ帰還が許されている
「もう既に家族は無く、ここで汚名返上の機会をミュース様から頂いているのです……」
 二人の男は睨むでも無く、侮るでも無くお互いを牽制していた。
「そうですか、それはよいチャンスを頂いたようですね」
 ミュースはその会話に加わる事も出来ずにただ見ていた。
「で先程の話しなのですが、明日から副長に艦長を一時預けで家に戻る事になっています」
 コクリとミュースは頷く、承認したのは彼女だから当然知っていた。
「そこで、一緒に行きませんか? レミアも会いたがっておりますし」
 レミアはミュースと同い年の艦長の娘で幼い頃は双子のようにいつも一緒にいた親友だった。
「えと……その」
 返事に窮したミュースを助けたのは
「さすが艦長、私もいまミュース様がお疲れのようでしたので休養をお勧めしていたのです、気心の知れた方の元の方が休めると言うものですよ」
 騎士であった……
「え?」
 不思議なものでも見つめるようなミュースに
「艦長のお言葉に甘えてみては?」
 もう一度言われて
「では……その艦長お邪魔させてもらえるか」
 申しわけなさそうにミュースは言う
「なにをおっしゃいますか、御自分の家のように来て頂いてかまわないですよ」
 他界した艦長の先妻はミュースの乳母を務めた事でミュースは幼き頃より艦長の家を自分の家のように思っていたのは確かだ。
「ありがとう……」
「なに、塞ぎ込んでいるミュース様を見ていられないのは私だけでは無いですよ」
 優しげに微笑む艦長の顔にミュースは胸がいっぱいになった……
 その時艦長を呼ぶ声が聞こえて
「では、私はこれで、出立の用意をしておいて下さい」
 艦長がその場を離れていくのを不安げな表情でミュースは見送った。
 腰を抱くように騎士の手がまわされ
「部屋に、行きましょうか」
 騎士の個室の扉が閉まった……

その333
「なぜ許してくれたの……」
 騎士の部屋に入って、一番最初にミュースが口にした言葉だった
「いやだったのですか?艦長のお宅へ窺う事が」
 フルフルと首を振って否定する
「そんなこと無いわ、でもあなたが何を考えているのか」
 いつの間にこんなに疑い深くなったのやらと言う感じであった
「座って、足を開いて……」
 一つの椅子を差し出すと騎士は命令する
「え……」
「早くする!」
「はい!……」
 ミュースは椅子に座ると足をM字型に開いていく
「あそこも自分の指で開くのです」
 イヤがっても、どうせ最後はやらされるのはわかっていた
「はい……」
 下着を穿く事を許されぬ身の彼女であるM字型に足を開けばもう既にさらけ出しているにもかかわらず更に自分の手で広げさせられる羞恥に顔を染めながら
「何故許してくれたのですか……」
 もう一度聞いた、彼女にはいま少しずつ自分を取り戻そうとしていた
「今日は気丈ですね、艦長殿が後見しているとの自覚があなたを強くするようだ……」
 騎士はニヤリと笑う
「答えて下さい……」
 今まで背けていた視線を騎士に向ける
「では、お答えしましょうか……」
 ズニュッ……
「あっ」
 騎士は返答しておきながらミュースに開かせた女淫の奥へ何かを挿入した
「これを取り出してはいけませんよ、そして私達の関係がバレるような事があれば被害がだれに及ぶか想像して下さいね」
 それは明らかに脅しのように響いた……
「な……まさかレミアを……」
 騎士は再びニヤリと笑うと
「それは想像にお任せしますよ、バレたら事はあなた一人ではすまなくなると言う事です……それに」
「それに……」
 わざとらしく間を取ると
「あの艦長は邪魔ですね私はそう思いますよ……」
 騎士の笑顔は何故がすがすがしいものだった……

その334
「さて……行っていいですよ」
 騎士はミュースを立たせると部屋から出そうとした
「お願い……レミアには、手を出さないでね」
 振り返って涙をためた目で騎士を見る
「あなた次第ですよ、わかっているでしょう……」
 ゴソゴソと騎士はポケットの中に手を入れて何かを探り出している
「レミアは……目が見えないの、お願い絶対に手を出さないで」
 騎士はポケットの中から出したアイテムを差し出した
「まったく我が侭な人だ」
 手の中には先程ミュースの胎内に入れられたものがもうひとつ握られていた。
「え?」
 それに付いてる6つの宝石が中心から振動しながらグイーーンと延びてパチンッともとの状態に戻った。
「まだ足りないと言うのでしたら」
 ミュースの背後からスカートをめくり上げると
「いやぁ!」
「嫌なのですか?」
 一言耳元でそういうと
「いやじゃ……無いです」
 身体の動きを止めて足を半歩開いた
「けっこう、じゃあ力を抜いて……」
 ズニュル……とアヌスに潜り込ませた。
「ひゃあ……ああああ……奥に……」
 騎士は中指で奥の奥まで突き入れていく
「どういった動きをするかはさっき見せた通りだ……」
 騎士が離れてようやく振り向いたミュースは
「負けません……私が守しか無いんですね」
 騎士はうなずいた
「そう言うことです、この国の未来も、あなたの親友の貞操すらも……」
 その言葉にミューズは自分の置かれている状況を理解していく
「あなたが我が国の騎士だと思っていたのはもしかして私の浅慮であったと言う事か……」
 何かがわかったのだ……
「ふふふ……遅過ぎますよ気がつくのが、第一にはあなたをレイプした晩に、もしくはドレ○ク軍の野営地に連れていった時に……」
 騎士は嬉しそうにして
「それをしってあなたとシー○の状況が変わるのなら好きになさい」
「私は……負けません……みんなを、国を守って見せます」
 決意の表情の瞳は羞恥の涙に濡れていた
「いい心掛けです……犠牲は少ない方が良いですからね」
 騎士は今度こそミュースを部屋の外へ贈り出した……

その335
「いらっしゃいっミュース様」
 艦長の家に着いた時、待ちわびたように二人の女性が出て来た
「あ……おじゃまします」
 まさか玄関でここまで歓迎されると思っていなかったミュースはどぎまぎしていた
「酷いな、私よりも先にかい」
 ミュースの背後に控えていた艦長はさあさあとミュースを屋内へ招きながら笑っている
「当たり前ですよ、あなた……ミュース様は今やこの国の最も大切な御方ですよ、あなたとでは比べ物になりませんわ」
 お腹を大きくした女性が笑いながら言う
「いや、エルフィス……私が急遽お邪魔したのだし……自分の夫をそういうものでもないだろぅ」
 ミュースのフォローが入る、エルフィスは数年前までは騎士隊にいて艦長の部下だった……しかも紅のエルフィスと言う通り名が付くほどの騎士で外国との対外試合ではその美しさに加え過激な戦いで定評があった……
「もうじきなのか?そのお腹は」
「ええ、そうですね……あと二月くらいでしょうか、ミュース様?」
 エルフィスは艦長の後妻に入りあっさりと騎士の位を放棄した、女として幸せになる事がずっと夢だったと
「幸せそうだな、お姉様がエルフィスの結婚を承諾した時はどうしようかと思ったものだが……流石お姉様良くわかっていたのだな……」
 その脹らんだお腹を見ながらしみじみと呟くミュースに、もう一人の女性レミアがようやく……と言うか重い口を開いた
「なにか……あったの?」
 一言、静かにミュースの心を射貫く
「な……何もないわよ……」
「そ、ならいいわ」
 ミュースの返答を一言聞いてさっさと奥へと入っていく
「あのこ、ミュース様が来るんで、かなり喜んでいたのよ」
 エルフィスに言われてレミアの後ろを追いかけていく
「ふう……以前の闊達なミュース様に戻って頂ければ良いのだが……」
 艦長とエルフィスは軽くキスを交わすと
「大丈夫よ……二人とも強い子よ、だからここまで連れて来たのでしょ……」
 エルフィスがかつての上官に言う
「お前は負ける時のことなどいつも考えていないな……」
 艦長はそれが嬉しかった
「だから、あなたの妻になれたのだと今でも思ってる……」
 亡くなったレミアの母に艦長は操を立てていたのだ……
「昔の話だな……」
 そして再びキスを交わした……

「レミア! 待ってよ……何よ久し振りにあったのに……」
 ミュースがレミアに追い付いて肩に手を置いた
「別に……何もないって言ったの、ミュースでしょ?」
「そうだけど……」
 レミアの冷静な物言いはいつものことだがミュースは後ろめたい所がある為に口ごもってしまう
「なら、何もないのでしょ良い事だわ」
 何か総てを見透かしたような言い方だった
「だって……」
「まったく、あなたは昔からそうやって愚痴愚痴と……一国を預かる立場になったのでしょう……」
「そう……だけど……」
「話したくなったら話して……無理には聞かないわ……」
 奥へ歩きながらレミアは言う
「ありがと……」
 ミュースは巻き込むわけにはいかないと、決意を新たにしたのだった……

その336
「じゃあ、お風呂わいてるわよ」
 エルフィスは食事の後を片付けながら
「え、悪いわよ一番最初に入るなんて」
 遠慮したミュースを艦長が進めた
「何いってるんです、主君よりも先に私達が入れるわけがないでしょう、我らの為に御入り下さい」
 言葉とは裏腹に背中を押して浴室の方に向かわせる
「あなた……覗いちゃ駄目よ、ミュース様はまだ、婿取り前のお身体ですからね」
 気をつかってくれるエルフィスの一言が今の汚されてしまったミュースには痛かった。
「さ、先に入らせてもらうよ……覗くなよ艦長」
「ば、馬鹿な事を! ミュース様まで何をおっしゃる こらエルフィスお前の所為でミュース様が……」
 ワタワタと遠ざかる艦長の声と屈託無く笑うエルフィスの声が聞こえて来る
「はいろ……」
 湯加減はいいくらいで疲れた身体に優しかった……
「あの時……艦長の言うことを聞いて捕虜交換などしなければこんな事にはならなかったのかな……」
 一人になると後悔する、自分の判断が招いた結果を恨む……
「私は弱く……醜い……お姉様……」
 全身が疲れを訴え、お湯の心地よさがミュースを夢に世界へと誘う
「お背中流しますよ……」
 エルフィスが入って来た時ミュースは既に湯船の中で眠っていた
「ふう……国をしょうにはまだ幼いわよね……ゆっくり休んでね」
 エルフィスはミュースを抱き上げるとベットに運んだ……

その337
「いやあ……もう許して……やめてぁ……」
 ミュースはベットに入ってしばらくするとシーツを握り締めうなされた……意識は無く眠っている
「お願い……いやぁ……」
 毎晩……敵兵達に凌辱されていた、眠っていてもその事が頭から離れないのだ
「ミュース……」
 レミアは一人隣に座って看病しながらその言葉を聞いていた
「父さんや義母さんには……聞かせられないわね……」
 うなされているミュースの手をそっと握る
「大丈夫……誰も、あなたを虐めたりしない……」
 おそらくは、いや、絶対に気休めにしかならない言葉を何度も何度もレミアは繰り返してミュースに聞かせる
「あなたは……大丈夫だから……だから……今だけはお休みなさい……」
 二人は親友だった……違う親から産まれた双子だと思った時もある
「あなたを汚すやつは……私が許さない」
 レミアは……いつもは目が見えない為に冷静を装っている、しかしその内には激しい気性を隠していた
「あ……」
 いつの間にか強く手を握ってしまったらしく、ミュースが声を上げた
「あ……ゴメン……」
 そして聞いていないであろう相手にでも声を出して謝る
「あなたは私の光……私はあなたの影……」
 それは幼い頃光を失った時からの約束……二人は一人なのだ
「必ず、退治するよ……あなたを苦しめる奴等を」
 その時ゆっくりとミュースが目を開いた……

その338
「いやあ!」
 ミュースは起き上がって回りを見渡す……
「ここは……」
「平気……誰もあなたを虐めたりしない……」
 そこが艦長の家だと認識するまでにミュースは暫しの時間を必要とした
「大丈夫よ……」
 ミュースはレミアのその言葉で自分が何を口走ったか知る事とjなった
「ああ……あの……」
「私しか知らない……父も義母も……聞いていないわ……あなたは私が守るわ
 見えない瞳でレミアはミュースを見た
「レミア……レミアアアア!」
 押さえていた感情を爆発させてミュースはレミアに抱きついた
「ミュース……」
 そしてただ泣きじゃくっていた……

その339
「ひゃう!」
 ミュースの身体がビクンと跳ねた。
「ミュース……」
「あう……はぁ……だめぇ……いやぁここではいやぁ」
 股間へ手を伸ばして必死に何かを押さえつけようとしているミュース、しかしその行為がよりいっそう振動を激しく感じさせようとはミュースにとって皮肉な結果だ
「ミュース……」
 レミアは必死にミュースの身体を抱きしめた、そして必要以上にガタガタと震えるミュースを庇うように
「気にしなくていいわ……どうしたらいいか……言って」
「あう……あああ……あそこに……あう……」
 ミュースが手でレミアの手を股間へ誘う、お腹の底にある怪しい物体の振動がレミアの手に伝わった。
「取ってあげる……足を開いて」
 ミュースは必死に首を振ると
「駄目ぇ……レミアも巻き込まれちゃうよ……今は抱きしめていて……」
 ミュースはどうして欲しいのか自分でもわからなかった……
「ダメッ、取るわあなた苦しそうだもの……」
 そっと優しく触るようにレミアの手がミュースの密壷に振れたその時……

その340
「これ咥えてなさい……」
 レミアはミュースにハンカチをさしだして口に持っていった
「レミア……あの……あああ」
「お義母さんやお父さんには……知られたくないのでしょ」
 レミアの言葉にミュースはぎゅっとハンカチを噛み締めて声が漏れないようにした
「行くわ……」
 レミアはミュースの敏感な器官へ指を侵入させ
「んん!」
 ミュースが身体を大きくのけぞらせてその感覚にたえる
「何か……ある……」
 振動するものがグネグネと動いているのがその粘膜に包まれた器官の奥にあることがわかる
「がまんして……」
 レミアはその端に指を引っ掛けると
「ぐうぅうううううううぅぅぅぅぅぅぅん!」
 一気に引き出そうとした
「まさか……奥で広がってる……」
 子壺の奥に何かが引っ掛っているようだった
「これでは……」
 怪しく蠢くものの一部だけがミュースの体外へ顔を出した、レミアの目ではそれが何であるかは確認出来ないが……
「んんあぁあああああああああああああああああああああ……はぁはぁはぁはぁ」
 ミュースの身体が激しく痙攣を繰り返し、ミュースは初めての絶頂を経験した……そして口からハンカチが落ちた

その341
 パシュ!
 レミアが掴んでいたパーツの先から霧状に液体がレミアの顔に向けて発射された。
「きゃ……」
 それに気が付かないミュースは胸を激しく上下させて荒い呼吸と戦っていた
「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ……」
 レミアは一言悲鳴を口に下だけでそれ以後は何も声になら無かった、そして……
 パタリ……
 ミュースの股間の前で倒れた……
「はぁはぁはぁはぁ……レミア……ねえ……取れ……無くても……無理は……その……ねえ……レミア聞いてる?」
 気怠そうに身体を起してミュースはようやく情況を理解する琴になった……

その342
「レミア!」
 倒れたまま動かないレミアを見てミュースの声が裏返る
「なに?……何で?」
 触るのが恐いようにガタガタと手を振るわせながらゆっくりと手を差し伸べる
「何の冗談?……もしかして……うそぉ……私が喋ったからなの……嘘って言って……いやぁああああああああ……」

 そしてしばらくしてやって来たエルフィスに泣きじゃくるミュースと目を覚まさないレミアの姿はどう写ったかはわからない、しかし翌日の朝になってもレミアは目を覚まさなかった……
 医師の元に運ぶ事が決まった……

その343
 艦長は朝から駆け出していくと部隊の医療関係の者に指示をだしそして、戻って来てはレミアに付きっきりになる……レミアはいっこうに目を覚ます気配は無く家の中は重い空気に包まれていた
 しばらくして医療班の人達がやって来て、診察等慌ただしい時間が続くと、この家にいても治療が出来ないので病院の方へ写す事になった
「オレは行って来るが……」
「私も行くわ!」
 艦長が身重のエルフィスを気遣ったのだが
「私は……あの娘の母ですから、それよりあなたはミュース様を……」
 お互いを気遣う家族がそこにあり、ミュースはそれを壊したのが自分だという事に涙が出た
「私も……行くわ、二人ともレミアが心配なように……私にとってもレミアは掛け替えの無い親友だから……」
 艦長とエルフィスは頷くと早速準備にかかった。
「あ……」
 そして、医療班としてやって来ているものの中にミュースは目撃しては行けない人物を見た……
「うそ……」
 その男は帰還してすぐに騎士とともにミュースをレイプした兵士だった
「クラーカム医師が態々この町まで来て下さいましてね……」
 兵士はミュースにそっと耳打ちした
「え……」
 過去の恥ずかしい記憶がミュースの中を駆け巡る
「まあ、今回はあなたが対象ではありませんが……」
 兵士はレミアを見ながらニヤリと笑う
『そんな……あの人達と……クラーカム医師が、仲間だったの……』
 ミュースの心には不安色の雲しか湧いていない……だがその馬車のあとを追い病院へとミュースも向かった……

その344
 病院は忙しく人が動き回り今のミュースに出来る事は無いために外で待つことにした、クラーカム医師とも顔を会わせたくなかったからミュースは艦長に言われるままに外で待つことにする
「レミア……ひぐっ!」
 身体が突然痙攣したように振るえた
「あ……ああ……こんな時に」
 身体をくの字に折って必死にその刺激から耐える、二つの穴の奥で怪しく蠢くアイテムはミュースを悩乱する
「だめ……こんなとこにいたら……」
 必死で位置を移動して人目に付かない所に行こうと歩く、身体の奥からの刺激は膀胱を圧迫し尿意を増大させていた
「どうしよう……早く……トイレへ……」
 病院のトイレがと思った瞬間何者かがミュースの手をつかんだ
「どちらへ行かれるんですか?……ミュース様」
 予想していた通りに騎士が平服を着て目の前に立っていた
「どいて……お願い」
「まあそう言わずに」
 騎士はミュースを反対方向へ引っ張っていく
「ああ……ダメ……」
 ピュ……
 ミュースのドレスの一点に黄色い染みが湧き出したのと、騎士がミュースを路地裏へ連れ込んだのは粗同時だった
「あああああああああああああああああああああああ…………」

その345
「あああああああああああああああああああああああ…………」
 騎士はしゃがもうとするミュースを押し留めると
「ほら服が濡れてしまいますからスカートを捲くって……」
 とスカートの裾を自分で持たせて排尿をさせ続ける。
「いやぁ……とまんない……いやぁ……」
 一度関を切った小水は勢いが付いて止る様子が無い
「まったく、年頃の娘がこんな往来で立ち小便とは……まったく……」
 呆れたように言うその言葉でミュースをいたぶる
「それは……あなたが……アグッ!」
 再び動き出した胎内の異物が小水の方向を散らばらせて股間を汚していた
「やめてぇ……お願い……いやぁあああああ……」
 ミュースは騎士の掌の上でいい様に遊ばれていた、そして絞りきった時には羞恥で膝はガクガク、頬は真っ赤……両の瞳は涙を流し続けて、意識は朦朧といった感じだった。
「服脱いで乾かさないといけませんね……」
 騎士は内面と裏腹に優しい微笑みを浮かべながらそう
「このままじゃ艦長の家に帰れませんからね」
 ミュースに言った、それは有無を言わせぬ迫力があるのだった。

その346
「恥ずかしい……あの……代えの服は……その……」
 今はこの騎士に縋るしか無いミュースは服を脱いで全裸になった姿を路地裏の空箱のような物に隠しながら見上げる
「そんなものは当然無いですから……ここで乾くまで時間を潰すしか無いですね」
 予想出来た返答にミュースは顔を臥せる
「ですが……ただそこにいるのも辛いでしょうから、散歩でもしますか?」
 脅えさせる事は忘れない
「ここにいます……」
 身体を必死で隠しながらミュースは言う、今は昼も真昼なのだから
「でも……誰か来るかもしれないですよ……ほら!」
「きゃあ……」
 いきなりミュースの背後を指差して脅えさせて楽しんでいる
「やめてぇ……お願い……こんなのひどい……」
 全軍を指揮させれば勇猛で聞えるミュースとは思えないか弱さだった
「私が悪い事をしてるようではないですか……」
 騎士はあたりを見渡しながら
「お……今度は嘘じゃないですよ」
 ミュースはその声に顔を上げて脅えた表情を騎士に向けた……

その347
「待っていましたよ……」
 騎士はその男達に声をかけた
「え?……」
 ミュースには事の成り行きが理解出来なかった
「昨夜は慰安婦活動しなかったでしょ? 町の中でも慰安を求める人はいるものでしてね」
 ミュースを上に向かせながら
「ここで、衣服が乾くまでやらしてあげようと思って人を集めておきました……」
「うそ……こんな……街中で……」
 先程とは違うふるえがミュースを包む
「大丈夫、このような町のゴロツキがあなたの顔など知ろうはずも無いではないですか」
 そうかもしれないが、安心出来るものでは無かった
「お願い……イヤです……」
 ミュースの顔を自分の方に向けると
「イヤならイヤでもいいんだぜ……あんたとシー○様の写真がどういう事になるかわかっているのかな? あの連中だってあんたは知らなくてもシー○様ならわかるんじゃ無いのかな」
 これで決まりだった、姉の名誉を守らなければいけない、他の何に代えても……それが今のミュースの唯一の支えに違いなかった。
「わかりました……わかりました……」
 涙を流してミュースは騎士に繰り返す
「では下はあれが入っているので口で満足させてあげて下さい」
 ミュースの背後でズボンから何か出す音が聞こえた、そしてそれが何を出しているのか理解出来てしまうほどにその行為に慣れてしまった事がミュースに追い打ちをかけた……

その348
「早く済ました方が……いいと思いますよ」
 一瞬躊躇しているミュースをじれるように
 ガボッ
「が……」
 男はいきなりミュースにイラマチオをしかけた
「やっちまっていいんだよな」
 ミュースにでは無く騎士に向いて男は声をかける
「ええ……存分にして下さい」
 そして男の股間に顔を押し付けられたミュースは悲鳴とも何とも付かない声を出して抵抗しながらも蹂躪されていく
「なかなかいいじゃ無いか……気が利いてるぜ……こんなのをヤレルとはな」
 男はミュースの事など気にも止めずに、ミュースの口を使ったオナニーに気合いを入れていく
「がぶ……げふ……あがっ……んんんんん……」
 凄い力でミュースの頭を固定したと思うと、ミュースの口の中の凶器が一回り大きくなって振るえた
「いくぜ……」
 ダパァッ
 勢いよく、そして永遠とも思える射精がミュースの喉めがけて行なわれた。
 どんなに息苦しくても、男の腕の力は強く固定された頭を動かすことは出来なかった……

その349
「全部飲むんだぞ」
 口の中と喉に出されたものを吐き出そうとしていると騎士が命令するように言った
「ん……」
 嫌そうに顔を上げるが今反抗するだけの気力は無かった
「そろそろあの味に慣れないとな……」
 意味ありげな騎士な視線などミュースは気が付かずに
「んん……」
 その何時までも慣れない気持ちの悪い液体を必死で飲下して行く、シー○がそれを主食に生き延びさせられている事など知るはずの無いミュースであった
「何時までも口の中にいれていてもしかたないぜ」
 次の男がミュースの前でもう準備していた
「んぐ……ぐ……」
 真っ赤な顔をして飲み干したミュースに
「口を開けな……」
 イヤイヤ口を開いたミュースの口内にザーメンが残っていないのを確認した瞬間次の男が突き込んで来たのだった

その350
「ガボ!」
 不意を突かれた形のイラマチオにミュースは顔を真っ赤にして耐えた
「終ってないんだから、休憩しちゃいけないですね」
 騎士は嬉しそうにそういうと
「まあ……飲み込んだご褒美です」
んん!……
 ミュースの胎内のアイテムを振動させはじめた
「あなたも気持ちよくなっていいですからね」
 呼吸が出来ないでミュースの意識は朦朧となりかけた……そしてその彼女を覚醒さてる声が聞こえて来たのだ
ミュース様……何処にいらっしゃいますか?……
 遠くから近づいて来るその声にミュースは身体を固くした

その351
ミュース様……何処にいらっしゃいますか?……
 聞こえて来たのはエルフィスの声だった
「……!……!」
 ミュースは必死になって隠れようと暴れるものの、男ががっちりと身体を固定していたので動きが取れずにガタガタと身体の震えを大きくしている
「ミュース様、下手に動くとばれちゃうよ、いまはそれをしゃぶる事だけ考えてればいいのさ」
 出来もしないような事を言われても慰めにもならない、当然その行為になど集中出来なかった。
「ガボ……おね……が……がふ……」
 必死で何か言おうとしたミュースに更に男は男根を深く突き入れ言葉を奪うと
「自分でばらす気なのかよ」
 いまは路地裏の荷物に紛れてるとはいえ近くまで来たらミュースは全裸で四つん這いになり男のモノを咥えているのだ
「すいません……この辺で女の子見ませんでした?」
 荷物のすぐ向こう側でエルフィスの声がするのとミュースにマントのような布切れが全身にかけられたのは同時だった……
「はあ……見てませんけど……」
 下半身をマントで隠したような状態の男がミュースに咥えさせたまま答えた……
「そうですか……」
 ミュースは心の中でエルフィスが早く遠ざかってくれる事を願った……

その352
そちらは何をしているのです?
 エルフィスは下半身をマントで覆った男に尋ねる
「いやいや足を吊りましてね、しばらく休めば直ります、いつもの事ですから御心配なく」
 足を摩っているのか微妙に動くマントがエルフィスには気になるらしい、当然その下にいるミュースは冷や汗を流していた
「そうですか、摩りましょうか?」
 そう言われて
「いや、自分で摩っているから平気ですよ」
 マントが大きく揺れている、ミュースの頭を男は激しく前後させて再びイラマチオ状態になった
「それに、探している人がいるのでは無いのですか?」
 エルフィスはミュースの事を忘れていたわけでは無い、彼女の優しさがあの言葉を言わせたのだった
「そうですか、では……ん?」
 立ち去ろうとしたエルフィスは背中を向けて座っていた騎士の向こうに干してあったミュースの服を見とがめた
「あの……その服……」
 騎士の脇から指差す
「あれですか?一本向こうの路地に落ちてたのですよ,いい生地だったので高く売れるかと思って持って来たのですが」
 その言葉はエルフィスにはショックだった
「そこに女の子は居なかったですか?」
 首を横にふる男の態度にエルフィスの顔面は蒼白になった。
「持っていきますか?……」
 騎士は後ろを向いたままミュースの服をとると手渡した
「ミュース様……」
 ミュースはそのやり取りを聞いてはいたが理解は出来てはいなかった、呼吸困難の中で声も出せずにいたのだから……

その353
 ドプドプ……
 勢いよく男はミュースの口の中に射精した
ふう……
 男は快楽の中に全てを吐出していく、目の前にエルフィスがいる事も忘れているように
「大丈夫ですか?」
 エルフィスは男の様子が変なようなので声をかけたが
「いえいえ、早く探しに行った方が良いのでは無いですか?」
 と言われて
「そう……ですね」
 ミュースの服を抱いて
「はい、では失礼します……」
 ミュースの事が優先されたのであろう、その場を後にした、マントの下で男のザーメンを必死に飲み干しているなどと想像も出来ないのであった
「く……あの女」
 今まで黙っていた騎士が一言もらす
「何だ……」
 男に言われて
「ん……今の女さ」
 知っている様子で
「あぶ……はあはあはあはあはあはあはあ……」
 喋ろうとした時にミュースがマントの下から出て来て
「酷い……私の服……」
 なみだ目で訴える
「まだ終ってないぞ!」
 そして残っていた男がミュースの口に突き込んでいく
「まったくあの女の居所がわかるとはな……オレもついてるぜ」
 騎士に瞳には復讐の炎が燃えていた

その354
さて……役に立ってもらわねばならん事になったぞ……
 騎士は最後の一人に顔を汚されたミュースにそう言った
「ひどい……服が無くちゃ……帰れない……」
 騎士の言うことよりもミュースには今の状況が考えられなかった
「仕方が無いだろ? 見つかっちまったら、それともその姿を見した方が良かったか?」
「う……」
 ミュースは口を閉じるしか無い
「ここで男のチンポ咥えてますってな!」
 バタバタと手を振って
「嫌……それはダメェ……」
 騎士はミュースを蹴っ飛ばすと
「言わねえよ、あんたは大事な身体だからな」
「ん……でも……どうやって帰るのよ……」
 泣きながらミュースは訴える
「まあ……普通に考えれば街中を全裸の少女が歩いていれば不自然だがな」
 騎士はゆっくり喋り出す
「だがそんな事も気にならない状況もあるのさ」
 ミュースは黙ったままだった
「お前をちゃんと連れ返ってやるさ、だがやってもらう事が出来た」
 ニヤリと騎士は笑う……
「やること?……」
 騎士はうなずき
「さて、行くぞ!」
 立ち上がった

その355
帰れないわよ……
 騎士が立ち上がろうとしてもミュースは少し抵抗する
「じゃあ!置いて行くぞ」
 怒鳴り声に少し怖じ気づいたように中腰になると
「でも……」
「こいつだ」
 騎士は薄汚い布切れをミュースに投げてよこした。

その356
 ミュースは気を失いそうであった
こうすりゃ誰も変だとは……考えない……
 顔にマントを巻いて奴隷として縄に繋がれ人の溢れる街道を引き回されている
「顔も隠してるしな市民の視線は身体にしか向かない、誰もミュース様だとは気がつかないと言う寸法さ」
 騎士わざと人通りの多い通りを選んで歩いていく
「私……わたし……わたしぃ……」
 ミュースは必死になって今の状況を理解しようとしていた、が朦朧とした頭は何も答えてはくれなかった
「私は……どれい……」
 自分の国の国民達にお披露目されている錯覚に落ち入っていた

その357
 ポタリ……ポタリ……
 ミュースの通り過ぎた後には雨でもないのに地面に水滴が滴れていた
感じ過ぎるんじゃ無いぜ……
 通り過ぎる町人達もその異様な下半身から溢れる液体を見つめていた
「この後、○○と言う店でこいつのショーをやる! 歓迎するぜ!」
 騎士はいきなりとんでも無い事を言い出した
「あ……そんな……」
 何か言う前に騎士は耳打ちして来る
「いつも遣ってる通りにやるんだぜ、長引いて艦長の家に帰れなくなったら言い訳が大変だろ?」
 もう既に大変なのだがそんなことを言えるわけもなく
「ああああ……私……もう駄目なのね……」
 ミュースは身体の興奮も覚めたように涙を流すしかなかった……

その358
 レミアが気が付いた時、全身が拘束されている状態だった……
と言う訳で城の療養所に移動させたいと思います……
 遠くで聞こえる医師の声に不穏な響きを感じる
「すまないな、私も付いていきたいが」
 父の声にはそれを疑う様子は無い
「……」
 そして、声を出せない事を知る
「はやり病の可能性もあるのでお宅からでない事をお薦めします、今が休戦期間で良かったですな」
 含みがある言い方が気になった、が回りにミュースの気配が無い事でレミアは安心する
『要するに……ミュースの代わりなのかしら、それとも彼女を思い通りにする為の捕虜? 違うわね今更私などいなくてもミュースは逆らえない状態だった……』
 もう捕われることはしかたが無い事だった、ただ今はミュースを楽にさせる方法が必要なのだった。
『父様やエルフィスさんには言い訳出来ないけど……私は無事じゃ帰れないわね、でもミュースは救うわ、彼女はこの見えない目の代わり、私の希望……』
 父が帰っていくのが聞こえた
『お父様……お世話になりました、永久の別れとなりましょう……お元気で……』
 喋れなくされていてもレミアは心で父に別れを告げた、涙が自然と流れた……
「さて……元気にしていたかな?」
 そして医師が入って来た

その359
おお……気が付いたようだね
 その淫猥な声がレミアの神経を逆なでる
「喋れないようにしてあるのは勘弁しておくれ」
 近寄って来ると肌を触れるか触れないかの微妙なタッチでなでていく
『いやぁ……』
 ミュースの為にした決心が早くも挫けそうだった
「いい肌触りだ、あの男め、今までこんな宝物を隠していたとは、許せませんね……」
 乳首を念入りに玩ぶと
「ふふふ……感じているようですね……立って来ましたよ」
『うそよ! そんなはずないわ』
 一番最初にミュースの中にあるアイテムに吹き付けられたものには体内に残る性質の催淫剤が含まれていたのだが、わざわざ教える事などはしない
「おや? 信じませんか?ではここを覗いて見ましょうか?」
 言うが早いか股間に手を忍ばせるとすぐに手を引き出して来てレミアの耳元で指を広げて見せる
『うそぉ……』
 何か粘液質のものが糸を引く音をレミアは聞いた
「わかりましたかな? スケベなお嬢さん?」
 さっきまで確たる自信があった自分と言うものがなにか不安定な、定まらぬもののように感じられて来る
「さて移動しましょうか……お父様にも言いましたが病院に入院していただく、何処のと言うことになるとお父様も知らぬ所の言うことになるのですがね」
 クラーカムは相手が目が見えぬ事を知っていてもニヤリと笑ってみせた、それは長年の野望の協力者が敵国からやって来るなどと思ってもいなかったとはいえ、もうすぐ彼の野望は成就しようとしていたのだ。
「実験が待っていますぞ……ふふふふふふふふ……」
 そしてレミアはシーツに包まれてその場から運び出された。

その360
 ミュースは今自分がどこにいるのかわからなかった……
「足を広げろ!」
「こっち向け!」
「なんかミュース様に似てないか?」
「バーカでもそっくりだな……よしミュースちゃんって呼ぼうぜ!」
「ミュース!ミュース!ミュース!ミュース!
 その場は何人んかの他愛の無い話からミュースをミュースと呼ぶようになっていた
「なんで……ここ……」
 観客で埋まったホールは秘密の会場だった、いやどこの町にも一つくらいはある、人身売買が当たり前のように行われている場所だったりもするが……ミュースは始めて知った、このような場所からの税も国には入るしかしその実体を正確に把握している者は少ない。
「その場で回れ」
 舞台の袖で騎士が命じている、今からここでミュースに値が付けられる、彼女と一回する為の価格が決るそしてその後には何人とする事になるのかも決るだろう……
「これは、私の国の中なの?……」
 ドレイク軍の野営地でつい昨日も奴隷として扱われた、騎士は同じことをすればいいと言う……しかしここはナ○国なのにとミュースは思う……
「では、一回の代金は○○で人数はここにいる全員が立候補しています!」
 司会のような男が叫ぶ
「ミュース様のそっくりさんじゃやっとくのも、いいよな」
「おう、これも土産話の一つさ」
「あの娘も、いい方とそっくりなおかげで高く買ってもらえて喜んでいるだろう」
 好き好きにミュースを凌辱する為に男達は股間を膨らませていた。
「これは……悪い夢でも見ているの……」
 ミュースはいま自分がどこにいるのかわからなくなっていた……

その361
 ミュースは言われるままに足を開き、あそこを広げ……客席に見せていく
「おお見えた見えた!綺麗なものだ」
「奥が濡れてる、好きもんだぜ!」
 男達は自分勝手に好きな事を言い
 そしてステージへと上がって来る
「良く……今夜は私を……買って下さいました……身体の全て場所で御奉仕させて頂きます……」
 ドレ○ク軍の野営地で何度も口にした口上自然と出る
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
 そうして、男達はミュースに群がった。

その362
 事が終った時……ミュースの全身は男達の欲望の液体で濡れていた
「うう……これは夢……」
 誰もが一度はミュース様を犯してみたかったと言いながらミュースの身体に精を噴きかけていった
「私は……それだけの存在なの……」
 聖女王と言われたシー○の妹だからとも言った
「まだまだ……快楽には溺れきれ無かったかな」
 騎士はその様子を観察しながら一人計画の変更がいるかもと考えていた
「私達は……みんなの為に……」
 ミュースは涙を流していた、身体よりも心が痛かった……
「お姉様……男って……男って……」
 出口の無い問いはある一つの答えへと収束していく……
「あ……」

その363
 そこには一本のロープがぶら下がっていた
「あ……」
 この場で売られる女を拘束する為のモノだった
「姉様……ゴメン……」
 ミュースはふらふらとそのロープに近づくと輪を作る
「向こうで先に待ってるからね……」
 そしてミュースは……

その364
 パーーーーンッ
 立ち上がったミュースの頬が鳴、再びその場に倒れ伏す
「何してる!……」
 騎士が怒りの形相で仁王立ちしていた
「私死ぬのよ!もう生きてるのなんかゴメンだわ! こんなの耐えられない!何のために戦うの!誰の為に我慢してるの! 私にはもうわかんないのよ!」
 一気にまくしたてるミュースの脇に騎士は近づいて来る
「だから、死ぬって言うのか?」
 怒りの表情のままに見上げるミュースと騎士の視線が絡みあった。
「死ぬわ……だって……だって……」
 騎士の表情がやわらぐ
「やっぱりしかたねえか……シー○ほどは出来ないか……」
 姉の名が少しだけミュースを冷静にさせた
「お姉様……」

その365
 ファサッ
 ミュースの肩に衣服がかけられる
「早く着ろよ」
 騎士の言葉は優しかった
「おめえが死んだら悲しむ人間の顔を思い出してみな、そうしたら不用意に死ぬなんて、言えないはずだぜ」
 ミュースは戸惑っていた
「あなたの所為で私は……私はこんな目に」
 目から溢れる涙は止らない
「そうだな……じゃあ俺を殺すか? そうしたら開放されるかもしれないぜ」
 正面から騎士の顔が接近していく
「どうした……殺してもいいんだぜ」
 ミュースの手にナイフを握らせておいて、騎士はミュースの唇にキスをした……
「あ……」
 長く熱い抱擁が続いた
「どうした……殺してもいいぜ俺をね」
 いつもと違う騎士の雰囲気にミュースは翻弄されている
「だって……だって……」
「必ず助かる日も来るさ……それまで我慢しな」
 騎士はそうれだけ言うと立ち上がった

その366
「帰るわ……」
 新しい服を着てミュースは立ち上がった
「似合ってるぜ」
 騎士を見上げながら
「何を……考えているの?」
 もうミュースは泣いてはいなかった、が疑問が消えるわけじゃない
「あんたが死んだら、戦争はおしまいだろ? ましてやあんたはいい女だからな死ぬには惜しい」
 でも、とミュースは思う
「まだ私をいろんな人に抱かせるのでしょ」
 ミュースの掌の上にお金の入った袋を持たせる
「あんたが稼いだ金だ、あんたみたいなお姫さんは自分で稼ぐって事を知らないだろ、この重さがあんたの身体の価値ってことだ」
 先程の競りの時に稼いだお金だった
「こうやって市民達は自分の価値をお金に換算して測ってるのさ、そして稼いだお金を相手に払う時もそれに見合う価値があるか考えて払うのさ」
 丸め込まれてる気がしていた、だが今のミュースはそれに丸め込まれる事を臨んでいたのかもしれない
「でも……ドレイク軍からはもらってないでしょ」
 納得がしたかったのかもしれない
「国を助ける賠償が一人の女性の身体で済むのはたいした価値だぜ」
 騎士の顔は終始優しげだった。
「わかったわ……もう少し我慢するわ……じゃあ中に入ってるこれを取ってよ……」
 恥ずかしげに股間を指差す
「あんたが価値のある女になる為の訓練だ、シー○様はこのくらいじゃ根を上げなかったぜ」
 そしてまたシー○の名が口に上がった、しかし今度は先程とはミュースに与える意味が変わっていた
「お姉様が……お姉様は……」
「思い出してみろ、写真の中のシー○は気持ち良さそうだったろ?」
 思い出してみる、経験のなかったミュースはそれがどういう意味か理解出来なかった、今もよくは理解出来ないしそれほどじっくりと見ていない……しかしもしかしたらそうだったのかもと思う……
「私は……お姉様よりもいい女になれる?……」
 騎士は心の中で笑わずにはいられなかった、堕ちたと思った
「ああ、俺がしてやるさ」
「お姉様には……負けない……」
「取り合えずはしばらくゆっくりしな、そして俺に言われた通りにしてればいいのさ……」
 ミュースはうなずくと艦長の家に向かって歩き出していた。

その367
「あの女が一人になったらこの薬を飲ませんるんだ、いいな」
 騎士の一言は何気ない媚薬のように少しずつ浸透するものなのだろう……
 ミュースは起きた瞬間から頭の奥にあるもやもやに悩まされている
「ううん……私って……」
 それがろくでもない夢であっても見てしまったからには心のそこに何かがひそんでいるのだ……強烈にそして苛烈に
「お姉様……」
 もう一度思い出す……そして騎士の命令が心の中にあることに違和感が無くなろうとしている……
「これじゃ……私は……」
 何に悲しんでいるのかよくわからなかった。

その368
「では挨拶にいって来なくてはいけないくなったのでな」
 レミアを医者に預けたとはいえ容体が気にかかっているはずの艦長はこの土地を納める者の館へ呼ばれていく事になる
「いってらっしゃい、あなた……」
 エルフィスは優しく艦長にキスをして送り出した……
「やっぱり私は帰った方が良かったかな?」
 ミュースが昨晩遅くになってから帰宅して二人がどれ程心配していたか、そしてレミアの入院によってミュースに気晴らしをしてもらおうとした艦長の目論見ははずれたので艦に帰りますか?と聞かれたのだった
「いいですよ、ミュース様がいたいだけいてくれて」
 エルフィスも気さくにそう言ってくれたのでここでしばらく余暇を楽しむ事になったのだが、今日は艦長が仕事と言う事になった、元はこの土地は艦長が納める土地だったのだが戦争で前線指揮官が足り無くなったことで彼はその地位を自らの一族の弟に預けたのだった
「帰ってる時くらいは顔を出してくれって言われちゃったらね……」
 エルフィスはお茶の用意をしながら何か沈んでいるふうのミュースを気遣っていた、そして当のミュースは
『あの女と二人きりになったらこの薬を飲ませるんだ……いいな!』
 騎士の言葉が頭をリフレインしていた
「私何をしようとしているのだろう……」
 姉に勝ちたい、芽生えはじめたその想いを騎士に付け込まれていると気が付けない所に彼女の幼さはあった
「さあ、お茶にしましょう」
 焼きあがったケーキをもってエルフィスが食卓につく。
「ん? どうしましたか?ミュース様」
 何かを咄嗟に隠した様子のミュースに悪戯っぽく視線を送る
「何でも無い……」
 空になった苦するの袋を後ろ手にもみくちゃにしてミュースも椅子に座った。

その369
「何を悩んでいるのですか?」
 エルフィスはお茶の席の会話が途切れた瞬間を待つようにミュースに切り出した
「な、なにも……」
 ジロリ……まるで音がしそうな視線がミュースを射貫く
「隠し事をしているのがわかりますよ、しかもかなり私達に後ろめたい思いを抱いていらっしゃる……」
 ミュース顔が瞬間的に青ざめる
「シー○様の代わりをしようとして気張ってらっしゃるのはわかります、でもそれとも別に何かを悩んでらっしゃいますね……」
 なんというのか、年の功とでも言うのか女として生きて来た時間の差が出ているようだった
「男性の事ですか? 何やら敵に捕まっていた騎士殿と恋仲になっていたとか? あの人が心配していたわよ、いつの間にって」
 エルフィスは表情を崩しながら言ったが
「そそんな……噂になっているなんて」
 かなり慌てた様に否定の言葉を口にだそうとして肯定しているようなミュースに
「やっぱりその事だったのね、なに昨日はどこかで会って来たとか?」
 もうすでにエルフィスはミュースが無事帰って来た騎士との恋に悩む少女に見えているらしい
「えっと……その……」
 何と反応していいかミュースにはわからない
「たしかにシー○様にはそう言った浮いた噂は無かったから、気に病むのはしかたないけど、いいのじゃ無いかしらねシー○様はシー○様、ミュース様はミュース様だものね」
 慰めようとしてくれているのが痛いほどわかる
「そうかな……」
 そして、ここしばらくの心を支配していた思いまでもが消えていくのがミュースにもわかる。
「そうですって、ミュース様らしくこの国を支えて戦って来たのじゃないですか!」
 その言葉が嬉しかった、しかし心の中に奴隷市場でのこの町の市民達の行動が思い出される、ミュースと似てると言う事で凌辱を激しくした市民達……
「私は……私のままで……」
「それで……いい……の……で………………」
 そこで、エルフィスの言葉は途切れた……

その370
「私……何をしてるの?……」
 エルフィスが眠ってからミュースは独り言をいう、そして既に自責の念があるのだ
「よくやったぞ!」
 どこで見張っていたのか騎士はいきなり入って来た
「やっぱり何か間違っているわ、こんな事して何になるの?」
 ミュースは取り返しの付かない行為を自分が犯した事を悟っていた
「ああ、これは単なるオレの復讐さ、この女にかつて恥をかかされたのだからな……よくやったぞ」
 ミュースが動くより早く騎士が動きミュースの意識はブラックアウトした
「今更後悔か……遅いのさ、もう引き返すわけにはいかない事をしていると言う自覚が足りないねミュースちゃん」
 こうして二人の影はこの館から消える事になった……

その371
「な……なに?……」
 エルフィスが意識を取り戻した時全裸で椅子に縛り付けられていた
「お目覚めかな?」
 背後で声がした……
「私の事などお忘れでしょうなぁ紅のエルフィス殿……」
 それはエルフィスが騎士の頃よく呼ばれた通り名だった
「何を……言っている、放せ、ただではおかんぞ!」
 エルフィスの眼光が鋭くその男を刺す、そして
「お前……ドレ○クのところの……」
 何度か手合わせした憶えのある顔だった、そしてその時一度も負けた事が無かったのも……
「剣術で勝てないのでかどわかしか? よくよく小物らしいな……貴様は」
 そしてエルフィスの一言はさらに騎士を怒らせる
「ほほ……状況が理解出来ていないようですね……あなたの生殺与奪権は私が持っているというのに」
「殺せば良かろう! 辱めを受けておめおめ生きている私ではない!」
 エルフィスはほとんど売り言葉に買い言葉の状況だった、がすすぐにその言葉を後悔する
「お一人の命とも思えませんがね……お腹の子諸共に死ぬと……」
 そしてようやく冷静になるのだ
「あ……」
「せっかく授かった愛するあの御方の子供もあなたの暴挙で命を落とすのですね」
 エルフィスは悔しそうにしばらく俯いていたが小さな声で
「すまなかった……この子の命だけは……」
 騎士は溜飲の下がる思いだった

その372
「何が目的なの……」
 エルフィスが不安感を煽られながら聞く
「お前に復讐と言ったら……」
 エルフィスの状態を倒しながら足を開いて固定する。
「そんな……」
 あそこを開いてもてあそびながら
「キレイな色だな、使い込んでいないようだ」
 エルフィスの表情が羞恥に染まり
「くぅ」
 指を出し入れして見せる
「このくらいでねを上げてはミュースにも劣るぞ」
 ミュースの名前が出てエルフィスが
「ミュース様に何をしたの!」
「女にしてやったさ」
 その言葉の意味をエルフィスは理解した
「何てことを……」
 そしてこの頃の暗い雰囲気の意味を察する
「今は牝奴隷として可愛がってやっているのさ……」
 睨みつけるように
「あんたって人は、剣術でかなわなかったから……」
 エルフィスは歯ぎしりするように
「威勢がいいな……まあかまわんよ……お腹の子とミュースどちらが大事か言ってみなよ」
 騎士は答える事の出来無さそうな質問をぶつけた、がエルフィスにとってそれは簡単な答えであったかもしれない
「ミュース様に仕えているのよ私は! 選ぶならミュース様だわ!」
 即答だった。
「よし、いい思いをさせてやろう」
 騎士はニヤリと笑った。

その373
 となりでその言葉を聞いていたミュースは自分の無能を悔やんで涙を流していた
「私と言うやつは……」
 最初から何かをされたとか隠す必要は無かったのだ、こんなにも自分を盛り立てようとしてくれるものがいると言う事実を気がつかないでいた事に絶望させられる
「なぜもっと……なぜ……エルフィス……」
 噛み締めた口元から血が流れた
「私は……バカだなぁ……」
 涙が頬を伝う……
「おおお……ここにいたのか」
 その部屋に何人もの兵士達が入って来た

その374
 入って来た男達はさも当たり前のように自分の逸物を誇示するように取り出すと
「まずは舐め舐めからだ! さっさと始めてくれ」
 ここでは彼女は王女では無く奴隷、そして誰もがそれを当たり前として受け入れていた
「く……」
 その男根を睨み付けるように唇を噛み締める
「反抗的な目だ! いいのか御仕置きがきつくなるぞ」
 どうせすぐにやるくせにと言わんばかりだ
「まあ……新しい女腹ボテだって一度そういうのをやってみたかったし、そっちにするか?」
 そう、そしてやるしか無くなるのだ
「私に……おちんちんを……舐めさせて下さい……」
「はじめからそう言いな! 手間かけさせんじゃねえよ!」
 そして、そこからは日常……

その375
 騎士はタポタポと胸を弄びながら、髪止めを切って
「この方が昔の髪形に近いよな、しかし妊婦ってのは胸がでけえよな、ミルクが零れそうな胸だぜ」
 いたぶるのが嬉しくて仕方がないといったようにエルフィスの胸をいじり続けている
「どうでも良い事だわ」
 エルフィスは睨み付けながら言う
「おいおい、反抗してると意味もなくこうしたくなるぜ」
 思いきりお腹を殴るポーズをしてから寸止めする
「ひぃ!」
 その迫真の行動に思わず悲鳴が漏れる
「お腹の子よりもミュース様の方が大事じゃ無かったのかよ、いざとなればやっぱり我が子か?」
 皮肉たっぷりなもの言いである
「そんなことは無い……」
 それでも、直感的に身体が庇うように動く、そして子供を愛おしむのだ
「女はなぁいらん事考えねえで孕んで子供産んでを繰り替えしてればいいのさ」
 かつてはそうだった、しかし今の世の中では女も戦場に出る、ガ○ウランの風流が悪く伝わったためとも男子よりも女子の方が強く生まれるからとも言われるが……
「それで……」
 話しを先に聞かなくてはならない
「ああ、ミュース様にあわせてやるぜ……」
 そして、扉は開かれた。

その376
 二人の兵士が前後から小さな身体を凌辱していた……
「ミュース様……いやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
 悲鳴を上げたのはエルフィスの方だった
「ここでは、ミュース様は償いに自らの身体を提供されているのですよ」
 騎士の言葉など聞いていなかった
「止めさせて! お願いミュース様にあんな事しないで!」
 エルフィスは必死の形相で騎士に訴えた
「しかしねえ……代わりがいませんと……」
 最初から見透かしたような視線
「私が代わりになるわ、するなら私でやればいいでしょ」
 覚悟は決まっていた、心の中で夫に詫びながら
「ただ、犯されるだけじゃ無いぜ、ここではもっと変態的な行為も受けるんだぜ、それでも自分が代わると言うのか?」
 イヤらしい舐めるような視線で問う騎士に、迷いも無く頷き
「あなたも騎士の端くれならわかるでしょう? 剣を捧げた相手の為に自らの命など如何ばかりのためらう材料になろうか」
 なんという凛とした態度なのだろうと騎士は思う……ラー○・ワウの城でシー○と馬がつがった後に殺されたナ○国の騎士を思い出していた。
「お前達は……」
 騎士は自分のたっている場所が恥ずかしく思えた、それは覚悟の差が故であったろうか……
「絶対に泣かしてやるぜ……お前を!」
 騎士の一言はミュースの言葉で止られた。
「エルフィスは許して……全て私が受けるから……」

その377
 二人の兵士に前後からはさまれもみくちゃにされながらもミュースは気丈であった……
「エルフィス……いいのよ私が悪いのだから……だからあなたが犠牲にならないで……」
 エルフィスはそのような言葉を受け入れるわけにはいかなかったのだ
「ダメです! ミュース様がその様な事を……シー○様も悲しまれますよ!」
 エルフィスの言葉がいたかった
「いいの……いいのよ……ん……あぐっ……」
 話しをしているミュースに余裕を与えましと騎士が手を振ると二人の男は激しく腰をミュースに撃ち付け会話が出来ないほどに激しくミュースを翻弄していく
「いや……止めてぇ……ミュース様を……そんなことをさせないで」
 エルフィスはもう子供を諦めていた、何度も心の中で夫に詫び、そして前に出て行く
「私が代わりよ! さっさとミュース様から離れなさい!」
 ミュースを挟み込んでいた一人に体当たりをして転ばせると
「止めなさい!」
 その姿は神々しくもあった。

その378
 どんっとテーブルに男性を象った物が立てられた
「これはシー○様の中にも入った由緒ある代物だ、自分からこれに跨がったらミュース様への凌辱はやめますよ」
 エルフィスに見せたそれは明らかに大きな代物でシー○に使われたなどと信じられるものでは無かった
「そんな……」
 そのものを目の当たりにしたときさすがにエルフィスも脅えの表情を隠せなかった。
「それにこいつは地上人が制作したもので、オーラマ○ンと同じ技術が使われてるんだ」
 騎士は脅えたエルフィスを楽しそうに見ながら更に脅えさせるように説明をしていく
「やめて! エルフィスを助けて……私に使って」
 ミュースも視界の隅でそれを見た瞬間に反応していた。
「お優しい君主だ、でもこれをミュース様が使ったらどうなるかな?」
 手の中で弄びながら
「私が……使うわ」
 エルフィスは覚悟を決めて立ち上がる。
「まあまあ最後まで聞きなよ、こいつはオ○ラ力に反応して動き続ける、シー○様に使った時は昼と夜を20回以上止まらなくて仕方なく抜いてやったって話だ」
 その言葉は二人に対して警告にはならなかった、動くと言っても実感がわかないのだ
「そうか……わかったぜ」
 騎士はミュースに近寄っていった……

その379
 チョン……
「ほらさすがは、ラ○ーナの血族と言う事だ……」
 ミュースの口に当てられたその物体はミュースもオ○ラ力を受けてバイブレーションを開始した
「な……」
 先程の騎士の話しは本当らしい
「ミュース様に使ったら……」
 エルフィスの心配は
「そう、ミュース様に使えばずっと止まらないと言うことだ、さあ……どうする?」
 そうなのだ、騎士ははじめからエルフィスだけが対象だった
「だから言ってるでしょ! 私に使いなさい……残念だったわね私はオ○ラバトラーにも乗れなかったような女よ、それは動かないわね!」
 しかし、騎士はかまわず嬉しそうに
「まあ……もう一手あるんだな、おい!」
 そして呼ばれた奥の部屋で動く音が聞えた
「大事なもんにあわせてやるよ」

その380
 そこから現れた少女の存在がエルフィスを棒立ちにさせた
「入れてやるぜ!」
「エルフィスさん!」
 その少女の声を聞くことが出来たかがわからないがエルフィスは押し倒された次の瞬間には騎士によってミュースのオ○ラ力でいまだに動き続けるその男根を女陰の入り口を埋められていた。
「きゃあ!……」
「やっぱりいざとなりゃ主君より我が身だろうが! 嬉しいぜ気があうじゃねえか」
 騎士はいやらしく微笑むとそのまま押し入れていった
「子供にさっそく性教育と行こうぜ!」
 ミュースは見ていられなくて一時目を逸らしそして
やめてぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
 叫んだ……

その381
 グチュグチュと出し入れされるそれが子壺にも届きそうな勢いを持っている事がエルフィスには恐怖だった……それよりも先程聞こえた声がレミアの声のような気がして仕方無かったからだ……自分のお腹が邪魔になって下方が見えなかった
「クラーカムさん……良く来てくれたぜ」
「クラーカム医師……」
 騎士に声をかけられた存在がミュースには信じられない
「いやいや……このお嬢さんの病名がわかりましてな……」
 連れて来た矇た少女を前に出しながら
「ほほう……流石名医と謳われるだけの事はある……してその病名は」
 騎士はいやらしく問う、その間も手を動かし続けているのはいうまでもない
「ミュース様と同じ病名ですな……」
「ほほう……ミュース様と同じと……」
 打ち合わせでもしてあったかの様にわざとらしい応酬が続き、その場にいる哀れな女性陣の神経をすり減らす
「突発性淫乱症候群とでも申しましょうか……誰かにスケベに責めれれていないと身体が変になってしまうというものです」
うそよぉおおおおおおおおお
 ミュースとレミアは同時に叫んだ、それがお互い相手を思いやっての事だとは騎士に達に理解出来ていたかどうか……しかし、この二人の態度をみてさらなる過激な凌辱は決定されたといってもいいだろう……

その382
レミアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ 」
 エルフィスの絶叫が室内に響いた
あなたは! あなたはあの娘にまで!何てことを
 ようやく家族になれたと思っていた、娘である……生まれて来る前の子供と、そして絆を結んだばかりの娘、二人の子供を人質に取られたようなものだった
「クラーカム医師……説明の続きを」
 騎士エルフィスの叫びを心地好く聞きながら言った
「ですな……ご安心して下さい、病状が進まぬように努力をしておりますからな、まだ処女ですよこの娘は……」
 クラーカムの言葉の意味はエルフィスにはよくわかった
「さあて……どうしましょうね?」
 そして騎士の何度目かの質問がエルフィスに投げかけられた

その383
「おいおい、私に先にやらせてくれる約束だろう……」
 エルフィスに詰め寄る騎士にクラーカムは言う
「そうでした、まずは好きにしてもらいましょうか」
 騎士の言葉があるかないかのタイミングでミュースを犯していた兵士はその体内へザーメンを溢れんばかりに注ぎ込んだ。
「そうですか、有り難い」
 開放されたばかりのミュースを側に呼び寄せると、先程から我慢が出来ないほどに屹立したペニスを摘まみ出すと
「咥えてもらおうかな? 二人で」
 ミュースとレミアを跪かせた
「さあて、やらなければあのまま妊婦の腹の刺さっているモノが子供まで突き殺してしまうかもしれないよ」
 騎士がエルフィスにしたように、クラーカムはミュースとレミアに脅しをかけた。
「する! 何でもするから、二人を助けて!」
 ミュースの声は泣き声に掠れるようであった。
「ダメ!、ミュース私がするわ……エルフィスさんとミュースを開放して!」
 その二人の悲鳴を心地好く聞きながらクラーカムは腰を前に突き出した。

その384
「ミュース様、この時をどれ程待ち望んだ事か……さあその小さなお口でお舐め下さい、こう、ゆっくりとじっくりとね」
 ミュースは諦めたというよりは、レミアにさせるわけにいかないという一点によりクラーカムの望むようにそのものに舌を這わせた
「おお……素晴らしいですぞ、惜しむらくはその行為に手慣れてしまわれていると言う事でしょうか? 出来れば私がそこまでお教えするつもりでしたのですが……」
 ミュースが頬を染めるほどにクラーカムの言いようは歯に衣着せぬ物言いであった……
「あははは……望みがかなった瞬間ですねクラーカム医師」
 騎士はエルフィスに刺した張型を奥に入れたままで手を止めながらその様子を見ている、そして
「お嬢さん? お母さんにこのまま入れてしまうよ」
 盲目のレミアでも騎士の言わんとしていることはわかる、だから何も返事をすることもなくクラーカムのペニスに舌を伸ばし舐めはじめる。
「おお、気持ちがいいぞ二人とも! そんなにおちんちんが大好きだとは……病気は進行しているようだね……大丈夫私が助けてあげるからね」
 クラーカムは我が世の春とでもいわんばかりに二人の少女のぎこちないフェラを堪能していた。
「やめて……お願い……二人を……二人を止めてぇ」
 エルフィスの涙ながらの声が騎士を喜ばしていた
「あんたは何を差し出すんだ?」
 張型を握り直しながら騎士はエルフィスに耳打ちしていく
「艦長を捨てて俺を愛するって言ってみなよ……ホントは俺の方を愛しているんだって言ってみなよ」
 返答出来るわけの無い事を強要しながら張型を抽送をはじめた
「ひぃ……」

その385
「おおおおお最高ですぞミュース様くぅ……我慢しきれん」
 二人に挟まれるようにしてフェラを受けていたクラーカムのモノは一回り膨らんだように見えた次の瞬間その先から欲望の液体を振りましていた
「あ……」
 目の見えないレミアはもとよりミュースもクラーカムに頭を押えられており、動けぬままに顔面にその液体を浴びせられていく
「何と清々しい気持ちだ……これ程までの幸せというものがあろうか……」
 クラーカムはうっとりとした表情で我が世の春を語りだす
「これで……満足……放して……」
 手の中にいる自らの液体で汚れた二人の少女をクラーカムはあらためて見直したあと
「おお、すまなかった……汚れが気になるようだね……そうだ! お互いを舐めあうんだ 顔、身体こびりついた私のこの聖なる液体を舐め取るんだよ! まずはキスをしてごらん、ほら舌を伸ばして舐め合いながらね」
 クラーカムが押えた頭を放す気配が無かったために結果として言う通りにし無ければいけなくなり……ミュースから近寄って舌をだし、そしてレミアもまたそれに習うとどちらかといわず重ねあった舌の先に鼻先から滴り落ちた精液が絡む……
「気持ち……悪い……」
 その言葉を発したのはどちらであったかわからない、が小さなその声を聞いてクラーカムは大きく言い直した時には
「美味しくて気持ちがいいとは……病状は更に悪化ですな、ますますの治療が必要なようだ」
 嬉しそうなクラーカムとひたすら舌を交わらす二人の少女……
「もっとやるって言ってるが二人の方が言ってるんだからしかたないなぁ」
 騎士は独り言でも言うようにエルフィスに聞かせる
「汚されちまうぜ……まだ処女なのによ……それともあんたが破ってやるかい親としてさ……」
 騎士の言葉は絶望を呼ぶに相応しいものだ、行くも帰すもならない情況で決断だけを迫られる……

その386
「もういいでしょ! エルフィスさんを開放して!」
 ミュースに胸まで舐めさせている最中、レミアはきっとした表情でクラーカムに言う
「ですな……があんな状態では」
 レミアは目が見えない、先程から苦しそうな息遣いのエルフィスの声が聞こえるだけで、何があんな状態だか察しが付かない
「あれ程喜んでいるのでは、本人が自由を嫌うのではないだろうか?……それに病気は実は彼女が持っていてみんなに感染したのではないかと私は考える」
 クラーカムは嘘を突く事をためらってはいない、ましてや信じるものの無さそうな話しで、その馬鹿馬鹿しさが気に入っていた
「まだそんなことを!」
 二人の首を開放して
「私の息子がね、まだ満足して無いと言っているんだよ」
 子供か何だろうと思ったレミアの口に何かがあたった……それは先程のミュースの唇と同じ味がしていた
「きゃぁあがふっ……」
 瞬間的に悲鳴を上げた時にはクラーカムは易々とレミアの口腔を犯す事に成功していた。
「おお……包み込むようだ……いいぞ歯をたてたら御仕置きだからね……」」
 クラーカムはそのままイラマチヲの体勢に持っていくと激しく腰を動かしていった。

その387
 ズブ……
 エルフィスの尻の穴に前から抜いたバイブを押し込んでいく
「ヌルヌルですっきりと入っていくぜ! 夫のある身でしかも腹膨らました状態で恥ずかしくないのか?」
 騎士は散々性感を刺激しながら愛撫のような嬲りを繰返しての果てだ
「く……悔しい……くっはう」
 エルフィスの声にはどこと無く喘ぎのような色が見える
「守るべき二人が色々しちゃうぜ……さて次はどうするんだっけ」
 背後から逸物をエルフィスの女性自身の真下まで持って来ていて、自分から座って来いと言っているのだ。
「早くしないとあの娘の処女もらっちゃっていい?」
 この一言はエルフィスに答える、ミュースが散々犯されている姿を見たにも関わらず、自分の養女を目の前で蹂躪されると言う行為に対して無意識に守ろうとしてしまうらしい、この時点でこの場に連れ込まれた三人は既に冷静な判断が出来る状態では無かった。
「行きます、だから……」
「お願いしてみろよ」
 何か勘違いしているのじゃないか?と騎士は言う
「お願いします……わ……私の……く……く……くさ……腐れ……マ……マママンコで……チ……チンポを……包ませて下さい……」
 耳打ちされなら必死でその言葉を口にする。
「ちゃんと言いなよ、何言ってるのかよくわかんないぜ」
 言い難い事を言わせているのだから一回では終らない……そしてそのあと何度かその屈辱の言葉を言わせたから
「さあ……やれ」
「はい……ぐっ……」
 ミュースとレミアの目の前でエルフィスは自分で男根の上に腰を下ろしていった

その388
「そんなにあの女を助けたいのかね?」
 ミュースにレミアの股間を掃除させながら、クラーカムはレミアに耳打ちをする
「ん」
 こっくりと頷くレミアにクラーカムは非人道的な事を言ってのける
「我々はね、あの女の腹の中の子を引きずり出す所を見世物にしたいと考えているのだよ」
 それは人として考えられるような状況では無かった、子供を堕す……それを見世物にする
「だめよ……そんなの……」
 トントン……
 クラーカムは背後から廻した手でレミアの腹部を数度叩くと
「代えが必要だね、君が妊娠して堕胎ショーに出てくれるというのならあの女の命は保証しよう……」
 そしてその提案もまた信じられない物だった
「ひぃ……ひぃぃ」
 トントンと何度も叩いてその都度レミアを怯えさせる
「どうする? 処女のまま妊娠させる事だって私には出来るんだよ……」
 耳を愛撫するように囁く声は救いを言っているのかわからない
「早く決断しないと!」
「私がなります! 私を妊娠させて下さい!」
 クラーカムに最後の脅し言葉を言われるよりも早くレミアは言った
「わかった……」
「必ずエルフィスさんを……助けてくれるんでしょうね……」
 信じているわけではない、が今はそれに縋る以外の方法がありはしないのだ。

その389
「処女のまま妊娠させてあげるからね」
 クラーカムは嬉しそうにそう言う
「つまりはミュース様やあの女のような下の働きは免除と言うわけだ」
 二人がその分を引き受ける事になるというのだ
「そんな、エルフィスさんは助けると……」
 首をふりながら
「じゃあミュース様一人でやっていただくとしよう大丈夫今までも一人でやっておられたのだから……」
 卑怯な事を言う……
「それに堕胎ショーの代わりにする為に君を使うだけで、このように性欲処理をさせないわけじゃない、お腹の子共が平気ならいいのだろぅ?」
 どちらにする気なのかハッキリしない言い方でレミアをあせらせて楽しんでいるようだ
「さあ……向こうに行こうね」
 この部屋から連れ出されると聞いて更にレミアは不安になる、しかし……もっとも惨めな責めだけは自分で受けなければと、覚悟を決めていた。

その390
 連れていかれそうになる時にレミアがちょっとした抵抗を見せるのは、これからされる事が嫌な訳では無かった
「お母さん! 必ず子供は私が守るから!」
 伝えたい思いがあった!
「お母さんは何も心配しないでね! 待っていてね」
 その言葉はエルフィスの目に涙を呼ぶ、そしてエルフィスの返事より先にレミアは隣室へと消えた
「ははははははは……腹大きくしていながら他の男のチンポで感じまくって濡らしてる女にお母さんと来たかい……あはははは」
 騎士は腰を下から突き上げるようにしながら笑う
「くっ!」
 騎士を睨みながらも与えられる快楽は抵抗しようがない。
「何だよ泣いてるのか?恥ずかしいやなこんな姿は」
 騎士は知らないのだ、今の一言がエルフィスにとって欲しくても得られなかった一言であった事など……
『こんな状態でね……ごめんねレミア……』
 エルフィスはそう感じ、レミアもまた
『こうなるまで素直になれなかったなんて……私ってバカだな……』
 家族になって始めて母と呼んだのが男達に凌辱されている最中とは皮肉なものだったと……

その391
 ドスドスと力を込めてさらに騎士は打ち込んだ!
「ほらほら! お母さんはこんな事でイきはしないだろうさ!」
 夫との生活の中で育まれた性感が無理矢理呼び起こされ翻弄されていく
「はははは……貞淑ではあっても女は女! 悲しいな紅の!」
 騎士は母としてのエルフィスでは無く騎士の時代の通り名を使って呼ぶ
「ほら行くぞ! 行くぞ! 子供にかけてやるからなぁ!」
 思い切り腰を奥へ押し付けると
 ドクッドクッ!
 と流し込んでいく……その瞬間に子宮に新たなる刺激が走りエルフィスもまた白目を向いて気をやってしまった……
「あぶ……あぶぶ……」
 そして騎士は萎える気配を見せない逸物を更に前後に嬲り続ける……
「あ……ダメェ……もう……いやぁ休ませてぇ……」
 今さっき娘と意思を交わした母親が今はただの女に成り下がる様が嬉しいのだった
「ほら!ほら! まだまだ夜は続くぜ!」
 騎士は笑いが止まらなかった……かつて自分を偏狭に追いやる切欠を作った女を堕したことが……
「いやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……」
 そして、エルフィスはその後快楽の波に翻弄され続ける……

その392
 ミュースは呆然としていた、守ろうと思った……助けたいと願った……そしてまた庇われてしまったのだ
「私ってやつは……」
 それは無力感に苛まれる瞬間だった
「どうして……姉さんなら上手くやったの……」
 そして意識は堂々巡りの迷路の中に落ちていく
「助けなきゃ……絶対……」
 そして言葉は自然と出て来る
妊娠させるなら! 私にしなさい!
 言っている意味はわかる、しかしその結果としてどういう事が行なわれるのかはわかっていたか、いやここまでの凌辱と変わらない行為が待っているのだとしたらそれはそれで恐怖にはならないのかもしれない
「いい覚悟だな……」
 何度目かをエルフィスの中に放ってから
「腹ボテで、指揮官シートに座る気かい? 誰のものとも知れぬ子供を孕って」
 そうなのだ、今は姉に代わって軍の指揮を取る立場なのだ
「たった二人を救う為に、全ての国民に猜疑の種をまくのかな? 立派な女王だな」
 そしてミュースの意識は迷路をさ迷う……



その393
 館の中のホールは酒の入った客人達が魑魅魍魎のように跋扈する酒宴だった
「こんなにいるなんて話が違うわ……」
 ステージが用意されてそのカーテンの隙間からホールを覗いていたシー○の顔面は真っ青になっていた
「くくくく……自分の力を誇示したくて近隣の長を集めたんだろうぜ、良かったな……鮮烈デビューだぜ」
 兵長は一向に意に介さない、ここでの公演は奴隷として性交を見世物にすると言うことで入り込んでいる
「バレないようにな、もう二度と国に入れなくなるぜ……」
 そして、シー○王女に似ていると言う触れ込みになっているのだ。
「知っていたのね……あなたと言う人はぁ」
 涙目になりながら兵長を睨む
「ああ、よく聞いてみろよ……もっと楽しい事に言ってるぜ」
 何か珍しく含みのある言い方ではあったが、今のシー○は追い立てられるようにホールの言葉を拾っていく
「何でも大きな獣と……たとえば馬とかともまぐわうとか」
「おお、聞いたぞ、なんでも水を飲むように精液をすするとか、貴公など一瞬で干からびてしまうのではないかな?」
「さて……今までこのようにシー○様に似ていると言われて出向いたがなかなか似ているものはいなかったしの」
「貴公、不経済ではないのか? シー○様を汚してみたいと考えておったな?」
「何を言う……貴公もであろう?このような前線近い地に赴くなど、休戦中とはいえ……熱心ではないか?」
「それが……馬と……ふふふ……似ておらなんだら連れて来た奴隷商共々首をはねてやろうぞ!」
 いままで散々思い知らされていた、男と言うものがどういうものか……が中には彼女の為に命をかけてまで裏切り者の振りをしてくれた騎士のような存在もいる。
「恐いなぁ……俺も打ち首はイヤだからせいぜいシー○様っぽく振る舞ってくれよ」
 騎士は笑いが収まらない様子でシー○の横を抜けてステージに出ていく。
「これはこれはナ○国は重鎮の御歴々……さあ、皆様のメガネに叶う人物をお連れしました! さあ入って頂きましょう!シー○・ラ○ーナ女王陛下のご入場です!
 シー○の前のカーテンが開かれて……そして……

その394
 シー○は泣き出しそうになる自分を叱り付けて無理矢理笑って見せた、一瞬の沈黙のあとは喝采によって迎えられる事になる
「なんだ……うりふたつだ……奴がわざわざ我らに声をかけたのも頷ける」
 ステージ上を媚を売るように、腰を振りながら練り歩く、ここ何日間で野営地でやらされた事は悔しくが役に立ってしまっていた……
「王家の真紅だ……あの真っ赤な瞳は……」
「いや……それよりもあのエメラルドに輝く髪は王冠いらずとまで言われたラ○ーナの象徴……」
 外見的特徴で言うならばたしかに他の血筋ではこの国ではいないものであった
「私の知っているシー○様はもう少し幼い感じがする王女であったが……何やら肉感的ですな……」
「いやいや、女性とは奥深きものですぞ、あのドレスの下にはこれほどまでの肉体が隠されていたのかも」
 考えたくもない事ではあるが、肉体も凌辱に耐えるうちに熟れて来たという事なのだろう
「しかし、動物にやらせるのは惜しいですなぁ」
「それがどうして、お尻は人間専用とか……」
「じゃあ本日は尻に動物、前には我々と言う事にならないものですかね……憧れのシー○様ですからなぁ」
 口々に勝手な事を言う男達に身体を検分され屈辱に耐えながら、全ては兵長の思惑通りに事が運んでいるのではないかと言う疑問が沸き上がった……
『いつここの町でショーをすると約束出来たのかしら……私は逃げ出していたのに……』
 恐くなって来る……そして一瞬ステージのはずれにいる兵長と目があう……
『全部予測済みだというの?……そんな事って……』
 いつまでも視線を合せていると兵長に心まで持っていかれそうな恐怖が沸き上がってシー○は視線を外した、それよりも今はやらなければいけない事があるのだ。
『大丈夫みたいですね……』
 世の場に集められた人の中にシー○をよく知る人物がいないかと言う事だった、隠すにしてもそう言う人物相手ではボロが出てしまう可能性があったからだ
『そこまでは危険な事はしないわよね……』
 その時、ステージからはもっとも離れた所にある扉が開き遅れて来た人物が紹介されて入って来た。
「ひっ!」
 その顔には見覚えがあった……かつてミュース付きの騎士として後見してくれていた騎士隊長だ……
『そんな……カ○ッセはおそらく王都に留まるはず、なら彼がミュースの乗る艦の艦長をしているのではないの? 何故ここに……』
 ミュースに連なる人物とは絶対何があっても顔をあわせる訳にはいかないと思っていた所なのである……

その395
 最後尾でミュースの騎士が館の主と挨拶を交わしている間にこらえきれなくなった数人の客人はステージに登るとシー○をステージの中央に縛り上げていく
「おい! そこの」
 兵長を指差すと
「早く1匹目の獣を連れて来い!」
 血走った目で訴える
「この尻の穴へ入れてやるんだ!」
 先程話し合っていた事を実現すべく大股開きのシー○の下半身を見つめる
「濡れてるぞ……やはり本物ではないな、こんな淫乱な……」
「いやいや、女性とは統べてそういうものだと聞きますぞ!」
 聖女王と呼ばれるシー○がこんな状況で濡らすはずも無く、その事で逆にホッとしている彼等が兵長には滑稽であった
「では、そうそうに……」
 兵長は下がると客人達はその濡れた女陰に視線をあつめ
「味見などいかがかな?」
「おうおう、獣に舐めさせる前に我らで味見と行こう」
 そして妄想を実現するように我先に食らいついて来るのだった、そして部屋の後方で
「なにかと思えばこのような集まりとは、私は帰らせてもらう」
 ミュースの騎士は表情を曇らせると挨拶をすませて帰ろうとした
「まあ、待ちたまえご夫人も臨月では家で欲求もたまっていよう……男としてこういう事は当然しかも君の為に開いた酒宴とも言えるものだ、つれないのではないか?」
 元の長が帰って来た時ぐらいは華やかにしたいのだと今の長は言う
「しばし……ですぞ」
 そうまで言われてはこの不愉快な酒宴にも付き合わねばならない、何やら幾人かはステージに上がって奴隷を舐っているようだが、と彼はホールの端で酒のグラスを受け取りせめて酒など楽しもうと思うことにした
「楽しくないですか?」
 兵長はそこへ接触して来たのだった
「いや……若くないのでね、この席はちとキツイかな?」
 酒の中に仕込まれた薬物が彼を暴徒の一人に変えるまでの時間のために

その396
 最初にステージに上げられた動物は犬だった
「おお……これが最初の相手だな……」
 男達は興奮していた
「シー○様が……犬に……」
 その背徳感に酔っていたと言っていい
「しかも……尻に……」
 言ってる側から調教された犬は結合をはたす為縛られたシー○の腹の上にのっそりとやって来る
「この犬、本気ですぞ、あそこがあんなに脹らんで……勇ましいものですね」
「誰か、誘導しないと前に入れられてしまいまずぞ!」
「おおでは私が……」
 面倒だなどと言いながらも表情は嬉しそうにシー○の身体に纏わり付いていく
「ここを広げなければね」
 アナルを揉み込み指をズボズボ出し入れしながら
「スルリと入るくせに締め付けて来るとは……好きものな尻の穴だ」
「やはりシー○様ではありませんなぁ……きっとシー○様なら指どころがうんこもしませんぞ!」
「違いない! ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ……」
 好き勝手に男達は笑い、嬲る
「このリボンがいかん、下品でな……早めに取っておきますかな……おおっともう入れたいか」
 前に入れようと腰を突き出した犬のペニスを摘まむと今まで自分が指を入れていた穴に誘導していく
「お……入りますぞ!」
 ズブリ……
 それは皆が見守る中でしっかりとシー○の身体の中に消えていった……
「おおおおお……」
 そして犬は自らの子孫繁栄の行為の為に腰をドンドンと突き入れていった
 ステージが物凄い熱気に包まれたのは言うまでもない……

その397
 ガホッ
「もう一匹いたぞ!」
 猿轡が解かれてシー○が悲鳴を上げるよりはやく、もう一匹の犬のペニスがその口腔を犯した……
「おお……犬とシー○様が3Pですぞ!」
 その様は背徳感に拍車をかけている
「さすがにこれは……」
 犬に挟まれて身悶える女体が蠢く様に圧倒されてはじめていた
「手を縛っておくのは興醒めですね……放してしまいましょう……」
 誰かが言い出すと
「おい! 商人かまわないな!」
 離れた所で遅れて来た男と話し込んでいる商人に了解を求める
「かまいませんよ、次のがでたら外さねばならぬと思っていたのでね……」
 殺気立っている男達は商人が許さねば斬るとまで言いかねない雰囲気になっている
「よおし、シー○! 今手と足を外してやるが、口と尻の穴は放すなよ……」
 一人がシー○と呼び出すと嬉しそうに他の連中もそれに習った
「そうだぞシー○!まだまだ序盤でお仕置きはイヤだろう?」
 ショーをやるはずの女にお仕置きも無いと思うのだがもうすでにただの性奴としか思っていない、見せてもらうよりも自分で楽しむ事を選ぶ
「おい! 不敬罪になるぞ!」
 ミュース付きの騎士はそう言うものの兵長の酒が回って来たのかステージにいってまで注意を促せないでいた
「まったく……」
「なに、この場限りの戯れ言ですよ……あとで騎士様もどうです?」
 艦長には商人が自分の商品を薦めているのだと思った
「妻がいる身でね……」
 その返答に口元を歪めながら
「あそこでああしていらっしゃる方々にだって子供も妻もいると拝察しますよ」
 皆それなりの地位に就く者たちだ、地方を納める事に一生をかけるであろう者たちでシー○様と直接あう事も何度も無く国の石杖と成るのだろう者たちの憂さの張らし方と言うのかもしれない……
「無礼講か……まあかまわないか……」
 頭の奥が重いと彼は考えていた

その398
 ガホッガホ……
 抜きたくても根元が脹らんで栓の様になった犬のペニスは歯に引っ掛かって口から抜けない、イラマチオだった
「おお……犬も見せる……」
 その言葉を最後にステージ上は無言になる、シー○が身体を痙攣させる音と、犬の荒々しい呼吸音が入り交じって興奮が広がっていく
「ヒグヒグ……」
 シー○は呼吸も出来ずに喉の奥に大量の精液を流し込まれてた
 その時間は永遠に続くのではないかとシー○には思えた
 男達には時間はなぜこんなにも無情に早く経過するものなのかと感じられていた
げふ……
 シー○の口から犬のペニスが抜けて、続けて胃から直通のように精液が溢れてこぼれた……

その399
げふ……
 シー○の口から犬のペニスが抜けて、続けて胃から直通のように精液が溢れてこぼれた。
 頭のリボンが外されたのも気がつかないで咳き込みながら犬の精液を吐出し続ける。
「ダメですね、飲み込まないと……マナーがなっていませんねシー○様なら飲みますよ」
 勝手な事を男がまた言い出す
「シー○様が精液を? 飲み込む? あははは見てみたいものだ」
「しかし、高貴な御方だ一度口にされたものを吐出すような事はなされないだろう?」
「たしかに、その通りだ……よしそのまま舐め取れ!」
 無残に、そして過去何度も命令されたその命令はやはりここでも繰返された
『どうして……どうしてこんなものを飲ませたいの……』
 わからないのだ、床に散らばった精液の残骸を舌の先で舐め取っていく、そのえぐい味にも慣れた……慣れたからと言っておいしいわけではないし、ましてや楽になるわけでもなかった。
「こちらにも落ちてるぞ!」
「ここもだ! 散ったものだな!」
 いわれた場所に行こうとして、尻の穴で繋がったままの犬が抵抗した。
 ガル……
 自分の牝に手を出すなと言わんばかりに四肢をふんばってシー○の行動を妨げる、その事がしっかりと繋がったアナルをシー○にイヤというほど意識させる
「くっ……こんな事で……」
 そして、近くでその声を聞いた者たちが感嘆する
「おお……声も似ているではないか……」
「もっと泣かせたいですな」
「まったく……一度この声を組み伏せたかったのだ」
 彼等は近くでシー○と対面したことは少なく、招集のさいも遠方からその声を拝聴する事が多かった為に、この声がもっともシー○を意識させるものであったのだ。

その400
「うう……」
 ようやくシー○の呼吸が落ち着いて来た時に
「次はこいつのようですね」
 一匹の豚が引き出されていた
「ひぃ……」
 シー○の目にその醜悪に歪んだ獣の姿が写った、いったい何頭の動物がシー○を犯す為に用意されているのか想像出来なかった
「おお……素晴らしいですね」
「では早速……尻の穴の前に舐めさせましょう、飲み込む姿を見たいものです」
 男達はシー○に聞えるように語り悲鳴を上げさせたいようだった、しかし彼等はこの場にいるのが獣姦を見世物にする性奴隷だとわかっていたはずなのに……
「ではこっちへ来い!」
 シー○は床をはうように進まされて、豚の前に連れ出された。
「舐めさせて頂きます……」
 何時も馬相手に言う言葉を言ってからそのものに手を伸ばそうとした
「おお……シー○様が何という……」
「これ程のことを言うとは、まったく下劣な生き物だ」
 声が興奮していた、シー○の隷属の言葉であったから
「よし、早くするんだ……早くな」
 皆が自分の股間をモゾモゾさせながら次のショーでのシー○の悲鳴を待っている、おそらくは何人かはそれで漏らしてしまうであろう事は想像に安いことあった
「はい……」
 そして豚の下にシー○は入っていく

その401
「シー○様……」
 誰もがかつてのシー○の姿を思い描き、今の姿を重ねていた……いや近くで見た事の無いシー○様の姿を思い描こうとして目の前の姿で補正していたのかもしれない……
「シー○様はこういう御方だったのだ……」
 ある意味正解が導き出され、そしてそれは間違っていた
「そうそう……何と言う名だったか聞いてはいなかったが……もうシー○様と呼ぶ事にしよう」
「それはいい……私もシー○様と御呼びしますぞ」
 凌辱の対象に対して様付けで呼ぶと言う矛盾を感じる事も無いらしい
「素晴らしい」
「おお、シー○様が豚のチンポを舐めますぞ!」
 そしてシー○様と呼びはじめた事が男達に背徳感を増し、より一層の興奮状態になっていた
「ひゃああ!」
 シー○の悲鳴が上がった事と
「危なかったですね……」
 一番側にいた男の声が同時だった
「犬が……」
「この牝は自分のものだと言う事ですか、さすが聖女王……犬おも虜にするか」
 先程、肛姦をしていた犬がもう一度挑みかかって来たのだ
「危なく前に入れられてしまうところだったよ」
 そして今度もしっかりと肛門に突き刺さっていた。
「ああ……いやぁ……」
 豚と犬を相手に3P状態に入っていた
「これは見事な博愛ぶりですね……さすがはシー○様だ」
 そんな事があるはずも無いのに、この動物も愛する姿が博愛主義に見えるらしい
「おお……さすがシー○様だ!」
 彼等にとっていつの間にか目の前にいる奴隷はシー○であった。

その402
「シー○様……」
 そして誰もが今のその三匹が行なう行為に見入っていたのだ……
「がぶ……がふ……げぶ……」
 獣が射精するまでのそれからの数刻の間に男達は何度下着を汚した事だろう……
「我慢できん……俺はやるぞ……」
 そして、誰とも無しにそう言い出した事は当然のことだった……そして

その403
「さあその乳で挟むのです!」
「じゃあ最初は私から!」
 男達は抑制がきかなくなった機関車のように飛び掛かると既に液体を滴らせていてすぐにシー○の胸も尻の谷間もザーメンで濡れていく
「いやああああああ……」
 反射的にでた言葉でシー○の胸に挟まれたペニスは熱さをましそして発射していた
「こらえきれませんな……」
 それでも男は満足しない、そしてその胸の谷間で再びそのペニスは熱くなる
「おお……これはシー○様ですな私の息子がそう言っていますよ」
「私の息子にも聞いてみませんとな……」
 男達はステージでシー○を取り囲んでショーのことなど忘れたようにまさぐりはじめた。

その404
「ふう……まだ満足できんぞ」
「おおまだじゃ! これではこれがシー○様か判断が出来んからなぁ」
 男達は限界まで犯し嬲った……シー○の全身を精液が伝い、これによって獣だろうがコ○ンだろうが男と言うものは美人に弱いらしいと言う事がよくわかると言うものだ
「商人よ! ここで一日延長したいが如何か?」
 奥で騎士と話していた兵長に声をかける
「構いませんよ、こちらも出し物を全部見てもらっていない以上お金を受け取れないので……ではこの館に泊めて頂いてもよろしいので?」
 その言葉には即座に返答が帰って来る
「構わんよ! あなたもいて下しますな?」
 騎士に語りかけていた
「いえ私は……待つものもおります故……」
「まあまあ、今宵しのんでお部屋に参ります……いい思いをなさいませ」
 薬が故に正常な判断を失っているのか、やはり目の前の興事に当てられてか、彼は少し考えたから
「よろしかろう……今宵は羽目を外すとしよう……」
 そして待つ結果を彼は知らない……

その405
「お風呂って……幸せなのね……」
 疲れた身体を暖かいお湯が癒していくのがこんなにもハッキリ理解出来るというのは幸せなのだろうか?と疑問に思うのだ
「でも、また汚される為に綺麗にしていくのですね……」
 ショーが終った時に呆然として意識を半分失っていたシー○お風呂につけられてはじめて自分の立場を理解した
「みな……シー○を凌辱する気で……私を汚したいと願っているのか……本心で……」
 答えが出ない設問だ、本人ではない以上いくら考えてもホントのことはわからない、彼女は人の心が読めるような超能力者では無いのだから、聖戦士であれば何かしら読めるのだろうか?と言うことを考えたあとで聖戦士も悩める人だろう、だから人は努力して生きていく事を諦めてはならないと……何もかも聖戦士が片付けてくれるならコモ○として生きている価値が無いというものだ……
「あったまったか? これから洗ってやるぜ」
 兵長の声が聞えて浴室に入って来た
「お、いい顔になってるぜ!」
 ここでも休ませる気が無いとばかりに巨大な逸物を誇示しながら彼は入って来た……
「入るぜ……股開けよ」
 狭い浴槽にその巨体を滑り込ませてシー○を抱しめる
「やっぱり……休ませてはくれないのですね……早くこの屋敷を出ましょう、バレてしまうわ」
「大丈夫、大丈夫やつらシー○とヤリタイ一心でおめえはシー○じゃないって思い込もうとしてるからよ」
 その異常な説明を聞きながら表情を曇らせる
「まさかバラしたのですか?」
「いいや、やつらにとってシー○様の外見さえあればいいんじゃないのか? 明日は馬とやるとこも見せるからな……その前にちょっと努めがあるけどよ」
 何を考えているか想像のつく表情で笑うと
「それより、デカくなっちまった……おめえが艶っぽいからだぜ……ナントかしてくれよ」
 浴槽の中でその大きなものをシー○に擦り付けた