──小島有希(5)── 作:SYARA
有希は、一種のショック症状に陥っていた。
一切の抵抗を止め──いや、忘れてしまったように、ピクリとも動かない。
ひとしきり叫んで暴れた後、どうしようもない事態を悟って、有希は現実から逃避したのだ。
「助けて……お兄ちゃん……」
だが……甘い。
僕のやろうとしている調教は、まだまだこんなものではない。
いくら心を閉ざしても、身体は快感に反応するものだ。まずは有希の身体に、イヤと言うほど甘美なる女の悦びを教えてやるのだ。
再び耳元を筆で撫でてやると、有希は「ひゃぁっ!?」という叫びとともに我に返った。同時に、瞳に理性の光がよみがえる。
「どうだい有希、今の気分は?」
「……変態……!!」
有希は、涙をためた眼でキッと僕を睨み返した。が、そんな表情は単に僕を喜ばせるだけだ。
「それを言うならキミもだよ、有希。ほぉら、カメラの前でこんなに濡らして……」
「……い……い、いやぁあっ!!!」
僕はそう言い、カメラを有希のワレメの目の前まで近づけた。
有希は、カメラから逃げようとするかのように暴れ、全身の拘束具をギシギシと鳴らす。
「まだ触られてもいないのに、こんなにイヤらしいオツユを流して……」
「やぁっ、やめて、やめて、やめてぇぇっ!!!」
再び言葉で羞恥を煽られ、有希は泣きじゃくって僕の言葉を遮った。
だがそれでも、僕はその手を緩めない。
「さあ、みんなに有希の弱点を見せてあげようね……まずは、太腿の外側だ……」
僕は再びカメラを三脚に戻し、筆先で左右の太腿の外側を撫で始める。
「……っ!!」
有希の身体がぴくり、と震えた。
「次に、脇腹……」
「はっ……くぅ……」
「そして、脇の下……」
「ふぅぅっ!!……うぅ……」
僕は言葉の通りに、有希の各部位を丁寧に丁寧に愛撫してやった。
「さらに、首筋」
「きゃはぁっ!! やっ、やめてぇ!!」
有希は、悲鳴をあげてもがきはじめる。
「うーん、いい反応だねぇ。じゃあ次は、有希の可愛いお耳だ……」
「やぁっ、やめっ……きゃああっ!! やだぁっ!! やめてぇーーーっ!!!」
耳を筆でくすぐり、軽く噛んでやった。
「はぅ……っ!!!」
有希は全身をぶるぶると震わせて、ぎゅっと目を閉じている。絶頂の兆候だった。
こうも早く、絶頂が訪れるとは──
僕はにやりと笑い、有希に言い放った。
「さあ、有希がイクところをちゃぁんとビデオに残しておこうねぇ」
そう言い、僕は有希の耳をべろりと舐めた。有希の身体が、思わぬの刺激にびくんと跳ね上がる。
「……っ!!!」
そのまま耳の穴の中まで舌を差し入れ、更に筆先と指先でこちょこちょと両方の乳首をくすぐってやる。
有希は、身体全体をがくがくと震わせながら叫んでいた。
「ヤだ! イヤだ!! いっ…………いやぁぁあああああああーーーーーーーっ!!!!」
びく、びくびく、びくん……
おこりのように、全身を緊張させて痙攣する身体。
有希は、とうとうカメラの前でイッてしまったのだ。
「……はっ……あぐ…………」
がくがくがく、と身体は絶頂の痙攣を続ける。──しかし、まだ僕は筆を止めなかった。
涙を流しながら震える有希の脇の下を、更に撫で上げてやる。
「や……やだ、まだ……あ!!!」
有希は引きつった表情で僕を見返す。僕はそれに微笑みで返してやった。
「さあ、もっともっと気持ち良くしてあげるからね」
「やめ、やめてぇ、ああっ…………ぁぁああああああああっ!!!!!」
再び耳を舐められ、乳首を筆先で玩ばれ、あっけなく有希は二度目の絶頂を迎えてしまう。
「まだまだ……」
「ひぃ……ぃ?」
がくんがくんがくん、と身体全体を震わせながら、有希はかすかに疑問符を顔に浮かべた。
しかし、首筋から脇の下をすぅっと撫でられ、三度絶頂に舞い上げられてしまう。
「ぎ、ぃ……っ!!! い………………っ!!!!」
びくびくびくびくっ!!!
痙攣する全身。もはや有希の身体は、全身が性感帯になってしまっていた。
性感帯への丹念な筆の動きは、今の有希には絶頂に到るに充分な刺激になっているのだ。
ふと僕は、有希のお腹と太腿が、不自然に緊張しているのが分かった。──これは、絶頂の動きではない。
覚えがある。こういう筋肉の引き攣れ方をする時は──。
有希をここに連れて来てから既に半日以上が経っている。そろそろだ、と思うのは不自然ではないだろう。
僕は、ニヤリと笑って有希の耳に告げた。
「いい表情だよ……じゃあ、今度は有希がおしっこするところを見せちゃおうか」
「え……!?」
有希はびくりと震え、恐怖を含んだ視線で僕を見る。
「隠したってダメだよ。有希がもうしたくなっちゃってるのは、分かってるんだから」
「う、嘘よっ! 嘘ですっ!!」
必死に否定する表情が、たまらなく可愛い。
「嘘かどうかは、試せば分かるよ……」
「え、や、やぁっ!!!」
僕は特製の刺激棒を取り出し、有希のアソコに近づけた。
太さ2ミリほどのピアノ線の先端に直径3ミリほどのプラスチック球を接着させた自慢作だ。
そのいやらしい形状に、有希の恐怖の視線が絡みつく。
「ほぉら、いくよ……!」
つぷ……
「あ、あ、あぁっ!!!」
未だに絶頂のわななきを続けている有希の秘肉は、刺激棒の侵入をあっさりと許してしまった。
刺激棒はつ、つ、と有希の尿道口にすべり込み、一方で絵筆がこちょこちょとピンク色の秘肉をかき混ぜ始める。
「やぁっ、やぁぁぁっ!!! ……入って、はいってきちゃ……」
「ほぉら、ほら……」
こちょこちょこちょ……
「あ……あぁ……」
つつ、つん、つつ、つん……
「うふぅ、う、ぅ……」
先端のプラスチック球は、有希の尿管をこじ広げるように刺激していた。
有希は必死に下腹の筋肉に力を入れていたが、刺激棒はその緊張をあっけなくほぐしてしまう。
「あぁっ、あぁ、あぁ、ぁ……」
1,2センチのグラインドで出し入れしてやるだけで、有希の下腹部はぶるぶると震え始めていた。
「うぅぅ、やだぁ、こんなのやだぁぁぁ……あぁぁぁ……」
尿管の内部を刺激される、という、想像もしなかった妖しい刺激に、有希は混乱しているようだった。
痛さでも快感でもなく、ただ痒みに似たような、体内に侵入されているという圧倒的な存在感、不可侵を犯されるおぞましい感触──有希が今苛まれているのは、そんな感覚の奔流であるはずだ。
無論そんな場所を刺激されるのは初めてなのだろう、有希の抵抗はあっけなく限界を迎えてしまった。
「あぁ、あぁ、あぁ……あ!!!」
我慢に我慢を重ねた状態で、しかも身体は絶頂の真っ只中にいるのだ。抵抗など長続きがするはずが無い。
「だ……だめぇ、もうだめぇ、で……出ちゃう、出ちゃうぅ……」
くしゅくしゅくしゅ……くりっ、くりっ!
「ほぉら、出しちゃえ、出しちゃえ!」
僕は有希のおしっこの穴にグラインドを速め、また力を入れて奥まで差し込んでやる。
有希のお腹がぴく、ぴくく、と引き攣れ、次にはぶるぶるぶるっ、と身体を震わせた。
(頃合だ──)
僕はきゅっ、と刺激棒を最奥まで差し込んだ後、一気に力を入れて抜き取ってやる。
「あ……!!!」
がくがくがく、と身体を痙攣させ、有希の最後の抵抗が終わった。
「ああああああ………………ぁ……あ、ああああああああああああっ!!!!」
ぷしゃぁぁぁぁぁぁ……
有希の身体は、とうとう決壊してしまった。地下室の床に向かって、美しい金色の放物線が描かれていく。
「凄い……有希のおしっこだ……」
「み……見ないで……見ないでよぉ……」
一度決壊してしまった尿道口は壊れたように閉まらずに、本人の意思を無視して放尿を続けていた。
「さぁ……思い切りアップで撮ってあげるね……」
僕は再びカメラを三脚から外し、放尿を続ける有希のアソコに近づけていく。
「いやぁぁ……お願い、やめてぇ……」
涙目で訴える有希。その壊れそうな表情もしっかりとアップで撮ってから、僕はその場所をフレームいっぱいに捉えた。
「ほぉら、これが有希のおしっこだよぉ」
「いやぁぁぁぁぁぁ…………」
数センチにまでレンズを近づけ、金色を吐き出し続ける尿道口をフィルムに収めていく。
「こんな処から出てるんだねぇ……みんな、しっかり覚えておこうね」
「うぅぅ……」
僕はこのチャンスに、出来るだけ屈辱的な言葉を掛けて有希の羞恥を極限まで煽るつもりだった。
「ほら、おしっこを出しているのに、まだイッちゃった余韻が残っているから、おしっこのラインもぴくぴく動いてる」
「やめ……て……」
僕の目論見通りに、有希は言葉の責めに反応して身をよじらせていく。
「ほぉら、ずいぶんと溜め込んでいたんだねぇ……全然勢いが衰えないよ」
「やめてよぉ……」
有希は力無く、つぶやくように哀願した。
「どぉれ、じゃあこの膨らんでるクリちゃんを弄るとどうなるかなぁ?」
「ひっ……!?」
僕は有希の視線の中、膨らみかけて包皮から先っぽを出している薄ピンク色のクリトリスを……摘んだ。
くりっ、くりくりくりくり……
「やめてぇっ……いや、いや、いやぁぁあああーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
有希はそれだけで、イッてしまった。
びく、びくびく、と動く度に、金色のラインもぴゅる、ぴゅると途切れて飛んでいく。
「なるほどぉ。おしっこしてる途中でイッちゃうとこうなるんだね」
「ううぅ……お兄ちゃん、助けてぇ……助けてよぉ……」
有希は逆らう事も忘れ、放心状態で勢いを失った尿を垂れ流していた。
◇
「うん、良い絵が撮れたよ。ありがとうね、有希」
「…………」
有希は返事をする気力もないようだ。計画は順調に進んでいる──僕はにやりと笑いながら、いきなり有希のアソコに口をつけた。
ずちゅっ、ずちゅーーー。
「ひ!? ひぃああああっ!! やだ、やだ、やめてぇ、きたな……汚いよぉ……」
突然の刺激に、再び有希の意識が戻る。だがそれは、有希を更に追い込んでいく事になってしまった。
ずちゅる、るり、きゅぷ、ちゅぅーー……
「や……めて、ぅ……きもち、悪い……よぉ」
「……本当にそうかな?」
そう言い、僕は再び有希の秘肉に吸い付く。
今度は、ふくらみ始めているクリトリスをいじめてやった。
舌先で転がし、舌の腹で擦り、唇で吸い上げてやる。
くり、くりり、きゅっ、きゅっ、きゅっ……。
「い、や……ぁ…………う……うああああああっ!!!!!」
有希はあっさりと絶頂を迎えてしまった。彼女の身体には、もうすっかりイキ癖がついてしまっていたのだ。ほんの小さな刺激にも、今の有希は過激に反応するだろう。
ぼくはそのまま有希の秘肉を味わい、攻め続けた。
ちゅうぅ、きゅる、ちゅるる、ざらり、ざらり、ざらり……
「はっ!!……あっ!!!……あぁぁっ!!!ああああああああーーーーーっ!!!!」
有希は再び、絶頂の渦に巻き込まれていく。
「あ・ああああっ、ああああああああああああ!!!!!…………あ、いやぁっ、もういやぁぁぁっ、うぁぁぁああああああーーーーっ!!!!!…………やっ、やめっ、い、い……ぃぃぃいいいいやぁあああああああーーーーーーーーーっ!!!!!!」
絶頂のめくるめく快感と苦痛の中、次の絶頂が、さらに次の絶頂が──立て続けに有希を襲っていた。
腰も固定されて動けない有希は、どうしようもなく、何度も何度も、僕の舌技を刻み込まれてイキ狂う。
「…………っ!!!! ………………っ!!!!! ……………………!!!!!!」
がくんがくんがくん、と、有希の身体は壊れたオモチャのように痙攣し続けていた。
大きく咲き開いた有希の花びらの奥からは、こぽ、こぽり、と、痙攣の度に白濁した愛液が湧き出ている。
──それでも僕は、有希が失神するまで、決して攻め手を緩めなかった。
「は…………ぁ……………………」
やがて完全に失神してしまった有希を、僕は改めてカメラに収めた。
アソコのどアップを撮る。白濁した愛液に尿が混じり、無垢な色合いの秘肉を淫靡に飾り立てていた。
「くっくっく……可愛いねぇ、有希……こうしてどんどん僕の所有物(モノ)になっていくんだ……」
最後に映った有希の顔は呆然とした表情で、見開いた目に涙をたたえていた。
もちょっとつづく