『信じられない……』
 彼が目の前で自分を待っているというのに声をかけるどころか声をかけることすら出来ないなんて
「よく出来たブロンズ製の人形だ」
 その場にいる人を前にこんな格好にしてくれた男は呼び込みのようなことをはじめる
『うそぉ』
 彼もよって来てまじまじと美砂を見ている
「この学校で開発した新素材なので実はブロンズじゃないのです」
 わけがわからない
「実はここだけの話、人と同じように可変できる新素材でして」
 美砂の足を思い切り上に引き上げると股間が衆目に晒される
「ひぃ!」