「すげぇ……」
 ポッカリ空いた肛門とその中でヌラヌラと光る腸壁に見とれてしまう一同。
「はぁ、はぁ、はぁ…………」
 風花も全身の力が抜け、膝まづいたまま頭を壁に預けていた。
「話には聞いてたけど、全然臭いしないんだな。」
「あぁ、色も透明……だな。」
「どうなってるんだ、コレ」

「へ…………な、に……」
 意識が朦朧としている風花は現状を把握できてはいない。

「ふーかちゃんはケツ穴でセックスする身体になったってことだよ!」
「なによそれ……ハァ……どういうこと……」

「昨日保健室で聞いたんだよね。オレ達5人の精液でふーかちゃんのケツにいる蟲が変化してたんだって。で、その蟲がふーかちゃんの食べた物をスライムっていうか、ローションにしちゃうんだって! しかもケツ穴の感度も上がってるらしいからふーかちゃんも楽しめるよ。やったね!!」
「はぁ? なんだそれ」
「でもザンギャック様の言うことだぜ。不可能なんてないだろ。」
 風花の疑問も無視するように笑顔で説明する竹島。天然パーマの頭が左右に揺れる。
「それは間違いないな!」杉田が眼鏡を光らせて言う。
「ザンギャック様は絶対だ。」
「だろ?杉田クン分かってる〜」
竹島が杉田の肩を抱く。
「でさ」視線が風花に向く。
「ふーかちゃん、今朝はウンチ出た?」
「何でアンタに言わなきゃいけないのよっ!」
「おお、怖い。さっきの『はぁん』ってな可愛い声出せよ。ま、この卵を見れば一目瞭然だけどな。」
タッパーから粘液まみれの卵を見せつける。