その男を皮切りに外には列ができるほどに並んでいた
「はぁ また図書館を使わせてもらうよ」
 彼らは口々にそういいながらのどかの身体を通り抜けていった。
「あ……あああ……あぁ……ぁぁぁ……」
 もう何が起こっているのか理解できない状態だった
「わたし……備品……ここで……ずっといる図書館の……備品……」
 のどかは夕映を助ける前に自分を助けることが出来ない状態になっていた……