「なんだ今の?」
 美砂が悲鳴をのどに引っ掛けたような声を出してしまったから
「いやなに、間接部が悲鳴を上げるのです」
 口では適当なごまかしを言いながら手を動かす男は教室で一度美砂をそう吊るしたような格好に固定して
『いやぁああ! 彼が……彼がぁ』
 彼の視線が何所に向けられているかわかってしまった、彼だけではなくすべての集まっている者たちが
「ここもちゃんと作ってあるぜ!」
 男はまるで見せびらかすように美砂が隠しておきたいところをいちいち広げてはテープで固定する
「一回千円だ!」
 アナルに値札を差し込んで商品展示が終わった。
「おいおい、テストしたいのなら千円は暴利だろう!」
 目撃していた一人の生徒が声を上げる
「それはそうだな、じゃあ一回百円だ!」
 一気に十分の一になったことで我先にその広げられたところに肉の凶器を突き込み始めた、そこがピンクの肉色をしていることなど誰も気にしていなかった。