「行ける訳が無いわ! この格好で外なんて」 美砂が足を踏ん張ると三点を無理矢理引っ張るように室外へ 「まあ、行きたい所があったのではないか?」 男が美砂を連れて歩く、学園祭中の男子校で異様な雰囲気を醸し出す 「うそ……うそでしょ」 しかし、誰も止めないのだ 「こっちだよ」 外へと向かう…… 「そっちは……うそ、ダメよ」 そこは今日、絶対にいけない場所だった。