とりあえずダイジェストというか画が無いと話がつながんないけど……


その406
「お!期待してたみたいだな」
 自分が入れるよりも早くシー○の股間をまさぐるとクリトリスを刺激して弄んでいく
「うそ……そんな事無いです!」
 どんな覚悟を決めていても自分か期待していると言われることは恥ずかしかった
「じゃあ何でここはこんなに尖っているんだよ! 俺に惚れたな!」
 そしてこの自信過剰な男はそんな事を言い出してシー○を困惑させる
「そんな事!」
 シー○にとって今一番近い男性であることは間違い無かったが
「まあいいぜ何処に入れて欲しくなった?」
 狭い湯船の中でシー○の下からその逸物を突き上げて
「自分で決めな! 何処に入れて欲しいかをよ」
 シー○を困惑させて楽しんでいるようでもあった。

その407
 しかし、しれた兵長はそのどちらでも無く立ち上がるとシー○の胸の谷間に逸物を置き
「咥えろ、最近俺のを飲ませてなかったからな、自分の主食を忘れちゃダメだよな」
 シー○は戸惑っていた、無理矢理入れられることを嫌がっていたはずなのにこうしてそれがそらされた時に心のなにかにわだかまるものが何であるのか?
「う……はい……」
 そしてまた兵長のものである事に慣れのような感覚でそれがまるで無理強いでは無いような錯覚……
「よしよし、行くぜ」
 ガボッ
 イラマチヲに行こうとしてそれでなお両の乳房に挟ませるだけの長さと太さがあった。
「うぐ……ごふ……」
 そしていつしかシー○はその行為に没頭した……

その408
 ゴクッ……ゴクッ……
 喉をならして毒液を飲み込むと、咽なくなったシー○は呼吸を整えるように目を閉じていた
「よし、立て……そう言えばトイレ行ってなかったろ……」
 そういうといい事を思い付いたとばかりに兵長はシー○を浴槽の縁に座らせると
「中にしな! ほれ早く!」
「そんな事をしたら……その中に入らせる気ではないのですか?」
 さも心外と言ったふうなポーズを取ると
「俺がそんな事をすると思っていたのかよ! 嫌な女だなぁどうしてそんな事が思い付くんだよ」
 そう言いながらシー○の肩を押さえて座らせていく
「期待されちゃやらしてやらないと欲求不満が溜っちゃいけねえからな」
 そう言うかってな事をいって
「いやぁ……」
 シー○が排尿するまでその場を動かさなかった……

その409
 ゴクッ……ゴクッ……
「もう……いい?」
 ゆっくり浸かれとばかりに肩をおしてお湯に浸からせると口まで中に入れて
「おいしいだろ、俺とお前のエキスが染み込んだお湯はよ、ありがたく飲むんだぜ」
「げふ……げふ……」
 やっぱりこうなった結果に対して諦めが先に来て抵抗すらしなかったシー○であった
「えらく素直だな、俺の女だって事を自覚したのか」
「そんな事!」
 しかしそれ以上の言葉が出て来ない……この館での凌辱はそれくらいシー○を打ちのめした、自分の国をまとめる立場にいるであろう人々が心の中でやはりシー○を凌辱したかったと言う真実がどうしても心を弱くしている
「おや? どうしたい?」
 兵長はあまり弱くなられても面白くないと思っていたが、いつの間にか自分を頼っているシー○の顔に魅了されているのではないかと自覚していた
「なんでも……ありません……」
 シー○も葛藤の中にいた

その410
「さあ、壁に手を付け洗ってやる」
 言われるままにシー○は湯船から出た、身体中から自分の排泄した小水の匂いが沸き立っているようで悲しくなっていたからだ、そしてそのお湯で洗われるのだったら同じことだなとか心の何処かで考えていた
「オレ達にとってその匂いが香水でも他のやつらにゃ臭いしょんべんだからなぁ」
 兵長は勝手な事を言う
「香水じゃありません……」
 そういっても素直の洗わせていた、身体を綺麗にしようとする事を嫌がる女性はいない……
「この奥を綺麗にしておかないと何を妊娠するかわかんないからな!」
 どのような仕掛けかはわからないが管をすごい勢いでお湯が流れ出て来ているもので子壷の中まで洗っていく
「何をさせる気なのですか?」
 シー○は不安そうに聞いてみる
「気がつくか? やっぱり……」
 兵長はニヤニヤとシー○の身体をまさぐり洗い、嬲り弄びながらまた洗って送り返し、そして言葉にしてはこういった
「今まで勉強して来た事を俺以外の男を相手に実践って事だな」
 シー○の身体の性感を知り尽くした兵長の嬲りはシー○にその言葉の意味を考えさせてはくれなかった。

その411
「もう……さわらないで……」
 身体がいつの間にか快楽の中に居る事を拒めなくなりそうでシー○はそう言うしかなかった……が
「やっぱり俺を好きになっちまったからだな、そうそうその表情がいいぜ」
 何を言っても見透かされていそうで今のシー○には人の上に立って居た時の威厳はなかった
「そんなこと……」
 身体の性感を翻弄され言葉で何度も聞かされていく、何処かでそれが正しいと言う気分にもなって来るのは洗脳と言うものだろう
「そんな事とは?」
 あくまでも兵長の言葉には余裕がある
「う……」
 言葉を失う……
「さあお着替えしましょうぜ!」
 兵長はシー○を連れて浴室を出た

その412
「いい趣味だろう?」
 兵長は御満悦と言った所だ
「……」
 返事が無いので
「いい趣味だろう?」
 もう一度語尾を上げて言ってみる
「いやらしい……」
 シー○の言い方にはなにか艶があるように思えた
「私には似合わないわ……」
「裸の方が似合ってるってか?」
 それよりはましと答えるしか無い
「じゃあもう一度」
「いい趣味です……」
 シー○は自分でも思ってもいない事をよく言うと思うのだ。
「じゃあ次は……」
 兵長は化粧道具を持ち出すと
「やれるよな」
 シー○はやった事が無かった、その内面から滲み出る美しさ清らかさがこれまで彼女にそういう行為を必要とさせなかったと言える。
「まったく……おめえは半人前もいい所だな」
 だからそう言われてまたシー○は恥ずかしくなった。

その413
「この格好で何処へ行けと言うの?……」
 あっと言う間に軽い化粧と服を与えたあと枕を持たせて兵長はシー○を廊下へ出した
「だから奴隷としての勤めだからよ、まあ今夜の男は優しくしてくれるはずだぜ気楽にいきな部屋の前までは案内してやるぜ」
 何処にいてもさせることは同じなのだとシー○は悲しくなった
『何故……』
 追い立てられるように廊下を歩き
「どうして他の男にわたくしを与えるの……」
 それは小さな声だったが……たしかにシー○の口から洩れた言葉だ
「おめえが俺のものになりたくないからだろ?」
 軽く答えは帰って来る
「!」
 聞かれたとは思っていなかった、いや口に出した事さえ気がついていなかったシー○の顔は真っ赤になった。
「何だよ、庇って欲しいのかよ? 普通に幸せになれるわけねだろ おめえはただの牝奴隷なんだからな、しかも馬の夫を10匹も持っているな!」
 バカにしたように笑い、ドアをノックすると
「連れて来ましたんで、今晩一晩好きなように使ってやって下さい」
「おう……入っていいぞ」
 中から聞えた声はあのミュース付きの騎士の声だった……
「そんな、あの人は……嫌よ……そんな」
「ウダウダ言うな、言ったろ牝奴隷の勤めだって、俺に優しくされたかったら、いい子にして抱かれて来な!」
 そう言いながら扉を開ける
「誰が優しくなどされたいものですか! いい気にならないで!」
 シー○は憤慨したように部屋の中に入った……

その414
「よろしくお願いします……」
 ベッドに上がったシー○は一言そう言った、それ以上何を言っていいのかわからなかった
「私を楽しませてくれると聞いていたのだが」
 そうなのだ、今までこのような場に連れ出された時には相手は野獣のようになってシー○の身体、女の部分という部分を凌辱し蹂躪し嬲り弄んで蔑んだ。
「はい……」
 何故か緊張と高揚がシー○の中にあり戸惑いが意識を撹乱する
「こちらに来てまずは見せてもらうとしようかな?」
 いつものように言い成りになってこのまま事が済むと言う訳では無さそうだった、しかも相手はミュース付きの騎士である、いつバレるとも知れないのだ
「はい……」
 側まで行って身体を開く
「流石に美しい……じゃあ、あとはして貰おう……」
 馬を相手に奉仕をしたことはあったが、人間相手ではそうはいかない、無理にさせられるという状況とも違う様な気がしてシー○は動けなくなっていた。

その415
「あ……あの……」
 それでも動けないシー○を見て哀れに思ったのか相手は
「そこに寝転んでくれるかい? 両手を上げて」」
 優しく、そして丁寧にシー○の衣装を脱がしていく
「私も、あまり遊びをする方でなくてね、妻しか知らない野暮だが」
 そお言いつつシー○の胸を優しく愛撫する
「少しは緊張も解けたのかい?」
「は、はい……」
 そう言うしかないというよりも、緊張は解けて来たのだ優しくされること、この行為は本来男女が愛を確かめあう為に行なう行為であること、そう言う事を理解した
「もう出きるかな?」
 シー○の身体は愛撫されて火照って来ていた
「はい、出来ます……やります……仕事ですから……」
 そういうとポジションを入れ替えて、シー○は相手のズボンをズらすとそのものを探り出して
「行きます」
 自らの意志で口に運んだ……

その416
 跨がり……自分で腰を上下にゆする、身体の中心から沸き上がるのは確かに快感かもしれない
「あ……」
 そして浅ましくもどうすれば自分が気持ちいいのかを身体が知っていた
「上手いものだ……妻じゃこうはいかないな……」
 見上げる瞳は優しく、そして胸を愛撫していく
「大丈夫かい?」
 そう言われるまで自分が泣いている事にシー○は気がつかなかった。
「あ……」
 心に絶望があった……自分が奴隷では無く娼婦になったと言うことを……魂が理解した為だ
「シー○様?……」
 彼はその泣いているシー○に突如そう言った……

その417
 その日シー○は城からそう遠くない草原で一人でいた
「どうされたのですか?」
 歩いて来たのはゼアン・ゼダンという騎士でミュースの後見を勤めている、まあ子供が同じ頃に産まれたので彼の妻がミュースの乳母をしていたからと言うのが理由だろう
「ゼアン……こんなところに来ていていいのですか、ミュースの所にいなくてもよいのですか」
 シー○は振り向く事も無くそう言う
「ははは、後見のものがたえず側にいたら息が詰まると言う物でしょう? なんならここにカ○ッセ殿を呼んで来ましょうか?」
 それでもシー○は振り向かずに
「良い、わたしは別に息苦しくなど無いぞ」
 本心とは違う事を自分は言っていると、わかってはいた
「ミュース様に嫉妬しておいでですか? 可愛らしい妹君に?」
 その言葉は図星だった、がこの時のシー○にはそれを肯定するだけの余裕は無かった。
「そんな事は無い……わたしはこの国を治める為に考えねばならない事がある……ただそれだけだ……」
「国王陛下の仰せですか? 世継ぎはシー○様に決定ですからね……」
 はじめから決められていた事だった、生まれた時にはもう世継ぎだったから
「今更……」
 一度だけその重責から開放されると思える瞬間はあった、が生まれて来たのは弟では無く妹、ミュースだった……
「まあ、悩めるということはいい事ですよ……はじめから完璧は無理ってものです」
 そうはいっても、そのものの決断に国を左右される、民達の為にも完璧で無ければならないと言われて続けて来たのだ。
「はじめから……ミュースは……女として育てられているからね……」
 その言葉はシー○が嫉妬を認めたような物だった。
「遊びに行きましょうか? お連れしますよ」
 なぜ突然ゼアンがそう言い出したかはわからない、ただこの騎士は屈託無くシー○を連れて立ち上がった。

その418
 町へ出た事はシー○にとってはじめての経験と言っても良かった、それは刺激的で楽しくそして悲しい思い出になる
「ミュースは時折こうやって町へ出るのですね……ゼアン」
 ひとしきり遊んだ後にシー○は悲しそうにそう言った
「まあ、私がお連れしますからね……」
 何気なくそう言う
「シー○様ははじめてでしたか?
「私は王たれと……そう言われて……今まで来ましたから……」
 幼いものには辛い事を強いるなとゼアンは考える
「やはり息苦しかったのですね……」
 ふるふるとシー○は首を振って見せる
「私は……私は、今の生活に満足している、そして自分の未来だって受入れている」
 言葉にして出て来るものは本心とは逆であったろう
「なに、自分が納めるべき民がどのように暮らしているか、知らねばならないと思いませんか?」
「?」
 シー○は一瞬きょとんとして
「どのような生活を楽しみ、何を希望として生きているか、高い城のバルコニーから見下ろしているだけではわからない事が多いと思いますよ」
 シー○にもゼアンの言わんとしている事がわかった
「私はいい王になれぬと言うのか?」
 言い付けをただ守っていると言われたのが悔しいらしかった。
「だから、羽目を外してもいいのです……誰の為に国を治めるのかそれさえ見失わなければ……そうではありませんか?」
 いずれ聖女王と呼ばれるほどになる少女は自分の未来など予見する事など出来ようはずも無い子供であった。
「わかるがわからん!」
 意地をはってそして泣き笑いのような表情でゼアンを見上げるシー○は口とは裏腹に素直に未来を考えようとしていた、どうせこの国の為に犠牲にする我が身なら無駄にならぬようにと……

その419
 シー○はゼアンのペニスを固定すると自分から動いて必死の奉仕をした
「何を言っているのですか? 私がシー○様に似ているだなんて」
 呆け方など知らないが、そうしなければ今はいけない気がしていた、しかし想像以上にゼアンの表情は優しかった。
「シー○様なのでしょう……いや今は言うべきでは無いのでしょうね、そのような噂があったので」
 噂が流れているという事実はシー○を脅えさせて
「く……私はかなり酔っているらしいです、このような事をなさっているシー○様を止める事すら出来ないとは、まして……うううっ……」
 シー○のなれてしまった行為がゼアンを追い上げて、
 ドク……ドク……
 そしてシー○の中にその白濁液を排泄させていく
「ありがとう……そして、帰っておいでよ……あの日と同じ泣き笑いの……顔してるよ……我慢してるんでしょ……帰って……」
 そのまま眠りの扉が彼の意識を持っていった……
「帰れるわけ……無いわ……私は……」
 奴隷で娼婦……もう人の上に立つ勇気も資格も無い……
「お父様の教育も……無駄だったという事よね……」
 立ち上がると抜け出たゼアンのペニスが名残惜しそうにしている気がした

その420
「はあはあはあはあ……」
 扉を閉めて、しかし呼吸はなかなか落ち着かない
「バレた……バレたわ……どうしよう? これでミュースの耳にも入るかも知れない……あの子に……」
 今だかつてミュースの前では気丈に振る舞って来た、女王としての立場がそうさせていたし一つのミスも無かっただろう
「もう……帰れないのね……この国に……」
 悲しみなど今さら感じないと思っていたのに何故か涙が流れていた
「気が回り過ぎる男か……ゼアン……もうあわないわ」
「そんな事勝手に決められちゃ困るぜ、おめえは牝奴隷だろうが、自分で自分の行く場所やらを決められるわけがねえだろう!」
 暗い通路の向こうから兵長の声が聞えて来た、いやおそらくはぞこにずっといたのかもしれない
「もういや……お願い、この国にはいたくないの……」
 精神的に追い詰め過ぎたかと一瞬兵長が思うほどにシー○の消沈ぶりだった
「俺だけの女になる事を嫌がったのはお前だぜ、後悔しろと言ったはずだなぁ」
 声が面白半分に帰って来る
「後悔しました……」
 やけに素直な返事が、兵長にして不安にさせる
「いやあ、調教とはこうする物なのですね、勉強になります」
 誰とも知れぬ声が兵長の後ろから聞えて来てシー○は身体を硬直させた
「紹介して頂けるのでしょう?兵長殿?」
 そしてその人物は光の中に出て来た……

その421
「あなたは……クラーカム……」
 かつて自国での医師とこんな所で顔をあわせようとは夢にも思っていなかったらしい
「おやおや、憶えておいででしたか……いやいやこちらからシー○様は男のペニスのサイズでしか人を憶えないから犯ってないなら忘れられてるぞと、言われていたもので」
「そんな、ひどいことを……」
 デマにしてもそんなことがあるわけが無かった、医師ならそんなことを鵜呑みになどしないだろうに
「まあそんな訳でご挨拶にね……」
 昔もそう思っていたが、ニヤニヤと嫌らしい目で見つめて来る男だった
「まさか今度はこの男に……」
 その視線に耐えられなくなったように兵長の方を向くと確認するように尋ねる
「そんなつもりも無かったが、そうしたいって言うならそうさせてやってもいいぜ」
「嫌です!」
 珍しくシー○にしてはきっぱりと言った、虫酸が走る男というのはいるものなのだ、腕がいいとかで男子の兵担当で顔をあわすことは滅多に無かったので気にもしていなかったのだが
「嫌われたもんだな、折角お前が妊娠しないように乱交のあとの点検と処置の為に駆けつけて下さったってのによ」
 面白そうに笑う兵長とひどく傷つけられたという感じのクラーカムだった
「なんで……私がここにいるとこの男は知っているのですか?……」
 そしてシー○の頭も正常に働き始めていた
「おや、それはそうですなぁ 医師の勘というか……」
 真面目に返答する気が無いようにとぼけてみせるクラーカムの表情には余裕があった
「あなた……まさか内通していたの……みんなが必死で戦っている時に!」
 シー○怒りを表していた。
『感情豊かになったものだなぁ……』
 兵長は感心して、そしてクラーカムは
「ええ、あなたが敵の男にばかりの身体を提供するから我らとしても戦う気にはなりにくいと言うものですよ……ええ」
 いやらしく、そして今までしていたシー○の行為まで踏まえて陰険に嫌味を言う
「私の罪とあなたの不正は関係ありません! 私の犯した罪は私がこの身を持って罰を与えられましょう! だからといってあなたの行為を正当化する理由にはなりませんよ!」
 そして女王の顔が現れた時兵長はその顔を泣かしたく思うのだ。
「ち……ミュース様なら今ので落ちるとこなのに……」
 そして、その言葉がシー○には痛い
「ミュース?」
「おや?私は何か言いましたか?いえいえきっと聞き違いですよ内通するような下賤な男の言葉などね……」
 キリリとした表情を兵長へ向けて
「まさか、妹にまで手を出したのではないでしょうね!」
 口笛を鳴らしかけて兵長は自制して
「知らないぜ、俺はあんたに付きっきりだったろうが……」
 その言葉は正確には正しくないがだいたいはシー○と伴にいたのは本当だった。
「じゃあ、お掃除しましょうか?」
 そして真実を知る為にはクラーカムに身体を預けなければいけないという事にシー○は戦慄していた

その422
「はじめましょうか……」
 クラーカムがそう言うと兵長はシー○を背後から子供をおしっこさせるポーズで担ぎ上げた
「きゃあ……」
 口をついて出た悲鳴を兵長は嬉しそうに
「おやおや?クラーカム医師に聞く事があるんじゃないのか? 悲鳴を上げてちゃ聞けねえな」
 シー○の股間からはゼアンの放出した精液が流れ出していた
「そうそう、これを貰い受けにきたのですよ」
 クラーカムは持っていた試験管のようなものの蓋を開けるとトロトロと溢れ出ているそれを掬うように
「ああ……」
 道を作って招き入れていた
「これが何か説明するまでもないと思いますが……」
 クラーカムは楽しそうにいちいち説明を施しながらシー○の秘部を弄びながら奥から出て来る精液を集めていった
「なに恥ずかしがってるんだ? このくらい牝奴隷なんだからいつものことだろうが」
 兵長の言葉も痛い……
「こんなことさせて……なにを」
 集めながら
「おや? 子種だと言ってるじゃないですか、子を作る努力と言うものに役立てるのですよ」
 なにを言っているのだろうとシー○は思う、今まさに子を作らないですむように処置している最中なのに
「もう一度後でじっくり説明しますよ……くふふふふ」
 その顔が悪魔のように邪悪に見えたのは気のせいではないはすだとシー○は思う

その423
「ここに入っているものが今シー○様の胎内から採取したゼアン殿の子種です……」
 クラーカムが試験管のようなものに集めたものをシー○の目の前に出して見せる
「う……」
 シー○は見なれたはずのそれがバケツでは無いものに入っているのが不思議に見える
「この女にとってはただの食事だからな、お腹がすいたんじゃねえのか?」
 兵長は茶化すように言う
「食べてはいけませんよ!これは大事な物なのです」
 庇うようなポーズをとりながら
「いらないわ!」
 しかし、喉の奥が苦いそれの味を思い出させていた
「今日だって散々飲んだだろうが、まったくスケベなだけではあきたらず恥知らずな奴だぜ」
 好きな事を言われていながらも今のシー○は反抗の言葉にはならない
「まあ言いでしょう……食べ物だと思っているのだったらね、まあ我々も動物の卵を食べたりしますからな……そういう意味ではより直接的な生き物なのですねシー○様は」
 クラーカムは笑いながらそういうと大事そうにその試験管をバッグに納めていった……
「その身体を今日抱こうと言う気にはなれませんので、これでお暇しましょうか」
 そして踵を返すと廊下をもと来た方向に歩き出していく
「ご苦労様でした、じゃあ明日のショウでまたご協力を」
 兵長は嬉しそうに送り出した
「私を……あのものに好きにさせるのでは……なかったの?」
 兵長の顔を見上げて
「それだけは嫌だとか言わなかったか?お前……」
 妙に優しげな表情で兵長は答える
「今までそれで止めてもらった事など一度も無いけど……」
 その拗ねたような言い草が兵長の琴線に触れたらしい
あはははははははははははははははははははははははははははははははははは……なんだ優しくして欲しいのかよ……あははははははははははははは
「なによ! 明日もショウだっていっていたわ……私の願いなんか聞く気は無いのでしょう? 始めから何かの予定だったと言う事でしょうね」
 シー○はことのほか冷静だ
「まあ、そういう事だどんな趣向を凝らしてあんたを泣かすか、楽しみに待ってな! 今夜の寝床は旦那のとこだぜ! みんな待ってるぞこん所、してやってないだろう?」
 この男の本意を計りかねるとシー○は思うのであった。

その424
「歓迎されてるみたいじゃないか」
 馬小屋に入った途端にシー○の夫達は近寄って来ていた
「あ……」
 それが嬉しいと考えるようになってはいけないと思いながら、人間と違い駆け引きがいらないだけシー○はほっとするのだ
「おめえもまんざらじゃねえみたいじゃないか」
 見透かされたと言う驚きはいつになってもなれるものではない
「そ、そんな事……」
 そして、いつまでもこの男に勝てぬのではないかいう感覚にさせられてしまうのはこういう時なのだ
「顔に書いてあるぜ」
 兵長はおもちゃを手に入れた子供の表情でシー○を突いていた
「止めてよ! 嫌です」
 言葉遣いまでこの男には遜ってしまっているようだ
「まあ、いいだろうゆっくり寝たいのなら」
 わかっているのだろう?といわんばかりの顔付きである
「全部……飲むの?」
 嬉しそうに兵長はうなずく
「いやじゃあねえよな」
 兵長の言葉は今のシー○には神の声でもあるようだった
「嫌って言ってもいいんだぜ?」
 かつての妹付きの騎士に抱かれに行ったシー○が今さら歯向かうなどと考えてはいない
「あなたは……なぜ最近私を……」
 そしてシー○はその後を言えない
「俺に抱かれたいのか? 俺の女になりたいのかよ?」
 ヒヒヒと兵長は笑う
「なりたくないわ……」
 そう返答するまでの時間がかかるようになっている事をシー○は気がついているだろうか
「何回俺はおめえにこの問いをしなきゃいけねんだ? 優しい男だねえ俺は」
 そしてその言葉が魔法のようにシー○を再び冷静にする
「バカな事を言うものではないわ、何度問われても答えは同じよ、私はナ○国の女王……シー○・ラ○ーナなのだから」
 決まりきったように
「馬十頭の妻な牝奴隷だけどな!」
 兵長は一言でシー○の表情を好きなように変えられる存在になった事を自覚していた。

その425
「あっち見な」
 シー○の顔を向けた方向には
「え?」
 シー○を見にこの館を訪れた者たちが使って来た他の馬が何頭も繋がれていた
「わかるだろ?」
 それは恐怖の言葉だ
「無理よ……出来ないわ……」
 そう教育されていない馬なのだ
「ばぁか、おめえは見合いの時には何十頭と言う馬とまぐわったそうじゃないか……舐めるくらい出来るよ」
 どうしてもやれと言う事だった。
「そんな……」
 恐怖が現実のものになっていく
「早くやらねえと睡眠時間無くなるぜ」
 兵長も更に嬉しそうに
「……なにが……嬉しいわけ?」
 素直な言葉を吐く
「おめえが汚れるのを見るのが大好きなんだよ、俺が汚すのも好きだけどな、お馬様にゃあかなわねえからよ、あれのサイズと量がなぁ」
 シー○の顔に自分の顔を思いきり近づけてバカにするように……
「……」
 シー○の頬を涙が伝った
「わかったわ、やりましょう私が……馬達の精液を……」
 兵長はシー○の尻を叩いて送り出し
「じゃあやってくれ!早く行け!」
 嫌味な表情を見せて
「なにがあっても、わたしは……私は負けませんから」
 シー○はグイッと涙をぬぐうとなれていない馬達の方へ歩き出した。
「もしかして……俺は千載一遇のチャンスを逃したのかもな、まあいいさ俺はあの女の泣き顔にしか興味は無い」
 シー○に聞えないように吐出したその言葉に何処まで本心が含まれているか、彼にはシー○の感情を理解するほどにはわかってはいないようだった。

その426
「まず真直ぐ下じゃあまりにもだろキスしてからにしな!」
 兵長の言葉はシー○が馬の脇からしゃがみこもうとしている時にかかった
「え?……」
 この命令にはちょっと驚く
「だから、始めての御方なんだから、少しは愛想振りまけって、下は許してもキスはダメってよくいる娼婦か、お前は?」
 いちいちそういう言い方をする
「く……わかりました」
 馬は何を期待したか長い舌を伸ばしてシー○を舐めようとする、
「おお……」
 それを咥えるようにシー○はキスを交わす、何かを失ったと思うと同時に
『まだ……私に失う物があるのね……』
 それが本音かもしれなかった。

その427
「お願いします……」
 シー○は誰の馬かわからない馬の正面で頭を下げて挨拶した
「なれたもんだなぁ」
 兵長はすぐには立ち去らずその様子を眺めていた
「頂きます……」
 今は兵長の言葉に反応しないでシー○はただ馬のペニスを目指した。
「…………」
 はじめての馬は恐かった……

その428
「きゃあ」
 薬によって性欲を増大されていた馬はシー○がそれを摩っただけで大量の精液を放出した……
「おお、さすがだな」
 シー○がキッと兵長を睨みつける
「お? 怒ったのかよ」
 軽口を叩くもののシー○はすぐに次の馬を目指して移動する
「お願いします……」
 そしてまた精液を浴びる事になる
「一回じゃ満足しないだろうからもう一回づつやってやれよ!」
 シー○はなにも言わずにその言葉に従った

その429
「さあ、ちゃんと飲めって」
 兵長は馬の間を這いまわりながらその精液を全身に浴びる様子を見ていた
「はい……」
 シー○は両手でゆっくりとその精液をかき集めては口に持っていく
「やっぱりこのくらいじゃ辛いとか思わなくなってるのか……」
 そして辛いのは兵長のその言い方だったから……
「そんな事……無いわ、辛いわよ辛いに決まってるわ」
 そう言いながらも手は止まらない。
「そうかな?」
 ニヤニヤと笑う兵長は確実にシー○のご主人様だったのだ……

その430
「最後までやって終わりにするんだ」
 兵長の言わんとすることはシー○にはわかる
「う……」
「はい、だろ?」
 馬達の股間は2回の射精でも衰える事の無い怒張を誇っていた。
「はい……」
 全てわかっているように壁に手を付くと両足を広げる
「あそこも指で広げな!」
「……はい……」
 片手を陰部に運ぶと穴に指を潜らせて広げて見せる
「よし!」
 それを確認すると一頭目の尻を叩いて嗾ける。

その431
 ドスンッ!
「ひゃう! アググ……ひゃは!」
 久しぶりの馬のそれは強烈で覚悟をしていたシー○にもたまらないものがあった
「明日のショウの前に俺が見といて良かったぜ、俺もその気になりそうだよ」
 兵長は、シー○のその凄絶なる美しさに圧倒される自分を理解していた
『俺達はお互いの心を縛っているんな……それともそれは俺だけの錯覚か? なあシー○……』
 兵長の瞳は熱っぽくシー○を見つめその狂態の一瞬も見逃すまいとするようだった
「あ……いや……壊れる……壊れる……ああ……」
 シー○は譫言のように言葉を紡いでは空ろに頭をグルグルと舞わしていた
「く……まったく目に悪い、いや心臓に悪いのか?……俺様ともあろうものが」
 それは、良からぬ想いだと……
「作戦は進行中、戦が終れば……そう戦さえ終れば」
 戦略上にシー○の利用価値はまだまだある、だから今シー○に兵長の女になる事を約束させる事が出来たとしてそれはかなわない事だろう
「今は、何もかも忘れて泣いてればいいのさ……もっと面白い事をしてやる、明日のショウの壇上でな」
 それがこの国での仕上げになるはずだと兵長は聞いていた。
『あいつの掌の上ってのが、まったく……』
 遠く国内にいる隊長の事を兵長は考えていた。

その432
「いい感じだな」
 シー○が必死で馬のモノを納めながら立っている所に兵長は悠々と近づいて来て
「こいつを着けよう」
 馬にシー○用の鞍を乗っけていく
「そして……」
 シー○の手を取ると慣れた手つきでそれを……

その433
「ああ……」
 そこでようやくシー○は自分が置かれている状況の変化に気が付いた
「いやぁ……ぐ……走るの……あ……は……いやぁ……」
 馬に貫かれながらそれだけ言うのが精一杯だった、そして
「そうか? 俺は馬が走ってる姿は美しいと思うぜ」
 その間に準備は完了していた
「あぐ……や……あ……おね……いやぁぁ……あぐぐ……がふ……」
 シー○はもう哀願していたが
「残念だったな」

その434
「こいつら運動不足らしいからな、これもお仕事か、いや浮気相手のためさ」
 シー○を見ていたく無かったと言うだとは兵長は思いたくは無いが……
「ちょっと中庭でも走って来いよ」
 扉を大きく開けて外気を入れる
「行って来い!」
 大きく馬房をあけて馬の尻を叩くと当然のように馬は外へと走り出した。

その435
「あ……あぐ……」
 気分良くシー○の中で果てた馬は駆けていくと自分の馬房へと入るのだ
「た……立たないと」
 久しぶりのその強烈なものはシー○の腰を抜かさせるに充分だったのだ
「まだ寝てるのか?」
 兵長の声が頭の上から聞こえてるのだ。

その436
「次の浮気相手はこいつだ」
 もう準備を済ませた馬を兵長は嬉しそうにぽんぽん叩きながらシー○の前に連れて来ていた
「あ……」
 シー○の表情は引きつったというべきだろう
「嬉しそうじゃねえか? 自分の国の馬は一味違うか?」
 とニヤニヤしている兵長の言葉はシー○に痛い
「そ……そんなこと……」
「なに、浮気した何てことは黙っててやるから、お前も遠慮せずに楽しみな」
 シー○の言うことなど意に解さず馬の腹の下へと繋いでいくのだ
「この馬もヤル気万々出しな、さあ!もう一回り言って来い!」
 そう言うと尻を叩いた

その437
 そして走り出した馬の下でシー○は自分の破廉恥さを思うのだ
「なんで……あぐ……ああぐ……」
 駆けていく馬を見やると他の馬達が自分もそうする方が嬉しいと言わんばかりに順番待ちをしている
「この馬達も実の所……」
 シー○に魅了されてるのだと兵長は思う、だから嫉妬している自分はおそらく正しいのだと
「まったく女って奴は……」
 それを食い物しようと誓ったのはいつの日だったもう遠い昔だった。

その438
「あぐ……あああああああああ……やぁ……あひ……」
 聞こえて来るシー○の泣き声が兵長の心を平穏ではいさせ無い、自分でそうさせているにもかかわらずなのだ
「罪作りな女だなぁ」
 シー○の肉体とはどんな日照りにも枯れることの無い泉のようだ
「清廉で麗しく……そして気高い」
 何を言っているのだろうと兵長も思う
「これだけ汚しておいて」
 だが一時濁ってもその泉は透明度を失わないのだ
「いつまでも処女のままのように」
 シー○自身が汚れを感じている中で汚している張本人はそうは思え無くなっているのだ
「とことんやって……膝まずかせるしか無いのだな」
 それは本心だと兵長は思うのだ。が……その先に見たい物が何であるのかはわからないのだ。

その439
「ひゅ……ひゅ……」
 すべての馬から開放されたシー○の疲労は見るからに限界を越えているようだった
「終りか」
 既に喉の奥から漏れる空気が鳴るだけで何も喋らないどころか開いた足を閉じることすら出来ない状態だった
「何をこんな所で寝てやがる!」
 ゴン
 とそのシー○の頭に桶をぶつけて
「もったいなくもおめえの食料を垂れ流したまま寝る気じゃねえよな?」
 兵長は凄味を聞かせるようにシー○を見下す
「あ……ひゅ……は…………いい……え……ひゅ……ひゅ……」
 シー○の返事は必死の呼吸の向こう側から聞こえた
「はっきりしねえな?」
 だが甘やかす気は無いらしい
「すいません……今……すぐに……」
 言うことを聞くシー○を憎々しげに睨むと
「ほらよ」
 桶をほおり投げた。

その440
「ん……」
 膝立ちの足の間に桶を置き指を股間に
「あぐ……」
 ボタリッ……ベチャッ
 穴に入れるとすぐに指を伝って桶の中に大量のザーメンが落ちる
「子壺の中に大量に収納してた見てえだなぁ」
 呆れるほどの量が桶に溜まっていく
「浮気相手の子供が欲しかったのか? 普通は馬の子供なんて産めはしねえがおめえは別だからなぁ」
 時々忘れていそうな事を思い出させてやる
「いやぁ……」
 骨接ぎ蟲によってシー○の子宮は作りかえられたと言っていい……骨接ぎ蟲の効果がある間は……
「まあ……お祝いしてやるよ」
 そう言ってはシー○を怯えさせるのだ
「さて、溜まったみたいだな?有り難く頂きな」

その441
「はい……」
 シー○がそのまま桶を口元に持って行こうとすると
「違うな、もうちょっと上からだ」
 何を言っているかわからなかったシー○は戸惑い、動きが止まってしまう
「わかんねえのか? こうだよ」
 そう言って兵長が桶の位置をその場所まで引き上げて
「ここから傾けて口で受け止めるんだよ」
 グイと桶を持ったシー○の手を傾ける
「がふ……が……」
 口の回りを馬のザーメンでいっぱいにしながらシー○はそれを必死で飲み込んでいく
「ふ……ふふふふ……あははははは」
 兵長はその姿に笑った、ただ笑わずにはいられなかったのだ

その442
「ごちそう……さま……でした」
 いつものように決められた言葉をシー○は口にして桶を下ろした
「ぐっ」
 兵長はもう笑っていなかった
「おめえは聖女なんかじゃねえな」
 それは呟くように
「誰をも篭絡する娼婦だよ」
 シー○の顔に見蕩れるようにそう言いはなつ
「え?……」
 そしてシー○を押し倒した。

その443
「こっちの穴はまだ満足して無いようだな!」
 押し倒した揚げ句に両手で尻の穴を開く
「いやぁ……ダメです、もう……クタクタで」
 馬とのやり取りだけでも倒れ込みたい状態だったのをザーメンをかき出してそれを集めて飲んだ
「お前が誘ったんだよ」
 兵長はらしくも無くゆとりが無かった
「ああ……」
 そのまま真上から肉の凶器を押し付けていく
「もっと……あ」
 馬とやった後でもそれは充分凶器と言える代物だった

その444
「あ……ダメ……そんな……あああ……いやぁ」
 兵長がただ突きまくる尻の穴が熱くなってシー○を悩ませる
「ぐ、いい締め付けだ! よく鍛えてるぜ」
 シー○に向けての言葉とは思え無かった
「行くぞ! あわせるんだぞ」
 そして直腸へと白濁の熱い液体は勢いよく放たれ、それを感じたシー○もまた一気に昇り詰めた
「んんんんん!」
 最後の一滴までも出し尽くすように兵長はしばらく尻の中でそのモノをじっとさせていた
「あ……うそ……ああ……やぁ」
 また大きくなった凶器はしばらくシー○を離しそうも無かった

その445
「ありがとう……ございました」
 兵長が離れた時シー○の意識は疲労で朦朧としていた
「悪かったな……」
 だから兵長のその言葉を聞きのがしてしまったのだ
「……」
 そしてシー○はそのまま倒れ込んだ
「まったく……俺が……何んだって言うんだ、明日は馬じゃ無く……亀だな」
 自分の中にあるモヤモヤを兵長は振り払うように予定を変更したのだった。

その446
 そして、外の空気が朝の靄を運んで来るころシー○の勤めは終った
「やっと……眠れ……るの…………ね……」
 そして敷き詰められた藁の上で気絶するように眠りに落ちていく
「俺も寝よ……」
 兵長は馬小屋を出てすぐ外で眠りに落ちた……
「私は……私は……」
 シー○は脅えた子供のように身体を丸めて眠った……



その447
 どんなに悲しい事があっても人は寝るものだ……そして起きてくる時に今までのことが夢であったらと願う、そして絶望をくり返すのだ
「やっぱり私は……」
 最近は何時も裸だ……それが不自然だと何時まで考える事が出来るのだろうミュースにはわからない
「起きましたか? 今日はお出かけですよ、そうじゃなくても休戦期間が終ろうとしてるのです、艦に戻らなくてはね」
 騎士は檻の中にいるミュースに向かって勝手な事をいう
「私を、艦に帰してくれるの?」
 ミュースには驚きだった
「当たり前じゃないですか、あなたはナ○国の総大将ですよ、いなくなれば戦場で困った事になる」
 明るく言い切って、ミュースを檻から出す
「何処へ行くの?」
「それは行ってからのお楽しみですよ、着替えましょう!」
 気軽にそう騎士は言う、が服を持っている気配は無かった
「何処で着替えるの?」
「まあ、慌てずにね」

その448
 慌てずと言った側からなにやら皮で結んだボールを取り出し
「ここで着替えるべきでしょう」
 着替えると言っても騎士が持って来ているのはこのほかには紐のようなものだけだ
「やっぱり裸なのね……」
 騎士は首をふって
「大丈夫ずた袋はありますから顔は隠して差し上げましょう!」
 大袈裟なポーズで言う
「お願い、私はもうどうなってもいいの、あの二人を助けてあげて、関係ないでしょう!もうすぐ子供だって……」
 ミュースは自分が巻き込んでしまった事に対する責任をいたく感じていた
「バカを言うな! 俺にとってはお前よりもエルフィスの方が大事さ、奴をあの女を地獄に落せるなら俺は死んだってかまわないんだぜ」
 本気の顔だった、悪鬼の表情と言うものをミュースは始めて見た気がする
「まあ、これからおとなしくあんたが連れていかれると言うのなら娘の方は助けてやってもいいぜ」
 急に優しげな顔になってそういう騎士をミュースは見上げた
「ホント? ホントね!」
 大きくうなずいて見せる
「エルフィスと血も繋がってないしな、俺には関係ないな……あとはあんたが自分からクラーカムに抱かれるとでも言えばあっちは開放してくれるのじゃないか?」
 クラーカムの名前はミュースを臆病にもする、かつて健康診断と偽り散々身体を弄ばれた思い出がある……あれで自慰を覚えさせられた……
「まあ、どっちにしてもあんたの決断一つさ」
 騎士はそういうと手を背後で結ぶ……そして手に持った皮のアイテムは首にかけた……

その449
「私の……決断……って選べないじゃないそう言われたら」
 元から選択肢は無い、助けたいなら……
「まあいい服着ないとな……足開いて」
 オズオズと開いていく足をおさえながらもう1本持っていた紐のようなものを股間に近づけていく
「あう!」
 尿道にズルズルと刺して
「上手いだろ?クラーカムから習ったんだぜ」
 ツプリ……
 何かが抜けたような感触があって、紐だと思っていたそれは中が空洞になっている管でオシッコを強制的に排泄した。
「やあ……何これいやぁあ!」
 騎士は慌てたミュースを笑いながらその管の先を摘まんで排尿を止める
「垂れ流しされちゃ困るからな、子供じゃないんだし」
 騎士の指先を見ながら
「何でこんな事を……」
 涙を浮かべて訴えるミュースを笑いながら
「だから今日は君の服はこれだから、あとは顔を隠すだけさ、まあ着付けは終ってないんだけどね」
 そのまま騎士は管を持ったまま立ち上がると
「こっちも口にちゃんとはめてだな」
 先程の皮のベルトを絞め始めた

その450
 そのまま丸い部分の中央に管を取付ける
「ガハッ」
 自分の腹圧で溢れて来たおしっこは勢いよくミュースの口に流れ込んでいく
「上手いか? こちらとしても奴隷に薬を買ってやる金も無いので、民間療法だが自分の尿は健康にいいらしい地上人の知識らしいぞ」
 などと勝手な事を騎士は言っていて笑いながら見ている、そしてほっておくとすぐに口腔内がいっぱいになるのでどうしても飲下していかなければ行けなかった。
 ゴクゴクゴクゴク……
「美味そうだな」
 背後に気配を感じたミュースは必死になってそちらを向いた、
「!」
 そこには……

その451
 引き立てられてエルフィスが立っていた。
「ご苦労様だったな」
 今のエルフィスはミュースと同じ拘束をされていた。
「いやなに、大した事ではないさ、その上ここまで協力させてもらっておるとは信じて頂いていると考えて良いのだろう?」
 エルフィスの背後でクラーカムはニヤリと笑いながら騎士に同意を求めている。
「当然でしょう、ラ○ーナ姉妹……しかも三姉妹のデータをあなたはお持ちだ、これは我らの考えと合致する」
 ミュースは流れ込んで来る尿を止める為に管の先を舌で必死に止ていた時に今の言葉を聞いた。
『三姉妹……?』
 シー○と二人しか姉妹はいないはずだった
「ふふふ……まあ完全とは言いがたいがな、子供の頃の物ばかりなのだ、成長した3人を並べて調査する日が待ち遠しいわい! まあわしとしてはミュースだけでも良いのだがな」
 ニヤニヤした視線がミュースを犯す、が今の彼女には三姉妹と言う言葉が気になって仕方が無かった……

その452
 ゴポッ……
 げふげふとミュースが喉をつまらせたように咳き込み
「おや?どうした?」
 騎士はわざとらしく覗き込むが何かを叫ぼうとして尿が喉に詰まったといった所であることは明白だった
「三姉妹とも再会は我らがちゃんと用意してやるから安心しているといい」
 ミュースの心を労る気など無いらしく、そのままエルフィスとミュースを並べて鑑賞会のようにクラーカムと話しだす
「この胸の無さが……」
「この腹の中の子が他人の種なのが悔しいですよ」
「ワレメもまだまだ可愛くて……」
「乳が溢れて来そうな胸ですよね」
 そして彼等はしばらくすると
「外出だ……顔を」
 そう言って袋を持ちだした。

その453
 顔を覆い隠す、たちまち口から溢れた液体で口元の布を濡らしていく
「さてお出かけだぜ、いいとこに連れていってやる」
 騎士は二人の首輪に繋がったロープを引くと何の躊躇も無く表へと向かっていく
「じゃあ、こちらは留守番と行こうかの」
 クラーカムは何やら懐から出した試験管のようなものを愛おしそうに見ながら奥へと入っていく
「じゃあ、あとの事はよろしく頼みますよクラーカム医師、消毒の用意などしておいて頂けると助かるのですが」
「わかった、用意しておこう、こちらもそれまでには終っておろうからな」
 お互いに含みを持った言い回しでいやらしく笑うとはなれていく……
「喋れないと言うことが幸せで不幸なことだと見に染みることになるさ」
 騎士はまた不安を煽るような言葉を口にして外にでた、この館に連れ込まれて一日……それでもそれは久しぶりに感じる外の空気だった……



その454
 レミアが捕まっている部屋は薄暗く明りも入らないような場所であったがかつて光を失っているレミアには影響は無かった。がそれでも話し相手もいないまま一晩は長く感じられた。
「元気でおったか?」
 そしてそこに騎士と別れたあと真直ぐにクラーカムがやって来た。
「わしがおらんと寂しかったかな?」
 そんなはずも無いような事を言いながら上機嫌のクラーカムは入って来る。
「そんなことがあると思うの?」
 そして生真面目なレミアも異様なオーラを放つクラーカムにわざわざ返事をしてやるものだから
「そうかそうか寂しかったか……」
 クラーカムもいい気になるのだ
「先程、ミュース様とエルフィスが外にでた」
「解放されたの?」
 そう聞いてすぐにそう思うのは若さかもしれない
「まさかな……これから君が私のいう事を聞いて身体を開けばそのまま解放になる」
 そう約束していたとクラーカムは付け足し、約束にもなりもしない脅しをかけられている事を今更ながらにレミアも思い知る。
「そうすればいいと言っている……」
「妊娠じゃよ」
 友の為に自分を犠牲にしようとゆう目の前の少女を言葉で嬲ることをやめない
「わかっています」
「よし」
 パンと膝を叩いた音とともにクラーカムは立ち上がった。

その455
 大事そうに懐から試験管を取り出し
「ここに子種がある」
 見せてもわからない事を知っていてそれをやめれないのは演出過多か自分に酔っているからだろう
「早くすれば……」
 そして、異様な気配がそちらを向かせるのだ
「おお、一つ言い忘れていたよ」
 まだもったいつけるように
「なに?」
 レミアも覚悟を決めたように問い返し
「ここに持って来た子種は君の父親ゼアンの物だ」
「?」
 その言葉の意味がレミアの中に浸透するのに時間がかかった
「うそ……お父様の……」
 そして狙った効果がレミアに起こったことを見て取ったクラーカムは追い打ちをかけるように
そう!君は父親の子を身篭るという事だ!
いやぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
「ようやく叫びおったな、愛いやつじゃ」
 魂が砕けるように叫ぶレミアの頬をクラーカムは優しく撫でていた

その456
 バガッと足を開かせると
「ここにお前の親父殿の子種を入れてやるからな」
 股間の中心を指で摩りながら処女膜を確認してクラーカムはご満悦だ
「いや……いやぁ……」
 今まで何があっても表情を変えなかったレミアの脅えた様子はクラーカムを満足させる
「よし、おとなしくなここに傷を付けたら話にならんからな」
 そしてこの世でもっとも貴重な宝を扱うように丁寧にレミアの身体を拘束すると
「オペを開始する……」
 そう宣言した

その457
 注射器のようなものがゆっくりと進入して来る
「さあ、処女膜は大丈夫だよ……これから子宮の中に君の父親の子種を入れて上げるからね」
 必死で身体を動かそうにも診察台のようなものに固定されていてレミアの力ではビクともしない代物だ
「いや……いやぁ……」
 抵抗も空しくクラーカムは性癖は別にして腕の良さを証明するように着実に処理を終らしていく
「よし! 成功じゃな」
 その言葉はレミアにこの世のものとは思えない絶望を与えた
「いやぁ……お願い……許して……私何も悪いことしてないのに……」
 そしてただ泣くしか出来ない事を思い知るのだ

その458
 そしてレミアは部屋に戻された、先までいた時と彼女が発するオーラの力は衰退していた……
「落ち付くまでしばらく安静にしていなさい」
 そう言われても反応が無かった……
「そうそう、確実な妊娠の為にあと何回かオペをしような……」
 身体をビクッと震わせるだけで返答は無かった
「あの子種を集めてくれたのはシー○様じゃよ、あとでお礼を言わせてやろうな……ふふふふふ……」
 今頃そのシー○が何をしているか知っているクラーカムは笑いを抑えられずに
「まあよい、大事な身体じゃ安泰にするのじゃぞ」
 頬を涙が流れ続けていた……
「私が……お父様の……子供を……」
 何度も答えの出ない問いを自分に投げかける。
 レミアは泥沼の中にいた……



その459
「綺麗に磨き上げるんだぜ、今日もお前の国の役人達相手にショーだからな」
 シー○が起きてすぐにした事は汚れた身体を拭いて身だしなみを整える行為だった
「昔は全部侍女がしてくれたんだろうが、今は自分でやれるだけでも感謝して欲しいぜ」
 兵長が何処からかもって来た鏡はシー○の顔を写す、そしてそれが自分であることをしばしシー○は理解出来無かった
「私は……シー○をやれるのでしょうか?」
 それは素直な疑問だ
「お前はお前だろうが、それ以上のにもそれ以下にもなれはしないさ」
 なれないのならなにを目指して人は生きるのだろうと思う
「よし、客が待ってるぜ朝一番のショーから行くぞ」
 そうして昨晩駆けまわった場所へと連れていかれるのだ。

その460
「おおあれだけ乱れたのにもうすました顔をしておりますぞ」
 その場に引きだされて来た時には昨晩ステージ上でシー○に纏わり付いた男達がそろって上品そうな顔をして見学体勢だった
「馬に乗るのではその髪形では見難いのでは無いか?」
「いや、私もそう思っていたのですよ」
「おい、まとめるように!」
 また口々に勝手なことを言い出す、これが……この国の地方を預る者達なのだ
「は、直ちに」
 兵長はすぐにシー○の髪の毛をいつものように編み込んでいく
「何を探してるんだ?」
 そしてシー○が客達を気にしてるようなので耳打ちしてみる
「何も……」
 シー○は男達の中にゼアンがいないことを安堵を覚えていたのだ。
「さて……全裸での乗馬ショーの始まりです」
 兵長が言い、昨晩の馬のうち大きめの1頭が引き出され来た、そこには繋がったまま走る準備は無かった

その461
 とりあえず走ればいいのだろうとシー○は鞍に手をかけて馬に跨がろうとしていた
「何か口上も無いのか?」
「そうそうこんな早朝から我らを呼び出したのはシー○様ですぞ!」
「そうそう、シー○様ですぞ」
 男達はそのシー○と言う名に興奮をおぼえるらしかった
「……く……シー○の乗馬とくとご覧あれ」
 そう叫んで見せる
「おっと忘れ物だ」
 今度は兵長がストップをかけるように近づいて来て……

その462
「こいつだ、こんなものでも無ければ見世物にならないだろう?」
 二つの男性器を象ったモノを鞍に直立させる
「初めてじゃ無いだろうが?」
 その通りだったし、普通に乗るだけで済むとも思ってい無かったが
「無茶な……」
「何心配てんだ? これじゃものたりないって事か?」
 最初から付けるように改良してあったらしくジョイント一つであった、そして何やら重そうな液体のはいったピンを三つ
「まあ、この中見は地上人が教えてくれた物だ……楽しんでくれ」
 いつそんな物を補給されたのだろうとどうでも言い疑問が沸くのだが
「何を言っても無駄でしょうね……」
 その呟きが聞こえたのか
「ああ」
 兵長は嬉しそうに微笑んだ
「行け!」
 そして……

その463
「あ……」
 普通に跨がろうとしても馬の置かれたポジションは男達に後ろ向きで見せたくは無い部分を丸見えにするのだ。
『いまさら何を恥ずかしがってるのかな?……』
 自分でそう思いながらも羞恥の感情は消えてはくれなかった。
「おお……あれだけ動物と犯っていても綺麗なモノですな」
「まっことまっこと、麗しくすらありますな流石シー○様です」
 そしていちいち感想が聞こえて来る……

その464
 上に乗ってからゆっくりと自分で狙いを定めて
「ああ……」
 必死に食いしばっていたのに声が出てしまうのである
「くぅ……」
 その二つのものを漸く二つの穴に納めていく
「何かを股間に刺しましたな」
「おおバイブと言う物ですな……いやぁ淫乱なシー○様には参るな」
「まっこと馬の上でもそうのような行為に及ぶとは」
「これがほんとの騎乗位と言う奴ですなぁ がっはっはっはははははははは」
 下らない笑い声が聞こえてくる

その465
 違和感があるものの初めてでは無いということは強さと言う事なのかも知れないと思うのだ
「走るのは無理かな……」
 シー○はゆっくりと馬を歩かせた、身体の中心に響いて来る振動が痛い
「あ……あぐ……」
 前の物が微弱に回転と振動を開始する、たしかにあれはオ○ラ力を感知して動くアイテムだったはずだ
「ほら走れ! 走れ!」
「おとなしい歩きなど見ても面白く無いぞ」
 男達はシー○がうろたえもしないのが面白く無いようで
「は、直ちに」
 兵長がそう返事をすると馬の尻を叩いた
「ひぃ……」
 シー○の短い悲鳴を残して馬は駆け出した。

その466
「あ……ああ……あぐ……」
 そして次第に前よりも後ろが響き出すのだ
「これ……あ」
 ちゅるちゅると注入されて来る液体は腸内の圧力を上げて早くも便意を呼び起こしていた
「うそ……」
 兵長の顔を見るとニヤニヤと効いて来ただろうと言わんばかりの表情で笑っていた。
『はやく……止まらないと……』
 裏庭を何周かして男達の前まで来た時に
「これで……」
 そう言いかけたシー○を制して
「最後にここを10周ほど全力で駆け足します、そのあとのお楽しみが御座います!」
 と宣言したのだ
『うそ……無理よ』
 兵長の目は
「行け!」
 と言っていた、だから
「行きます……」
 そう言ってシー○は馬を全力で走らせた……
「あが……」

その467
「降りる前に」
 ようやく走り終ったシー○が馬上から降りようとした時に兵長は尻の穴と前に刺さっているバイブの根元から外して
「付けたままでしばらくいるんだ」
「そんな……はやく……」
 シー○の下腹部は先程からの大量浣腸によってグルグル怪しい音を発して
「トイレ……」
 が近いことを告げている
「まあいい早く降りるんだ」
 自分で中腰のままでいさせておいて勝手なことを言うのだ

その468
 排泄に対する欲求がシー○の身体を震えさせる
「運動の後には?」
 兵長が観客に聞こえるように大声を出す
「わかってるんだろ?」
「なに?……」
 シー○の察しの悪さに兵長は見下す目で今までシー○が乗っていた馬を指差し
「飲むんだ、運動したんだから喉渇いてるんだろ?」
 耳打ちするように
「あ……」
 ようやく気が付いたシー○の顔が真っ赤になる
「早く、お客さんが待ってる、お前の国民を代理で預ってる地方領主さま達がよ」
 鋭い耳打ちに
「の……喉が乾いたわ……いつものように……美味しいジュースを頂きましょう……」
 あまりにもわざとらしく言いながら馬に歩み寄った。

その469
 既にヤル気万々の馬のそれはまさしく凶器と呼べる物だった
「頂きます……」
 はむっ
 両手でそれを支えながら先端部分にかぶりつく様にシー○は口へと運ぶ
「おおおおお……」
 どよめきの声があがる、昨晩に豚とやっているのを見ているのにだ
「手慣れてますな……」
「まっこと、いつもやってるのでしょうな」
 その言葉に偽りが無いからシー○は何も言うことは無い、いつもやっていて慣れてはいるが……好きでやってるわけでも望んでやっているわけでもないのだ
「よし……お腹痛いんだろ?直してやるぜ」
 兵長が背後に近づいて来ていた

その470
「ほらよ! 糞がしたかったんだろ!」
 ズルリとアナルに埋め込まれていた栓が抜けていく
 プシャ
「ああ!」
 突然の行為にシー○が馬のペニスから口を離した瞬間にそれは爆ぜた
「あぶぶ……」
 上半身と下半身で違う色の液体でシー○はべとべとになった
「あははははははははははははははは」
 観客がなぜ湧いてるのかなどシー○は考えようも無く羞恥の中にいた。

その471
「うう……」
 力が抜けたようにその場に座り込むシー○に馬のペニスはドンとぶつかったかと思うと
 ドプン! ドプン!
「ん……」
 二度目の射精をシー○の頭から噴きかけて今度は背中を汚していく
「おいおい、美味しい朝のジュースじゃ無かったのかよ?」
 兵長も嬉しそうに客に答えるようにシー○を煽るのだった。

その472
「どうぞ、シー○様」
 一杯のジョッキが指し出される
「え?……」
 客達がシー○の為にと代表が持って来ていた
「お前が朝のジュースをこぼしちまったからよ、皆様からのお心遣いだ」
 そのジョッキにはザーメンがなみなみと入っている。
「うそ……」
 兵長はニコニコとクビをふると
「あ……ありがとうございます……頂きましょう……」

その473
「……」
 胃を決したようにシー○はジョッキに口を付けると一気に飲む
「おおおおおおおおおおおお」
 皆が見ている中心に馬のザーメンで汚れ、人の精液がなみなみ注がれたジョッキを傾けるシー○の姿がある、その異様な感覚はシー○をして正常たる事をやめさせるのだろう
「やっぱりな……濡れてるんだ」
 シー○の股間の潤いを兵長は見逃さない
「……」
 頬を赤らめるシー○を見ながらも
「もっと変態な身体にしてやるざ」
 兵長は自信があるようだった

その474
「ここまではただのサービス、ここからが今朝のショーってわけだ」
 散々嬲られてからの兵長の言葉だった
「うそ……」
 皆が屋敷に戻っていきシー○もまた浴室まで連れていかれて身体を洗わされていた
「嘘なわけねぇだろ、おめえをわざわざ綺麗にしてやる理由なんて他に無いだろうが」
 言われてみればそうだが
「う」
 馬との行為がただのサービスではこの後に来るものが恐くなるというものだ
「最初から朝食の席でって言ってあったろうが、まったく物忘れまで激しくちゃしょうがねぇ」
 勝手な事を言いながら
「さあ、いくぜ!お客様がお待ちだからな」
 シー○を引き立てて昨晩のステージのある間へと兵長は歩き出した。

その475
 朝が来て清々しいあさに男達は昨夜の宴の間に朝食を取る為に集まって来た
「おお、よくぞ参られた」
 そしてその室内には香が立ちこめ、既に淫歪な空間になっている……先程中庭で見せられたものが皆を更に興奮させているらしい
「さあ、はじめますかな……」
 皆の視線がステージに向くとそこへシー○が全裸で引き出されていた
「あれだ」
 男達のどよめきが上がる
「うそ……」
 その声は地方とはいえナ○国の土地を預る者達の声とは情けないものだった、ただシー○にとってみればこの時の兵長の指差した先にいたものの方がそれ以上に恐ろしいものだったのだ
「いや……」
 そう呟いたとて正常であったろう
「二度目の朝食だなぁ……初めて味わうものだからじっくりと行くがいいさ」
 兵長は気楽に言うとそでへと下がるのだった。

その476
「さっさと始めるろぉ」
 声援では無い掛け声というものが上がる、男の欲望とはかくもとシー○は思うのだ
「これを……」
 目の前にあるそれは恐ろしく巨大な……

その477
「嘘……」
 この町までシー○を運んで来た亀であった
「早くしろよ!」
 兵長の視線が痛い
「でも」
 亀はどう考えても生き物として人間や馬とは違うものだ、機能としてどうなっているかが理解出来ない。
「どうやって……」
 シー○はうろたえて兵長を見る
「おいおい、同じだよ男が女を抱くのはいつだって女が艶っぽいからだ……お前のホルモンは動物でもいちころだ」
 何の慰めにもならない事を言い前を向けと兵長は言った

その478
「きゃぁ……」
 そして二足で立つ亀の腹から
「ちゃんとあるだろう!」
 皮の間からにゅると言う感じで左右に二本のペニスが生えて来た
「これが……」
 その一種異様な物体を恐怖を抱かずに凝視出来る女性はいないだろう、ましてやそれが自分がこれから性欲の対象として相手をしなければいけないなどと
「早くしろ!」
 ガシッ!
 兵長は恐る恐るそれに触ろうとしていたシー○の後頭部をおさえると一気にそのペニスを咥えさせた!
「大事にお食事だ!ちゃんといただけよ、そしてお客様にその一部始終を見て頂くんだ!」
 兵長は声を大きくして奴隷商人として回りにアピールしていた……もう後戻りなどどうせ出来ないのだ……

その479
「あぐ……うぐぶ」
 ぬるぬるしたそれが口腔内に収まりきらずに唇と言わず歯と言わずがしがしと当たっては粘液の匂いを牧散らす
「おお……あれがシー○様のお食事か、さすが我らとは」
「違いますなぁ、なかなか独特で高貴な雰囲気が」
「ほんに、このあとは当然」
「下の口でも食すのではないか?」
 自分勝手なことを男達は口々にし、しかしシー○はその一言一言にうろたえねばなら無かった
『私だって……こんな事を……』
 それでもこの行為を止られないのは兵長による調教が進んでいる事を示していた
「来るぞ! 気を付けろ」
 兵長の背後からの声のすぐあとにペニスが勢いよく粘りの強い液体を吐き出し、そして徐々にさらさらしたものに変わっていった。
「うぐ……あぶ!」
 そしてそれを全部口で受け止めたもののはじめの粘りの強いものを飲下すことが出来ずに大半を外に零してしまったシー○である。
「まったく、何やってるんだ?」
「ゲホッゲホッゲホッ!」
 そして喉に詰まったものを吐き出そうと激しく咳き込むシー○の目の前にもう一本のペニスが付き出されて
「今度はすぐ爆発するからな気を付けて飲むんだぜ」
 客達の喝采を背に受けて兵長の命令はいつものように容赦が無かった。

その480
「はい……」
 シー○がもう片方に手を伸ばすのと同じような動きで亀はシー○の下半身に手を伸ばした
「な……」
 この亀は女の淫液が大好物だと兵長が説明している。
「ではあれと69と言うわけですな!」
 げらげらと下品な笑い声が朝の食卓をつつんでいる
「ああ……」
 亀は長い舌を伸ばしてべロリとシー○の股間を舐め上げそして舌先を挿入して来た
「しばらくあの亀はあの舌を出しません、よくシー○様の腹の部分を見ていて下さい」
 そしてその説明の言葉が合図だった
ひぃいいいいいいいいいいいいいい

その481
ひぃいいいいいいいいいいいいいい
 亀はシー○の身体を持ち上げると腹を観客に曝すように持ち上げていく。
「どうぞご覧ください……」
 つかむ所の無くなったシー○は必死で亀のペニスをつかもうとバランスを取る
「ガホ……」
 その刺激で亀の射精ははじまった……そして濃厚なエキスは喉の奥へと注がれる。

その482
「う……」
 全身に亀の精液を滴らせているシー○に兵長の視線が命令を伝える
「そんなことが……」
 そう、今度は下から咥えろというのだ
「やれ!」
 ゆっくりとシー○は立ち上がり股間を亀に向けた、平静を装っているが心の中で悲鳴を上げていた。
『うそよ……出来るわけない……出来るわけないけど……やらないと……やらないといけないのね……』

その483
「あ……」
 無造作に亀はシー○を持ち上げた
「さあ!力を抜いたほうがいいぞ、無理をすると裂けてしまう事もあるからな」
 兵長の脅しは嘘とは思えない、なぜなら亀はシー○を横向きに持ち上げて二本のペニスをシー○の股間に向けた。
「あ……何処に?」
「何処に?決っているだろ穴は二つあるんだからな、同時にやってもらえるとは感謝したまえ」
 肉体が壊れる恐怖というものはあきらめていたとしても逃れきれるものではない、シー○のように全てをあきらめていたり、犠牲にする事をいとわないとしても……
『身体は中から裂かれていく……』
 その恐怖を背負ってシー○はそれでもシー○に良く似た奴隷を演じ続けなければいけないのだった……

その484
 にゅるにゅると表面が小さな球状のイボイボが付いたペニスが潜り込むように二つの穴を狙っていた。
「うそ……なんで……そんな風に」
 プツプツとした感触が粘膜を捲り込みながら徐々に進入していく
「はいる……うそ……はいる……うぐ……ぐぐぐぐぐぷ……」
 それは永遠か一瞬か……恐怖に彩られて思考が鈍り、しかし気がつくのだ……それが人の身体を裂いて進入るほど堅くない事に
「あ……いやぁ……こんな……」
 そして身体の内側を別のものにぎっちりと埋めつくされていくのを
「ほうら、シー○様は好きものですからねぇ感じはじめますよ、聖女王とよばれる人の本性を堪能下さい」
 兵長は朝食中の客達をステージに向けさせる
『なに、何を言ってるの?……』
 既にシー○そっくりな女奴隷をシー○と呼んでいるだけなのか、本物だと打ち明けてしまったのか、シー○にはわからないほどに身体が追い詰められていた。

その485
 亀のペニスは形を変え質量だけをともなってシー○の最奥へと進入していく
「あ……いやぁ……助けて……いやぁ……」
 ここまで弱気になったシー○を兵長もはじめて見たと思うのだった
『俺の女になってりゃあ良かったな』
 ニヤニヤと視線で笑いながら心の中でそうシー○に話しかける
『こんなこんな……助けて……』
 シー○もその顔で何を言っているかわかったようだった、必死に頷いている
『もう遅いさ、ショーの最中で止めれば、お前が本物だとバレる可能性もあるぜ』
 兵長の言葉が聞えるようにシー○は表情を絶望色に染めていく
「ここで朝食が……」
 そこにゼアンが入って来た……
「まさか……昨晩の彼女、やはりシー○様では無いのだろうな、あのような事を」
 その口の中で呟いただけの言葉はシー○の耳に届く事になる……それまで会場など気にもしていなかったシー○にとって……
「ゼアン!」
 彼の名を口にしていた……

その486
「シー○様か」
 ゼアンは一歩ステージに近寄ろうとした時に領主に呼び止められた
「おやおやゼアン殿、昨夜は乗り気がしないようだったのにもうお約束を口に去れるとは、まんざらでも無いらしい」
 したり顔のこの男がいつにも増してうっとおしいのだが
「あれは本当にシー○様ではないのか?」
 ステージ上は気になるが他の者たちが淫歪な空気を発散して近寄りがたい
「バカな事を、良くご覧あれ、我々よりもお側にいたそなたであろうが」
 たしかにそうだが、いまの必死な表情は¥、そして昨晩の様子も
「まったく私はどうかしている、このような事をシー○様がなさるわけがないのにな、恥知らずにも……それを」
 シー○が聞いているとも思わずにゼアンは呟く、部屋に炊かれている媚薬の香が既に意識を混濁させはじめているのかもしれない
「まあ、お堅いそちが楽しむ気になっているというのは有り難い、語らおうでは無いか」
 普段は話をする事も無い者たちだが、それも悪くないとゼアンは考えはじめていた
「そう言えば奥方の産み月も近いとか、欲求不満だなそちも」
 遠く自分から離れていくゼアンを見つめながら自分が何をしたかったのかシー○もわからなくなっていた
「ゼアン……」
 そして兵長の視線が怖かった
『よかろう、ばらしてやる……それがお前の望みならな』
 亀は長い長い射精をひたすらくり返し、シー○の胎内からの圧力を上げていた。

その487
 外から見てもシー○の下腹部が脹らんでいる事が見て取れた
「あぐ……うぷ……」
 それが亀の精液によるなど考え難いがそれが事実だった
「たすけ……」
 兵長に言ったのかわからない
「よし!」
 兵長が手をふると飼い馴らされている亀はシー○を下ろした
 ズルズルと粘液のような粘り気の強い液体が最後に二つの穴を塞ぎ簡単には逆流して体外に排出させなくしていた。
「あう……」
 グルグルグルグル……
 直腸に入ったそれがシー○の腹を鳴らしていた

その488
 身体に異生物が入るのははじめてではない、がこの圧力ははじめてだった
「お願い……ねえ……」
 精液だけでこの状態に去れるという事が信じられなかった
「お腹が……」
 シー○は必死になって足を動かそうとした、しかし亀が挿入する際に分泌した催淫効果のある液体が下半身の筋力を奪っているように思えた。
「出来るのか?」
 そうこの状態でも二つの穴は精液を漏らしていないのだ
「あう……」
 グルグルグルグル……
 直腸は排泄の為の信号を送り続けている
「うううう……」

その489
 グルン……
 白目を向いて意識が飛びかける
「あ……ああ」
 やってみろ言わんばかりの表情がシー○に突き刺さる
「あう」
 激し過ぎる腹部の痛みがシー○の意識をブラックアウトさせる事を許さなかった
 ブブッ

その490
 ボブッ……
 ボトリ……
 腹圧に負けて、粘りの強い亀の精液が足元に落ちた
「いや……」
 その現象がこのステージ上で衆人監視の最中に粗相をしてしまいそうな恐怖である
「お願い……おトイレに……」
 必死になって今まで足を動かそうとしていた気力、今は括約筋を締める力に変わっていた
「このままじゃ……お願い」
「漏らしてしまえばいい……その方が正常としての疑いが晴れるだろう?」
 兵長がすぐ後ろまで来て耳打ちするように言う
「そんな……」
 グルグルグルグル……
 もう我慢も限界に近い所まで来ている
「ほら見ろ」
 一番遠いテーブルについたゼアンの方を見させる、そのゼアンの視線の中にも淫歪な雰囲気が漂っている
「ゼアン……」
「お前の信じるこの国の騎士もあんなものだ……」

その491
 背後からシー○の両腕を兵長は押さえつけた
「ぐ……はやく……」
 動きを限定されてお腹の痛みは増したように思える
「漏らさないで済む方法を知りたいか?」
 シー○は疑ってはいる、だが事態が切迫していた。
「知りたい……です……」
 頷いて返す
「お願いがあるんだがな、漏らさなくしたらゆう事を聞いてもらうぞ」
 今だって全ての命令を聞かなくてはならない状況に変わりは無い
「う……」
 言い淀んでいるのは、今まで以上の何をさせられるかシー○には想像も出来ないが、恐ろしい恐怖感だけが全身を支配する
「どうする?」
「何と……やればいいの?」
 シー○はそう答えた
「いいや……ピアスだよ」
 いいんだな、と兵長は念を押す
「わかった、わかったわ……早く……洩れ……」
「ようし、商談成立だな、約束は守れよ!」」

その492
 メリ……
 必死に引き締めていたシー○の肛門に兵長は己のペニスを突き立てた
「な……」
 不意を突かれたとでも言いたげにシー○は恨めしい顔をしている
「栓をしてやるって事さ」
 そう言う事をする男だという事を何で失念していたのかとシー○は思う
「あぐあぐ……」
 口を開けて必死で息をしている魚のようにシー○の表情が苦悶に歪む
「俺のは固いから栓に最適だろ?」
 事態の逼迫している事に何の解決にもならないと思ったがシー○に許される返答は
「ありがとう……ございます……」
 だった
「さてと」
 キツイ入り口をメリメリと進入してついには最後までずっぽりと入れきってしまうと、もう肛門は排泄をしようにも出口が無かった
「あう……が……」
 兵長はその様子も見世物にしようと歩きはじめた

その493
「ほらこれだ」
 シー○の背後からアナルに挿入して歩かせながら、ポケットから1本のピアスを取り出した
「見覚えがあるだろ」
 シー○の視界に入れる
「あ……」
「そう、以前あんたがしていたのと同じものだ」
 シー○はすぐに視線を外した
「地○人の技術だ、一度付けたら普通は死ぬまではずれないらしいぞ」
 以前はミルティアさんの知識で助けられた、今だって覚えている
「付けるのね……」
 まさに従属の証だった
「乳首とクリちゃんにな」
 そして、またそれをポケットにしまうと
「約束したんだからやるんだぜ」
 と兵長は念を押した

その494
「付ける所もショーの内だぜ」
 ステージを横切るように肛姦のまま歩かせる
「あ……早くして……耐えられ無くなるから……お願い……」
 シー○の可愛らしい物言いに一瞬クラッと兵長が来ているなど本人は気が付かないまま
「何いってやがる、奴隷らしく振る舞うんだよ」
「だって……お腹が……」
 そういって中央で立ち止まっていると反対側の裾から傾いだベッドが二つ運び出されようとしていた
「おお、いい忘れたぜそのピアスをするのはお前じゃ無い」
 ?……シー○には何がなんだかと言う感じだ
「お前の後輩にだよ」
 新しい奴隷が来ている兵長はそう言った

その495
 ステージに運び込まれて来たベッドには妊婦と幼さの残る少女が括られていた
「あれさ」
 シー○は絶句していた
「子供がお腹にいるわ、それに……まだ子供に見えるわよ」
 兵長は俺からみたらお前も充分幼いのだがとは言わなかった
「本国からお前よりも二日遅れで運ばれて来た性奴だ、やるしか無いのさ」
 きっと自分とそれ程変わらない事情が在るのだろうとは想像が付く
「やらなければ……」
 この状況で二人の新たな奴隷を見せられてシー○が冷静になっていることが兵長にはわかった、そして助けようとまでしていることを
「ダメだな、そうしないとこのまま時間が経つお前のお腹は限界だろうが?」
 兵長の言葉が命令に変わる、シー○はそうなった時に逆らえないことは自覚していた
「三ヶ所づつだ、性奴隷の先輩として優しくしてやんな」
 シー○はピアス穴を開ける為に針を受け取ると近寄っていく、正確には兵長に連れていってもらう。
「ごめんなさい……でも……こうするしかないの……あなたも奴隷になってしまったんだって……悩まないで……光はいつもあなたの心にあるから……諦めないで……外見と心は違うものだから……」
 シー○は自分に言い聞かせるように乳首を摘むと……

その496
 プス……
 針が通されると先程受け取ったピアスをさし込む
「ぐぐ……」
 妊婦は話が出来ないのかマスクの下でくぐもった声しか出さない、必死に抵抗してるのかも知れなかった
「今度は下だ」
 兵長はに言われ位置を移動する、尿道から管が出て顔のマスクまで続いている管のすぐ上には目標のクリトリスがギンギンに膨張してあった。
「毛が生えてないのね……」
 何かを口にしていないと自分の行為の凶悪さに押し潰されそうになるのだった
「あ……」
 無毛なのではなく剃毛したあとがあった。
「いくよ……」
 そして針を刺す、その行為を繰り返す……そしてその様子を部屋の隅からゼアンと領主が見つめていた
「いい身体の妊婦だな」
 よだれを滴らしそうにゼアンに話しかける、ゼアンも部屋の中にたかれた媚薬の香により虚ろな目でそれを見ていた
「奥方も今あのくらいなのではないか?」
「そのような想像をするな! 失敬だぞ!」
 目の前でピアスをされている妊婦をその様に言われて自分の妻エルフィスがされている気になったのだ。
「君の奥方はパイパンでは無かったかな?、あの女性が紅のエルフィスだったら……」
「朝から酔っておられるな、妻は無毛症ではないぞ」
 怒ってそういうと
「スマンスマン……ついの悪ふざけだ、気に無されんでくれ」
 悪いとも思ってなさそうにそういうと目の前のショーに視線を戻した。

その497
 そしてステージ上で妊婦の身体にピアシングが終る
「あの身体……」
 ゼアンにとって妻が孕った後の身体はよくわからない、子を宿した身体を見せる事を妻が嫌った所為もあるが男として生まれて来る子供に意識が行ってしまっていた。
「俺は……跡取りが欲しかったからな……」
 呟いてその姿を見て
「帰ったら見せてもらうとするかな……」
 気楽な状態だった……この時は

「ん……」
 シー○を背後から犯しながら兵長は次の奴隷の位置に移動していく
「上手いもんじゃねえか、次はあっちの小娘だ」
 まだ年端も行かない少女に見えるその娘にピアスをするのだ
「可哀想に……」
 何を言っても兵長の思い通りになってしまうのはわかっている
「誰なの?……」
「後で教えてやるよ……早くやっちまいな」
 そう言いながら尻の穴を兵長は激しく犯す
「あう……ぐ……やめ……あるけない……」
 シー○の身体の性感を全て知り尽くしているような兵長の嬲りだ
「ほらほら早くしろ、うんちしたいんだろ?」
 シー○を深く考えられないように操りながら、その位置に連れていった。

その498
「ゴメンね……」
 一言、針を刺す前に謝ってからシー○はまだ脹らみきっていない乳房の先にある蕾を摘まみ針を通した
「んん!」
 その少女の身体は大きく跳ねると
「痛がってるぜ、もっと上手くやってやれよ」
 兵長はからかいの言葉を口にする

「んん!」
 ミュースは乳首に走った痛みが誰の手によるものか知らなかった
『何なんなの?何をされているの?……痛い!痛い!』
 そしてその痛い傷口を押し広げるように何かが通されていく
『痛い! 謝られても……謝られたって……』
 心の中に何か聞き覚えのある声を聞きながらそれに意識が集中することはない
「ゴメンね……」
 もう一度聞えるともう片方の乳首に激痛が走り、また広げられているようだった
『私は……奴隷にされてる、でもここは……たしか……』
 歩いて連れ込まれた屋敷は確か領主の……
『ぎゃぁあああああああああああああああ』
 記憶を遡っている最中に最も敏感な器官に激痛が走った
「それをやればおしまいだ」
 男の声が聞えた……ずきずきと身体が痛みそれどころではないのだが
「はやく……おトイレに……」
『お姉様?……』
 不意にその声が記憶の中の姉に一致した、そしてそれは一度そう合致したらそれ以外は無いと思えた
「俺がイってからだな……行くぜシー○様あんたも気分出してくれよ」
 男の声もそう呼んでいる……
『お姉様が私に……何かをしたの……』
 ミュースが不安に思うよりも早く世界は明るくなった。

その499
「ご対面だ!」
 兵長はいきなり目の前の少女の顔を被っていたマスクを剥いだ
「?!!!!」
 一目見てシー○は言葉を失い、全身から音を立てて血の気が引いていくのがわかった
「感動の対面といかないのか?妹だぜ……」
 耳元で囁かれた兵長の言葉も届かない
「ミュース……そんな……そんなぁ……」
 意識が混乱して何を口にしていいのかわからない
「ほらほら! もっと抱き合うとかしてくれよ、わざわざ会わせてやったんだからな」
 兵長は腰をつき出して抽送をくり返しシー○の意識を悩乱する
「ああ……やめて……こんな時に……ミュースの前でなんてお願い……」
 まっすぐに驚きの表情のまま固まってシー○を見上げるミュースと視線が交錯したまま外す事も出来ない。
「バァカ、奴隷の先輩として振る舞い方を教えてやるんだよ、おおついでだこっちのマスクも取っておくか」
 そういってシー○の位置をずらしてミュースの顔を部屋中から見えるように移動させる。
ミュース様!な……」
 ゼアンの絶望的な叫び声はもう一度
エルフィス!な、どういう事だ……」
 驚きと混乱で立ち上がったまま動けないでいるゼアンの目の前で兵長はシー○の直腸にラストスパートに入った。
「行くぜ! ちゃんとイクんだ、いいな先輩奴隷として見せるんだぜ」
 ピッチが上がりドスドスと音が部屋中に聞え、それにシー○の艶を帯びた悲鳴が重なり、ミュースとエルフィス二人のくぐもった声がそれに伴奏をくわえているようだ。
「あああああああ……ダメ! いやぁ
 確かにシー○の全身が痙攣してイった瞬間を見せつけた……そして兵長も果てた……
 バンッ!
 その時、部屋の扉が勢いよく開かれた。

その500
「敵国との密談が行われているのはここか!」
 騎士が衛兵を連れて突入して来たのだ。
「そんな事は無い!」
「私は無関係だ!」
「知らない!呼ばれて来ただけなんだ!」
 客達が口々に自分の無実を訴える。
「何があっても俺が助けてやるから自暴自棄になるんじゃないぜ」
 兵長はシー○の耳元でそれだけ言うと
ゼアン殿、まさかつけられているとは思いませなんだな、ここはお互い引くが一番! せっかく受け取る約束のこの奴隷も連れ返るわけにはいかなくなりましたな!
 ステージの上から突如ゼアンに向けて言い切る
「何を言うか!」
 騎士はその言葉を受けてゼアンをおさえるように衛兵に言い
「残念です、艦長殿」
 兵長に対して何か言いかけたゼアンの言葉の機先を制した
「貴公は……」
 そう、最近はミュースの側付きになった帰還騎士だった
「あなたの家に行かれたミュース様があのような仕打ち言い逃れは出来ませんな、艦長殿」
 その間に兵長は自分の逸物をシー○から抜くとそそくさとステージ脇に走り出した
「またあいましょうぞ!」
 兵長はシー○をステージ中央に残したまま消えた、それを追いかけるように衛兵が走り出そうとした時
いやぁあああ
 シー○の絶望的な声が室内に響き渡った

その501
 ステージの中央でズルズルとしゃがみこんだシー○は我慢の限界まで耐えていたものを開放していく
「いやぁ……そんなぁ……」
 少し汚れた亀の精液しか排泄しない肛門が大きく開かれているのをその場にいる全ての男達の視線は釘付けになってしまった。
「はっ!」
 全てが排泄し終わったシー○は何度も何度ももう排泄しないはずの肛門の拡張感で身悶えて泣いていた、そして
「逃げられた……」
 騎士がそう言った時兵長の姿は既に無く、ここに運び込んでいたはずの馬車もなにもいなくなっていた、シー○の排泄を囮に使ったと言う他無かった。
「皆さんには弁明の機会が与えられますが、ゼアン殿、ミュース様にあのような事をさせた罪は重いですよ」
 騎士はゼアンを拘束し弁明もさせずに連行し、テキパキとその場を収集していく
「シー○様を語った事は不敬罪に値するが、奴隷の身では仕方が無いな」
 シー○の処遇まで決めて、エルフィスを連れ出させてからミュースの所に来た
「なかなか楽しめたでしょう? いい化粧をして頂いたようだ」
 ピアスを嬲りながら、猿轡を外して
「はじめから、こんな事を狙っていたの?」
 騎士に恨みがましい目を向けながらミュースは聞く
「まもなく休戦期間が終了します、艦にお戻り頂かないと……」
 丁寧にミュースに服を着せながら
「ゼアンもいないのに」
「私が艦長になる事になりましょう……安心してお任せ下さい、クラーカム医師も乗艦する事になりましたし、慰安婦として内通の罪があったエルフィス殿も乗艦させます」
 騎士は計画が上手くいった事が嬉しかったのか得意満面だ
「ひどい……あれは……本物のお姉様なの?……」
 既に衛兵に連れていかれたシー○の消えたドアの向こう見ながら
「ただのそっくりな奴隷でしょう?」
「本物なのね……」
 騎士の態度が真実を教えてくれた、服の上から胸を触り姉からの贈り物を確認する
「帰るわ……戦いがあるのだから……」
 まともに戦わせてくれるのかそれがと疑問に思ったが今は考えないことにする……騎士は客として来ていた各地の貴族達に口外無用を言い渡していた、しかしおそらくは噂にはなるだろう、シー○そっくりな奴隷とミュースのことを……

その502
 馬車にゆられていた……
「似てるよな……」
 馬車は囚人護送用のものでナ○国の首都に向かっている
「これじゃ語るしかそっくりさんって商売しても仕方ないか……」
 何もかもから捨てられたようにシー○はただ呆然としていた、生まれ故郷に帰ると言う感慨は無かった。
「やらしてくれるのかな?」
 彼女は敵国の奴隷という事になってるため、本来なら捕まることはない。
「ばあか、そんなことして見ろ、お前も不敬罪だぞ」
 習得物と言うことになるのだが……シー○様の名を騙った為に不敬罪になったのである。
「だから都に閉じ込めると言う事か」
 護衛に付いている衛兵達はシー○に服を与える事もしないで目の前で話をしている。
「まあ、死刑は無いがこれから国に帰れるとは思うなよ」
 そう言いつつ、胸を触る
「おいおい!」
 もう一人がたしなめると
「このくらいの役得はいいだろう?」
 そういうともう一人も触りながら
「たしかにな、シー○様のような高貴なオーラは感じられないからな、それに性奴だったんだし」
 自分達に言い訳しながら彼等はあまなくシー○の全身を撫でさする
「何も言いやしねえ……面白みの無い女だな」
 シー○は身体を嬲られながらも絶望の中にいた為にそれに反応出来なかった。
『私は何を待っているのだろう……』
 シー○の心にあるものが何かは本人にもわからなかった……

その503
 馬車が止まり両手を拘束されて外に出る
「あ……」
 懐かしい城が目の前にあった、そして見慣れないものも……
「グランガ○ン……もうこんなに完成しているのね……」
 自分がいなかった時間がどれだけ長い事であったのかを思い知らされた
「それが報告のあった奴隷か?」
 城の兵が交代で彼女の身柄を受け取る
「では、たしかに」
 形式的な事をすませるとシー○は城の地下へと連れて行かれる、そこには牢獄がある事もシー○は知っている。
「よく似ている、うりふたつではないか……」
 それを物陰で見ている目がある
「どう教育したものかな……」
 悩みを漏らしたのはグランガ○ンの艦長に就任が決っているカ○ッセ・グーだ
「しかしゼアンも魔が刺したのかな」
 昔から国を支えて来た仲間を思う
「ミュース様が直接裁かれるとか」
 カ○ッセは頷いて
「ミュース様付きが長いゼアンだ、その方がいいだろうと……」
 それもこれもあの奴隷がシー○様に似過ぎているのがいけないのだと吐き捨てるように言うと、グランガ○ンの方へ歩き出していく
「じゃあ、あの奴隷は私がまかされてもいいのか?」
 もう一人がそういうと
「ああ、任せるよドロウ、私はエ○・ハンム様にお会いしなければいけない時間だ」
 残ったドロウ・トラウはそのまま地下へと向かう事になった。

その504
 かつてこの城を抜け出して祭に出かけたのはいったいどれ程昔だろうと考える……
「あの時……」
 後悔と言う事をするならば、あの時に言いつけを守らずに外に出て庶民と触れ合おうなどと考えたのが運のつきだったと言える
 拉致され、異国で口では言え無いような経験をさせられ、人としての尊厳すら捨てさせられ……家畜との婚礼、そして帰国は奴隷として
「私は……なんと愚かな生き物なのだろう……」
 涙が自然と頬を伝う

その505
 今ではあの時にミュースを残して出かけた事すら正解だったのかわからなくなる、まさか自分の手であれ程嫌ったあのピアスを
「付けてしまうなんて……ゴメンね……ミュース……」
 自分の事がきっかけで今ミュースがあの状態に追い詰められた事をまだシー○は知らない、そして知ってしまったとしたら

「聞いているのか?名前は?」
 どこかから呼ぶような声が聞こえていた
「おい!聞いているのか?」
 想い出の風景がかき消されて……

その506
「私はドロウと言うものでこの城で内向きの事をまかされている」
 目の前には懐かしいと言って差し支えの無い人物が立って名乗っていた
「あ……」
 彼は頭を下げてから
「君は異国の奴隷だ、だから本来なら捕虜と言う事にはならないが、その顔がいけない」
 このドロウと言う男は立場が上から見ていた時はそうは思わなかったが、下のものにはかなり侮蔑の表情を隠さない人物なのだとシー○は気がついた。
「他のものに見られるのも困る、と言うことで君にとっては懐かしいであろうア○国の捕虜達の中にいさせてやる」
 それが温情でもあるかのような言い方だった。
「それから、この国では家畜には登録証を付ける事になっていてね」
 ニヤニヤとした物言いでそれを出す
「私は……家畜じゃ……」
 そう言いかけて
「性奴と言うのは家畜と同じさ」
 バカにしているように言い
「声までそっくりとは、ホントに罪深い生き物だ」
 ドロウはそのままシー○の耳を出させると
「これを付ける」
 そんなものが耳に付いていてはそっくりだろうと聖女王だと思うものはいないだろう
「ぐっ……」
 バチンと物凄い音と共にそれはシー○の耳に張り付いた
「あはは……シー○様にそんな声を出させるわけにはいかないからいい代用品だ……いやいやこれは不敬罪に当たるな、気を付けねばな」
 ドロウ・トラウはひとしきり笑ってからシー○を牢に連れていった。

その507
 ガッシャーーーーーーン
 重たい音で牢の鉄格子が閉じられると
「では先にいる人達と仲良くな、子供は作ってもいいが育てるのは大変だから気を付けろよ」
 優しい声をかけるように言葉で嬲るのが趣味のようだ
「はい……」
 シー○は彼が聞きたがっている遜っているシー○の声を聞かせてやった
「お前たち仲良くやるんだぞ! くれぐれも仲良くな!」
 ドロウはそういうと牢から出ていった
「これが、この国の……」
 どこでも男とはああいった生き物なのかとシー○が自分の思考の中に落ちていこうとしている時、気配が牢の奥で膨れていった
「ア○国の性奴隷だって?」
 男の声だった
「じゃあ、俺達が何してもいいのか?」
 また男の声だった
「そう言う事さ、いきじゃねえか、性処理用に入れてくれたんだろ?」
 また男の声だ
「女性用の監獄は違う場所だからな」
 ドロウはそのつもりだったに違いない
「さて……はじめようぜ」
 シー○は抵抗しなかった

その508
 男達はかわるがわるさも当然の行為であるかのようにのしかかって来る
「久しぶりの女だ! 最高だぜ!」
 シー○の身体を男達は堪能して行く
「ああ……」
 シー○はここで犯られていることが自分にとっての日常のような錯覚の中にいた
「くう……舐めてくれ!」
 我慢しきれなくなった一人が口元に逸物を近づける
「あう……」
 慣れた手つきでそれを扱うのは毎日の鍛錬によるものだろうか……汚されたと言う意識はいつ頃消えたのだろう?
『わたしは……聖女王などではないのですね……まわりに言われてその気になっていた愚かな娘が私なのですね……』
 帰国してなおこの状況にしかいないことがシー○をそう確信させていくのだ
「うめえな……こいつ吸いつくされそうだ」
 また牢の中には男達が大勢いた、それらが全部シー○の身体を通り抜けるのはいつまでかかるのかシー○は考えることをやめようと思った。

その509
 男の中で一人だけがその中に加わらずに見ていた
「変わったのだな……」
 シー○を見て彼はそう言った
「くぷっ……」
 シー○は必死にここにいる捕虜統べてをこなす勢いだ、がいつの間にか2回目に突入しているらしい
「しかし……魂が汚れたわけじゃないな……」
 見ていればわかると言う雰囲気だ
「あぶ……ちょっと……休ませて……」
 シー○の方が先に根を上げた
「なに言ってやがる、まだ全員終ってねえぞ!」
 シー○が反抗しないのをいい事にそう言って男達は三度目に挑んでいく、確かに全員は終っていない……奥で見ている一人だけがまだやっていないのだから

その510
「もうそろそろ終わりにしとけばいい……」
 奥にいた男の声が響いた
「なに?」
 もう何度もシー○を抱いたはずなのに、飽きることを知らない男達は怪訝そうにそちらを見る
「その娘は奴隷じゃ無いよ」
 落ち着いた声だった
「じゃあ、何だよ……」
 まだやりたい男達が剣呑なオーラを纏う
「女王様さ……ここの国のね」
 シー○の身体があからさまにビクンの反応する、肉体がそれを肯定するように
「おい……まさか……」
 男達にもそれがわかったらしい
「何故、この国の女王をこの国の奴等が奴隷としてここに贈り込むんだ?」
 もっともな疑問である
「わ……私は奴隷です、ア○国はラースワ○の……」
 シー○は必死に自分が奴隷であることを訴える。
「嘘つきだなぁ」
 奥の男はその言葉をすぐに否定する。
「この国奴等は開き盲しか居ないらしい……」
「そんな……」
 シー○はここでどうやってどうしてバレるのかが理解でいないで困っていた。
「信じたくないのかな?……誘拐された自分達の女王様がここまで汚され堕されたことにな……」
 奥の男はゆっくりと近づいて来た
「じゃあ……奴等は本気で自分達の女王が奴隷だと思ってるのか?」
 その疑問形を借りた確認行為には何処か優越感に似た含みがある。
「そういうことさ、面白いから黙っていてやろうぜ」
 そしてシー○の目の前にその男が立った
「久しぶりだな……」

その511
「まさか、こんな所で再会するとはね僕は……君にしてはいけないことをしたのかもしれない」
 その男はかつてドレ○クの城でロバと初めて獣姦させられた頃に命の大切さを教えてくれたア○国の城兵だった
「な、何で……」
 死にそうなほどの精神的なダメージを軽くしてくれた
「捕虜になっていたから」
 シー○に優しくした為にルー○の不興をかい前線に送られた
「死んだって……聞いて……」
 そう、死んだ事になっていた、そう聞いた
「真に受けたんですか? あなたを追い詰める為には嘘だってつくんじゃ無いですか?ルー○様は」
 そう言えばそうだろう……何故疑わなかったのか
「生きていてたのですね……嬉しく思います……」
 シー○は彼にとって初めての女性だった
「我々は脱獄をしますよ……あなたも行きますか?」
 そして小さな声でシー○にそう聞いた。彼は命令しない彼はシー○自身に決めさせるのだ、一人の人間として……

その512
「こんな所にいつまでもいられないでしょう?、どうせ帰って来るなら女王としてでしょう?」
 いつの間にかシー○は頷いていた
「決りだ!」
 なんの含みも無い笑顔を見せられてシー○も自然と笑えた
「俺達の君主様だ」
 いきなりシー○をお姫様だっこで抱き上げると今までシー○を凌辱していた男達に宣言する
「おおおおおおおおおおおおおお」
 その場の男達は沸いた
「でも、脱獄は内緒ですよ……バレても困るから」
 ウインクして見せる彼には暖かいものがあった
「え……ええ」
 いつの間にか男達は眩しいものを見るような目でシー○を見つめていた
「なぜ……私にそこまで……」
「もうア○国には帰れないですからね、我らも」
 こうしてナ○国の都ウ○ポロスでシー○を中心にア○国の兵達による小さな軍団が出来上がった……



その513
「わざわざこのような遠くまで……」
 カ○ッセは応接間で待っていたエ○に深々と頭を下げた
「いえ、ア○国の猛攻は衰える事がありません……なら我らは一つ所に力を合せて行かなければいけないと考えます」
 エ○は隠す所泣く考えを伸べた
「たしかに、我がナ○国、そしてミ○国もですか?」
 エ○は頷いた
「今日は共闘する為の話し合いに……シー○様にもお会いしたかったのですが……」
 見縊られているのではとエ○も思う、ミ○国はナ○国に比べると国力が小さいましてやア○国とは地続きだった。
「今は容体が悪くて……申し訳ない、ミュース様も前線で指揮をとっていらっしゃるので……」
 ミ○国でも父が指揮をとっている、この中央にいなくても仕方ないと言った所だろう……
「しかし共闘の話しは進めさせて頂こう、こちらからラウ○国はフォ○ゾン王にお窺いを立てましょう……」
 カ○ッセのその言葉に今まで必死に作っていた険しい表情を綻ばせて見せた
「ありがとうございます……祖父は頑固ですから……」
「心中お察しいたします」
 そのあと幾つかの事を話し合い短い会談が終るとエ○は立ち上がった

その514
「ありがとう……」
 カ○ッセに手を差し出して握手をした
「こちらこそ、必ずア○国を」
 エ○はこれからリ○国、ハワ○国、ケム○国と言うア○国を取巻く国々をまわる事になると言う
「時間を稼ぎましょう……そうして共闘を」
 エ○は心強い約束を取り付けて城を後にした
「これでようやく立ち上がる事が出来ますね」
 エ○が待たしてあった馬車に近づくと何か違和感がある気がした……が
「なにかしら? すぐに出ますよろしいですか?」
 御者が手をあげて答えて馬車の扉が開けられた

その515
 ガバッ!
 馬車の中にいた大男にいきなり口を塞がれなかに連れ込まれた
「おやおや、ミ○国のエ○様だったか」
 男は彼女の正体を知っても余裕で扉を閉め御者に出発させる
「姫様を待つ騎士様は弱くて相手にならなかったぜ」
 いきなり虜になったエ○はもがいてもがいてようやく男の手を振りほどいた
「無礼な! なんという恥知らずな」
 エ○は男を睨みつけて言った
「なに? 美しい姫様を食い物にしようとね」
 目的は身体と言い切った
「シー○とどっちが美味いか比べてやるぜ」
「シー○様?」
 突然とんでもない名前が出たと思った
「おう、俺の女だ」
 兵長は余裕の顔で言った。

その516
「死にます!」
 エ○が舌を噛もうとした瞬間に兵長は二本の指で舌をおさえ歯を閉じないようにしていた
「いいのかよ?今死んじゃうと待ってる国民がア○国に蹂躪されるぜ?」
 兵長は嬉しそうに語りながらエ○の身体をまさぐっていく
「固いなぁ……シー○の身体は柔らかいぞ、もっと女だ」
 エ○はその手から逃れようと位置をずらす、がそうすると別の方から手が
「まあ俺がこれからいい女にしてやるよ」
 まるでこの男はなん本も腕をもっているようだ
「まあ下着を脱ぎなって」
「ぐぐ……」
 エ○の足から簡単に下着を奪い取る、手慣れたものだった
「さて頂くかな?」

その517
 エ○にとって生まれてはじめての刺激が股間を襲い
「あ……」
 胸元に下から熱い液体が吹き掛けられた。
「おいおい、もう降参か?シー○の相手にもなりゃしねえな……」
 兵長はシー○の心の強さに今さらながらに感心する
「だがまだ……」
 エ○は呆然としながらも抵抗していた……心を守る為の殻を作ろうとしているようだ
「俺相手に……」
 兵長はちょっと嬉しくなったように
「スマタで壊れられても面白みが無いからなぁ」
 シー○の為に持って来たアイテムだったんだが
「よし、こいつに使おう」
 鞄から男根を模したアイテムを引っ張り出すと
「さて」
 エ○を裏返した

その518
「ひぃ!何をするのですか!」
 死んだようになっていたエ○がアナルに指を突き込めまた瞬間に悲鳴を上げた
「ん?今度こそ入れてやろうと思ってよ」
 そして何度も何度も出し入れをくり返す
「やめ……いやぁ汚いわ」
 自分の排泄器官に男性が指を入れている事が信じられなかった
「もっといい声で泣いていいぜ」
 作りはじめた心のからはいきなり兵長の1本の指によって壊された
「や……やぁ……」
 そしていつしか指は1本から2本になり……よりスムーズに動きはじめていた
「女は充分にこっちで感じられる、しかも処女膜なんていらんもんもついてねえから、処女でこっち覚えちまうとヤバい事になるかもな」
 兵長はシー○の最初に立ち会えなかった悔しさをぶつけるようにエ○の肛門を開いていく
「あ……ああああ……」
 いつしか愛液が滴るようになるとそれを男根を模したアイテムに塗りたくると
「行くぜ!」
 ズブリ!
 刺した
ひゃぁあああ
 その途端そのアイテムはエ○のオ○ラ力を感じ取り振動を開始した。
「やっぱりあんたも持ってるんだなオ○ラ力を……、じゃあ永久にこいつは動いて感じさせてくれるぜ」
 兵長は股間を濡らす処女を見下ろしながら悦に入っていた。

その519
「うう……」
 エ○にバイブを固定すると
「さて、これから何処の国に行くのかな?」
 見返すように虚ろな視線を兵長に向ける
「なぜ……そんな事を……」
 排泄器官を犯し続けるバイブに悩乱されながらエ○は意識を保とうとした
「なに……ア○国に勝ちたいんだろ?で、その為の諸国巡りだろうが」
 誰の目にも明らかな行為らしい
「う……」
 言葉につまる少女を兵長は
「そんなものまで入れられたあんたはもう俺のものだ」
 有無を言わせぬ口調で言い
「ちが……」
 否定の言葉も遮るように
「じゃあ、何処へ嫁げる?尻の穴を犯されていい気持ちになるような変態が」
 その言葉はエ○の心に刺さる
「俺が飼ってやるって、牝としてな」
「私は……国を護らなければいけないのです……こんな事くらいで……」
 その覚悟は悲痛な叫びになる
「シー○もそうだが、何であんたらみたいな若い女が国の統べてを背負っていなきゃならねえんだろうな」
 哀れを感じるとはと兵長は思う、がそれと同時に野望が芽生える
「俺が付いていってやろうか?」
「な……」
 突然何を言い出すのか、そして付きまとうと言うのだろうか?
「守りたいんだろ?ミ○国を? 悪しきオーラからこのバ○ストンウェルをよ」
 ニヤリと兵長は笑う、このいち兵卒にしか見えない男が世界を相手に何が出来るというのだろう。
「お願いにいくなら、俺が着いてったほうがいいぜ」
 兵長は考えている、女犯して世界を取れるならそれもいいと
「やつらの言いなりになって俺は大事なシー○を失う事になった、これから取り返しに行くとこだったんだが、その前に寄り道してもいいぜ」
 使われるだけでは、大事なものを失う事がある……もともと自分のものではないと言う事に彼は気がついていないが……
「もう決りだぜ、俺はお前たちお姫様の為にア○国を裏切るぜ」
 そして彼の心には目の前にエ○では無くシー○を見ているのだった。



その520
「戦線は膠着……」
 ミュースは司令官シートに座りながら報告を聞いている
「どうします?索敵しますか?」
 ニヤニヤとしながら艦長に就任した騎士が脇から尋ねてくる
「そうしましょう……オ○ラバトラーを!」
 休戦期間が開けたとはいえすぐに大艦隊同士の戦闘にはなりようも無く散発的な遭遇戦に終始している
「何をさせたいの……」
 口の中で疑問を口にする
「さて、ミュース様はお休みになりますか?」
 騎士は遜った言い方をして、だがミュースの全てを支配するように……
『シー○様に付けられたピアスは如何ですか?』
 耳打ちしなくてもミュースは先程から気になっている三ヶ所のピアスが熱くなった。

その521
「う……」
 プロテクターで隠された部位の下は衣服に穴が空いている
『擦れるみたいですね』
 ピアスによって無理矢理立たされているそれからプロテクターの裏側に擦られて刺激を与える
「私も……」
 それ以上の言葉を発する事も無く、しばらく動きが止まる
「ミュース様がお休みになる、各員索敵を続行せよ」
 艦長としてそう命じると
「ミュース様はお下がりを」
 ミュースは座っている訳にいかなくなり
『立ち上がって、ほら早く』
 また刺激を受けながら立ち上がるしかなかった

その522
「では……下がらせて頂きます」
 何処か身体でも悪くしているような足取りで立ち上がる
「お供しましょう」
 艦長はミュースの手を取ると刺激を受けやすいように身体を引きながら
「くっ……」
 他の人の目がミュースをおとなしくするのは仕方が無い、がこれだけの人間がいて味方が一人もいないのではと言う気にさせる
「オーラマシンへお連れしますか?」
 艦長の声は命令と同じだ
「ええ……ハンガーに寄ってから部屋にまいりましょう」
 艦長はミュースを連れて艦橋を出て
「さて、シー○と同じ仕事でもするか?」
 艦長の声のトーンがかわった……

その523
「どうしろと?……」
 ミュースがハンガーに降りて来た時、一台のオ○ラバトラーの出撃用意が完成していた
「だからシー○様と同じ事をするのですよ」
 艦長は乗るようにいい
「私も姉上もこのような機械を動かしたことはありませんよ」
 言葉による抵抗も儚いもので、そう言いながらミュースはタラップを上がる
「ここの場所を偵察して来て下さい」
 そう言われるとハッチが閉じた
「発進用意!」
 うむも言わせぬ空気があった、いつの間にかハンガーの中の整備員達は彼の命令を忠実に聞くようになったのか?
「あ……」
 座った場所に突起物があった……
「それを引き締めるとオ○ラ力を伝えやすいですよ」
 ハッチの外で見ているかのように艦長はいい
「あなた専用機です……」
 苦しみながらそれを穴の開いた股間から胎内に納め
「いきます……」
 機体はそらへ舞った。

その524
「こんなんで……操縦なんて」
 艦長が言った上空に機体をなんとか持って来る
「偵察?……私が?……」
 回りを見る余裕もないと言うのに
『ミュース様気を付けて下さいよ』
 艦長の声が通信機から聞こえる
「なにを……」
 言い返そうとした瞬間に機内の警告灯が赤になり警告音が響く
「え?」
 股間を必死で引き締めて機体を安定させていたミュースはどうしていいのかわからなくなった
「どうしよう……キャアアアアアアアアアアアアアアア
 機体が激しく揺れた

その525
「あががががが……」
 機体がゆすぶられると胎内にあるそれが激しい刺激となってミュースに返って来る
「うう……こんな……無理よ」
『なら無理するな』
 接触しいている敵機がそういう
「話は付いてるんだ、降りな!」
 そう言われてから艦長のいっていた言葉を思い出す
『お姉さんと同じ仕事をさせて上げる』
 慰安婦だ……
「そんなこと!」
 逃げなくてはと思った、が敵機は全部で3機、囲まれた状態から逃げ出す事が出来ない、普通に剣を振るっても当たらない、まだ彼女は訓練不足だった。
 ドギャッ
 今までで一番激しい衝撃に彼女の機体が上下左右に揺さぶられる
「がふ!」
 そしてその中でミュースは……

その526
「可愛い寝顔だぜ」
 ミュースは下の森に下ろされるとすぐにコックピットから引きだされた
「さて、時間も無いしすぐにはじめようぜ!」
「起こしてからだろ、いくらなんでも」
 3人はそれぞれ機体から降りてミュースを取り囲み順番を決めていた
「ん……」
 ミュースが目をあけた時には見知らぬ男達が見下ろしていた
「これはこれはお姫様、お目覚めですか?」
 いやらしい表情だと思った
「ひぃ!」
 身が竦む、が
「さて、おめえんとこの艦長も承知の事だしはじめようぜ」
 ミュースが言えば何でもすると思っているような口ぶりだった
「誰が!」
 今は戦闘時だ
「何いってるんだよ、前におめえが俺達の野営地まで来た事知ってるぜ、俺だってあんたを抱いた事あるぜ」
 その一人の言葉は衝撃だった……

その527
「さあさあ、カッコ付けてもこれが好きなんだろ」
 敵兵達は一斉に逸物を掴み出してミュースに突きつける
「お姫さんがここで消息を絶ったことは気が付かれてるはずだ、消息を絶った場所に捜索隊は来るだろうぜ」
 何を言っているのだろうとミュースは一瞬考える
「来た時にここで俺達に輪姦されてるのはまずいだろ? さっさとすまそうぜ」
 敵兵はそう言う、がミュースは思い付いたもう一つの可能性
「そっちの方が問題だろ?」
 一人はミュースの表情を読み取って言う
「当然この辺にはこちらのオ○ラバトラーも伏せてあるよ、お姫さんはおとり……早く終らないと」
 捜索隊やその他のものが罠に飛び込む事になる……
「わかったわ」
 覚悟を決めるしか無い
「さっさと済ませて……」
 ミュースがそういうと
「おいおい、言葉が違うだろ? スケベな私に奉仕させて下さいとか、オマンコさせてとかお願いしてくれなくちゃよ」
 弱みに付け込む卑劣な物言いだった、だが選択肢はない
「御奉仕させて下さい……」
 艦長に言わされ続けた言葉は、思ったよりもスラスラと出た……

その528
「あ……」
 鎧部分が引き剥がされると、ピアスを付けた突起物が露出して隠しておきたい部分が人目にさらされる
「さあ、舐めるんだ」
 男達の凶器は目の前に提示されている
「舐めさせて頂きます……」
 ミュースはそのうち1本にキスをして、そしてくわえる、また手をもう1本へと伸ばして少しでも早くこの状態を終らせようとした。
「お……流石牝奴隷だ、うめえじゃん」
 サラサラと侮蔑の言葉を吐き、なかなか終らないようにミュースが追いすがる形になっても男達は場所を入れ替えていく
「気持ちがいいのか?」
 その時頭上でオ○ラコンバーターの音が聞えた

その529
 あたりが一瞬凄まじい轟音と光に包まれる
「そんな……あ……」
 口を離した瞬間に顔射されている頭上でミュースを探す為に低空で進入して来た一機が爆発したのだ
「始まったぜ」
 男達が言うように他にも来ていた機体が戦闘状態に入ろうと旋回しているところを頭を押さえられて、無残に光にかわる
「あんたなんかを迎えに来たばっかりにあんたの国の騎士様達が死んでくよ」
 ミュースの身体がビクンと反応する
「早くしないと被害が増えるぜ」
 ミュースの口にもう一人が押し付けていく
「それとも見捨てられちまうかもな」
 また一機爆発してる下でミュースはフェラを続けていた。

その530
「終わりじゃ……」
 三人のザーメンを口にしたあと、一人がその場に寝転ぶと自分から跨がって来いと言い出したのだ
「誰がそんな事を言った」
 男達は平然と嘯いた
「だって……」
 ミュースは言葉につまる
「早くしないと被害が増えると言っただけだ、フェラだけで終わりなんて言ってねえし、奴隷が何をするかを決められるものじゃないだろう」
 ニヤニヤしている三人を見ていると、おそらくは一人じゃすまないことはわかる
「そんな事をしていると、味方の機体が一機も生き残らないぜ!」
 ミュースは直立して立つ肉の凶器に腰を下ろしていく……
「おっと……手をあてがっちゃダメだぜ、そのまま座って入れていくんだ」
 その凶器に手を添えようとしたミュースの手を払われた
「無理よ」
「でもやるしかねえだろ」
 そう、やるしか無いのだ……

その531
「よし、入ったぜ」
 ミュースは何度目かのトライでようやく男を受入れる事に成功した
「ん……んあ……」
 ほっとしたのも束の間、男は激しく腰を動き出した
「俺はこっちを」
 いきなりもう一人がミュースのアナルを狙って背後から腰をつき出す
「な、ダメ!」
 ミュースの言葉を無視して先を挿入する
「一人づつじゃ時間がかかるぜ、まとめてやった方がいいあんたの部下の騎士達が死に絶えない様にな」
 そして受入れていく……
「そうそう、聞き分けがいいな……お姫様」
 そしてオ○ラバトラーが何機も爆発する効果音の中でミュースは男達三人に2度づつ犯されたのだった。

その532
「終り終わり……」
 男達が満足した時にはミュースが呆然と足元にしゃがみこんで動かなくなっていた
「あ……」
 もう空からは戦闘の爆発音は聞えなくなっていた
「終っちまったみたいだな?」
 楽しそうに男はいう
「男を咥え込んでいる間に国の騎士達が殺されてるってのはどんな気分だい?」
 嫌というほど思い知っている事をわざわざ言って聞かせる
「いやぁああああああああああああああああああああ……いやぁ……」
 ミュースがその場で泣き崩れると
「あははは」
 泣いて駄々をこねるようなミュースを男達は担ぎ上げた。

その533
「いやいや……」
 男達は服を着せる事も無くミュースが乗って来たオー○バトラーのコクピットにミュースを座らせると
「よし、お前の艦の側まで連れていってやるよ」
 そういってコクピットを閉じている時には他の二人は自機に乗り込み左右から抱える体勢に入っていた
「まって! こんな格好のままじゃ帰れない! 帰らないわよ」
 慌てているミュースを他所にもう空へ飛び上がっている
「まあ、どうやって生き延びたか艦の連中に教えてやるんだよ、きっと可愛がってくれるぜ」
 そんな事を言いながら彼女の艦の近くまで来るとそのまま空中に投棄するように放り投げると男達は帰還していった
「どうしよう? どうやって帰ろう……」
 混乱がミュースの思考を止めていた
『お帰りなさいませ!』
 いつの間にか機体は艦に収容されていたらしい……外から呼ぶ声がしていた
『開けますよ!』
「あ……まって……まだ……』
 ハッチが大きく開けられた……

その534
嫌!
 とっさに顔を隠して見せるが
「あはは……お尻が丸見えだぜ」
 たしかに椅子に付き立っている男根を模したそれが杭のようにミュースを貫いているのがよく見えた
「く……」
 そこには艦長が立って外からの視界を塞いでいた
「いいカッコで帰って来たな……みんなに見せるかい?」
「いや! お願い……」
 咄嗟にそう言ってしまう、そう言わせる事が目的であることはわかっているのに
「良し、これを纏いな」
 艦長は一枚の布切れだけをわたしてさっさと降りていった
「まって、艦長!」
 艦の中では恋人と噂される二人が寄り添いながら降りてくるシーンだった。

その535
「ミュース様はご無事だ!」
 艦長の声にガレージにこだますると兵達の歓喜の声があがる
「あ……ありがとう……みんな……」
 か細い声で挨拶をするとその場を立ち去ろうとする……
敵を咥え込んだんだぜ……
 その声は何処からか、だが確かに聞える事で
「何を言っているか! ミュース様はそのような事をする訳がないでは無いか」
 この場にいるものはミュースの機体に加えた改造を見るように艦長によって手なずけられているのだった
「いやぁ……」
 だから、この場から逃げるように出て行くミュースとそれを支えている艦長の姿も予定通りと言う事だった
「まったく……この国はもうおしまいなのさ……」
 諦めにも似た感覚が蔓延しているのだ」

その536
 自室に戻ったミュースに艦長は新しい服を渡した
「これを着るんだ、前のは置いて来ちまったらしいからな」
 かけていた布を剥ぎ取ると裸にしてから
「これ?」
 着てみてそれがスケスケの素材で出来ている事に気がつく
「似合ってるぜ、最高だ」
 丈も短く僅かでも屈むとスカートの下から見えてしまいそうだ
「うそ……」
 動揺しているミュースに
「さて、帰還の挨拶を皆にしに行かなければ行けないな」
 そう語りかける
「この格好で?」
 問うミュースに艦長は頷いてから
「当然、それ以外は寝間着ぐらいしか無いぜ」
 嬉しそうな艦長は一歩ミュースに近寄るとその手を取った

その537
「グズグズしないで早くしな!」
 ミュースの手を取ると強引に部屋から引っ張りだそうとした
「いや! お願いそれだけは嫌です、他の事なら……お願い!」
 しばらくしてミュースがそう言うのを待っていたかのように
「他の事なら、何でもするんだな?」
 その時の艦長の顔は悪魔もかくやと言うほどに残忍な顔つきだった
「はい……だからこんな恰好で艦内に連れていかないで」
 その言葉の持つ意味を考える間もないほどに艦長は言いつける
「食事にしよう……」
 唐突なその言葉にミュースは戸惑った。

その538
「以前迷惑をかけたコック君には君が淫乱で困っていると言う事を教えてある」
 いきなりな事を言う
「そんな……私は淫乱なんかじゃ」
 ミュースの言葉を最後まで言わせる事は無く
「君に君のお姉さんが毎日食べる食事を出すように言付けてある」
 艦長の言うシー○の食事がどんなものだがミュースにはわからない
「嫌ならそのかっこうで艦橋へ連れていく事になる、自分で選びたまえ」
 連れていかれたくない、そしてこれから待っている事だってどうせろくでもない事なのは理解出来る
「晒し者になるのは嫌です……」
 それは苦悩の選択だった。
「決まりだな……じゃあコック君ガ待っているから行こうか」
 ミュースの個室が準備されていた。

その539
「これはこれはミュース様……」
 彼は満面の笑みを浮かべて待っていた、室内には一種異様な匂いに満たされている
「これ……」
 ミュースには嗅いだ事のある匂いだった
「君の大好きな牡の精の匂いさ」
 テーブルに並べられていく皿の上から湯気が立ち昇っている、それは全て白濁したものだった
「牛の精のスープ、羊の精のジャムをぬったパンは一日砂糖と馬の精に浸した後焼きました」
 いちいち気持ちの悪くなりそうな説明をしていく
「これだけの精を集めるのは苦労しましたが、これしかミュース様が受け付けなくなっているというのであれば我らコックはどのような努力もおしみません」
 誉めて欲しそうなコックの表情
「熱を通しても固くならないように調理するのは大変でした」
 聞かれてもいないのに調理法などを説明しはじめている
「お声を……」
 艦長が耳打ちして来る、食べなければ艦橋に直行だと……
「あ……ありが……とう……」
 喉が渇いた感覚に声も出せなかった。

その540
「食べるわ……」
 楽しみに待っているコックの背後に目を光らせる艦長が威圧している。
「う……」
 唾を飲み込んだ音が必要以上に大きく響いた気がしたのはおそらくミュースの錯覚だろう
「食べるわ……」
 もう一度そう言ってスプーンをスープに潜らせる、匂いが一段ときつく立ち込め、折角の決心が揺らぐ
「けっこう熱くなっておりますのでお気を付け下さい」
 時間が止ったように動けなかった。
 それは永遠の時間のようでもある。
「食べるわ!」

その541
 そっと口を付ける
「う……」
 どうせ調理するなら味を整えてくれればいいのにとか一瞬頭によぎる
「たべる……」
 必死にミュースはスプーンを口内に持っていった。

その542
 必死になってその口の中に入った物体を飲み込もうとする
「ん……」
 自然と悔し涙が流れる、それでもその物は喉を落ちてはいかない
「まだまだある、みんなあなたの為に作られたものだからね」
 艦長自分勝手にそう言いながら、真っ赤になってそれを飲み込んだミュースを笑っていた
「言うことは?」
 コックがミュースの顔を何かを期待した表情で見つめている
「美味しいわ……」
 コックは満足するとつぎのメニューの為に厨房へと消えていく
「毎食満足してもらえるよう頑張るってさ」
「こんな……食べ物じゃ無い!」
 涙をふきもしないで艦長に言う
「あなたのお姉様はこれだけ食べてるそうだけど?」
 事実とちょっと違うが
「お姉様……」
「さあ、まだまだある食べないと作った人に失礼だ、それに嫌ならこのまま艦橋に行くか?」
 艦長の脅しに屈するようにミュースはふた口目をすくった……

その543
 食事が終ったそう思えた時に艦長の言葉が
「デザートだぜ」
 コックがズボンを下ろしていた
「まさかコンなものが好きとは……デザートの材料取りに協力して頂けるとか」
 艦長がミュースに耳打ちしようとすると
「協力します」
 どうせやらされる、その諦めに似た感情がミュースを動かしていた、それは姉も通り抜けた道であった
「咥えてやんな」
 コックは期待するように腰をつき出した

その544
「う……上手いです」
 コックがすぐにネを上げようとする
「そりゃあ姫様はそれが大好物だからな」
 艦長の言葉にミュースの表情が曇る
「出る!」
 何度か口の中で前後に動かしてもう我慢の限界だった
「飲み込むんじゃないぞ、それはデザートの材料だからな」
 そう、さっきのコックの言った事をミュースは思い出す、がそれどころではない
「ああ……」
 ドプッドプッ……
 想像以上の量が口内にたまっていく。
「ここに吐出すんだ」
 艦長がコックが用意していたものをテーブルに置いた
「君も、最後をここに出していまいなさい」
「はふ……」
 コックは大満足の表情をしていた

その545
 乳白色の液体が入っているコップにミュースは口の中の精液を落していく
「けぷ……」
 コックは自分の肉棒を握るとミュースの目の前でシゴキながら尿道に残った最後の精液をコップに出していく
「タップリだな」
 ぺちゃぺちゃと言うような情けない音だけが聞えていた
「うう……終ったわ」
 ミュースは口を拭いもしないで艦長を見た
「御苦労!」
 コックはそのコップを持ってそそくさと厨房に下がっていく
「あれがデザートになってすぐに出て来る喜べ」
 何を口にしても気持ち悪い感覚だけが残り、途中からもうどうでも良くなって来た
「おまたせしました……」
 コックはコップをトレーに載せて出て来た

その546
「人の精液と人のミルクのカクテルでございます」
 さっきまで見ていたものを撹拌しただけの液体がそこにはあった。
「う……」
 それは混ぜあわした時に入った気泡が表面にどろりと溜っていた。
「ほら、飲めないとそのまま艦橋に行く事になるよ」
 汚物にしか見えないそれをミュースは意を決して飲み込んでいく
「見掛けは悪いが美味いものだろう? 私は飲んだことは無いし、飲みたいとも思わないが」
 艦長は勝手な事を言っている
「ホントに……ミュース様は?」
 何やら疑問を口にするコックだったが
「またミュース様に咥えて頂きたいなら、いらないことは考えない事だよ」
 なかなか飲み込めないで苦労しているミュースを見ながら二人の男は頷きあった

その547
 ゴプッ……
 必死に飲下した汚液が喉を逆流して口内に溢れる
「!」
 両手を口に当ててミュースはそれが外にでる事を必死で押さえようと努めたのも束の間
「げぇ……」
 けろけろ……
 激しく咳き込みながら床に白い液体の塊を吐出していく
「汚いなぁ」
 艦長が容赦無く言い
「私の味付けが不味かったですか?」
 コックもまた本心じゃない事を言ってのける
「げほっ……げほっ……」
 先程食べた分がほぼ全て床に撒いてしまったようだった
「おやおや……せっかくミュース様がさっき飲んだ人のミルクをつくった者の所に案内してあげようと思ったのに艦橋が先かな?」
 嫌な事を言いながらミュースの寝間着を床にぶちまけた液体の上に投げ落す
「人のミルク?……」
 察しの悪いやつだと言わんばかりの表情で
「気がつかないのか?」
「まさか……」
 嬉しそうに艦長が頷くと
「会わせて欲しいだろ? ならちゃんと食事を終える事だな」
 艦長はコックに向き直ると
「先程と同じ物をもう一度用意してくれ、おかわりだ」
 コックははじめから用意してあったといわんばかりに厨房へ消えた
「もう一度食べ終わったら、会わせよう」
 その言葉はミュースには地獄のそこから聞えて来るようであった。



その548
 時間的にはしばらく前になる……エルフィスは内通者として旗艦に連れ込まれはしたがそれは誰でもが知る所では無かった、彼女存在を知るのはミュースのことをハンガーのクルーが知るように機関部のクルーのみだった。
「……私は……」
 機関部につながれて身動きも出来いないままに日々を送る事になってしまったのである
「私が誰だか……」
 彼女はかつて名の通った騎士であった、紅と呼ばれたほどの、艦内にはその頃の事を知っているものも多くいる、だから……
「孕み腹でもエルフィスさんだから……」
 機関部員たちの性欲処理に使われる事になったのだ……
「恥を知りなさい……」

その549
 ジュプジュプと軽快な音を立てて尻の穴に男根が出入りする
「くっ! やめなさい……」
 毎日の日課の中でエルフィスの言うことを聞くものもいなくなる
「だってこんな腹でア○国の兵士と密通したんでしょ、なら前から憧れてた俺達にやらせてくださいよ」
 とこちらも毎日の言い訳をくり返す
「く……あなた達のしてることは……」
 性欲の処理が戦場においてもそれなりの効力を持つ事はエルフィスも知っていた
「尻がしまるぜ……」
 彼等は何時もこの機関部にいて暮らしている、政治的な発想も思想も騎士とは雲泥の差だった。
「やめ……」
「前にも入れないとな」
 そしてそうしようとした瞬間に……

その550
 ビクンと身体が痙攣する
「あ……あが……」
 身体の一番奥から来る痛みだった……
「だ……ダメ……産まれちゃう……」
 陣痛がエルフィスを責める、こうなっては尻の穴に入れられているものはもう気にならないと言っていい
「おいおい……いい所で……」
 自分よってエルフィスが泣き叫んでいる訳でないと気がついた機関部員は
「ドクターを呼んでくれ」
 この場にいない、そしてエルフィスにとっては明確なる敵を呼んだ

その551
 メリ……
 身体が裂けていく錯覚がエルフィスを襲う
「あぐ……ががグ……」
 拡張されながら、そしてそれがさらに留まる感じが、この痛みが永遠かもしれないと錯覚させる。
「だれもが……通る……あぐ……道だもの……」
 その痛みの中かろうじて自己を保つのはそれが愛おしい人との子だからだろう、生まれ落ちる子供に祝福を与える為の痛みだ。
「おお、これは危険な状態ですね」
 クラーカムがやって来ての第一声であった
「くは……」
 クラーカムの言葉などエルフィスには届いていない、この場に愛する夫がいない事だけが悔しいのだ、がちゃんと産んでみせると言うのは彼女の意地でもある。
「ふむ……私のすることはただ一つのようですね」
 そういうとクラーカムは注射器を取りだして薬をすいあげていく。
「今痛みを取り除いてあげるからね……」
 クラーカムは注射器を確認しながらいやらしく微笑んだ

その552
 プシュ
 針の傷みなどは感じない、がその中から放出される薬液は著しい結果を身体に与える
「う……」
「もう痛くなかろう、陣痛を押さえて子供を外へ出さんようにする薬だからの」
 事も無げにクラーカムは言う
「嘘……もう産まれそうなのに……」
 全身を覆っていた苦痛の汗は引き、不安の色がエルフィスを包む
「そうじゃな、しかしまだ産まなくても良かろう……あと少しは腹で育ててやるが良いさ」
 そう言いながらもう1本注射を打っていく
「そんな事をしたら……」
 エルフィスの不安そうな声をクラーカムは明るく被いかぶせるように
「なに、出産の時に今より辛くなるくらいじゃ、大した事は無い」
 愛する人との子供を普通に産ませてくれる事すら許されないと言う事実にエルフィスは視界が暗くなる思いだ
「そして……この薬は……まあ言わん方がいいかな?」
 さらに不安を煽るような事を言って注射器をしまうと機関部員を一人呼ぶと
「やってやれ」
 そう命じた

その553
 ゴスッ
「がっ……」
 機関部員はそこまで降りて来ていた子供を押し戻すようにペニスを沈めて行く
「子供を殺さんようにの」
 クラーカムは労る言葉で酷い事を言う
「あ……やめ……やめて……子供が……赤ちゃんが……」
 エルフィスは泣きながら許しを乞うしか術が無く
「先程までの強気は如何したのじゃ? 子を守る母とはそう言うものなのかのぉ」
 大きな腹をさすりながらクラーカムは感心してみせる
「お願い……子供を……助けて……」
 ブシュー
 刺激に乳首から母乳が吹き出す
「身体はもう子供を産んでると判断しておるのじゃなぁ、子供に栄養をやろうと自然と反応するらしい」
「ひぃ……いやぁ……こんなこんなぁ……」
 朦朧としている意識で自分の肉体が何処までも玩具にされている事に気がつく
「うっく、出る……おりゃぁ!」
 奇妙なかけ声をかけながら機関部員はペニスを奥まで刺し込んでから
 ドプドプ……
 精液を流し込んでしく
「赤ちゃんにミルクくれてやったぜ……へへ……」
 面白くも無い事を言ってはエルフィスに絶望を与える。
「お前等もやってよいぞ」
「いやぁ!」
 次から次に機関部員達がのしかかっていった。

その554
「お、出てますね」
 一通り輪姦しが済んだ頃コックが入って来て明るく言った
「おお、来たか望みの物は予定通り溢れんばかりじゃ」
 クラーカムがエルフィスの乳房を持ち上げてみせる
「これはいいミルクですね」
 コックは持って来たコップにミルクを絞り出していく
「艦長殿はどうしたね?」
 クラーカムの質問に
「ええ、もうしばらくしたらミュース様の食事なので終ったらこちらへいらっしゃるとの事でした」
 ミルクをミュースに出すであろうことはそれでわかった
「わしもミュースちゃんがこのミルクをどう飲むのか見たかったが今日はあきらめるとするか、毎日チャンスはあろうからの」
 悔しそうに表情を歪めてから気を取り直して
「まるで死んでいるようだな……この温かいミルクだけがこの女が生きている事を教えてくれると言うわけじゃ」
 エルフィスはそんなタイミングでようやく意識を取り戻した
「ん……」
 自分の母乳を採取している男の存在に
「何を! 何をしている」
 そうやっていったものの
「喜ぶがいい、これからミュース様がお前のミルクを飲んで下さるそうだ」
 言葉を失う事になる
「うそ……」
 何処までも嬲りものにしようと言う男達が悪しきオ○ラに包まれていると理解した。

その555
「あなたが先程飲んだのはあれですよ」
 艦長に連れて来られた機関室でミュースは見たのだ
「まさかとは思いましたが……こんなひどい事を」
 エルフィスが身重の姿で嬲られているのを
「美味しいミルクだったでしょう?」
 コックが先に来ていて乳房を搾っている
「ミュース様」
 ミュースの方に嬉しそうにミルクのいっぱい入ったコップをかざしてみせて
「夕食も期待していて下さい」
 その声でミュースの存在に始めて気が付いたエルフィスとミュースの視線が交錯する
「あ……ミュースさま……」
 エルフィスを助けてやれない自分が悔しかった
「ゴメンね……エルフィス……ゴメン……」
 悔し涙を流すミュースに微笑みかけるのはエルフィスが母になる強さを持っているからだろうか
「大丈夫ですよ、泣いちゃいけません目をしっかりあけていないと、そして……明日を信じていないと」
 絶望の淵からエルフィスを立ち直らせたものは忠誠心では無かったかもしれない
「いつまでそう言ってられるか見物だな」
 艦長は二人を会わせる事によって心痛を煽る気だった
「ふ……あてが外れた?」
 エルフィスの言う通りだった、エルフィスをこそ追い詰める予定でいたのに、生き返ってしまったのだから
「く……」
 ミュースはその強さが欲しいと思うのだ……



その556
「後ろから見てませんか?」
 脱出用の穴に入り込みながらシー○は後ろを気にする
「見てませんよ……ええ」
 後ろで穴をふさぎながら少し照れたような声が聞こえる
「信じます、はい」
 この地下牢に暮らすようになってすでにどれだけの朝と夜が過ぎたのだろうか、だがそれはシー○にとって辛い日々では無かった。
「こっちです」
 先を行くものがシー○を案内していく、もう何度も通った道でシー○も覚えているが彼等は気を使ってくれるこういった思いやりにふれた地下牢で日々はシー○に人らしさを取り戻させていた
「ありがとう」
 少し開けた所まで来ると立てるスペースが出来てシー○も立ち上がる、暗い所ではあるがしばらくすると目が慣れるしもともと牢の中も明るい所ではない。
「あ、シー○様」
 そっくりな外見で淫売商売をしたとして牢に入れれれる身の彼女はシー○と呼ばれる、ことになった。それは誰に対するあてつけであったのか……
「ご苦労様です」
 そしてシー○もまたかつてがそうであったように誰に対してもいたわりの言葉を忘れるような事は無い。
「ちょっといいですか?」
 そして今宵もまた彼女に質問を投げかけて来るのだった。
 自分の城の地下牢から抜け出す為に敵国の捕虜と協力しているという矛盾が今のシー○には楽しかった。

その557
「ここから先はどっちだと思います?シー○様」
 先頭で穴を掘っていた男がシー○に聞いて来る、闇雲に逃げ出す為の穴を掘っていた彼等にこの城の非常用の脱出路に繋げた方が城壁の外まで行けるとシー○が教えたのだ
「そうですね……」
 そして考える、自分が敵の囚われた時よりあとに脱出路に手が加えられている可能性もあるのだから
「こちらに行きましょう、こちらは脱出路のなかでも王家の者にしか知らされていないものが通っていますから」
 あの時は祭が行なわれている城下に出ていて拉致された、希望的憶測まで含める事になるが、城兵達のこの警戒感の無さではおそらく手は加えられてないだろう
「ありがとうございます」
 そしてその方向に掘り出そうとした皆に混じってシー○も土を運び出そうとした
「何してるんですか? シー○様!」
 すぐに男達が止る
「何って、手伝いですけど……」
 さも当たり前のように言うシー○に男達は
「すぐに戻って下さい、他の誰がいなくても気が付かれないんですがさすがにシー○様がいないと危ぶまれます」
 残念そうにしているシー○に
「有り難い事です、あなたのような人にこのような状況を強いる世界はきっと何処かが歪んでいるのだと考えます」
「正そうじゃないですか!」
 男達は口々にそう言いシー○は胸が熱くなった。
 たしかにこの城から出た事の無い頃なら皆にやらしていたかもしれない、しかし今の彼女は人の資質が生まれでは計れない事を知ったのだ、そして助け合える仲間がいる事の喜びを……

その558
「帰されてしまいました」
 シー○が戻った事を合図すると、牢の中からしばらくして開けられる
「当たり前です」
 ア○国で城兵をしていた彼が迎えてくれた
「手伝い程度なら私にも出来ると考えたのです」
 それはホントのことだが、彼としては新たな君主として選んだ女性が危険をおかすのを黙って見ていられるものではない
「あなたは美しい方だ」
 臆面も無くそう言う
「やめて下さい、私は……私は……」
 シー○もまたその賛辞を素直に受けられるほどに子供でも無い
「いいえ、綺麗です」
 そして彼は本心で言っている
「汚れた女です……いずれは裁きを受けねばならぬ身なれど、今一時はこの世界の為に汚れた身を曝しましょう」
 ここにいて彼女もまた本心を、何をなす為に生かされる身なのかを考えたのだ
「何処までもお供しましょう……」
「あなたも馬鹿なのですね」
 そして二人は微笑みあった、回りで疲れて寝ている男達の寝息の中で……

その559
「奴隷でろ!」
 シー○の前にドロウがやって来ていきなりの言葉がそれであった
「なんです?」
 手で牢の中の仲間を押さえてシー○は前に立って出る
「捕虜が何をこだわる? ましてや耳に証を付けた家畜ではないか」
 そしていきなりの侮蔑、そう言う男だと知ったのがここの牢に連れて来られた時なのだからシー○も自分の人を見る目の無さに絶望する
「服を着させてやる、わしの役に立て……お前の顔が使い道があるのだ」
 シー○だけを牢の前に立たせて外へ連れ出す
「ちゃんと返してやるから、それまで我慢しろ!」
 それだけ牢の中にいる者たちに言うとドロウはシー○を連れて外へと連れて行く
「シー○様……」
 牢の中で彼が見上げる
「大丈夫だろう? 顔が必要とか言っていた、ならそれ程酷い事をする事も無いだろう」
 背後からもう一人が出て来て声をかける
「だな……待つしか無いというのは辛いな」
「早く逃げ出そう、もう……あの御方を泣かすまいぞ」
 彼等にしてもシー○とのこの出会いが本来持っていた正しきオ○ラに目覚めさせる事になったらしい……

その560
「シー○様……」
 悠然と侍女達の動きに身をまかせている姿があまりにも自然だったのでドロウは自分の口を付いて出た言葉を必死に飲み込んだ
「なかなか……様になっているでは無いか」
 実際の言葉はそうなる
「そうさせたいのでありましょう……」
 呟くシー○を見ながらもドロウは
「ふ、喋り方まで真似しておるのか、だが気にすることは無いのだ、服さえ着てしまえればそれ以上の事は考え無くともな」
 侍女達のてきぱきとした動きが瞬く間に一人の奴隷を淑女に変えていく、それは魔法を見るようでもある
「オ○ラ力の成せる技と言うことにしておこう……シー○様の遺留品であるならそのように見えても仕方の無い事だ」
 だからドロウは自分に暗示をかけなければいけないらしい。

その561
「似合うでは無いか」
 それもその筈でシー○自身の服だった
「まあ少しきつかったがな」
 その事に関してはシー○も少しばかりショックだった、揉まれたら大きくなるといわれた胸と腰がきつかったことは予想していたが、事もあろうにウエストがきつくなっていたのだ
「はい……」
 殊勝に頷いて見せる心のうちは珍しく少女としての葛藤が渦巻いていた
「シー○様ご本人の服だが、まあ清楚であられたシー○様と違い爛れた生活に糧を得ていたそなたには少しきつい衣服だろうな、やはり似ているのは顔だけだ」
 シー○の内心も知らずに好き勝手な過去と言うドロウに何か言いかえしてやりたいが何も言えないシー○である
「はい……」
 それに着せられたのはドレスだけで下着の類は一切与えられていない。
「しかし、こうやっているとシー○様がお戻りになったようだな」
 勝手な事をいう
「うむ、座っているだけでよいからなあとの事は全てわしに任せておれば良い」
 計画の全てが上手く言ったようにドロウは嬉しげに表情を崩す
「カ○ッセに負けるかよ……このわしが」
 何やら口の中で不穏当な事をいう
「しかし、私がしゃべらずにいては不審がられるような事態に相成りましょう」
 ドロウの表情がいきなり険しくなるとシー○を睨み付ける
「何か?」
 シー○のものいいに本物のがしゃべってるような気にさせられてドロウは居心地が悪くなったらしい。
「しゃべらんでよい! そう言われた通りにすればいのだ!」
 ドロウは不安を紛らわせるように怒鳴り声を上げて、予定に無かった事を言い出した。

その562
「旅の商人から買ったものだ、これからその服を着る時には必ず付けているんだ」
 シー○にスカートを捲くったまま立たせると、怪しげな金属のアクセサリーのようなものを股間に取付けていく
「あん……」
 それは少しでも動くと向き出したクリトリスを挟み込み二つの穴の中で位置を変え微妙な刺激を与える
「よく出来ておろう、お前はただ座って会議が終ったあと我らに高ぶった下半身を処理してもらう事だけ考えていれば良い」
 ずっとずっとただ開発されて来たシー○の性感はこの刺激でトロトロにされる
「これでは……歩けません……」
 しかし昇り詰めるには足りないその中途半端さが女を泣かすとドロウは嬉しそうに説明した
「役に立てば良し、さもなくば……」
 シー○の表情にもう怯えが浮かぶ余地も無い事を感じ取ったドロウは足速に歩き出した。
「ついてまいれ!」
 しかし、シー○がそのスピードに付いて行けるわけもなく
「だめ……まって……」
 しかたがないと言わんばかりにドロウはシー○の手を取り急いで廊下を渡って行った
「遅い!ほら早くせんか!」
 下半身をビクビクとさせながらシー○はもうしゃべる事も出来ないように付いて行くしか無かった

その563
「かくして戦線は伸びて……」
 シー○はドロウが国内の貴族達を呼び出して演説する場にただ居合わせて座らされていた
「しかし……」
 その会議の内容は朧げにしか耳に入って来ない
「早急なる和睦を持ってこの事態を収拾せんが時にカ○ッセはミ○国と組んで更なる戦闘の拡大を欲しておる」
 が、しばらく座ったまま動かないでいるとそれなりに慣れても来るもので
「シー○様のご意見も聞きたいものです、そのためにこの場に病を押して御主席頂いていると考えますが」
 ドロウの言うことに抵抗するものが話しをふって来る
「何を言うのか、わしの意見を信ずるが故に、国を憂いうが故にこの場に居らせられるのだ!」
 ドロウは元々シー○にしゃべらる気などない、奴隷である事がバレては仕方ないからである。
「ここは早急にア○国のドレ○クと和議を結び戦争状態を終らせることこそが正義の行ないであるとシー○様も望んでいるのだ!」
 シー○の名で国に号令をかける事を狙っている
「しかし、今の状態で戦闘終了と言う事になれば……」
「幾許かの領地の割譲は致し方ない所だろうな」
 言われなくてもそのくらいは考えのうちであると、言外に言ってみせる事で相手の上を行こうとするのも交渉術の一つでは有ろう
「もしかすると王家の方に何やら言って来る恐れもありましょう?」
 徐々に場の空気がドロウに偏っていこうとしている時、必死に一人だけが抵抗していた
「前線で指揮をとっていらっしゃるミュース様はもしやとも思うが、なにドレ○クとて鬼ではなかろう」
 その物言いが希望的観測以外の何物でも無い事をドロウは気が付いているのだろうか?
「そこまで……考えておいでか……」
 他の者が唸るように言う……

その564
「何を言うのですか!」
 今まで黙って座っているだけだったシー○が突如立ち上がってしゃべり出したのだ
「悪しきオ○ラを身に纏いてこのバイ○トンウェルに戦乱呼び込みしはドレ○クであろう」
 回りの者も一斉にシー○を見ている
「地上人のもたらした機械は大量の死を運ぶ事の出来うるものなのです」
 ドロウもこの事態を予想していなかった事とさらに今無理に止めることは不敬罪に当たる為に手が出せなかった。
「事が1地方のみの小規模であるなら今まで通りこの世界は許して下さいましょう、しかし大いなる野望にはそれだけの悪しきオ○ラをコモンの間に浸透させる事になりましょう!」
 話しているうちにかつてのシー○に戻ってここで話しをしている。
「そうなればこの世界にみな等しく我らの存在すら許されることはないと考えます、ドレ○クがごとき悪しきオ○ラ力の持ち主と手を結んではそれこそ正しきものを見失います、我らは今こそ手に手を携え正しきオ○ラ力の導きによりこの世界に安定をもたらさなければいけないのです……」
 しばらくその場にいるものはみな静かだったがすぐさま賛同の声が上がる
「さすがシー○様だ、そのお言葉を待っていました。」
「一国の安定の為に侵略軍と手を結ぶとは考えてはいませんでしたぞ」
 ただドロウだけが悔しげな視線をシー○に向けている。

 こうしてドロウの思惑と正反対の結果で会議は終了してしまった……

その565
「あぐぷ……」
「よくも!奴隷の分際でわしの計画を台無しにしおって!」
 ドロウは怒りを隠しもしないでシー○を床に転がして裸にすると
「服ももう着せてはやらんわ! お前なぞ捕虜どもの性欲処理を一生涯しておるのだな!」
 その前のにと言うと細い糸の先に和を作ると剥き出しになっている肉芽に結び付け、さらに両の乳首にも取り付けた
「私は……間違っていたとは思いません、悪しきオ○ラの取り込まれれば最終的にこの国を救う事などかなわないこととなりましょう」
 この状態になっても反論するシー○に対してドロウは頭に血が上った
「何をわかったような事を、その歪んだ国の底にいたのはキサマだろうが!」
「ぎゃぁああああ」
 怒りのままに3本の糸を思い切り引っ張る
「謝れば……」
「謝りませぬ!」
 シー○の毅然とした態度にドロウを怖じ気づかせる、そこに本物のシー○を見た気がして。
「馬鹿な事を……こいつは奴隷だ……しかも性奴なのだぞ……」
 ドロウは糸を引きながら
「よし立て」
「んく……」
 地下に来てから押し込んだ部屋から牢とは違う方向へと糸を引いてドロウはシー○を連れて行く。
「こっちへ来い」
「何処に?……」
 ニヤリとドロウが笑い
「この城にもな、下働きがおるんじゃ、牢に入る前に彼等の性欲も処理してもらうのさ」

その566
「おお忘れとった……」
 そういうと部屋から出てすぐの所にシー○を立たせると、縄をかけ始めた
「なにを」
 戸惑うシー○に
「罪人を連れ歩くのにはこうやって縛るのが正しい」
 しかし廊下でそれをやる所にドロウの怒りの根の深さを感じさせる
「好きになさい……」
 シー○もまたこの男の本質がそうである事をしった以上もう何を言っても無駄と腹を決めた、そして
「よし」
 ドロウはまた糸を引き廊下を歩き、牢屋よりも深い所へと向かった。

その567
「好きにしろ」
 ドロウがいうまでも無く自分のなにを扱いていた部屋の住人は返事をするより早くシー○の口に自分の逸物を押し付けるとその刺激で激しく射精した
「あぐん!」
 シー○が口を閉ざすより早く行なわせた射精は永遠に続くかもしれないほどと感じさせるほどのもので
「そうじゃな、そうやって使うものじゃ今夜は思い切りやらしてやる」
 シー○に聞かせるように、そして恐怖を与えるように
「家で飼っているガ○ウランのハーフ達だ、知恵が足りなくてね」
 しかしシー○の頭の中には懐かしい思い出が蘇る事になった。野営地を逃げ出したあとシー○を助けてくれた人のことを
「性欲はガ○ウランと同じで無限と言っていい、朝まで耐えられるかな? お前さんの商売道具が使い物にならなくなれば牢でも困った事になるのではないかな?」
 シー○が必死で口のなかの精液を飲下している間に好きな事を言っていた。
「まあ、わしはここで見学させてもらうがな」

その568
「あぶ……あぐ……あう……」
 我先に殺到するハーフ達は自分の快楽を貪る為だけにシー○を抱いていく、当たり前のように前後二つの穴を凌辱しようとしてそこにドロウの刺したアヌスストッパーが邪魔になるとそれを抜かずに前に二本刺し込んで行く。
「ぎゃ! ……………………が……」
 呼吸が出来ていないようでシー○は挟まれた状況でただもがいている。
「まったくわしのゆう事を聞いておれば、服だって与えてやろうものを……壊されちまったかな?」
 飽きるまでその様子を見ていたドロウはハーフ達が二回り終ってもう一度はじまるまえに止た
「もう良い! そのへんで満足するのだ……死んではこの先利用も出来なくなるでな……」
 壊れたように動かなかったシー○がその言葉に反応するようにゆっくりと上半身を起こすと
「終わりなのですか……無限とか言っていたようだけど……これではド○イクに敗北を宣言したくなる気持ちもわかりますね……」
 シー○は黙っていれば終ったはずの凌辱に自分から異を唱える形になる、そして
「死ぬまで止めんぞ! やれ!満足するまでな」
 ハーフ達がそしてまた群がる、意地をはってもシー○が悲鳴を上げる事には変わりないのだが……

その569
「あぶ……あぐ……あう…………」
 いつしかシー○の口は反応する言葉をも失っていく
「まったく、バカな事を、素直になれば許してやったものを」
 しかしドロウも気にはなっているのだ、この奴隷から感じた気高さを、本物ではないかと言う疑問が頭を過る
「本物なら自分で名乗るはすだ、名乗らぬのは偽物だという証拠ではないか」
 そう言って自分を納得させる、それでも消え無い不安感がこういう命令を出させるのだ
「もっと激しくして構わん! どんどん犯れ!」
 万が一犯り殺しても構わないと言う勢いだった
「わしは……悪くないぞ、この女がいかんのだ……このシー○が」
 そこまで言って考えるのだ、この奴隷の名を知らない事に
「気に食わん!」
 そして、自分の不安が目の前の女性が本物ではないかと徐々に確信させていく事になるのだが、それを今更言うだけの器量をかれは持ちあわせてはいなかった。

その570
「お前達の奴隷ではあるが今夜はこちらで使わせてもらった、このまま使用してもいいが反応は無いからそのつもりでな」
 ドロウが牢にシー○を投げ込んで捕虜達に向かっていった言葉がそれであった。
「シー○様……」
 シー○は全身を精液で濡らして意識が無く開ききった足が閉じる事を忘れたように床に放り投げられても開いたままだった。
「まあ、返したからな」
 そしてドロウは薄汚いものを見るような視線を無理矢理つくっているようにしてその場から出ていく
「なんて酷い事を……」
 彼等にはそれしか言う言葉が見つからなかった。

その571
「こんな……こんな事ってあるのかシー○様はこの国の女王だろう……」
 たとえ同じ顔の別人だと思っていてもこんな真似が出来る事が信じられない。
「シー○様……必ず、必ず我らがお助けいたします」
 汚れたシー○の身体の事など気にも止ずに抱きかかえてその身体を抱きしめる
「ああ……やろうな」
 後ろにいた者達もみな心が一つになっていくがわかる
「こんな想いをさせちゃいけないさ」
 そうさせるだけのオ○ラを目の前の少女は持っているのだ。

その572
 目の前に差し出された食べ物は地上人によってもたらされたものの一つだ。
「アイスクリン? ともうしますの?」
「ソフトクリームだよ、似たような物だけどね」
 地上人の顔はぼやけて見えない、この国にオ○ラコンバーターの技術を持ち込んだ人物だった。
「きゃ……ひんやりしているのですね」
「食べてみるともっと気に入りますよ」
 ペロリとシー○ははしたなく舌を伸ばした。

その573
「うぐ……」
 甘いはずのそれは突如苦い味になる
「ほらこぼすんじゃ無い、全部飲むんだ!」
 見慣れたはずの液体は嫌悪感の元である、そして握っていたはずの地上のお菓子はいつもの肉の凶器に変わっていた
「これが……」
 自分の心が折れていく音を聞いた気がした……そして自分が今いる場所がわからなくなって意識が闇に呑まれていくのだ……

その574
 またそれが朦朧とした意識の中から浮かんで来るのだ
「水着と言う物は色々と形が有るものなのですね」
 地上からもたらされたいくつものの品物が国の生活を変える
「ええ、女性は着飾る物と言うのはここも地上も同じですから……そしてどのような時でも女性は美しく有るべきらしいですよ」
 美しくというのは衣服が美しい事なのかと言う疑問がシー○にはないでは無いのだが。
「たしかに……」
 着飾りたいと言う感情は理解の範疇にあるのだ、年頃の女性として
「動きやすいはずです、泳ぎに行きましょうか?今日の日和なら湖も海まで出れますよ」
 長く工房などにこもっているから大変なのだろうとシー○は考える、だから
「気晴らしくらいにはなりましょう、ではエスコートしてくれるのですね?」
 言ってから自分も気張らしがしたいのだなとシー○は思うのだ。

その575
「お前の服はこれだけだろうが! 何処に行くにもこれ以外は着るんじゃねえ」
 海にいるはずの自分が暗い闇に飲み込まれているのを不思議がるよりも早くシー○は気が付くのだ
「あ……あああ……」
 自分の為に笑って死んでいった者が居る事を
「わかった? 奴隷には着飾るような高尚なことは出来ないんだよ」
 裸よりも屈辱的な拘束具は彼女と彼女の国の騎士達を笑い者にする為に考案されたらしい……
「いやぁああああああああああああ……」
 夢なのは理解出来ていた、だが目覚めなければ、目覚める事が出来なければ現実と変わらないのだ……

その576
 丘に登ると言う行為が何を人に対して与えてくれるのか考えたことは無かった、ただ地上人が登ろうと言ったからだったと記憶は訴える。
「ちょっと想像と違う……」
 と彼はショックを受けたように言う
「空がと言うか海が近くなって実は爽快な気分には程遠いね……」
 地上では何も遮る物が無くなりそれは素晴らしい景色と気分なのだと説明してくれる
「帰りたいとお考えなのですね?」
 今彼がいなくなると……この地はドレ○クの跳梁を許すこととなるだろう
「まあね……」
 そしてこの後一陣の風かシー○のスカートを翻しこの話を無かったことにするのだとデジャビュが教えてくれるのだ。

その577
「よく開いているぜ、いつも何か入れて無いと満足出来無いらしいからな淫乱王女様は」
 スカートはまくれた、気が付くと背後の男が持ち上げているのだ
「な、何を!」
 突然のシー○の反抗的な言葉に男はシー○の頬を殴る
「誰に口答えしているんだよ!」
 地上人は地上に帰りたいとは言わなかった、しかし帰りたい気持ちは伝わって来たのだ……そしてシー○も思うのだあの頃に帰りたいのだと……
「う……私は……」
「なに寝言を言ってやがる」
 眠れば……起き無くては……今の現状を……理解する為に……そう眠れれば……

その578
 眠りを欲する……自覚の中で思うのは寝ている夢とは堂々巡りをするのだろうと言う事だ
「寝ると言う事に他意など無かったのに……」
 シー○はそう考える、しかし今の生活はしらなくていい多くの事を教えてくれた、いや教え込まされた。
「おい、今日もな」
 それは男の声……何度も聞かされた数多の男達の声だ。

その579
「出すぞ!」
 男の顔が紅潮して身体の奥に膨れあがる物を感じる、また汚されたと思う反面ようやく終ったと思うのだ。
「ありがとうございました……」
 寝る……それが男性にとって快楽の言葉だ
「いい穴だったぜ」
 そして何かを言われ泣きたくなり……また次の男の相手をする。
 その行為が毎日繰り返される日常の中の一コマだとは考えた事も無かった、経験したことは無駄になる事は無いと思う……がしなくてもいい経験ならしたくは無かった。
「でも、そうし無ければ生きて行け無いような者達もこのバイスト○ウェルにはいるのですね……」
 グチュグチュの口の中で言葉は外までは出ない。
「私とは……何なのでしょうね……」
 絶望とも思うのだ、既に自分一人がこの状況である事をやめられたとて喜べはしないだろうと……
「んん?……」
 下腹部に痛みが走る
「なに?これは……」
 誰かが呼んでいる気がした。

その580
 ゴソリ……
「ん……」
 何か違和感がある状態だった
「今……」
 太くなったと言われたウエストをさする、手に当たる感触があった
「まさか……」
 注意深く腹部を摩りながら頭の中では他の事を考える
「どうしました? シー○様……」
 疲れきって気を失っていたシー○が起き上がっている事を心配した彼が顔をシー○に向けた……
「たしかに……もう二月くらいに……でもこんな生活だったしその前だって不順だったし……まさかね……」
 その彼の言葉も聞こえぬように独り言を呟く
「お子様ですか?」
 その彼の言葉が現実味を持ってシー○に響く
「え? あ……その……」
 子を宿すと言う行為事態は憧れがある、親になるという事も、しかし
「違うの……違うわ」
 うろたえるのは別の事なのだ
「誰の子でもいいじゃないですか、めでたい事ですよ……今まで私の母国もこの国もシー○様に対してひどい事をして来ました、でも子供に罪なんか無いですよ」
 優しい笑顔がシー○に向けられる
「違う……」
 言いよどむシー○を前に彼は
「みんな起きろ! いいニュースだ!」
 いきなり他の捕虜達も起こしたのだった。

その581
「なに?お子様だって!」
「それはめでたい、我らの子だな」
「なあに、どのようなお子が産まれても、我らが立派にお育てするさ」
 捕虜であるにも関わらず、彼等の意気は上がっている。
「あの……」
 自分達が使えるべき人物を自分で選んだと言う事が、いや選ぶ事が出来て嬉しいのだ
「ね、皆気にしないでしょ?」
 彼もまたシー○に微笑みを送る
「ですね……」
 シー○に使えること正しい道だと思わせるものが彼女にはあるのだった
「まあ、それでも不安でしょうがね」
 それでも不安げな顔をしているシー○を気遣うようにそう言った。
「おいおい、騒ぎ過ぎだぜ」
 後ろで、もう今日は吉日にしようとか盛り上がっている
「ありがと……」
 そう言ったシー○にとって何が不安と言っても、自分に宿っている子供がはたしてコ○ンの人の子であるのかと言う不安だった、今喜んでくれている人達がそれを知っても……はたして今と同じように……そう……同じように……



その582
 エ○の瞳には悔しさで涙が浮かんでいた。
『この国はいままでア○国と、いやドレイ○殿と喧嘩しないで来たからここにあるのです、あなたを向こうに引き渡さないだけでも感謝されたい』
 昼の会談での取り付く島も無い扱いに前途を憂いているのだ
「私には……国を救う事など出来ないのか……」
 なにもなせずにここにいることが悔しかった
「諦めるなら早いほうがいいぜ、さっさとこの国を出る事だ」
 一晩を与えられた城内のこの部屋にエ○の他にもう一人いた。
「わかっています」
 許すわけにはいかない男、シー○様をも手込めにしたと豪語し
「オレに協力して欲しいんじゃねえのか?」
 エ○の肉体の所有者……
「いりません」
 それは契約では無く無理矢理に奪われたものだ。

その583
「まあいいや、脱げや」
 エ○の言葉を聞いているのか日課のように兵長は服を脱がしていく
「今日も……なのですね」
 エ○は下着を着ける事を許されないためワンピースを脱ぐともう全裸に近い形になる
「こんなとこまで来たんだ、そのまま帰る事もあるまい、それに……」
 何やら外の方の気配を伺いながら
「オレが何とかしてやるって前にも言ったように、何とかしてやるぜ」
 その言葉を信用出来ないように
「何を言っているのです、私にこのような仕打ちをしておいて」
 ましてやシー○様までと言おうとしてやめた、そこまでは確認していないのだから
「だからさ、報酬だけを受け取り続ける訳には行くまい?」
 報酬……
「私の身体が……」
 無理矢理に奪っておいて
「国を救うだけの価値があると……言われるか?」
 エ○は自信が持てない
「まだ処女だしな」
 兵長は嬉しそうにその身体を眺めた後
「価値があるだろうさ、俺が磨いてやってもいるんだぜ」
 股間を屹立させながら兵長は笑う……

その584
「もうズッポリと入ってるな」
 わざわざ口に出して言いながら兵長はエ○の腰の所の結び目を解きながら
「誰が……そうさせているのですか」
 エ○の表情は赤い
「尻をこっちに向けな」
 自分で抜かせる事もあるし、兵長が抜く事もあった……そう尻の穴に刺し込まれたままになっているバイブである
「流石に良く動いてるじゃねえか」
 人のオ○ラ力で動くそれは力の持ち主に対して使われた場合ほぼ永久に動き続ける
「あく……」
 尻の穴をたえず刺激されているエ○の股間はもうぐっしょりと湿っていた
「ホントに処女かって言いたくなるほど濡れ濡れだな」
 そう言いながら兵長はシー○と比べているのだ
「よし、行くぞ」
 シー○に会うまでにそれなりの立場を築いているだろうと兵長には確信があった。

その585
「あぐぅ」
 そして兵長は今夜もエ○の肛門を犯していく
「もっと気持ちよくしてやろうか?」
 いつまでたってもこの行為にエ○は慣れない、身体を割かれていくような錯覚を感じてしまう
「いいえ……嫌です……ぐぷっ早く……終って下さい……」
 一言口にするのも必死な状態でエ○は兵長に懇願する
「まあそう言うな、オレが満足するまでは終らねえぞ」
 そして激しくエ○の身体を上下に揺さぶり、時に浅く、そして深く開発されて間もないエ○の性感を翻弄していく
「んん! んあ……」
「おや?尻の穴で感じてる変態なお姫様がいるぜぇ」
 そして言葉がエ○を更に追い詰めていく
「ちが……んん……違います……あぶ……感じてなんか……ああ……いな……あああ……」
 もうしゃべれなくなった。
「強情だねぇ……まあだからと言ってやめるほどオレは悪人じゃねえ、イっちまいな!」
 更に激しく腰を動かしエ○の身体を操った。
「んあ! んはっ! あっ! かはっ!はう! あああああああああ……
 エ○は激しく身体を痙攣させた。

その586
「あ……ああ……あうぅ……」
 長い余韻の中でエ○はその身をゆだねていた
「俺はまだイってねえんだが? 続けていいか?」
 そう言いながらエ○の答えなど待たずに快楽を絞り取るようにまた抽送を開始する。
「ダメッ……あく……あぶ……んあ……」
 すぐさま、追い立てられるように絶頂の域へと昇らされていく
「いい感じだ、シー○よりも物覚えが早いぜ」
 それは言葉の裏側に何やら含みのある言い方だった
「んん! んあ……」
 しかし、今のエ○にはそれを考えている余裕は無かった
「さてと、あと俺が果てるまでに何回お姫様はイクのかな? 尻の穴でよ」
 意地の悪い事を言いながら更に腰を激しくしていく
「んは……ああ……ちが……ああ……」
 トントン……
 その時部屋をノックする音が聞こえた
「おや? 誰か来たかな?」
 そう言いつつも兵長は腰を動かし続ける。
「まって……だめ……気……きづ……きづかれ……ちゃう……あっく……」
『エ○様、リネットです……少しお時間よろしいかしら?』
 外からは聞こえたのはこの国の姫の声である。
「はぁい……すこし……んん……待って下さい……んぁ!」
 返事をしようと声を出した瞬間に最後の一突きを加えて同時に果てる。
「ふう……満足だぜ」
「はぁ……はぁ……早く離れて……お願い……待っているのよリネット様が……」
 エ○は既に国を救う為の外交使節としての顔になっていた。
「わかったよ、お……」
「きゃ!」
『どうされました? エ○様?』
「大丈夫……すぐ開けますリネット様」
 エ○の悲鳴に心配そうに声をかけるリネットにエ○は必死で取り繕った。
「わりいわりい、しょんべんしたくなっちまってよ」
 兵長はエ○の直腸に直接尿による浣腸をして、エ○の表情を牝奴隷のそれに戻したのだった。

その587
「あの……」
 エ○が顔を出した時立っていたリネットはお茶の用意をしていた
「もう、お休みでした?」
 もうシーツを身体に巻いただけ状態のエ○を見て
「あ……いえ大丈夫です、着替えますから……ん……少しお待ちになって下さい……」
 何やら赤い顔で言うエ○に微笑みながら
「はい、では待たして頂きます、でもお早めにお願いしますね……冷めてしまいますから」
 ティーセットを少し上げてみせて
「はい……」

その588
 エ○が必死になってドアから顔だけだして対応している背後で兵長はエ○のアナルにバイブを突っ込んでいた
「もう、お休みでした?」
 リネットの声を聞きながら埋め込んだそれが動き出すのを確認して
「あ……いえ大丈夫です、着替えますから……ん……少しお待ちになって下さい……」
 エ○がうろたえているのを楽しむと
「はい、では待たして頂きます、でもお早めにお願いしますね……冷めてしまいますから」
 切なそうに腰を揺するエ○を固定していた。
「はい……」
 そう言ってドアをいったん閉めたエ○の顔は泣きそうだった

その589
 エ○はべそをかきながら薄いワンピースを身に纏う
「私、こんな状態で話なんて……」
 下腹部を押えながら
「何言ってやがる、そのくらいの緊張感があった方が話はまとまるって、外でいつまで待たせておく気だよ?」
 エ○の涙を拭ってから
「俺は隠れているから、タイミングが良いようなら呼びな、どんなことをしてでも首を盾にふらしてやる」
 力強くそう頷く兵長を見上げながらどんな事と言うものが自分になされた事であろうことは容易に想像がつく
「大丈夫です、クローゼットに隠れていて下さい……くれぐれも変な事はしないで」
 エ○は必死に言う
「変な事してるのはあんただろ?」
 ワンピースの上から尻のバイブを嬲りながら
「や……」
「まあ頑張れよ、見てるから」
 最後に下半身の刺激を思い出させてから兵長はクローゼットに身を隠した。

その590
 リネットが入れてくれたお茶を手にもちエ○は落ち付かない様子で椅子に腰掛けている
「大丈夫ですか? 少しだけでもお話を……と思ってうかがったのですが具合がよろしく無い様子ですね」
 小刻みに震えるエ○にリネットは優しく話しかける
「いえ……平気です」
 エ○の言葉が強がりであろうことはリネットには痛いほどわかる
「国を思う気持ちと言うものは誰も同じものだと考えます、ましてや王家に生まれしものならば」
 エ○の方を見ないようにリネットは語り出す、見たところエ○よりも2つか3つは歳が上のようで落ち付きもある
「はい……」
 頷くしかない
「そしてそれは自分で国の中央に立ったドレ○クとてです……あのものはア○国を何処よりも強大にと考えておりましょう、その自信に充ちている」
 ゆっくりお茶をもつ手を戻しながら
「あなたに足りないのはねエ○様……」
 気がつけばまっすぐにエ○の目を見ていた
「その自信だと思いますよ……これから先この国以外の国も周られるのでしょう、その時に我が父に相対した時のように沈んだ表情をしていては悲愴な覚悟は伝わりはしても、協力をしようと気にさせる事は出来ませんよ」
 エ○の為を思って言ってくれているのがわかる
「は……はい……」
 しかし今のエ○は浣腸とバイブが精神を削っている最中でまともに話が出来ない。
「ドレ○クと戦わう、その覚悟をさせるのに今にも死にそうな顔をした国と組むわけにはいかないと思いませんか?」
 最後は姉が妹に優しく諭すような口調だった。
「お茶が冷めてしまいますよ、それは熱いうちがいいのですお飲みになって下さいな」
 リネットはエ○の苦悶の表情をどう読んだものか悩みながらそれでも言うことはいったと言う満足げな表情だった
「もう少しいい顔なさいな、私が父にもう一度会見を申し込んで置きますから」
 その言葉は嬉しかった。

その591
「では」
 リネットは立ち上がり
「明日、いい所へお連れしましょう、馬の用意をなさるようにして下さいね」
 そのままエ○と目をあわせて
「はい……」
 心配げに微笑むと
「少しは元気になる場所です、自国の未来を背負っているなら胸は張っておきなさいな」
 そのまま部屋を出て行った
「あ……ありがとう……」
 ろくに話しも出来なかった事を悔みながら、自分の下腹部を押える……
「く……おトイレに……」
 切羽詰まって来ているが刺激を与える事も恐ろしい為にゆっくりと立ち上がる
「ダメだぜ、ここでしなくちゃよ」
 いつの間にか兵長は背後に立っていた
「いやぁ、ここじゃ出来ないわ……早く手を放して」
 そういうエ○に兵長は慌てる風も無く
「ここで出来るぜ」
 リネットが持って来たお湯を入れるポットを指差しながら
「嘘……」
 震えるエ○の身体の限界を計っていた
「嘘じゃねえよ、あれに自分でひり出しな」
 目の前が暗くなる気がする、がそれでもそれ以外に手段が無いのも確かだった……

その592
「あ……」
 自分で尻の中に入ったバイブに手をふれるのは今だに勇気が必要だった
「ああ……んくはぁ」
 一気にそれを引き抜き、もう片方の手に持ったポットを股間に持っていく
「いや……いやです……」
 一時の間がある
「早くしちまえよ」
 そして排泄音が室内に響き渡る……

その593
「あ……あふ……」
 両足でおさえたポットの上から激しく排泄しながらエ○は上気した顔を天に向けていた
「おいおい、まさかうんちをしただけでイッたのか?」
 よく見ると小刻みに痙攣を繰り返しながらエ○のあそこは大洪水の状態であった
「とんだお姫様だ」
 そう言いながら何回シー○にこの表情をさせただろうと考える、薬を使わないでこうなったことは何度あっただろう?
「自分で捨てて来るんだぜ」
 兵長は少しだけ不機嫌になった。
「あ……ああぁ……ん……」
 エ○も自分でどうする事も出来ない感情をもてあまし、こうなってしまった肉体を恨めしくも思っている、が辛い事があると快楽に逃げる癖のような物が出来てしまっているらしかった

その594
 翌日見せたい場所があるとリネットがエ○を乗馬に誘った
「そんなに遠くはありませんから、馬は苦手ですか?」
 先をゆっくりと進みながらリネットは明るい声で話しかける
「すいません、普段馬車なので、自分で乗るのは……あまり」
 ぎこちなく馬に跨がるエ○が申しわけなさそうに頭を下げる
「いいんですよ、自分のペースで……それに誘ったの私だし」
 供も付けない二人だけの秘密の行動だった、リネットがそうやって遠乗りに出るのはいつもの事らしく城門を出る時も衛兵は手をふって送ってくれたのだ
「私が落ち込んだ時によく行く場所で、この国の中でも一番綺麗な場所だと私は信じてるんだけどね」
 機嫌よさげにそう言う
「お父様にも教えてなかったんだけどね……てへ」
 この国の軍事を預かるリネット姫とは思えない初々しさだった。

その595
 そこは確かに美しい場所だった森の中に突如現れる野生の花々の群生地
「えへへ、この木漏れ日に光る色とりどりの花がいいでしょ?」
 馬で側まで来てその幻想的な光景に見とれる
「ホントに……」
 エ○もその光景には心奪われたように見惚れた
「まあ、無作法な私は花の名前もしらないんだけどね」
 そう言ってリネットは笑う
「気に入ってくれて嬉しいな、でも具合は大丈夫?」
 側まで来て顔の赤いエ○を心配する
「大丈夫です……馬は馴れてないから……」
 そんなこととは違うような気がリネットにはする
「そうか、じゃあお弁とにしましょう」
 そういうと馬を下りる
「え? ここで食べるんですか?馬から下りて?」
 エ○は背後の方を何度か見てからうろたえた様に言う
「そうだけど? 下りれないのね、手伝うわよ」
 リネットがエ○の足元まで来て、その時何やら違和感を感じだ
「スカートなんかで乗ってるからお尻痛くなったんでしょ?」
 茶化して言うが実はエ○は痛かったのだ、お尻はお尻でも尻の穴が……

その596
 エ○が下りる為の動作をゆっくりとやっている
「んん……」
 鞍が濡れてる
「エ○様?」
 そしてエ○がゆっくりと馬上で立ち上がろうとしている鞍に何やら屹立しているのを見るのだ
「な……いったい何をエ○様」
 リネットはうろたえるしかない
「気にしないで……」
 エ○は鞍に取付けられた男根を尻の穴に入れた状態で馬に跨がっていたのだ、リネットには信じられない
「早く、下りましょう!」
 リネットは背後に忍び寄る気配に気が付かなかった。

その597
 次の瞬間似は低調はリネットを羽交い締めにして動きを拘束したかと思うと魔法のようにリネットのスボンがするりと落ちた
「いやぁ!……」
 叫び声が出なかったのは体術に自信のあるリネットが何かしらの脱出手段を兵長相手に試したからだ
「効かねえし、声も出ねえな」
 落ち着いてリネットの動きを全部抑えたあとで口を塞いでも間に合うほどに
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
 エ○は謝ることしか出来ず
「さて、ご開帳だ」
 兵長の手で気が付けば全裸に剥かれエ○に向かって開脚のポーズをとらされている
「んんん……」
 必死に叫ぶリネットを楽しそうに見ていた兵長が口を塞いでいた手を離した。

その598
「エ○様! いやぁ助けてエ○様ぁ」
 口を開いた瞬間にリネットはエ○に助けを求めていた
「無駄だよ、あれは俺の牝尻奴隷だ」
 兵長の言葉の意味がリネットには理解出来ない
「放して! いやです……いやぁ……ぎゃふ!」
「おいおい、注意しないと舌を噛むぜ」
 一気に貫かれてリネットの言葉は止った、いや身体を割く痛みの中で言葉が出ない
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
 エ○は耳を塞ぎ後ろを向いてひたすら口の中で謝り続けた
「さて……動くぜ、もっと痛くなるぜぇ」
 脅しをかけてから兵長は抽送を開始した
「が……ぐ……げ……ぎゃ……」
 短い悲鳴がかろうじてリネットの口からは空気とともに外へ出たのだった

その599
「がふ……」
 リネットの身体を嬲り尽くしたように兵長はその身体を大地に放り投げた
「なかなか満足した、ふふふ……早くも目的の一つは達成だな」
 エ○は耳を覆ったまま側でしゃがみ込んでいる
「終ったぜ、まあこの国を戦争状態に引き込むにはもう一手いるがな」
 兵長はこの国をミ○国の仲間として参戦させると言った。
「でも……こんな事をリネット様にしてしまって……」
 嬉しそうに兵長は笑い
「これからはこいつも俺の奴隷だ」
 さも当然と兵長は言ってのけた。

その600
「ほら起きな……」
 兵長はいったんリネットを後ろ手で縛ると気付けを嗅がせる
「ん……んん……ひぃ」
 最初は虚ろな表情のリネットも現実を思い出して表情が青ざめていく
「なかなか気持ちよかったぜ、お姫様よりも娼婦の方が向いてるぜ」
 何やら塗り薬を取り出して今だに血の流れる女淫に塗り込んでいく
「いやぁ! もう充分でしょ! やめて放してぇ  エ○様」
 その泣き声を嬉しそうに聞いていた兵長も、うっとおしくなったのか
「黙れ!」
 平手を張った
「そんなことでよくこの国の軍のトップなどと言ったものだ、お飾りにしても情けない」
 シー○の気高さを兵長は思い出していた。
「ぐ……こんな無礼を受けて、なぜそこまで言われねばならないのですか!」
 リネットは屈辱を耐えながらそれでも悲鳴を上げるのをこらえた
「こいつは筋肉を柔らかくする効果と牡を引き付ける匂いを出す……まああんたの為さ」
 何を言っているのかリネットにはすぐに理解出来ない
「まだ終りじゃねえのさ……」
 リネットには兵長の笑いは悪魔の顔に見えた

その601
「こいつだ……」
 兵長はエ○が乗って来た馬の飾りをまくり上げると今にも爆発しそうな馬のそれを見せた
「え?」
 リネットは何をしているのか理解出来ない
「わかんねえか? まあ普通は想像付かないよな」
 よく見ると馬の腹部には手枷や足枷がぶら下がっていた
「ま……まさか……冗談でしょ……」
 何かを悟ったようなリネットに兵長は首を横にふって
「本気さ」
「出来るわけがないわ、そんなこと!」
 必死さが見える
「出来るさ、この馬はナ○国のシー○・ラ○ーナ様の旦那様だ、今日はちょっとした浮気と言うやつさ」
 リネットにはもう何が何かわからない、目の前の男の言ってることは上気を逸していた
「さて」
 兵長は馬をそのままにリネットに歩み寄った

その602
「ひぃ……」
 縄がとかれた状態だというのにゆっくりと近寄って来る馬の恐怖かそれとも先程までの凌辱の所為かリネットの腰は言うことをきかない
「立てない見てえだな」
 兵長は悠然と馬を前に進める
「お願い……いやぁ……こんな事やめて、コモ○のする事じゃ無いわ」
 必死に逃げようとするが目は長大な馬の股間に釘付けになる
「シー○様はこいつをきっちり飲み込むぜ」
 何処でとは言わない
「エ○様ぁ……」
 エ○は向こうで耳を塞いでうずくまったまま微動だにしない
「まあ、1頭では足りないのでシー○様には他に8頭の旦那様がいらっしゃるけどな」
 陽気にいいつつ
「何てことを……」
 リネットはようやくシー○がこれまでに何をされたのかに思い至る
「そうやって今度はエ○様や……私を……」
「よく出来ました」
 兵長は嬉しそうにリネットを捕まえた。

その603
「いやぁあああああああ!」
 腰を抱えて持ち上げると
「こいつを刺し込んでやるよ」
 もう片方の手で馬のペニスを構える
「いやぁあ……お願い!無理だわ……ひぃいいい」
 先程の薬がよく効いているらしく
「お前のここさっきまで処女だったとは思えないほどゆるゆるだぜ」
 あまりの言い方にリネットの顔が朱に染まる
「あはははは、これから馬とセックスしようって女が恥じらってどうするよ」
 そして兵長はリネットの心を砕いていくい
「ああ……やめてぇ……堪忍してぇ……お願い……お父様……助けて……お母さま……」
 そして兵長はその泣き声に気持ち良くなりながら手を進めていった。

その604
「あ……」
 メリッっと音がしそうな拡張感だった
「ようし、あと少しで頭が入るぜ」
 微かに震えるリネットのあそこに徐々にしかし確実に押し込んでいく
「もう……もう……」
 薬の効果で切れたりしていないのが兵長にも見て取れる
「まるで最初から馬専用だったようだぜ」
 そして残酷なショーは続くのだ。

その605
 ボコリ……
 下腹部が無様に脹らみ馬の亀頭が子宮に届いた事が外からでも見て取れた
「がふ……」
 そのまま馬の下に用意されているバンドを腹部にあてがっていく
「このまま走れるんだぜ、この馬はな」
 おそらくは聞いていないであろうリネットに対して兵長はいちいち説明を入れる
「気持ちいいいぜ、シー○も骨を折るほどの感激だったぜ」
 それは生死を左右するほどの衝撃のはずだった

その606
 前に付き出された両手も拘束される、これで身体に馬のペニスの芯を通した状態で宙に浮かされたのだ
「あぐ……あぶ……」
 兵長はなかなか満足気味に
「幸せな馬だぜ、シー○様に継いでリネット姫、各国の美姫を堪能してるんだからな」
 世界中探してもそんな馬はいないだろう。
「まあシー○様の時は俺がお下がりだったが今回は俺のお下がりだ納得してもらうぜ」
 既にリネットでは無く馬に話しかける兵長であった。

その607
 ばさっ
 エ○が乗って来た馬の装飾を下げると腹のしたにいるはずのリネットはまるで見えなくなる、そしてボールギャグが言葉を奪った現在普通に見ていては
「このまま国外へお連れすることとしよう」
 王家の馬車に使われる馬をそこまでは点検も出来ないからである
「こんな……ごめんなさい……リネット様……私……私……」
 すぐ脇で全てが終ってしまった事にエ○はショックを受けた
「何いってるんだこれでこの国をア○国へ宣戦布告させられるだろうが」
 兵長は懐からア○国の兵長の階級章を取り出して言った。

その608
 エ○はその階級章を見ながら視線を徐々に兵長の顔に持っていった
「どうだい?、争った後があってこれが残されていた、リネットはア○国の兵士と争い行方不明」
 怯える事しかなかったのその顔がエ○にはひどく憎いものに見えて来たのだ
「そんなことので戦闘に参加してくれると思いますか?」
 そしてエ○の口答えに兵長は満面の笑みで返した
「おうよ、人質としてさらうのなら、こんな小国正面からでもいいはず、手の込んだ事をする裏には次はここと言う暗示を含ませるのさ」
 エ○は負けまいと思った。
「ですが、こんな非道な事を!」
 兵長は笑う
「あの聖女王シー○・ラ○ーナと同じ事をしているのです女性の誉れと言うべきでしょう」
 いけしゃあしゃあという
「あなたは自分の言っている事の異常さを理解しているのですか」
「あんたのためだぜエ○様、あんたが味方を欲しがってこんな遠方まで来なければリネットは馬に差し出される事も無かったのさ、非情になりな自分の国を救いたいならな!」
 兵長の言うことは論理のすり替えであるがエ○は後ろめたさからその場で思考が止ってしまう。
 パーンッ
 そしてそのタイミングで強烈に頬を張ると
「きゃぁあああ」
「さあ、馬に乗りな、さっさと帰るぜ、そしてそのままこの国とはおさらばだ」
 一瞬兵長と対決しそうになったエ○も腰砕けの状態で馬上に担ぎ上げられる事になった……

その609
 国の役人達は多いに慌てる結果となった。
 エ○と二人遠乗りに出かけた所までは確認もされていたし、いつもの場所と言う事で安心しきっていた部分がある
「リネット……」
 王は一言そういうと塞ぎ込み
「何と言う事でしょう……まさかあのドレ○クが……」
 王妃はそれ以上の言葉を持たなかった、だからリネットの副官と兵長が幾つかの話しをしてその場にあった唯一の証拠物品であるア○国の軍記章が有効だと思われた。
「何があっても姫を取り返さねばなりません、王も気を取り直せば協力を申し出るでしょう……我ら軍部はそうでなくてもリネット様の元に集うものです」
 そして憤る軍部による対ア○国開戦が押し進められる事になる
「我らも協力国をもっと集める為の旅を急ぎます故、何とぞ軽挙な行動は謹まれよ」
 兵長は慣れたもので、玉砕してはリネット姫の為にならない事を言い含めその日のうちに国をでる事になる……
「恐ろしいほどのペテン師ですね」
 国を出るころエ○はそう呟いた
「あなたと言う人があるから有効な手段でもありますがね」
 そして、馬の腹部にずっといて、彼女の軍隊の鼻先をそのまま素通りしてきた姫は半日の時間がたった時には気配すら感じなくなっていた
「もう少し離れないと下ろせないな……」
 兵長は旅路を急ぐ事ことにした。

その610
 一昼夜馬で移動してようやくリネットはその拘束具を外され馬の下から下ろされた
「……」
 声も無く瞳は宙をただ凝視しているようだ
「このくらいで壊れるとは弱いお姫様だ」
 何度馬に吐き出されたかはわからない、が大量の精液が逆流して股間を濡らしている
「ほらほら、食事にするぜ」
 その間馬の鞍の上にいたエ○もまた動けるような状態では無かった
「まったく……だらしねえ女達だ」
 兵長の言葉はようやく届いたのか
「こんな事を……してよくも……私を帰しなさい……国へ……帰して……」
 驚いた事に先に口をきいたのがリネットであった
「これは姫、旅の気分はいかがかな?」
 おどけてみせる
「ふざけないで!」
 彼女は帰りたくても自分で立つ事が出来ないでいた、足のたがが外れたように開いたまま閉じる事すら出来ない
「ふざけるもんか、感心してるんだよお前は思ったよりも強い女らしい……これは認識を改めなければ行けないな」
 リネットに近づくと
「食事をとらしてやろう」

その611
 馬車に繋がっていた馬もリネットの前まで連れ出して
「さあ、食事だ」
 兵長の意図が見えないリネットはその場を動く事もしゃべる事も出来ない
「わかんないのか、口で吸い出して差し上げるのだ、そして出て来たザーメンを食事として与えてやるって言ってるのさ」
「ひっ」
 その場で信じられないような顔のまま呆然とするリネットに変わってエ○が短く悲鳴を上げる
「四頭いるからな全部やるんだぜ」
 兵長は当たり前の事を命令するように言い
「うそ……こんな事……シー○様が……」
 兵長はそう言っていたはずで、リネットは更に混乱した
「無理よ!」
 エ○が叫ぶが
「黙ってろ!」
 その一言で動けなくなる
「さて、イヤなら四頭全部下の口でザーメン絞り取るまで走らずぜ」
「いやぁ!」
 それだけは骨身に沁みていた
「さあ……頂きな、馬に感謝ん言葉を伸べてからな」
 耳打ちされた言葉を口にして
「うう……」
 リネットは馬の男根へ舌を這わせた……そして人としての尊厳を失うような毎日がはじまる



その612
 身体が乾いている気がした……もうどれほどの時間ここにいるだろう……
「う……」
 身体に投与される薬は2種類だった……そしてそのどちらもが常習性のある代物であった。
「うう……」
 そしてミルティアは今、その禁断症状に一昼夜苦しめられていた。
「さて次の薬の時間だ」
 隊長は嬉しそうに目玉蟲を持って入って来た。

その613
 目○蟲は基本的に女性の胎内で卵をかえす、その時中を綺麗にするわけで、侵入のさい痛み止めのような分泌物を出す
「わかって来たじゃ無いですか」
 隊長の言葉にミルティアの身体がいちはやく反応する
「別に……平気よ」
 その分泌物は普通の薬とは違い、かなり強烈な媚薬になる……女性の子宮に対して開放的にする為にである。
「まだ言えるのか、強い女性ですね、でも……これを耐えられる人はそうはいません、アップ系の精神高揚剤、この媚薬どちらも常習性のある薬品を交互にうたれ続けていると言うのに……」
 ○玉蟲は早くミルティアの中に入りたいと意思表示するようにうねうねとぬめり
「すればいいわ……シー○を誤られた罪を私は受けなければ行けないのだから」
 相変わらずの言葉に隊長は目玉○をミルティアの股間に押し付けた。

その614
 何度も繰り返された行為はミルティアの精神よりも肉体を虐めていた
「あぐ!…………」
 耐えようとする心も置き去りにいきなり肉体が快楽に反応する
「女だな」
 痙攣しながらいきなり絶頂を迎えたミルティアを見下ろす隊長の瞳は歓喜がある
「ぐぐ……」
 そしてその絶頂は終る事を知らずに更なる高みへとミルティアを押上げ、気絶すらさせてもらえない
「ふふふ……色々と出すではないか」
 股間からは愛液を瞳は涙を、肌は汗を……そして乳首からは母乳を吹き出してミルティアは何度もイきまくっていた……

その615
 だが今日の仕打ちはそれで終わるものでは無かった
「で、いつもは媚薬が切れたあとにうつこの覚醒剤を」
 いきなりミルティアに注射器を突き刺して薬液を投与する
「あひぃぃぃぃぃぃ」
 今までこれ以上は無いというくらいにイきまくっていたミルティアはそのままさらに高みへと昇らされた
「今度は全身の感覚を鋭敏にしてやる、これでどんな感覚も快感にしか感じられなくなったと言うわけだ」
 そういって空になった注射器の針をプスプスと腕に突き刺す
「ひゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 ミルティアを襲った痛感は能に到達するまでに快感に変換されていた
「あははははは……いい気味だ、だが壊れてはいけませんよ、まだ次があるからね……」
 隊長はミルティアを見おろしながら自分の責めが最終局面に来ている事を確信していた。

その616
 そこは馬小屋の外れロバの小屋だった
「かつて契りを交わしたロバを覚えているだろ?」
 隊長の指差す先には成長した一匹のロバがいた……
「な……何を……」
 ミルティアはそのロバを見つめてこれから起こる事に恐怖するしか無かった。

その617
 その場にへたり込んだミルティアが見たものは
「馬並みと言うやつさ、あそこが一番成長したのさ」
 ロバの身体には不釣り合いなほど大きなペニスが女性器を求めて濡れているのが見えた
「ぐ、……」
 恐怖が身体を萎縮させる、が媚薬が身体を熱くして、覚醒剤が意識を麻痺させて行く
「さあ……今宵結婚式と行こうか、シー○の子供とシー○の姉が契りを結び永遠を誓う、喜びの夜だよ」
 隊長の言葉は何処か芝居がかっていた。
「さて、準備だ」
 いつもシー○が馬とまぐわる為に使っていたものより一回り小さな拘束用の柱が用意され、ミルティアを縛り付けていく
「このロバもね、発情していて牝を待っていたのさ」
 言われなくてもわかるほどにペニスが巨大になっていた。
「見せておくれ、二人の永遠なる始まりの時を!」
 そしてロバは一気に歩を進めた。

その618
 ロバは一気に奥まで突き入れて来る
「あぐ…………」
 喉がつまるような痙攣が沸き起こる
「…………」
 声が出ないでいる間もロバの注送は続く
「あぶ……」
 そして薬が効いているミルティアの女体はそれすらも快感として受け取っていく
「はぐはっ! ひっひっひぃぃぃっ!」
 隊長の見ている前でミルティアはイきっぱなしになった
「ふふふ……心の前に身体が覚えていくぞ、そしてその心はいずれ壊れる……永遠に勝る拷問は無いのだから」
 一つでも精神に異常を起こしかねない責めがミルティアの身体を通り過ぎていく
「愛しあえ!」
 隊長は笑う事で自分の中にある加虐心を押さえていた

その619
 ロバが満足した時ミルティアは息をしていなかった
「ふん」
 隊長は強心剤を打ち込むと無理矢理蘇生して
「起きろ」
 すぐには起き上がれるわけも無く
「あ……はぁ……はぁ……」
 ミルティアには何があったかわからないだけである
「もう一度と行くか?」
 ミルティアは何も言わずに隊長を睨みつけた
「ロバはもう一頭いるぞ、シー○の息子がな」
 最初からやらせる気だったらしい
「好きに……するがいい……」
 ミルティアは心を壊されてはいなかったのだ

その620
 かつてシー○がそうであったようにロバの小屋がミルティアの部屋になった
「く……」
 何度も蘇生を必要とするほどの負担が全身にかけられた、その事はミルティアの覚悟の上だが、身体がガタが来るのは如何とも仕方が無い
「ふう……殺せないけど……殺すほどのことはしておきたいのね……」
 身体が言うことをきかない
「ん?」
 ロバが心配げによって来てミルティアの全身を癒すように舐める
「私とシー○が姉妹だってわかるのかな? わからないわよね、わかったら……しない事は無いか」
 近親婚などいくらでも王家ではある事だ
「大丈夫よ……へこたれないから」
 かつてシー○がそうしたようにミルティアもロバに話しかけてしまうのだった

その621
 ドッカーーーーーーーーーーーーン
 その瞬間は突如やって来た
「なに?」
 爆発と同時に城のあちこちで煙が上げっていたが、ミルティアの知る所ではない
「何があったわけ?」
 身体が動かない事がもどかしかった
「ん?」
 爆発で出来た穴の外側で蠢くものがあった
「ほら、逃げなさい!」
 ロバを先に逃がすよう心掛けてしまうのが自分でも不思議だった
「おう……ここにもいたぜ」
 外で声が聞えた、訛りがあるとミルティアは思った

その622
 そしてそこから現れたのは
「俺のだな」
 ガ○ウラン達だった
「何を……」
 まさか○モンの城に襲撃に来るとは
 ミルティアを守ろうとするかのように立ちふさがるロバが2頭
「ん?」
 ガ○ウランの目がひかり
「美味そうだ、こいつらも持って帰るか」
 ミルティアを担ぐのと同じように他に持たせると
「離しなさい、ロバは置いて行きなさい」
 入って来た穴から出ていった

その623
 無造作に大型船の船倉に押し入れられた
「大きな船……」
 他に考えることはあったようにも思えるが、何故かそんな事が気になった
「うう……」
 いくつもの泣き声が重なり誰の声だかわからない船倉にはア○国の城からさらわれた女性達が縛られて転がされている
「それでも……」
 裸でいるのはミルティア一人だった
「シー○だってずっとこの感覚なのでしょうに……」
 それに耐え続けた妹の精神力を思う
「さて……どうなるのかしら? 想像がつかなくなって来たわね」
 その時、船倉の扉が開きガ○ウラン達が入って来ると
「俺の女だ」
 それぞれが一人づつ手にすると船倉を出た。
「何処へ……」
 ミルティアの問いに彼女を担いでいるガ○ウランは
「ナイショ、でもすぐにわかる、楽しみあとがいい」
 とだけ答えた、そして何をされる為に出されたのかはすぐにわかった

その624
 肉の焦げる匂いと女性の悲鳴、何が行なわれているのかは一発でわかった
「焼印……」
 家畜を何頭も飼っていたミルティアは自分が家畜なのだと理解した。
「そ、お前オレの物! だからオレのマーク付ける」
 担いで来たガ○ウランはミルティアを下ろすとそう言って満面の笑みを浮かべる
「そんなこと」
 そして下ろされた時にはもう目の前には焼きごてがあった
「息止めて、踏ん張れ」
 それだけ言うと右の乳房に押し付けられた
 ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
 肉の焼ける匂いが鼻先でして、そのあとに痛みがやって来た
「あ……」
 股間が濡れるのがわかった……今だに投与された薬の影響下にあると言うことだった、そしてそれは……
「あん……」
「おまえ、これ感じる? なんてやつだ」
 目の前のガ○ウランはその様子に喜びをあらわにする、快楽に負けそうになる意識が迫り来る次の危機を知らせるのだ、もし……薬の効果が切れたら。
 禁断症状は甘い物ではない、そしてここには追加で薬を打つべき隊長はいないのだ
「覚悟しないと……覚悟を決めないといけない……私は……ここで生き延びる努力を……」
 ミルティアの必死の覚悟とは裏腹にガ○ウランは彼女を担いでまた船倉に戻ろうとした。その時悲鳴が上がった
「いやです! 何で私が……何でこんな目にあわなければいけないの!」
 ガ○ウランに押さえつけられ今にも焼印を押されようとしているその女性はア○国第一姫「ア○サ・ル○ト」だった。

その625
 ジュゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
「ひぃ!」
 ア○サもミルティアと同様にはだけられた胸に焼印を押されていた
「俺のものだぁ!」
 そしてア○サを押さえていたガ○ウランが吠えた

その626
 シャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
「いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
 ア○サの股間からは黄金色の液体が溢れて床を濡らして行った
『可哀想に……』
 ミルティアにはそれ以上の感想を持つ事は出来なかった。
『シー○がされた仕打ちはもっとひどかったよ』
 ア○サには関係無い事だが比べずにはいられないのだった。

その627
 どれくらい船倉にいただろう、いつしか服をはがれた女性達の悲痛なすすり泣きしか聞えない空間になっていた
「どこまで移動しているのだろう?」
 そして、考えねばならない事があった
「脱出出来るのかな? もう一度シー○に会わないといけない」
 どこかに着陸したような衝撃が伝わって来る
「私にとっては今までとたいして変らない生活がこの人達にとってはおそらく一生心に傷を残すであろう生活がはじまるんだわ」
 そして扉が空いた
「出ておいで、これからここでの流儀を教えてあげよう」
 幼い声が船倉に響いた。

その628
 その少女の膨らんだお腹にみな自分の明日を見たのだろう、一斉にすすり泣きが起こる
「何を泣いている、泣いていてもお前達の立場は変わらない、少しでも可愛がられないと死だけが約束された未来だ」
 冷静にそれを言うその少女はきっと必死になって自分を殺して来たのだろうとミルティアは思う
「今死にたい奴は言ってちょうだい、楽にいかせてあげる」
 手に小型の鋭利な刃物を持っていた、そしてミルティアの前まで来た時に足を止た
「あんた……」
 今まで何処か無機質な表情に怒りの色が見えた
「え?」
 ミルティアの顔をまじまじと見つめて。
「あんたも来たんだ、そうそれは良かったよ……あんたがあの日お姉ちゃんの診療所に来たりしなければ……」
 それはおそらくシー○の事だろうとは思う、だが今は言わないでいることがこの少女への優しさだろうと
「あんたは何があっても殺さない、地獄を見してあげるよ……私とお姉ちゃんが味わった地獄を」
 楽しい未来予想図では無かった。

その629
 その刃物を見せながらミルティアに近づいて来る
「なに?不思議そうな顔して?ああ……そうか私の名前も知らないのね、そんな奴に恨まれてるのが不思議なんでしょ、私はリルナ二度と忘れないでね」
 少女のその言い方がミルティアを悲しくさせた
「わかったわ……忘れない」
 そして分別のあるその対応がリルナを更に苛立たせてしまうのだ
「バカにしてぇ!」
 しかし突如事態は変わる
「あう!」
 ミルティアの顔色が急に高揚していく、お腹の底で○玉蟲が活動を開始したのだ
『嘘こんな時に……』
 それは媚薬をミルティアに投与したと言う事だ、そして今のミルティアはそれだけでは
「あぐ……ぐあ……あ……」
 より鋭敏な刺激を吸収する為の薬が必要だった、その刺激を意識では無く身体が求める……そしてそれが引き金だった
「何こいつ?……薬物中毒なわけ?」
 ミルティアはリルナの目の前で無様に床にのたうつのだった。

その630
 リルナはその様子を見ても薄笑いを浮かべるように見下ろしていた
「ほんとみたいね……壊してあげたかったのにもう壊れてるなんて」
 背後で動く影があった
「ほっとくのですか?」
 そしてその影はミルティアを抱き締め震える身体を包むように抱きついた
「何してるんだ! さっき言ったろ気に入られないと生活は辛い事になるって」
 そうリルナが叫ぶがその少女ア○サはどうじなかった
「弱っているものをほっておけないのが人の道と言うものでしょう」
 凜とした立ち振舞いだった、ここに来て覚悟が決ったと言った所らしい
「な!」
 リルナにはその姿に一瞬姉が重なった
『医は仁術と言ってね……目の前で怪我をしてしている人がいたらたとえそれが敵だとしても助けるのが医者として当然の行いよ』
 それはガ○ウランの国での生活を知る前の話し
「そんな甘い事言ってられないんだから……そんな……」
 リルナの目には涙が溢れていた

その631
 抱き締めるア○サの手の中でミルティアの身体が震えていた
「大丈夫大丈夫よ」
 後遺症から脱出するのは最終的には本人の意志の力しか無い、回りをそれを少し手助けする事しか出来ないからだ
「あなたは強い……大丈夫……」
 全身を堪え難い苦痛に襲われているんだろう事がわかる、が代わってあげられるわけではない
「まったく物好き……」
 リルナはそういって船倉を出て行く
「あ……みんな降りな! その二人には後でお仕置きをするからさ!」
 そう言われたからといって素直に降りれるものではない、女騎士がいて文官もいる……自分が仕える姫が残っているのに出てはいけない。
「あっそ……勝手にすれば、後悔するよ」
 皆は恐怖の表情を浮かべたままリルナを見送っていた

その632
 わかってないと思う
「まったく」
 怒りが湧いて来るのは人を羨む心があるからだろう
「わかってないわ」
 一人で出て来た彼女を見てガ○ウラン達は立ち上がって
「やはりゆう事聞かないか!?」
 リルナは頷いて見せる
「よし!今夜は一人くらいは犠牲にしてもいいぞ!」
 そのかけ声でガ○ウラン達は船に飛び込んでいく
「馬鹿なんだから」
 ガ○ウラン達の性欲は無限と言って良い、あのかけ声の後にさらって来た女達が何人も壊されるのをリルナは見た、そしておそらくは今日も何人かの女は心と身体の両方を壊され、死ぬのだ……
「早く子供を作ってしまう事が……一番の救いの道なのに……」
 リルナはそういってから
「あの女には自分で復讐したかったけど……助かるかな?助かればいいな……くふふ……」
 それは誰かを怨んでいなければ心がどこかへ行ってしまいそうになる恐怖からの言葉かもしれなかった、いやもう心は壊れていたのかもしれない……

その633
 どこかで女達の悲鳴が聞こえていた、それを他人事のように聞きながらリルナは与えられた空間に足を進める
「ふう……ダメね……」
 重い扉を開ける、その向うには逢いたい、しかし逢いたくない人がいる
「お姉ちゃん……」
 動かない影を目の当たりにしてまたリルナは涙ぐむ
「お姉ちゃん…………」
 壁に固定されたかのように動かないその影に今日見た人物の説明をする……それでも反応は無い
「お姉ちゃん、私頑張る……頑張るからね」
 いつもはこの部屋で順番待ちをしているガ○ウラン達は今日は船の方に行っているらしい
「今日はゆっくり寝てね……」
 扉が閉じられるとそこは闇が支配した……
 どこかで女の悲鳴が聞こえていた、それは他人事ではない表情でリルナは足を進めた。



その634
 戦闘行為が毎日行われるものではない事は理解していたが、敵を察知出来ないまま数日が過ぎていると緊張感が無くなるものらしい。
「今日も何事も無く……か……」
 気がつけば艦橋でも薄着をするようになっている自分が信じられなかった
「ミュース様!」
 艦長が何かの通信文を持って駆け込んで来た
「な、なにか?」
 鈍い反応でそちらを向いて
「都から連絡です、実は……」
 耳打ちするように話しかけて来る
「ええ?……あぐっ」
 何かに揺さぶられたように身体を緊張させて、硬直する
「はい、捕虜が城に火をかけて逃走したそうです」
 その言葉に艦橋の他のものも緊張する。

その635
 ミュースはそれ所では無く
「あ……が……く……」
 身体に刺さっているバイブが先程から振動を開始していた
「ミュース様、いかがいたしましょう?」
 艦長は何事も知らぬような顔して聞いて来る
「おお? それではそのように」
 ミュースの口元に耳を近づけると一人納得したように頷くと
「進路反転! ただ今より指揮権は2番艦に移譲!本館は脱走兵の捜索にあたる、その中にはシー○様と瓜二つの容姿を持つものが紛れている事から、この暴動は国内騒乱のための作戦であったと考えられる、偽物を見分ける為にもミュース様自らがこの作戦に立ち会わなければならない!」
 艦長が命令を下してる間もミュースは赤い顔を上げる事が出来ない状態であった
「ん……んん……」
 軽い絶頂を迎えたように歯を食いしばっているミュースを尻目に
「では、反転!急ぎ都に取って返し、この逃亡した捕虜を一網打尽にする!」
 凛と響く声で命令が出される、もう押しも押されぬ艦長の風格だった。
「よろしいな、ミュース様」
 ミュースは口を開けば喘ぎ声になりそうだから、頷くしか無かった。
「しかし、そっくりなのか……シー○様に、打ち取る前におこぼれとか在るのかな?」
 一人の兵がそう言うと
「だよな、下賤でシー○様と同じ顔なんてそれだけで不敬罪だぜ」
 誰かが答えた
「何を言っている、あいてはこの国を混乱に陥れる為に送り込まれた工作員だぞ」
「艦長はいいですよ、ミュース様といい仲ですから、これはもてない俺達のひがみなんですから」
 ミュースには男というものがつくづく嫌なものに見えて来た、シー○に今の自分がされているような事をしたいとこの国の者も思うのだから……
「まあ考えておくよ、ミュース様だってそのような顔を持つものは見たくないだろうしな」
 その会話を長く聞くことは耐えられなかった。

その636
 ミュースは自室で着替えながら
「酷い……あんな会話を」
 艦長に涙目を向けてもきかないのはわかっている
「なぜです? このあとお姉様に会いに行けるのですよ、見つければ死刑を勧告しなければいけないでしょうけどね」
 何でも無い事のようにさらりと言ってのける
「そんな事!出来るわけないわ!」
 ミュースにとっては当然のことだ
「だが、殺して差し上げるのが名誉の為とも言えますよ」
 汚された王家のイメージが残ってしまうからだ
「動物とまぐわったとなれば……聖女王も地に堕ちると」
 誰のせいでとは口に出せない、だから
「逃がせないの?」
 と聞くしかない
「あなたのご随意に」
 憎らしくもそう言って主導権を握っているのは彼なのだ
「何が条件なのよ……言ってよどうしたらお姉様を助けられるの?」

その637
 ミュースは何でこんな事を言っちゃったのかと後悔した
「まったく、すっかり世の渡り方を覚えてしまったようだね」
 艦長は呆れたようにいい
「なによ……誰の……」
 ミュースは悲しくなる、お姉様が帰還するまで何とか国を支えようとしただけなのに、気がつけばこの体たらくだ
「あははは……そうですね、先程の艦橋での話しは聞きましたね?」
 念を押すように言ってミュースが頷いてから
「シー○様を捕まえたらこの艦の艦橋専用奴隷にする……」
「出来ないわ!……そんなこと」
 ミュースの返答は速攻だった
「ほほう……ではあなたの身体を提供するしか無いですねぇ」
 ニヤリと言う音が聞えそうな表情だった
「そんな事……」
 今度は逡巡がある
「敵の兵卒に抱かせる身体はあっても、味方のしかも艦橋要員に触らせる身体は無いと?」
 今までさせられていたことを思い出させる。
「そんな……好きでしたわけじゃ……」
 うろたえるのはシー○を救いたいと考えるからだ、何度嫉妬して、何度入れかわろうと思っても最後に思うのは姉が好きだということ、尊敬してるということ……そこのことがいつも最後に残る。
「じゃあ味方には好きでさせてやるんだな?」
 もっともそうな事を並べて洗脳をするように
「今夜は晩餐に招待しようか?あんたの食事風景を、見せるかい? それとも浴室の方へ呼ぶか? そうじゃなきゃ……夜一緒に寝てやるか?」
「まって!考えさせて……お願い……」
 そう思ってしまう事が術中に填まっているのだがミュースは気がつかないでいた

その638
 しかし、艦長は考える時間を与えない
「ダメだな、嫌ならお姉様にやってもらうだけだし」
 逃げ道から塞いでいく、いくらやってもシー○を憎みきらない事が許せないように
「私を……お願い」
 その声を聞くや
「良し、いい子だ」
 ポケットから既に用意したあったものを3点に結ばれたピアスに取りつけていく
「いい出来だろ?」
 自慢げな表情でさらに何かを取り出して
「こっちが今付けたのを同じ物ね、そしてこっちが」
 もう片方のものに念を送るような格好をする
「あっ」
 片方の胸がびりびりと震え出す
「な、オ○ラ力に反応してバイブレイションするんだ、前に使った張型と同じような代物だが、これは着用者のオ○ラ力じゃなくて離れた場所にいるこっちをもっているやつのオ○ラ力さ」
 こんな事に使っていいような簡単な技術ではない
「そんな、それでどうしろと……」
 コ○ンは地○人に比べてオ○ラ力を具現化出来ない、がこの時使われた、物にはオ○ラ増幅器を内蔵しているらしい
「まだオーラバ○ラーにだって使いはじめたばかりの技術さ」
 胸を張る
「そんな……」
 国内でもほとんど知るもののいないビルバ○ンに使われている技術だ
「それぞれに対応しているから、誰に呼び出されたかわかるだろ? 艦橋要員の副長、操舵士、通信士、戦闘指揮官に私だ……」
 それを持っている?
「今の胸の揺れなら通信士を探しに行くんだ、そして自分の身体を使って奉仕するんだ、そしたら外してもらえるからよ」
 自分から抱かれに行けと言っているのだ
「出来るんだろ?」
「ええ……出来るわ……」

その639
 決意の表情のミュースに対して残り二つを手渡すと
「これは副長と私のぶん、自分で入れておくんだ」
 わかりきった事をと言わんばかりにミュースの股間を指差しながら
「自分で?……」
 頷いて見せてから
「当たり前だろ」
 ミュースはその二つを受け取るとオズオズとデスクの上に腰を下ろし
「ちゃんと開けよ、見えるように」
 Mの字に足を開いて、まずは前に一個を
「ん……」
 そしてもう一個をアナルへと自分で沈めて行く
「んあ!」
 顔を真っ赤に羞恥に染めて必死に足を閉じる
「まったく羞恥心の無い女は嫌だね、言われてほいほいするなんていい加減にして欲しいものだぜ」
 やらなければどんな酷い目にあわされるか知れたものではないのに
「そんな……」
 もう半べそをかきかながら

その640
「そんな……」
 もう半べそをかきかながら
「いいってことだ、あんたは変態、苛められないともう感じなくなってるんじゃないのか?」
 損な事は無いと必死に首を振ってみせても声は出なかった
「まああの4人には私一人では満足出来ない淫乱マゾだって言って置いたからそれらしく振る舞えよ」
 とんでも無い事を言う
「うそ……」
「嘘じゃ無いさ、それにもう感じえるんじゃ無いのか?内股が濡れてる」
 艦長の言うように濡れていた
「ちが、これはさっきのを入れたから……」
 自分でも言い訳だとミュースも思う、だが納得するわけにはいかなかった
「どっちでもいいさ、呼んでるぜ、さっさと行きな」
 右胸の玉が震えていた
「そいつは通信士のやつだ、早く行くんだな、きっと待ってるぜ」

その641
「まさかこのかっこうのまま行かせる気なの?」
 ミュースがいやいやと首を振るのもお構いなしに、司令官室からそのままミュースを廊下にほうり出した
「あ……いや……いや……開けて」
 ドアをノックしながらも誰かに聞かれないように小声でした訴えられない
「はやく奴の自室に行った方がいいぜ、夜シフトとはいえ起きてる奴もいるかも知れん」
 照明が暗くされた廊下で悩んでいる時間は無かった
「言って来るわ」
 もうそれしか方法は無いのだ、艦長はけして開けてはくれないだろうから
「暗くて良かった、端を歩いていれば……見えないわよ、きっと」
 たえず振動を与えて来る胸の玉を握り締めながら自分に言い聞かせるミュースだった
「あ!」
 仕官の個室は司令官室からも近い、それだけが救いだった
「早く行こう……そうよ……そうしたらこれも取ってくれるんだし」
 ミュースはその場でなにをされるのかには思い至らなかった、いや考えないようにしていたのかもしれない
「はやく……」
 焦る彼女にはなん時間もかかったように思える廊下の旅は1分ほどの時間でしか無かった。

その642
 通紳士の部屋には誰もいなかった
「なに? どうゆうこと?」
 その人物のオ○ラ力に反応して震えるこの玉は近づいたからといって強く震えるものでは無いらしい、あくまでもその人のオ○ラ力に左右される、つまりは何処にいるのかわからなければ呼んでる事はわかっても出逢えなのだ
「うそぉ……ん?」
 机の上にあるメモ書きとその脇に置いてあるアイテムが嫌でも目に入った。
「なによこれ……」
 メモに目を通すと
『机の上のアイテムを何か一個オ○ンコに完全に入れてからデッキに来る事』
 指令だった
「そんなこと!」
 メモを握りつぶしてから
「う……やるわよ……やればいいんでしょ」
 オ○ラ力で動くようなこんなものがそんなに大量にあったなんてと思いながら
「やるわよ……」
 覚悟を決めて一つを選んだ、目を瞑って握ったそれは思ったよりも大きく感じられた。

その643
 机の上に座り、正面からそれを構える
「ん?」
 すでに濡れているそこはスムーズにそのモノを受け入れて行く
 コツン……
「あっ……ああ!……」
 何かに当たって膣壁が予想と違う刺激を受ける
「んっく……私……ああ……」
 それでもはやく終らせようと奥へと押し込む
 ゴリン……
 何かが子宮の中に落ちた感触があった。
「あぷ……あぐ…………んんんん!」
 今の衝撃でミュースは軽く絶頂を迎えたようで、しばらくは股間に置いた手をどけることなく余韻に浸っていた……
「はあ……はあ……はあ……行かなきゃ……」
 感覚が麻痺しかかっていた事がはたしてミュースにとって幸せだったのか不幸せだったのかはわからない、だが先程よりもふらつきはするものの迷いの無い足取りでデッキに向かうのだった。

その644
 デッキは夜の闇の中暗く、そして艦の移動速度は思いのほか早く、風が吹き抜けている
「あ……ミュース様……」
 通信士は少し驚いた顔をしてその場で待っていた
「来たわよ……なにをすればいいの?」
 刺激に耐えかねて手摺を這うように移動するミュースを通信士はニコニコと眺める
「ホントに来るんだもんな、てっきり艦長の冗談だと思っていたのに……ホント冗談だと思ってたんですよ、いや来るんだもんなぁ」
 何処まで本気かわからない事を言う
「なに?よ……そんなこと」
 ミュースの側まで近寄って来ると。
「落ちないように繋いでおかないとね、危ないし、犬みたいですね……あはは、これ犬用の首輪なんですかね」
 首輪に革の紐を繋ぐと手摺に括り付ける。
「あ……」
「さあ、その手摺に座ってちゃんと例のモノを入れて来たか見して下さいよ、しかしホントにミュース様ってマゾなんですね……内股ぬるぬるだし……その服、着てなくても一緒じゃ無いですか?」
 緊張しているのか饒舌になっている通信士だった、そしてミュースにもその緊張が手に取るようにわかったのだ。
『なに……私……慣れて来たの?……』
 それは悲しい事だと思うのだった。

その645
 通信士はマジマジと局部を見つめ
「濡れてる……」
 そのミュースの反応に安心したように
「あはは……やっぱりマゾなんですね、こんなになってますよ……でも意外だなぁ、あの清らかなる聖姉妹の妹ミュース様がこんな趣味をお持ち合わせなんて」
 感激したようにしゃべる
「でもそのおかげで僕みたいなのもこうやってご相伴に預れる……、あ、安心して下さいね本国でこの事は言ったりしないですから」
 勝手にべらべら喋る
「どうするの?……」
 ミュースの方が徐々に冷静になって来る
「あ……マゾ奴隷が催促ですか? そうですね……そのままマ○コの力だけで中に入ってるの押し出して下さい、出来るらしいじゃ無いですか?」
 いったい艦長はどうゆう話しをしているのだろうと不安になる
「ん」
 でも、頷くしかないのだから逃げようもないし、入れて来てしまったのも事実だ
「はい、見して下さいよぉ すぽーんと飛び出して来る所を……あははは商売女でも滅多に出来るのいませんよね」
 目の前の初そうな男が何と自分を比較しているのかが分かって悲しくなった、が同じなのだと思う
「行きます……」
 力んだ瞬間
 ドンッ!

その646
「きゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ……」
 足を柵に引っ掛けて落下は免れたものの、身体は空中に投げ出された状態だ
「あはは……そんなに大声で叫んだらみんな来ちゃいますよ……もう秘密なんでしょ?この事は……私だって恥ずかしいですから、気を付けないと」
 押しておいて酷い事を言うものだ
「はぁ……はぁ……はぁ……早く……」
 通信士は手に張型を持って
「今ので抜けましたね……すごい力がかかったんでしょうね……あはは……すごいや」
 ヌラヌラとミュースの淫液で濡れるそれをうっとりと眺めて彼は言うのだ
「起こして……お願い……落ちちゃう……」
 足をかけてるとはいえいつまで保つかはわからない
「ん……いいですよ……でも……そこでイクまでこれで遊んでもらおうかなぁ……マゾなんだし……出来るんでしょ?」
 最初は緊張していた通信士も先程のミュースの悲鳴で腹を括ったらしく、行動が大胆になって来た
「無理よぉ!こんな状態で出来るわけない!」
 ミュースが涙を浮かべて否定するが
「手伝って、上げますよ……ここにね、ほら……入れればいいんですから……」
 しゃがんだ彼は真上からそれを秘部に突き刺した。

その647
「あぐ……」
 首輪に繋がった皮紐を掴んで体勢を保持しようと必死にミュースを見下ろしながら股間に突き刺した物を上下させる
「あはは、すっかり濡れ濡れですから……すっぽり収ままります……でもすごい締め付けですね……動かすの大変です」
 全身の筋肉が収縮している
「だめやめて……無理……絶対無理よ!」
 ミュースは必死だった、さすがにこの状況で感じることは無い……いや、今は恐怖が先に立っているからかもしれない、感じ出してしまう事がミュースには恐かった。
「ううん……さすがに無理みたいですね……じゃあこうしましょう……このままおしっこして下さいよ……ねぇ人前でするの好きらしいじゃ無いですか?……飲んだりもするんでしょ?」
 また無理な事を言い出すのだ、おどおどしていたのは演技では無かったかと思えるほどに、好き勝手な事を言っている
「そんなこと……出来るわけ……ないじゃない!」
 そしてミュースがまた嫌がると機嫌をそこねたような顔になって
「マゾ奴隷だって言うから……あわせて上げてるのに、これもあれもだめじゃ通らない事くらいは分かるんでしょ?……手伝ってあげるよ」
 なにやら細い棒状の物を取り出すと
「艦長が貸し手くれた……導尿アイテムだってさ……これを……おしっこの穴に刺したらどうなるかな?……興味あるなぁ」
 秘部には奥深く刺し込んだままにしてその前の突起物をいじりながら
「やぁ……だめぇ……ああ……」
 ミュースの声に艶が乗って来た事など気が付かない通信士はそのままそれを尿道口に突き刺した。

その648
 パタパタパタ……
 ミュースの全身を濡らしていく
「いやぁああああああああああああ……」
 通信士はその姿に酔いしれたように股間に刺し込んだアイテムを動かしていた
「あはは……綺麗だ……流石ミュース様ですこんなお姿もお美しい……私の夢がかなった気分だ……」
 勝手な事を言っている
「ゆ……ゆるして……もう止めて……」
 ミュースの泣き声に通信士はようやく我に返ると
「そうでした、堪能してしまって……私の時間をオーバーしてしまう所でしたね……」
 ミュースの身体を支えながらデッキに引っ張り上げた。

その649
 じょぼじょぼじょぼ……
 通信士は気持ちよくなってデッキの上にいるミュースに放尿していた。
「はう……私ももよおしてしまいました……いやあミュース様は最高の便器だと窺っていましたがホントに最高です」
 ミュースの股間からも先程の残りがしょぼしょぼと溢れていた
「さて……次は……性欲を満足させないと次の人にバトンタッチ出来ない決まりなんで……」
 いつの間に作られたか知らない決まりを堂々と押し付けるのだ
「まあ……初日だし口でってことで」
 今まで放尿していてまだその尿に濡れる逸物を押し付ける
「さあ……さっさと済ませてしまわないと……艦長にお仕置きを受けるんじゃないですか?……さあさあ……」
 ミュースは一言も発する事無くそのものを見上げていた。

その650
 通信士のしょんべんで濡れるペニスに舌を這わせていく
「いやぁ……」
 ミュースは頭の上から滴るものか今舐めてるものか既に味などわからない……が嫌悪感は付いてまわる。
「嫌じゃないですよ……好きなんだって事は艦長から聞いて知ってるんですから……演技しなくたって」
 そして通信士は嫌悪感で拙く舐めるフェラによってより快感を得るという特殊な趣味の持ち主だと言って良い
「おお……おおう……いいです……最高だなぁ……ミュース様にこんな事していただけるなんて……もう……何を犠牲にしてもかまわないぞ」
 その中には国の存亡すら入っているとはミュースにはわからない
「んぐ……」
 口の中に違う味が広がっていった。

その651
「はい……口の中のものはまだ飲んじゃダメですからね……ミュース様……私の愛を受入れてくれてるのが嬉しいです」
 愛などと言う崇高な言葉を使って欲しくなかった
「じゃあ外してあげますよ……だから……そのまま愛してると……言って下さい……」
 口を開けたら中に溜まってる精液が溢れ出してしまうことになる、いやいやと首をふると
「いいんですかぁ……終わりませんよ……このまま……」
 ブルブルと乳首の珠が震えだす
 通信士の手にはそれを動かす為の送信機が握られていた
「わかってるんですよね……ねえ……ミュース様ぁ……」
 最初オドオドしていた彼は今ハッキリした変態の目をしていた
「あ……ごぽ……愛して……る……ぷ……」
 口から精液をだらだらと流しながらミュースは屈辱の言葉を発した……

その652
「はい、ミュース様……取れましたよ……これで明日の朝付けに行くまでは私はもう……残念ですがミュース様のご主人様ではありません……」」
 さも悔しそうに言う通信士だがミュースはそんな事より気になる一言があった
「明日の朝?」
 疑問の言葉にも明るく
「あれ?その事も聞いてないんですか?……これは一日一回ミュース様を好きにする権利ってやつです……毎朝付けて、一日の内で一回だけ好きな時に好きなことができると言う……艦長流石って感じのアイテムですね」
 これだけのことをさせておいて明日もすると言っているのだ
「そんな……あん!」
 股間の突起に付けられた珠が振動しはじめていた
「あ……あああ……そんな……」
 それは操舵士によって呼び出されている証だった
「早く行かないとお仕置きが待っていますよ……はやくはやく……」
 通信士は股間を刺激されて歩けないミュースを急かすように押しながら艦内へと入っていった。

その653
「奴は艦橋で待ってるそうです……探す手間だけは私が省いて差し上げました」
 股間の刺激は絶えずミュースを官能で悩ませる、薄く下半身が一刻も早く男と言うよりも牡を欲求する
「ああ……私は……何をしてるの……」
 口に出して言ってみても頭の中は徐々に発情と言う言葉で埋めていかれる……
「私が何をしたって言うのよ……私はお姉様の代わりがしたかっただけじゃ無い……それがいけないこと?……それが……私の罪?……」
 支離滅裂だった、今の気分を楽にしてくれるならば悪魔とも契約しただろう
「私は……」
 通路の床はミュースの淫液でナメクジのように濡れて、通路の壁は彼女の手型に濡れていた
「あああ……はやく……」
 すぐ側にある艦橋のハッチが何メルも先にあるかのような錯覚に落ち入る
「ああ……」
 ハッチの前についた時、ミュースの全身を濡らしているものは小水よりも汗や淫液の方が多くなっていた。

その654
「ミュース様よくいらっしゃいました」
 艦橋は照明が落されて舵輪の側に操舵士が立っていた
「早く……外して……」
 馬鹿な事をと言わんばかりの表情で操舵士は手招きをする
「いつも後ろで艦長といい事しやがって、俺は見えなくてどれ程苛立たしい気持ちになった事か」
 寄って来て立っているのもやっとのミュースを見下ろしながら
「うう……そんな……」
 ブブブブブブブ……
 股間にある珠がより強く振動する
「これでも俺はパイロットだからな、少しはオ○ラ力もあるってものだ」
「ああ……ああああああああああ……ダメぇ」
 ミュースを一頻り泣かしたあとに
「さて、満足させてもらわないとな」
 嬉しそうにそう呟くと……

その655
「こいつをあそこに突っ込むんだ」
 舵輪の脇にあるスロットルだった
「無理……」
「なんて言わねえよな、キャプテンシートにバイブ仕込んでるようなお人がよ」
 好きでした事ではない、がこの艦橋で毎日そうさせられている
「早くしなよ、他へ行けなくなるぜ」
 ニヤニヤとしながら自分でやれと言っているのだ
「嘘……」
 ちょうど腰のあたりに位置している為にそれを自分で入れようとすれば爪先立ちにならないといけない
「どうしたんだ、これを咥えればこの艦に抱かれた事になるってもんだ、なにせ心臓部に繋がってるんだからな」
 今も航行中のこの艦は微弱な振動がある、それを直接ミュースの秘部へと伝えようというのだ
「ううう……なんで……」
 ミュースは泣く泣くその場でゆっくりとスロットルレバーを跨いでいった
「よし、そこだ!ほらもっと前だよ」
 罵倒の声が聞える中ゆっくりとそれはミュースのなかへと入って来た

その656
「あああ!」
 その振動に力むと自然とスロットルレバーが引かれ振動が増した
「そんな……」
「おいおいもう楽しみ方を見付けたって?」
 侮蔑の言葉
「あん……そんな……」
 両手でスロットルを抑えてそれ以上奥への侵入を阻止しようとするが、ぬるぬるに滑るそれは容易にそうはさせてくれない
「ふふふ……明日の朝まで置いておくというのも手だな」
 何を言ってるのか頭に入っていない、手が滑ると力みあそこがバーを握る形になってしまう、それを繰り返しているうちにミュースにはわけがわからなくなってしまっている。
「まあいい……じっとするんだ、俺が興味あるのは」
 そういうと操舵士はミュースのアナルを弄り開いた。
「きゃぁ!」
「入れるぜ、早く俺を満足させるんだな」

その657
「あぐ!」
 ガツン……スロットルレバーが子宮の中で異物にぶつかった
「あああ……お願い……早く終わらして」
「ならもっと尻の穴をしめるんだな」
 激しく、そして嬲るように操舵士はアナルを犯す
「んん……」
 手足が痙攣してたっていられない
「さあ! さあ! 俺を満足させてくれぇ!」
 操舵士は激しく腰を打ちつけて、自らの欲望をミュースに吐出す事に成功したのだった
「あ……終わった……」
 まさしくミュースの感想だった。
「ああ、よかったな」
 しかし、終わらなかったのである

その658
 ズルリ……
 思いきり欲望の全てを吐き出した操舵士はミュースから離れた
「あ……ああ……ダメぇ……」
 ミュースはうろたえるしか無い
「ん?どうしたんだ? 見てやろう」
 操舵士はミュースのうろたえ方が面白かったらしく、背後に回ってしゃがんで結合部を覗き込んでみる
「あははは……これはうろたえるしか無いな」
 そう言ってミュースのあそこに挿入されているスロットルレバーを引き抜く手伝いにミュースを持ち上げようとした
「ダメェ!」
 艦橋にミュースの悲鳴が空しく響く……

その659
 ポトリ……
 持ち上げられたミュース股間からそれは落ちた
「いやぁああああああああああ……だめぇえええええええええええええええええええ……」
 それが落ちたということは仕置きが待っているのだから
「おやぁ……」
 操舵士はミュースをもう一度持ち上げると、軽々とゆすって見せる
「ああ……ダメェ……お願い……」
 もう一個がポトリと床に落ちた
「あはははははは、これは大変だ、これじゃあ艦長と副長の呼び出しがわからないなぁ」
 ミュースを床に落ろすと操舵士はその二つの珠を床に綺麗に並べた。
「まあやることは決ったな」

その660
 床にある二つの珠はミュースと操舵士の淫液で濡れていた
「さあ、手を使わずにもう一度胎内に戻すんだ」
 手で入れるのにも羞恥で気が狂いそうだったのにとミュースは思う
「…………無理よ……」
 ようやくそれだけを口にした
「まったく世話の焼けるお姫様だ、戦争が始まった時は勇ましく決断力のある人だって尊敬してたんだぜ」
 ミュースを見る目が何処か寂しげに
「でも……」
「男が出来ると女は変るって言うけどよ、あんたは変わり過ぎだ、しかも最低の方向へ」
 彼はミュースの髪の毛を掴み上げた
「違うの……違うのよ」
 何を言い訳しようというのだろうと自分でもわからなかった
「何も違わないさ、今目の前でここまでされても言うことを聞く事しか考えてないような女さ……もう騙されねぇさ」
 操舵士は無理矢理ミュースを珠の上に座らせた。

その661
 必死に手を交錯させて操舵士の手を払いののけようとする
「男が出来ると女は変るって言うけどよ、あんたは変わり過ぎだ、しかも最低の方向へ」
 が、ついにはミュースの髪の毛を捕まれてしまう
「違うの……違うのよ」
 何が言いたいのかわからない、自分が何故こんな事をしなくてはいけないのかも思い出せない
「何も違わないさ、今目の前でここまでされても言うことを聞く事しか考えてないような女さ……もう騙されねぇさ」
 球の上に連れて来られて、無理矢理座らせて二つの穴に導かれていく
「いやぁ……お願いです……もっと普通に扱って下さい……私だって」
 その言葉で操舵士は冷たい視線をミュースに向けると
「戦闘中にいちゃついてるんくせに何いってるんだよ、こんな戦争さっさとやめちまったほうがいいんじゃ無いのか?みんなあんたら王家の為にやってるんだぜ」
 苛立ちが操舵士を狂暴に変えていた。

その662
 グリグリと押し付けられ一個がアナルにめり込んでいく
「いやぁ」
 ムニュ……
「ほら簡単じゃ無いか、さあ尻の穴を絞めて身体の奥へ入れていくんだ」
 クリトリスに付けられた珠がスカートに引っ張られて刺激する
「ああ……ああああ……お願い……ああ……私を解放して……もういやぁああああああああああ」
 頭を振ってミュースは泣き言を言った
「開放して欲しいのはこっちだ、こんな指揮官じゃ戦争は出来ねえんだよ、おめえをア○国に売り飛ばして手打ちって事でも俺は全然かまわないんだぜ!」
 そのア○国の兵隊達に嬲り物にあった後とは思わないらしい
「ああ……あああああ……ちがう……それは……」
 ミュースは情けなくて仕方なかった、自分が何の為に……そう戦う意味がわからなくなっている、自分の指揮下にいる者たちがいつの間にか彼女を嬲る、それは指揮系統の崩壊である。
「この戦争だって、続けさせたのはあんただろう!」
 シー○が帰って来ると信じていたのだから……それすらも今のミュースには遠い昔だ、実情は見てしまったのだ、もう帰って来てるのだから……
「うう……ごめんなさい……ごめんなさい……」
 謝ってしまったのだ。

その663
 グリンッ
 ミュースを背後から押しながら、秘部に珠を押し込んでいく
「あ……」
 ニュルン
「入ったみてえだな、これで御仕置きは無くなったか? 安心出来たか?」
 これで叱られることは無くなったが……
「うう……私を」
 何度目かの言葉
「許すも何もあんたは俺達の指揮官だ、好きなようにすればいい、ただ国を思っているなら、少しはさ」
 凌辱をしながらも国を思い、王家に最後の希望を願うものの苦渋があった
「ああ……入って来る……奥に」
 ミュースの女が蠢動を繰り返しそれを奥へと誘って行く
「そういう女か……知っていたはずなのにな」
 重大なミスはこの時だったのかもしれない
「ああ……あひ……」
 絶望的な状況の中の光明を見逃したのかも知れなかった

その664
「取れたぜ」
 肉芽に付けられた珠が外された
「うん」
 ミュースは全身を汗に濡らし壁によりかかって立っているのがやっとといった状態だった
「さっさと次へ行けばいい」
 操舵士のなにかを諦めたような表情も秘奥から響く珠の振動でまともに見れないでいた
「はい……」
 そしてドン!と突き飛ばされるようにして艦橋をおい出された
「まったく、俺達の事をまるで考えていないんだな……それが王家ってものなのか」
 古くからお仕えしていた、が……
「それだけの事か」

 今ゆっくりと副長の部屋に向かっていた、刺激が強くなる
「一晩で?……毎日……無理よ壊れちゃう……無理よ……」

その665
 ミュースはよろよろと副長の部屋に入って来たのだ
「ん?」
 一瞬怪訝そうな表情を見せる副長だが
「良くぞ参られた……」
 大仰に向かえ入れると
「何を……すれば……」
 もうベソをかいたような状態でミュースは
「まあ机に上がって下さい」
 自分の正面にある机を叩きながら副長はいう
「お願いその前に……止て……」
 股間の奥で振動を続けるそれ必死で耐えながらミュースは訴える
「今はそうするわけにはいけませんね、早く上がって下さい」
 副長の言葉には有無を言わせぬ響きがあった。

その666
「じゃあ入ってるものが見えるように広げて見せて下さい」
 ミュースは無言で机の上で脚をM字に開くと指先で寛げて見せる
「あはは……」
 副長の笑い声がカンに触る
「ああ……ダメ……」
 しゃがみ込んで咥えただけのそれは膣口のすぐそこまで来ていて振動を続けるている、だから今にも落ちそうなほどに見えるのだ
「ダメというのはもっと長くいれておきたいという事ですね」
 副長はミュースの感情などお構い無しに
「これで、奥へ」
 1本の棒をミュースに手渡した
「押し込むんだよ、自分で……姫様」
 冷酷に命じるのだ。

その667
 グリっと押し込む、膣圧がそれを遮り外へと排出しようと蠢くのが正面の副長には見えるのだ
「あははは、なにやら出したいけど出せ無いって感じですね」
 言葉はあくまでも丁寧だが、副長は冷徹に
「早く押し込んで下さい」
 命令するのだ
「く……くあ……」
 ボコリ……ゴポン……
 しかし、自分では出来ない事というのもあるある程度まで押し込むと棒が胎内を傷つけそうなそんな予感がどうしても働くのだろう。
「こうやるんですよ!」
 ミュースの手に自分の手を重ねて一気に子宮口の奥まで押し込んでいく
「あ! ひゃぁ……あががが……」
 身体の一番深い所で振動を続ける物体にミュースは混乱していく
「感じてますね」
 そう、感じているのだった。

その668
「きゃぁ!」
 その時突然左胸に取り付けた玉が震え出した
「そんな……もうなんて」
 激しく刺激される事で性感が更に高まる
「まあ、私達の好きな時にあなたを呼び出すための物ですからね」
 そう言いながら副長はミュースを机から下ろす
「まだ私の相手が終っていないのに、行かせないですけどね」
 ミュースの慌てようが副長には面白かった
「で……でも……どうしたら」
 そんなに慌ててもしも真実に気が付いたらどんな顔をするのだろう?と副長はいじわるな感情に支配されていた
「じゃあ早くしてしまいましょう」
 そんな言葉でも今のミュースには優しい言葉に聞こえるのだった。

その669
「先に初めていたってのは無いんじゃないか?」
 戦闘指揮官は入って来てそういう
「いや、アクシデントでね」
 副長はそういう
「何?……どうゆうこと……」
 不安そうなミュースに
「何、早く終らせましょう……二人同時の方が早くすむじゃ無いですか?」
 相変わらず副長の物言いは柔らかいが有無を言わせぬ何かがあった
「そうゆう事だ、俺の方に出向いてもらうところをこっちから来たんだからもっとサービスしろよ姫!」
 もう既に自分の国の姫に……国主代理に対して投げかけられるべき言葉では無い
「私達の……」
 奴隷に対する言葉だった。

その670
「ますは舐めてもらわないと」
 二人同時に突きつけられたその肉の凶器はやはり千差万別といった感じがするほどにミュースには見慣れた代物になっている事実は頭の奥を鈍らせていく
「ほらよ」
 戦闘指揮官は口の中に押し込めずにしゃぶらせては頬を擦り上げ副長はミュースの歯を嬲った
「ん……ぶぶ……」
 そしていつしかミュースもその行為に没頭しながら身体が熱くなって行く……それは子宮の底と乳首から発せられる振動により刺激だけでは無くいつしか飼い馴らされた牝としての本能がそうさせているのかも知れなかった
「同時に……」
「おう!」
 二人の呼吸はぴったりだった、ミュースが一呼吸置くように息を吸い込んだタイミングで二つの凶器が汚液を吐き出す
「ゲフッ!」
 気管まで吸い込んだようにしばらくミュースは咳が止まらなかった

その671
「ゲフ……コホ……コホ……」
 必死で呼吸を整えるミュースの前で副長は今だに過多さと大きさを損なわない肉の凶器を誇示するように仰向けに寝転ぶと
「さあ、自分から繋がって下さい」
 そう言った
「ケフ……」
 戦闘指揮官は離れてその様子を見学でもするようにニヤニヤとしている
「早く……聞こえませんでしたか?」
 冷たい視線がミュースの行動を決定する
「ケフ……は……ガ……はい……」
 ようやくミュースはその肉の凶器を跨ぐように立ち上がった
「よく見えますよ……でも……」

その672
「広げてもっと見せて下さい」
 そう言われるとミュースは片手を添えてあそこを広げ見せる
「いや……」
 ミュースが思わず悲鳴を口にした瞬間に
「おやおや、これは……ナ○国の姫ともあろう御方が……」
 女淫の奥から溢れ出た液体が糸をひきながら逸物の上に滴り落ちて行ったのだ。
「そんな……嘘よ……」
 何かを期待するように後から後からそれは溢れ続け逸物を蜜漬のようにしていくのだ
「前準備は完了ですね、そのまま座っていいですよ」
 バカにしたように副長がいい
「失望だよな……こんな人に使えてたとはよ」
 戦闘指揮官は操舵士と同じような事を言ってミュースの心を傷付けるのだった。

その673
 ブジュリ……
「ひぃ」
 自分でも想像し無かったほどの大きな音をたててミュースの女性は副長の男性を飲み込んだ
「自分で腰を動かすんですよ」
 副長はそう言って下からは何もするようすが無い
「何度イッてもいいですけど、私も気持ちよくして下さいね」
 ミュースは出来ないと言わんばかりに首を左右に振って
「いやぁ……」
「今更……可愛い娘ぶって見せてもダメです、あなたが淫乱露出狂の変態であることはこの艦では知らないほうが少ない」
 その言葉はミュースに絶望をもたらすものだった
「うそ……」
「嘘じゃねえよ、艦長がいろいろと教えてくれてるぜ」
 信じたく無い事だった
「早くシー○様に帰って頂きたいものだ」
 おそらくはそれが全ての国民の願いではあろう……だがそれが出来ない事をミュースが一番よく知っていた。

その674
 グイッ
「もういいぜ」
 業を煮やしたように戦闘指揮官は背後からミュースを前に押し倒して
「同時にやるって事だったから」
 こちらを使わせてもらうぜと言いながら肛門に指を突き刺して来た
「やぁ……そこは」
 先程弄られたばかりで過敏になっていた
「やわらけえじゃねえか」
 副長も手助けするように尻を割って見せる
「ほら早く終りたいでしょ」
 終りたくとも……地獄は今日だけでは無いのだから
「そんな……」

その675
 ムニュ……
 戦闘指揮官が指を軽く添えるだけで柔らかいゴムのようにアナルが開いていくのだ
「ああ……いやぁああ……そんな……」
 悲鳴を上げるミュースはその穴が感じる事に戸惑っていた
「おいおい、いい声出すじゃねえか」
 自分のモノを底に押し付けて
「あっさり入りそうだな……」
 しかし柔らかいゴムは消して弾力が無いものでは無かった
「お? こいつは……」
 押し入ろうとするその凶器を入口を絞めるように塞いで突破させないのだ
「いいもののようですね」
 副長の質問に
「抑えてろよ、一気に行かせてもらう」
 そう言って力をためるようにいったん腰をひいた

その676
 メリッ

「はぐっ……」
 口をパクパクしながらも呼吸する事が出来ないようにミュースは目を見開いてその状態に耐えた
「気持ちいいぜ、最高だ」
 戦闘指揮官はゆっくりと快楽を貪るように抽送を開始した
「あぐ……ああ……」
 自分のみの快楽を求めて蹂躪して来る男しか経験の無かったミュースはこの時快楽の渦の中へ追い立てられると言う経験を初めてしたのだ。
「やっぱり感じてるな……もっとあわせるましょう」
 副長と戦闘指揮官は実のところ昔から二人で一人の女を嬲るのが好きだった、そして快楽地獄の中で夢中にさせるのだ
「ああ……ああ……」
 ミュースの息が次第に荒くなっていく、そして昇り詰める寸前
「あ……」
 止るのだ。
「どうしました?」
 そしてとぼけたように聞くのだ
「何でも……ない……わ……」
 必死に取り繕うも顔は上気していて正常な状態では無い、こんな非日常的なセックスでもミュースは必死に取り繕うのだ。

その677
 そしてまた動き出しては、止るを繰り返していく
「ああ……いやぁあ……なんでぇ」
 何度も波を揺さぶられるミュースは徐々に理性を失っていく
「何でも、私達の好きなようにやっているだけですけど?」
 副長には余裕というものがあった
「そんな……ひと思いに」
 そこまで言ってミュースは抵抗を感じて言葉をとじる
「そうですか?」
「ひゃぁ!」
 しかし、その理性の働きを見ると嵐のように追い詰めていく
「イかせて! お願い……狂っちゃう……もう……もう……」
 そしてついにミュースにそう哀願させる
「やぁあああ……」
 また止る……
「どうしてぇ……」
 ミュースはもう耐えられないとばかりに副長を見る
「艦長とは関係無く、俺達二人の奴隷になるなら、逝かせてあげますよ」
 事務的に要求し、そして
「契約成立です」
 よくやくミュースは絶頂を迎えた。

その678
 そして男達が一斉にミュースの体内に汚液を吐き出すまで何度とも無く絶頂を繰り返させられる。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
 それも副長に跨がったままミュースは自我を忘れ、そして帰って来るという事を繰り返す
「満足されましたかな? 我が奴隷姫殿」
 副長に言葉は今までにも増して丁寧で
「はぁ……はぁ……んん……んぐ……」
「言葉も無いですね……」
 無礼だった、そしてアナルにすべてを吐き出し終わって戦闘指揮官が離れていく
「よし」
 そう言って何かを取り出した

その679
「ほらよ」
 左の胸で振動を続けていた玉が外れて戦闘指揮官の手に収まる
「はぁ……はぁ……ありがとう……ございました……」
 お礼を言う事を義務とされているのだから
「ダメですね、姫……我らは今日よりあなたのご主人様ですよ」
 それくらいでは納得が行かないらしい
「えっと……その……」
 言葉もでて来ない
「呆れたお人だ、明日から奴隷としての生活というものを身に付けて頂かねばね」
 副長は実のところ昔からミュースに想いを寄せていた、健気に務めをはたそうとしている幼き姫に騎士としての義務感のようなものを感じていたといってもいい、しかしそれがある日突然捕虜交換で帰って来た騎士が恋人だと名乗りしかも彼女は露出狂なのでみんなで満足させてくれとまで言われれば……
 彼は被害者なのだ。
「はい……よろしくお願いします……」
 否定したい事柄をミュースの行動が肯定していくのだ、だからミュースに対してだけは抱かなかった性欲というものを暴発させてしまうのだった。

その680
「私も抜きとりますから、立って広げて」
 呼吸がよくやく整ったミュースに下から副長が命令する
「はい……こうですか……」
 この時にはミュースにとって男とは彼女を嬲るために存在する生き物以外のなにものでも無かった、実際彼女を好き放題しているのは自国民の方が多いのだから……美しい王家とは悲しいものだ
「よく見えますよ」
 羞恥の心などいらないとミュースは思うのだ、そうなればこんな想いもしなくていいと思えるのに
「はやく……」
 まだ子宮の底で振動を繰り返すそれはミュースを冷静にさせてはくれない。
「解りました、では」
 副長もまた戦闘指揮官と同じアイテムを取り出してそこへと突き刺した

その681
「そこじゃ無い! あなたのは前だって」
 副長が突き刺したのは肛門の方だった
「前とは何処の事ですか?」
 いやらしくもそのような事を言い出してミュースの動きを止る
「ちゃんと言って下さらなければわかりませんが」
 こんなに嬲られて陵辱されてそれでも恥ずかしいと思うのか?それは副長に湧いた一つの疑問だった
「…………」
 その消え入りどうな言葉は無論副長の耳までは届いた
「聞こえませんね、どこなのです?」
 だからもう一度言わせる。
「○○○○です……そこに入れてあるのが……あなたのだと……」
 最初に艦長に言われて自分で入れたのだから、それにアナルに埋め込まれたものは一度も振動していない
「まったく……じゃあ」
 そう言って副長がアイテムに念を込めた途端直腸にあるそれは微振動をはじめた
「そ……そんなぁ……じゃあ」

その682
 ニュルっとそれは振動しながら顔を出した
「んあ!……」
 最初からそれが定位置であるかのように自然な形で外へと出されて来る
「ね、私のはこれです……おかしいと思ったんですよ、私はまだ呼んで無いのにあなたがやって来たから」
 操舵士との行為の最中に……思い当たる伏しはあった
「なんで……教えてくれな……」
 泣きそうな顔で訴えるミュースに
「面白そうだったからね」
 そう言っておいてミュースが意識しているのがやはり艦長だと言う事に心の中に渦巻くものがある

その683
「じゃあ……じゃあ……これでずっと呼んでいたのは……」
 震える指先が股間をしめして
「まさか……まさか……」
 ミュースは信じたく無い答えを自分で出せ無いようだった、だから
「艦長です」
 副長は言ってのけるのだ、嫉妬を覆い隠して
「いやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

その684
「うそ……うそぞぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおお」
 ミュースは身体の疲れも忘れたように駆け出していった
「ぎゃははははははは、行っちまったぜ」
 反れを見送りながら戦闘指揮官は副長に声をかける
「やっぱり惚れてやがったのか? このロリコンめ」
 自分だって好き勝手に遊んでおいて
「でもよ……艦長との絆には勝てないのかもな」
 駆け出したミュースを見てそう思いこもうとしている
「バカか? せっかく奴隷の誓いをさせたんだ、楽しもうじゃないか」
 気軽に言う戦闘指揮官は女は穴が開いていて悲鳴を上げる奴ならなんでもいいと言うタイプだった
「お前も変わらんな、シー○様のお側にいてどうして……」
 美し過ぎるお二人が悪いのだと身分卑しい身の副長は責任を転嫁して見せる、だが……
「おかしいと思うんだよ……私は……艦長もミュース様も……」
 それはほんの小さな疑惑の種だった

その685
「えと……その……」
 艦長室まで走って来たまでは良いのだが、言葉が出ないのだ
「何をしていたのか?」
 振り向きもせずに艦長は怒りの言葉を投げかける
「えと……ご……ごめんなさい……」
 謝ってしまう、逃げ出したくても逃げられ無いのだから
「自分で自覚はあるんですな」
 艦長は後ろを向いたままだ
「御仕置きが必要だと……俺は思う」
 艦長はミュースの返事を待っているようだ
「は……はい……」
 だからミュースは肯定するしか無い
「じゃあ……まずは脱げ」
 着ているとも言えないようなシースルーの服でも無いよりましな代物も取り上げられるのだった
「え?」

その686
「早くしろと言っている!」
 ミュースの顔をつかみ上げると壁に押し付けるようにして怒鳴って見せる
「あ……ああ……ごめんなさい……」
 うろたえながら詫びを入れるミュースの顔は卑屈な奴隷そのものだった
「気に入らんなぁ」
 抵抗も無く部下に抱かれに行ったミュースも抱いた部下もだった
「そんな……」
 ミュースの必死さと言うものはいつの間にか処世術のようになっているのかもしれないのだ
「世界を正しきオーラで導くのは無理だな」
 諦めたように吐き捨てるのは何故だか自分でもわからないのだ
「いえ……お姉様なら」
 あの光景を目撃しても、自分にピアスを取付けたのがシー○自身だと言うのに
「信じているのか?」
 どんなに弱気になっている時でも、それだけは自信にみちた表情でミュースは返答するのかもしれない
「当然です」
 もう疑ったりしないと目が言っていた

その687
「バカが! 中の物はもう取り出してやらんから明日一日は入れておけ」
 艦長の表情は苦々しくもある
「え?……そんな」
 そして自分の事になったとたん弱気な顔を見せるのだ
「もうお前の心にはシー○しかいないのか? 親友やその母親を忘れたわけではあるまい」
 忘れはしない……そして目の前にいる艦長が一番に復讐したいのはそちらなのだと言う事も
「さて……何をしてやろうか?」
 そう、まだ艦長は何もしていないのだ
「今日の所は寝ておくか」
 信じられ無い言葉を聞いた気がした
「え?……仕置きは……」
 自分から聞いてしまうほどに
「なんだ、ものたりないのか?」
 ぶんぶんと顔をふる
「明日の朝にはわかる……今日は寝てしまえ、それに都に到着すれば寝る間も無く嬲られる事になるのだからな」
 恐ろしい未来予想図だったが、今は休める事の方が嬉しかった。



その688
「わぁ」
 歓喜の声も皆申し訳程度に
「外ね」
 長く脱出路を確保して来て、ようやく脱出がかなったのだ
「シー○様大丈夫ですか?」
 彼もシー○の身体に汚させないようにと心配している
「はい、急ぎましょういくら王家の道に繋いだとはいえ気付かれる可能性はあるのですから」
 王家を逃がす為に作られたルートの途中から合流したのだ、今その道を使える者はこの城にいない
「森のなかに抜ける……そのあとは」
 この後を説明しようとしてあかりが見えて来た
「まずは外へ……」
 皆がなにかを成し遂げた感じになっていた。

その689
「皆もこの森が気に入ったようで」
 外は昼だった
「これを」
 シー○に外套をかける
「あ?」
 そのさり気ない行動すらシー○には感動的である
「ここからは牝奴隷のふりはしなくてもいいのですからね」
 たしかにそうなのだと思うが、服を着るという事すら久し振りな行為に思える
「で……ありますね、首輪が取れたらと言った所でしょうか?」
 何処かで皮を切らなければ抜けそうも無い
「では……我々ア○国の潜入工作員が使う隠れ家に案内します、そこで首輪だって切れるかもしれませんし脱出する準備を整えましょう」
 すでに他の皆も散って集合の場所を目指していた

その690
「町では騒ぎになっていないようですね」
 彼等が脱出した事が騒ぎになってはいなかった
「ええ」
 シー○は顔が赤く高揚しているのがわかった
「どうしました?」
 この状況を何故に突然意識してしまうような事があろうとは
「いえ、別に……」
 奴隷をしているときに首輪を付けられ引き立てられるように歩かされたことはある、が
「風邪かもしれないですね、寒い格好をしていましたから」
 女王時代からこのような形で二人でエスコートされる事などは無かった
「こんな事を……喜んでしまうのですね……私という浅ましい女は……」
 相手には聞えない声……誰にも聞かせる事の無い声だった。

その691
「ここなの?」
 自分の国の中にある敵国の隠れ家に入る女王など他にはいないだろうとシー○も思う
「そうです、まだ他の連中は到着してないみたいですね」
 彼はそう言いながら奥へと状態を調べに入っていった
「ふう……私はどうしたらいいのだろう?」
 悩むのも充分な理由がある
「お腹……」
 育っている子供も、国を捨てねばならない状況も
「生きてる意味が……無くなっていくような」
 一人になると暗くなる、かつて持っていた自信はいつ無くしたのだろう
「首輪を外せるようなものは残ってないみたいですねぇ」
「そうですか、仕方ありませんね」
 だが人の前では強がってしまうのは女王の時代からの癖だった。

その692
 ドキン……
「まさか……」
 それは突如としてそこにあったわけだはない、入って来た時からそこにいてシー○が視界から無理矢理外していたもの
「脱出ように馬もいるようですね」
 その体格を感じればそれがなにかシー○にはすぐにわかった
「けっこういい毛並みですね」
 その馬を彼は気に入ったように撫でてから
「乗れるように多分鞍が向こうにありますから探して来ます」
 そうだ……彼は知らないはずだ
「やっぱり」
 視線を合せば、馬が這い付くばれと言っているようだ
「この馬が私の夫だなどと……誰が思うのでしょうね……」
 しかしア○国の中では常識とも言える
「1頭だけがここに……」
 身体が硬直して思うように動けない、馬に誘われるようにその前まで歩いて行く自分が信じられなかった
「もう、私はあなたの物ではありません……もう、開放されたのです」
 震える声での宣言は明日への覚悟だった、だが馬は動いた。

その693
 シュパッ
「きゃぁ」
 角を下から振り上げてコートの前を切り裂くような芸当をして見せる
「うそ……」
 そして、まるで足を開けと言わんばかりに鼻先をシー○の股間に近づける
「あ……」
 押されるようにシー○は後ずさる
「違うわ……もう私は……」
 シー○はその場に座り込んでしまう

その694
 情けないと自分でも思うのだ
「魂にまで……呪縛されてるのか……」
 馬は親しみを込めるように近づき
「あ……」
 視線の先に馬にかけられた、首輪が目に入る
「メモ?……」
 手を伸ばしそれを取る
「まさか……」
 それは兵長からシー○にあてたものだった

その695
『ここに辿り着いたな、やっぱりうちの国の捕虜をたらし込んで逃げ出したようだな、まあお前ならそうすると思っていたぞ。
 そして、覚えておくんだお前が俺の物だって事を、今更お綺麗なお姫様は出来やしないんだぜ、ましてやここまでお前を逃がしたものが全て人徳によって付いて来たとでも思っているのか? 仕込みというものがあるのさ、お前の身体を利用したいと思うのは皆同じだからな、貸出許可は出しておいてやったのさ。
 それとお前の旦那を1頭置いておいてやった、ちゃんと仲良くするんだぜ、俺はしばらく側に行けないがまあその身体一つあればお前は男をたらし込めるから元気にやっていろ、また連絡する』
 紙を持つ手が震えているのがわかる
「私の行動がわかると……言うの……」
 自分が当たり前のようにア○国の潜入拠点に逃げ込んでいること、自分の国に潜り込んで諜報活動する場所なのにも関らず
「私は、いつの間に女王としての職務を忘れたんだろう……どんなに辛くとも、どんなに裏切られても……進むべき道は光の中にあるべきなのに」
 人の上に立つべきものが裏切られたと嘆くのはおかしいのだ
「清濁すべて飲み込む覚悟はあったはずなのに……」
 王位をついだ時、それらを正しき道へと導く事を自らに課した使命としたはずだったのに
「いつから私は普通の女になったのだ」
 兵長はシー○を操る、それはこうやって時折浮上させる為の行動でもある。
「私は……」

その696
 ブルンッ
 目の前をその馬の男が強調するように通る、もうやる気なのだ
「う……」
 その圧倒的な質量がもたらす恐怖は浮上した士気を簡単にしぼませる
「あれを……誰かが狙っている」
 また、それを見世物にされるという事は、ましてやこの国にもそれを見たものがいる、今更女王になど戻れようはすもないのだ
「私は堕ちてしまっている……」
 そしてミュースにも……
「頑張ってくれている妹にまであんな目にあわせて、私何故命を永らえたもうか……」
 今にして思えば捕虜になってすぐ汚される前に死を選んでおけば、他に被害が飛び火する事も無かったのだ
「私が未練がましく命に執着したが故だ……私とは」
 今度は浮上出来そうもない所に思考が落ちて行く、一人でいると考えなくてもいい事を考えるし、明るい材料がないだけ陰にこもる
「生きて行く資格など無かったのだ……」
「そんなことはありませんよ……」
 彼の声だった

その697
 
その698

その699
 ゆっくりと座っているシー○の脇まで来ていたのだ
「あ」
 優しい微笑みを浮かべている彼はじっとシー○を見つめている
「シー○様は今では私達の希望なのだから……敵国の兵隊にまでそう思わせる、それも素晴らしいことだと思いますよ」
 そうでなければ敵の女王を秘密の活動拠点になど連れて来ないでしょ?と彼は続けた
「あ……ありがとう」
 そういう風には考えなかったとシー○は思う、それこそ自分に悪く考えてしまう癖が付いているようだった
「それにシー○様人徳は馬にまで届くらしい、気に入られているようですね」
 その一言がまたシー○を不安にする。
「う……」
 彼に知られたくないと思ってしまったのだ、彼はロバとまぐわされている所を慰めてくれた所為で最前線に送られたと
「どうしました?」
 だから、そのロバが死んだあと10頭もの馬と婚姻させられたあげく毎日抱かれていた事を知らないのだ
「いえ、何でもありません……」
 どうしても隠したいとシー○が思ってしまうのはシー○の中の少女の部分が悲鳴を上げているのだ。
「そうですか? 奥へ行きましょう……食料が残っていましたから、そして服もありましたから着替えたほうがいいですよ」
 彼の手を借りて立ち上がると馬を見ないようにシー○は奥へと歩を進めた。

その700
 疲れていたのだと理解する、食事にありつき何人かの仲間が帰って来たあとシー○は眠気を抑えきれずに
「先に……休ませてもらうわ」
 彼にそう告げてベッドになだれ込む
「お休み……」
 簡易式のものだがシー○はすぐに眠りの中に入る、その後も彼等は今後の事を検討している様子で話は深夜にまで及ぶのだった
「まだ辿り着いてないものはきっと自分用に隠れ家を確保していたのだろうなぁ」
 と言うような話から始まり、この場所は今だに機能していてきっと国のな仲間は諜報活動中なのだと言うことを確認した
「そいつらと連携出来るかな?」
 彼が不安に思うのはシー○をそいつらは担がないだろうという事だ
「難しいだろうな……俺達だけでの脱出になるな」
 そして明日には他の連中も集まるだろうからそれまでに脱出路を決めておこうと言うことになった。
「ここの鍵は閉めておいても、ここをまだ拠点に使ってる連中は開けられるんだよなぁ」
 また不安げにいながらも彼もまた眠りに就く、誰も彼もが疲れの中で睡眠を求めていたかのように見えた
「ようやく眠ったみたいだな……」
 そして兵士が二人入って来た……当然ア○国の兵装はしていないが
「よく寝てるな……」
 彼等の一人は真直ぐにシー○の所に、もう一人は馬を外へ連れ出した……

その701
 ガツッ
「付いて来てもらいましょうか?シー○様」
 シー○が目をさました瞬間には口は塞がれていた、そしてその声に聞き覚えがあったのだ
「見られたくないでしょ?彼に」
 疲れて眠っている彼の方を見せる
「さてまいりましょうか? 旦那様がお待ちですよ」
 その言葉がシー○に全てを理解させた
「彼も連れていきますか?」
 シー○は必死に首を振ってイヤイヤをする
「では」
 侵入者の声には覚えがある、ほとんど喋らなかった兵長の二人の部下だと。
 そして、シー○は再び城を脱出したした時出て来た森へと連れていかれた

その702
 ただ立たされた
「何を……せよと?」
 シー○は負けないようにしようとここまでにくる間に心を決める事が出来た
「知ってるだろ?」
 普段喋らずに兵長の言うことだけを聞いている兵だったが、きっと同じような責めが好きな存在らしかった
「旦那様がまいります」
 その裏側にある戦略性が兵長に及ぶかどうかだ
「痛み入る……」
 恭しく頭を下げて見せるのは、相手の出方を見てのことだ
「他に……」
 兵の言わんとしていることはわかった彼等二人以外に人の気配が森からは感じられる。
「あなたの好きな観客を集めておいたので存分にショーを見せてくれ、シー○様」
 もう一人の兵があの隠れ家にいた馬を引き連れて洗われると、人の気配が湧くのがわかる
「さあ、好きなだけ犯るといい」
「犯りたくないと、言ったら……」
 殺気が溢れた……

その703
 兵は近寄るとシー○の頬をつかむと捻り上げて
「破いちまっていいのか? あの男に知られるぜ?」
 もう片方の手を服の裾にかけている
「う……」
 自分の愚鈍を恨めしく思う、抵抗するならたしかにあの隠れ家でだった
「どうする?」
「脱ぐわ……」
 それしか今の状態では言いようが無いのかもしれない、自分の弱さは知られたくないと思ってしまう所だろうと察しはつくが
「じゃあさっさとしろ!」
 情けないと思いつつも今の服を破かれたくない思いで脱いでいく、ストリップに回りがざわつく……
「胸が大きくなったんじゃないか? そんなに色々と揉んでもらったのか?」
 ただ脱ぐだけなのに兵はそういってシー○を煽るのだ
「それとも……子供でも出来たか?それで乳が張るのじゃないか?」
 その言葉に隠れている者たちがざわめく
「!」
 シー○は気がついたのだ
「さあやってもらおうか?」
 ここには一緒に脱出して来た仲間達がいない事に……

その704
 口元がほころんでいるシー○に兵は怒ったように声を上げて
「膝まづけ!」
 片方の腕を捻り上げると無理矢理膝立ちにした
「痛……」
 それでもシー○には余裕がある
「無理矢理とは、私自身にさせるのでは無かったの?」
「ああ! やらしてやるぞ! おい」
 早速馬が目の前に連れて来られて
「股の下に入れてやる」
 捻られた腕を押さえつけられながら馬の腹の下へと連れて行かれる、そこにはいきり立った馬の男性がシー○に向けられ牡の匂いをたてていた。

その705
 バッシャッ……
 突如それは起こる、シー○がそれに触れた瞬間だった
「うぷ……」
 今まで我慢して来たものが一気に開放されたかのように馬はザーメンをシー○に向けて吐き出した
「もう……顔射してもらったのか」
 兵の言葉など聞こえない、後から後からその白濁の汚液はシー○に向けて飛び出し続けいつ終るのか知れない
「ん……」
 その中でシー○は放心しながらも何やら温かいものを感じる
『私を待っていたと言うのですか』
 その発想事態が兵長によって植付けられたものと考えながらも
『私が触れるまで我慢していたというのですか……』
 一人の女として狂っていることはわかっていた、だが目の前にいるのは寝食を伴にした夫だと……
「浮気……してなかったのか」
 そしてそう口に出してから、シー○は死にたいと考えた。

その706
「おらよ、零れちまうだろ」
 そう言いながら兵は水筒を出す
「覚えてるんだろ?」
 忘れもしない馬のザーメンを溜めさせられた、そして身体にかかったものが乾かないようにずっとかけられ続けたのだから
「そうあれさ」
 シー○がわかってるようなので納得してわたす
「安心しな、今度はかけたりしないからよ、これにいっぱい溜めといて普段のお前の食事にするんだよ」
 自分が何を食べて生きなければいけないか思い出せと兵の顔は言っていた
「嫌です……」
 もうあんな生活には戻りたくないシー○はそう思う。
「だが、ここまで一途にお前を想っていた旦那を愛おしい考えたばかりじゃねえのか?」
 見透かしたような事を言うその瞳が兵長に睨まれているかのような錯覚にシー○は落ちいっていた。

その707
「じゃあ、まずは準備だ」
 一人の兵がシー○を前倒しにすると
「これが何だかわかるいかな?」
 もう一人が丸薬を取り出していた
「?……」
 シー○の返事など待たずに
「これはベルテ茸を煮詰めて作った薬だよ」
 聞き覚えのある茸の名前だった
「うそ……」
 シー○の反応に納得したように
「そう、地上人の技術で表面をコーティングしてあるけどな」
 それは飴玉のように見えた

その708
 むにゅ、すにゅ
 まずは一個づつが挿入される
「あ……ん?」
 あの刺激が来ない事にシー○は不思議そうに顔を上げる
「何だ物足りないのか? 言ったろコーティングしてあるって」
 ベルテ茸は血流を早くする為の薬を作る原材料ではある、だがぞれの胞子は女性を色情狂に変えるほどに身体を敏感にする
「つまり?」
 それを煮詰めて作った薬にはそれに倍する効果がある
「人の体温でコーティングは溶けるより身体の奥で薬の効果をもたらす為さ」
 何という酷い事を言うのだろう
「そんな……」
 シー○の反応に満足したのか更に丸薬を沈めて行く
「いくつ入るかな? 子宮には子供がいるから前はそんなに入らないのかな?」
 歌うように丸薬を埋めていく兵は楽しそうだ。
「ぐ……そんなに……」
 うろたえるシー○を安心させるように説明をする
「大丈夫溶けると言ってもかなりの時間を必要とするんだ、明日か明後日か? いつ溶けるかはよくわからん」
 どこも安心出来る話しでは無かったのだ。

その709
 ズン!
 回りで隠れて見ていた男達も一斉に股間の分身を露出しながらシー○を取り囲んだ
「ここからがゲームなのさ」
 シー○には兵の意図がちょっと理解出来ない
「何を?」
 質問をしようとして思いいたる
「誰のチンポでその丸薬のコーティングを壊すかのね」
 ここにいる全員がやると言っているのだ
「どうぞ、何を言ったことろでやるのでしょう?」
 シー○もまた必死に平静を保つ、ベルテ茸の薬が体内に入ればそれどころでは無くなる
「よし、ではさせてもらおう」
 兵の合図に回りが動いた

その710
「すごい技術だな」
 一度に5人がシー○に取り付いていた。
「何がゲームなのかと言うとさっき入れたやつはけっこう衝撃には弱くてよぉ 中で誰が最初に壊すかってゲームさ」
 シー○は言葉を聞いているのかいないのか、よくわからないままに翻弄されている
「しかし、薬が無くてもここまで身体が行っちまうんじゃ、誰が壊したかわかんないなぁ」
 茶化してるが目は笑ってない、ベルテ茸の効果のほどはよく知っているようだった
「あはははは……どっちにしろあまりはめは外すなよ、明日になって帰ったあとに色っぽ過ぎるとバレるからな」
 シー○は男が入れ代わる度に手を動かし腰をゆすり、性奴として扱われていた時に無理矢理身に付けさせられた技術を駆使していた。
「怖いらしい……」

その711
 ドサッ……
 すでに一人最低でも2回はシー○の身体の何処かにザーメンを吹き掛けていた
「ふう……いい気持ちだったぜ」
「ああ、これで女王かよ、この国はどうなってるんだかな?」
 シー○も久し振りの輪姦に股間をザーメンで溢れさせながら意識を飛ばしていた
「誰も割れなかったって事か?」
 あたりを見渡しながら兵がいった
「尻の穴のは奥へ奥へと行っちまうから仕方ないとして、前のには何とかしたかった所だな?」
 少しも残念そうでは無い様子でそう言っている
「まあ、これでいつ発情するかわからない時限式の爆弾を仕込んだようなものだ……」
 嬉しそうではあるが
「何言ってるんだよ、ここでひいちゃ兵長殿にどやされるってものだ」
 次の手があると彼は言った。

その712
 グイッ
「さて起き上がってもらわないとな」
「あぐ……あぶ……」
 朦朧とした表情のままシー○は起き上がれなかった
「まだまだ、やる事があるからよ、シー○様」
 シー○の鼻先に気付け薬をかがす
「あ……」
「気がついたか? 次はなぁ……」
 シー○は視線の先にあるものを見て表情を強ばらせた。
「さて……」

その713
 ガシッとシー○を四つん這いの状態で担ぎあげると
「ほらしっかりしろ」
 シー○は逃げようにも腰が抜けるような状態で動くに動けなかった
「やぁ」
 シー○は首を振る事しか出来ないように左右から固定されてしまった。
「しかしシー○様これだけ乱れるとベルテ茸の薬が割れたのかわかんないな?」
 一人の兵がそういうと
「いやいや、もともと淫乱とはいえあの薬の効果が表れれば意識が無くなってるはずだ」
 そう言えばそうだと頷きあう
「よし!来い!」
 兵は背後で待機しているそれに合図を送った。

その714
 ドスンッ
あ!
 兵は咄嗟に飛びのき
「あとは大丈夫みたいですね、慣れたものでしょうし」
 その様子を見物する為に回りにギャラリーを集める
「夫婦の営みですが見してもらいましょうなぁ」
 パキャパキャ……
 丸薬のコーティングが砕ける音がシー○の耳に反響した
「あああ……ああああああああああ……いやぁ……こんな……来るぅ……」
 兵達の見守る中シー○の顔が赤く高揚していく。
「やっぱり旦那が一番いいらしい」

その715
 ドスンッドスンッ
 ズルリ……
 馬が下半身を突き出すたびにシー○の身体が前に動かされる
「あぐ……あぐん!」
 ベルテ茸の効果は絶大で見ているものにもすぐにわかる
「おもらししてる様ですよ、シー○様」
 股間からあふれ出るそれはおしっこで無い事が誰の目にも明らかだった。
「ああ……やめ……おねが……駄目……とめて……あああ……く……来ちゃう……いやぁ……私ちが……違う……私はぁ……はぁあああああああああああああああああああ……」
 馬の腹の下で全身をガクンガクンと痙攣させて上り詰めた
「こんな……もう……あぶ……いや……わからなくなる……いやぁああ……こんなこと……あああ……はぁは……あうん……」
 そして、そのまま静まることも無くまたさらに快感の中に身を置かれるのだ。
「すげぇ……」
 誰かがそう呟いた。

その716
 ガツンガツンと馬が身体をゆする、シー○は振りほどかれまいとする様にしがみ付いて
「あああああ……やぁあああ……はぁはぁはぁ……ああああぁ……いくのやぁ…………ゆるし……ダメデェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ」
 ボタボタと股間から溢れる淫液はシー○をより猥らに見せていた
「困ったものだな」
 兵としてもここまでのモノとは思っていなかったらしく苦笑するしかない
「あああ……また……いあぁ……あう……あああ……あああああああああああああああ……あぐん……」
 自分から求めるシー○を見る事になるとは想像してなかったらしい
「まずいな……」
 その様子はある種の不安をあおるのだ
「狂ったりしねえだろうな?……」
 異変などは簡単に起こるものなのだから。
「おい……あれ」
 シー○の股間は血を流していた……

その717
 揺さぶられながらイきまくるシー○は壮絶な美しさがあると見ていた者達は思う
「…………」
 大きく開いた口からは声は出ないでヒューヒューと息が通るだけである
「しかし、久しぶりだとあれだけ濡れていても出血が酷いな」
 兵の言葉にもう一人が頷く
「ああいった美味さは兵長殿には叶わんか」
 自分達の責めの加減と言うラインで反省がある
「骨接ぎ蟲は……まだ用意して無いよな」
 不安が先の心配をさせるのだ
「ああ、用意させよう」
 そしてシー○の意識が馬の射精に合せて激しい痙攣の後にブラックアウトしたのを確認したあと
「良し、今日はここまでだ、また明日集まってくれ!」
 回りの男達に声をかけると、馬から引き離すことにした。

その718
 バシャーーーーーーーーー
 その出血は一瞬兵達を慌てさせ、その顔色を青くさせた
「おい!」
 シー○の股間から溢れ出たのは馬の精液と血液とそして……胎児だったものの破片だった
「腹ん中の子供を殺しちまったのか」
 いわれなくても結果は同じだ
「馬のあれで子宮まで付き込めば結果は見えていたかな?」
 やり過ぎたとおもうの一瞬だった
「起こしてやらないといけないな、なにせ自分の快楽の為に腹の子供を殺したんだから」
 そういうと一人がシー○の頬を叩く
「お前兵長殿に似て来たな」
 一人がその非情さに呟く
「何言ってるんだこいつが快楽に負けて自分でやった事じゃないか?」
 全ては快楽に負け、馬と最後まで番ったシーラの所為だというのだ
「怖いな、お前も……」
「ん……」
 ゆっくりとシー○が意識を取り戻そうとしていた
「しかし……可哀想にな……人間だったみたいじゃないか、腹の中味は」
 そしてその子は死んだのだ。

その719
 頭をゆすりながらシー○は上半身を起こした
「起きたな」
 兵の一人が血まみれの中から何かを拾っていた
「可哀想な事をしやがって」
 それはまだ小さいながらも手の形をしていた
「殺しちまったんだぜ? 腹ん中にいた子供をよ」
 それをシー○の目の前にかざす
「!」
 それが理解出来ないシー○ではない、ベルテ茸の効用で熱くなった身体がまるで冷水を浴びせられたように一瞬で冷たくなるのが理解出来る
「人間だったみたいだな、まあ関係ないか?」
 その手をシー○の前でふらふらと揺らす
「まったく、聖女王ってのは自分の快楽の為には他の何者をも犠牲にするものらしいなぁ」
 言葉とは時に凶器なのだ、しかも弱ったものには的確に響くように出来ている
「そ……んな……」
 呆然となっていた、思考が混乱して何を考えようとしているのかシー○にもわからない、ただただ悔恨だけが頭の中にある
「まあ、殺したかったんだよな、誰の子かもわからない子供をよ……ましてや人間の子じゃないかも知れなかったからなぁ」
 ふるふると頭を振って見せたのは兵の言葉を否定しようとしてのことでは無かった
「ちが……こん……な……の……ホントじゃ……な……」
 今目の前にある全てを否定したかったのだ

その720
 コプッ……
「吐きやがった」
 シー○は胃の内容物を戻した、それは先程男達に飲まされた精液ばかりではあったが
「うえ…………えう…………け……っ……」
 おさえようとして添えた指の間から胸に広がり腹部を伝って血を白く汚す
「折角、たらし込んだ男達も自分の性欲で子供を殺すような女を自分達の統領には迎えたくねえんじゃ無いのか?」
 シー○の様子などお構いなしで一人は喋り続けていた
「おい、聞こえてねえよ」
 もう一人がそういうと
「世話の焼けるお姫様だ」
 パン!
 頬をおもい切りはって自分の方を向かせる
「安心しろ、また子供ならいくらでも作ってやる」
 子種がどんどん出て来る薬と言うのもあるのだと彼は続ける
「だから、孕むつもりで明日からはみんなと犯るんだぜ」
 そのみんなの中に人間が入っていない事をシー○は知らない。
「も……いや…………こんなの……違うわ……こんなの……」
 だがシー○はまだ怯えていた

その721
「薬を入れて、栓をしとかないとな」
 怯えるシー○を無理矢理股を開かせて
「これを奥に入れるぜ」
 ベルテ茸の丸薬を押し込んでいく
「傷は痛むかもしれないが、それに付いてはすぐに骨接ぎ蟲を用意させるからよ安心しな、そしてさっさと直して子供作らないと怪しまれるぜ」
 シー○の状態を少しでも不安定にしておく為に兵は軽口を叩き続ける
「さて……日も昇るし、さっさとしようぜ」
 もう一人がそういうと
「おう!これで終いだ」
 ズブッ!
 かつて何度も付けられたオ○ラ力で微振動するバイブだった
「これで血が流れないですむ……一日くらいは馬鹿共を騙せるだろう」
 その間何でも無かった振りをしていろと言うのだ……

その722
「いい具合だな」
 服を着せて立ち上がらせると
「まくってみろ」
 スカートをまくらせて
「ちゃんと入ってるな」
 そこをぐりぐりと刺激した後
「帰ろうぜ女王様」
 シー○は隠れ家へと戻された

その723
「シー○様脱出に付いては早いうちに手筈が整います」
 寝不足の上に胎内の丸薬が溶け出してシー○の身体を熱くしていた
「はい……」
 返事も虚ろになる
「具合でも悪いのでは」
 心配して覗き込む彼の目と視線を会わせる事が今のシー○には出来なかった
「何でも無いのです」
 シー○は必死だった、子供が流れた事も今の状況も隠そうと一度思ってしまったが故に
「休んで下さい、脱出行は厳しいものになりましょうから今のうちに少しでも体力を温存して下さい」
 優しさがよけいに後ろめたいのだ。
「そうさせて頂く……」
 気が付いて楽にして欲しいとも思う、それが何に対する逃げなのか今のシー○には考え付かない
「あとは頼む……」
 ただ、恐怖と言う感情が今のシー○を支配しているのかも知れなかった。



その724
「到着ですね」
 馬車から降りて1歩づつ城へと歩き出すエ○の背後から兵長が大きな鞄を持って続く
「ええ……」
 この国に入る前に城には連絡をいれていた、迎えのものが前に出ているはずであった
「さて……どこに居るのでしょうね?」
 別段困った様子も無く兵長はエ○の尻を眺めていた
「大丈夫です……出ているはずです」
 問題はどうやって対ア○国への戦争に協力を取り付けるかだからだ
「今度も馬に協力してもらうか?あのシー○様の旦那様によ」
 なん聞かされても信じられないでいる
「俺がやっても良いけどよ、たしかここの国も実権は奥方が握っていて王は政治向きにも戦争にも興味が無いそうじゃないか?」
 前もそうだったかが兵長はやけに詳しかった
「詳しくは……わかりません」
 交渉をしようと言うのにエ○自身はそのての情報を把握できていない、その為の担当もいたのだが兵長に殺されていた。
「私に任せておけば良いのですよ」
 そしてこの往来でエ○の嬲りでもと兵長の手が動きかけた所で
「お待ちしておりました、エ○様遠路はるばるようこそ」
 女性の声が聞こえた

その725
「はい、よしなに」
 エ○が正式な訪問ではないと言いながら恭しく頭を下げて見せる
「御供が一人でとは、よほどのことですね」
 わかりきった事を言うのはア○国が怖いからだろう
「ええ……おさっしの通りです」
 夫人はエ○を通すとそのまま護衛のふりをしている兵長を見た所で動きが止まる
「そんな……」
 兵長がニヤニヤとその視線を向ける
「こんな所で領主夫人とは……世の中わからないものだな」
 耳打ちしてエ○を追う
「…………」
 夫人は悪夢を見るような視線を兵長に向けていた。