「夏美ねえちゃん!」
 小太郎が帰ってきた時には夏美は放置されて、そして呆然と部屋の中央で座っていた
「なんで……」
 ゆっくりと小太郎を見る夏美の目には力がなかった
「あ……おかえり……遅かったねぇ」